JPH06187917A - マグネトロン装置 - Google Patents

マグネトロン装置

Info

Publication number
JPH06187917A
JPH06187917A JP33574692A JP33574692A JPH06187917A JP H06187917 A JPH06187917 A JP H06187917A JP 33574692 A JP33574692 A JP 33574692A JP 33574692 A JP33574692 A JP 33574692A JP H06187917 A JPH06187917 A JP H06187917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
cylindrical body
magnetic pole
permanent magnet
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33574692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ito
伊藤  猛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP33574692A priority Critical patent/JPH06187917A/ja
Publication of JPH06187917A publication Critical patent/JPH06187917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microwave Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁極片2から延び出た金属筒体27に出力端
子たる金属管10が絶縁環9を介して突設されてなるマ
グネトロン1と、金属筒体27を挿通させる関係に第1
の磁極片2上に積み重ねられた環状永久磁石19と、金
属筒体27を挿通させる透孔23を一端面21aに有す
る枠状継鉄21と、一端面21aと永久磁石19との間
に介在する金属薄板31と、金属薄板31上に位置する
環状ガスケット24とを備える。金属筒体27はその外
周面から張り出して金属筒体27を包囲する電磁波シー
ルド筒体30を有し、金属薄板31は電磁波シールド筒
体30の外周面に圧接する短筒状カラー部付きの透孔を
有する。 【効果】 金属薄板と電磁波シールド筒体との間を通じ
て漏洩電磁波が永久磁石側へ侵入することがなく磁石の
破壊を防止できる。マグネトロンの気密性にかかわるろ
う付け箇所が少ないので管内真空度を高く維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネトロンとその励
磁回路部材とからなるマグネトロン装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子レンジ等に用いられているマグネト
ロン装置は、通常、図3に示すように構成され、マグネ
トロン1は相対向する第1および第2の磁極片2,3を
陽極筒体4の両開口端部に有している。第1の磁極片2
は第1の金属筒体5を付設してなり、第2の磁極片3は
第2の金属筒体6を付設してなる。そして、第1の金属
筒体5の外端面に高周波チョーク形成用の第1および第
2の金属管7,8およびセラミックス製絶縁環9を介し
て出力端子兼排気管たる第3の金属管10が突設されて
おり、陽極ベイン11から延び出た細長い電磁波導出用
導体12の先端部が第3の金属管10に結合され、この
金属管10を覆う金属製帽状体13から電磁波出力がと
り出される。
【0003】また、第2の金属筒体6の外端面に付設さ
れたステム14を通じて導出された陰極端子15は、シ
ールドケース16内でチョークコイル17の一端に接続
され、チョークコイル17の他端は貫通型コンデンサ1
8に接続されている。第1の金属筒体5を挿通させる関
係に第1の磁極片2上に積み重ねられた環状永久磁石1
9はフェライト磁石からなり、その一方の磁極を第1の
磁極片2に磁気的に結合させている。そして、他方の磁
極がその上に積み重ねられた冷却用金属薄板20、枠状
継鉄21および第2の環状永久磁石22を通じて第2の
磁極片3に磁気的に結合されている。
【0004】枠状継鉄21の一端面21aと環状永久磁
石19との間に介在する金属薄板20は磁性体からな
り、枠状継鉄21の一端面21aの透孔23に入り込ん
だ環状ガスケット24に接してその脱落を防いでいる。
環状ガスケット24は金属細線の編組体からなり、透孔
23と第1の金属管7との間の空隙を実質的に閉塞する
役割を果たすとともに、この装置が電子レンジ等に組み
込まれたのちは、導波管(図示せず)との間に介在して
結合パッキングとしての役割を果たす。25は放熱フィ
ンを示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるマグ
ネトロン装置が電子レンジ等に組み込まれると、図4に
示すように導波管26の開口端部が環状ガスケット24
を強く押しつけるため、環状ガスケット24が変形す
る。そして、漏洩電磁波が同図に矢印で示す径路を経て
永久磁石19側へ侵入するので、フェライトからなる永
久磁石19を破損させる危険がある。また、2種の高周
波チョークを形成するための第1および第2の金属管
7,8が第1の金属筒体2と絶縁環9との間に介在する
ので、ろう付け箇所およびろう付け面積が大となり、コ
スト高を招くのみならずマグネトロン1の気密性が低下
しやすく、次第に管内真空度が低下しやすいという課題
もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対向する第
1および第2の磁極片を陽極筒体の両開口端部に有し前
記第1の磁極片から延び出た金属筒体に出力端子たる金
属管が絶縁環を介して突設されてなるマグネトロンと、
前記金属筒体を挿通させる関係に前記第1の磁極片上に
積み重ねられて一方の磁極を前記第1の磁極片に磁気的
に結合した環状永久磁石と、前記金属筒体を挿通させる
透孔を一端面に有し前記永久磁石の他方の磁極を前記第
2の磁極片に磁気的に結合する枠状継鉄と、前記一端面
と前記永久磁石との間に介在する金属薄板と、前記透孔
に入り込んで前記金属薄板上に位置する環状ガスケット
とを備えてなるマグネトロン装置において、前記金属筒
体にその外周面から張り出して前記金属筒体を包囲する
電磁波シールド筒体を有せしめる一方、前記金属薄板に
前記電磁波シールド筒体の外周面に圧接する短筒状カラ
ー部付きの透孔を有せしめる。
【0007】
【作用】このように構成すると、金属薄板のカラー部が
電磁波シールド筒体の外周面に圧接するので、両者間に
隙間を生じることがなく、したがって、環状ガスケット
に変形を生じても、漏洩電磁波が永久磁石側へ侵入する
ことがなくなる。また、前記圧入によってろう付け箇所
に強い力が作用しても、マグネトロン外囲器の気密性に
かかわるろう付け箇所が少ないので、管内真空度の低下
につながる危険が非常に少なくなる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明を図示した実施例とともに説明
する。図1に示す構成が図3に示した構成と異なるとこ
ろは、第1の磁極片2から延び出た第1の金属筒体27
が、セラミックス製絶縁環9に直接ろう付けされている
点と、図2にも示すように2種の高周波チョークを形成
するための第1および第2の金属管28,29が第1の
金属筒体27の内周面にろう付けされている点と、第1
の金属筒体27がその外周面から張り出して金属筒体2
7を包囲する金属製の電磁波シールド筒体30をろう付
けしてなる点と、枠状継鉄21の一端面21aと永久磁
石19との間に介在する金属薄板31が、電磁波シール
ド筒体30の外周面に圧接する短筒状のカラー部をその
透孔の周縁に有している点とであり、その他の構成に変
わりはない。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明によると、金属薄板
と電磁波シールド筒体とが圧接するので両者間に隙間を
生じることがなく、環状ガスケットが変形しても漏洩電
磁波が永久磁石側へ侵入することがなく、これによる永
久磁石の破損が防止される。また、前記圧入によってろ
う付け箇所に強い力が作用しても、マグネトロン外囲器
の気密性にかかわるろう付け箇所が少ないので、管内真
空度を低下させる危険が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したマグネトロン装置の一部破断
側面図
【図2】同装置の要部を拡大した側断面図
【図3】従来のマグネトロン装置の一部破断側面図
【図4】同装置における漏洩電磁波の流通路を説明する
ための側断面図
【符号の説明】
2 第1の磁極片 3 第2の磁極片 4 陽極筒体 9 絶縁環 10 金属管 19 永久磁石 21 枠状継鉄 24 ガスケット 27 第1の金属筒体 30 電磁波シールド筒体 31 金属薄板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する第1および第2の磁極片を陽極
    筒体の両開口端部に有し前記第1の磁極片から延び出た
    金属筒体に出力端子たる金属管が絶縁環を介して突設さ
    れてなるマグネトロンと、前記金属筒体を挿通させる関
    係に前記第1の磁極片上に積み重ねられて一方の磁極を
    前記第1の磁極片に磁気的に結合した環状永久磁石と、
    前記金属筒体を挿通させる透孔を一端面に有し前記永久
    磁石の他方の磁極を前記第2の磁極片に磁気的に結合す
    る枠状継鉄と、前記一端面と前記永久磁石との間に介在
    する金属薄板と、前記透孔に入り込んで前記金属薄板上
    に位置する環状ガスケットとを備え、前記金属筒体はそ
    の外周面から張り出して前記金属筒体を包囲する電磁波
    シールド筒体を有し、前記金属薄板は前記電磁波シール
    ド筒体の外周面に圧接する短筒状カラー部付きの透孔を
    有していることを特徴とするマグネトロン装置。
JP33574692A 1992-12-16 1992-12-16 マグネトロン装置 Pending JPH06187917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33574692A JPH06187917A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 マグネトロン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33574692A JPH06187917A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 マグネトロン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06187917A true JPH06187917A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18292009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33574692A Pending JPH06187917A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 マグネトロン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06187917A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0264127B1 (en) Magnetron device
US4742272A (en) Magnetron
JP3130119B2 (ja) マグネトロン装置
JPH06187917A (ja) マグネトロン装置
US4300072A (en) Magnetron having an internal capacitor for suppressing leakage of high frequency
JPH06104081A (ja) マイクロウェーブオーブン用マグネトロンの不要電子波遮蔽構造
WO2011065027A1 (ja) マグネトロン及びマイクロ波利用機器
CA1129096A (en) Magnetron with continuous magnetic circuit
JP3159514B2 (ja) マグネトロン装置
JP3159502B2 (ja) マグネトロン装置
JPS5939404Y2 (ja) マグネトロン装置
US2928019A (en) Traveling wave electron discharge device
KR930000383B1 (ko) 마그네트론
JP3261726B2 (ja) マグネトロン
JP2006331837A (ja) マグネトロン
KR0131465Y1 (ko) 전자렌지용 마그네트론의 차폐구조
JPS63181240A (ja) マグネトロン装置
KR930000382B1 (ko) 마그네트론
JPH0815054B2 (ja) マグネトロン
JPH0745209A (ja) マグネトロン装置
JP2568773B2 (ja) マグネトロン装置
JPH0310601Y2 (ja)
JPS61190834A (ja) 電子レンジ用マグネトロン
JPH0754667B2 (ja) マグネトロン装置
JPS62285345A (ja) マグネトロン装置