JPS6391933A - マグネトロン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子レンジ等のマイクロ波加熱機器に用いら
れるマグネトロン装置、すなわち、マグネトロンにその
駆動回路部材および導波管を一体に結合してなるマグネ
トロン装置に関するものである。

従来の技術 一般に、従来のマグネトロン装置は第２図に示すように
構成され、マグネトロン１は相対向する第１および第２
の磁極片２，３を陽極筒体４の両開口端部に有している
。そして、第１の磁極片２をフランジ部で覆うように陽
極筒体４に封着されたはと目状の第１の金属管５に、セ
ラミックからなる絶縁環６を介してマイクロ波出力端子
７が封着され、第２の磁極片３をフランジ部で覆うよう
に陽極筒体４に封着されたはと目状の第２の金属管８に
陰極端子導出用ステム９が封着されてなる。１０は陰極
、１１はマイクロ波導出用導体を示す。

一方、第１の金属管５を包囲して一方の磁極Ｎを第１の
磁極片２に磁気的に結合した円環状フェライト製の第１
の永久磁石１２は、第２の金属管８を包囲して一方の磁
極Ｓを第２の磁極片３に磁気的に結合した円環状フェラ
イト製の第２の永久磁石１３および両永久磁石１２．１
３の各他方の磁極Ｓ、Ｎ同士を磁気的に結合した棒状継
鉄１４とともに外部磁気回路を構成している。そして、
枠状継鉄１４の底板部に固着された金属製のフィルタケ
ース１５内で、ステム９の外部端子に図外のＬ　−Ｃフ
ィルタ回路部品が接続されてなる。

枠状継鉄１４の天板部にねじ１６を用いて固着された導
波管１７は電子レンジ等の加熱室に連通ずるもので、そ
の底板部に通孔１８を有し、この通孔１８を通じてマイ
クロ波出力端子７が導波管１７内に入り込んでいる。通
孔１８の周縁には短筒状部１つが突出形成されており、
この短筒状部１つの突端が円環状のガスケット２０の一
端面に圧接している。ガスケット２０はステンレス鋼ま
たはしんちゅうからなる金属細線の偏組体で、枠状継鉄
１４の天板部における通孔の内周面と、第１の金属管体
５の先端部における外周面とに接するように嵌め込まれ
ている。

発明が解決しようとする問題点 前述のように構成された従来のマグネトロン装置におい
ては、導波管１７とマグネトロン１とが、前者の短筒状
部１９と後者のガスケット２０とによってマイクロ波的
に密に連結されるので、マイクロ波放出力端子７から放
射されたマイクロ波出力の一部がマグネトロン１側へ漏
洩して装置外へ漏出する危険はない。

ただし、そのためには導波管１７の短筒状部１９の突端
が、ガスケット２０の外端面に同軸的に載り、かつ食い
込んでいなければならない。しかし、ときには第３図に
示すように位置ずれすることがあり、このようなことが
あると同図に矢印で示す経路を通じてＢ洩マイクロ波が
装置外へ漏出するという危険な結果を招（。また、ガス
ケット２０は単に嵌め込まれているだけであるので、脱
落しやすいという問題点もあった。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、前述のような従来の不都合を除去するために
なされたもので、本発明によると、導波管の短筒状部を
マグネトロンの第１の金属管の外周面に嵌着せしめる。

作用 このように構成すると、マグネトロンに対して導波管が
ガスゲットを介することな（直接結合される。すなわち
、電子レンジ等のセット内にあらかじめ導波管をとりつ
けておき、この導波管に対して第２図図示のようなマグ
ネトロン構体（導波管部分は除外）を結合していた従来
の構成に代えて、導波管付きのマグネトロン装置をセッ
ト内に納める構成となり、前述のようなガスケットは不
要となる。

実施例 本発明の一実施例を第１因に示す。同図に示した部分以
外の構成は第２図に示した構成と同一である。

本実施例では、導波管１７の底板部の通孔の周縁に有せ
しめた短筒状部１９に、マグネトロン１の第１の金属管
５の先端部を圧入することによって、マグネトロン１の
マイクロ波出力放出部を導波管１７のマイクロ波導入部
に連結せしめている。また、枠状継鉄１４の組み立て用
ねじを利用して、導波管１７を枠状継鉄１４に機械的に
結合せしめている。したがって、従来のガスケット２０
およびねじ１６は存在せず、ガスケットに対する導波管
の位置ずれや、ガスケットの脱落によるマイクロ波漏洩
をなくすことができる。また、少なくともガスケット相
当分のコスト低減ができるのみならず、マグネトロンに
対する導波管の結合をセット外で精度よく行なうことか
で・きる利点がある。

発明の効果 このように、本発明によるとマグネトロンおよび導波管
の相対的な位置ずれによるマイクロ波漏出を防止しうる
のみならず、コストの低減をはかることができ、しかも
、セット粗み立ての作業能率を向上せしめることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施したマグネトロン装置の要部の一
部破断側面図、第２図は従来のマグネトロン装置の一部
破断側面図、第３図は同装置と導波管との組み立て状態
を例示する一部破断側面図である。 １・・・・・・マグネトロン、２，３・・・・・・磁極
片、４・・・・・・陽極筒体、５・・・・・・第１の金
属管、６・・・・・・絶縁環、７・・・・・・マイクロ
波出力端子、９・・・・・・ステム、１２．１３・・・
・・・永久磁石、１４・・・・・・枠状継鉄、１７・・
・・・・導波管、１９・・・・・・短筒状部。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ばか１名（−−−−
ｙりパ打ｂ゛） ５−　第１４登過管 ｆ２−永え石Ｗ石 ｆ９−へ池杖部 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 相対向する第１および第２の磁極片を陽極筒体の両開口
   端部に有し、前記第１の磁極片を覆う関係に前記陽極筒
   体に封着されたはと目状の第１の金属管に絶縁環を介し
   てマイクロ波出力端子を、そして、前記第２の磁極片を
   覆う関係に前記陽極筒体に封着されたはと目状の第２の
   金属管に陰極端子導出用ステムをそれぞれ封着してなる
   マグネトロンと、前記第１の金属管を包囲して一方の磁
   極を前記第１の磁極片に磁気的に結合した永久磁石と、
   この永久磁石の他方の磁極を前記第２の磁極片に磁気的
   に結合するための枠状継鉄と、前記マイクロ波出力端子
   を挿通させる通孔を有して前記枠状継鉄に固着された導
   波管とを備えてなり、前記通孔の周縁から突出した短筒
   状部を前記第１の金属管の外周面に嵌着せしめてなるこ
   とを特徴とするマグネトロン装置。