JPH0745724Y2 - 駐車場の車止め装置 - Google Patents
駐車場の車止め装置Info
- Publication number
- JPH0745724Y2 JPH0745724Y2 JP7331291U JP7331291U JPH0745724Y2 JP H0745724 Y2 JPH0745724 Y2 JP H0745724Y2 JP 7331291 U JP7331291 U JP 7331291U JP 7331291 U JP7331291 U JP 7331291U JP H0745724 Y2 JPH0745724 Y2 JP H0745724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- car stop
- parking space
- car
- parking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、駐車場の各自動車(車
両)の駐車スペースに設置して車両の停止位置を案内す
る駐車場の車止め装置に関する。
両)の駐車スペースに設置して車両の停止位置を案内す
る駐車場の車止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般の駐車場における車止め装置と
しては、各車両の駐車スペース後部領域にコンクリート
ブロックを左右一対設置して路面に糊付け等により固定
した構造のものが多く見られる。この構造のものは、タ
イヤが当って停止する位置にそれぞれブロックを配置し
た簡単な構成で、これによって車両の進入方向の位置規
制ならびに案内を行なおうとするものである。
しては、各車両の駐車スペース後部領域にコンクリート
ブロックを左右一対設置して路面に糊付け等により固定
した構造のものが多く見られる。この構造のものは、タ
イヤが当って停止する位置にそれぞれブロックを配置し
た簡単な構成で、これによって車両の進入方向の位置規
制ならびに案内を行なおうとするものである。
【0003】又、同様の目的で、一対のコンクリートブ
ロックの代りに駐車スペースの横幅全体に渡って後端部
と平行に車止め枠体を差渡した構造のものも見られる。
特に駐車場を金属枠で構築したようなところでは該車止
め枠体が構築物と一緒に設けられる例が多い。
ロックの代りに駐車スペースの横幅全体に渡って後端部
と平行に車止め枠体を差渡した構造のものも見られる。
特に駐車場を金属枠で構築したようなところでは該車止
め枠体が構築物と一緒に設けられる例が多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】コンクリートブロック
を設置した構造のものでは、ブロック自体が単純な形状
で設置作業も簡単に行なえると共に設置に要するコスト
も安いといった利点がある。しかし、該ブロックのもの
では、前述の通り、進入方向については車両の進入位置
をブロックにタイヤが当る位置で規制する役目を果す
が、駐車スペースの横方向ないしは左右方向については
該ブロックは何等、位置の規制や案内を行なうものでは
なく、中央位置に止めるのは運転者の判断ならびに運転
技術に委ねられている。
を設置した構造のものでは、ブロック自体が単純な形状
で設置作業も簡単に行なえると共に設置に要するコスト
も安いといった利点がある。しかし、該ブロックのもの
では、前述の通り、進入方向については車両の進入位置
をブロックにタイヤが当る位置で規制する役目を果す
が、駐車スペースの横方向ないしは左右方向については
該ブロックは何等、位置の規制や案内を行なうものでは
なく、中央位置に止めるのは運転者の判断ならびに運転
技術に委ねられている。
【0005】この為、駐車スペースの左右の境界線に片
寄って駐車されることも多く、これによって隣接する駐
車車両の扉の開閉に支障をきたしたり、両側の駐車車両
の位置によっては極めて駐車スペースへの進入が困難に
なり、特に狭い駐車スペースの場合には進入不可能の事
態も生じる等の問題がある。現今においては、駐車場不
足等から個々の駐車スペースも、より狭いものとなって
おり、特に運転の未熟練者にとっては、このような狭い
スペースへの駐車が増々困難となるものであった。従っ
て、隣接の駐車車両との接触事故の危険も高く、又、片
寄った状態で進入した場合にはタイヤがブロックの間を
通って後部駐車車両に衝突する事故も避けられなかっ
た。
寄って駐車されることも多く、これによって隣接する駐
車車両の扉の開閉に支障をきたしたり、両側の駐車車両
の位置によっては極めて駐車スペースへの進入が困難に
なり、特に狭い駐車スペースの場合には進入不可能の事
態も生じる等の問題がある。現今においては、駐車場不
足等から個々の駐車スペースも、より狭いものとなって
おり、特に運転の未熟練者にとっては、このような狭い
スペースへの駐車が増々困難となるものであった。従っ
て、隣接の駐車車両との接触事故の危険も高く、又、片
寄った状態で進入した場合にはタイヤがブロックの間を
通って後部駐車車両に衝突する事故も避けられなかっ
た。
【0006】又、コンクリートブロック自体あるいは接
着糊の劣化によって早期にブロックの破壊や位置ずれが
生じて車止めの用をなさない事態も生じ、又、コンクリ
ート材料が車両から受ける繰返しの衝撃に弱く、ブロッ
クの破壊を一層早めるといった問題も避けられなかっ
た。
着糊の劣化によって早期にブロックの破壊や位置ずれが
生じて車止めの用をなさない事態も生じ、又、コンクリ
ート材料が車両から受ける繰返しの衝撃に弱く、ブロッ
クの破壊を一層早めるといった問題も避けられなかっ
た。
【0007】一方、金属枠等で車止めを構成して駐車ス
ペースの幅全体に差渡した構造のものは、進入車両がこ
れを乗越えない限り後部駐車車両との衝突の危険は無い
が、コンクリートブロックに比して設置コスト等の点で
不利であり、しかもこの場合にも、左右方向の位置規制
は何等行なわれず、従って、上述と同様の問題が依然と
して残されていた。
ペースの幅全体に差渡した構造のものは、進入車両がこ
れを乗越えない限り後部駐車車両との衝突の危険は無い
が、コンクリートブロックに比して設置コスト等の点で
不利であり、しかもこの場合にも、左右方向の位置規制
は何等行なわれず、従って、上述と同様の問題が依然と
して残されていた。
【0008】従って、本考案は上記従来の車止め装置の
諸問題に鑑みなされたもので、その目的は運転の未熟練
者であっても、又、駐車スペースに余裕のないところで
あっても、該スペースの中央位置へ、より容易に車両を
進入案内させることができるとともに隣接車両との接触
の危険も少なくなり、しかも構造が簡単で耐久性に富ん
だ駐車場の車止め装置を提供するにある。
諸問題に鑑みなされたもので、その目的は運転の未熟練
者であっても、又、駐車スペースに余裕のないところで
あっても、該スペースの中央位置へ、より容易に車両を
進入案内させることができるとともに隣接車両との接触
の危険も少なくなり、しかも構造が簡単で耐久性に富ん
だ駐車場の車止め装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成する為に、
本考案においては、駐車場の各車両の駐車スペース後部
領域において左右対象に離間配置された一対の車止め部
材よりなり、該各車止め部材が互いに鈍角をなすと共に
略同長の第1及び第2の車止めアームを有してそれぞれ
一体に形成され、各車止め部材の第1のアームが駐車ス
ペースの後端と実質的に平行に配置されるとともに第2
のアームが駐車スペースの側縁に向って延出した状態に
配置されてなり、該一対の車止め部材の長手方向に対し
てその横断面を略U字形に形成して構成を特徴とする駐
車場の車止め装置を提案するものである。
本考案においては、駐車場の各車両の駐車スペース後部
領域において左右対象に離間配置された一対の車止め部
材よりなり、該各車止め部材が互いに鈍角をなすと共に
略同長の第1及び第2の車止めアームを有してそれぞれ
一体に形成され、各車止め部材の第1のアームが駐車ス
ペースの後端と実質的に平行に配置されるとともに第2
のアームが駐車スペースの側縁に向って延出した状態に
配置されてなり、該一対の車止め部材の長手方向に対し
てその横断面を略U字形に形成して構成を特徴とする駐
車場の車止め装置を提案するものである。
【0010】更に、本考案においては、各車止め部材に
車両のライトを反射させる反射部材を設ける構成も提案
するものである。
車両のライトを反射させる反射部材を設ける構成も提案
するものである。
【0011】
【作用】上記本考案の車止め装置においては、駐車スペ
ースに対して車両が斜めに片寄った状態で進入した場合
には、左右一対設置した一方の車止め部材の、駐車スペ
ースの側縁に沿って延出した第2のアームにタイヤが当
接することにより運転者に誤進入を知得させ、これによ
って車両の進入方向の切替を行なわせて該車止め部材
の、駐車スペースの後端と実質的に平行な第1のアーム
にタイヤが当るように案内して、これにより中央位置へ
の進入を容易に行なわせることができる。又、これによ
って、運転の未熟練者でも安心して車両の進入操作を行
ない、わずかな回数の切替操作で中央位置に迅速かつ正
確に駐車させることができる。
ースに対して車両が斜めに片寄った状態で進入した場合
には、左右一対設置した一方の車止め部材の、駐車スペ
ースの側縁に沿って延出した第2のアームにタイヤが当
接することにより運転者に誤進入を知得させ、これによ
って車両の進入方向の切替を行なわせて該車止め部材
の、駐車スペースの後端と実質的に平行な第1のアーム
にタイヤが当るように案内して、これにより中央位置へ
の進入を容易に行なわせることができる。又、これによ
って、運転の未熟練者でも安心して車両の進入操作を行
ない、わずかな回数の切替操作で中央位置に迅速かつ正
確に駐車させることができる。
【0012】又、各車止め部材に車のライトを反射させ
る反射部材を設けた構成とすることにより、夜間駐車の
場合に特に駐車位置の確認が容易となり、より安全かつ
確実に車両を駐車位置に案内することができる。
る反射部材を設けた構成とすることにより、夜間駐車の
場合に特に駐車位置の確認が容易となり、より安全かつ
確実に車両を駐車位置に案内することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の車止め装置の
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0014】図1において駐車場の自動車(車両)の駐
車スペースPに本考案に係る車止め装置10を設置した
状態が示されている。駐車スペースPは図1において下
方を車両Aの進入する前側、上方を後側として示され、
各隣接する境界領域Kが白線にて区切られた一般的な駐
車場の態様のものである。
車スペースPに本考案に係る車止め装置10を設置した
状態が示されている。駐車スペースPは図1において下
方を車両Aの進入する前側、上方を後側として示され、
各隣接する境界領域Kが白線にて区切られた一般的な駐
車場の態様のものである。
【0015】車止め装置10は駐車スペース後部領域R
において左右対称に離間配置された一対の車止め部材1
2,14より構成されている。各車止め部材12,14
は、互いに鈍角をなすと共に略同長の第1及び第2の車
止めアーム12a,12b;14a,14bを有してそ
れぞれ一体に形成されている。各車止め部材の第1の車
止めアーム12a,14aは互いに左右に間隔をおいて
駐車スペースPの後端Eと平行に配置され、第2の車止
めアーム12b,14bが駐車スペースPの左右の境界
領域Kの側縁に向って後方より前方へ末広がりの態様で
傾斜状態で配置されている。各車止め部材12,14の
第1及び第2の車止めアーム12a,14a;12b,
14bはそれぞれ湾曲形状の中間部12c,14cによ
り一体に接続形成されており、実施例では第1,第2の
車止めアームのなす角が110度の鈍角に設定され、ア
ーム長は、中間部12c,14cから各アーム端部まで
の長さが63cm、幅が15cm、高さが11.5cm
に設定され、両アーム12a,14aの基端部間の長さ
Wが180cmに設定されている。
において左右対称に離間配置された一対の車止め部材1
2,14より構成されている。各車止め部材12,14
は、互いに鈍角をなすと共に略同長の第1及び第2の車
止めアーム12a,12b;14a,14bを有してそ
れぞれ一体に形成されている。各車止め部材の第1の車
止めアーム12a,14aは互いに左右に間隔をおいて
駐車スペースPの後端Eと平行に配置され、第2の車止
めアーム12b,14bが駐車スペースPの左右の境界
領域Kの側縁に向って後方より前方へ末広がりの態様で
傾斜状態で配置されている。各車止め部材12,14の
第1及び第2の車止めアーム12a,14a;12b,
14bはそれぞれ湾曲形状の中間部12c,14cによ
り一体に接続形成されており、実施例では第1,第2の
車止めアームのなす角が110度の鈍角に設定され、ア
ーム長は、中間部12c,14cから各アーム端部まで
の長さが63cm、幅が15cm、高さが11.5cm
に設定され、両アーム12a,14aの基端部間の長さ
Wが180cmに設定されている。
【0016】上記長さWは駐車する車両としての一般の
自家用車のタイヤ間距離を丁度カバーする寸法になって
いる。この左右の車止め部材12,14の各第1の車止
めアーム12a,14aが図1で示すごとく、車両Aが
矢印Bに沿って駐車スペースPの中央位置に進入した際
に該車両Aの後部タイヤTと係合して車両Aを停止させ
る、正規位置での車止めの作用を果す。
自家用車のタイヤ間距離を丁度カバーする寸法になって
いる。この左右の車止め部材12,14の各第1の車止
めアーム12a,14aが図1で示すごとく、車両Aが
矢印Bに沿って駐車スペースPの中央位置に進入した際
に該車両Aの後部タイヤTと係合して車両Aを停止させ
る、正規位置での車止めの作用を果す。
【0017】他方、第2の車止めアーム12b,14b
は後述のように、車両Aが駐車スペースPに対して偏っ
た状態で進入した場合に該車両Aの後部タイヤTと係合
して車両Aの位置の切替を促すガイドの作用を果す。
は後述のように、車両Aが駐車スペースPに対して偏っ
た状態で進入した場合に該車両Aの後部タイヤTと係合
して車両Aの位置の切替を促すガイドの作用を果す。
【0018】図1及び図2で示すように車止め部材1
2,14の第2の車止めアーム12b,14bの前方延
出端部は隣接する駐車スペースに同様に配置された車止
め部材の第2の車止めアームと、境界領域K上で接した
状態におかれ、該接触部分は各アームについて部分的に
カットされた形状となっているが、必ずしもこのように
接触させることが配置上の要件ではない。但し、このよ
うに接触させることにより全体の設置剛性が高まる効果
が見られるので望ましい。又、隣接する両車止め部材1
2,14は対称形状をなすものであり、これら両部材1
2,14を接触部分で一体とした構成も可能であり、こ
の一体構成のものを並置された駐車スペースPに順次設
置することも可能であり、該構成も本考案に含まれる。
2,14の第2の車止めアーム12b,14bの前方延
出端部は隣接する駐車スペースに同様に配置された車止
め部材の第2の車止めアームと、境界領域K上で接した
状態におかれ、該接触部分は各アームについて部分的に
カットされた形状となっているが、必ずしもこのように
接触させることが配置上の要件ではない。但し、このよ
うに接触させることにより全体の設置剛性が高まる効果
が見られるので望ましい。又、隣接する両車止め部材1
2,14は対称形状をなすものであり、これら両部材1
2,14を接触部分で一体とした構成も可能であり、こ
の一体構成のものを並置された駐車スペースPに順次設
置することも可能であり、該構成も本考案に含まれる。
【0019】車止め部材12,14の横断面は図3で一
方の車止め部材14について示すように略U字形をな
し、全体がアルミ鋳造物によって一体に成型される。駐
車スペースPの路面に対し各車止め部材12,14はこ
れと一体に形成されたフランジ16を介してこれに挿通
されたボルト18により路面に固定取付けされる。ボル
ト18は図1で示すごとく、各車止め部材について6ヵ
所設けられている。車止め部材の長手方向に対してその
横断面の形状は全長にわたって図3の形状であるが、隣
接する車止め部材との接触部分については、図4に示す
ように若干、幅狭で接触側にはフランジ16がない形状
となっている。いずれにしても、該車止め部材は長手方
向に対してその横断面が略U字形をなし、成型が容易な
形状となっている。尚、各車止め部材12,14をこの
実施例のように鋳造物で成型するのがコスト及び量産性
の点で望ましいが、金属のプレス加工によっても製作可
能である。又、材質としてファインセラミックも用い得
る。
方の車止め部材14について示すように略U字形をな
し、全体がアルミ鋳造物によって一体に成型される。駐
車スペースPの路面に対し各車止め部材12,14はこ
れと一体に形成されたフランジ16を介してこれに挿通
されたボルト18により路面に固定取付けされる。ボル
ト18は図1で示すごとく、各車止め部材について6ヵ
所設けられている。車止め部材の長手方向に対してその
横断面の形状は全長にわたって図3の形状であるが、隣
接する車止め部材との接触部分については、図4に示す
ように若干、幅狭で接触側にはフランジ16がない形状
となっている。いずれにしても、該車止め部材は長手方
向に対してその横断面が略U字形をなし、成型が容易な
形状となっている。尚、各車止め部材12,14をこの
実施例のように鋳造物で成型するのがコスト及び量産性
の点で望ましいが、金属のプレス加工によっても製作可
能である。又、材質としてファインセラミックも用い得
る。
【0020】20は、各車止め部材12,14に設けら
れた反射部材で、これに対し車両からのライトが当った
場合に反射するようになっている。特に、図5及び図6
で示すように、この反射部材20自体は路上の交差点等
において、特に夜間における交差点の位置確認を容易に
させる等の目的で使用され、「キャッツアイ」と称され
るプラスチック等で形成した球体を列装した公知構成の
ものである。該反射部材20は、各車止め部材12,1
4の前側の側壁22(図5)、すなわち、進入する車両
のライトにより照射される側の側壁に設置され、該部分
にのみ設けた凹所24内に固定されている。従って、図
5に示すように、タイヤTが車止め部材に当って止めら
れた状態において、反射部材20には直接当ることがな
く、これにより破損を受けることがない。
れた反射部材で、これに対し車両からのライトが当った
場合に反射するようになっている。特に、図5及び図6
で示すように、この反射部材20自体は路上の交差点等
において、特に夜間における交差点の位置確認を容易に
させる等の目的で使用され、「キャッツアイ」と称され
るプラスチック等で形成した球体を列装した公知構成の
ものである。該反射部材20は、各車止め部材12,1
4の前側の側壁22(図5)、すなわち、進入する車両
のライトにより照射される側の側壁に設置され、該部分
にのみ設けた凹所24内に固定されている。従って、図
5に示すように、タイヤTが車止め部材に当って止めら
れた状態において、反射部材20には直接当ることがな
く、これにより破損を受けることがない。
【0021】以上のような構成の本考案の車止め装置1
0において、図1には車両Aの後部タイヤTが第1の車
止めアーム12a,14aに当って停止した正規の中央
位置での駐車状態を示している。車両Aがフロントより
進入した場合は、前部タイヤTが同様に停止した状態で
ある。この駐車状態にあっては、各車止め部材12,1
4の第2の車止めアーム12b,14bは駐車した車両
Aの後部より側方へ延出した状態にあるが、該アーム1
2b,14bは、車両AのドアDからの乗り降りに支障
のない長さに設置されている。上述のように実施例では
一般の自家用車のサイズの大小があっても問題がないよ
うに、63cmの長さに設定してあるが、広くいって、
50〜80cm程度の寸法長さのものが適している。
0において、図1には車両Aの後部タイヤTが第1の車
止めアーム12a,14aに当って停止した正規の中央
位置での駐車状態を示している。車両Aがフロントより
進入した場合は、前部タイヤTが同様に停止した状態で
ある。この駐車状態にあっては、各車止め部材12,1
4の第2の車止めアーム12b,14bは駐車した車両
Aの後部より側方へ延出した状態にあるが、該アーム1
2b,14bは、車両AのドアDからの乗り降りに支障
のない長さに設置されている。上述のように実施例では
一般の自家用車のサイズの大小があっても問題がないよ
うに、63cmの長さに設定してあるが、広くいって、
50〜80cm程度の寸法長さのものが適している。
【0022】図7には、本考案の車止め装置10を設定
した駐車スペースPに車両Aを該スペースPの長手方向
の軸線X−Xに対して矢印Yで示すように傾斜した状態
で進入させた場合を示している。この場合、車両Aの方
向を切換えることなく進入させると後部タイヤTが一方
の車止め部材14の第2の車止めアーム14bに接触す
ることとなる。運転者は車両Aの進入傾斜状況から該接
触によって進入方向の修正を知得し、この時点で矢印Z
方向に車両Aを切替えることにより軸線X−Xに沿う中
央位置方向へ車両Aを立て直すことができる。そして、
そのまま進入すれば、両車止め部材12,14の第1の
車止めアーム12a,14aが車両Aの対応するタイヤ
と接し図1に示す正規の中央位置に容易に停止すること
ができる。
した駐車スペースPに車両Aを該スペースPの長手方向
の軸線X−Xに対して矢印Yで示すように傾斜した状態
で進入させた場合を示している。この場合、車両Aの方
向を切換えることなく進入させると後部タイヤTが一方
の車止め部材14の第2の車止めアーム14bに接触す
ることとなる。運転者は車両Aの進入傾斜状況から該接
触によって進入方向の修正を知得し、この時点で矢印Z
方向に車両Aを切替えることにより軸線X−Xに沿う中
央位置方向へ車両Aを立て直すことができる。そして、
そのまま進入すれば、両車止め部材12,14の第1の
車止めアーム12a,14aが車両Aの対応するタイヤ
と接し図1に示す正規の中央位置に容易に停止すること
ができる。
【0023】このように、運転者は、車両が若干偏った
状態にあってもタイヤが第2の車止めアーム12b,1
4bに当るまで進入させることができ、これによってわ
ずかの回数の切替操作で中央位置へ停止させることがで
きると共に隣接する駐車車両との接触を心配することな
く行なえる。
状態にあってもタイヤが第2の車止めアーム12b,1
4bに当るまで進入させることができ、これによってわ
ずかの回数の切替操作で中央位置へ停止させることがで
きると共に隣接する駐車車両との接触を心配することな
く行なえる。
【0024】なお、上述の進入時に、特に夜間の場合、
駐車位置の把握が困難であるが、反射部材20に車両の
ライトが当ることにより位置を確認できるので、より容
易な進入運転操作が可能となる。
駐車位置の把握が困難であるが、反射部材20に車両の
ライトが当ることにより位置を確認できるので、より容
易な進入運転操作が可能となる。
【0025】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、互いに
鈍角をなす第1及び第2の車止めアームを一体に有する
左右一対の車止め部材を設置することによって、運転の
未熟練者でも他車両との接触を起こすことなく安全かつ
確実に駐車スペースの中央位置へ車両を進入させること
ができると共に、従来の車止めブロックとは異なりこれ
ら一対の車止め部材を外れて後方へ飛出す等の心配もな
く、しかも該車止め部材を鋳造物等で形成し得るので、
コンクリートブロックよりも耐久性に富み、設置作業も
容易である等、種々の実用的効果を奏する。
鈍角をなす第1及び第2の車止めアームを一体に有する
左右一対の車止め部材を設置することによって、運転の
未熟練者でも他車両との接触を起こすことなく安全かつ
確実に駐車スペースの中央位置へ車両を進入させること
ができると共に、従来の車止めブロックとは異なりこれ
ら一対の車止め部材を外れて後方へ飛出す等の心配もな
く、しかも該車止め部材を鋳造物等で形成し得るので、
コンクリートブロックよりも耐久性に富み、設置作業も
容易である等、種々の実用的効果を奏する。
【図1】本考案の実施例の車止め装置を駐車スペースに
設置した状態で示す平面図である。
設置した状態で示す平面図である。
【図2】図1に示す車止め装置の正面図である。
【図3】図1の3−3線拡大断面図である。
【図4】図1の4−4線拡大断面図である。
【図5】反射部材の詳細を示す為の図2の5−5線拡大
断面図である。
断面図である。
【図6】反射部材の正面側からの態様を示す為の図5の
部分的右側面図である。
部分的右側面図である。
【図7】本考案の車止め装置を設置した駐車スペースに
対する車両の進入態様を示す説明図である。
対する車両の進入態様を示す説明図である。
10 車止め装置 12,14 車止め部材 12a,14a 第1の車止めアーム 12b,14b 第2の車止めアーム 16 フランジ
Claims (2)
- 【請求項1】駐車場の各車両の駐車スペース後部領域に
おいて左右対象に離間配置された一対の車止め部材より
なり、該各車止め部材が互いに鈍角をなすと共に略同長
の第1及び第2の車止めアームを有してそれぞれ一体に
形成され、各車止め部材の第1のアームが駐車スペース
の後端と実質的に平行に配置されるとともに第2のアー
ムが駐車スペースの側縁に向って延出した状態に配置さ
れてなり、該一対の車止め部材の長手方向に対してその
横断面を略U字形に形成してなることを特徴とする駐車
場の車止め装置。 - 【請求項2】各車止め部材に車両のライトを反射させる
反射部材を設けてなる請求項1に記載の駐車場の車止め
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331291U JPH0745724Y2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 駐車場の車止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331291U JPH0745724Y2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 駐車場の車止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517023U JPH0517023U (ja) | 1993-03-05 |
JPH0745724Y2 true JPH0745724Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=13514534
Family Applications (1)
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JP7331291U Expired - Lifetime JPH0745724Y2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 駐車場の車止め装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0745724Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200132205A (ko) * | 2019-05-16 | 2020-11-25 | (주)제이원산업 | 프리캐스트 자동차 스톱퍼 및 이를 이용한 주차장 구조물 |
Families Citing this family (1)
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-
1991
- 1991-08-19 JP JP7331291U patent/JPH0745724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR20200132205A (ko) * | 2019-05-16 | 2020-11-25 | (주)제이원산업 | 프리캐스트 자동차 스톱퍼 및 이를 이용한 주차장 구조물 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0517023U (ja) | 1993-03-05 |
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