JPH0745732A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH0745732A
JPH0745732A JP5191502A JP19150293A JPH0745732A JP H0745732 A JPH0745732 A JP H0745732A JP 5191502 A JP5191502 A JP 5191502A JP 19150293 A JP19150293 A JP 19150293A JP H0745732 A JPH0745732 A JP H0745732A
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JP
Japan
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polycrystalline silicon
film
silicon film
bipolar transistor
forming
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JP5191502A
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Masaru Wakabayashi
勝 若林
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】BiCMOSにおいて、バイポーラトランジス
タの性能安定化を維持し、多結晶シリコンからなる抵抗
の高抵抗化を図る。 【構成】半導体基板上にバイポーラ・トランジスタおよ
び多結晶膜抵抗素子とを有する半導体集積回路装置にお
いて、バイポーラ・トランジスタのエミッタ電極9Eを
ヒ素を注入した厚い多結晶シリコン膜で形成する。さら
に、抵抗は多結晶シリコン膜を選択酸化することで薄膜
化し、上部に形成された二酸化シリコン膜12をヒ素注
入のマスクとして用いる。したがって、抵抗素子の高抵
抗値および抵抗長の短縮化を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置お
よびその製造方法に関し、特に、BiCMOSスタティ
ック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)に適す
る多結晶シリコン膜抵抗素子およびバイポーラ・トラン
ジスタとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置の高速化およ
び高集積化に伴い素子寸法の微細化および小型化の進行
が著しい。
【0003】図4(a)〜(c)は従来の多結晶シリコ
ン膜抵抗素子およびバイポーラ・トランジスタを含む半
導体集積回路装置についてその製造工程に沿って説明す
るための工程順断面図である。
【0004】図4(a)において、P型単結晶シリコン
基体1上に、N型エピタキシャル層2を被着形成し、N
型エピタキシャル層2主表面より素子間を絶縁分離する
ための厚い第一の二酸化シリコン膜3を公知の選択酸化
法により形成する。次に、バイポーラ・トランジスタの
コレクタ領域上にリンを添加した多結晶シリコン膜を選
択的に形成することにより、コレクタ電極4を形成す
る。このとき、コレクタ電極4の下部に位置するN型エ
ピタキシャル層2中にコレクタ電極4の多結晶シリコン
膜よりリンを拡散し、コレクタ拡散層である第一のN型
拡散層5を形成する。次に、バイポーラ・トランジスタ
のベース領域としてP型拡散層6を公知のイオン注入に
より形成する。次いで、主表面上に公知のCVD法を用
いて第二の二酸化シリコン膜7を被着形成し、バイポー
ラ・トランジスタのエミッタ領域を形成するため第一の
N型拡散層6上の第二の二酸化シリコン膜7に開孔8を
形成し、次いで、CVD法により、主表面上に多結晶シ
リコン膜9を厚さ200〜250nmに被着形成する。
【0005】次に、図4(b)に示すように、多結晶シ
リコン膜9をパターニングして、エミッタ電極および多
結晶シリコン膜抵抗素子を形成するため多結晶シリコン
膜8をパターニングしたのち薄く酸化しさらに、抵抗体
となる部分(9R)の上部のみに厚さ100〜120n
mの窒化シリコン膜16を選択的に形成させる。次い
で、主表面にヒ素イオンを30keVのエネルギー、1
×1016〜2×1016/cm2 のドーズ量で注入を行な
い、熱処理を施す。これによりエミッタ電極9Eならび
に端子部9Tと抵抗体部9Rとを有する多結晶シリコン
膜抵抗素子が形成される。
【0006】このとき、ヒ素を注入された多結晶シリコ
ン膜(9E)より、P型拡散層6中にヒ素が拡散され、
図4(c)に示すように、エミッタ拡散層である第二の
N型拡散層13が形成される。ここで、抵抗体部9Rに
は上部に窒化シリコン膜16があるため、ヒ素イオンは
注入されず、層抵抗値10〜100MΩ/□の抵抗膜と
して残る。
【0007】次に、BPSGからなる層間絶縁膜14を
被着形成し、層間絶縁膜14にバイポーラ・トランジス
タのベース拡散層6、コレクタ電極4、エミッタ電極9
E、および抵抗素子の両端子部9Tを露出させるよう開
孔をそれぞれ形成し、次いで、公知のスパッタリング法
により、主表面上にアルミニウム合金膜を被着させ、パ
ターニングしてベース電極配線15B、エミッタ電極配
線15E、コレクタ電極配線15C、端子電極配線15
Tを形成する。
【0008】この従来例では、エミッタ電極9Eをヒ素
を添加した多結晶シリコン膜により100〜1000Ω
/□の低抵抗値とし、抵抗体部9Rをヒ素を添加しない
多結晶シリコン膜により10〜100MΩ/□の高抵抗
値を実現していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路装置の
高速化および高集積化のためには、素子の小型化および
消費電力の低減化を図る必要がある。ところが、素子寸
法の微細化および小型化する場合、多結晶シリコン膜抵
抗素子については、平面的な寸法の縮小のみでは抵抗値
の増加はあまり期待できないので、薄膜化する必要があ
る。
【0010】一方、バイポーラ・トランジスタのエミッ
タ電極は抵抗を構成する多結晶シリコン膜と同一工程で
成膜されているため、薄膜化すると膜厚のバラツキによ
り、エミッタ拡散層領域へのヒ素拡散の制御が困難とな
りトランジスタ性能の安定化、高信頼性が図れない。し
たがって、前述のように、バイポーラ・トランジスタの
エミッタ電極と抵抗素子を同一の多結晶シリコン膜で実
現することは非常に困難であり、エミッタ電極と抵抗素
子とをそれぞれ別の工程で成膜することは製造工程数を
大幅に増大するので採用できず、半導体集積回路装置の
高集積化の障害となっている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置は、半導体基板表面部に選択的に形成された一導電
型拡散層からなるエミッタ領域および前記半導体基板表
面を覆い前記エミッタ領域上に開孔を有する絶縁膜の前
記開孔部で前記エミッタ領域に接触する一導電型多結晶
シリコン膜からなるエミッタ電極を含むバイポーラ・ト
ランジスタと、前記絶縁膜を選択的に被覆する多結晶シ
リコン膜抵抗素子とを含み、前記多結晶シリコン膜抵抗
素子が前記一導電型多結晶シリコン膜と実質的に同一厚
さの他の多結晶シリコン膜からなる端子部と前記端子部
より薄い多結晶シリコン抵抗体部とを有するというもの
である。
【0012】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体基板の表面部に選択的に絶縁分離構造体
を形成して素子形成領域を区画した後、全面に絶縁膜を
堆積する工程と、前記絶縁膜の所定個所に開孔を設けて
前記素子形成領域のうちバイポーラ・トランジスタ形成
領域の表面を露出させる工程と、多結晶シリコン膜を全
面に堆積した後、選択的に酸化シリコン膜を形成して厚
さを薄くし、一導電型不純物イオンを前記酸化シリコン
膜をマスクにして前記多結晶シリコン膜には注入し、パ
ターニングを行ない前記開口部とその近傍および前記酸
化シリコン膜直下部を含む部分にそれぞれ一導電型多結
晶シリコン膜からなるエミッタ電極および多結晶シリコ
ン膜抵抗素子を形成する工程とを有するというものであ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1(a)〜(c)は本発明の半導体集積
回路装置の第一実施例について、その製造工程に沿って
説明するための工程順断面図である。
【0015】まず、図1(a)に示すように、P型単結
晶シリコン基体1上に厚さ1.4〜1.6μmのN型エ
ピタキシャル層2を被着形成してなる半導体基板を用意
する。N型エピタキシャル層2主表面に素子間を絶縁分
離するための厚さ600〜800nmの厚い第二の二酸
化シリコン膜3(素子分離構造体)を公知の選択酸化法
により形成して素子形成領域(バイポーラ・トランジス
タ形成領域および抵抗素子形成領域等)を区画する。次
にPOCl3 ガスを用いて公知の拡散法によりリンを添
加した多結晶シリコン膜を、バイポーラ・トランジスタ
のコレクタ領域に選択形成することにより厚さ300〜
400nmのコレクタ電極4を形成する。
【0016】このとき、コレクタ電極4の下部に位置す
るN型エピタキシャル層2中にコレクタ電極4の多結晶
シリコン膜よりリンを拡散し、コレクタ拡散層である第
一のN型拡散層5を形成する。次に、バイポーラ・トラ
ンジスタのベース領域を形成するためボロンイオンをエ
ネルギー15〜20keV,ドーズ量2.0〜2.5×
1013/cm2 で注入し、ベース拡散層であるP型拡散
層6を形成する。次いで、主表面に公知のCVD法を用
いて、厚さ200〜250nmの第二の二酸化シリコン
膜7を被着形成し、バイポーラ・トランジスタのエミッ
タ領域を形成するためP型拡散層6上の第二の二酸化シ
リコン膜7に0.5〜0.8μm□の大きさの開孔8を
公知のリソグラフィ法とエッチングにより形成する。次
に、CVD法により、主表面に厚さ200〜250nm
の多結晶シリコン膜9を被着形成する。ここまでは、従
来例と同様である。
【0017】次に多結晶シリコン膜9表面を厚さ10〜
20nm酸化させ多結晶シリコン膜9の上部に厚さ10
0〜120nmの窒化シリコン膜10を形成したのちリ
ソグラフィ法とエッチング法により抵抗素子形成領域上
に開孔11を形成する。次いで、900〜950℃のH
2 −O2 雰囲気中での1〜3時間の熱処理により、図1
(b)に示すように、開孔11部の多結晶シリコン膜9
を酸化させ、厚さ200nm程度の第三の二酸化シリコ
ン膜12を形成する。この結果、多結晶シリコン膜9は
第三の二酸化シリコン膜12の直下部で薄くなって厚さ
100〜150nmの膜厚に変化する。また、不純物が
第三の二酸化シリコン膜12に吸収されて高抵抗化す
る。ここで、窒化シリコン膜10の下部にある多結晶シ
リコン膜9は酸化されない。
【0018】次に図1(c)に示すように、窒化シリコ
ン膜10を熱リン酸によるウェットエッチング法により
全面除去し、主表面にヒ素イオンを30keVのエネル
ギー,1×1016〜2×1016/cm2 のドーズ量でイ
オン注入を行なう。ここで、第三の二酸化シリコン膜1
2がマスクとなり、第三の二酸化シリコン膜12の下部
の多結晶シリコン膜9にはイオン注入されない。次い
で、850〜900℃の窒化雰囲気中での20〜40分
の熱処理により、バイポーラ・トランジスタのエミッタ
領域(P型拡散層6と多結晶シリコン膜9との接触部と
その近傍)にヒ素を拡散し、エミッタ拡散層である第二
のN型拡散層13を形成する。次に、第三の二酸化シリ
コン膜12をフッ酸により除去し多結晶シリコン膜9を
リソグラフィー法とエッチング法によりパターニングし
てエミッタ電極9Eおよび多結晶シリコン膜抵抗素子の
端子部9TAおよび抵抗体部9RAを形成する。次い
で、従来例と同様に厚さ0.5〜1.0μmの層間絶縁
膜14を被着形成し、層間絶縁膜14にバイポーラトラ
ンジスタのベース拡散層6、コレクタ電極4、エミッタ
電極9Eおよび膜抵抗素子の両端子部9TAとを露出さ
せるよう0.8〜1.0μ□の開孔CB,CE,CC,
CRをそれぞれをリソグラフィ法とエッチング法により
形成する。次に、スパッタリング法により、厚さ0.5
〜1.0μmのアルミニウム合金膜15を被着させ、リ
ソグラフィ法とエッチング法により選択的にパターニン
グしてベース電極配線15B、エミッタ電極配線15
E、コレクタ電極配線15Cおよび端子電極配線15T
を形成する。
【0019】以上説明したように、本発明の第一実施例
によれば、抵抗体部9RAを構成する多結晶シリコン膜
は、バイポーラ・トランジスタのエミッタ電極9Eを構
成する多結晶シリコン膜に比べ、1/2〜1/4倍に薄
膜化されているばかりでなく不純物が少なくなって高抵
抗化されている。したがって、エミッタ電極9Eをヒ素
を添加した厚い多結晶シリコン膜にしてバイポーラ・ト
ランジスタの性能安定化を維持し、かつ抵抗10を薄膜
化されかつ高抵抗化された多結晶シリコン膜にとするこ
とより1〜10GΩ/□の従来より高抵抗値を実現で
き、抵抗長も短縮できる。
【0020】図2は本発明の半導体集積回路装置の第二
実施例の要部を示す断面図であり、MOS型電界効果ト
ランジスタ(以下、MOSトランジスタと略す)からな
るスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)を
含むBiCMOS SRAM回路の場合を示し、前述の
第一実施例とはSRAMが同一半導体チップに設けられ
ている点で異なっている。便宜上、バイポーラ部を図2
(a)に、SRAMのメモリセルを図2(b)に示すが
これらは同一の半導体チップに設けられている。また、
図3はSRAMのメモリセルの等価回路であり、このメ
モリセルは、それぞれ負荷抵抗R1,R2とMOSトラ
ンジスタT1,T2とからなる2つのインバータの交差
結合によりなるフリップフロップとして構成され、メモ
リ選択用の2組のMOSトランジスタT3,T4とワー
ド線W,ビット線D,反転Dを付加して構成されてい
る。次に、図2を参照して、その構造と製造方法につい
て説明する。
【0021】図2に示すように、P型単結晶シリコン基
体1上にN型エピタキシャル層2を被着形成してなる半
導体基板を用意し、P型ウェル層21を選択形成する。
次に、主表面に素子間を絶縁分離するための厚い第一の
二酸化シリコン膜3(素子分離構造体)を選択形成して
素子形成領域(バイポーラ・トランジスタ形成領域、抵
抗素子形成領域およびメモリセル形成領域等)を区画す
る。次に、素子形成領域の表面に薄い二酸化シリコン膜
22を形成する。次に、コレクタ領域上と、T3,T4
のソース・ドレイン領域の一方につながる第一のN型拡
散層を形成する領域上の薄い二酸化シリコン膜22を選
択除去し、拡散法によりリンを添加した多結晶シリコン
層を主表面に被着形成させパターニングしてコレクタ領
域上にコレクタ電極4を、メモリセル形成領域上にT
1,T2のゲート電極23,ワード線24(T3,T4
のゲート電極を兼ねる)を形成する。
【0022】このとき、薄い二酸化シリコン膜22を選
択除去したN型エピタキシャル層2とP型ウェル層21
中にリンを拡散し、第一のN型拡散層5をそれぞれ形成
する。次に、イオン注入法によりベース領域としてP型
拡散層6およびMOSトランジスタのドレイン・ソース
拡散層領域として第三のN型拡散層25を選択形成す
る。
【0023】次いで、主表面に第二の二酸化シリコン膜
7を被着形成し、エミッタ拡散層形成領域とゲート電極
23の一部を表出させるよう第二の二酸化シリコン膜7
に開孔を選択的に形成する。次に、主表面に多結晶シリ
コン膜9を被着形成し、パターニンングしてエミッタ電
極9Eを形成する。このとき、多結晶シリコン膜抵抗素
子、メモリセルの負荷抵抗R1,R2を形成するための
多結晶シリコン膜を残しておく。次にこれらの多結晶シ
リコン膜8表面を薄く酸化したあと多結晶シリコン膜抵
抗素子と負荷抵抗R1を形成するための多結晶シリコン
膜の表面を選択酸化するため窒化シリコン膜を選択形成
し、多結晶シリコン膜を選択酸化させ、第三の二酸化シ
リコン膜12A1,12A2を形成する。この結果、多
結晶シリコン膜抵抗素子と負荷抵抗R1,R2となる多
結晶シリコン膜に、膜厚の薄い抵抗体部9RA1,9R
A2が形成される。次いで、窒化シリコン膜を全面除去
し、主表面上にヒ素を拡散してエミッタ拡散層となる第
二のN型拡散層13を形成する。また抵抗素子の端子部
9T1,9T2が形成される。ここで、本発明の第一実
施例とは異なり、多結晶シリコン膜9はすでにパターニ
ングされているため第三の二酸化シリコン膜12A1,
12A2は除去する必要がない。
【0024】次いで、本発明の第一実施例と同様に、主
表面上にBPSGからなる層間絶縁膜14を被着形成
し、層間絶縁膜14にコンタクト開孔部を表出させ、次
に主表面上にアルミニウム合金膜15を被着させ、選択
的にパターニングして電極15TA,15T2等を形成
する。以上、説明したように本発明の第二実施例によれ
ば、多結晶シリコン膜抵抗素子とメモリセルの負荷抵抗
R1,R2を構成する多結晶シリコン膜は、同時被着さ
れたエミッタ電極9Eとメモリセルの電源線Vccを構
成する多結晶シリコン膜に比べ、1/2〜1/4倍に薄
膜化されている。したがって、エミッタ電極9とメモリ
セルの電源線Vccを同時にヒ素を添加した厚い多結晶
シリコン膜によりバイポーラ・トランジスタおよびメモ
リセルの性能安定化を維持し、かつ多結晶シリコン膜抵
抗素子とメモリセルの負荷抵抗R1,R2を同時に1/
2〜1/4倍薄膜化された多結晶シリコン膜とすること
により高抵抗値を実現でき、さらに抵抗長を短縮でき
る。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
多結晶シリコン膜の選択酸化を利用してバイポーラ・ト
ランジスタのエミッタ電極と同時に被着された多結晶シ
リコン膜の高抵抗化が可能となるので、マスク工程を増
加することなくバイポーラ・トランジスタの性能安定化
を維持し、多結晶シリコン膜抵抗素子の高抵抗化および
微細化を達成できるので、バイポーラ・トランジスタと
多結晶シリコン膜抵抗素子とを有する半導体集積回路の
高集積化を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路装置の第一実施例につ
いてその製造工程に沿って説明するための(a)〜
(c)に分図して示す工程順断面図である。
【図2】本発明の半導体集積回路装置の第二実施例の要
部をバイポーラ部(図2(a))とメモリセル部(図2
(b))とに分けて示す断面図である。
【図3】本発明の第二実施例におけるSRAMメモリセ
ルの回路図である。
【図4】従来の半導体集積回路装置の一例についてその
製造工程に沿って説明するための(a)〜(c)に分図
して示す工程順断面図である。
【符号の説明】
1 P型単結晶シリコン基体 2 N型エピタキシャル層 3 厚い第一の二酸化シリコン膜 4 コレクタ電極 5 第一のN型拡散層 6 P型拡散層 7 第二の二酸化シリコン膜 8 開孔 9 多結晶シリコン膜 9E エミッタ電極 9RA,9RA1,9RA2 抵抗体部 9TA,9T1,9T2 端子部 10 窒化シリコン膜 11 開孔 12 第三の二酸化シリコン膜 13 第二のN型拡散層 14 層間絶縁膜 15 アルミニウム合金膜 15B ベース電極配線 15E 第三の二酸化シリコン膜 21 P型ウェル層 22 薄い二酸化シリコン膜 23 ゲート電極 24 ワード線 25 第三のN型拡散層 R1,R2 メモリセルの負荷抵抗 Vcc メモリセルの電源線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/102 7210−4M H01L 27/10 391

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面部に選択的に形成された
    一導電型拡散層からなるエミッタ領域および前記半導体
    基板表面を覆い前記エミッタ領域上に開孔を有する絶縁
    膜の前記開孔部で前記エミッタ領域に接触する一導電型
    多結晶シリコン膜からなるエミッタ電極を含むバイポー
    ラ・トランジスタと、前記絶縁膜を選択的に被覆する多
    結晶シリコン膜抵抗素子とを含み、前記多結晶シリコン
    膜抵抗素子が前記一導電型多結晶シリコン膜と実質的に
    同一厚さの他の多結晶シリコン膜からなる端子部と前記
    端子部より薄い多結晶シリコン抵抗体部とを有すること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板の表面部に選択的に絶縁分離
    構造体を形成して素子形成領域を区画した後、全面に絶
    縁膜を堆積する工程と、前記絶縁膜の所定個所に開孔を
    設けて前記素子形成領域のうちバイポーラ・トランジス
    タ形成領域の表面を露出させる工程と、多結晶シリコン
    膜を全面に堆積した後、選択的に酸化シリコン膜を形成
    して厚さを薄くし、一導電型不純物イオンを前記酸化シ
    リコン膜をマスクにして前記多結晶シリコン膜に注入
    し、パターニングを行ない前記開口部とその近傍および
    前記酸化シリコン膜直下部を含む部分にそれぞれ一導電
    型多結晶シリコン膜からなるエミッタ電極および多結晶
    シリコン膜抵抗素子を形成する工程とを有することを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
JP5191502A 1993-08-03 1993-08-03 半導体集積回路装置およびその製造方法 Pending JPH0745732A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156520A (ja) * 2012-03-12 2012-08-16 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012156520A (ja) * 2012-03-12 2012-08-16 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法

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