JPH0745854B2 - 燃料ポンプ駆動装置 - Google Patents
燃料ポンプ駆動装置Info
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- JPH0745854B2 JPH0745854B2 JP24042686A JP24042686A JPH0745854B2 JP H0745854 B2 JPH0745854 B2 JP H0745854B2 JP 24042686 A JP24042686 A JP 24042686A JP 24042686 A JP24042686 A JP 24042686A JP H0745854 B2 JPH0745854 B2 JP H0745854B2
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- Japan
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- brush
- switch
- switch means
- drive
- determined
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- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃料噴射装置付車両用エンジンにおける燃料
ポンプ駆動装置に関するものである。
ポンプ駆動装置に関するものである。
従来の燃料ポンプ駆動装置としては、特開昭57−146044
号公報に示されるものである。
号公報に示されるものである。
そして該公報における装置は、電源に接続される1個の
ブラシと、アースされる2個のブラシとの計3個のブラ
シを有するモータで駆動されるポンプに対し、2個のア
ース側のブラシとアースとの間に切換リレーが設けら
れ、エンジンの状態に応じてリレーがどちらかのアース
側ブラシとアースとを接続するようにしてポンプの吐出
量を制御するようにしている。
ブラシと、アースされる2個のブラシとの計3個のブラ
シを有するモータで駆動されるポンプに対し、2個のア
ース側のブラシとアースとの間に切換リレーが設けら
れ、エンジンの状態に応じてリレーがどちらかのアース
側ブラシとアースとを接続するようにしてポンプの吐出
量を制御するようにしている。
このように吐出量がエンジン状態に応じて制御されるこ
とで、モータでの消費電力を節約でき、また騒音も低減
できるようになる。
とで、モータでの消費電力を節約でき、また騒音も低減
できるようになる。
しかしながら、上記公報に示される構成では切換リレー
にて接触不良が生じた場合、モータに対する通電が遮断
されてしまい、燃料ポンプからの燃料吐出が不可能とな
る恐れがあり、車両用として使用した場合には車両の走
行を不能とさせる恐れがある。
にて接触不良が生じた場合、モータに対する通電が遮断
されてしまい、燃料ポンプからの燃料吐出が不可能とな
る恐れがあり、車両用として使用した場合には車両の走
行を不能とさせる恐れがある。
従って、本発明の目的は上記問題点に鑑み、モータに対
する通電に異常が生じた場合には、早急に適切な処理が
施されるように運転者に異常の発生を知らせた上で、モ
ータに対する通電を可能なかぎり確保して、車両の退避
走行が可能な燃料ポンプ駆動装置を提供することであ
る。
する通電に異常が生じた場合には、早急に適切な処理が
施されるように運転者に異常の発生を知らせた上で、モ
ータに対する通電を可能なかぎり確保して、車両の退避
走行が可能な燃料ポンプ駆動装置を提供することであ
る。
上記の問題点を解決するために、本発明においては、第
5図に示すように、 燃料タンク内の燃料を車両用エンジンに供給する燃料噴
射弁に圧送する燃料ポンプと、 アース接続される第1のブラシと、電源に接続される第
2,第3のブラシとを有し、前記燃料ポンプを駆動する駆
動用モータと、 前記第2のブラシと前記電源との間に設けられる第1の
スイッチ手段と、 前記第3のブラシと前記電源との間に前記第1のスイッ
チ手段に対して並列に設けられる第2のスイッチ手段
と、 前記第2のブラシに印加される端子電圧を検出する第1
の検出手段と、 前記第3のブラシに印加される端子電圧を検出する第2
の検出手段と、 前記第1のスイッチ手段を駆動させる第1の駆動手段
と、 前記第2のスイッチ手段を前記第1のスイッチとは相反
して駆動させる第2の駆動手段と、 前記第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により閉
路とされ、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手
段により開路とされている時に前記第1の検出手段にて
検出される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以上で
あり、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3
のブラシの端子電圧が所定値以下である時、および前記
第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により開路と
され、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手段に
より閉路とされている時に前記第1の検出手段にて検出
される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以下であ
り、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3の
ブラシの端子電圧が所定値以上である時、正常と判定
し、その以外の状態では異常と判定する判定手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、車両の運転者に
異常を知らせる警告手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、前記第1および
第2のスイッチ手段の少なくともいずれか一方を介して
前記駆動用モータに対して通電されるように前記第1お
よび第2の駆動手段を制御する異常時制御手段と を備える燃料ポンプ駆動装置としている。
5図に示すように、 燃料タンク内の燃料を車両用エンジンに供給する燃料噴
射弁に圧送する燃料ポンプと、 アース接続される第1のブラシと、電源に接続される第
2,第3のブラシとを有し、前記燃料ポンプを駆動する駆
動用モータと、 前記第2のブラシと前記電源との間に設けられる第1の
スイッチ手段と、 前記第3のブラシと前記電源との間に前記第1のスイッ
チ手段に対して並列に設けられる第2のスイッチ手段
と、 前記第2のブラシに印加される端子電圧を検出する第1
の検出手段と、 前記第3のブラシに印加される端子電圧を検出する第2
の検出手段と、 前記第1のスイッチ手段を駆動させる第1の駆動手段
と、 前記第2のスイッチ手段を前記第1のスイッチとは相反
して駆動させる第2の駆動手段と、 前記第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により閉
路とされ、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手
段により開路とされている時に前記第1の検出手段にて
検出される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以上で
あり、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3
のブラシの端子電圧が所定値以下である時、および前記
第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により開路と
され、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手段に
より閉路とされている時に前記第1の検出手段にて検出
される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以下であ
り、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3の
ブラシの端子電圧が所定値以上である時、正常と判定
し、その以外の状態では異常と判定する判定手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、車両の運転者に
異常を知らせる警告手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、前記第1および
第2のスイッチ手段の少なくともいずれか一方を介して
前記駆動用モータに対して通電されるように前記第1お
よび第2の駆動手段を制御する異常時制御手段と を備える燃料ポンプ駆動装置としている。
上記構成によれば、判定手段により正常と判定された時
には第1のスイッチ手段または第2のスイッチ手段を介
して駆動用モータに対して通電が行なわれ、第2または
第3のブラシと第1のブラシとの位置関係に応じた回転
速度で駆動用モータが回転し、燃料ポンプはその回転速
度に応じた燃料量を吐出する。また判定手段により異常
と判定された時には、警告手段が運転者に駆動用モータ
の通電系統における異常を知らせた上で、異常時制御手
段により第1および第2の駆動手段を制御して、第1の
スイッチ手段と第2のスイッチ手段とのいずれか一方を
介して駆動用モータに対する通電を確保することによ
り、燃料ポンプの最低作動が保証される。
には第1のスイッチ手段または第2のスイッチ手段を介
して駆動用モータに対して通電が行なわれ、第2または
第3のブラシと第1のブラシとの位置関係に応じた回転
速度で駆動用モータが回転し、燃料ポンプはその回転速
度に応じた燃料量を吐出する。また判定手段により異常
と判定された時には、警告手段が運転者に駆動用モータ
の通電系統における異常を知らせた上で、異常時制御手
段により第1および第2の駆動手段を制御して、第1の
スイッチ手段と第2のスイッチ手段とのいずれか一方を
介して駆動用モータに対する通電を確保することによ
り、燃料ポンプの最低作動が保証される。
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図に示すのは、車両用エンジンならびにその周辺機
器の構成を概略的に示すブロック構成図であり、1は車
両用の4サイクルエンジンであり、このエンジン1には
吸気管2、ならびに排気管3が接続されている。
器の構成を概略的に示すブロック構成図であり、1は車
両用の4サイクルエンジンであり、このエンジン1には
吸気管2、ならびに排気管3が接続されている。
吸気管2には、上流側より図示しないエアクリーナ,吸
気量センサ4,スロットル弁5,電磁式燃料噴射弁6が設け
られている。
気量センサ4,スロットル弁5,電磁式燃料噴射弁6が設け
られている。
そしてスロットル弁5にはスロットル弁5がほぼ全閉状
態にあることを検知するアイドルスイッチ7と、スロッ
トル弁5の開度を検出する開度センサ8とが設けられて
いる。またエンジン1にはエンジン1を冷却する冷却水
の水温を検出する水温センサ9とエンジンの回転数を検
出する回転数センサ10とが設けられている。
態にあることを検知するアイドルスイッチ7と、スロッ
トル弁5の開度を検出する開度センサ8とが設けられて
いる。またエンジン1にはエンジン1を冷却する冷却水
の水温を検出する水温センサ9とエンジンの回転数を検
出する回転数センサ10とが設けられている。
また11は図示しないスタータの作動状態を検知するスタ
ータスイッチであり、スタータスイッチ11はスタータが
作動している時にハイレベルの信号を出力する。
ータスイッチであり、スタータスイッチ11はスタータが
作動している時にハイレベルの信号を出力する。
また12は燃料タンク、13は燃料ポンプ、14はプレッシャ
ーレギュレータであり、燃料タンク12内の燃料が燃料ポ
ンプ13により配管15を介して燃料噴射弁6に供給され
る。また配管15の端部のプレッシャーレギュレータ14は
配管15内の燃料圧力を例えば吸気管2のスロットル弁5
の下流域の圧力に応じて調整する。そしてプレッシャー
レギュレータ14を経た燃料は配管16を介して燃料タンク
12に戻される。
ーレギュレータであり、燃料タンク12内の燃料が燃料ポ
ンプ13により配管15を介して燃料噴射弁6に供給され
る。また配管15の端部のプレッシャーレギュレータ14は
配管15内の燃料圧力を例えば吸気管2のスロットル弁5
の下流域の圧力に応じて調整する。そしてプレッシャー
レギュレータ14を経た燃料は配管16を介して燃料タンク
12に戻される。
上記燃料ポンプ13は駆動用モータ31により駆動され、こ
の駆動用モータ31に対するバッテリー18からの通電は通
電回路50を介して行なわれる。
の駆動用モータ31に対するバッテリー18からの通電は通
電回路50を介して行なわれる。
また19は駆動用モータ31に対する通電回路50が異常状態
にあると判定された時に点灯する警告ランプである。
にあると判定された時に点灯する警告ランプである。
20はマイクロコンピュータを主要部として構成されるエ
ンジン制御ユニット(ECU)であり、吸気センサ4から
の吸気量信号、アイドルスイッチ7からの全閉信号、開
度センサ8からの開度信号、水温センサ9からの水温信
号、回転数センサ10からの回転数信号、スタータスイッ
チ11からの信号、通電回路50からの2個の電圧信号がこ
のECU20に入力されており、この各入力信号に応じてECU
20は燃料噴射弁6および燃料ポンプ13を制御する。
ンジン制御ユニット(ECU)であり、吸気センサ4から
の吸気量信号、アイドルスイッチ7からの全閉信号、開
度センサ8からの開度信号、水温センサ9からの水温信
号、回転数センサ10からの回転数信号、スタータスイッ
チ11からの信号、通電回路50からの2個の電圧信号がこ
のECU20に入力されており、この各入力信号に応じてECU
20は燃料噴射弁6および燃料ポンプ13を制御する。
第1図は燃料ポンプ13の駆動用モータ31の概略構成,駆
動モータ31に対する通電回路50、およびECUの構成を示
すブロック構成図である。
動モータ31に対する通電回路50、およびECUの構成を示
すブロック構成図である。
駆動用モータ31において、32は電機子、33は電機子32の
端部に一体に設けられたコンミテータ、34はコンミテー
タ33に接触し、ライン41を介してアースされる第1のブ
ラシ、35は電機子32を中心として第1のブラシ34と対向
し、コンミテータ33に接触し、バッテリー18とライン42
を介して接続される第2のブラシ、36はコンミテータ33
に接触し、バッテリー18とライン43を介して接続される
第3のブラシ、37は電機子32の外周にエアギャップを介
して固定された磁石である。なお、第3のブラシ36はコ
ンミテータ33に沿った周方向において第2のブラシ35よ
りも第1のブラシ34に近づけて設けられている。
端部に一体に設けられたコンミテータ、34はコンミテー
タ33に接触し、ライン41を介してアースされる第1のブ
ラシ、35は電機子32を中心として第1のブラシ34と対向
し、コンミテータ33に接触し、バッテリー18とライン42
を介して接続される第2のブラシ、36はコンミテータ33
に接触し、バッテリー18とライン43を介して接続される
第3のブラシ、37は電機子32の外周にエアギャップを介
して固定された磁石である。なお、第3のブラシ36はコ
ンミテータ33に沿った周方向において第2のブラシ35よ
りも第1のブラシ34に近づけて設けられている。
また通電回路50において、バッテリー18と第2のブラシ
35とを接続するライン42の途中には励磁コイル51aとス
イッチ51bからなる第1のスイッチ手段をなす第1のリ
レー51が、またこの第1のリレー51と第2のブラシとの
間にはダイオード53が設けられており、またバッテリー
18と第3のブラシ36とを接続するライン43の途中には励
磁コイル52aとスイッチ52bとからなる第2のスイッチ手
段をなす第2のリレー52が、またこの第2のリレー52と
第3のブラシ36との間にはダイオード54が設けられてい
る。
35とを接続するライン42の途中には励磁コイル51aとス
イッチ51bからなる第1のスイッチ手段をなす第1のリ
レー51が、またこの第1のリレー51と第2のブラシとの
間にはダイオード53が設けられており、またバッテリー
18と第3のブラシ36とを接続するライン43の途中には励
磁コイル52aとスイッチ52bとからなる第2のスイッチ手
段をなす第2のリレー52が、またこの第2のリレー52と
第3のブラシ36との間にはダイオード54が設けられてい
る。
またイグニッションスイッチIGが電源18と通電回路50と
の間に設けられている。
の間に設けられている。
ECU20は各種の演算を実行するCPU21、CPU21での演算で
用いられる定数等が予じめ記憶されているROM22,CPU21
での演算結果等のデータが一時的に記憶されるバックア
ップRAM23,吸気量信号,開度信号,水温信号,電圧信号
VA,VB等のアナログ信号が入力されるA/D変換機能月のア
ナログ入力ポート24,全閉信号,回転数信号,スタータ
スイッチ11からの信号等のデジタル信号が入力されるデ
ジタル入力ポート25,CPU21の演算結果に応じて信号を出
力する出力ポート26,27,28,出力ポート26の信号に応じ
て通電回路50の第1,第2のリレー51,52に対して駆動信
号を出力する駆動回路60,出力ポート27の信号に応じて
燃料噴射弁6に対して駆動信号を出力する駆動回路70,
出力ポート28の信号に応じて警告ランプを点灯させる駆
動回路80、およびCPU21,ROM22,バックアップRAM23,アナ
ログ入力ポート24,デジタル入力ポート25,出力ポート2
6,27,28を結ぶデータバス29から構成されている。そし
てこのECU20はイグニッションスイッチIGを介してバッ
テリー18と接続されている。なお、バックアップRAM23
はその記憶データをイグニッションスイッチIGの開路後
も保持し得るようバッテリー18と直接接続されている。
また切換回路50からアナログ入力ポート24に入力される
2個の電圧信号VA,VBは第2のブラシ35、および第3の
ブラシ36に印加されている端子電圧を示すもので、この
電圧信号VA,VBは第1,第2のリレー51,52と第2,第3のブ
ラシ35,36との間から取り出されている。
用いられる定数等が予じめ記憶されているROM22,CPU21
での演算結果等のデータが一時的に記憶されるバックア
ップRAM23,吸気量信号,開度信号,水温信号,電圧信号
VA,VB等のアナログ信号が入力されるA/D変換機能月のア
ナログ入力ポート24,全閉信号,回転数信号,スタータ
スイッチ11からの信号等のデジタル信号が入力されるデ
ジタル入力ポート25,CPU21の演算結果に応じて信号を出
力する出力ポート26,27,28,出力ポート26の信号に応じ
て通電回路50の第1,第2のリレー51,52に対して駆動信
号を出力する駆動回路60,出力ポート27の信号に応じて
燃料噴射弁6に対して駆動信号を出力する駆動回路70,
出力ポート28の信号に応じて警告ランプを点灯させる駆
動回路80、およびCPU21,ROM22,バックアップRAM23,アナ
ログ入力ポート24,デジタル入力ポート25,出力ポート2
6,27,28を結ぶデータバス29から構成されている。そし
てこのECU20はイグニッションスイッチIGを介してバッ
テリー18と接続されている。なお、バックアップRAM23
はその記憶データをイグニッションスイッチIGの開路後
も保持し得るようバッテリー18と直接接続されている。
また切換回路50からアナログ入力ポート24に入力される
2個の電圧信号VA,VBは第2のブラシ35、および第3の
ブラシ36に印加されている端子電圧を示すもので、この
電圧信号VA,VBは第1,第2のリレー51,52と第2,第3のブ
ラシ35,36との間から取り出されている。
ところで上記駆動回路60は出力ポート26からの信号によ
り相反してON−OFFする第1のトランジスタ(以下Tr1と
も言う)61と第2のトランジスタ(以下Tr2とも言う)6
3とを有しており、この第1のトランジスタ61のコレク
タ側には第1のリレー51の励磁コイル51aが接続されて
おり、また第2のトランジスタ62のコレクタ側には第2
のリレー52の励磁コイル52aが接続されている。つまり
第1のトランジスタ61が第1の駆動手段を、また第2の
トランジスタ62が第2の駆動手段を構成している。
り相反してON−OFFする第1のトランジスタ(以下Tr1と
も言う)61と第2のトランジスタ(以下Tr2とも言う)6
3とを有しており、この第1のトランジスタ61のコレク
タ側には第1のリレー51の励磁コイル51aが接続されて
おり、また第2のトランジスタ62のコレクタ側には第2
のリレー52の励磁コイル52aが接続されている。つまり
第1のトランジスタ61が第1の駆動手段を、また第2の
トランジスタ62が第2の駆動手段を構成している。
また、上述の3個のブラシ34,35,36を有する駆動用モー
タ31においては、第1のブラシ34と第2のブラシ35とを
用いて通電を実行した時の回転速度よりも、第1のブラ
シ34と第3のブラシ36とを用いて通電を実行した時の回
転速度の方が速いという特性を有している。
タ31においては、第1のブラシ34と第2のブラシ35とを
用いて通電を実行した時の回転速度よりも、第1のブラ
シ34と第3のブラシ36とを用いて通電を実行した時の回
転速度の方が速いという特性を有している。
次に上記の如く、構成された装置の作動を第3図に基づ
いて述べる。なお、第3図はCPU21にて実行されるプロ
グラムのフローチャートである。
いて述べる。なお、第3図はCPU21にて実行されるプロ
グラムのフローチャートである。
まずイグニッションスイッチIGがONされると、第1,第2
リレー51,52およびECU20にバッテリー18の電圧が投入さ
れる。そしてCPU21は第3図のステップ100で起動され、
次にステップ101で種々の内蔵機能が初期化される。こ
のステップにおいてまず第1のトランジスタ61および第
2のトランジスタ62がOFFされ、したがって第1のリレ
ー51および第2のリレー52はOFFにされる。次にステッ
プ102に進みスタータがON状態であるか否かがスタータ
スイッチ11からの信号に基づき判定され、ON状態と判定
された場合は後述するステップ106に分岐し、OFFの場合
は次のステップ103に進む。ステップ103では回転数セン
サ10からの回転数信号に基づきエンジン回転数Neが0rpm
であるか否か、即ちエンジン1が停止中か否かが判定さ
れる。Ne=0rpmと判断された場合は以下の処理を全て省
略し、ステップ108に分岐後、再びステップ102に戻る。
またNe≠0rpmと判断された場合は次のステップ104に進
み、吸気量センサ4からの吸気量信号と回転数センサ10
からの回転数信号とに基づき求められる負荷状態Q/Neに
基づいて現在の負荷状態Q/Neが高負荷であるか否かが判
定され、高負荷と判断された場合は後述するステップ10
6に分岐し、否と判断された場合は次のステップ105に進
む。以上のようにステップ104で現在の負荷状態Q/Neを
2段階評価し、負荷状態Q/Neに応じてステップ105,106
に分岐し次のような処理が行われる。
リレー51,52およびECU20にバッテリー18の電圧が投入さ
れる。そしてCPU21は第3図のステップ100で起動され、
次にステップ101で種々の内蔵機能が初期化される。こ
のステップにおいてまず第1のトランジスタ61および第
2のトランジスタ62がOFFされ、したがって第1のリレ
ー51および第2のリレー52はOFFにされる。次にステッ
プ102に進みスタータがON状態であるか否かがスタータ
スイッチ11からの信号に基づき判定され、ON状態と判定
された場合は後述するステップ106に分岐し、OFFの場合
は次のステップ103に進む。ステップ103では回転数セン
サ10からの回転数信号に基づきエンジン回転数Neが0rpm
であるか否か、即ちエンジン1が停止中か否かが判定さ
れる。Ne=0rpmと判断された場合は以下の処理を全て省
略し、ステップ108に分岐後、再びステップ102に戻る。
またNe≠0rpmと判断された場合は次のステップ104に進
み、吸気量センサ4からの吸気量信号と回転数センサ10
からの回転数信号とに基づき求められる負荷状態Q/Neに
基づいて現在の負荷状態Q/Neが高負荷であるか否かが判
定され、高負荷と判断された場合は後述するステップ10
6に分岐し、否と判断された場合は次のステップ105に進
む。以上のようにステップ104で現在の負荷状態Q/Neを
2段階評価し、負荷状態Q/Neに応じてステップ105,106
に分岐し次のような処理が行われる。
低・中負荷時:ステップ105…Tr1ON・Tr2OFF 始動時・高負荷時:ステップ106…Tr1OFF・Tr2ON これらの処理に応じてTr161,Tr262がON・OFFされること
でリレー51,52がON,OFFされる。
でリレー51,52がON,OFFされる。
つまり、始動時および高負荷時においては、第2のリレ
ー52の励磁コイル52aに電流が流れてスイッチ52bが閉
じ、第2のリレー52を介して第3のブラシ36とバッテリ
ー18とが接続され、第1のブラシ34と第3のブラシ36と
を用いて電機子32に対して通電が実行される。しかし
て、駆動用モータ31は高速で回転されて、燃料ポンプ13
は多量の燃料を吐出するようになる。
ー52の励磁コイル52aに電流が流れてスイッチ52bが閉
じ、第2のリレー52を介して第3のブラシ36とバッテリ
ー18とが接続され、第1のブラシ34と第3のブラシ36と
を用いて電機子32に対して通電が実行される。しかし
て、駆動用モータ31は高速で回転されて、燃料ポンプ13
は多量の燃料を吐出するようになる。
また低・中負荷時においては第1のリレー51の励磁コイ
ル51aに電流が流れてスイッチ51bが閉じ、第1のリレー
51を介して第2のブラシ35とバッテリー18とが接続さ
れ、第1のブラシ34と第2のブラシ35とを用いて電機子
32に対して通電が実行される。しかして駆動用モータ31
は低速で回転されて、燃料ポンプ13から吐出される燃料
量は小量に抑制される。
ル51aに電流が流れてスイッチ51bが閉じ、第1のリレー
51を介して第2のブラシ35とバッテリー18とが接続さ
れ、第1のブラシ34と第2のブラシ35とを用いて電機子
32に対して通電が実行される。しかして駆動用モータ31
は低速で回転されて、燃料ポンプ13から吐出される燃料
量は小量に抑制される。
ステップ105または106を処理した後はステップ107に進
み、このステップでは燃料噴射弁6の開弁時間に対する
公知の制御や図示しない点火装置における公知の点火時
期の制御に対する処理等がなされ、次のステップ108で
全ての処理を終了し、再びステップ102に戻る。
み、このステップでは燃料噴射弁6の開弁時間に対する
公知の制御や図示しない点火装置における公知の点火時
期の制御に対する処理等がなされ、次のステップ108で
全ての処理を終了し、再びステップ102に戻る。
次に第1のリレー51,第2のリレー52を含む通電回路50
が正常であるか、異常であるかの判定、および異常時の
処理についてを第4図を用いて説明する。なお第4図は
CPU21にて例えば64ms毎に割込んで実行されるプログラ
ムのフローチャートである。
が正常であるか、異常であるかの判定、および異常時の
処理についてを第4図を用いて説明する。なお第4図は
CPU21にて例えば64ms毎に割込んで実行されるプログラ
ムのフローチャートである。
まずステップ201ではエンジン回転数Neが0rpmであるか
否か、即ちエンジン1が停止中か否かが判定される。Ne
=0rpmと判定された場合はステップ209に進み、Ne≠0rp
mと判定された場合はステップ202に進む。ステップ202
ではスタータがON状態にあるか否かが判断され、ON状態
であると判断された場合は後述するステップ203を迂回
してステップ204に進み、またOFF状態であると判断され
た場合にはステップ203に進む。ステップ203では負荷状
態Q/Neから現在高負荷と判断されて、駆動用モータ31が
高速回転されている状態か否かを判断し、高負荷である
と判断した場合、つまり第2のリレー52を閉路して駆動
用モータ31が高速回転されている状態であると判断され
るとステップ204に、また高負荷でないと判断した場
合、つまり第1のリレー51を閉路して駆動用モータ31が
低速回転されている状態であると判断されるとステップ
205に進む。
否か、即ちエンジン1が停止中か否かが判定される。Ne
=0rpmと判定された場合はステップ209に進み、Ne≠0rp
mと判定された場合はステップ202に進む。ステップ202
ではスタータがON状態にあるか否かが判断され、ON状態
であると判断された場合は後述するステップ203を迂回
してステップ204に進み、またOFF状態であると判断され
た場合にはステップ203に進む。ステップ203では負荷状
態Q/Neから現在高負荷と判断されて、駆動用モータ31が
高速回転されている状態か否かを判断し、高負荷である
と判断した場合、つまり第2のリレー52を閉路して駆動
用モータ31が高速回転されている状態であると判断され
るとステップ204に、また高負荷でないと判断した場
合、つまり第1のリレー51を閉路して駆動用モータ31が
低速回転されている状態であると判断されるとステップ
205に進む。
ステップ204,205は通電回路50の第1のリレー51,第2の
リレー52が正常に作動し、第3図に示されるプログラム
に従って正常に駆動用モータ31に対して通電が実行され
ているかを判定するステップであり、始動時または高負
荷時と判断されてステップ204に進んだ場合は電圧信号V
A,VBが、 VA≦1VかつVB≧1V であるか否かが判断されて、こと条件が満たされれば、
正常であると判断して以下のステップを迂回して終了す
る。またこの条件が満たされなければ、第1のリレー5
1,第2のリレー52を含む通電回路50による駆動用モータ
に対しての通電に異常が生じたと判断される。
リレー52が正常に作動し、第3図に示されるプログラム
に従って正常に駆動用モータ31に対して通電が実行され
ているかを判定するステップであり、始動時または高負
荷時と判断されてステップ204に進んだ場合は電圧信号V
A,VBが、 VA≦1VかつVB≧1V であるか否かが判断されて、こと条件が満たされれば、
正常であると判断して以下のステップを迂回して終了す
る。またこの条件が満たされなければ、第1のリレー5
1,第2のリレー52を含む通電回路50による駆動用モータ
に対しての通電に異常が生じたと判断される。
また低・中負荷時と判断されてステップ205に進んだ場
合は電圧信号VA,VBが、 VA≧1VかつVB≦1V であるか否かが判断されて、この条件が満たされれば、
正常であると判断して、以下のステップを迂回して終了
する。またこの条件が満たされなければ、上述と同様、
異常が生じたと判断される。
合は電圧信号VA,VBが、 VA≧1VかつVB≦1V であるか否かが判断されて、この条件が満たされれば、
正常であると判断して、以下のステップを迂回して終了
する。またこの条件が満たされなければ、上述と同様、
異常が生じたと判断される。
そしてステップ204または205での条件が満たされず、異
常と判断された場合は、ステップ206にてバックアップR
AM23内に燃料ポンプ13の駆動系に異常があったことを示
す異常Flagに1を立てて、ステップ207にて運転者に異
常の発生していることを知らせるために、出力ポート28
に対して指令を与えて駆動回路80を介して警告ランプ19
を点灯させる。
常と判断された場合は、ステップ206にてバックアップR
AM23内に燃料ポンプ13の駆動系に異常があったことを示
す異常Flagに1を立てて、ステップ207にて運転者に異
常の発生していることを知らせるために、出力ポート28
に対して指令を与えて駆動回路80を介して警告ランプ19
を点灯させる。
さらにステップ207では出力ポート26より駆動回路60のT
r161とTr262とを同時にONさせる。すなわち第1のリレ
ー51の第2のリレー52を共に閉路状態となるように設定
しているものであって、このようにすることで第1のリ
レー51と第2のリレー52とのいずれか一方に異常が生じ
ても、少なくともいずれか一方より駆動用モータ31に対
しての通電が実行される。なお、第1のリレー51と第2
のリレー52との双方が同時に接触不良等の通電し得ない
状態となることは極めて稀であり、実質的には上述のよ
うにすることで運転者は退避走行し得るようになる。ま
た第1のリレー51と第2のリレー52とのいずれか一方が
閉路したまで開路しないためによる異常であれば、この
ステップ208の処理により駆動用モータ31に対しては第
1のリレー51と第2のリレー52との双方を介して3個の
ブラシ34,35,36を用いて通電が実行されるようになる
が、この場合駆動用モータ31の回転速度は第1のブラシ
34と第2のブラシ35とを用いて通電した場合の回転速度
と第1のブラシ34と第3のブラシ36とを用いて通電した
場合の回転速度とのほぼ中間的な速度となり、従ってこ
の場合も車両は退避走行が可能な状態に設定される。
r161とTr262とを同時にONさせる。すなわち第1のリレ
ー51の第2のリレー52を共に閉路状態となるように設定
しているものであって、このようにすることで第1のリ
レー51と第2のリレー52とのいずれか一方に異常が生じ
ても、少なくともいずれか一方より駆動用モータ31に対
しての通電が実行される。なお、第1のリレー51と第2
のリレー52との双方が同時に接触不良等の通電し得ない
状態となることは極めて稀であり、実質的には上述のよ
うにすることで運転者は退避走行し得るようになる。ま
た第1のリレー51と第2のリレー52とのいずれか一方が
閉路したまで開路しないためによる異常であれば、この
ステップ208の処理により駆動用モータ31に対しては第
1のリレー51と第2のリレー52との双方を介して3個の
ブラシ34,35,36を用いて通電が実行されるようになる
が、この場合駆動用モータ31の回転速度は第1のブラシ
34と第2のブラシ35とを用いて通電した場合の回転速度
と第1のブラシ34と第3のブラシ36とを用いて通電した
場合の回転速度とのほぼ中間的な速度となり、従ってこ
の場合も車両は退避走行が可能な状態に設定される。
ところで上記ステップ201にてNe=0rpmと判断されてス
テップ209に進んだ場合は、ステップ209にて VA≦1VかつVB≦1V であるか否かが判断される。これはエンジン1が作動し
ていない状態での第1,第2のリレー51,52を含む通電回
路50の状態をチェックするもので、上記条件が満たされ
ていれば正常、満たされていなければ異常と判断され
る。
テップ209に進んだ場合は、ステップ209にて VA≦1VかつVB≦1V であるか否かが判断される。これはエンジン1が作動し
ていない状態での第1,第2のリレー51,52を含む通電回
路50の状態をチェックするもので、上記条件が満たされ
ていれば正常、満たされていなければ異常と判断され
る。
正常と判断された場合は以下のステップを全て迂回して
終了し、また異常と判断された場合はステップ210でス
テップ206と同様と処理を実行し、またステップ211でス
テップ207を同様の処理を実行して運転者に異常が発生
していることを知らせる。
終了し、また異常と判断された場合はステップ210でス
テップ206と同様と処理を実行し、またステップ211でス
テップ207を同様の処理を実行して運転者に異常が発生
していることを知らせる。
従って上記実施例によればエンジン1の作動時における
エンジン1の運転状態(負荷状態Q/Ne)に応じて相反し
てON・OFFされる第1,第2のリレー51,52を介して駆動用
モータ31に対して通電を実行し、第1,第2のリレー51,5
2を含む通電回路50に異常が生じた場合には、第1,第2
のリレー51,52の双方をONさせるように設定しており、
しかも第1,第2のリレー51,52が同時に通電不能となる
ことが極めて稀であることから第1のリレー51と第2の
リレー52との少なくとも一方より駆動用モータ31に対す
る通電が確保されるので、燃料ポンプ13の最低作動が保
証され、車両の退避走行が可能となる。
エンジン1の運転状態(負荷状態Q/Ne)に応じて相反し
てON・OFFされる第1,第2のリレー51,52を介して駆動用
モータ31に対して通電を実行し、第1,第2のリレー51,5
2を含む通電回路50に異常が生じた場合には、第1,第2
のリレー51,52の双方をONさせるように設定しており、
しかも第1,第2のリレー51,52が同時に通電不能となる
ことが極めて稀であることから第1のリレー51と第2の
リレー52との少なくとも一方より駆動用モータ31に対す
る通電が確保されるので、燃料ポンプ13の最低作動が保
証され、車両の退避走行が可能となる。
なお、上述の実施例では負荷状態をQ/Neで判別していた
が、スロットル弁5の開度状態で低・中負荷と高負荷と
の判別を実行することも可能であり、例えば、アイドル
開度センサ8からの開度信号によりスロットル弁5が所
定開度以下にあると判断れた時を低・中負荷、さらに開
度センサ8からの開度信号によりスロットル弁5が所定
開度以上にあると判断された時を高負荷と判断する。
が、スロットル弁5の開度状態で低・中負荷と高負荷と
の判別を実行することも可能であり、例えば、アイドル
開度センサ8からの開度信号によりスロットル弁5が所
定開度以下にあると判断れた時を低・中負荷、さらに開
度センサ8からの開度信号によりスロットル弁5が所定
開度以上にあると判断された時を高負荷と判断する。
またエンジン1の暖機状態を考慮した場合には、低・中
負荷と高負荷とを判別する基準レベルを水温センサ9か
らの水温信号に応じて可変するようにしてもよい。
負荷と高負荷とを判別する基準レベルを水温センサ9か
らの水温信号に応じて可変するようにしてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、 燃料タンク内の燃料を車両用エンジンに供給する燃料噴
射弁に圧送する燃料ポンプと、 アース接続される第1のブラシと、電源に接続される第
2,第3のブラシとを有し、前記燃料ポンプを駆動する駆
動用モータと、 前記第2のブラシと前記電源との間に設けられる第1の
スイッチ手段と、 前記第3のブラシと前記電源との間に前記第1のスイッ
チ手段に対して並列に設けられる第2のスイッチ手段
と、 前記第2のブラシに印加される端子電圧を検出する第1
の検出手段と、 前記第3のブラシに印加される端子電圧を検出する第2
の検出手段と、 前記第1のスイッチ手段を駆動させる第1の駆動手段
と、 前記第2のスイッチ手段を前記第1のスイッチとは相反
して駆動させる第2の駆動手段と、 前記第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により閉
路とされ、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手
段により開路とされている時に前記第1の検出手段にて
検出される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以上で
あり、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3
のブラシの端子電圧が所定値以下である時、および前記
第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により開路と
され、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手段に
より閉路とされている時に前記第1の検出手段にて検出
される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以下であ
り、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3の
ブラシの端子電圧が所定値以上である時、正常と判定
し、その以外の状態では異常と判定する判定手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、車両の運転者に
異常を知らせる警告手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、前記第1および
第2のスイッチ手段の少なくともいずれか一方を介して
前記駆動用モータに対して通電されるように前記第1お
よび第2の駆動手段を制御する異常時制御手段と を備える燃料ポンプ駆動装置としたことから、上記判定
手段にて第1のスイッチ手段と第2のスイッチ手段とを
含む駆動用モータに対する通電回路に異常が生じている
ことが検出されると、警告手段にて異常が発生している
ことを運転者に知らせた上で、異常時制御手段にて第1,
第2のスイッチ手段のいずれか一方を介して駆動用モー
タに対して通電されるように第1,第2の駆動手段を制御
しており、しかも第1,第2のスイッチ手段が同時に通電
不能となることは極めて稀であることから、第1のスイ
ッチ手段と第2のスイッチ手段との少なくともいずれか
一方により駆動用モータに対する通電が確保されるの
で、少なくとも燃料ポンプの最低作動が保証され、車両
の退避走行が可能となるという優れた効果がある。
射弁に圧送する燃料ポンプと、 アース接続される第1のブラシと、電源に接続される第
2,第3のブラシとを有し、前記燃料ポンプを駆動する駆
動用モータと、 前記第2のブラシと前記電源との間に設けられる第1の
スイッチ手段と、 前記第3のブラシと前記電源との間に前記第1のスイッ
チ手段に対して並列に設けられる第2のスイッチ手段
と、 前記第2のブラシに印加される端子電圧を検出する第1
の検出手段と、 前記第3のブラシに印加される端子電圧を検出する第2
の検出手段と、 前記第1のスイッチ手段を駆動させる第1の駆動手段
と、 前記第2のスイッチ手段を前記第1のスイッチとは相反
して駆動させる第2の駆動手段と、 前記第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により閉
路とされ、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手
段により開路とされている時に前記第1の検出手段にて
検出される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以上で
あり、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3
のブラシの端子電圧が所定値以下である時、および前記
第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により開路と
され、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手段に
より閉路とされている時に前記第1の検出手段にて検出
される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以下であ
り、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3の
ブラシの端子電圧が所定値以上である時、正常と判定
し、その以外の状態では異常と判定する判定手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、車両の運転者に
異常を知らせる警告手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、前記第1および
第2のスイッチ手段の少なくともいずれか一方を介して
前記駆動用モータに対して通電されるように前記第1お
よび第2の駆動手段を制御する異常時制御手段と を備える燃料ポンプ駆動装置としたことから、上記判定
手段にて第1のスイッチ手段と第2のスイッチ手段とを
含む駆動用モータに対する通電回路に異常が生じている
ことが検出されると、警告手段にて異常が発生している
ことを運転者に知らせた上で、異常時制御手段にて第1,
第2のスイッチ手段のいずれか一方を介して駆動用モー
タに対して通電されるように第1,第2の駆動手段を制御
しており、しかも第1,第2のスイッチ手段が同時に通電
不能となることは極めて稀であることから、第1のスイ
ッチ手段と第2のスイッチ手段との少なくともいずれか
一方により駆動用モータに対する通電が確保されるの
で、少なくとも燃料ポンプの最低作動が保証され、車両
の退避走行が可能となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施さを示すブロック構成図、第2図
は本発明の実施例が適用されるエンジン、および周辺機
器の概略構成を示す構成図、第3図,第4図は第1図構
成におけるCPUにて実行されるプログラムのフローチャ
ート、第5図は本発明の概略構成を示すブロック図であ
る。 1……車両用エンジン,4……吸気量センサ,5……スロッ
トル弁,6……電磁式燃料噴射弁,7……アイドルスイッ
チ,8……開度センサ,10……回転数センサ,11……スター
タスイッチ,13……燃料ポンプ,18……バッテリー,19…
…警告ランプ,20……ECU,21……CPU,22……ROM,23……
バックアップRAM,31……駆動用モータ,32……電機子,34
……第1のブラシ,35……第2のブラシ,36……第3のブ
ラシ,50……通電回路,51……第1のリレー,52……第2
のリレー,60……駆動回路,61……第1のトランジスタ
(Tr1),62……第2のトランジスタ(Tr2)。
は本発明の実施例が適用されるエンジン、および周辺機
器の概略構成を示す構成図、第3図,第4図は第1図構
成におけるCPUにて実行されるプログラムのフローチャ
ート、第5図は本発明の概略構成を示すブロック図であ
る。 1……車両用エンジン,4……吸気量センサ,5……スロッ
トル弁,6……電磁式燃料噴射弁,7……アイドルスイッ
チ,8……開度センサ,10……回転数センサ,11……スター
タスイッチ,13……燃料ポンプ,18……バッテリー,19…
…警告ランプ,20……ECU,21……CPU,22……ROM,23……
バックアップRAM,31……駆動用モータ,32……電機子,34
……第1のブラシ,35……第2のブラシ,36……第3のブ
ラシ,50……通電回路,51……第1のリレー,52……第2
のリレー,60……駆動回路,61……第1のトランジスタ
(Tr1),62……第2のトランジスタ(Tr2)。
フロントページの続き (72)発明者 伊奈 義文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−94066(JP,A) 特開 昭57−146044(JP,A) 実開 昭61−84165(JP,U) 実開 昭60−88065(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】燃料タンク内の燃料を車両用エンジンに供
給する燃料噴射弁に圧送する燃料ポンプと、 アース接続される第1のブラシと、電源に接続される第
2,第3のブラシとを有し、前記燃料ポンプを駆動する駆
動用モータと、 前記第2のブラシと前記電源との間に設けられる第1の
スイッチ手段と、 前記第3のブラシと前記電源との間に前記第1のスイッ
チ手段に対して並列に設けられる第2のスイッチ手段
と、 前記第2のブラシに印加される端子電圧を検出する第1
の検出手段と、 前記第3のブラシに印加される端子電圧を検出する第2
の検出手段と、 前記第1のスイッチ手段を駆動させる第1の駆動手段
と、 前記第2のスイッチ手段を前記第1のスイッチとは相反
して駆動される第2の駆動手段と、 前記第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により閉
路とされ、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手
段により開路とされている時に前記第1の検出手段にて
検出される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以上で
あり、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3
のブラシの端子電圧が所定値以下である時、および前記
第1のスイッチ手段が前記第1の駆動手段により開路と
され、前記第2のスイッチ手段が前記第2の駆動手段に
より閉路とされている時に前記第1の検出手段にて検出
される前記第2のブラシの端子電圧が所定値以下であ
り、かつ前記第2の検出手段にて検出される前記第3の
ブラシの端子電圧が所定値以上である時、正常と判定
し、それ以外の状態では異常と判定する判定手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、車両の運転者に
異常を知らせる警告手段と、 前記判定手段にて異常と判定された時、前記第1および
第2のスイッチ手段の少なくともいずれか一方を介して
前記駆動用モータに対して通電されるように前記第1お
よび第2の駆動手段を制御する異常時制御手段と を備える燃料ポンプ駆動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24042686A JPH0745854B2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 燃料ポンプ駆動装置 |
DE3731137A DE3731137C2 (de) | 1986-09-17 | 1987-09-16 | Antriebseinrichtung für eine Brennstoffpumpe |
US07/097,659 US4827897A (en) | 1986-09-17 | 1987-09-16 | Fuel pump driving apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24042686A JPH0745854B2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 燃料ポンプ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6394066A JPS6394066A (ja) | 1988-04-25 |
JPH0745854B2 true JPH0745854B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=17059304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24042686A Expired - Lifetime JPH0745854B2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-10-09 | 燃料ポンプ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745854B2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-09 JP JP24042686A patent/JPH0745854B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6394066A (ja) | 1988-04-25 |
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