JPH09119331A - エンジン制御ユニット、エンジン制御装置及びエンジン制御方法 - Google Patents

エンジン制御ユニット、エンジン制御装置及びエンジン制御方法

Info

Publication number
JPH09119331A
JPH09119331A JP7279195A JP27919595A JPH09119331A JP H09119331 A JPH09119331 A JP H09119331A JP 7279195 A JP7279195 A JP 7279195A JP 27919595 A JP27919595 A JP 27919595A JP H09119331 A JPH09119331 A JP H09119331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
voltage
starting
detecting
starter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7279195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tsuchiya
健一 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7279195A priority Critical patent/JPH09119331A/ja
Publication of JPH09119331A publication Critical patent/JPH09119331A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタータの駆動時と停止時とを誤差無く判定
することができるエンジン制御ユニット、エンジン制御
装置及びエンジン制御方法を提供する。 【解決手段】 エンジンを始動する始動手段に電力を供
給する電源の電圧を検出する電圧検出手段と、エンジン
の回転数を検出する回転数検出手段と、電圧検出手段と
回転数検出手段との検出結果に基づき始動手段の駆動時
と停止時とを判定する判定手段と、この判定手段の判定
結果に基づきエンジンを制御する制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車などにお
ける燃料噴射制御、点火時期制御あるいはアイドル回転
数制御などを行うエンジン制御ユニット、エンジン制御
装置及びエンジン制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン制御装置では、エンジン
の始動性向上のためスタータの駆動信号に基づき始動燃
料増量などの制御を行っている。このスタータ駆動信号
はイグニッションスイッチにより生成されている。しか
し、仮にイグニッションスイッチが破損、絶縁低下ある
いは接触不良などの状態になった場合、スタータ駆動信
号が得られず、始動燃料増量などの始動時制御も行われ
ない。よって、始動性を損なうことになる。このため、
イグニッションスイッチによるスタータ駆動信号に代わ
る信号を作成し、この信号を用いることにより上記懸念
を解消するものが提案されている。例えば特開平3−1
60133号公報に示すものである。これはエンジンの
始動判定を、エンジンの回転数に基づいて行うものであ
る。
【0003】図6に、該公報の装置の構成を示す。図に
おいて、100はエンジンに吸入される吸気量を検出す
るエアフロメータ、101はエンジンのクランク軸の回
転角度を検出するクランク角センサ、102はイグニッ
ションスイッチ、103はエンジンの冷却水の温度を検
出する水温センサ、104は図示しないバッテリの電圧
を検出するバッテリ電圧メータ、105は前出のエアフ
ロメータ100、クランク角センサ101、イグニッシ
ョンスイッチ102、水温センサ103、及びバッテリ
電圧メータ104の出力を受け図示しないエンジンを制
御するコントロールユニットで、回転数検出手段106
及び始動信号出力手段107を包含している。108は
エンジンに燃料を供給するインジェクタ、109は点火
コイルに設けられエンジンの点火時期を決定するパワー
トランジスタ、110はエンジンに補助空気を供給する
補助空気制御弁で、これらはコントロールユニット10
5により制御される。
【0004】図7は、従来装置の動作を示すタイムチャ
ートである。従来装置においては、イグニッションスイ
ッチがオンした場合にスタートフラグをセットする。そ
して、イグニッションスイッチがSTART位置に回された
ときスタータが駆動される。エンジンの回転数が50rp
m に達すると始動信号がセットされ、始動時の処理が行
われる。エンジンが始動し、回転数が1000rpm に達
するとスタートフラグ、及び始動信号がクリアされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来装置
では、回転数だけに基づいてエンジンの始動を判定して
いるので図7に示すようにスタータの駆動期間と始動信
号のセット期間とが一致せず、両者の間にはαあるいは
βという誤差があった。期間αは、エンジンがスタータ
に駆動されて50rpm に達するまでの時間である。この
間、実際にスタータがエンジンを駆動していても始動信
号がセットされないので、始動時の燃料増量といった処
理も行われずエンジンの始動性が悪化する。
【0006】期間βは、スタータの停止時期とエンジン
の回転数が1000rpm に達した時期との差を示すもの
である。期間βは、プラス側に大きい場合つまり図のよ
うに1000rpm に達する時期の方がスタータ停止時期
よりも遅い場合と、マイナス側に大きい場合つまり10
00rpm に達する時期の方がスタータ停止時期よりも早
い場合とがある。この誤差としての期間βは、発電制御
の悪化につながる。発電制御においては、スタータが駆
動中であるときは発電を停止することによりエンジンの
負荷を軽減して始動性の向上を図ると共に、スタータが
停止すると消費された電力を回復させるべく発電を開始
させている。ここで、期間βがプラス側に大きい場合、
スタータ駆動によって電力を消費されたバッテリが充電
不足のまま維持される期間が長くなる。このため、充放
電サイクルの溝が深くなり、結果的にバッテリの劣化を
促進することになる。また、期間βがプラス側に大きい
場合で始動が繰り返されると、充電期間が短いのでバッ
テリ上がりが発生しやすい。
【0007】逆に、期間βがマイナス側に大きい場合に
は、スタータがまだ駆動中であるにも拘わらず始動終了
と判定され、発電が開始される。このため、スタータに
はエンジンの始動負荷だけでなく発電負荷もかかること
になり、エンジンの始動性を悪化させることになる。
【0008】また、従来装置では、パワーステアリング
などを効かせるためにイグニッションスイッチをオンに
した状態で車両を運搬しようとした場合、タイヤの回転
がエンジンに伝わり回転数が50rpm に達すると始動信
号をセットし、最悪の場合エンジンが勝手にかかり暴走
する恐れがある。
【0009】この発明は上述の課題を解決するためのも
のであって、スタータの駆動時と停止時とを誤差無く判
定することができるエンジン制御ユニット、エンジン制
御装置及びエンジン制御方法を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるエンジ
ン制御ユニットは、エンジンを始動する始動手段に電力
を供給する電源の電圧を検出する電圧検出手段と、エン
ジンの回転数を検出する回転数検出手段と、電圧検出手
段と回転数検出手段との検出結果に基づき始動手段の駆
動時と停止時とを判定する判定手段と、この判定手段の
判定結果に基づきエンジンを制御する制御手段とを備え
たものである。
【0011】また、この発明にかかるエンジンの制御ユ
ニットは、判定手段は、電源の電圧が第1の所定電圧以
下であって、かつ、エンジンの回転数が所定回転数より
も大きくなったときを始動手段の駆動時と判定すると共
に、電源の電圧が第1の所定電圧よりも大きい第2の所
定電圧以上になったときを始動手段の停止時と判定する
ものである。
【0012】また、この発明にかかるエンジンの制御ユ
ニットは、電源の電圧の変化率を演算する変化率演算手
段を備え、判定手段は、電源の電圧が所定の変化率以上
で低下し、かつ、エンジンの回転数が所定回転数よりも
大きくなったときを始動手段の駆動時と判定すると共
に、電源の電圧が第2の所定電圧以上になったときを始
動手段の停止時と判定するものである。
【0013】また、この発明にかかるエンジンの制御装
置は、エンジンを始動する始動手段と、この始動手段に
電力を供給する電源と、この電源の電圧を検出する電圧
検出手段と、エンジンの回転数を検出する回転数検出手
段と、エンジンに吸入される吸気量を検出する吸気量検
出手段と、エンジンの回転角度を検出する回転角度検出
手段と、エンジンの冷却水温を検出する水温検出手段
と、電圧検出手段と回転数検出手段との検出結果に基づ
き始動手段の駆動時と停止時とを判定する判定手段と、
吸気量検出手段、回転角度検出手段及び水温検出手段の
検出結果と判定手段の判定結果とに基づいてエンジンを
制御する制御手段とを備えたものである。
【0014】また、この発明にかかるエンジンの制御方
法は、エンジンを始動する始動手段に電力を供給する電
源の電圧とエンジンの回転数とに基づいて始動手段の駆
動時と停止時とを判定し、この判定結果に基づいてエン
ジンを制御するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、実施の形態1の構成を示すブロ
ック図である。図において、1はエンジンに吸入される
吸気量を検出する吸気量検出手段としてのエアフロメー
タ、2はエンジンのクランク軸の回転角度を検出する回
転角度検出手段としてのクランク角センサ、3はイグニ
ッションスイッチ、4はエンジンの冷却水温を検出する
水温検出手段としての水温センサ、5は電源としてのバ
ッテリの電圧を検出する電圧検出手段としてのバッテリ
電圧メータ、6はクランク角センサ2からの信号により
エンジンの回転数を検出する回転数検出手段を包含しエ
ンジンの回転数が所定値以上であるか否かを判断する回
転数判断手段、7はバッテリ電圧メータ5からの信号に
よりバッテリの電圧が所定値以上であるか否かを判断す
るバッテリ電圧判断手段、8は回転数判断手段6及びバ
ッテリ電圧判断手段7の判断結果に基づき始動手段とし
てのスタータの駆動時と停止時とを判定する始動判定手
段である。
【0016】9はエアフロメータ1、クランク角センサ
2、イグニッションスイッチ3、水温センサ4及びバッ
テリ電圧メータ5からの情報に基づきエンジンの制御を
行うエンジン制御ユニットとしてのマイクロコンピュー
タで、始動判定手段8の判定結果に基づいて始動時制御
あるいは通常時制御を行う制御手段を包含している。な
お、マイクロコンピュータ9は、回転数判断手段6、バ
ッテリ電圧判断手段7及び始動判定手段8を包含してい
る。また、この例では回転数検出手段が回転数判断手段
6に包含されている旨述べたが、回転数検出手段はマイ
クロコンピュータ9の外部に設けられていてもよい。1
0はマイクロコンピュータ9に制御されエンジンに燃料
を供給するインジェクタ、11は点火コイルに配設され
マイクロコンピュータ9からの指示により導通、遮断し
てエンジンを点火させるパワートランジスタ、12はス
ロットルバルブを迂回するよう吸気管に並設された補助
空気通路の空気流量を制御する補助空気制御弁でマイク
ロコンピュータ9により制御される。
【0017】まず、マイクロコンピュータ9に包含され
る制御手段の制御について説明する。上述したように制
御手段は、始動判定手段8の判定結果に基づいて始動時
制御と通常時制御とを切り換える。始動時と通常時とで
制御量を変更する代表的な例としては、燃料噴射量を変
更する燃料噴射量制御、点火時期を変更する点火時期制
御、エンジンに吸入される吸気量を変更する吸気量制御
などが挙げられる。燃料噴射量は、通常時は、エアフロ
メータ1により得られる吸気量とクランク角センサ2に
より得られる回転数とで決まる基本噴射量に、冷却水温
に応じた補正分、空燃比フィードバックによる補正分、
バッテリの電圧に対する補正分などが加えられて燃料噴
射量が決定される。一方、始動時は予め定められた燃料
噴射量を用いており、例えば、吸気量及び回転数の情報
が入ってこない1回目の燃料噴射量や、冷却水温に応じ
た始動中の燃料噴射量などを記憶している。
【0018】点火時期は、通常時は、エアフロメータ1
により得られる吸気量とクランク角センサ2により得ら
れる回転数とで決まる基本点火時期に、種々の補正分を
加えて点火時期を決定している。また、ノッキングセン
サを利用してエンジンがノッキングを起こさない最大進
角位置まで点火時期を進めるといったことが為されてい
る。一方、始動時は予め定めた点火時期を用いており、
例えば、冷却水温に応じて設定された始動時用の点火時
期を記憶している。
【0019】補助吸気量は、通常時はアイドル回転数を
一定に保つように制御されている。これに対し、始動時
は、補助空気制御弁12を開いて吸気量を増大させる制
御が為されている。
【0020】次に、実施の形態1による始動時の判定方
法について説明する。図2は、実施の形態1の動作を示
すタイムチャートで、上から順に、スタータの状態、バ
ッテリの電圧、エンジンの回転数、バッテリの電圧に応
じて設定されるフラグA、エンジンの回転数に応じて設
定されるフラグB、実施の形態1により生成される始動
信号が示されている。はじめにイグニッションスイッチ
がオンし、キーが始動位置まで回されることによりバッ
テリからスタータに電力が供給されスタータが回転す
る。スタータは通常、直流直巻きのモータで構成されて
おり、供給電源であるバッテリの限界まで電流を引き込
む。具体的には、バッテリからスタータに約900Aの
突入電流が流れ、このときのバッテリの電圧は通常の約
12Vから約6〜7Vまで一気に低下する。このバッテ
リの電圧は、図示する第1の所定電圧である所定値Aと
比較され、バッテリの電圧が所定値A以下であればフラ
グAがセットされる。所定値Aは、約10Vに設定され
ている。また、ほぼ同時にスタータによってエンジンが
回転させられる。エンジンの回転数が所定回転数よりも
大きくなったとき、この場合は0rpm よりも大きくなっ
たときにフラグBがセットされる。スタータの駆動時
は、フラグAとフラグBとの論理積で判定される。即
ち、バッテリの電圧が10V以下になって、かつ、エン
ジンの回転数が0rpm よりも大きくなったときをスター
タの駆動時と判定し始動信号をセットする。次にキーが
始動位置からオンの位置に戻されるとスタータが停止す
る。スタータが停止すると、スタータによって低下して
いたバッテリの電圧が回復する。このバッテリの電圧
は、第1の所定電圧よりも大きい第2の所定電圧である
所定値Bと比較される。このときバッテリの電圧が所定
値B以上であればフラグAがクリアされる。所定値B
は、約11Vに設定されている。スタータの停止時は、
フラグAのクリアで判定される。即ち、バッテリの電圧
が11Vよりも大きくなったときをスタータの停止時と
判定し始動信号をクリアする。
【0021】次に、エンジン制御ユニット及びエンジン
制御装置の動作について説明する。図3は実施の形態1
によるスタータの駆動時及び停止時の判定の処理手順を
示すフローチャートで、マイクロコンピュータ9にて行
われるものである。イグニッションスイッチ3からのイ
グニッションスイッチオン信号により図3のフローチャ
ートが開始される。S1ではフラグA=フラグB=1で
あるか否かにより、始動中であるか否かが判定される。
まだスタータが駆動されていない状態ではフラグA、B
は共にセットされておらず0となっているので、S2に
処理が進む。S2ではバッテリ電圧メータ5により検出
されるバッテリの電圧を読み込む。S3ではクランク角
センサ2により検出されるクランク軸の回転角度の情報
に基づいて回転数検出手段により検出したエンジンの回
転数が読み込まれる。S4ではS2で読み込んだバッテ
リの電圧が10V以上であるか否かが判定される。スタ
ータが駆動されておらずバッテリの電圧が低下していな
い場合にはNと判定され、S5にてフラグA=0とされ
S6にて始動信号を0とし、S1の処理に戻る。スター
タが駆動されている場合はバッテリが10V以下に低下
しているのでYと判定されS7にてフラグA=1にセッ
トされる。続くS8では、S3で読み込んだエンジンの
回転数が0rpm よりも大きいか否かが判定される。スタ
ータの駆動直後であってスタータがまだエンジンを回転
していない場合は、S9でフラグB=0とされ、S6に
て始動信号を0としS1の処理に戻る。スタータが駆動
時にあってエンジンを少しでも回していればYと判定さ
れ、S10にてフラグB=1にセットし、S11で始動
信号を1にセットし、S1の処理に戻る。
【0022】このとき、スタータは既に駆動されている
ので、フラグA=B=1となっている。よって、S12
に処理が進む。S12ではバッテリの電圧が11V以上
であるか否かが判定される。スタータが駆動中の場合は
バッテリの電圧が低下している。この場合は、Nと判定
されS11に進み、始動信号を1にセットしたままとし
てS1の処理に戻る。運転者がキーをオンの位置に戻し
スタータの駆動を停止した場合は、バッテリの電圧が回
復して11V以上になっている。この場合、S12にて
Yと判定されS13にてフラグAを0にクリアすると共
に、S14にて始動信号を0にクリアして処理を終え
る。
【0023】なお、S13にてフラグAを0にクリアし
ているので、次回の始動判定時にまだスタータを駆動し
ていないにも拘わらずS1からS12に処理が進むとい
うことはない。
【0024】また、図3のS3にも示したように、エン
ジン制御ユニットとしてのマイクロコンピュータ9にお
いては回転数検出手段で検出した回転数を読み込めば足
りるものであって、回転数検出手段はマイクロコンピュ
ータ9の外部に設けても良いことは明らかである。
【0025】以上のように、実施の形態1のエンジン制
御方法、エンジン制御ユニット及びエンジン制御装置に
よれば、スタータの駆動時及び停止時をほぼ誤差無く正
確に検出することができる。従って、イグニッションス
イッチに異常があっても、エンジンの始動時を正確に検
出し始動時制御を行うことができる。
【0026】また、発電制御と組み合わせても問題なく
良好な制御を行うことができる。
【0027】また、イグニッションスイッチをオンした
ままで車両を運搬しエンジンの回転数が上昇したとして
も、バッテリの電圧が所定電圧まで低下していないの
で、始動時であると誤判定する事が無く、よって、車両
の暴走の可能性を無くすることができる。
【0028】また、イグニッションスイッチからスター
タ信号を入力しているものに比し、スタータ信号のイン
ターフェイスを削減でき、コストの削減を図ることがで
きる。
【0029】また、実施の形態1におけるエンジン制御
ユニットで使用する情報は、エンジン制御装置が一般的
に持っている情報なので、ハードウエアを変更する必要
がない。よって、エンジン制御ユニットを実施の形態1
で説明したものと交換するだけで上述の問題点を解決で
きる。
【0030】また、実施の形態1におけるエンジン制御
装置によれば、スタータの駆動時と停止時とを正確に判
定して、始動時制御あるいは通常時制御などエンジンの
状態に合わせた制御を行うことができる。
【0031】実施の形態2.実施の形態2の構成は、図
1に示したものと同様なものである。図4は、実施の形
態2の動作を示すタイムチャートで、上から順に、スタ
ータの状態、バッテリの電圧、エンジンの回転数、バッ
テリの電圧の低下率、エンジンの回転数に応じて設定さ
れるフラグB、バッテリの電圧に応じて設定されるフラ
グC、実施の形態2により生成される始動信号が示され
ている。図5は実施の形態2によるスタータの駆動時及
び停止時の判定の処理手順を示すフローチャートで、マ
イクロコンピュータ9にて行われるものである。イグニ
ッションスイッチ3からのイグニッションスイッチオン
信号により図5のフローチャートが開始される。
【0032】S21ではフラグB=フラグC=1である
か否かにより、始動中であるか否かが判定される。まだ
スタータが駆動されていない状態ではフラグB、Cは共
にセットされておらず0となっているので、S22に処
理が進む。S22ではバッテリ電圧メータ5により検出
されるバッテリの電圧を読み込む。S23ではクランク
角センサ2により検出されるクランク軸の回転角度の情
報に基づいて回転数検出手段により検出したエンジンの
回転数が読み込まれる。S24では今回のS22で検出
したバッテリの電圧と前回のS22の処理時に検出した
バッテリの電圧とに基づきバッテリの電圧がどのくらい
の変化率で低下したか、即ちバッテリの電圧の低下率を
演算する。ここで、S24は、バッテリの電圧の変化率
を演算する変化率演算手段を構成している。S25では
S24で演算したバッテリの電圧の低下率が図4に示す
所定値C以上であるか否かが判定される。ここで、所定
値Cは、通常ではあり得ないような低下率、例えばエア
コン、ヘッドライト等の消費電力の大きなものを同時に
投入したとしても届かないが、スタータが駆動されたと
きその値を越えるような値に設定される。S25にてス
タータが駆動されておらずバッテリの電圧の低下率が設
定値以上になっていない場合にはNと判定され、S26
にてフラグC=0とされS27にて始動信号を0とし、
S21の処理に戻る。S25にてスタータが駆動されて
いる場合はバッテリの電圧の低下率が設定値以上になっ
ているのでYと判定されS28にてフラグC=1にセッ
トされる。続くS29では、S23で読み込んだエンジ
ンの回転数が0rpm よりも大きいか否かが判定される。
スタータの駆動直後であってスタータがまだエンジンを
回転していない場合は、S30でフラグB=0とされ、
S27にて始動信号を0としS21の処理に戻る。スタ
ータが駆動時にあってエンジンを少しでも回していれば
Yと判定され、S31にてフラグB=1にセットし、S
32で始動信号を1にセットし、S21の処理に戻る。
【0033】このとき、スタータは既に駆動されている
ので、フラグB=フラグC=1となっている。よって、
S33に処理が進む。S33ではバッテリの電圧が11
V以上であるか否かが判定される。スタータが駆動中の
場合はバッテリの電圧が低下している。この場合は、N
と判定されS32に進み、始動信号を1にセットしたま
まとしてS21の処理に戻る。運転者がキーをオンの位
置に戻しスタータの駆動を停止した場合は、バッテリの
電圧が回復して11V以上になっている。この場合、S
33にてYと判定されS34にてフラグCを0にクリア
すると共に、S35にて始動信号を0にクリアして処理
を終える。
【0034】なお、S34にてフラグCを0にクリアし
ているので、次回の始動判定時にまだスタータを駆動し
ていないにも拘わらずS21からS33に処理が進むと
いうことはない。
【0035】また、図5のS23にも示したように、エ
ンジン制御ユニットとしてのマイクロコンピュータ9に
おいては回転数検出手段で検出した回転数を読み込めば
足りるものであって、回転数検出手段はマイクロコンピ
ュータ9の外部に設けても良いことは明らかである。
【0036】従って、実施の形態2によればバッテリの
電圧の低下率が所定値以上の時にフラグCがセットされ
るようにしているので、実施の形態1の効果に加えて、
スタータの駆動時をより正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態1及び2の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 発明の実施の形態1の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図3】 発明の実施の形態1の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】 発明の実施の形態2の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図5】 発明の実施の形態2の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図6】 従来装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来装置の動作を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 エアフロメータ 2 クランク角セ
ンサ 3 イグニッションスイッチ 4 水温センサ 5 バッテリ電圧メータ 6 回転数判断手
段 7 バッテリ電圧判断手段 8 始動判定手段 9 マイクロコンピュータ 10 インジェクタ 11 パワートランジスタ 12 補助空気制
御弁 100 エアフロメータ 101 クランク
角センサ 102 イグニッションスイッチ 103 水温セン
サ 104 バッテリ電圧メータ 105 コントロ
ールユニット 106 回転数検出手段 107 始動信号
出力手段 108 インジェクタ 109 パワート
ランジスタ 110 補助空気制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 312 F02D 45/00 312B F02N 11/08 F02N 11/08 G F02P 5/15 F02P 5/15 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを始動する始動手段に電力を供
    給する電源の電圧を検出する電圧検出手段と、前記エン
    ジンの回転数を検出する回転数検出手段と、前記電圧検
    出手段と前記回転数検出手段との検出結果に基づき前記
    始動手段の駆動時と停止時とを判定する判定手段と、こ
    の判定手段の判定結果に基づき前記エンジンを制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とするエンジン制御ユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記電源の電圧が第1
    の所定電圧以下であって、かつ、前記エンジンの回転数
    が所定回転数よりも大きくなったときを前記始動手段の
    駆動時と判定すると共に、前記電源の電圧が前記第1の
    所定電圧よりも大きい第2の所定電圧以上になったとき
    を前記始動手段の停止時と判定することを特徴とする請
    求項1に記載のエンジン制御ユニット。
  3. 【請求項3】 前記電源の電圧の変化率を演算する変化
    率演算手段を備え、前記判定手段は、前記電源の電圧が
    所定の変化率以上で低下し、かつ、前記エンジンの回転
    数が所定回転数よりも大きくなったときを前記始動手段
    の駆動時と判定すると共に、前記電源の電圧が第2の所
    定電圧以上になったときを前記始動手段の停止時と判定
    することを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御ユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 エンジンを始動する始動手段と、この始
    動手段に電力を供給する電源と、この電源の電圧を検出
    する電圧検出手段と、前記エンジンの回転数を検出する
    回転数検出手段と、前記エンジンに吸入される吸気量を
    検出する吸気量検出手段と、前記エンジンの回転角度を
    検出する回転角度検出手段と、前記エンジンの冷却水温
    を検出する水温検出手段と、前記電圧検出手段と前記回
    転数検出手段との検出結果に基づき前記始動手段の駆動
    時と停止時とを判定する判定手段と、前記吸気量検出手
    段、前記回転角度検出手段及び前記水温検出手段の検出
    結果と前記判定手段の判定結果とに基づいて前記エンジ
    ンを制御する制御手段とを備えたことを特徴とするエン
    ジン制御装置。
  5. 【請求項5】 エンジンを始動する始動手段に電力を供
    給する電源の電圧と前記エンジンの回転数とに基づいて
    前記始動手段の駆動時と停止時とを判定し、この判定結
    果に基づいて前記エンジンを制御することを特徴とする
    エンジン制御方法。
JP7279195A 1995-10-26 1995-10-26 エンジン制御ユニット、エンジン制御装置及びエンジン制御方法 Pending JPH09119331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7279195A JPH09119331A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 エンジン制御ユニット、エンジン制御装置及びエンジン制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7279195A JPH09119331A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 エンジン制御ユニット、エンジン制御装置及びエンジン制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09119331A true JPH09119331A (ja) 1997-05-06

Family

ID=17607766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7279195A Pending JPH09119331A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 エンジン制御ユニット、エンジン制御装置及びエンジン制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09119331A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2192468A1 (es) * 2001-01-10 2003-10-01 Honda Motor Co Ltd Metodo de control para bomba electromagnetica de combustible.
EP1323921A3 (en) * 2001-12-28 2005-05-25 Nissan Motor Co., Ltd. An apparatus and a method for controlling an engine
EP1323920A3 (en) * 2001-12-26 2006-05-24 Nissan Motor Co., Ltd. An apparatus and a method for controlling an engine
JP2007262934A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Denso Corp 車両用制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2192468A1 (es) * 2001-01-10 2003-10-01 Honda Motor Co Ltd Metodo de control para bomba electromagnetica de combustible.
EP1323920A3 (en) * 2001-12-26 2006-05-24 Nissan Motor Co., Ltd. An apparatus and a method for controlling an engine
CN1320265C (zh) * 2001-12-26 2007-06-06 日产自动车株式会社 控制发动机的装置和方法
EP1323921A3 (en) * 2001-12-28 2005-05-25 Nissan Motor Co., Ltd. An apparatus and a method for controlling an engine
CN100420837C (zh) * 2001-12-28 2008-09-24 日产自动车株式会社 用来控制发动机的设备和方法
JP2007262934A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Denso Corp 車両用制御装置
JP4538852B2 (ja) * 2006-03-27 2010-09-08 株式会社デンソー 車両用制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6675088B2 (en) Vehicle idling stop control apparatus
US20040149245A1 (en) Device and method for automatic stop control of internal combustion engine for vehicle
JPH08284719A (ja) 車両用発電機の制御システム
US6845313B2 (en) Engine start control method and device
US20070175454A1 (en) Engine control device
US6260535B1 (en) Method and system for the controlled shutting-off of an internal-combustion engine
EP0691466A1 (en) Device for coping with sensor abnormal state in electronic control system for internal combustion engine
JPH08197938A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH09119331A (ja) エンジン制御ユニット、エンジン制御装置及びエンジン制御方法
JP4075227B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2610553B2 (ja) エンジンの始動制御装置
JP3154503B2 (ja) 内燃機関制御装置
JP2002155838A (ja) エンジン制御装置
JP3334403B2 (ja) 内燃機関の始動判定装置
KR100335929B1 (ko) 아이들시의 엔진 회전수 제어 방법
JP2715704B2 (ja) 内燃機関におけるステップモータ制御装置
JPH06330828A (ja) 燃料供給装置
KR200203089Y1 (ko) 수온센서 고장시 엔진 제어 장치
JP2715706B2 (ja) 内燃機関におけるステップモータ制御装置
JP2715707B2 (ja) 内燃機関におけるステップモータ制御装置
JPH05149221A (ja) 自動車用エンジン始動装置
JPH08326590A (ja) 内燃機関における水温センサ故障時のフェイルセーフシステム
JPH1162654A (ja) 内燃機関の空気量制御装置
KR100361308B1 (ko) 디젤엔진용 냉각수보조히터의 제어방법
JP2713511B2 (ja) 内燃機関におけるステップモータ制御装置