JPH0745209A - マグネトロン装置 - Google Patents

マグネトロン装置

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JPH0745209A
JPH0745209A JP18796193A JP18796193A JPH0745209A JP H0745209 A JPH0745209 A JP H0745209A JP 18796193 A JP18796193 A JP 18796193A JP 18796193 A JP18796193 A JP 18796193A JP H0745209 A JPH0745209 A JP H0745209A
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JP
Japan
Prior art keywords
metallic pipe
diameter
metal tube
hole
shield plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP18796193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakuni Yoshihara
正訓 吉原
Yutaka Tsunakawa
豊 綱川
Yoshihiro Noguchi
欣宏 野口
Norio Hiraishi
典男 平石
Hiroshi Ochiai
宏 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Publication of JPH0745209A publication Critical patent/JPH0745209A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環状永久磁石の軸方向長さを大きくしても、
金属管とシールド板との嵌合接触長さを確保することに
よって、金属管とシールド板との間からのマイクロ波の
漏洩を防止する。 【構成】 シールド板21の折り返し点Pを通る直径
を、第1の環状永久磁石1の内周面と相対向する金属管
4の最大外径Dbより小さくし、シールド板21の穴2
1dに金属管4を嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジ等のマイクロ
波加熱機器に用いられるマグネトロン装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種のマグネトロン装置は、次の
ように構成されている。すなわち、マグネトロンは、円
筒状の陽極筒体内に陰極を同軸的に配置し、陽極筒体の
両開口端部に第1および第2の磁極片を有している。第
1の磁極片上に設けられた金属管は、その磁極片を覆う
フランジ部を有し、このフランジ部の外周縁が陽極筒体
に溶着されている。そして、前記金属管に絶縁管を介し
て封着された排気管に、陽極ベインから延び出たマイク
ロ波導出用導体が結合されており、排気管にはマイクロ
波出力端子となる金属帽体が嵌着されている。また、第
2の磁極片をフランジ部で覆う金属管には陰極端子導出
用のステムが封着されている。
【0003】金属管を包囲する関係に第1の磁極片上に
同軸的に積み重ねられた第1の環状永久磁石は、一方の
磁極Nが第1の磁極片に磁気的に結合されている。ま
た、金属管を包囲する関係に第2の磁極片上に同軸的に
重ねられた第2の環状永久磁石は、一方の磁極Sが第2
の磁極片に磁気的に結合されている。そして、第1およ
び第2の環状永久磁石の各他方の磁極S,N同士を磁気
的に結合する枠状継鉄は、一方の金属管を挿通させるた
めの通口、および他方の金属管を挿通させるための別の
通口を有している。
【0004】そして、このような従来のマグネトロン装
置では、図6および図7に示すように、第1の環状永久
磁石1の上面と枠状継鉄2の天板部との間に設けられた
磁性金属からなる薄いシールド板3は、金属管4を包囲
する関係に金属管4の外周面に嵌合しており、通口5内
には金属細線の編組体からなる環状ガスケット6が納め
られている。このガスケット6は、金属管4を包囲する
関係にシールド板3上に位置しており、電子レンジ等の
加熱室(図示せず)に通じる導波管8の筒状開口部9
が、ガスケット6に食い込むように当接している。そし
て、金属管4の一端に絶縁管7を介して封着された金属
帽体10から放射されたマイクロ波が導波管8内を経て
電子レンジ等の加熱室内に導かれるが、マグネトロン装
置から導波管8内へ送り込まれるマイクロ波が両者の結
合部において漏洩する危険は、ガスケット6および金属
管4とシールド板3の嵌合固定によって防止される。
【0005】なお、図6中、11は排気管、12はマイ
クロ波導出用導体をそれぞれ示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、マグネトロン装
置は高出力化が望まれてきており、そのため上下一対の
永久磁石間に発生する磁界をさらに高め、マグネトロン
への入力電力を高める必要があるため、環状永久磁石の
軸方向長さを従来より大きくし高出力化に対応しなけれ
ばならなかった。このため、金属管4とシールド板3と
の嵌合接触長さが第1の環状永久磁石1の管軸方向長さ
が大きくなる程小さくなり、またその永久磁石の径方向
への片寄りが起きた場合などには嵌合接触が得られなく
なる。
【0007】したがって、このような構成のもとに、マ
グネトロン装置を動作させた場合、マイクロ波が金属管
4とシールド板3との間から漏洩してしまうか、導電性
が悪化してしまい、この間でスパークが発生したりする
などの障害が生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマグネトロン装
置は、陽極筒体の端部に設けられ、かつ内部にマイクロ
波導出用導体が貫通した金属管と、前記金属管の外周面
を取り囲むように設けられた環状永久磁石と、前記永久
磁石の軸方向と直交する方向から延在した枠状継鉄と、
前記金属管と前記継鉄との間に配置されたガスケット
と、平面部、この平面部に連接しこの連接した部分から
折り返された折り返し部、この折り返し部の先端に形成
された延長部、ならびに前記折り返し部および前記延長
部で取り囲まれた領域内に形成された穴を有するシール
ド板とを具備し、前記シールド板の折り返し点を通る直
径を前記金属管の最大直径より小さくし、かつ前記シー
ルド板の穴に前記金属管を嵌合したものである。
【0009】
【作用】このように構成すると、環状永久磁石の軸方向
長さを大きくしても、金属管とシールド板との嵌合接触
長さが十分に確保できるため、金属管とシールド板との
間からのマイクロ波の漏洩を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。
【0011】本発明実施例のマグネトロン装置は、図1
に示すように構成されている。すなわち、マグネトロン
は、円筒状の陽極筒体13内に陰極14を同軸的に配置
し、陽極筒体13の両開口端部に第1および第2の磁極
片15,16を有している。第1の磁極片15上に設け
られた金属管4は、第1の磁極片15を覆うフランジ部
4aを有しており、このフランジ部の端縁が陽極筒体1
3に溶着されている。そして、金属管4に絶縁管7を介
して封着された金属製排気管11に、陽極筒体13の内
側に設けられた陽極ベイン17から延び出たマイクロ波
導出用導体12が結合されている。排気管11にはマイ
クロ波出力端子となる金属帽体10が嵌着されている。
また、第2の磁極片16をフランジ部18aで覆う鳩目
状の金属管18の先端に、陰極端子導出用のステム19
が封着されている。
【0012】第1の磁極片15上に金属管4を包囲する
関係に同軸的に積み重ねられた第1の環状永久磁石1
は、一方の磁極Nを第1の磁極片15に磁気的に結合し
ており、また第2の磁極片16上に金属管4を包囲する
関係に同軸的に重ねられた第2の環状永久磁石20は、
一方の磁極Sを第2の磁極片16に磁気的に結合してい
る。そして、第1および第2の環状永久磁石1,20の
各他方の磁極S,N同士を磁気的に結合する枠状継鉄2
は、金属管4を挿通させるための通口、および金属管1
8を挿通させるための通口を有している。
【0013】図1中、21は後述するシールド板、22
は放熱用フィン、23はシールドケースをそれぞれ示
す。
【0014】図2に示すように、第1の環状永久磁石1
の上面と枠状継鉄2の天板部との間に設けられた磁性金
属からなる薄いシールド板21は、金属管4を包囲する
関係に金属管4の外周面に嵌合しており、通口内には金
属細線の編組体からなる環状のガスケット6が納められ
ている。そして、金属管4は第1の環状永久磁石1の内
周面に相対向して設けられている。ガスケット6は、金
属管4を包囲する関係にシールド板21上に位置してお
り、電子レンジ等の加熱室に通じる導波管8の筒状開口
部9が、ガスケット6に食い込むように当接している。
【0015】本発明実施例のマグネトロン装置の特徴
は、図2および図3に示すように、シールド板21が、
平面部21aと、この平面部に連接しこの連接した部分
から折り返された折り返し部21bと、この折り返し部
の先端に形成された延長部21cと、折り返し部21b
と延長部21cで囲まれた領域内に形成された穴21d
とを有しており、シールド板21の折り返し点Pを通る
直径を金属管4の最大外径Dbより小さくした点にあ
る。また、穴21dの直径Daは金属管4の径小部の直
径より小さくしている。本発明実施例のマグネトロン装
置は、前記した特徴ある構成により、第1の環状永久磁
石1が装着された金属管4にシールド板21の穴21d
を挿入する際、第1の環状永久磁石1が径方向へ位置ず
れを生じていても、シールド板21の折り返し点Pが第
1の環状永久磁石1に当るのを回避することができるた
め、金属管4のシールド板21の穴21dへの圧入不良
の発生を防止することができる。そして、シールド板2
1の穴21dに嵌合固定された金属管4の中心軸は、シ
ールド板21の穴21dの中心軸と一致する。
【0016】ガスケット6は、通口内に金属管4を包囲
する関係にシールド板21上に位置し、電子レンジ等の
加熱室に通じる導波管8の筒状開口部9に当接しマイク
ロ波の漏洩を防止している。
【0017】図4は本発明の他の実施例のマグネトロン
装置を示す。また、第5図は本発明の別の実施例のマグ
ネトロン装置を示す。これらの実施例のマグネトロン装
置も、上記と同様の効果を有する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、高出力
化に伴う環状永久磁石の軸方向長さが増加しても、金属
管とシールド板との嵌合接触長さを十分に確保すること
ができ、マイクロ波の漏洩を防止することができるた
め、信頼性の向上を図ることができる。また、シールド
板の折り返し部が環状永久磁石に当り金属管との圧入が
難しくなることもなく、常に正常な圧入が行えるため、
生産性の向上も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるマグネトロン装置の断
面正面図
【図2】同要部拡大断面正面図
【図3】図2の拡大断面正面図
【図4】本発明の他の実施例のマグネトロン装置の要部
拡大断面正面図
【図5】本発明の別の実施例のマグネトロン装置の要部
拡大断面正面図
【図6】従来のマグネトロン装置の一部断面正面図
【図7】図6の拡大断面正面図
【符号の説明】
1,20 環状永久磁石 2 枠状継鉄 4 金属管 10 金属帽体 13 陽極筒体 15,16 磁極片 21 シールド板
フロントページの続き (72)発明者 平石 典男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子 工業株式会社内 (72)発明者 落合 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極筒体の端部に設けられ、かつ内部に
    マイクロ波導出用導体が貫通した金属管と、前記金属管
    の外周面を取り囲むように設けられた環状永久磁石と、
    前記永久磁石の軸方向と直交する方向から延在した枠状
    継鉄と、前記金属管と前記継鉄との間に配置されたガス
    ケットと、平面部、この平面部に連接しこの連接した部
    分から折り返された折り返し部、この折り返し部の先端
    に形成された延長部、ならびに前記折り返し部および前
    記延長部で取り囲まれた領域内に形成された穴を有する
    シールド板とを具備し、前記シールド板の折り返し点を
    通る直径を前記金属管の最大直径より小さくし、かつ前
    記シールド板の穴に前記金属管を嵌合したことを特徴と
    するマグネトロン装置。
JP18796193A 1993-07-29 1993-07-29 マグネトロン装置 Pending JPH0745209A (ja)

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JP18796193A JPH0745209A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 マグネトロン装置

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