JPH0745459Y2 - 捩りばねの方向転換装置 - Google Patents
捩りばねの方向転換装置Info
- Publication number
- JPH0745459Y2 JPH0745459Y2 JP1989009209U JP920989U JPH0745459Y2 JP H0745459 Y2 JPH0745459 Y2 JP H0745459Y2 JP 1989009209 U JP1989009209 U JP 1989009209U JP 920989 U JP920989 U JP 920989U JP H0745459 Y2 JPH0745459 Y2 JP H0745459Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torsion spring
- arrow
- spring
- protrusion
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、たとえば磁気テープカセツトの記録／再生装
置などのシヤーシに捩りばねを取付けるために、その捩
りばねを自動的に方向転換する装置に関する。
置などのシヤーシに捩りばねを取付けるために、その捩
りばねを自動的に方向転換する装置に関する。
従来の技術 従来から、たとえばカセツトテープなどの磁気記録媒体
に音響信号などを記録し、またはその音響信号などを再
生するための記録／再生装置には、コイル状の捩りばね
が多く使われている。このような捩りばねは、作業者が
手作業によつてその捩りばねの方向を確認しながら、予
め定められたシヤーシなどの取付位置に装置している。
このような取付け作業では、手間がかかり、作業効率が
悪いという問題があつた。
に音響信号などを記録し、またはその音響信号などを再
生するための記録／再生装置には、コイル状の捩りばね
が多く使われている。このような捩りばねは、作業者が
手作業によつてその捩りばねの方向を確認しながら、予
め定められたシヤーシなどの取付位置に装置している。
このような取付け作業では、手間がかかり、作業効率が
悪いという問題があつた。
考案が解決しようとする課題 本考案の目的は、捩りばねを自動的に方向転換すること
ができる捩りばねの方向転換装置を提供することであ
る。
ができる捩りばねの方向転換装置を提供することであ
る。
課題を解決するための手段 本考案は、コイル状捩りばねの軸線を横にして搬送する
搬送手段と、 搬送手段によつて搬送されてきた捩りばねを所定の位置
に支持する支持手段と、 該支持手段に支持された捩りばねの中心孔内に嵌入する
突起を前記ばねの軸線方向に往復運動する往復運動手段
と、 捩りばねの端部に係止して捩りばねを、前記突起の軸線
まわりに、位置決めする位置決め片を有する支持片と、 前記捩りばねに該突起を嵌入させた状態で前記支持片と
前記往復運動手段とを前記搬送手段の搬送方向へ直進移
動して、前記支持手段から捩りばねを取り出す直進移動
手段と、 直進運動した前記支持片と前記往復運動手段とを、前記
ばねの軸線方向に交差する軸線まわりに角変位して、捩
りばねを起立した状態にする角変位手段とを含むことを
特徴とする捩りばねの方向転換装置である。
搬送手段と、 搬送手段によつて搬送されてきた捩りばねを所定の位置
に支持する支持手段と、 該支持手段に支持された捩りばねの中心孔内に嵌入する
突起を前記ばねの軸線方向に往復運動する往復運動手段
と、 捩りばねの端部に係止して捩りばねを、前記突起の軸線
まわりに、位置決めする位置決め片を有する支持片と、 前記捩りばねに該突起を嵌入させた状態で前記支持片と
前記往復運動手段とを前記搬送手段の搬送方向へ直進移
動して、前記支持手段から捩りばねを取り出す直進移動
手段と、 直進運動した前記支持片と前記往復運動手段とを、前記
ばねの軸線方向に交差する軸線まわりに角変位して、捩
りばねを起立した状態にする角変位手段とを含むことを
特徴とする捩りばねの方向転換装置である。
作用 本考案に従えば、捩りばねが搬送手段によつてその軸線
を横にした状態で搬送され、往復駆動手段によつて突起
が駆動されてその捩りばねの中心孔内に嵌入し、位置決
め片がその捩りばねの端部に係止して中心孔に嵌入され
た突起の軸線まわりの位置決めが行われる。このような
状態で、角変位手段が前記横方向に交差する軸線まわり
に角変位することによつて、その捩りばねは起立した状
態に方向転換される。
を横にした状態で搬送され、往復駆動手段によつて突起
が駆動されてその捩りばねの中心孔内に嵌入し、位置決
め片がその捩りばねの端部に係止して中心孔に嵌入され
た突起の軸線まわりの位置決めが行われる。このような
状態で、角変位手段が前記横方向に交差する軸線まわり
に角変位することによつて、その捩りばねは起立した状
態に方向転換される。
このように作業者の手作業によることなく自動的に捩り
ばねが方向転換されるので、前記先行技術に比べて捩り
ばねの装置作業の効率を向上することができるようにな
る。すなわち本考案によれば、捩りばねの方向転換を行
うにあたり、捩りばねを分離し自動的に予め定める姿勢
に方向転換するために、搬送手段によつて捩りばねを搬
送し、捩りばねの中心孔に突起を嵌入させるとともに位
置決め片によつて捩りばねの端部が係止されることによ
り、捩りばねを位置決めし、その後、１つの捩りばねを
分離するために突起を直進移動手段によつて直進運動さ
せ、かつ角変位手段によつて回転運動させることによ
り、捩りばねの方向転換を行つている。こうして、直進
運動でコイルを１つずつ切り放し、かつ回転運動にてば
ねをシヤーシ等に挿入する姿勢にしており、したがつて
挿入機等に配置に工夫することなく自動化が可能であ
る。
ばねが方向転換されるので、前記先行技術に比べて捩り
ばねの装置作業の効率を向上することができるようにな
る。すなわち本考案によれば、捩りばねの方向転換を行
うにあたり、捩りばねを分離し自動的に予め定める姿勢
に方向転換するために、搬送手段によつて捩りばねを搬
送し、捩りばねの中心孔に突起を嵌入させるとともに位
置決め片によつて捩りばねの端部が係止されることによ
り、捩りばねを位置決めし、その後、１つの捩りばねを
分離するために突起を直進移動手段によつて直進運動さ
せ、かつ角変位手段によつて回転運動させることによ
り、捩りばねの方向転換を行つている。こうして、直進
運動でコイルを１つずつ切り放し、かつ回転運動にてば
ねをシヤーシ等に挿入する姿勢にしており、したがつて
挿入機等に配置に工夫することなく自動化が可能であ
る。
支持片は、位置決め時に必要な１つの部材であり、かつ
コイルを分離する直進運動の際に、ばねを他のばねから
分離する部材としても用いられる。
コイルを分離する直進運動の際に、ばねを他のばねから
分離する部材としても用いられる。
実施例 第１図は、本考案の一実施例の方向転換装置１の全体の
構成を簡略化して示す平面図である。捩りばねの方向転
換装置１は、矢符Ａ方向に往復振動してコイル状の捩り
ばね２の軸線１を横方向、すなわち第１図の上下方向
にして矢符Ｂ方向に搬送する搬送手段３と、搬送手段３
によつて矢符Ｂ方向に搬送されてきた捩りばね２の第２
図に示す中心孔４内に嵌入する突起５およびこの突起５
を前記横方向と平行な矢符C1,C2方向に往復駆動する手
段である駆動部35を備えた捩りばね支持手段７と、前記
突起５に一体的に取付けられ、捩りばね２の端部８に係
止して、その捩りばね２の前記突起５の軸線まわりの位
置決めを行う位置決め片９と、前記突起５と駆動手段部
35とを軸線l2まわりに角変位して捩りばね２を起立した
状態にする角変位手段10とを含む。
構成を簡略化して示す平面図である。捩りばねの方向転
換装置１は、矢符Ａ方向に往復振動してコイル状の捩り
ばね２の軸線１を横方向、すなわち第１図の上下方向
にして矢符Ｂ方向に搬送する搬送手段３と、搬送手段３
によつて矢符Ｂ方向に搬送されてきた捩りばね２の第２
図に示す中心孔４内に嵌入する突起５およびこの突起５
を前記横方向と平行な矢符C1,C2方向に往復駆動する手
段である駆動部35を備えた捩りばね支持手段７と、前記
突起５に一体的に取付けられ、捩りばね２の端部８に係
止して、その捩りばね２の前記突起５の軸線まわりの位
置決めを行う位置決め片９と、前記突起５と駆動手段部
35とを軸線l2まわりに角変位して捩りばね２を起立した
状態にする角変位手段10とを含む。
前記搬送手段３は、有底直円筒状の円筒フイーダ11と、
円筒フイーダ11に出口12を介して連なる直線フイーダ13
とを有する。円筒フイーダ11内に不揃いな姿勢で供給さ
れた捩りばね２は、図示しない姿勢変換手段によつてこ
の円筒フイーダ11内で捩りばね２の軸線１が直線フイ
ーダ13の長手方向（矢符Ｂ方向）に対して垂直となるよ
うに姿勢変換されて、矢符Ａの振動によつて矢符Ｂ方向
下流側に搬送される。したがつて搬送手段３の振動方向
である矢符Ａ方向と搬送方向である矢符Ｂ方向とは、ほ
ぼ平行である。
円筒フイーダ11に出口12を介して連なる直線フイーダ13
とを有する。円筒フイーダ11内に不揃いな姿勢で供給さ
れた捩りばね２は、図示しない姿勢変換手段によつてこ
の円筒フイーダ11内で捩りばね２の軸線１が直線フイ
ーダ13の長手方向（矢符Ｂ方向）に対して垂直となるよ
うに姿勢変換されて、矢符Ａの振動によつて矢符Ｂ方向
下流側に搬送される。したがつて搬送手段３の振動方向
である矢符Ａ方向と搬送方向である矢符Ｂ方向とは、ほ
ぼ平行である。
こうして矢符Ｂ方向下流側に向けて搬送された捩りばね
２は、直線フイーダ13の矢符Ｂ方向下流側端部14から捩
りばね支持手段７に供給される。この支持手段７には、
駆動部35によつて矢符C1,C2方向に往復変位駆動される
前記突起５が備えられ、捩りばね２の中心孔４内に突起
５が挿入された状態で、駆動部35が矢符Ｂ方向下流側に
移動され、これによつて突起５が挿入された捩りばね２
が搬送コンベア15上にもたらされる。
２は、直線フイーダ13の矢符Ｂ方向下流側端部14から捩
りばね支持手段７に供給される。この支持手段７には、
駆動部35によつて矢符C1,C2方向に往復変位駆動される
前記突起５が備えられ、捩りばね２の中心孔４内に突起
５が挿入された状態で、駆動部35が矢符Ｂ方向下流側に
移動され、これによつて突起５が挿入された捩りばね２
が搬送コンベア15上にもたらされる。
搬送コンベア15は、相互に間隔をあけて配置された無端
状の搬送ベルト16a,16bと、搬送ベルト16a,16b間にわた
つて連結された支持板17とを有し、支持板17には捩りば
ね２が取付けられるべきシヤーシ18が固定されている。
シヤーシ18には、第１図の紙面に垂直上方に立設された
軸19が備えられ、軸19には前記捩りばね２が装着され
る。このようなシヤーシ18は、支持板17に固定された状
態で、矢符Ｄ方向下流側に向けて順次的に搬送され、第
１図で示される捩りばね装着位置で捩りばね２が装着さ
れた後、さらに搬送方向Ｄ下流側に向けて搬送される。
状の搬送ベルト16a,16bと、搬送ベルト16a,16b間にわた
つて連結された支持板17とを有し、支持板17には捩りば
ね２が取付けられるべきシヤーシ18が固定されている。
シヤーシ18には、第１図の紙面に垂直上方に立設された
軸19が備えられ、軸19には前記捩りばね２が装着され
る。このようなシヤーシ18は、支持板17に固定された状
態で、矢符Ｄ方向下流側に向けて順次的に搬送され、第
１図で示される捩りばね装着位置で捩りばね２が装着さ
れた後、さらに搬送方向Ｄ下流側に向けて搬送される。
第３図は駆動部35を備える支持手段７および角変位手段
10の具体的構成を示す平面図であり、第４図は第３図の
矢視S1から見た側面図であり、第５図は第３図および第
４図に示される実施例の斜視図であり、第６図は第５図
の背後側から見た斜視図である。なお、第３図および第
４図は図解を容易にするため、部分的に切欠いて示され
ている。前述したように搬送手段３の直線フイーダ13に
よつて矢符Ｂ方向下流側に向けて搬送されてきた捩りば
ね２は、支持手段７に供給される。直線フイーダ13の端
部14は、矢符Ｂ方向に対して交差する方向に傾斜した端
面20を有し、間隔ΔＤをあけて平行な端面21を有する支
持手段７が配置される。この支持手段７は、前記直線フ
イーダ13から搬送されてきた捩りばね２を支持して矢符
Ｂ方向下流側に案内する案内部22と、前記突起５を備え
る駆動手段などを含む駆動部23とを有する。案内部22
は、Ｕ字状の切欠き24,25がそれぞれ形成された側板26,
27と、側板26,27を連結する案内部材28と、側板26,27を
それぞれ上下の端部で連結する上板29および底板30と、
前記端面21を有する端板31とを有する。前記間隔ΔＤ
は、搬送手段３、したがって直線フイーダ13が矢符Ａ方
向に振動しても、その振動の振幅よりやや大きく選ばれ
ているので、端面20,21が相互に当接してしまうことは
ない。また端面20,21は矢符Ｂ方向に対して交差する方
向に傾斜して形成されているので、これらの端面20,21
が間隔ΔＤをあけて最も離間した状態となつても、その
間隔ΔＤから捩りばね２が落下してしまうことはない。
このような間隔ΔＤを介して矢符Ｂ方向に搬送されてき
た捩りばね２は、案内部材28の支持面32上に乗載されて
案内される。捩りばね２が矢符Ｂ方向下流側に向かうに
つれて前記切欠き24,25から中心孔４が外方に望んだ状
態となるように案内部材28の支持面32の高さが調整され
ている。このような案内部22は、図示しない固定手段に
よつて固定位置に固定されている。
10の具体的構成を示す平面図であり、第４図は第３図の
矢視S1から見た側面図であり、第５図は第３図および第
４図に示される実施例の斜視図であり、第６図は第５図
の背後側から見た斜視図である。なお、第３図および第
４図は図解を容易にするため、部分的に切欠いて示され
ている。前述したように搬送手段３の直線フイーダ13に
よつて矢符Ｂ方向下流側に向けて搬送されてきた捩りば
ね２は、支持手段７に供給される。直線フイーダ13の端
部14は、矢符Ｂ方向に対して交差する方向に傾斜した端
面20を有し、間隔ΔＤをあけて平行な端面21を有する支
持手段７が配置される。この支持手段７は、前記直線フ
イーダ13から搬送されてきた捩りばね２を支持して矢符
Ｂ方向下流側に案内する案内部22と、前記突起５を備え
る駆動手段などを含む駆動部23とを有する。案内部22
は、Ｕ字状の切欠き24,25がそれぞれ形成された側板26,
27と、側板26,27を連結する案内部材28と、側板26,27を
それぞれ上下の端部で連結する上板29および底板30と、
前記端面21を有する端板31とを有する。前記間隔ΔＤ
は、搬送手段３、したがって直線フイーダ13が矢符Ａ方
向に振動しても、その振動の振幅よりやや大きく選ばれ
ているので、端面20,21が相互に当接してしまうことは
ない。また端面20,21は矢符Ｂ方向に対して交差する方
向に傾斜して形成されているので、これらの端面20,21
が間隔ΔＤをあけて最も離間した状態となつても、その
間隔ΔＤから捩りばね２が落下してしまうことはない。
このような間隔ΔＤを介して矢符Ｂ方向に搬送されてき
た捩りばね２は、案内部材28の支持面32上に乗載されて
案内される。捩りばね２が矢符Ｂ方向下流側に向かうに
つれて前記切欠き24,25から中心孔４が外方に望んだ状
態となるように案内部材28の支持面32の高さが調整され
ている。このような案内部22は、図示しない固定手段に
よつて固定位置に固定されている。
駆動部23は、相互に間隔を空けて配置された支持片33,3
4と、支持片33に取付けられた複動シリンダ35と、複動
シリンダ35のピストン棒36に固定され、前記突起５が固
定された移動体37とを有する。支持片33,34は、相互に
間隔をあけて連結片38に固定される。連結片38には、角
変位手段10を構成するロータリ空気圧アクチユエータ39
の駆動軸40が固定される。このアクチユエータ39に図示
しない圧力源から圧縮空気が供給されると、駆動軸40は
矢符E1,E2方向に水平な回転軸線まわりに角変位し、こ
れによつて駆動部23が同一方向（矢符E1,E2方向）に揺
動する。
4と、支持片33に取付けられた複動シリンダ35と、複動
シリンダ35のピストン棒36に固定され、前記突起５が固
定された移動体37とを有する。支持片33,34は、相互に
間隔をあけて連結片38に固定される。連結片38には、角
変位手段10を構成するロータリ空気圧アクチユエータ39
の駆動軸40が固定される。このアクチユエータ39に図示
しない圧力源から圧縮空気が供給されると、駆動軸40は
矢符E1,E2方向に水平な回転軸線まわりに角変位し、こ
れによつて駆動部23が同一方向（矢符E1,E2方向）に揺
動する。
前記移動体37には、支持片33,34間にわたつて延びる案
内棒41,42が挿通する挿通孔43,44が形成されており、複
動シリンダ35のピストン棒36が伸長して、移動体37は矢
符C1方向に変位する。このとき突起５は、第７図に示さ
れるように支持片34に形成された挿通孔45を挿通して前
記案内部22の側板26,27に形成された切欠き24,25に挿入
し、直線フイーダ13から矢符Ｂ方向に搬送されてきた捩
りばね２の中心孔４内に挿入する。この状態で、第８図
に示されるように、アクチユエータ39が圧力付勢されて
駆動軸40がその軸線まわりに矢符E1方向に角変位する
と、アクチユエータ39に固定されたストツパ45に支持片
33の底面46が当接し、これによつて駆動部23が矢符E1方
向の停止位置で停止する。またアクチユエータ39にはス
トツパ47が設けられており、このストツパ47に連結片38
の上面48が当接して、駆動部23の矢符E2方向への角変位
が阻止される。
内棒41,42が挿通する挿通孔43,44が形成されており、複
動シリンダ35のピストン棒36が伸長して、移動体37は矢
符C1方向に変位する。このとき突起５は、第７図に示さ
れるように支持片34に形成された挿通孔45を挿通して前
記案内部22の側板26,27に形成された切欠き24,25に挿入
し、直線フイーダ13から矢符Ｂ方向に搬送されてきた捩
りばね２の中心孔４内に挿入する。この状態で、第８図
に示されるように、アクチユエータ39が圧力付勢されて
駆動軸40がその軸線まわりに矢符E1方向に角変位する
と、アクチユエータ39に固定されたストツパ45に支持片
33の底面46が当接し、これによつて駆動部23が矢符E1方
向の停止位置で停止する。またアクチユエータ39にはス
トツパ47が設けられており、このストツパ47に連結片38
の上面48が当接して、駆動部23の矢符E2方向への角変位
が阻止される。
このようなアクチユエータ39は、Ｌ字状の支持体49に取
付けられており、支持体49は基台50に備えられた相互に
平行な案内軸51,52に沿つて矢符G1,G2方向に移動可能で
ある。基台50には、複動空気圧シリンダ53が備えられて
おり、シリンダ53のピストン棒54は支持体49に連結され
る。このシリンダ53に図示しない圧力源からの圧縮空気
が供給されると、ピストン棒54が伸長／縮退して支持体
49が前記案内軸51,52に沿つて矢符G1,G2方向に往復変位
駆動される。
付けられており、支持体49は基台50に備えられた相互に
平行な案内軸51,52に沿つて矢符G1,G2方向に移動可能で
ある。基台50には、複動空気圧シリンダ53が備えられて
おり、シリンダ53のピストン棒54は支持体49に連結され
る。このシリンダ53に図示しない圧力源からの圧縮空気
が供給されると、ピストン棒54が伸長／縮退して支持体
49が前記案内軸51,52に沿つて矢符G1,G2方向に往復変位
駆動される。
以上のような構成を有する方向転換装置１において、搬
送手段３の直線フイーダ13から供給された捩りばね２
は、案内部22の案内部材28上にその軸線を水平にして矢
符Ｂ方向に移動しながら搬送される。第５図の仮想線2a
で示される矢符Ｂ方向最下流位置に配置された捩りばね
2aよりも矢符Ｂ方向上流側に隣接する捩りばね2bは、複
動空気圧シリンダ55のピストン棒の先端に取付けられた
押え片56によつて押さえられており、このような押え片
56による押さえ動作は、突起５の捩りばね2aの中心孔４
への挿入動作と同期して行われる。これによつて捩りば
ね2aが突起５によつて移動されても、接続する捩りばね
2bが落下することはない。
送手段３の直線フイーダ13から供給された捩りばね２
は、案内部22の案内部材28上にその軸線を水平にして矢
符Ｂ方向に移動しながら搬送される。第５図の仮想線2a
で示される矢符Ｂ方向最下流位置に配置された捩りばね
2aよりも矢符Ｂ方向上流側に隣接する捩りばね2bは、複
動空気圧シリンダ55のピストン棒の先端に取付けられた
押え片56によつて押さえられており、このような押え片
56による押さえ動作は、突起５の捩りばね2aの中心孔４
への挿入動作と同期して行われる。これによつて捩りば
ね2aが突起５によつて移動されても、接続する捩りばね
2bが落下することはない。
前述したように、矢符Ｂ方向最下流位置に配置された捩
りばね2aには、複動シリンダ35が圧力付勢されることに
よつて突起５が伸長し、中心孔４内に挿入する。この状
態で複動シリンダ53のピストン棒54が矢符G1方向に伸長
すると、突起５が捩りばね2aの中心孔４内に挿入したま
まの状態で矢符Ｂ方向に移動し、切欠き24,25の開口部
を通過して案内部22から捩りばね2aが取出される。ピス
トン棒54が矢符G1方向に伸長するにつれて、支持体49は
基台50のストツパ67（第４図参照）に当接して停止す
る。また前述した突起５が捩りばね２の中心孔４内に挿
入する際には、ストツパ68に支持体49が当接して位置決
めされ、中心孔４内に挿入される。支持体49がストツパ
67に当接した状態では、突起５が挿入された捩りばね2a
が、第１図のシヤーシ18上に配置されている。この状態
でアクチユエータ39に圧縮空気が供給されると、駆動軸
40はその軸線まわりに矢符E1方向に角変位して駆動部23
が同一方向（矢符E1方向）に角変位し、捩りばね2aの中
心孔４内に挿入された突起５は、第９図に示されるよう
に、鉛直上方に向いた状態となる。図示しないばね装着
手段によつて、シヤーシ18上の軸19に挿着され、係止片
57に捩りばね2aの端部８が係止されるとともに、移動係
止部材58が仮想線Ｌで示される移動経路に沿つて移動
し、捩りばね2aの他端部8aが係止片59に係止される。こ
うして係止片57,59に捩りばね2aの捩り力が発生するよ
うに、シヤーシ18上の軸19に自動的に取付けることがで
きる。
りばね2aには、複動シリンダ35が圧力付勢されることに
よつて突起５が伸長し、中心孔４内に挿入する。この状
態で複動シリンダ53のピストン棒54が矢符G1方向に伸長
すると、突起５が捩りばね2aの中心孔４内に挿入したま
まの状態で矢符Ｂ方向に移動し、切欠き24,25の開口部
を通過して案内部22から捩りばね2aが取出される。ピス
トン棒54が矢符G1方向に伸長するにつれて、支持体49は
基台50のストツパ67（第４図参照）に当接して停止す
る。また前述した突起５が捩りばね２の中心孔４内に挿
入する際には、ストツパ68に支持体49が当接して位置決
めされ、中心孔４内に挿入される。支持体49がストツパ
67に当接した状態では、突起５が挿入された捩りばね2a
が、第１図のシヤーシ18上に配置されている。この状態
でアクチユエータ39に圧縮空気が供給されると、駆動軸
40はその軸線まわりに矢符E1方向に角変位して駆動部23
が同一方向（矢符E1方向）に角変位し、捩りばね2aの中
心孔４内に挿入された突起５は、第９図に示されるよう
に、鉛直上方に向いた状態となる。図示しないばね装着
手段によつて、シヤーシ18上の軸19に挿着され、係止片
57に捩りばね2aの端部８が係止されるとともに、移動係
止部材58が仮想線Ｌで示される移動経路に沿つて移動
し、捩りばね2aの他端部8aが係止片59に係止される。こ
うして係止片57,59に捩りばね2aの捩り力が発生するよ
うに、シヤーシ18上の軸19に自動的に取付けることがで
きる。
考案の効果 本考案によれば、搬送手段によつて支持手段に搬送され
てきた捩りばねの中心孔に、往復駆動手段によつて駆動
される突起が嵌り込み、この状態で位置決め片によつて
その捩りばねの端部が係止されて突起の軸線まわりの位
置決めが行われ、角変位手段が角変位することによつ
て、中心孔に突起が嵌入した横になつた状態から起立し
た状態にその捩りばねを方向転換するように構成される
ので、前記先行技術に関連して述べたように、手作業に
よつてばねの方向転換を行う必要がなくなり、自動的に
予め定める姿勢、すなわち捩りばねを起立した姿勢に方
向転換することができる。これによつて捩りばねの方向
転換作業の効率を格段に向上することができる。
てきた捩りばねの中心孔に、往復駆動手段によつて駆動
される突起が嵌り込み、この状態で位置決め片によつて
その捩りばねの端部が係止されて突起の軸線まわりの位
置決めが行われ、角変位手段が角変位することによつ
て、中心孔に突起が嵌入した横になつた状態から起立し
た状態にその捩りばねを方向転換するように構成される
ので、前記先行技術に関連して述べたように、手作業に
よつてばねの方向転換を行う必要がなくなり、自動的に
予め定める姿勢、すなわち捩りばねを起立した姿勢に方
向転換することができる。これによつて捩りばねの方向
転換作業の効率を格段に向上することができる。
特に本考案によれば、直進運動でコイルを１つずつ切り
放し、かつ回転運動にてばねをシヤーシ等に挿入する姿
勢にしており、したがつて挿入機等に配置に工夫するこ
となく自動化が可能である。
放し、かつ回転運動にてばねをシヤーシ等に挿入する姿
勢にしており、したがつて挿入機等に配置に工夫するこ
となく自動化が可能である。
また本考案によれば、支持片は、位置決め時に必要な１
つの部材であり、かつコイルを分離する直進運動の際
に、ばねを他のばねから分離する部材としても用いられ
る。これによつて構成の簡略化を図ることもまた、可能
である。
つの部材であり、かつコイルを分離する直進運動の際
に、ばねを他のばねから分離する部材としても用いられ
る。これによつて構成の簡略化を図ることもまた、可能
である。
第１図は本考案の一実施例の方向転換装置１の全体の構
成を簡略化して平面図、第２図は捩りばね２の拡大斜視
図、第３図は駆動部35を備える支持手段７および角変位
手段10の具体的構成を示す平面図、第４図は第３図は矢
視S1から見た側面図、第５図は第３図および第４図に示
される実施例の斜視図、第６図は第５図の背後側から見
た斜視図、第７図は挿通孔45に挿通された突起５付近を
拡大して示す側面図、第８図は角変位手段10の動作を説
明するための平面図、第９図は捩りばね２の端部8,8aを
係止片57,59に係止する動作を説明するための図であ
る。 １……方向転換装置、２……捩りばね、３……搬送手
段、４……中心孔、５……突起、７……捩りばね支持手
段、8,14……端部、９……位置決め片、10……角変位手
段、35……駆動部
成を簡略化して平面図、第２図は捩りばね２の拡大斜視
図、第３図は駆動部35を備える支持手段７および角変位
手段10の具体的構成を示す平面図、第４図は第３図は矢
視S1から見た側面図、第５図は第３図および第４図に示
される実施例の斜視図、第６図は第５図の背後側から見
た斜視図、第７図は挿通孔45に挿通された突起５付近を
拡大して示す側面図、第８図は角変位手段10の動作を説
明するための平面図、第９図は捩りばね２の端部8,8aを
係止片57,59に係止する動作を説明するための図であ
る。 １……方向転換装置、２……捩りばね、３……搬送手
段、４……中心孔、５……突起、７……捩りばね支持手
段、8,14……端部、９……位置決め片、10……角変位手
段、35……駆動部
Claims (1)
- 【請求項１】コイル状捩りばねの軸線を横にして搬送す
る搬送手段と、 搬送手段によつて搬送されてきた捩りばねを所定の位置
に支持する支持手段と、 該支持手段に支持された捩りばねの中心孔内に嵌入する
突起を前記ばねの軸線方向に往復運動する往復運動手段
と、 捩りばねの端部に係止して捩りばねを、前記突起の軸線
まわりに、位置決めする位置決め片を有する支持片と、 前記捩りばねに該突起を嵌入させた状態で前記支持片と
前記往復運動手段とを前記搬送手段の搬送方向へ直進移
動して、前記支持手段から捩りばねを取り出す直進移動
手段と、 直進運動した前記支持片と前記往復運動手段とを、前記
ばねの軸線方向に交差する軸線まわりに角変位して、捩
りばねを起立した状態にする角変位手段とを含むことを
特徴とする捩りばねの方向転換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989009209U JPH0745459Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 捩りばねの方向転換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989009209U JPH0745459Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 捩りばねの方向転換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0299824U JPH0299824U (ja) | 1990-08-08 |
| JPH0745459Y2 true JPH0745459Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=31215757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989009209U Expired - Lifetime JPH0745459Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 捩りばねの方向転換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745459Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117655716B (zh) * | 2024-02-01 | 2024-05-17 | 山东亿福金业珠宝首饰有限公司 | 一种扭簧组装机 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5857067U (ja) * | 1981-10-15 | 1983-04-18 | シ−ケ−デイ株式会社 | コイルの分離供給装置 |
| JPH0530017Y2 (ja) * | 1986-01-31 | 1993-07-30 | ||
| JPS63234598A (ja) * | 1987-03-24 | 1988-09-29 | 株式会社東芝 | 空芯コイルの位置決め供給装置 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1989009209U patent/JPH0745459Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0299824U (ja) | 1990-08-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |