JPH0746717Y2 - グリルシャッター - Google Patents

グリルシャッター

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JPH0746717Y2
JPH0746717Y2 JP1988128722U JP12872288U JPH0746717Y2 JP H0746717 Y2 JPH0746717 Y2 JP H0746717Y2 JP 1988128722 U JP1988128722 U JP 1988128722U JP 12872288 U JP12872288 U JP 12872288U JP H0746717 Y2 JPH0746717 Y2 JP H0746717Y2
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JP
Japan
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bar
shutter curtain
shutter
lintel
grill
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Application number
JP1988128722U
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English (en)
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JPH0249497U (ja
Inventor
弘 神原
富昌 安達
毅陸 武部
Original Assignee
東洋シヤッター株式会社
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Publication date
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上下に多数本のバーをリンクで連結した屈曲
自在なシャッターカーテンを、まぐさ部の上部空間に巻
き取り並びに巻き戻し自在に巻装したグリルシャッター
の改良技術に関する。
〔従来の技術〕
上記のグリルシャッターにおけるシャッターカーテン
は、構造面から比較的軽量である上、構成的にバーを握
り易くなっており、しかも、前記まぐさ部の上部空間に
おいて屈曲が自在である。
而して、全閉状態にあるシャッターカーテンの前記バー
を握ってこれに上方への力を加えると、該シャッターカ
ーテンの上部側が前記まぐさ部の上部空間内で折り畳ま
れるように屈曲しつつシャッターカーテンの全体が持ち
上げられ、グリルシャッターが開放されることがあっ
た。
そこで、実公昭63-9759号公報に見られ且つ第12図にも
示すように、まぐさ部21の上部に夫々斜め下向きの切欠
tが形成された係合部材22,22を互いに対向させて設け
て、シャッターカーテン23が無理に持ち上げられた際
に、前記まぐさ部21の上部空間で屈曲するシャッターカ
ーテン上部側のバー24を、前記対向配置された係合部材
22,22の何れかの前記切欠tに食い込ませることで、そ
れ以上にシャッターカーテン23を開放させないようにす
る装置が提案されるに至っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のシャッターカーテン23は、全閉状
態において側面視ほゞ直線状を呈するように自重力で垂
下しており、而して、当該シャッターカーテン23を一気
に持ち上げた際にほゞ直線状を維持する静止慣性が勝っ
て、該シャッターカーテン23は屈曲することなく直線状
のまま持ち上げられ、その後シャッターカーテン23が屈
曲して、ここで始めて前記バー24が切欠tに食い込む事
態が見られ、あるいは、シャッターカーテン23の持ち上
げに伴って該シャッターカーテン23が屈曲したとして
も、やはり静止慣性のために該シャッターカーテン23の
屈曲が緩速に行われることで、前記切欠tに対するバー
24の食い込みが遅れ勝ちになり、若しくはシャッターカ
ーテン23が切欠tに食い込まない方向に屈曲することも
あり、何れにしても、前記シャッターカーテン23が大き
く開放されて後に当該シャッターカーテン23の開放が防
止されるものであって、防犯面で万全を期し難いもので
あった。
本考案は、上記の実情に鑑みて成されたものであって、
極めて簡単な改良によって、シャッターカーテンの無理
な開放を直ちに防止できるようにすることを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、複数本のリンク
を間隔をおいて屈曲自在となるように上下に連結してな
るシャッターカーテンを、まぐさ部の上部空間に巻き取
り並びに巻き戻し自在に巻装したグリルシャッターにあ
って、全閉状態にあるシャッターカーテンのまぐさ部近
傍に位置する1本のバーを、前記シャッターカーテンの
下部が持ち上げられた場合にのみ、そのバーの上下に位
置する両バー間を結ぶ線から外れるように一方向にのみ
偏倚させる付勢具をその1本のバーに設け、その付勢具
を、前記1本のバーに中央部を掛止させてその一端部を
前記1本のバーに連結された上側のリンクもしくはバー
に、また、その他端部を前記1本のバーに連結された下
側のリンクもしくはバーに、それぞれ掛止させたばね線
材により構成する一方、その付勢具によって付勢偏倚さ
れた状態にある前記1本のバーをその上昇を阻止するよ
うに係合させるための係合部材を前記まぐさ部近傍に設
けてあることを特徴としている。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、通常のグリルシャッターの開
閉時には、シャッターカーテンの自重力が前記付勢具の
付勢力に勝ることから、当該シャッターカーテンは直線
状に自重垂下した状態で巻き取り並びに巻き戻しが成さ
れるのであるが、該シャッターカーテンを無理に開放さ
せようとした際には、そのシャッターカーテンを持ち上
げる力によって実質的にシャッターカーテンの自重垂下
力が小さくなることで、前記1本のバーが前記付勢具の
付勢力で予め定められた一方向に強制的に付勢偏倚され
ることになり、而して、当該1本のバーが直ちに且つ強
制的に前記係合部材に確実に係合されることで、極く僅
かの開放を伴うものの、それ以上のシャッターカーテン
の開放が確実に防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図はグリルシャッターの一例を示す正面
図及び縦断側面図で、そのグリルシャッターは、建屋開
口部の左右両側部に上下方向のガイドレール1,1を埋設
すると共に、該両ガイドレール1,1の上端側にわたって
内外両側部にまぐさ部2,2を設け、このまぐさ部2,2の上
部側に、回転ドラム3と該回転ドラム3に対する駆動手
段4を内蔵したケース5を設ける一方、前記ガイドレー
ル1,1に沿って昇降自在なシャッターカーテン6を前記
回転ドラム3に連結し、かつ、前記シャッターカーテン
6の持ち上げ開放を防止するための開放防止手段7を設
けて成る。
前記シャッターカーテン6は、第3図及び第4図にも示
すように、上下多数本のパイプから成るバー8…をリン
ク9…によって連結すると共に、最上位のバー8に吊り
具10を介して板状部材11を且つ最下位のバー8に座板12
を夫々枢支連結して、全体を屈曲自在に構成して成る。
前記開放防止手段7は次のように構成されている。即
ち、第5図及び第6図に示すように、先ず、ばね線材を
曲げ加工して、前記バー8の端部側に挿入される曲げ線
材部aと、該曲げ線材部aの両端から上下斜め同方向に
延設された斜め線材部b,b、及び、該斜め線材部b,bの端
部夫々に曲げ連設された係止線材部c,cを有する2個の
付勢具13を形成する。
そして、第3図及び第7,8図に示すように、前記シャッ
ターカーテン6の全閉状態において、前記まぐさ部2の
近傍で且つ前記ガイドレール1の最上位に位置する1本
のバー8aに対してそれの両端側に、前記付勢具13の曲げ
線材部aを挿入すると共に、前記1本のバー8aとそれの
上下のバー8b,8cとにわたって連結されたバー両端側の
上下リンク9a,9bに、前記付勢具13の係止線材部c,cを係
止させて、前記1本のバー8aをそれの上下のバー8b,8c
を結ぶ線に対して、内外一方のまぐさ部2側に付勢偏倚
させるようにしてある。
尚、前記シャッターカーテン6の全閉状態において、該
シャッターカーテン6の自重力が前記付勢具13の付勢力
に打ち勝って当該シャッターカーテン6がほゞ直線状に
垂下されるように、前記付勢具13の付勢強さを設定して
ある。
一方、全閉状態にある前記シャッターカーテン6が無理
に持ち上げられて、前記1本のバー8aがガイドレール1,
1の上端から上方に突出され、かつ、前記付勢具13の付
勢力によって当該1本のバー8aが前記内外一方のまぐさ
部2側に付勢偏倚されたときに、当該付勢偏倚されたバ
ー8aを受け入れるように係合する係合部材14を前記ガイ
ドレール1,1の上端側に設けてある。
この係合部材14は、前記ガイドレール1の上端に連設さ
れた平面視コ字状の部材15に一体連設されていて、前記
1本のバー8aを係合するフックdを有し、かつ、該フッ
クdのバー受け部から前記ガイドレール1の上端までの
寸法が、前記1本のバー8aとこれの下方のバー8cのピッ
チ寸法よりも小さく設定されている。
上記の構成によれば、第3図に示すように、前記シャッ
ターカーテン6を通常に開閉させる際には、当該シャッ
ターカーテン6の自重力が前記付勢具13の付勢力に勝る
ことから、該シャッターカーテン6が直線状に自重垂下
した状態で巻き取り並びに巻き戻しされる。
一方、第4図に示すように、前記シャッターカーテン6
を無理に開放させようとして、シャッターカーテン下部
側のバー8を握り持って当該シャッターカーテン6を持
ち上げると、これに伴って前記1本のバー8aがガイドレ
ール1の上端から突出され、かつ、前記シャッターカー
テン6を持ち上げる力によって実質的に該シャッターカ
ーテン6の自重垂下力が小さくなっていることで、前記
1本のバー8aが前記付勢具13による付勢力で強制的に付
勢偏倚され、而して、当該1本のバー8aが直ちに且つ強
制的に前記係合部材14に係合されることで、極く僅かの
開放を伴うものの、それ以上のシャッターカーテン6の
開放が確実に防止される。
尚、上記コ字状の板状部材15の一側面(前記1本のバー
8aの付勢偏倚方向とは反対側の面)によって、前記シャ
ッターカーテン6の開閉時におけるガイド板15aを構成
し、かつ、該ガイド板15aのガイド面を垂直面に対して
やゝ傾斜させてあって、開閉操作されるシャッターカー
テン6のバー8によって当該ガイド板15aが摩耗するこ
とを抑止させてある。
即ち、前記ガイド板15aをほゞ垂直の状態で設けた場
合、前記回転ドラム3に対する前記シャッターカーテン
6の巻き取り量が少なくなるほど、前記ガイド板15aの
上端部において前記シャッターカーテン6が大きく屈曲
することになり、かかる状態でシャッターカーテン6を
開閉させると前記ガイド板15aの上端側が早期に摩耗し
てしまうことになる。
而して、前記ガイド板15aをやゝ傾斜させて、当該ガイ
ド板上端部でのシャッターカーテン6の屈曲角を小さく
することで、ガイド板15aの上端側の早期摩耗を抑止さ
せるようにしてあり、その傾斜角度は、前記回転ドラム
3の径や、該回転ドラム3に対するシャッターカーテン
6の巻き取り量などを勘案して設定されるが、5度乃至
15度の範囲が適切であろう。
因に、実施例に示したグリルシャッターは、回転ドラム
3の直径が約114.3mm(4インチ)で、かつ、前記シャ
ッターカーテン6を開放した際の前記回転ドラム3に対
するシャッターカーテン6の最大巻き数が約5回であっ
て、その時の最大巻き直径が約370mmの構成のものであ
って、かゝる構成のリルシャッターにおいて、前記ガイ
ド板15aの傾斜角を7度に設定している。
上記の構成に代えて、例えば第9図に示すように、前記
係合部材14と一体化の状態にあるガイド板15aを、前記
回転ドラム3の回転軸芯に平行な軸線Pまわりで揺動自
在に設けると共に、該ガイド板15aをシャッターカーテ
ン6側に付勢させる付勢具16を設け、もって、前記ガイ
ド板15aをシャッターカーテン6の屈曲に可及的に追従
させる構成とするも良い。
あるいは、前記係合部材14をガイド板15aとは別体にし
て、当該ガイド板15aのみを揺動ならびに付勢させる構
成とするも良い。
次に、前記開放防止手段7における付勢具13の別実施例
を第10図及び第11図に示す。
この付勢具13は、ばね線材を曲げ加工して、前記1本の
バー8aに保持される複数個のループによる線材部eと、
この両端から上下斜め同方向に延設された斜め線材部f,
f、及び、該斜め線材部f,fの端部夫々に曲げ連設された
ループ係止部g,gを有する付勢具13を形成して成るもの
で、前記シャッターカーテン6の組み付けに際して、前
記ループによる線材部eに1本のバー8aを挿通させると
共に、前記ループ係止部g,gを上下のバー8b,8cに係止連
結させるものであり、上記した実施例の構成に対し、前
記リンク9a,9bが存在しない部分において前記1本のバ
ー8aを付勢偏倚させ得る点に特徴がある。
もっとも、上記した実施例の構成では、前記リンク9a,9
bが存在する部分でしか前記1本のバー8aを付勢偏倚さ
せることができないが、上記実施例の構成によるとき
は、前記シャッターカーテン6を組み立てて後に前記付
勢具13をセットすることができ、而して、既設のグリル
シャッターを対象にして、これに開放防止手段7を組み
付け得る利点がある。
あるいは、上記した別実施例の構成において、前記1本
のバー8aを挿通させる線材部eを1回のループ構造にし
て実施する場合は、実施例の構成と同様に、前記シャッ
ターカーテン6を組み立てて後に付勢具13をセットする
ことができ、かつ、既設のグリルシャッターを対象にし
て、これに開放防止手段7を組み付けることも可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のグリルシャッターによれ
ば、全閉状態にあるシャッターカーテンを無理に開放さ
せようとして、当該シャッターカーテンを持ち上げる
と、まぐさ部近傍に位置する1本のバーが直ちに且つ強
制的に係合部材に付勢係合されるもので、而して、極く
僅かの開放を伴うものの、それ以上のシャッターカーテ
ンの開放を確実に防止できるようになり、全体として、
前記1本のバーを付勢偏倚させる極めて簡単な改良によ
って、グリルシャッターの防犯効果を向上させ得るに至
ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はグリルシャッターの正面図、第2図はグリルシ
ャッターの概略縦断側面図、第3図はシャッターカーテ
ン開放防止手段の縦断側面図、第4図はその作用説明
図、第5図及び第6図は付勢具の詳細図、第7図は付勢
具の組み付け説明図、第8図は開放防止手段の斜視図、
第9図はガイド板取り付け構造の別実施例を示す断面
図、第10図及び第11図は付勢具の別実施例の詳細図、第
12図は従来例の説明図である。 2……まぐさ部、6……シャッターカーテン、8,8a〜8c
……バー、9,9a,9b……リンク、13……付勢具、14……
係合部材。
フロントページの続き (72)考案者 武部 毅陸 大阪府大阪市東区両替町1丁目12番地 日 本生命谷町ビル 東洋シャッター株式会社 内 (56)参考文献 実開 昭55−129964(JP,U) 実公 昭47−11394(JP,Y1) 実公 昭63−9759(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のリンクを間隔をおいて屈曲自在と
    なるように上下に連結してなるシャッターカーテンを、
    まぐさ部の上部空間に巻き取り並びに巻き戻し自在に巻
    装したグリルシャッターにおいて、全閉状態にあるシャ
    ッターカーテンのまぐさ部近傍に位置する1本のバー
    を、前記シャッターカーテンの下部が持ち上げられた場
    合にのみ、そのバーの上下に位置する両バー間を結ぶ線
    から外れるように一方向にのみ偏倚させる付勢具をその
    1本のバーに設け、その付勢具を、前記1本のバーに中
    央部を掛止させてその一端部を前記1本のバーに連結さ
    れた上側のリンクもしくはバーに、また、その他端部を
    前記1本のバーに連結された下側のリンクもしくはバー
    に、それぞれ掛止させたばね線材により構成する一方、
    その付勢具によって付勢偏倚された状態にある前記1本
    のバーをその上昇を阻止するように係合させるための係
    合部材を前記まぐさ部近傍に設けてあることを特徴とす
    るグリルシャッター。
JP1988128722U 1988-09-30 1988-09-30 グリルシャッター Expired - Lifetime JPH0746717Y2 (ja)

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JP1988128722U JPH0746717Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30 グリルシャッター

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JPH0249497U JPH0249497U (ja) 1990-04-05
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JP5120608B2 (ja) * 2007-08-31 2013-01-16 アイシン精機株式会社 シャッタ装置

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