JPS5939404Y2 - マグネトロン装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、マグネトロンの陰極端子導出用導体全通じて
ステム測へ漏洩した電磁波が、同マグネトロンの磁極片
上に上記ステムｋａ囲する関係に積み重ねられた環状永
久磁石またはとの環状永久磁石と上記磁極片との間にお
ける断熱用小間隙金運じて装置外へ漏出する危険性金、
電磁波遮蔽筒の使用によって排除したマグネトロン装置
の改良に関する。

本考案のマグネトロン装置金以下図面（示した実施例に
より詳細に説明する。

第１図において、マグネトロン１の円筒状陽極キャビテ
ィ２はその一方の開口端部に第１の磁極片３金、そして
他方の開口端部に第２の磁極片４金それぞれ封着し、第
１の磁極片３にはコバール斗たは鉄等からなる封着用金
属環５乞介してガラスオたはセラミック等からなるドー
ム状の陰極端子導出用ステム６が封着でれている。

すた、第２の磁極片４には、封着用金属環Ｉおよび絶縁
環８金介して電磁波放出用アンテナ筒体９が封着でれて
いる。

第１の磁極片３の外端面上に環状の磁束集束用継鉄板１
０金介して同軸的に積み重ねられたバリウムフェライト
磁石唸たはバリウムストロンチウム磁石等からなる粉末
焼結形の環状永久磁石１１はステム６および封着用金属
環５を結団し、上記積み重ねによって一方の磁極Ｎｋ第
１の磁極片３と磁気的に結合している。

また、第２の磁極片４の外端面上に環状の磁束集束用継
鉄板１２金介して同軸的に積み重ねられた粉末焼結形の
環状永久磁石１３は封着用金属環７金塊囲し、一方の磁
極Ｓｅ第２の磁極片４と磁気的に結合している。

そして、環状永久磁石１１の他方の磁極Ｓは、コ字形断
面の継鉄１４および平板状の継鉄１５からなる組立枠状
の継鉄１６金通じて環状永久磁石１３の他方の磁極Ｎと
磁気的に結合している。

一方、マグネトロン１のステム６とこれ金鮎囲する環状
永久磁石１１との相互間に筒状部金量いた電磁波遮蔽筒
１７はアルミニウムまたは銅等の非磁性金属からなり、
第２図に示すようにその一方の開口端縁につば部１８紫
、そして、他方の開目端縁には軸方向に長い適数個の切
り込み１９金それぞれ有している。

また、つば部１８はプレス加工によって膨出形成づれた
４個昔たは複数個の小突起２０全有し、継鉄１４の底板
部に形成された小孔２１は第３図に示すように小突起２
０と嵌合している。

渣た、電磁波遮蔽筒１１の他方の開口端縁はその切り込
み１９によって弾性的に封着用金属環５と嵌合している
。

なお、第１の磁極片３の外端面會たは継鉄板１０に形成
された小突起２２は、第１の磁極片３と環状永久磁石１
１との間に断熱用の小間隙２３金形成しており、第２の
磁極片４の外端面または継鉄板１２に形成灯れた小突起
２４は第２の磁極片４と環状永久磁石１３との間に断熱
用小間隙２５全形威している。

渣だ、継鉄１４の底板部外面にとりつけられたシールド
ケース２６はマグネトロン１の陰極端子２７これに接続
されたチョークコイル２８およびコンデンサ２９金収容
し、チョークコイル２８およびコンデンサ２９はＬＣフ
ィルタ回路金構成している。

３０は金属細線金環状に編組した詰め物で、その外端面
は図外の電子レンジ等筐体の筒状エツジ部と圧接する。

３１は陽極キャビティ２の外周面に嵌着された放熱板を
示す。

上記のように構＋ｔ−ｇれた本考案実施のマグネトロン
装置においては、その動作時、陽極キャビティ２内で発
生した電磁波は主として電磁波放出用アンテナ筒体９か
ら放出堺れるのであるが、一部は積極端子導出用導体４
通じてステム６側へ漏洩する。

しかし、陰極端子２７に現われた漏洩電磁波およびステ
ム６を透過した漏洩電磁波の装置外漏出は、チョークコ
イル２８とコンデンサ２９とによるＬＣフィルタ回路、
シールドケース２６および電磁波遮蔽筒１７によって阻
止される。

なお、電磁波遮蔽筒１Ｔはステム６および環状永久磁石
１１金透過して装置外へ漏出する電磁波、あるいはステ
ム６奮透過したのち小間隙２３金通じて装置外へ漏出す
る電波金遮断する。

ところで、電磁波遮蔽筒１７はそのつば部１８の小突起
２０金継鉄１６の底板部の小孔２１に、同底板部の内面
側から嵌入でれるから、継鉄１６とは予定の位置で正し
く係合し、放熱板３１金装着したマグネトロン１の封着
用金属環５金、電磁波遮蔽筒１７に圧入するでいに、そ
の同軸的位置決めが容易となる。

その上、環状永久磁石１１と継鉄１６の底板部との間に
、つば部１８の板厚に相当するエアーギャップが生する
ため、装置の動作時に枠状継鉄１６が高温となっても、
環状永久磁石１１が温度上昇して減磁を起すようなこと
は防止築れる。

でらに、上記圧入の過程でつば部１８等に反ジや変形音
生じたり、あるいは電磁波遮蔽筒１７と継鉄１６との係
合部に緩み余生じたりする危惧が全くない。

１だ、電磁波遮蔽筒１７の小突起２０は、継鉄１６の小
孔２１内に浅く嵌入するだけで十分であるから、シール
ドケース２６側へ突出することはなく、シールドケース
２６は継鉄１６の底部外端面に密着固定でき、ここに隙
間４生じることによる電磁波漏洩の問題も解決σれる。

なお、上記実施例では、つば部１８に小突起２０金、そ
して、継鉄１６に小孔２１金それぞれ形成したが〜第４
図に示すように電磁波遮蔽筒１７’のつば部１８′に小
孔３２全、そして、枠状継鉄１６′測に小突起３３奮そ
れぞれ形成し、小突起３３全小孔３２に嵌入でせてもよ
い。

１だ、環状永久磁石１１．１３に粉末焼結形磁石金用い
る代りに、アルニコ磁石等の鋳造永久磁石音用いてもよ
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案金実施したマグネトロン装置の側断面図
、第２図は同装置の電磁波遮蔽筒の斜視図、第３図は同
装置の要部の斜視図、第４図は本考案の他の実施例の要
部の側断面図である。 １・・・・・・マグネトロン、３・・・・・・第１の磁
極片、４・・・・・・第２の磁極片、５・・・・・・封
着用金属環、６・・・・・・ステム、ＩＬ１３・・・・
・・環状永久磁石、１６゜１６′・・・・・・枠状の継
鉄、１７．ｉ７’・・・・・・電磁波遮蔽筒％１８，１
８’・・・・・・つば部、２０，３３・・・・・・小突
起、２１，３２・・・・・・小孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 円筒状陽極キャピテイの一方の開口端部に第１の磁極貯
   金、そして他方の開口端部に第２の磁極貯金それぞれ封
   着し、第１の磁極片に封着用金属環を介して陰極端子導
   出用ステム金突設してなるマグネトロン、上記第１の磁
   極片上に上記ステムｋｍ囲する関係に積み重ねられて一
   方の磁極金上記第１の磁極片に磁気的に結合でせた環状
   永久磁石、上記ステムと上記環状永久磁石との相互間に
   筒状部金量き、一方の開目端縁につば部金有しかつ他方
   の開口端綴金上記金属環に密に嵌合でせた電磁波遮蔽筒
   、上記環状永久磁石の他方の磁極金上記第２の磁極片に
   磁気的に結合でせるために少なくとも上記＠極キャピテ
   イおよび上記環状永久磁石ｋａ囲する枠状に形成された
   継鉄ならびにとの継鉄の底部外端面にとぬつけられたシ
   ールドケス金偏えてなるマグネトロン装置において、上
   記つば部金上記継鉄の底部と上記４ｇ永久磁石との間に
   介在σせて、ここに上記つば部の板厚に相当するエアー
   ギヤツブ音形成するとともに、上記継鉄の底部内端面に
   形成した小突起筐たは小孔に、上記つば部に形成した小
   孔または小突起金嵌合でせて、上記底部外端面に上記シ
   ールドケースの底部外端面金密に接せしめたこと金特徴
   とするマグネトロン装置。