JPS5811003Y2 - マグネトロン - Google Patents

マグネトロン

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Publication number
JPS5811003Y2
JPS5811003Y2 JP1979161079U JP16107979U JPS5811003Y2 JP S5811003 Y2 JPS5811003 Y2 JP S5811003Y2 JP 1979161079 U JP1979161079 U JP 1979161079U JP 16107979 U JP16107979 U JP 16107979U JP S5811003 Y2 JPS5811003 Y2 JP S5811003Y2
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JP
Japan
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permanent magnet
magnetic pole
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magnetron
full
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Expired
Application number
JP1979161079U
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English (en)
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JPS5564255U (ja
Inventor
徳寿 肥田
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はマグネトロンに係り、とくにそのマグネトロン
発振部本体とフェライト製永久磁石をいた磁界装置との
組立構造の改良に関する。
一般に電子レンジ用マグネトロンは、全振部本体に磁束
を供給する磁界装置として永久磁石が一体的に組み立て
られる構造が普通である。
この永久磁石として従来はアルニコ系が多く用いられて
きたが、最近はこれよりも保磁力の大きいフェライト焼
結型が実用になっている。
全振部本体の磁極片にこの永久磁石を磁気的に結合して
用いるわけであるが、マグネトロンの動作中に全振部本
体が陽極損失で高温となり、この熱が永久磁石に伝導し
磁石の温度上昇をまねいて動作点の保磁力が減退してし
まう。
アルニコ磁石の残留磁束密度の温度係数は約−0,02
%/℃で比較的小さいが、フェライト系磁石は約−0,
2%/℃で非常に大きく、磁石の温度上昇防止策をしつ
かり施さなければならない。
そこで、全振部本体とフェライト製永久磁石との間に断
熱バッキングを介在させたマグネトロンとしてUSP
3588588号明細書に示される構造が知られている
これは実質的に第1図に示すように全振部本体11の磁
極片12に円筒状の永久磁石13が薄い断熱バッキング
(図示せず)を介して積み重ねられ、外側磁束通路を形
成する強磁性体ヨーク14で囲まれてなるものである。
そして本体11の外周には強制空冷用ラジェータ15が
固着されている。
しかしながらこのような構造のマグネトロンは断熱バッ
キングによっていくらか熱伝導が抑制されるとはいえ、
マグネトロンの長時間動作によって断熱バッキング自体
の温度も高くなってしまい、十分な効果が期待、できな
い。
また断熱作用を増加させるために断熱バッキングの厚さ
を厚くすると、一般に断熱バッキングとしては非磁性材
料が用いられるので、磁石と磁極片との間の磁気抵抗が
不所望に増大してしまう不都合がある。
また全振部本体の磁極片上に、これよりも順次外径が大
きくなるようにして強磁性体シム板、フェライト永久磁
石を積み重ねたマグネトロンも知られている。
このマグネトロンもこれら磁極片、シム板および磁石が
相互に密着して重ねられているため本体の熱が磁石にほ
ぼ直接的に伝わるため実用上好ましくない。
本考案は以」―のような事情に鑑みてなされたもので、
比較的簡単な組立構造を有しながら安定に組立てること
ができ、全振部本体からフェライト製永久磁石への熱伝
導を効果的に抑制しうるマグネI・ロンを提供するもの
である。
すなわちその特徴とするところは、全振部本体の磁極片
とこれに磁気的に対向して積み重ねられるフェライト製
永久磁石の磁極面との間に、突出部を有する強磁性体シ
ム板を介在しこの突出部により相対向面間にせまい空隙
を形成したものである。
以下図面を参照してその実施例を説明する。
なお同一部分には同一符号を付す。
第2図ないし第4図に示す実施例は次のような構造をな
している。
マグネトロン発振部本体21は、管軸上に配置された電
子放射陰極体22、複数個の陽極ベイン23、これらを
とりまく円筒状陽極体24、この陽極体の両端部内側に
固定配置された有孔すりばち状磁極片25.26、封着
用金属環29.29を介してそれぞれ突設された陰極ス
テム27および出力アンテナ部28とを有してなり、真
空容器を構成している。
そこでこの全振部本体21の端部すなわち磁極片25.
26を覆う封着用金属環29.29の外面に円板状の強
磁性体シム板30.31の一方の面が接合させられてお
り、このシム板の他方の面には複数の所定高さの突出部
32.33が設けられている。
そして本体21の磁極片に磁気的に対向しこのシム板を
介して円筒状のフェライト製永久磁石34.35が管軸
と同軸的に積み重ねられ、これら磁石34.35の内側
の磁極面がシム板の突出部32.33に局部的に接して
いる。
また本体21の陽極体外周には空冷用のラジェータ36
が固着されている。
そして磁石34.35の外側磁極面には平板状の強磁性
体ヨーク37およびコ字状ヨーク38が夫々接続され、
これらヨーク37.38は本体21.そのラジェータ3
6、磁石34.35を内側にはさんでボルト39により
締めつけられ、これら各部品を機械的に固定している。
そしてこれらヨークは実質的に口字状に連結されて本体
、ラジェータ、磁石をとり囲こみ、外側の磁束通路を形
づくる。
もちろん陰極ステム27、出力アンテナ部28はそれぞ
れのヨーク37.38に設けられた中央孔を貫通して突
出されている。
陰極ステム側ではこのヨーク上にシールドケース40が
固定され、その内部にチョークコイル41.貫通型コン
デンサ42および陰極導線を収容しており、また多数の
通風孔が設けられている。
こうして本考案の強制空冷マグネトロンは突出部32
、33によって全振部本体21の磁極片とその上に積み
重ねられた永久磁石との間の磁束通路に封着用金属環お
よびシム板を介して間隔d1.d2なる空隙Aが形成さ
れる。
この空隙Aは突出部で維持される間隔d1.d2におい
て且つ磁極面とシム板の突出部との局部的な接触部分を
除く相対向面積の大部分を占めて構成されている。
そしてこの空隙Aには第3図に点線矢印fで示すように
ラジェータ36に向けて吹き込まれる冷却風の一部が流
通するように構成されている。
なおこの冷却風の一部がさらに陰極ステム27や出力ア
ンテナ部28に当り、ステム側ではさらにシールドケー
ス40の中に入ってチョークコイルやコンテ゛ンサのフ
ィルタ回路素子を冷却するように構成している。
本考案のマグネトロンは、以上のように全振部本体とこ
れに磁気的に対向配置されたフェライト製永久磁石との
間の磁束通路中に空隙を形成するように突出部を有する
シム板が介在され、これによって次のような作用効果を
奏する。
すなわち全振部本体、シム板および永久磁石間の磁束通
路中にせまい空隙ができることによって幾分磁気抵抗が
増すが、空隙の介在により本体で生ずる熱の磁石への伝
導はきわめて有効に抑制される。
つまり空隙Aに存在する空気は熱伝達性が悪く且つ自然
対流もしくは強制空冷による対流により熱が外部へ放散
されてフェライト永久磁石にはほとんど到達しない。
もちろん両者の突出部による局部的な接触部分では熱の
伝導があるが、これは両者の対向面積にくらべて十分小
さい面積にしであるためほとんど支障にならない。
従って温度係数の比較的大きいフェライト製永久磁石を
、はとんど磁力減退をきたすことなく使用できる。
なお前記の間隔d1.d2は例えば0.5〜1.Qmm
程度のわずかな寸法に構成することにより磁気抵抗の増
大をわずかなものにとどめて十分実用に供しうる。
なお本考案マグネトロンは、全振部本体にシム板、フェ
ライト製永久磁石を順に積み重ね、これらをヨークでは
さんで固定する構造であるため、特殊な固定手段を余分
に用いることなく機械的に安定に組み立て、固定できる
以上のように本考案のマグネトロンは、簡単な組立構造
で全振部本体からその上に積み重ねられたフェライト製
永久磁石への熱の伝導をきわめて効果的に抑制すること
ができるという、実用上の著しい効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構造を示す縦断面図、第2図は本考案の実
施例を示す縦断面図、第3図は第2図の3−3における
縦断面図、第4図はその要部斜視図である。 21・・・・・・全振部本体、22・・・・・・陰極体
、23・・・・・・陽極ベイン、24・・・・・・陽極
体、25.26・・・・・・磁極片、30.31・・・
・・・シム板、32.33・・・・・・突出部、34.
35・・・・・・永久磁石、36・・・・・・ラジェー
タ、37,38・・・・・・ヨーク、A・・・・・・空
隙、dl、d2・・・・・・空隙寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管軸上に配置された電子放射陰極体、該陰極体のまわり
    に配置された筒状陽極体、および該陽極体端部に固定さ
    れた磁極片を有する全振部本体と、一方の磁極面が上記
    全振部本体の磁極片と磁気的に接続されるように上記全
    振部本体の端部上に管軸と同軸的に配置されたフェライ
    ト製永久磁石と、この永久磁石の他方の磁極面に接続さ
    れるとともにこの永久磁石および上記全振部本体を内側
    にはさんで個定し外側磁束通路を形成する強磁性体ヨー
    クとを具備するマグネトロンにおいて、上記全振部本体
    と永久磁石との間に、突出部を有する強磁性体シム板が
    介在され該突出部により相対向面間に空隙が形成されて
    なることを特徴とするマグネトロン。
JP1979161079U 1979-11-22 1979-11-22 マグネトロン Expired JPS5811003Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979161079U JPS5811003Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 マグネトロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979161079U JPS5811003Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 マグネトロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5564255U JPS5564255U (ja) 1980-05-01
JPS5811003Y2 true JPS5811003Y2 (ja) 1983-03-01

Family

ID=29155449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979161079U Expired JPS5811003Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 マグネトロン

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4895560U (ja) * 1972-02-18 1973-11-14

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Publication number Publication date
JPS5564255U (ja) 1980-05-01

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