JPS587964Y2 - マグネトロン装置 - Google Patents
マグネトロン装置Info
- Publication number
- JPS587964Y2 JPS587964Y2 JP1978095596U JP9559678U JPS587964Y2 JP S587964 Y2 JPS587964 Y2 JP S587964Y2 JP 1978095596 U JP1978095596 U JP 1978095596U JP 9559678 U JP9559678 U JP 9559678U JP S587964 Y2 JPS587964 Y2 JP S587964Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole piece
- magnetic pole
- magnetron
- cylindrical anode
- permanent magnet
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、マグネトロンの励磁手段となる環状永久磁石
が、前記マグネトロンの磁極片上に積み重ねられる内磁
形マグネトロン装置に係り、前記永久磁石と前記磁極片
との二者間に位置してこの二者間における磁気的結合度
を増大させる磁束集中用環状継鉄板に切り起しによる舌
状突起を有せしめ、前記筒状陽極の外周面に圧入により
多段にとりつけられた多数の放熱板のうちの最外端に位
置する放熱板の外面に前記舌状突起を当接させることに
より、前記磁極片と前記環状永久磁石との間に断熱用小
空隙を形威し、かつ前記放熱板の位置ずれを防止したも
のである。
が、前記マグネトロンの磁極片上に積み重ねられる内磁
形マグネトロン装置に係り、前記永久磁石と前記磁極片
との二者間に位置してこの二者間における磁気的結合度
を増大させる磁束集中用環状継鉄板に切り起しによる舌
状突起を有せしめ、前記筒状陽極の外周面に圧入により
多段にとりつけられた多数の放熱板のうちの最外端に位
置する放熱板の外面に前記舌状突起を当接させることに
より、前記磁極片と前記環状永久磁石との間に断熱用小
空隙を形威し、かつ前記放熱板の位置ずれを防止したも
のである。
一般に、電子レンジ等に使用されるマグネトロン装置は
、第１図に示すように構成され、マグネトロン１はその
第１および第２の磁極片２，３上に同軸的に設けられた
第１および第２の環状永久磁石４．５によって励磁され
る。
、第１図に示すように構成され、マグネトロン１はその
第１および第２の磁極片２，３上に同軸的に設けられた
第１および第２の環状永久磁石４．５によって励磁され
る。
第１．第２の磁極片２，３は陰極６を包囲する筒状陽極
７の一方の開口端縁および他方の開口端縁にそれぞれ封
着され、第１の磁極片２の外端面には封着用金属環８お
よび絶縁環９を介して電磁波放射用アンテナ１０が突設
される。
７の一方の開口端縁および他方の開口端縁にそれぞれ封
着され、第１の磁極片２の外端面には封着用金属環８お
よび絶縁環９を介して電磁波放射用アンテナ１０が突設
される。
また、陽極ベイン１１から延び出た電磁波導出用導体１
２の外端縁はアンテナ１０に結合され、第２の磁極片３
の外端面に封着用金属環１３を介して封着されたステム
１４には陰極６の端子が導出される。
２の外端縁はアンテナ１０に結合され、第２の磁極片３
の外端面に封着用金属環１３を介して封着されたステム
１４には陰極６の端子が導出される。
さらに、第１および第２の環状永久磁石４，５は、組立
枠状継鉄１５によって直列に結合され、これらは第１お
よび第２の環状継鉄板１６．１７とともに、マグネトロ
ン１に対する励磁手段を形成する。
枠状継鉄１５によって直列に結合され、これらは第１お
よび第２の環状継鉄板１６．１７とともに、マグネトロ
ン１に対する励磁手段を形成する。
また、銅からなる筒状陽極７の外周面には、アルミニウ
ムまたはアルミニウム合金等からなる第２図図示の多数
の放熱板１８が、圧入等の方法により多段にとりつけら
れ、放熱板１８の板間に空冷用気流が流通する。
ムまたはアルミニウム合金等からなる第２図図示の多数
の放熱板１８が、圧入等の方法により多段にとりつけら
れ、放熱板１８の板間に空冷用気流が流通する。
１９は陰極回路部材たるチョークコイルおよびコンテ゛
ンサを収容するシールドケースを示す。
ンサを収容するシールドケースを示す。
このように構成された従来のマグネトロン装置において
は、マグネトロン１の動作時における筒状陽極７の温度
上昇が、放熱板１８およびその板間を流通する空冷用気
流によって抑制されるのであるが、装置を長時間にわた
って動作させていると、筒状陽極７および第１．第２の
磁極片２，３が１２０〜１８０℃の温度にまで上昇する
。
は、マグネトロン１の動作時における筒状陽極７の温度
上昇が、放熱板１８およびその板間を流通する空冷用気
流によって抑制されるのであるが、装置を長時間にわた
って動作させていると、筒状陽極７および第１．第２の
磁極片２，３が１２０〜１８０℃の温度にまで上昇する
。
このため、第１および第２の磁極片２，３上に積み重ね
られているフェライト磁石からなる第１．第２の環状永
久磁石４，５もかなりの温度に上昇し、高温減磁を起す
。
られているフェライト磁石からなる第１．第２の環状永
久磁石４，５もかなりの温度に上昇し、高温減磁を起す
。
また、熱膨張した放熱板１８が筒状陽極７がらずり下る
という問題点もあった。
という問題点もあった。
そこで、磁束集中用の環状継鉄板１６．１７の各板面に
小突起２０．２１を形威し、第１の磁極片２と第１の環
状永久磁石４との間に断熱用の小空隙２２を、そして、
第２の磁極片３と第２の環状永久磁石５との間に断熱用
小空隙２３をそれぞれ形威し、第１、第２の磁極片２，
３から第１．第２の環状永久磁石４，５への熱伝導を軽
減させることが行なわれている。
小突起２０．２１を形威し、第１の磁極片２と第１の環
状永久磁石４との間に断熱用の小空隙２２を、そして、
第２の磁極片３と第２の環状永久磁石５との間に断熱用
小空隙２３をそれぞれ形威し、第１、第２の磁極片２，
３から第１．第２の環状永久磁石４，５への熱伝導を軽
減させることが行なわれている。
また、放熱板１８のすり下り防止策としては、筒状陽極
７と放熱板１８との三者間に接着剤層を設けることが行
なわれているが、この場合、前記三者間における熱的結
合度が低下するのみならず、放熱板１８のとりつけ作業
が繁雑となる。
７と放熱板１８との三者間に接着剤層を設けることが行
なわれているが、この場合、前記三者間における熱的結
合度が低下するのみならず、放熱板１８のとりつけ作業
が繁雑となる。
本考案は前述の諸点に鑑みてなされたもので、本考案の
マグネトロン装置を以下図面に示した実施例とともに説
明する。
マグネトロン装置を以下図面に示した実施例とともに説
明する。
第３図において、第１の磁極片２と第１の環状永久磁石
４との間に介在して磁束集中作用を営む第１の環状継鉄
板２４は、厚さ約１ｍｍの鉄板またはその他の磁性金属
板からなり、第４図に示すようにその外周縁に切り起し
による４個の舌状突起２９．２６．２７．２８を有して
いる。
４との間に介在して磁束集中作用を営む第１の環状継鉄
板２４は、厚さ約１ｍｍの鉄板またはその他の磁性金属
板からなり、第４図に示すようにその外周縁に切り起し
による４個の舌状突起２９．２６．２７．２８を有して
いる。
そして、４個の舌状突起２５．２６．２７．２８の各先
端部は、筒状陽極７の外周面に圧入により多段にとりつ
けられた多数の放熱板１８のうちの最外端に位置する放
熱板の外面に当接している。
端部は、筒状陽極７の外周面に圧入により多段にとりつ
けられた多数の放熱板１８のうちの最外端に位置する放
熱板の外面に当接している。
このため、第１の磁極片２と第１の環状永久磁石４との
間に断熱用小空隙２９が形成されるとともに、筒状陽極
７とその外周面に圧入によりとりつけられた放熱板１８
との嵌合が熱膨張により緩んでも、最外端の放熱板から
その次の放熱板へと順次に位置ずれを生じることはなく
なり、この位置ずれによる放熱効果の低下が防止される
。
間に断熱用小空隙２９が形成されるとともに、筒状陽極
７とその外周面に圧入によりとりつけられた放熱板１８
との嵌合が熱膨張により緩んでも、最外端の放熱板から
その次の放熱板へと順次に位置ずれを生じることはなく
なり、この位置ずれによる放熱効果の低下が防止される
。
なお、以上は第１の環状継鉄板につき説明したが、第２
の環状継鉄板にも同様の構造を採り得るのは勿論である
。
の環状継鉄板にも同様の構造を採り得るのは勿論である
。
ただし、第１．第２の環状継鉄板のいずれか一方にのみ
この構造を採るときは、装置の設置時に下方となる側の
環状継鉄板にこの構造を採るのが好ましい。
この構造を採るときは、装置の設置時に下方となる側の
環状継鉄板にこの構造を採るのが好ましい。
第１図は従来のマグネトロン装置の側断面図、第２図は
同装置の放熱板の斜視図、第３図は本考案を実施したマ
グネトロン装置の要部の側断面図、第４図は同装置の環
状継鉄板の斜視図である。 １・・・・・・マグネトロン、２・・・・・・第１の磁
極片、４・・・・・・第１の環状永久磁石、７・・・・
・・筒状陽極、１８・・・・・・放熱板、２４・・・・
・・環状継鉄板、２５，２６，２７．２８・・・・・・
舌状突起、２９・・・・・・断熱用小空隙。
同装置の放熱板の斜視図、第３図は本考案を実施したマ
グネトロン装置の要部の側断面図、第４図は同装置の環
状継鉄板の斜視図である。 １・・・・・・マグネトロン、２・・・・・・第１の磁
極片、４・・・・・・第１の環状永久磁石、７・・・・
・・筒状陽極、１８・・・・・・放熱板、２４・・・・
・・環状継鉄板、２５，２６，２７．２８・・・・・・
舌状突起、２９・・・・・・断熱用小空隙。
Claims (1)
- マグネトロンの筒状陽極の開口端縁に封着された磁極片
と、この磁極片の外端面上に同軸的に積み重ねられた環
状永久磁石との間に介在して磁束集中作用を営む環状継
鉄板に切り起しによる適数個の舌状突起を有せしめ、前
記筒状陽極の外周面に圧入により多段にとりつけられた
多数の放熱板のうちの最外端に位置する放熱板の外面に
前記舌状突起の先端部を当接させることにより、前記磁
極片と前記環状永久磁石との間に断熱用小空隙を形成し
たことを特徴とするマグネトロン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978095596U JPS587964Y2 (ja) | 1978-07-10 | 1978-07-10 | マグネトロン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978095596U JPS587964Y2 (ja) | 1978-07-10 | 1978-07-10 | マグネトロン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5511796U JPS5511796U (ja) | 1980-01-25 |
| JPS587964Y2 true JPS587964Y2 (ja) | 1983-02-12 |
Family
ID=29028684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978095596U Expired JPS587964Y2 (ja) | 1978-07-10 | 1978-07-10 | マグネトロン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587964Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5360675U (ja) * | 1976-10-26 | 1978-05-23 | ||
| JPS57115354U (ja) * | 1981-01-13 | 1982-07-16 | ||
| JPH0666134B2 (ja) * | 1988-05-06 | 1994-08-24 | 三洋電機株式会社 | マグネトロン |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51104248A (ja) * | 1975-03-11 | 1976-09-14 | Matsushita Electronics Corp | Magunetoronsochi |
-
1978
- 1978-07-10 JP JP1978095596U patent/JPS587964Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5511796U (ja) | 1980-01-25 |
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