JP3880170B2 - 半導体装置切断収納装置 - Google Patents

半導体装置切断収納装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置が複数形成された基板より、前記半導体装置を個別に切断して収納する半導体装置切断収納装置に関する。
上記基板としては、一般に配線用の樹脂基板が用いられ、特に一方の面に搭載された半導体素子が樹脂封止され、他方の面にはんだボールが形成された、所謂BGA(Ball・Grid・Array )タイプの半導体装置製造用基板が好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチックパッケージなどの半導体装置を製造する場合には、樹脂封止後のリードフォーミングを行うリード加工機が用いられる。具体的には、リード加工機は、短冊状のリードフレームに複数の半導体チップが搭載されて樹脂封止されたものを装置に搬入して、レジン落とし、ダムバーカット、リード先端カット、リードフォーミング等の所要の加工が施される。
【0003】
上記リード加工機のうち、例えば曲げ加工を行う装置について図15を参照して説明する。図15において、半導体チップが搭載されて樹脂封止された複数の樹脂封止部を有する短冊状のリードフレーム101は、その両側レール穴に送り装置102のハンド103に形成されたピンを挿通して装置左手より右手に向かって矢印方向に順送りされる。この装置架台104上には、一型105及び二型106を有する金型装置107が装備されており、一型105は曲げ加工用の金型が配置され、二型106は打ち抜き用の金型が配置されている。上記リードフレーム101は、上記一型105において、リード曲げを行う曲げ加工が施され、次いで上記二型106において個別に分離され、半導体装置108は上記金型装置107より取り出される。
【0004】
上記個別に分離された半導体装置108は、図示しない移送トレイに載置され或いは取出用ピックアップにより吸着保持されて、金型装置107より取り出される。そして、図示しない移送用ピックアップにより必要に応じて図示しないロータリーアクチュエータなどにより駆動される回転テーブル109上に移送され、次の工程に備えて半導体装置108の向きを例えば90°向きを代える。そして再び上記移送用ピックアップにより吸着保持されて収納部110に備えた収納トレイへ収納される。
【0005】
また、近年、表面実装型の半導体装置の一例としてBGAタイプの半導体装置が用いられている。この半導体装置の製造装置においては、半導体装置の外部リードの曲げ加工は行われないが、図15と同様な構成で半導体素子が樹脂封止された樹脂封止部が複数形成された短冊状の基板を、切断用プレス金型を装備した金型装置に搬入して四辺或いは四隅を同時に打ち抜くことにより個別に分離され、分離された半導体装置108を必要に応じて向きを代えて収納トレイへ移送して収納していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図15に示すリード加工機などの半導体装置製造装置においては、短冊状のリードフレーム或いは基板などから、半導体装置を個別に分離された後、金型装置107から取り出すのに時間が係り、更には該金型装置107から取り出してから収納部110に収納するまでに時間がかかっていた。
【0007】
具体的には、移送トレイや取出用ピックアップにより金型装置107から分離された半導体装置108を取り出すまでの移動距離が長いため、該半導体装置108の取り出しに時間がかかる。この取り出しに要する移動距離は、金型の大きさに起因するが、該金型にはガイドポストを設ける関係上、大きさを縮小することはできないため、移動距離を短縮するには限界がある。
また、上記金型装置107より移送トレイや取出用ピックアップにより取り出された半導体装置108を、移送用ピックアップに受け渡して収納部110に移送したり、或いは途中で回転テーブル109に移載して上記半導体装置108を所定角度回転させた後、該回転テーブル109より収納部110へ移送していたため、モータやシリンダなど別個の駆動源により駆動される各移送手段の間で上記半導体装置108の受け渡しが行われるため時間を要する。
また、上記移送用ピックアップが収納部110へ移動する移動距離も長いため、半導体装置108の収納にも時間がかかる。この収納に要する移動距離は、収納部の容積や収納トレイの大きさに起因するため、大きな収納トレイに収納するとすれば、それだけ移動距離が長くなるため時間がかかる。
【0008】
また、上記シリンダ駆動により上記移送トレイ、取出用ピックアップ、或いは移送用ピックアップなどを往復動させるとすれば、最初から高速で動き出して高速のまま突然停止するため、移動開始及び移動停止時において半導体装置に大きな衝撃が加わって、精密な半導体部品にダメージを与えるおそれがあり安全性、信頼性の上で好ましくない。
【0009】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、半導体装置を個別に分離してから収納するまでのサイクルタイムを短縮し、半導体装置を高速かつ安全に移送することにより生産性を向上させた半導体装置切断収納装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、駆動源と、前記駆動源により駆動され、半導体装置が複数形成された基板より、前記半導体装置を個別に切断する切断手段と、前記切断手段により切断された前記半導体装置を収納する収納手段と、切断後の前記半導体装置を第1の移送路に沿って取り出し、取り出された前記半導体装置を第2の移送路に沿って前記収納手段へ移送する移送手段と、前記駆動源より回転駆動されるカム軸に設けられた複数のカムを介して前記移送手段による前記半導体装置の取り出しと取り出された前記半導体装置の前記収納手段への移送動作が連繋して行われるように駆動伝達する駆動伝達機構とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、前記移送手段は、切断後の前記半導体装置を取り出すための前記第1の移送路に配置された第1の移送手段と、前記第1の移送路と交差する前記第2の移送路に配置され、前記第1の移送手段より前記半導体装置を受け渡されて前記収納手段へ移送する第2の移送手段とを備えているのが好ましい。
【0012】
また、前記第1の移送手段は、前記半導体装置を単数又は複数載置可能な切断側載置部と収納側載置部を有し前記駆動伝達機構より駆動伝達されて往復動する移送トレイと、前記第1の移送路に配置され、前記移送トレイの切断側載置部と収納側載置部が交互に移動する移載位置において、前記切断側載置部より前記半導体装置を一旦受け取って所定角度回転させて前記収納側載置部へ移載する移載手段とを備えていても良い。
また、前記移載手段は、前記半導体装置を単数又は複数吸着保持可能な吸着パッドを装備したピックアップヘッドと、前記ピックアップヘッドを所定角度で回動させる回動手段と、前記駆動伝達機構より駆動伝達されて前記ピックアップヘッドを上下動させる上下動機構とを備えた回転用ピックアップを装備していても良い。
【0013】
また、前記第2の移送手段は、前記半導体装置を単数又は複数保持するピックアップヘッドと、前記半導体装置を保持した前記ピックアップヘッドを上下動させて、前記収納手段へ載置するための収納用シリンダと、前記ピックアップヘッドを前記第2の移送路に沿って往復動させる往復動手段とを有する収納用ピックアップを備え、前記収納用ピックアップは、前記駆動伝達機構より駆動伝達されて上下動する際に、前記第1の移送手段より前記半導体装置を受け渡されて前記収納手段へ移送するのが好ましい。
また、前記収納用ピックアップは、前記半導体装置を単数又は複数保持して前記第2の移送路に沿って交互に前記収納手段へ移送する第1,第2収納用ピックアップと、前記第1,第2収納用ピックアップを往動時と復動時とで前記第2の移送路における高さ位置を各々変えて移動させる第1,第2収納用シリンダとを備えていても良い。
また、前記第1,第2収納用ピックアップは、前記半導体装置を吸着して保持する単数又は複数の吸着パッドを第1,第2ピックアップヘッドの先端部に各々備えており、前記第1,第2ピックアップヘッドの吸着パッドが同一ライン上を上下動するようにヘッドどうしが第2の移送路上にオーバーラップして配設されていても良い。
また、前記第1,第2収納用ピックアップのうち、前記半導体装置を吸着保持した一方の収納用ピックアップが前記第2の移送路の中間停止位置を通過する迄は、他方の収納用ピックアップは前記中間停止位置に異なる高さ位置で停止しているのが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の態様を添付図面に基づいて詳細に説明する。
本実施例は、半導体装置切断収納装置の一例として、所謂BGAタイプの半導体装置製造用の切断収納装置ついて説明するものとする。
図1は半導体装置切断収納装置の全体構成を示す正面図、図2は図1の半導体装置切断収納装置の模式平面図、図3は駆動伝達機構を示す平面透視図、図4は移送トレイとその駆動機構を示す正面図、図5は移送トレイの移動機構を示す説明図、図6は回転用ピックアップの正面図及び部品説明図、図7は回転用ピックアップの回転機構を示す説明図、図8は回転用ピックアップの上下動機構を示す説明図、図9は収納用ピックアップの右側面図、図10は図9の収納用ピックアップのピックアップヘッドの説明図、図11は収納用ピックアップが移動する第2の移送路を示す説明図、図12は収納用ピックアップの駆動伝達機構を示す説明図、図13は収納用ピックアップの移動及び吸着動作を示すタイミングチャート図、図14は上記収納用ピックアップの往復動作を示す模式図である。
【0015】
(全体構成)
先ず、本発明に係るBGAタイプの半導体装置切断収納装置の全体構成について図1及び図2を参照して説明する。
図1およひ図2において、1は駆動源としての電動モータであり、トッププレート1a上に固定されて後述する切断手段や移送手段へ駆動力を供給する。2は搬入装置であり、半導体装置が複数形成された短冊状の基板を、矢印A方向から搬入する。この搬入装置2は、図1に示すように、搬送ベルト2aとこれに圧接する複数のコロ2bによって基板を挟持して搬送する。
【0016】
3は切断手段としての切断装置であり、切断用のプレス金型を装備している。このプレス金型は、上記電動モータ1により回転駆動されるクランク(図示せず)に連繋して上下動するプレスラム4に連動して上下動するパンチ5と、プレスベッド6の上に設けられ、切断位置の基板を支持可能なダイ7を備えている(図12参照)。上記パンチ5は下型の四隅に立設されたガイドポスト6aにガイドされて上下動する。上記切断装置3は、上記搬入装置2より搬送された上記基板より、上記半導体装置の四辺を同時に打ち抜いてを個別に切断する。上記切断装置3による切断速度は、種々設定可能であるが60spm(stroke per minute)を目標に設定されている。本実施例では、BGAタイプの基板が用いられ、基板材料としては一般に短冊状に連なるガラスエポキシ樹脂基板或いはTAB(Tape Automated Bonding) テープなどが用いられる。上記基板の一方の面には、半導体素子が搭載されて樹脂封止された樹脂封止部が複数箇所に形成されており、他方の面にはんだボールが形成されている。
【0017】
図2において、8は移送手段としての移送装置であり、前記切断装置3により切断された前記半導体装置を第1の移送路Pに沿って取り出し、取り出された前記半導体装置を第2の移送路Qに沿って後述する収納手段へ移送する。上記移送装置8は、第1の移送手段としての移送トレイ9、移載手段としての回転用ピックアップ10、第2の移送手段としての収納用ピックアップ11を備えている。
【0018】
上記移送トレイ9は、半導体装置を単数又は複数載置可能な切断側載置部9aと収納側載置部9bとを有し(図5参照)、第1の移送路Pを矢印方向に往復動可能に設けられている。上記移送トレイ9は切断側載置部9aが金型の下方の切断位置Bで待機しており、切断装置3により抜き落とされた半導体装置を上記切断側載置部9aで受け取り、上記回転用ピックアップ10の下方の移載位置Cへ移動する。同時に上記収納側載置部9bは移載位置Cから上記収納用ピックアップ11の下方の受渡し位置Dへ移動する。
次に、上記回転用ピックアップ10を下動させて、上記切断側載置部9aより半導体装置を吸着し、上動して一旦保持する。このとき、必要に応じて後述する回転機構により上記回転用ピックアップ10を所定角度回転させて上記半導体装置の向きを変えて保持する。そして、上記移送トレイ9が元の位置へ移動して切断側載置部9aが再び金型の下方の切断位置Bへ戻ると、再び上記回転用ピックアップ10を上下動させて、上記移載位置Cへ移動した収納側載置部9bへ、吸着保持した半導体装置を移載する。
また、上記収納用ピックアップ11は、上記第1の移送路Pと交差する上記半導体装置の第2の移送路Qに配置されている。上記移送トレイ9は、移載位置Cで収納側載置部9bに半導体装置を載置して受渡し位置Dへ移動すると、上記収納用ピックアップ11が上下動する際に半導体装置を吸着保持して後述する収納手段へ移送する。
【0019】
図2において、12は収納手段としての収納部であり、半導体装置を整列して収納する。この収納部12には、空の収納トレイ(図示せず)を供給する収納トレイ供給部12aと、半導体装置で一杯になった収納トレイを収容する収納トレイ収容部12bを装備している。
【0020】
図1において、13は駆動伝達機構であり、前記電動モータ1よりタイミングベルト14を介して回転駆動されるカム軸15に設けられた第1〜第3のカム16〜18を介して駆動伝達して、前記移送装置8による前記半導体装置の取り出しと、取り出された前記半導体装置の前記収納手段への移送動作が連繋して行われるように駆動伝達する。具体的には、上記移送トレイ9の往復動、回転用ピックアップ10の上下動及び収納用ピックアップ11の上下動をそれぞれシンクロナイズして動作させる。
【0021】
次に、上記半導体装置切断収納装置の各部の構成について図3〜図12を参照して説明する。
(駆動伝達機構)
図3において、カム軸15の一端側にはプーリ19が取り付けられており、該プーリ19にはタイミングベルト14が掛けられている。このカム軸15に嵌め込まれた第1のカム16は、1回転すると、後述する移動機構を介して移送トレイ9を往復動させる。また、上記カム軸15に嵌め込まれた第2のカム17は、1回転する間に所定のタイミングで、後述する回転用ピックアップ上下動機構を介して回転用ピックアップ10を上下動させる。また、上記カム軸15に嵌め込まれた第3のカム18は、1回転する間に所定のタイミングで、後述する収納用ピックアップ上下動機構を介して収納用ピックアップ11の上下動させる。また、上記カム軸15の他端には、ロータリーエンコーダ20が取り付けられており、上記各カムの回転位置を検出可能になっている。
【0022】
(移送トレイ)
次に移送トレイ9及びその移動機構の構成について図4及び図5を参照して説明する。移送トレイ9には、長手方向に2か所に半導体装置を載置可能な切断側載置部9a及び収納側載置部9bを有し、第1の移送路Pを矢印方向に往復動可能に設けられている。上記移送トレイ9は切断側載置部9aが金型の下方の切断位置Bで待機しており、切断装置3により抜き落とされた半導体装置を上記切断側載置部9aで受け取り、上記回転用ピックアップ10の下方の移載位置Cへ移動する。同時に上記収納側載置部9bは移載位置Cから上記収納用ピックアップ11の下方の受渡し位置Dへ移動する。上記切断側載置部9aに載置されて移載位置Cへ移送された半導体装置は、上記回転用ピックアップ10を上下動させて一旦吸着保持され、更に所定角度回転して向きを変えて保持される。そして、上記移送トレイ9が元の位置へ移動して切断側載置部9aが再び金型の下方の切断位置Bへ戻ると、再び上記回転用ピックアップ10を上下動させて、上記移載位置Cにある収納側載置部9bへ、吸着保持された半導体装置が移載される。
また、上記移送トレイ9は、移載位置Cで収納側載置部9bに半導体装置を載置されると、受渡し位置Dへ移動し、上記収納用ピックアップ11が上下動して半導体装置が受け渡される。
【0023】
次に、上記移送トレイ9の移動機構について説明する。カム軸15には嵌め込まれた第1のカム16には、L字状の揺動レバー21の一端21aが圧接しており、上記揺動レバー21の他端21bは、可動ブロック22に連結されている。図5において、上記揺動レバー21は、引っ張りバネ23により、他端21b側が反時計回り方向に付勢されており、一端21a側が第1のカム16のカム面に常時圧接するようになっている。
【0024】
また、図4及び図5において、上記可動ブロック22の上面側には、移送トレイ支持部材24が連結されており、該移送トレイ支持部材24上に移送トレイ9はねじ9cにより固定されて片持ち状に支持されている。上記可動ブロック22の下面側にはリニアモーションガイド(以下『LMガイド』と言う)25が、ガイドレール26に沿って、スライド可能に嵌め込まれている。上記ガイドレール26はプレスベッド6の端部近傍に固定された支持プレート27上に設けられている(図5参照)。
上記第1のカム16が1回転することにより上記揺動レバー21が揺動中心21cを中心に図5の矢印方向に揺動し、可動ブロック22に支持された移送トレイ9が上記揺動レバー21の揺動範囲でガイドレール26に沿って往復動する。
【0025】
(回転用ピックアップ)
次に、回転用ピックアップ及びその上下動機構について図6を参照して説明する。尚、図6(a)は回転用ピックアップの構成を示す説明図、図6(b)は中間プレートの平面図、図6(c)は下側プレートの平面図である。
回転用ピックアップ10は、前記駆動伝達機構13により駆動伝達されて移載位置Cにおいて上下動する。このとき、半導体装置を切断側載置部9aに載置して切断位置Bより移載位置Cに移動した移送トレイ9の上記切断側載置部9aより前記半導体装置を吸着し、所定角度回転させて保持する。そして、上記移送トレイ9の切断側載置部9aが切断位置Bへ移動し、収納側載置部9bが移載位置Cへ移動すると、上記回転用ピックアップ10を再び上下動させて向きを変えて吸着保持した半導体装置を上記収納側載置部9bへ移載する。
【0026】
図6(a)において、上記回転用ピックアップ10は、前記半導体装置を単数又は複数吸着保持する吸着パッド28を下端部に備えた回転ピックアップヘッド29を備えている。この回転ピックアップヘッド29は、下側プレート30に着脱可能に取り付けられている。本実施例では、上記回転ピックアップヘッド29には吸着パッド28を1〜3個まで設けられるようになっている。上記下側プレート30は、中間プレート31に保持ロッド32及びその周囲に嵌め込まれたコイルスプリング33により支持されている。このコイルスプリング33は、回転用ピックアップ10が下動して吸着パッド28により半導体装置を吸着する際の衝撃を吸収する。
また、上記下側プレート30と中間プレート31との間には、吸着パッド28よりエアを吸引するための配管用エアチューブ34が連結している。図6(b)(c)において、上記下側プレート30と中間プレート31の周囲には3か所に配管用継ぎ手30a,30b,30c及び配管用継ぎ手31a,31b,31cがそれぞれ設けられており、これらを3本のエアチューブ34を用いて上下に接続されている。また、図6(c)において、上記下側プレート30には、回転ピックアップヘッド29に設けられる吸着パッド28に連通する吸引穴30dが3か所に形成されている。
【0027】
上記中間プレート31は、3本の中空配管用ロッド35の下端部に連結されて支持されている。上記配管用ロッド35は、上側回転プレート36を挿通して、その上端部は配管用ブロック37に連結されている。また、上記上側回転プレート36は、回転プレート保持部材38に上下方向をガイドされて保持されており、この上記回転プレート保持板38は、プレスベッド6に立設された取付板39に水平方向に取り付けられている。また、上記回転プレート保持板38には、上記上側回転プレート36を挿通して垂直ロッド40が立設されており、上記上側回転プレート36は上記垂直ロッド40を中心に回動可能になっている。上記垂直ロッド40の上端近傍にはストッパブロック41が設けられている。このストッパブロック41と配管用ブロック37との間には、コイルスプリング42が弾装されており、上記配管用ブロック37及びこれに連結する配管用ロッド35を下方に付勢している。上記配管用ブロック37にはエアチューブ43が3か所に連結しており、上記3本の配管用ロッド35の中空部分を管路として利用して上記中間プレート31に連結するエアチューブ34に連通するようになっている。
【0028】
次に上記回転用ピックアップ10の回転機構について図7を参照して説明する。図7(a)は回転用ピックアップ10の回転機構の説明図、図7(b)は上側回転プレートの説明図である。
また、図7(a)において、上記取付板39に設けられたシリンダ保持板44には回転用シリンダ45が取り付けられており、このシリンダロッド45aは上記上側回転プレート36に立設された連結ピン36aに回動可能に結している。上記回転用シリンダ45のケース本体は、上側回転プレート36をスムーズに回動させるために、シリンダ保持板44に対して回動ピン45bを中心に若干揺動可能になっている。
また、図7(b)において、上記取付板39にはストッパピン39aが2本突設されており、上記上側回転プレート36の回動範囲を規制している。上記回転用シリンダ45を作動させると、上記上側回転プレート36が回転プレート保持部材38に設けられた軸受部38aにより上下にガイドされて垂直ロッド40を中心に回転する。このとき、上側回転プレート36を挿通する配管用ロッド35を介して中間プレート31、下側プレート30、回転ピックアップヘッド29が一体として回転し、吸着パッド28に吸着保持された半導体装置の向きを変えることができる。本実施例では、上記上側回転プレート36を90°回動するように設計されている。
【0029】
次に上記回転用ピックアップ10の上下動機構について図8を参照して説明する。カム軸15には嵌め込まれた第2のカム17には、L字状の揺動レバー46の一端46aが圧接しており、上記揺動レバー46の他端46bは、上下動ブロック47に連繋している。この上下動ブロック47には上下ロッド48が立設されており、該上下ロッド48はプレスベッド6を載置するベースプレート49を挿通して上端に突き当て部材50が連結されている。上記上下ロッド48の周面に設けられたストッパブロック51とベースプレート49との間にはコイルスプリング52が嵌め込まれており、上記上下ロッド48を下方に付勢している。また、上記突き当て部材50の上端部は、上記中間プレート31の扇形延出部53に突き当てられて、回転用ピックアップ10を支持している。上記扇形延出部53は、回転用シリンダ45により中間プレート31が回動させられるため、常時突き当て部材50の先端部が回転用ピックアップ10を支持できるように、扇形をしている。
【0030】
上記配管用ブロック37とストッパブロック41との間に嵌め込まれたコイルスプリング42及び上記ベースプレート49とストッパブロック51との間に嵌め込まれたコイルスプリング52によって、回転用ピックアップ10は下方に付勢されており、上記揺動レバー46は、他端46b側が反時計回り方向に付勢されており、一端46a側が第2のカム17のカム面に常時圧接するようになっている。上記第2のカム17が1回転する際に、上記揺動レバー46が揺動中心46cを中心に図8の矢印方向に揺動し、カム面による押圧が強まると上下ロッド48及び突き当て部材50を上記コイルスプリング42,52の弾性力に抗して上動させ、このとき突き当て部材50により中間プレート31の扇形延出部53に突き当てて回転用ピックアップ10を上動させ、カム面による押圧が弱まると、上記コイルスプリング42,52の弾性力により回転用ピックアップ10が下動して吸着パッド28により半導体装置を吸着可能になっている。
【0031】
(収納用ピックアップ)
次に、収納用ピックアップ11の構成及びその移動機構について図9〜図12を参照して説明する。収納用ピックアップ11は、駆動伝達機構13により駆動伝達されて上下動する際に、移送トレイ9の収納側載置部9bより前記半導体装置を保持して収納部12へ移送する。
【0032】
図9において、上記収納用ピックアップ11は、半導体装置を吸着保持する吸着パッド54を先端部に1〜3個装備可能な第1,第2ピックアップヘッド55,56と、該第1,第2ピックアップヘッド55,56により保持された前記半導体装置を前記収納部12へ載置するための第1,第2収納用シリンダ57,58を有する第1,第2収納用ピックアップ59,60を各々装備している。上記第1,第2収納用ピックアップ59,60は、前記半導体装置を1〜3個吸着保持して前記第2の移送路Qに沿って交互に前記収納部12へ移送する(図2参照)。
【0033】
上記第1,第2収納用シリンダ57,58は、上下取付板61,62及び水平取付板63,64により取り付けられている。上記第1,第2収納用シリンダ57,58の側面には、上下ガイドレール65,66が敷設されている。また、上記上下ガイドレール65,66には、LMガイド67,68を介してヘッド保持板69,70が取り付けられている。上記ヘッド保持板69,70の下端部には、上記第1,第2ピックアップヘッド55,56が取り付けられている。上記第1,第2収納用シリンダ57,58を作動させると、上記ヘッド保持板69,70はLMガイド67,68を介して上下ガイドレール65,66に沿って上下方向にスライドし、上記第1,第2ピックアップヘッド55,56が上下動するようになっている。上記第1,第2ピックアップヘッド55,56は、ヘッド保持板69,70のストッパ部69a,70aが水平取付板63,64の突き当てピン63a,64aに突き当たることによって移動範囲が規制されている。
【0034】
また、上記第1,第2収納用ピックアップ59,60に装備される第1,第2ピックアップヘッド55,56の数について図10を参照して説明する。尚、図10は第1収納用ピックアップ59を用いて説明するものとする。図10(a)(b)は図9の第1収納用ピックアップ59の左側面図及び下視図である。
図10(a)に示すように、本実施例では、第1,第2収納用ピックアップハンド59,60は、上下取付板61,62に各々第1,第2収納用シリンダ57,58を1個ずつ装備しているが、図10(b)に示すように、合計3か所に各々第1,第2収納用シリンダ57,58を取り付け可能になっている。また、上記上下取付板61には、シリンダを3か所に設けられるように上記第1収納シリンダ57へエアを供給可能な複数の配管路が各々形成されている。また、上記第1収納用シリンダ57が増設されると、該シリンダ57によって上下動させられるヘッド保持板69及びこれに一体的に保持される上記第1ピックアップヘッド55も3か所に増設される。
このように上記第1,第2収納用シリンダ57,58や第1,第2ピックアップヘッド55,56を半導体装置の収納用に個別に複数設けるのは、収納部12に装備された収納トレイの収納凹部の数や切断された半導体装置の数に端数が生じた場合などには、収納トレイへ半導体装置を3個一度に収納できずに、個別に収納しなければならないからである。
【0035】
また、図9において、上下取付板61,62は、垂直ロッド71,72の下端部に連結しており、該垂直ロッド71,72はハウジング73,74を挿通しており、該ハウジング73,74内部に嵌め込まれたコイルスプリング75,76により常時上方に向かって引き上げるように付勢されている(図11参照)。また、上記上下取付板61,62には、上下動手段としての上下動シリンダ77,78のシリンダロッド78a,79aが連結されている。上記上下動シリンダ77,78を作動させることにより、第1,第2収納用ピックアップ59,60を上記コイルスプリング75,76による引き上げ位置より更に上動させて高さ位置を変更することができるようになっている。
【0036】
また、図9において、上記第1,第2の収納用ピックアップ59,60は、移送スペースをできるだけ縮小するため、上記移送トレイ9の収納側載置部9bより半導体装置を吸着する際、第1,第2ピックアップヘッド55,56の吸着パッド54が同一ライン上を上下動するようヘッドどうしが第2の移送路Q上にオーバーラップして配設されている。
【0037】
ここで、上記第1,第2収納用ピックアップ59,60の往復動機構について説明する。図11において、上記第2の移送路Qに沿って移送ガイド79が設けられており、その両側には往復動手段を構成するボール軸リニアガイド80,81が設けられている。上記ボール軸リニアガイド80,81は、上記移送ガイド79に沿って設けられており、図示しないボール軸が各々装備されている。上記ボール軸の軸端に設けられたプーリ82と、サーボモータ83のモータプーリ84との間にはタイミングベルト85が掛け渡されている。上記サーボモータ83を正逆回転駆動することにより、上記ボール軸リニアガイド80,81に沿って第1,第2収納用ピックアップ59,60を上記第2の移送路Qを往復移動させることができる。
【0038】
図9において、上記第1,第2収納用ピックアップ59,60の移動体シャーシ86,87には通過位置検出用の検出板88,89が設けられている。また、上記移送ガイド79の両側側面であって中間停止位置には、位置検出センサ90,91が設けられている。上記検出板88,89は、第1,第2収納用ピックアップ59,60が半導体装置を収納部12に移送して戻る際に、上記位置検出センサ90,91の光軸を遮ることにより、上記中間停止位置に停止させるよう、図11に示すサーボモータ83の駆動が制御される。
【0039】
次に上記第1,第2収納用ピックアップ59,60の上下動機構について図4及び図12を参照して説明する。図12において、カム軸15には嵌め込まれた第3のカム18には、揺動レバー92の一端92aが圧接しており、上記揺動レバー92の他端92bは、上下動プレート93に連繋している。この上下動プレート93には上下ロッド94が2本ずつ2組立設されている。この上下ロッド94はプレスベッド6を載置するベースプレート49を挿通しており、上端側に設けられたストッパブロック95と、上記上下ロッド94をガイドする筒状ガイド49aとの間にはコイルスプリング96が各々嵌め込まれている。
【0040】
また、図4において、上記2本ずつ2組設けられた上下ロッド94の上端部には、前記第1,第2収納用ピックアップ59,60を各々下動させるための上下動用レバー97,98が連結されている。上記上下動用レバー97,98は、図9に示すように、上下取付板61,62の水平延出部61a,62aに各々突き当たって、第1,第2収納用ピックアップ59,60を、コイルスプリング75,76(図11参照)による引き上げ力に抗して下動させる。
【0041】
図12において、上記ストッパブロック95と筒状ガイド49aとの間に嵌め込まれたコイルスプリング96によって、上下ロッド94及び上下動プレート93は上方に付勢され、揺動レバー92の他端92b側が反時計回り方向に付勢されており、一端92a側が第3のカム18のカム面に常時圧接するようになっている。上記第3のカム18が1回転する際に、上記揺動レバー92が揺動中心92cを中心に図12の矢印方向に揺動させる。このとき、上記第3のカム18のカム面による押圧が強まって、上記揺動レバー92を時計回り方向に揺動させると、上下動プレート93及び上下ロッド94を下動させる。このとき、上下動用レバー97,98が第1,第2収納用ピックアップ59,60をコイルスプリング75,76による引き上げ力に抗して下動させて、収納側載置部9bに載置された半導体装置を吸着することができる。また、上記第3のカム18のカム面による押圧が弱まって、上記揺動レバー92を反時計回り方向に揺動させると、コイルスプリング96の付勢力により上下動プレート93及び上下ロッド94を上動させる。また、上下動用レバー97,98も上動するので、第1,第2収納用ピックアップ59,60はコイルスプリング75,76により引き上げられて元の位置まで上動する。
【0042】
(半導体装置収納動作)
次に、上記半導体装置を収納する収納用ピックアップ11の往復動作及び吸着動作について図13に示すタイミングチャート及び図14に示す往復動作を示す模式図を参照しながら説明する。
図13において、上段側の実線部は第1収納用ピックアップ59の往復動、吸着動作、上下動などのタイミングを示し、中段の破線部は、カム駆動による移送トレイ9の往復動及び上下動用レバー97,98の上下動のタイミングを示し、下段側の実線部は、第2収納用ピックアップ60の往復動、吸着動作、上下動などのタイミングを示す。
図14は、第1,第2収納用ピックアップ59,60の往復動、上下動第1,第2ピックアップヘッド55,56の上下動を矢印で示したものである。また、図13,図14において上下方向に走る破線Rは、第2の移送路Qにおける中間停止位置を示す。尚、以下の説明では、第1,第2収納用ピックアップ59,60を移送トレイより収納トレイの向かって移動させる場合のサーボモータの駆動を正転駆動、逆の場合の駆動を逆転駆動として説明するものとする。
【0043】
先ず、上記収納用ピックアップ11による収納動作に連繋して行われる半導体装置の移送動作について説明する。電動モータ1により回転駆動されるカム軸15に設けられた第1のカム16が1回転する際に、揺動レバー21が揺動して移送トレイ9はガイドレール26に沿って往復動する。具体的には、上記移送トレイ9は切断位置Bで待機している切断側載置部9aへ切断装置3により抜き落とされた半導体装置を載置し、回転用ピックアップ10に対向する移載位置Cとの間を往復動する。同時に収納側載置部9bは移載位置Cから上記収納用ピックアップ11の下方の受渡し位置Dとの間を往復動する(図2,図5参照)。
上記切断側載置部9aに載置されて移載位置Cへ移送された半導体装置は、上記カム軸15に設けられた第2のカム17が1回転する際に上下ロッド48及び突き当て部材50が上下動して、回転用ピックアップ10の吸引動作を開始した吸着パッド28により半導体装置が一旦吸着保持される。また、上記回転用シリンダ45を作動させて上側回転プレート36を回転させて上記半導体装置の向きを本実施例では90°向きを変えて保持する。そして、上記移送トレイ9の収納側載置部9bが再び移載位置Cに戻ると、上記回転用ピックアップ10を上下動させて、上記吸着パッド28に吸着保持した半導体装置を上記収納側載置部9bに移載する(図2,図8参照)。
また、上記カム軸15が更に1回転する際に、上記移送トレイ9の収納側載置部9bへ載置された半導体装置が移載位置Cより受渡し位置Dへ移送され、該受渡し位置Dにおいて、後述するように上記収納用ピックアップ11が上下動して半導体装置が受け渡される。
【0044】
図13において、先ず、第1収納用ピックアップ59の1サイクルの移動動作について説明する。第1収納用ピックアップ59は、中間停止位置Rにおいて、上下動シリンダ77の作動を停止(OFF)させて第1ピックアップヘッド55の高さ位置を上側移送路Q1より下側移送路Q2へ下動させて(図14矢印▲7▼)、サーボモータ83を回転駆動(逆転駆動)させて移送トレイ側(金型側)の受渡し位置D(図2参照)へ移動させる(図14矢印▲1▼)。上記第1収納用ピックアップ59が受渡し位置Dへ到達すると、第1ピックアップヘッド55に設けられた吸着パッド54の吸引動作を開始する。
【0045】
そして、上下動用レバー97が上下取付板61の水平延出部61aに当接するように載置されると、前記カム軸15に設けられた第3のカム18の回転により、上下ロッド94を介して上下動用レバー97を上下動させて、第1収納用ピックアップ59を、下側移送路Q2より更に下動させ、切断側載置部9bより半導体装置を吸着保持する(図14矢印▲2▼)。
次にサーボモータ83を回転駆動(正転駆動)させて、上記第1収納用ピックアップ59は、第1ピックアップヘッド55の高さ位置を下側移送路Q2に保持しつつ、ボール軸リニアガイド80にガイドされながら半導体装置を吸着保持したまま収納部12へ移送する(図14矢印▲3▼)。
【0046】
上記第1収納用ピックアップ59は収納トレイ上に到達すると、第1収納用シリンダ57をON/OFFさせて第1ピックアップヘッド55を上下動させる(図14矢印▲4▼)。このとき、上記第1ピックアップヘッド55が下端位置に到達すると、上記吸着パッド54による吸着動作を停止することにより、半導体装置を収納トレイに収納する。そして、上記第1収納用ピックアップ59は、上下動シリンダ77を作動(ON)させて、コイルスプリング75に抗して下側移送路Q2より上側移送路Q1に第1ピックアップヘッド55の高さ位置を引き上げる(図14矢印▲5▼)。
【0047】
そして、上記サーボモータ83を逆転駆動することにより、上記第1収納用ピックアップ59は、第1ピックアップヘッド55の高さ位置を上側移送路Q1に保持したまま、ボール軸リニアガイド80にガイドされながら中間停止位置Rまで移動して停止する(図14矢印▲6▼)。上記第1収納用ピックアップ59は、検出板88が移送ガイド79の位置検出センサ90の光軸を遮ると、サーボモータ83の駆動を停止して待機するようになっている。
【0048】
次に、第2収納用ピックアップ60の1サイクルの移動動作について説明する。上記第1収納用ピックアップ59が半導体装置の受渡し位置Dへ移動するとき(図14矢印▲1▼)、第2収納用ピックアップ60は、上下動シリンダ78を作動(ON)させて第2ピックアップヘッド56の高さ位置を上側移送路Q1に保持したまま、サーボモータ83を逆転駆動してボール軸リニアガイド80にガイドされながら中間停止位置Rまで移動して停止する(図14矢印▲6▼)。上記第2収納用ピックアップ60は、検出板89が移送ガイド79の位置検出センサ91の光軸を遮ると、サーボモータ83の駆動を停止して待機するようになっている。
【0049】
そして、上記第1収納用ピックアップ59が半導体装置を吸着保持して収納部12へ移送して、上記中間停止位置Rを通過すると、上下動シリンダ78を停止(OFF)させて第2ピックアップヘッド56の高さ位置を下側移送路Q2まで下動させた後(図14矢印▲7▼)、サーボモータ83を所定量逆転駆動させて収納部12より移送トレイ側(金型側)の受渡し位置Dへ移動させる(図14矢印▲1▼)。上記第2収納用ピックアップ60が受渡し位置Dへ到達すると、第2ピックアップヘッド56に設けられた吸着パッド54の吸引動作を開始する。
【0050】
そして、上下動用レバー98が上下取付板62の水平延出部62aに当接するように載置されると、前記カム軸15に設けられた第3のカム18の回転により、上下ロッド94を介して上下動用レバー98を上下動させて、第2収納用ピックアップ60を、下側移送路Q2より更に下動させ、切断側載置部9bより半導体装置を吸着保持する(図14矢印▲2▼)。
【0051】
次にサーボモータ83を正転駆動させて、上記第2収納用ピックアップ60は、第2ピックアップヘッド56の高さ位置を下側移送路Q2に保持しつつ、ボール軸リニアガイド81にガイドされながら半導体装置を吸着保持したまま収納部12へ移送する(図14矢印▲3▼)。このとき、第1収納用ピックアップ59は、収納部12へ半導体装置を収納した後、上下動シリンダ77を作動(ON)させて第1ピックアップヘッド55の高さ位置を上側移送路Q1に保持したまま、ボール軸リニアガイド80にガイドされながら中間停止位置Rまで移動して停止している(図14矢印▲6▼)。そして、上記第2収納用ピックアップ60が中間停止位置Rを通過すると、上下動シリンダ77を停止(OFF)させて第1ピックアップヘッド55の高さ位置を下側移送路Q2まで下動させた後(図14矢印▲7▼)、サーボモータ83を所定量逆転駆動させて収納部12より移送トレイ側(金型側)の受渡し位置Dへ移動させる(図14矢印▲1▼)ようになっている。
【0052】
このように、前記第1,第2ピックアップヘッド55,56は、同一吸着ラインを吸着パッド54が各々上下動するようになっているため、第2の移送路Q上ですれちがうときに互いに干渉することがないように、中間停止位置Rにおいて、前記半導体装置を吸着保持した一方のピックアップが前記第2の移送路Qの中間停止位置Rを通過する迄は、他方のピックアップは前記中間停止位置Rに異なる高さ位置で停止させている。
【0053】
上記第2収納用ピックアップ60は収納トレイ上に到達すると、第2収納用シリンダ58をON/OFFさせて第2ピックアップヘッド56を上下動させる(図14矢印▲4▼)。このとき、上記第2ピックアップヘッド56が下端位置に到達すると、上記吸着パッド54による吸引動作を停止することにより、半導体装置を収納トレイに収納する。そして、上記第2収納用ピックアップ60は、上下動シリンダ78を作動(ON)させて、コイルスプリング76に抗して下側移送路Q2より上側移送路Q1に第2ピックアップヘッド56の高さ位置を引き上げる(図14矢印▲5▼)。
そして、上記サーボモータ83を逆転駆動することにより、上記第2収納用ピックアップ60は、第2ピックアップヘッド56の高さ位置を上側移送路Q1に保持したまま、ボール軸リニアガイド81にガイドされながら中間停止位置Rまで移動して停止する(図14矢印▲6▼)。
【0054】
以上の動作を繰り返すことにより、移送トレイ9の収納側載置部9bに載置されて移送された半導体装置を、第1,第2収納用ピックアップ59,60により交互に収納部12へ移送して収納できる。本実施例では、切断装置3の処理速度を60spm程度に高速処理可能となった。
【0055】
上記構成によれば、切断装置3より個別に分離された半導体装置を移送トレイ9によって金型から取り出してから収納部12へ収納するまでのサイクルタイムを短縮し、高速処理が可能となった。特に、処理時間を要する半導体装置の金型からの取り出しに要する移送トレイ9の往復動、移載用の回転用ピックアップ10の上下動、収納用ピックアップ11の上下動を電動モータ1により回転駆動されるカム軸15に設けられた第1〜第3のカム16〜18によって各々同時に駆動伝達してシンクロナイズして行っているので、高速処理が可能となった。
また、半導体装置の切断から収納迄の個々の動作を、モータ駆動やシリンダ駆動により行う場合に比べて、駆動源の数を省略したりセンサーの設置が不要となるので、部品点数も省略でき製造コストを低減することも可能となった。
また、上記第1〜第3のカム16〜18のカム曲線を調整することにより、移動し始めや停止直前を減速して移送することができるので、半導体装置に衝撃が加わられないよう安全に移送できる。
また、第1,第2収納用ピックアップ59,60を並設したので、高速処理化に寄与できると共に、およそ2倍の収納能力を持たせて生産性を向上させることが可能となった。また、上記第1,第2ピックアップヘッド55,56は、同一吸着ライン上を上下動し、第2の移送路Q上ですれ違う際に干渉することなく交互に往復動するので、装置の設置面積を有効に利用し、装置の小型化にも寄与できる。
【0056】
以上のように、本発明は、通常のサブストレイト基板形BGAの他、マイクロBGA、テープBGAなどのBGAタイプの半導体装置製造用に好適に用いられる半導体装置切断収納装置について説明したが、上記実施例に限定されるものではなく、他のチップサイズパッケージや配線用の樹脂基板の製造など種々の半導体装置製造用にも適用可能である等、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0057】
【発明の効果】
本発明は前述したように、切断手段より個別に分離された半導体装置を移送手段によって金型から取り出してから収納手段へ収納するまでのサイクルタイムを短縮し高速処理が可能となった。特に、処理時間を要する半導体装置の金型からの取り出しに要する移送トレイの往復動と、移載用の回転用ピックアップの上下動、収納用ピックアップの上下動を同一駆動源により回転駆動されるカム軸に設けられた複数のカムによって各々同時に駆動伝達してシンクロナイズして行っているので、高速処理が可能となった。
また、半導体装置の切断から収納迄の個々の動作を、モータ駆動やシリンダ駆動により行う場合に比べて、駆動源の数を省略したりセンサーの設置が不要となるので、部品点数も省略でき製造コストを低減することも可能となった。
また、上記第複数のカムのカム曲線を調整することにより、移動し始めや停止直前を減速して移送することができるので、半導体装置に衝撃が加わられないよう安全に移送できる。
また、第1,第2収納用ピックアップを並設した場合には、高速処理化に寄与できると共に、およそ2倍の収納能力を持たせて生産性を向上させることが可能となった。また、上記第1,第2ピックアップヘッドは、同一吸着ライン上を上下動し、第2の移送路上ですれ違う際に干渉することなく交互に往復動させた場合には、装置の設置面積を有効に利用し、装置の小型化にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体装置切断収納装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】図1の半導体装置切断収納装置の模式平面図である。
【図3】駆動伝達機構を示す平面透視図である。
【図4】移送トレイとその駆動機構を示す正面図である。
【図5】移送トレイの移動機構を示す説明図である。
【図6】回転用ピックアップの正面図及び部品説明図である。
【図7】回転用ピックアップの回転機構を示す説明図である。
【図8】回転用ピックアップの上下動機構を示す説明図である。
【図9】収納用ピックアップの右側面図である。
【図10】図9の収納用ピックアップのピックアップヘッドの説明図である。
【図11】収納用ピックアップが移動する第2の移送路を示す説明図である。
【図12】収納用ピックアップの駆動伝達機構を示す説明図である。
【図13】収納用ピックアップの移動及び吸着動作を示すタイミングチャート図である。
【図14】収納用ピックアップの往復動作を示す模式図である。
【図15】従来の半導体装置製造用のリード加工機の説明図である。
【符号の説明】
1 電動モータ
1a トッププレート
2 搬入装置
2a 搬送ベルト
2b コロ
3 切断装置
4 プレスラム
5 パンチ
6 プレスベッド
6a ガイドポスト
7 ダイ
8 移送装置
9 移送トレイ
9a 切断側載置部
9b 収納側載置部
10 回転用ピックアップ
11 収納用ピックアップ
12 収納部
12a 収納トレイ供給部
12b 収納トレイ収容部
13 駆動伝達機構
14,85 タイミングベルト
15 カム軸
16 第1のカム
17 第2のカム
18 第3のカム
19,82 プーリ
20 ロータリーエンコーダ
21,46,92 揺動レバー
22 可動ブロック
23 引っ張りバネ
24 移送トレイ支持部材
25,67,68 LMガイド
26 ガイドレール
27 支持プレート
28,54 吸着パッド
29 回転ピックアップヘッド
30 下側プレート
31 中間プレート
32 保持ロッド
33,42,52,75,76,96 コイルスプリング
34,43 エアチューブ
35 配管用ロッド
36 上側回転プレート
37 配管用ブロック
38 回転プレート保持部材
38a 軸受部
39 取付板
39a ストッパピン
40,71,72 垂直ロッド
41,51,95 ストッパブロック
44 シリンダ保持板
45 回転用シリンダ
47 上下動ブロック
48,94 上下ロッド
49 ベースプレート
49a 筒状ガイド
50 突き当て部材
53 扇形延出部
55 第1ピックアップヘッド
56 第2ピックアップヘッド
57 第1収納用シリンダ
58 第2収納用シリンダ
59 第1収納用ピックアップ
60 第2収納用ピックアップ
61,62 上下取付板
61a、62a 水平延出部
63,64 水平取付板
65,66 上下ガイドレール
69,70 ヘッド保持板
73,74 ハウジング
77,78 上下動シリンダ
79 移送ガイド
80,81 ボール軸リニアガイド
83 サーボモータ
84 モータプーリ
86,87 移動体シャーシ
88,89 検出板
90,91 位置検出センサ
93 上下動プレート
97,98 上下動用レバー

Claims (8)

  1. 駆動源と、
    前記駆動源により駆動され、半導体装置が複数形成された基板より、前記半導体装置を個別に切断する切断手段と、
    前記切断手段により切断された前記半導体装置を収納する収納手段と、
    切断後の前記半導体装置を第1の移送路に沿って取り出し、取り出された前記半導体装置を第2の移送路に沿って前記収納手段へ移送する移送手段と、
    前記駆動源より回転駆動されるカム軸に設けられた複数のカムを介して前記移送手段による前記半導体装置の取り出しと、取り出された前記半導体装置の前記収納手段への移送動作が連繋して行われるように駆動伝達する駆動伝達機構と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置切断収納装置。
  2. 前記移送手段は、切断後の前記半導体装置を取り出すための前記第1の移送路に配置された第1の移送手段と、
    前記第1の移送路と交差する前記第2の移送路に配置され、前記第1の移送手段より前記半導体装置を受け渡されて前記収納手段へ移送する第2の移送手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置切断収納装置。
  3. 前記第1の移送手段は、前記半導体装置を単数又は複数載置可能な切断側載置部と収納側載置部を有し前記駆動伝達機構より駆動伝達されて往復動する移送トレイと、前記第1の移送路に配置され、前記移送トレイの切断側載置部と収納側載置部が交互に移動する移載位置において、前記切断側載置部より前記半導体装置を一旦受け取って所定角度回転させて前記収納側載置部へ移載する移載手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の半導体装置切断収納装置。
  4. 前記移載手段は、前記半導体装置を単数又は複数吸着保持可能な吸着パッドを装備したピックアップヘッドと、前記ピックアップヘッドを所定角度で回動させる回動手段と、前記駆動伝達機構より駆動伝達されて前記ピックアップヘッドを上下動させる上下動機構とを備えた回転用ピックアップを装備したことを特徴とする請求項3記載の半導体装置切断収納装置。
  5. 前記第2の移送手段は、前記半導体装置を単数又は複数保持するピックアップヘッドと、前記半導体装置を保持した前記ピックアップヘッドを上下動させて、前記収納手段へ載置するための収納用シリンダと、前記ピックアップヘッドを前記第2の移送路に沿って往復動させる往復動手段とを有する収納用ピックアップを備え、前記収納用ピックアップは、前記駆動伝達機構より駆動伝達されて上下動する際に、前記第1の移送手段より前記半導体装置を受け渡されて前記収納手段へ移送することを特徴とする請求項2記載の半導体装置切断収納装置。
  6. 前記収納用ピックアップは、前記半導体装置を単数又は複数保持して前記第2の移送路に沿って交互に前記収納手段へ移送する第1,第2収納用ピックアップと、前記第1,第2収納用ピックアップを往動時と復動時とで前記第2の移送路における高さ位置を各々変えて移動させる第1,第2収納用シリンダとを備えたことを特徴とする請求項5記載の半導体装置切断収納装置。
  7. 前記第1,第2収納用ピックアップは、前記半導体装置を吸着して保持する単数又は複数の吸着パッドを第1,第2ピックアップヘッドの先端部に各々備えており、前記第1,第2ピックアップヘッドの吸着パッドが同一ライン上を上下動するようにヘッドどうしが第2の移送路上にオーバーラップして配設されていることを特徴とする請求項6記載の半導体切断収納装置。
  8. 前記第1,第2収納用ピックアップのうち、前記半導体装置を吸着保持した一方の収納用ピックアップが前記第2の移送路の中間停止位置を通過する迄は、他方の収納用ピックアップは前記中間停止位置に異なる高さ位置で停止していることを特徴とする請求項7記載の半導体装置切断収納装置。
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