JPH0745619Y2 - 水位制御装置 - Google Patents

水位制御装置

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JPH0745619Y2
JPH0745619Y2 JP1017293U JP1017293U JPH0745619Y2 JP H0745619 Y2 JPH0745619 Y2 JP H0745619Y2 JP 1017293 U JP1017293 U JP 1017293U JP 1017293 U JP1017293 U JP 1017293U JP H0745619 Y2 JPH0745619 Y2 JP H0745619Y2
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JP
Japan
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water
container
cavity
water level
water supply
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JP1017293U
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JPH0671523U (ja
Inventor
昭一 網代
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昭一 網代
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圃場などの給水場所の
水位制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のものとして、実開平4−3
3729号公報には仕切弁に連設された給水管を上下動
自在に設け、この給水管の排出口を排水ボックス内に上
下動できるように臨ませ、この排水ボックス内に前記給
水管の排水口を開閉するためのフロ−ト弁を設け、水位
の上下動によって前記排水口を開いたり閉じたりする用
水弁装置が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、水位の上下動によってフロ−ト弁が前記排水口を直
接自動的に開いたり閉じたりするものであるために、自
動遠隔操作をできないという問題があった。
【0004】本考案は前記問題を解決して、水位に応じ
て開閉体を自動的に開閉する水位制御装置において、遠
隔操作を可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、給水場所に臨
んだ水路に設けられ回動可動な操作部を備えた開閉体
と、前記操作部の外周側に一側を連結した線状体と、前
記給水場所に設けられ水面より上端が上方に位置した空
洞部と、前記線状体の他側が連結されて前記空洞部に宙
吊りされた容器と、前記空洞部の外側に水流入口を設け
ると共に前記容器の内側に水流出入口を設けた水導入路
とを備え、前記線状体が張設状態に設けられるものであ
る。
【0006】
【作用】前記構成によって、給水場所の水位が水流入口
より低い時には水路から給水され、給水場所の水位が水
流入口より高くなると、給水場所の水が水流入口より水
導入路を通って容器に収容され、このために線状体に張
設状態で連結されて宙吊りされた容器が下降し、該下降
に連動して線状体を介して回動可動な操作部を作動して
開閉体を閉じることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の第1実施例を図1乃至図3を
参照して説明する。第1実施例は畦Aを有する給水場所
たる圃場Bの水位調節装置を示しており、畦Aには給水
口1を圃場Bに臨ませた水路たる給水管2が設けられて
いる。この給水管2には開閉体たるボ−ル弁3が連結さ
れている。このボ−ル弁3は球状の弁座4に、連通孔5
が設けられたボ−ル弁本体6が回動自在に設けられたも
のである。そしてボ−ル弁3はボ−ル弁本体6に連結さ
れた回動可動な操作部たる操作レバ−7を操作すること
によって回動し、開弁、閉弁ができるようになってい
る。尚、7Aは前記操作レバ−7の外周側たる先端側に
設けられたガイドロ−ラである。
【0008】前記圃場Bの適所には角筒形の空洞部8が
設けられている。この空洞部8は例えば内部を中空とす
ると共に上面を開口したコンクリ−トブロック8Aを圃
場Bに設置したり、または内部を中空とすると共に上下
面をそれぞれ開口したコンクリ−トブロックを圃場Bに
設置すると共に、下面を土中に埋設して空洞としたもの
である。そして空洞部8の上端9は圃場Bの所望水位L
aの水面Wより高く設けられている。前記空洞部8の両
側面上部には切欠きして窓孔10が形成されており、この
窓孔10の外側には、該窓孔10を覆うようにスライド板11
が昇降自在に設けられている。尚、前記このスライド板
11と窓孔10の縁は水密となって前記スライド板11が上下
動できるようになっており、圃場Bの水が空洞部8内に
流入できないようになっている。例えば窓孔10の外側の
近傍には断面がL型のレール12が設けられ、このレール
12に水密用の弾性パッキン13を設けたスライド板11が嵌
合して挿入されている。したがって、スライド板11を手
操作によりレール12に沿って上下動した後に手を離す
と、前記弾性パッキン13が窓孔10の近傍に圧接してその
位置で固定状態となるようになっている。
【0009】14は前記空洞部8に宙吊りに設けられる合
成樹脂製等の容器であり、前記容器14の両側上部には線
状体たる吊下げロ−プ15が各々連結されている。さらに
前記空洞部8の外側と容器10の内側を連通する水導入路
たる水導入パイプ16が左右一対に設けられている。この
水導入パイプ16の一端に設けられた水流入口17は、前記
窓孔10、スライド板11を貫通した水導入パイプ16の外側
端に設けられている。また水導入パイプ16の他端に設け
られた水流出口17Aは前記容器14の内側に臨むようにし
て該容器14の側壁に緩挿されている。
【0010】18は前記ボ−ル弁3側の畦Aから前記空洞
部8の上方にほぼ水平に架設された支持ア−ムであり、
支持ア−ム18の両側には第1及び第2のガイドロ−ラ1
9、20が設けられており、このガイドロ−ラ19、20によ
り張設された線状体たるロ−プ等の線状材21の一端21A
は前記支持ア−ム18に連結され、そして線材21の一側
は前記ガイドロ−ラ7Aに巻装されている。またその他
側は前記第1及び第2のガイドロ−ラ19、20に巻装さ
れ、そしてその他端21Bは前記吊下げロ−プ15に張設状
態で連結されている。すなわち、前記操作レバ−7の外
周側に設けられたガイドロ−ラ7Aにー側を巻装して一
端21Aを前記支持ア−ム18に連結し、一方線状材21の他
端21Bを張設状態で前記容器4の吊下げロ−プ15に連結
している。
【0011】尚、22は前記空洞部8の上面開口を覆う着
脱可能な蓋であり、この蓋22の略中央には前記線材21
が貫通しており、また前記線材21が貫通する蓋22の部
位は突部23となっており、雨水などが前記空洞部8に入
り込みにくいようになっている。24は前記スライド板11
の上部に形成され、前記水導入パイプ16が貫通する貫通
孔であり、該貫通孔24には水密用の弾性パッキン25が設
けられ、該弾性パッキン25に水導入パイプ16が回動自在
かつ水密に貫通している。また前記ガイドロ−ラ7A,
19、20には線材21が外れることを防止するために、枠
状の線材26がガイドロ−ラ支持台7B、19A、20Aに各
々装着されている。
【0012】次に前記構成について圃場Bの水位Lを所
望水位Laまで調節する作用を説明する。まず容器14内
を空にし、連通孔5が給水管2の軸方向となるようにボ
−ル弁3を開弁状態とする。この際にはボ−ル弁3のボ
−ル弁本体6が弁座4に緊締状態で嵌合しており、該摩
擦力により空の容器14の自重に抗することができる。
のために線状材21は張設状態に設けられている。次にス
ライド板11を調節して水流入口17の位置を所望水位La
に調節すると、給水管2からの水がボ−ル弁3を通って
排水口1から圃場Bに供給され水位Lが上昇する。この
ために所望の水位Laになると、水が水流入口17から水
導入パイプ16を通り、そして水流出口17Aから宙吊り状
態の容器14内に収容される。したがって、容器14が重く
なって降下する。この降下に伴って線材21が矢印方向
に引かれて操作レバ−7が反時計方向まわりに回動す
る。この回動によってボ−ル弁本体6が回動して連通孔
5が給水管2の直交方向となり、ボ−ル弁3が閉弁状態
となる。したがって、給水管2からの給水が停止され
て、圃場Bを所望水位Laとすることができる。この後
に再度セットする必要がある際には、まず容器14を空洞
部8より取り上げて収容されていた容器14内の水を排出
し、また操作レバ−7を手動により回動してボ−ル弁3
を開弁して当初の状態にセットするものである。
【0013】以上のように、前記実施例においては圃場
Bに臨んだ給水管2に操作レバ−7を備えたボ−ル弁3
を設け、前記操作レバ−7の外周側たる先端側に線
21の一端21Aを連結し、前記圃場Bに水面Wより上端
9が上方に位置して空洞部8を設け、前記空洞部8に容
器14を宙吊りすると共に線状材21の他端21Bを張設状態
で連結し、前記空洞部8の外側に水流入口17を、前記容
器14の内側に水流出入口17Aを設けた水導入パイプ16を
設けて、圃場Bの水位Lが上昇することによって、圃場
Bの水が水流入口17から水導入パイプ16を通って水流出
口17Aより宙吊りされた容器14に収容し、該水を収容し
た容器14が降下することによって線材21を介し操作レ
バ−7を回動して、ボ−ル弁3を自動的に閉弁できる。
したがって圃場Bの水面を自動的に所望水位Laとする
ことができる。
【0014】図4は本考案の第2実施例を示したもので
あり、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付しそ
の詳細な説明を省略する。第2実施例においては空洞部
8の上方にボ−ル弁3が配設されており、そして容器14
に下端を回動自在に連結した線状体である張設状態に設
けられた連動杆31の上端を開弁時には横向きの操作レバ
−7に回動自在に連結したものである。
【0015】したがって、圃場Bが所望の水位Laにな
ると、水が水導入パイプ16を通り、容器14内に収容さ
れ、容器14が重くなって降下する。この降下に伴って
状体である連動杆31下方に引かれて操作レバ−7が回
動し、この回動によってボ−ル弁本体6を閉弁状態とす
ることができる。
【0016】図5は第3実施例を示したものであり、合
成樹脂製の空洞容器8Bに水導入パイプ16を固定し、そ
して水導入パイプ16の水流入口17に、各種の延長パイプ
32を接続して水流入口17Bを高くして、所望水位Laを
高くすることができるようになっている。
【0017】このように延長パイプ32を水導入パイプ16
に接続することによって、水導入パイプ16が固定式であ
っても、所望水位Laを高くすることができる。
【0018】尚、本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば水路は給水溝などでもよく、開閉体は
ボ−ル弁に限らずにゲ−ト弁等でも良く、回動可動な
作部はレバ−ではなくハンドル状でも良い。さらに前記
コンクリ−トブロックに代えて合成樹脂製、木製、陶器
製等でもよくまたその形状も円筒形等でもよく、容器も
また合成樹脂製に限らずに木製、陶器製等でもよく、ま
たその形状も角筒形などでもよい。また水導入路はパイ
プ状ではなく樋状であってもよく、さらに線状体は線状
材、連動杆に限らない等種々の変形が可能である。ま
た、前記コンクリ−トブロック、合成樹脂製の空洞容器
の底部に排水孔を形成しておき、該排水孔から空洞部に
溜まった水を排水できるようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案は、給水場所に臨んだ水路に設け
られ回動可動な操作部を備えた開閉体と、前記操作部
外周側に一側を連結した線体と、前記給水場所に設け
られ水面より上端が上方に位置した空洞部と、前記線
体の他側が連結されて前記空洞部に宙吊りされた容器
と、前記空洞部の外側に水流入口を設けると共に前記容
器の内側に水流出入口を設けた水導入路とを備え、前記
線状体が張設状態に設けられるものであり、水位に応じ
て開閉体を自動的に遠隔操作により開閉することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例を示すボ−ル弁の断面図で
ある。
【図4】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の第3実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 給水管(水路) 3 ボ−ル弁(開閉体) 7 操作レバ−(操作部) 8 空洞部 9 上端 14 容器 16 水導入パイプ(水導入路) 17 水流入口 17A 水流出口 21 線状材(線体) L La 水面 W 水面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水場所に臨んだ水路に設けられ回動可
    動な操作部を備えた開閉体と、前記操作部の外周側に
    側を連結した線状体と、前記給水場所に設けられ水面よ
    り上端が上方に位置した空洞部と、前記線状体の他側が
    連結されて前記空洞部に宙吊りされた容器と、前記空洞
    部の外側に水流入口を設けると共に前記容器の内側に水
    流出入口を設けた水導入路とを備え、前記線状体が張設
    状態に設けられることを特徴とする水位制御装置。
JP1017293U 1993-03-10 1993-03-10 水位制御装置 Expired - Lifetime JPH0745619Y2 (ja)

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JP1017293U JPH0745619Y2 (ja) 1993-03-10 1993-03-10 水位制御装置

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JP1017293U JPH0745619Y2 (ja) 1993-03-10 1993-03-10 水位制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0671523U JPH0671523U (ja) 1994-10-07
JPH0745619Y2 true JPH0745619Y2 (ja) 1995-10-18

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