JPH0815048B2 - マグネトロン装置 - Google Patents

マグネトロン装置

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JPH0815048B2
JPH0815048B2 JP18718587A JP18718587A JPH0815048B2 JP H0815048 B2 JPH0815048 B2 JP H0815048B2 JP 18718587 A JP18718587 A JP 18718587A JP 18718587 A JP18718587 A JP 18718587A JP H0815048 B2 JPH0815048 B2 JP H0815048B2
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filter case
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metal
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雅彦 村田
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子レンジ等のマイクロ波加熱機器に用い
られるマグネトロン装置、とくに、マグネトロンの外部
磁気回路を形成する枠状継鉄の底部外面上に金属製のフ
ィルタケースをとり付け、このフィルタケース内で前記
マグネトロンの陰極端子導出部にフィルタ回路素子を接
続してなるマグネトロン装置に関するものである。
従来の技術 一般に、電子レンジ等のマイクロ波加熱機器に用いら
れるマグネトロン装置は、マグネトロンの外部磁気回路
を形成する枠状継鉄の底部外面上に金属製のフィルタケ
ースをとり付け、このフィルタケース内で前記陰極端子
導出部にフィルタ回路素子を接続している。このため、
前記陰極端子導出部を通じて漏洩したマイクロ波のとく
に高調波成分の装置外漏出が、前記フィルタケースによ
るシールド作用および前記フィルタ回路素子によるろ過
作用で阻止され、漏洩マイクロ波による通信妨害を防止
し得るのであるが、そのためには、前記陰極端子導出部
の誘電体からなるステムが外界から完全にシールドされ
ていないと、ステムを透過したマイクロ波の装置外漏出
を許す結果となる。
そこで第5図に示すように、マグネトロン1の陰極端
子導出部を形成するセラミック製カップ状のステム2
を、金属製のフィルタケース3と、これに嵌合するたは
と目状金属管4とによってシールドしている。金属管4
の一端縁のフランジ部は、枠状継鉄5の底部内面とマグ
ネトロン1との間に挟み込まれており、金属管4の他端
縁はフィルタケース3の通孔6の突縁6aに嵌合してい
る。このため、陰極端子導出線7,8を通じてステム2側
へ漏洩したマイクロ波の高調波成分の装置外漏出は、金
属管4およびフィルタケース3によるシールド作用と、
チョークコイル9および貫通型コンデンサ10によるLCフ
ィルタ回路のろ過作用とによって阻止される。
なお、図中の11は陰極、12は陽極、13はマグネトロン
1のマイクロ波放出端子、14は環状永久磁石、15はガス
ケット、16は放熱フィンを示す。
発明が解決しようとする問題点 このように構成されたマグネトロン装置においては、
フィルタケース3およびこれに連通した金属管4が、前
述のように漏洩マイクロ波の装置外漏出を阻止するシー
ルド作用をなすのであるが、そのためには、はと目状の
金属管4を要するのみならず、この金属管4に対してフ
ィルタケース3の一部分を嵌合させねばならないという
煩わしさがあった。また、フィルタケース3は薄い金属
板からなるので反りやすく、ねじまたは鋲17によってフ
ィルタケース3を枠状継鉄5に固着するときに生じた変
形や自体の反りによって、前記嵌合の部分に許容値を越
える長さの隙間を生じることがあった。
問題点を解決するための手段 本発明の装置によると、枠状継鉄の底部外面上に設け
られる金属製フィルタケースの通孔に有せしめた突縁
を、枠状継鉄の開口に貫通させるのみならず、朝顔形に
開いて前記枠状継鉄の底部内面に当接せしめる。
作用 このように構成すると、フィルタケースの一部分が前
記金属管を兼ねることから、単体としての金属管を必要
とせず、しかも、フィルタケースの本体部分と前記突縁
とが枠状継鉄の底部を両面から挟持するかたちとなるの
で、フィルタケースを枠状継鉄に緊密に固定することが
できる。このため、フィルタケースにたとえ反りや変形
を生じても、これによって前記シールド作用に支障をき
たすようなことがなくなる。
実施例 つぎに本発明を図面に示した実施例とともに説明す
る。
第1図に示す構成が第5図に示した構成と基本的に異
なるところは、枠状継鉄5の凹入底部の外面上に設けら
れた金属製のフィルタケース18が、第2図にも示すよう
に前記凹入底部に接して突出したすり鉢状の端面18aを
有していることと、ステム2を挿通させるために端面18
aに形成された通孔19の突縁19aが、枠状継鉄5の底部開
口を貫通して朝顔形に開き、枠状継鉄5の底部内面に当
接していることとであり、その他の構成に変わりはな
い。
突縁19aを朝顔形に成型する工程では、第3図に示す
ようなプレス台20およびポンチ21が用いられる。同図の
(a)に示す工程で外方へ広げられた突縁19aは、つい
で同図の(b)に示すようにより一層広げられ、最終段
階では同図の(c)に示すように、枠状継鉄5の底部内
面の凹溝5a内に押し込まれる。凹溝5aは省略してもよい
が、その深さは突縁19aの板厚と同等であることが望ま
しい。前記底部内面からはみ出す突縁部分の厚さtの許
容値は最大1mmで、好ましくは0.5〜0.6mm以下である。2
2は枠状継鉄5の開口を示す。
第4図に示す実施例のものでは、突縁19aにあらかじ
め多数の軸方向スリット19bを有せしめている。
発明の効果 このように構成された本発明実施のマグネトロン装置
においては、フィルタケース自体が陰極端子導出部たる
ステムを外界から完全にシールドするので、別部品とし
てのシールド用金属管を要せず、しかも、フィルタケー
スは枠状継鉄の底部に該部を内外両面から挟持するよう
に固定されるため、両者間に許容値を越える長さの隙間
を生じるおそれもなく、漏洩マイクロ波の装置外漏出を
完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したマグネトロン装置の側断面
図、第2図は同装置の要部の斜視図、第3図は同装置の
フィルタケースの突縁にプレス加工を施す場合の工程
図、第4図は本発明の他の実施例におけるフィルタケー
スの斜視図、第5図は従来のマグネトロン装置の側断面
図である。 1……マグネトロン、2……ステム、5……枠状継鉄、
14……環状永久磁石、18……フィルタケース、19……通
孔、19a……突縁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネトロンの外部磁気回路を形成する枠
    状継鉄の底部外面上に設けられた金属製フィルタケース
    が、前記マグネトロンの陰極端子導出部を挿通させるた
    めの通孔に突縁を有し、この突縁は前記枠状継鉄の開口
    を貫通して朝顔形に開き、前記枠状継鉄の底部内面に当
    接していることを特徴とするマグネトロン装置。
JP18718587A 1987-07-27 1987-07-27 マグネトロン装置 Expired - Fee Related JPH0815048B2 (ja)

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JPS6431330A JPS6431330A (en) 1989-02-01
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JP2000156171A (ja) * 1998-11-18 2000-06-06 Matsushita Electronics Industry Corp マグネトロン装置およびその製造方法
JP2002352739A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Sanyo Electric Co Ltd マグネトロン

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