JPH0671523U - 水位制御装置 - Google Patents
水位制御装置Info
- Publication number
- JPH0671523U JPH0671523U JP1017293U JP1017293U JPH0671523U JP H0671523 U JPH0671523 U JP H0671523U JP 1017293 U JP1017293 U JP 1017293U JP 1017293 U JP1017293 U JP 1017293U JP H0671523 U JPH0671523 U JP H0671523U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水位に応じて開閉体を自動的に遠隔操作によ
り開閉する水位制御装置を提供する。 【構成】 空洞部8に容器14を宙吊りに設ける。空洞部
8の外側に水流入口17を、容器14の内側に水流出入口17
Aを設ける。ボ−ル弁3の操作レバ−7と容器14を線条
材21により連結する。 【効果】 水面Lが上昇すると、水が水導入パイプ16を
介して容器14に収容されて降下する。このために線条材
21が移動してボ−ル弁3を閉じることができる。
り開閉する水位制御装置を提供する。 【構成】 空洞部8に容器14を宙吊りに設ける。空洞部
8の外側に水流入口17を、容器14の内側に水流出入口17
Aを設ける。ボ−ル弁3の操作レバ−7と容器14を線条
材21により連結する。 【効果】 水面Lが上昇すると、水が水導入パイプ16を
介して容器14に収容されて降下する。このために線条材
21が移動してボ−ル弁3を閉じることができる。
Description
【0001】
本考案は、圃場などの給水場所の水位制御装置に関する。
【0002】
従来この種のものとして、実開平4−33729号公報には仕切弁に連設され た給水管を上下動自在に設け、この給水管の排出口を排水ボックス内に上下動で きるように臨ませ、この排水ボックス内に前記給水管の排水口を開閉するための フロ−ト弁を設け、水位の上下動によって前記排水口を開いたり閉じたりする用 水弁装置が提案されている。
【0003】
前記従来技術においては、水位の上下動によってフロ−ト弁が前記排水口を直 接自動的に開いたり閉じたりするものであるために、自動遠隔操作をできないと いう問題があった。
【0004】 本考案は前記問題を解決して、水位に応じて開閉体を自動的に開閉する水位制 御装置において、遠隔操作を可能にすることを目的とする。
【0005】
本考案は、給水場所に臨んだ水路に設けられ操作部を備えた開閉体と、前記操 作部に一側を連結した連動体と、前記給水場所に設けられ水面より上端が上方に 位置した空洞部と、前記連動体の他側が連結されて前記空洞部に宙吊りされた容 器と、前記空洞部の外側に水流入口を設けると共に前記容器の内側に水流出入口 を設けた水導入路とを備えたものである。
【0006】
前記構成によって、給水場所の水位が水流入口より低い時には水路から給水さ れ、給水場所の水位が水流入口より高くなると、給水場所の水が水流入口より水 導入路を通って容器に収容され、このために容器が下降し、該下降に連動して連 動体を介して開閉体を閉じることができる。
【0007】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図3を参照して説明する。第1実施例は 畦Aを有する給水場所たる圃場Bの水位調節装置を示しており、畦Aには給水口 1を圃場Bに臨ませた水路たる給水管2が設けられている。この給水管2には開 閉体たるボ−ル弁3が連結されている。このボ−ル弁3は球状の弁座4に、連通 孔5が設けられたボ−ル弁本体6が回動自在に設けられたものである。そしてボ −ル弁3はボ−ル弁本体6に連結された操作部たる操作レバ−7を操作すること によって回動し、開弁、閉弁ができるようになっている。尚、7Aは前記操作レ バ−7の先端側に設けられたガイドロ−ラである。
【0008】 前記圃場Bの適所には角筒形の空洞部8が設けられている。この空洞部8は例 えば内部を中空とすると共に上面を開口したコンクリ−トブロック8Aを圃場B に設置したり、または内部を中空とすると共に上下面をそれぞれ開口したコンク リ−トブロックを圃場Bに設置すると共に、下面を土中に埋設して空洞としたも のである。そして空洞部8の上端9は圃場Bの所望水位Laの水面Wより高く設 けられている。前記空洞部8の両側面上部には切欠きして窓孔10が形成されてお り、この窓孔10の外側には、該窓孔10を覆うようにスライド板11が昇降自在に設 けられている。尚、前記このスライド板11と窓孔10の縁は水密となって前記スラ イド板11が上下動できるようになっており、圃場Bの水が空洞部8内に流入でき ないようになっている。例えば窓孔10の外側の近傍には断面がL型のレール12が 設けられ、このレール12に水密用の弾性パッキン13を設けたスライド板11が嵌合 して挿入されている。したがって、スライド板11を手操作によりレール12に沿っ て上下動した後に手を離すと、前記弾性パッキン13が窓孔10の近傍に圧接してそ の位置で固定状態となるようになっている。
【0009】 14は前記空洞部8に宙吊りに設けられる合成樹脂製等の容器であり、前記容器 14の両側上部には線条材たる吊下げロ−プ15が各々連結されている。さらに前記 空洞部8の外側と容器10の内側を連通する水導入路たる水導入パイプ16が左右一 対に設けられている。この水導入パイプ16の一端に設けられた水流入口17は、前 記窓孔10、スライド板11を貫通した水導入パイプ16の外側端に設けられている。 また水導入パイプ16の他端に設けられた水流出口17Aは前記容器14の内側に臨む ようにして該容器14の側壁に緩挿されている。
【0010】 18は前記ボ−ル弁3側の畦Aから前記空洞部8の上方にほぼ水平に架設された 支持ア−ムであり、支持ア−ム18の両側には第1及び第2のガイドロ−ラ19、20 が設けられており、このガイドロ−ラ19、20により張設された連動体たるロ−プ 等の線条材21の一端21Aは前記支持ア−ム18に連結され、そして線条材21の一側 は前記ガイドロ−ラ7Aに巻装されている。またその他側は前記第1及び第2の ガイドロ−ラ19、20に巻装され、そしてその他端21Bは前記吊下げロ−プ15に連 結されている。
【0011】 尚、22は前記空洞部8の上面開口を覆う着脱可能な蓋であり、この蓋22の略中 央には前記線条材21が貫通しており、また前記線条材21が貫通する蓋22の部位は 突部23となっており、雨水などが前記空洞部8に入り込みにくいようになってい る。24は前記スライド板11の上部に形成され、前記水導入パイプ16が貫通する貫 通孔であり、該貫通孔24には水密用の弾性パッキン25が設けられ、該弾性パッキ ン25に水導入パイプ16が回動自在かつ水密に貫通している。また前記ガイドロ− ラ7A,19、20には線条材21が外れることを防止するために、枠状の線材26がガ イドロ−ラ支持台7B、19A、20Aに各々装着されている。
【0012】 次に前記構成について圃場Bの水位Lを所望水位Laまで調節する作用を説明 する。まず容器14内を空にし、連通孔5が給水管2の軸方向となるようにボ−ル 弁3を開弁状態とする。この際にはボ−ル弁3のボ−ル弁本体6が弁座4に緊締 状態で嵌合しており、該摩擦力により空の容器14の自重に抗することができる。 次にスライド板11を調節して水流入口17の位置を所望水位Laに調節すると、 給水管2からの水がボ−ル弁3を通って排水口1から圃場Bに供給され水位Lが 上昇する。このために所望の水位Laになると、水が水流入口17から水導入パイ プ16を通り、そして水流出口17Aから宙吊り状態の容器14内に収容される。した がって、容器14が重くなって降下する。この降下に伴って線条材21が矢印方向に 引かれて操作レバ−7が反時計方向まわりに回動する。この回動によってボ−ル 弁本体6が回動して連通孔5が給水管2の直交方向となり、ボ−ル弁3が閉弁状 態となる。したがって、給水管2からの給水が停止されて、圃場Bを所望水位L aとすることができる。この後に再度セットする必要がある際には、まず容器14 を空洞部8より取り上げて収容されていた容器14内の水を排出し、また操作レバ −7を手動により回動してボ−ル弁3を開弁して当初の状態にセットするもので ある。
【0013】 以上のように、前記実施例においては圃場Bに臨んだ給水管2に操作レバ−7 を備えたボ−ル弁3を設け、前記操作レバ−7に線条材21の一端21Aを連結し、 前記圃場Bに水面Wより上端9が上方に位置して空洞部8を設け、前記空洞部8 に容器14を宙吊りし、前記空洞部8の外側に水流入口17を、前記容器14の内側に 水流出入口17Aを設けた水導入パイプ16を設けて、圃場Bの水位Lが上昇するこ とによって、圃場Bの水が水流入口17から水導入パイプ16を通って水流出口17A より宙吊りされた容器14に収容し、該水を収容した容器14が降下することによっ て線条材21を介し操作レバ−7を回動して、ボ−ル弁3を自動的に閉弁できる。 したがって圃場Bの水面を自動的に所望水位Laとすることができる。
【0014】 図4は本考案の第2実施例を示したものであり、前記第1実施例と同一部分に は同一符号を付しその詳細な説明を省略する。第2実施例においては空洞部8の 上方にボ−ル弁3が配設されており、そして容器14に下端を回動自在に連結した 連動体たる連動杆31の上端を開弁時には横向きの操作レバ−7に回動自在に連結 したものである。
【0015】 したがって、圃場Bが所望の水位Laになると、水が水導入パイプ16を通り、 容器14内に収容され、容器14が重くなって降下する。この降下に伴って連動杆31 下方に引かれて操作レバ−7が回動し、この回動によってボ−ル弁本体6を閉弁 状態とすることができる。
【0016】 図5は第3実施例を示したものであり、合成樹脂製の空洞容器8Bに水導入パ イプ16を固定し、そして水導入パイプ16の水流入口17に、各種の延長パイプ32を 接続して水流入口17Bを高くして、所望水位Laを高くすることができるように なっている。
【0017】 このように延長パイプ32を水導入パイプ16に接続することによって、水導入パ イプ16が固定式であっても、所望水位Laを高くすることができる。
【0018】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、例えば水路は給水溝など でもよく、開閉体はボ−ル弁に限らずにゲ−ト弁等でも良く、操作部はレバ−で はなくハンドル状でも良い。さらに前記コンクリ−トブロックに代えて合成樹脂 製、木製、陶器製等でもよくまたその形状も円筒形等でもよく、容器もまた合成 樹脂製に限らずに木製、陶器製等でもよく、またその形状も角筒形などでもよい 。また水導入路はパイプ状ではなく樋状であってもよく、さらに連動体は線条材 、連動杆に限らない等種々の変形が可能である。また、前記コンクリ−トブロッ ク、合成樹脂製の空洞容器の底部に排水孔を形成しておき、該排水孔から空洞部 に溜まった水を排水できるようにしてもよい。
【0019】
本考案は、給水場所に臨んだ水路に設けられ操作部を備えた開閉体と、前記操 作部に一側を連結した連動体と、前記給水場所に設けられ水面より上端が上方に 位置した空洞部と、前記連動体の他側が連結されて前記空洞部に宙吊りされた容 器と、前記空洞部の外側に水流入口を設けると共に前記容器の内側に水流出入口 を設けた水導入路とを備えたものであり、水位に応じて開閉体を自動的に遠隔操 作により開閉することができる。
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例を示すボ−ル弁の断面図で
ある。
ある。
【図4】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の第3実施例を示す分解斜視図である。
2 給水管(水路) 3 ボ−ル弁(開閉体) 7 操作レバ−(操作部) 8 空洞部 9 上端 14 容器 16 水導入パイプ(水導入路) 17 水流入口 17A 水流出口 21 線条材21(連動体) L La 水面 W 水面
Claims (1)
- 【請求項1】 給水場所に臨んだ水路に設けられ操作部
を備えた開閉体と、前記操作部に一側を連結した連動体
と、前記給水場所に設けられ水面より上端が上方に位置
した空洞部と、前記連動体の他側が連結されて前記空洞
部に宙吊りされた容器と、前記空洞部の外側に水流入口
を設けると共に前記容器の内側に水流出入口を設けた水
導入路とを備えたことを特徴とする水位制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1017293U JPH0745619Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 水位制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1017293U JPH0745619Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 水位制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671523U true JPH0671523U (ja) | 1994-10-07 |
JPH0745619Y2 JPH0745619Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=11742867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1017293U Expired - Lifetime JPH0745619Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 水位制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745619Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP1017293U patent/JPH0745619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0745619Y2 (ja) | 1995-10-18 |
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