JPH074659U - リブ付きパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルに対するリブの取り付けを容易かつ正
確にすると共に、パネル表面からリブのある位置がわか
るようにすること。 【構成】 リブ付きパネルのリブ２，３の幅のほぼ中央
に、リブ２，３の長手方向に沿って目印４を設ける。リ
ブ付きパネルのパネル１のリブ取り付け面に、リブ２の
取り付け位置を示す目印５を設ける。リブ付きパネルの
パネル１の表面にリブ２の位置を示す目印６を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、建物の内装材として使用するリブ付きパネルに関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

図７および図８は従来のリブ付きパネルの一例を示すもので、図中１はパネル 、２，３はパネル１の裏面に補強のために固着したリブで、リブ２はパネル１の ほぼ中央に固着してあるが、他のリブ３は、パネル１の一側縁から約1/2 が外方 へ突出するように固着されており、この外方突出部３ａが隣接するパネル１の側 縁を支承するようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来のリブ付きパネルでは、リブ２，３をパネル１に取り付ける際に 目印がないため、正確に取り付けるのが難しいという問題点があった。またパネ ル１の表面からは、リブ２の取り付け位置がわからなかったため、このリブ取り 付け位置にパネル１の表面から釘をうったりするのが難しいという問題点があっ た。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の問題点を解決するため本考案においては、リブ付きパネルのリブの幅の ほぼ中央に、リブの長手方向に沿って目印を設けてリブ付きパネルを構成する。

【０００５】 また、リブ付きパネルのパネルのリブ取り付け面に、リブの取り付け位置を示 す目印を設けてもよく、また、リブ付きパネルのパネルの表面にリブの位置を示 す目印を設けてもよい。

【０００６】

【作用】 上述のように本考案においては、リブ付きパネルのリブの幅のほぼ中央に、リ ブの長手方向に沿って目印を設けると共に、リブ付きパネルのパネルのリブ取り 付け面に、リブの取り付け位置を示す目印を設けたから、リブをパネルに取り付 ける際に、リブとパネルにつけた目印を合せることにより、またパネルの外縁に 取り付けるリブは、その中央部に設けた目印をパネルの外縁に合わせることによ って、リブをパネルに対して容易かつ正確に取り付けることができる。

【０００７】 また、リブ付きパネルのパネルの表面にリブの位置を示す目印を設けた場合は 、パネル表面からリブのある位置に釘等を打ち込むことが容易にできると共に、 打ち込んだ釘等の支持力が増強される。

【０００８】

【実施例】

以下、図１〜図６について本考案の実施例を説明する。図中前記符号と同一の 符号は同等のものを示している。すなわち、図中１はパネル、２，３はリブであ る。

【０００９】 本実施例においては、リブ２，３の幅のほぼ中央に、リブの長手方向に沿って 目印４を設ける。この目印４は、図に示すように点線でもよいし、その他の目印 でもよい。図３は軽量の金属板を角筒状に折り曲げてリブ２，３を形成したもの で、この場合は、中央の溶接線が目印４の代用となっている。

【００１０】 また図４は、リブ付きパネルのパネル１のリブ取り付け面に、リブ２の取り付 け位置を示す目印（点線）５を設けたものである。このようにすれば、この目印 ５と、リブ２の目印４とを合わせることによって、リブ２を容易かつ正確に取り 付けることができる。またリブ３は、その目印４をパネル１の外縁１ａに合わせ て取り付ければよい。

【００１１】 また図５は、リブ付きパネルのパネル１の表面にリブ２の位置を示す目印６を 設けたものである。この目印６を設けておけば、パネル１の表面から、リブ２の ある位置に釘（図示せず）等を打ち込むことが容易にできる。図６は本考案のリ ブ付きパネル１の使用状態を示す平断面図で、７はリブ付きパネル１の反対側に 設けたパネルである。

【００１２】 目印は、上記実施例に限らず、釘打ち位置を示す点であってもよいし、パネル 全面に格子状の目印線や、ストライブ状の目印線をつけても良い。また、パネル が石膏ボードであれば、ボード表面の表層紙にあらかじめ格子状の目印線を印刷 しておくと良い。また、リブ付きパネルのみならず、パネル１の反対側に設ける パネル７（いわゆる返しパネル）にも目印を設けるのが良い。

【００１３】 リブ付きパネルを用いた壁等の施工方法は、図示しないが、天井部及び、床部 にそれぞれランナーを設け、リブ付きパネルの上下をそれらの天井部ランナー及 び床部ランナーに固定する。その後、返りパネル７を取り付ける為、返しパネル ７に対面するリブ付きパネルのリブ位置が分る様に目印を設けておくと、効率良 く作業ができる。

【００１４】

【考案の効果】

上述のように本考案においては、リブ付きパネルのリブ２，３の幅のほぼ中央 に、リブの長手方向に沿って目印４を設けると共に、リブ付きパネルのパネル１ のリブ取り付け面に、リブ２の取り付け位置を示す目印５を設けたから、リブ２ をパネル１に取り付ける際に、リブ２とパネル１につけた目印４，５を合せるこ とにより、またパネル１の外縁に取り付けるリブ３は、その中央部に設けた目印 ４をパネル１の外縁１ａに合わせることによって、リブ２，３をパネル１に対し て容易かつ正確に取り付けることができるという効果が得られる。

【００１５】 また、リブ付きパネルのパネル１の表面にリブ２の位置を示す目印６を設けた 場合は、パネル表面からリブ２のある位置に釘等を打ち込むことが容易にできる と共に、打ち込んだ釘等の支持力が増強されるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のリブ付きパネルの斜視図である。

【図２】リブの一例を示す斜視図である。

【図３】他のリブを示す斜視図である。

【図４】パネルのリブ取り付け面を示す斜視図である。

【図５】リブ付きパネルの表面を示す斜視図である。

【図６】リブ付きパネルの使用状態を示す平断面図であ
る。

【図７】従来のリブ付きパネルの斜視図である。

【図８】図７のリブ付きパネルの表面を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ パネル １ａ 外縁 ２，３ リブ ４，５，６ 目印 ７ パネル

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リブ付きパネルのリブの幅のほぼ中央
   に、リブの長手方向に沿って目印を設けたことを特徴と
   するリブ付きパネル。
2. 【請求項２】 リブ付きパネルのパネルのリブ取り付け
   面に、リブの取り付け位置を示す目印を設けたことを特
   徴とするリブ付きパネル。
3. 【請求項３】 リブ付きパネルのパネルの表面にリブの
   位置を示す目印を設けたことを特徴とするリブ付きパネ
   ル。