JPH074518U - 屋外設置用柱状体 - Google Patents

屋外設置用柱状体

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JPH074518U
JPH074518U JP034911U JP3491193U JPH074518U JP H074518 U JPH074518 U JP H074518U JP 034911 U JP034911 U JP 034911U JP 3491193 U JP3491193 U JP 3491193U JP H074518 U JPH074518 U JP H074518U
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JP
Japan
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coil spring
main body
coating layer
column main
outdoor installation
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Pending
Application number
JP034911U
Other languages
English (en)
Inventor
武志 高子
Original Assignee
株式会社高子製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路標識の支柱や固定パイロン等の屋外設置
用柱状体に関し、優れた衝撃吸収機能及び耐久性を備
え、しかも安価な屋外設置用柱状体を提供することを目
的とする。 【構成】 柱本体1と、該柱本体1と軸心を一致させて
配置されたコイルバネ2との少なくとも側周面を、両者
にわたって弾性被覆層3で緊密に被覆した構成とし、望
ましくは上記弾性被覆層3で、上記柱本体1及びコイル
バネ2を完全に密封する構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、道路標識の支柱や固定パイロン等の屋外設置用柱状体に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
道路標識の支柱や固定パイロンのように、地上に設置される柱状体は付近を行 き交う自動車が接触することによってしばしば折損する。
【0003】 そこで上記折損を極力防止して耐久性を向上させるとともに、接触事故の際に 自動車へ与える衝撃を緩和するようにした屋外設置用柱状体が提供されている。 図3は上記機能を有する屋外設置用柱状体の縦断側面図である。図3に示すよ うに、柱本体51の長手方向下側にコイルバネ52が、該柱本体1と同軸となる ように溶接されている。
【0004】 このような構成の屋外設置用柱状体は、コイルバネ52の下端側を、フランジ 53に設けられた固定穴56に挿通・固定しておき、コンクリート基礎Gに埋め 込まれたアンカーボルト55を上記フランジ53のボルト穴54に挿通し、ナッ ト締めすることにより立設される。
【0005】 このようにして立設された屋外設置用柱状体に、自動車の接触等によって柱本 体51に横方向の荷重がかかった場合には、柱本体51の傾倒に伴い、該荷重の かかった側のコイルバネ52の側周面が伸長することにより、該柱本体51の折 損を防止するとともに、自動車に対する衝撃も緩和される。そして、自動車が柱 本体51から離れると該コイルバネ52の弾性復元力によってもとの立設姿勢に 復元するようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上記図3に示す構成の屋外設置用柱状体へ自動車が接触すると、柱 本体51・コイルバネ52間の接合箇所Aには大きな応力が加わるので、柱本体 51の弾性的な傾倒を保障するためには、柱本体51・コイルバネ52相互が強 固に接合されなければならず、入念な溶接作業が必要となる。
【0007】 また、柱本体51・コイルバネ52間の接合強度を保障するために、例えば柱 本体51内面へコイルバネ52の上端部を螺入する等、他の構成等も考えられる がいずれにしても製造工程が増加することになり、コイルバネを設けない構成の 屋外設置用柱状体に比べてコストが大幅に上昇する欠点がある。
【0008】 また、上記従来の屋外設置用柱状体ではコイルバネ52の側周面が外部に露出 しているため、長期間にわたって上記湾曲操作による衝撃吸収機能を維持するに は、例えば耐食性に優れたステンレス鋼等の高価な材料を使用しなければならず 、この点からも上記屋外設置用柱状体のコストが上昇してしまう。
【0009】 本考案は上記の事情に鑑みて提案されたものであって、優れた衝撃吸収機能及 び耐久性を備え、しかも安価な屋外設置用柱状体を提供することを目的とするも のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は以下の手段を提供する。 すなわち、図1に示すように、柱本体1と、該柱本体1と軸心を一致させて配 置されたコイルバネ2との少なくとも側周面を、両者にわたって弾性被覆層3で 緊密に被覆してなる屋外設置用柱状体であり、上記弾性被覆層3が、上記柱本体 1及びコイルバネ2を完全に密封する構成が望ましい。
【0011】
【作用】
上記の構成によれば、弾性被覆層3が柱本体1及びコイルバネ2を同軸に緊密 に拘束するので、柱本体1及びコイルバネ2相互が強固に接合されなくとも、図 2に示すように、柱本体1に自動車等が接触した場合にかかる横方向の荷重Fは 、弾性被覆層3を通じてコイルバネ2の弾性湾曲動作に変換される。
【0012】 さらに弾性被覆層3で柱本体1及びコイルバネ2を完全に密封すると、上記動 作に伴う柱本体1の上方向への位置ずれを防止することができる。 また弾性被覆層3にも弾性復元力があるので上記コイルバネ2の弾性湾曲動作 と協同して上記接触によって柱本体1及び自動車等が受ける衝撃を緩和する。
【0013】 さらに弾性被覆層3は柱本体1及びコイルバネ2の双方を外部環境から保護す ることになる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案に係る一実施例に関して説明する。 図1は本考案に係る一実施例の縦断側面図であり、図2はこの実施例の作用説 明図である。
【0015】 図1に示すように、柱本体1と、該柱本体1とほぼ同径のコイルバネ2とが、 上からこの順でを軸心を一致するように配置され、さらに上記柱本体1及びコイ ルバネ2が一体となるように側周面及び上下両端が弾性被覆層3で密封されてい る。
【0016】 上記コイルバネ2は、例えば無荷重で最も収縮した状態となるよう焼き入れさ れた構成であり、これによって収縮方向へは強く付勢される一方、伸長方向へは 全く付勢されないので、後述する路上への立設後に柱本体1がみだりに揺動する ことを防止するようにしている。
【0017】 また、上記弾性被覆層3は、日中及び夜間の視認性を向上させるために、例え ば予め再帰反射用の樹脂ビーズを混入した材料で構成するか、あるいは該再帰反 射用の樹脂ビーズを混入した白色塗面を形成しておくことが望ましい。この弾性 被覆層3の構成材料としては、単に弾性を有するだけでなく、強靱で耐候性に優 れ、しかも加工性に優れた材料を用いることが望ましく、例えば各種産業用ホー スとして利用されている「NKKポリブデン管〔商標名:日本鋼管(株)〕」で 構成すると、上記柱本体1、コイルバネ2及び鋼管5の密封加工が容易に行える 。
【0018】 上記の構成の屋外設置用柱状体を路上に立設するには、下端部をコンクリート 基礎に直接埋設するようにしてもよいが、例えば図示のように、フランジ8の固 定穴81に屋外設置用柱状体を下端部側から挿入・固定し、予めコンクリート基 礎Gに埋め込まれたアンカーボルト83に上記固定穴81の周囲に穿設したボル ト穴82に挿通後、ナット締めで固定している。これにより、上記柱本体1及び コイルバネ2の一部がコンクリート基礎G上に突出した状態で立設される。
【0019】 このようにして立設された実施例に対し、図2に示すように、自動車等の接触 により柱本体1に横方向の荷重Fが加わると、上記弾性被覆層3が柱本体1とコ イルバネ2との双方の軸を一致させ、かつ上下方向にも両者を拘束しているので 、柱本体1の傾動に伴い、該荷重を受けた側のコイルバネ2の側周面が付勢方向 に抗して伸長するとともに、弾性被覆層3も同様に伸長することにより、上記荷 重Fによる衝撃を緩和することとなる。
【0020】 そして、上記荷重Fが消滅すれば、再びコイルバネ2及び弾性被覆層3の弾性 復元力によって、図中二点鎖線で示すようにもとの直立状態に復元される。 従って、上記の構成によれば、特に柱本体1とコイルバネ2とを強固に接合し なくとも、横方向の荷重Fは、両者を拘束する弾性被覆層3によってコイルバネ 2の湾曲動作に変換されるので、折損が防止できるとともに接触した自動車等に 対する衝撃が緩和される。
【0021】 また、上記弾性被覆層3は柱本体1及びコイルバネ2を密封しているので、腐 食による劣化の進行を抑制することができるとともに、コイルバネ2と協同して 上記荷重による衝撃を緩和させる作用を奏するので、実施例の耐久性をさらに向 上させることができる。
【0022】 さらに、弾性被覆層3の外面は地上から突設した部分の全長にわたって視認性 を良くする塗面が形成されているので、例えばドライバーからの視認性が高まる 効果もある。
【0023】 尚、柱本体1とコイルバネ2とが弾性被覆層3の内部で分離した状態にあるこ とは必須ではなく、例えば簡単な溶接を行えば、耐久性をさらに向上させること ができる。
【0024】 上記の実施例では本考案を固定パイロンに適用した例を示したが、道路標識や カーブミラーの支柱等、路上に設置される種々の柱状体に適用が可能であること はもちろんである。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、弾性被覆層が柱本体及びコイルバネの少なくと も側周面を両者にわたって緊密に拘束するので、自動車等の接触で柱本体に受け る荷重は、弾性被覆層を通じてコイルバネの弾性湾曲動作に変換され、柱本体及 びコイルバネ相互を強固に接合する作業が不要となり、これによって安価に製造 することが可能となる。
【0026】 上記弾性被覆層を側周面だけでなく、上記柱本体及びコイルバネを完全に密封 すると、上記弾性湾曲動作を確実にするとともに、柱本体及びコイルバネを腐食 から保護することになり耐久性を向上させる効果を奏する。
【0027】 またコイルバネだけでなく、弾性被覆層にも弾性復元力があるので上記コイル バネの弾性湾曲動作と協同して、より確実に衝撃を緩和させることができる。 上記弾性被覆層に目立つ色で着色しておくと該柱状体の全長にわたって視認性 が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の縦断側面図である。
【図2】本考案に係る一実施例の作用説明図である。
【図3】従来の屋外設置用柱状体の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 柱本体 2 コイルバネ 3 弾性被覆層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱本体(1) と、該柱本体(1) と軸心を一
    致させて配置されたコイルバネ(2) との少なくとも側周
    面を、両者にわたって弾性被覆層(3) で緊密に被覆して
    なる屋外設置用柱状体。
  2. 【請求項2】 上記弾性被覆層(3) で、上記柱本体(1)
    及びコイルバネ(2)を完全に密封した請求項1に記載の
    屋外設置用柱状体。
JP034911U 1993-06-28 1993-06-28 屋外設置用柱状体 Pending JPH074518U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006161495A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Etsuji Sato 柵柱
JP2007198072A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Sekisui Jushi Co Ltd 道路用標示体

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