JPH0745684Y2 - 外壁用伸縮継手 - Google Patents

外壁用伸縮継手

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JPH0745684Y2
JPH0745684Y2 JP3374090U JP3374090U JPH0745684Y2 JP H0745684 Y2 JPH0745684 Y2 JP H0745684Y2 JP 3374090 U JP3374090 U JP 3374090U JP 3374090 U JP3374090 U JP 3374090U JP H0745684 Y2 JPH0745684 Y2 JP H0745684Y2
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JP
Japan
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cover plate
support
hinge support
expansion joint
hinge
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JP3374090U
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JPH03125106U (ja
Inventor
英一 五十井
Original Assignee
大松 敏一
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建造物の壁面に現われた躯体の間隙を被覆する
外壁用伸縮継手に関するものである。
[従来の技術] 建造物は常時温度変化による伸縮、不等沈下及び地震等
により歪が生じるため、その歪から生ずる建造物の破壊
を防止する手段として間隙構造が構成されており、建造
物の壁面にもこの構造が現われるようになるため、一般
にこの間隙を拡狭自在且つレベル差吸収可能に被覆する
構造としての伸縮継手が使用されている。この種の伸縮
継手としては第4図に示すように、建造物の間隙Gを挾
んで壁面に枠基台50,50を固設すると共に、該枠基台50,
50に掛架した被覆板51を枠基台50,50間に伸縮自在に架
設した吊込部材52を介して幅方向摺動自在に固設する構
造のものが一般に使用されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし近年建造物の大型化に伴い、この歪吸収用間隙が
大型化するに際して上記従来の構成では、間隙Gが大き
くなると約二倍の幅を必要とする被覆板51が壁面に設け
られるため、該伸縮継手の正面構造が建造物のデザイン
を分断する問題を有している。更に建造物の大型化に伴
い、伸縮継手に要求される許容自由度も大きくなると同
時に、風圧等に対する強度も要求されるものであった。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、間隙幅
より正面構造が幅広くなることのなく、大間隙に十分に
対応することができる許容自由度と、風圧等に対する充
分な強度を有する外壁用伸縮継手を提供することを目的
とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の外壁用伸縮継手は、建造物の壁部に現われた歪
吸収用間隙に被設する伸縮継手に於いて、 間隙を挾んで対置した両躯体の外壁縁部対向面に固設す
ると共に、対向面に長手方向に延びるヒンジサポート嵌
合溝を構成した一対の支持基枠と、前記両支持基枠のヒ
ンジサポート嵌合溝に底板部を嵌着すると共に、頂端に
円柱状の旋回軸を突設してなり、長手方向に適宜間隔で
配置したヒンジサポートと、前記ヒンジサポートの旋回
軸を回動自在に嵌着するガイド溝を背面部において長手
方向に構成し、略E字状断面になり対向固設した一対の
カバー支持枠と、前記両カバー板支持枠のガイド溝とそ
れぞれ両端を摺動かつ回動自在に連結した複数のカバー
板支持桿と、前記カバー板支持桿の一部と何れか一方の
カバー板支持枠を揺動自在に連結する懸吊桿と、前記カ
バー板支持桿の中央と幅方向中央を回動自在に枢着した
カバー板と、前記カバー板支持枠に側縁を固設し、かつ
カバー板と面方向摺動自在に重積して間隙を覆う押えカ
バー板とから構成したことをその要旨とするものであ
り、ヒンジサポートは、上記ヒンジサポート嵌合溝の一
部に縁を切欠した嵌入構造から嵌挿するものである。
[作用] 上記構成によれば、間隙をカバー板と二枚の押えカバー
板によって被覆する構成になり、該各カバー板の重なり
をカバー板支持枠とカバー板支持桿の構成によって制御
する構成にしたものであるため、カバー板及び押えカバ
ー板の幅を適当に選ぶことによって間隙の内側に伸縮継
手を設けることができる。従って、間隙幅より伸縮継手
の正面構造が幅広になることがない。またカバー板支持
桿の構成によってカバー板が面方向に補強支承されるた
め、風圧等に対する充分な強度を有する。
[実施例] 以下、本考案に係る一実施例を第1図乃至第3図に従っ
て説明する。
符号1,1は間隙Gを挾んで対置した両躯体の外壁内段部
対向面a,aに固設したアルミニウム型材からなる支持基
枠であり、それぞれ基板部2の一端に長手方向に延びる
縁4を持ったヒンジサポート嵌合溝3を構成すると共
に、該基板部2の内縁には長手方向に延びる止水ゴム取
付リブ5を構成してなる。上記ヒンジサポート嵌合溝3
には長手方向に適宜間隔をもって対向する縁4を溝の幅
まで切欠したヒンジサポート嵌入切欠6を構成すると共
に、該ヒンジサポート嵌合溝3にはヒンジサポート嵌入
切欠6の下側に少なくとも切欠幅を隔してストップ金具
7を圧入嵌着してなる。また符号8,8はそれぞれ前記支
持基枠1に対して後述するヒンジサポート9を介して懸
垂担持してなるアルミニウム型材のカバー板支持枠であ
り、長手方向に延びる背板部10の前縁に対して、カバー
板取付リブ11を突設すると共に、後縁には長手方向に延
び円形断面を有するC字形状のガイド溝12を一体的に形
成し、E字状断面形状を呈してなる。該ガイド溝12には
前記支持基枠1のヒンジサポート嵌合溝3のヒンジサポ
ート嵌入切欠6との隣接部位と対応する位置に外側の縁
部材を切欠したヒンジサポート取付切欠13を形成してな
る。前記ヒンジサポート9は支持基枠1のヒンジサポー
ト嵌合溝3に対してヒンジサポート嵌入切欠6から嵌入
し、長手方向に摺動自在になる嵌入底板部14に対して略
L字状に屈折した支持部15を突設すると共に、該支持部
15の先端部両側にガイド溝12に対して回動自在に内挿す
る円筒状の旋回軸16,16を突設した構造になる。該ヒン
ジサポート9は旋回軸16をガイド溝12に挿入して支持部
15をヒンジサポート取付切欠13の位置まで移動して支持
部15を後方に回転(矢印)することによってカバー板支
持枠8に枢着すると共に、嵌入底板部14を支持基枠1の
ヒンジサポート嵌合溝3に対してヒンジサポート嵌入切
欠6から挿入し、縁4に係合した状態で、該嵌入底板部
14に螺合した締結螺子17をヒンジサポート嵌合溝3底面
に向かって締結して固着する。このときヒンジサポート
9の嵌入底板部14がヒンジサポート嵌合溝3を滑り移動
するが、該ヒンジサポート嵌合溝3にストップ金具7が
固設してあるため、落下を阻止せしめられる。符号18は
両端に球状の摺動端19,19を一体形成したカバー板支持
桿であり、前記対向したカバー板支持枠8,8のガイド溝1
2,12に対して、それぞれ摺動端19,19を長手方向摺動自
在且つ回動変位自在に枢着すると共に、適宜角度(45度
が好ましい)を持って架設してなる。また該カバー板支
持桿18は、その桿長の略1/4位置と一方のカバー板支持
枠8のガイド溝12後縁間を懸吊桿20によって、それぞれ
ピン軸21,21を介して揺動自在に連結してなる。そし
て、上記両カバー板支持枠8,8の各カバー板取付リブ11
に押えカバー板22,22の外側端縁を取付ネジ23により固
設してカバー板支持枠8と一体化すると共に、該押えカ
バー板22の内縁に前面の両側部を面方向摺動自在に接す
るように位置してカバー板24を前記カバー板支持桿18の
中央とネジ軸25を介して回動自在に枢設してなる。
尚、符号26は前記両支持基枠1,1の止水ゴム取付リブ5,5
間に設けた止水ゴムであり、27は建造物の内面a,aと押
えカバー板22,22間に充填した適宜弾性を有するコーキ
ング材である。
上記構成によれば、両建造物a,aの間隙Gが拡縮する
と、カバー板24を懸吊しているカバー板支持桿18の両端
に構成した球状摺動端19,19がガイド溝12,12に沿って摺
動移動し、傾斜角度を変えて追従する。このときカバー
板24はカバー板支持桿18の中央に枢着されているため、
間隙Gの幅が変動しても常時両押えカバー22,22間に安
定位置している。
また建造物の面方向の歪は、ヒンジサポート9に構成し
た旋回軸16とカバー板支持枠8に構成したガイド溝12の
回動によって吸収する。
[考案の効果] 以上述べたように本考案に係る外壁用伸縮継手は、間隙
をカバー板と両押えカバー板によって被覆する構成にす
ると共に、該カバー板の重なりをカバー板支持桿によっ
て安定位置に保持する構成にしたことによって間隙の内
側に伸縮継手を設けることができたものであり、間隙幅
より伸縮継手の正面構造の幅が広くなることがなく、建
造物のデザインに対する伸縮継手の影響を小さくするこ
とができる特徴を有すると共に、三次元方向の歪に十分
に対応することができる許容自由度と風圧等に対する充
分な強度を有するものであり、本考案実施後の実用的効
果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る外壁用伸縮継手の一実施例を示す
縦断面図、第2図は同背面図、第3図は同要部の拡大斜
視図、第4図は従来の伸縮継手を示す縦断面図である。 1……支持基枠、3……ヒンジサポート嵌合溝、8……
カバー板支持枠、9……ヒンジサポート、12……ガイド
溝、14……嵌入底板部、15……支持部、16……旋回軸、
17……締結螺子、18……カバー板支持桿、19……摺動
端、20……懸吊桿、22……押さえカバー板、24……カバ
ー板、25……ネジ軸、26……止水ゴム、G……間隙。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物の壁部に現れた歪吸収用間隙に被設
    する伸縮継手に於いて、 間隙を挟んで対置した両躯体の外壁縁部対向面に固設す
    ると共に、対向面に長手方向に延びるヒンジサポート嵌
    合溝を構成した一対の支持基枠と、 前記両支持基枠のヒンジサポート嵌合溝に底板部を嵌着
    すると共に、頂端に円柱状の旋回軸を突設してなり、長
    手方向に適宜間隔で配置したヒンジサポートと、 前記ヒンジサポートの旋回軸を回動自在に嵌着するガイ
    ド溝を背面部において長手方向に構成し、略E字状断面
    になり対向固設した一対のカバー支持枠と、 前記両カバー板支持枠のガイド溝とそれぞれ両端を摺動
    かつ回動自在に連結した複数のカバー板支持桿と、 前記カバー板支持桿の一部と何れか一方のカバー板支持
    枠を揺動自在に連結する懸吊桿と、 前記カバー板支持桿の中央と幅方向中央を回動自在に枢
    着したカバー板と、 前記カバー板支持枠に側縁を固設し、かつカバー板と面
    方向摺動自在に重積して間隙を覆う押えカバー板、 とから構成したことを特徴とする外壁用伸縮継手。
  2. 【請求項2】ヒンジサポート嵌合溝の一部に縁を切欠し
    たヒンジサポートの底板部嵌入構造を構成し、該底板部
    にヒンジサポート嵌合溝に対する締結手段を構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の外壁用伸縮継手。
  3. 【請求項3】ヒンジサポート嵌合溝に該溝を分断するス
    トップ金具を適宜圧入し、ヒンジサポートの底板部の摺
    動落下を阻止する構成になることを特徴とする請求項1
    記載の外壁用伸縮継手。
JP3374090U 1990-03-30 1990-03-30 外壁用伸縮継手 Expired - Lifetime JPH0745684Y2 (ja)

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JPH03125106U JPH03125106U (ja) 1991-12-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020084694A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 ドーエイ外装有限会社 壁面用目地装置

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JP2020084694A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 ドーエイ外装有限会社 壁面用目地装置

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JPH03125106U (ja) 1991-12-18

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