JP4191117B2 - ポール - Google Patents

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Description

本発明は、例えば道路標識、防護柵、街路灯等に用いることができるポールに関する。
道路標識、防護柵、街路灯には支柱としてポールが用いられている。従来のポールは一般に、鉄パイプの表面を塗装したものよりなっているが、重量が嵩むばかりでなく、塗装の落ちた箇所から腐食し易く、リサイクルも行いにくいうえ、車両等が衝突して変形したとき、あるいは復元しようとするとき、変形部分で裂け易く、すぐに交換しなくてはならない難点がある。
下記特許文献1には、リサイクル性を考慮してポールを合成樹脂からなる中空のポール本体と、ポール本体内に挿入される金属製の支持ポールとより構成し、廃棄時には両者を分離して粉砕、溶融し、それぞれをリサイクル原料として再利用できるようにしたものが開示されている。
この特許文献1にはまた、中空のポール本体と、該ポール本体内に挿入される支持ポールを両者の直径方向にあけた孔に通したボルトと、ボルト端に捩込んだナットを締め込むことによって連結し、ナットを外し、ボルトを抜き取ることによってポール本体と、支持ポールを分離可能に固定できるようにしたものが開示されている。そして、ポール本体と支持ポールに分離したのち、それぞれを粉砕したり、溶融することによりリサイクル原料として再利用できること、内側の支持ポールはポール本体内に納まっているので殆んど劣化せず、そのためポールの寿命が大幅に伸び、リサイクルする場合もそのまま再利用することができて、リサイクルがきわめて容易であること、ポール本体と支持ポールを分離可能に固着することによってがたつきもなく、不必要に分離することもないなどの利点があげられている。
特開2001−131928号
本発明の目的は、リサイクル可能で、自立可能なポールであって、合成樹脂からなる中空のポール本体と、ポール本体の全長にわたってポール本体内にルーズに遊嵌される金属製の支持ポールを有し、車両等が衝突してポールが撓んだときでも中空のポール本体が裂けるような大きな損害を蒙ることがないようにするものである。
本発明は、端部が地中又はコンクリートに埋設固定されて地中に設置されるポールにおいて、合成樹脂からなる中空のポール本体と、ポール本体の全長にわたってポール本体内にルーズに遊嵌される金属製の支持ポールと、ポール本体と支持ポールを分離可能に固定する固定手段よりなり、該固定手段によるポール本体と支持ポールの固定が地上に露出する部分では行われず、地中又はコンクリートへの埋設部分においてのみ行われるようにしたものであり、車両等が衝突して撓んだとき、ポール本体と支持ポールが互いにずれを生じる構成としたものである。
本発明において、ポールは、下端部が地中或いはコンクリートに埋設されて固定されるが、その固定は下端部を単に地中或いはコンクリートに埋設することによって行われるようにしてもよいし、地中或いはコンクリートに埋設した円筒などの筒体に差込んでから行うようにしてもよい。
この筒体は地中に埋設されていても地上に突出していてもよいが、地上に突出している場合には、ポール本体と支持ポールとを固定する位置は、ポールが筒体に差し込まれた位置であれば地面より高くてもよい。
別の発明は、地中又はコンクリートより立設されるアンカー部材に1ないし複数か所で固定されて地上に設置されるポールにおいて、合成樹脂からなる中空のポール本体と、ポール本体の全長にわたってポール本体内にルーズに遊嵌される金属製の支持ポールと、ポール本体と支持ポールを分離可能に固定する固定手段よりなり、該固定手段によるポール本体と支持ポールの固定が、ポールをアンカー部材に固定する固定箇所又は固定箇所下方においてのみ行われ、固定箇所上方では行われないようにしたものであり、車両等が衝突して撓んだとき、ポール本体と支持ポールが互いにずれを生じる構成としたものである。これらのポール本体と支持ポールの固定箇所は、車両等がぶつかっても曲がることのない箇所であり、これによりポールの損傷を抑制することができる。
上記各発明において、支持ポールはポール本体の全長にわたってポール本体内に遊嵌されるが、支持ポールはポール本体より多少短くてもよい。
また、上記各発明で用いる中空のポール本体の合成樹脂としては、特に限定されないが、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のようなリサイクルが容易であり、リサイクル時に有害物質の発生が少ないオレフィン系合成樹脂が望ましく、また架橋ポリエチレン、ポリプロピレン等の架橋ポリオレフィンのような形状記憶性を有するものでも良い。ポール本体が形状記憶性を有することにより車両等の衝突により折れ曲がったポールを復元する際、ポール本体が元の形状に復元され易くなり、再使用が可能となる。
合成樹脂にはまた、帯電防止剤や光触媒を加えるのが望ましい。ポールが屋外で用いられる場合には、ことに車の排気ガスや大気中の汚染物質によりポールが汚れ易いが、合成樹脂に帯電防止剤や光触媒を添加することにより、ポールの汚染を抑制することができ、また汚染した場合も洗浄が容易となり、そのためリサイクルも容易となる。
ここで用いられる帯電防止材としては、例えば非イオン性界面活性剤を、光触媒としてはアパタイト被覆酸化チタンを用いることができ、これら帯電防止剤や光触媒は、成形前の樹脂に練り込んでおくとよい。その添加量はポール本体全体に対してそれぞれ20重量%以下、10重量%以下でよい。
支持ポールは、ポール本体と同様、好ましくは中空状とされるが、中実であってもよく、また単一の部材より構成されていてもよいし、複数の部材を組合せて構成してもよい。中空状をなす場合、その断面は円形であっても角形であってもよいし、肉厚は均一であっても不均一であってもよく、内周には凹凸が形成されていてもよい。
また中実をなす場合、断面は円形であっても角形であってもよいが、例えば断面H形、Y形、十字形、星印形、歯車形、長円形或いは三角形等の多角形等の異形断面とするのが望ましい。異形断面とすることにより支持ポールを軽量化することができると共に、ポール本体との接触をより少なくすることができるため、支持ポールの挿入がより容易になると共に、ポール本体と支持ポールとのずれが生じ易くなる。
支持ポールの材質の金属は特に限定されないが、代表的な例としては鉄、ステンレス、アルミニウム合金等が挙げられ、この中では軽量なアルミニウム合金が望ましい。鉄やアルミニウム合金を用いる場合には、腐食防止のため例えば鉄では表面に亜鉛メッキ処理を、アルミニウム合金ではアルマイト処理を行うのが望ましい。
上記各発明の固定手段としては、例えば中空のポール本体と支持ポールの長手方向と直交する方向にあけた孔に通されるボルトと、ボルト端に捩込まれるナット、上記孔に通して少なくとも一側、好ましくは両側をポールより突出させたロッド、中空状をなす支持ポールの内側からポンチ等の治具を打ち込んで支持ポール外周面にポール本体内周面に食い込むようにして突出させた1ないし複数の突起よりなるもの、支持ポールの下端より打ち込んだ楔により拡開し、ポール本体に圧着する支持ポール下端の拡開部、ポール本体のみを押し潰して支持ポールに圧着させる押し潰し部、ポール本体と支持ポールを共に断面扁平に押し潰したり、楔を打ち込んで断面V形になるように押し潰した押し潰し部などを挙げることができる。
上述の例示された固定手段のうち、ボルトやナットは着脱することにより、ロッドは抜き差しすることによりポール本体と支持ポールを分離可能に固定する機能と、ポール本体より側方に突出するボルトやナットとりわけロッドは、地中又はコンクリート内においてアンカー機能を有するようになり、ポールの地中又はコンクリートへの固定が確実に行えるようになる。
上述するボルトやナット或いはロッドは、金属製であってもよいが、好ましくは例えばポリプロピレンやポリエチレン等の硬質樹脂製とされる。金属製の支持ポールに通されるボルトやナット或いはロッドを硬質樹脂製とすることにより支持ポールとの電解による腐食を防ぐことができる。
またボルトやナットを樹脂製とした場合には更に、ポール本体外周面との密着性が増してボルトを通す孔からの雨水の侵入を防ぎ、支持ポールの腐食を防ぐことができる。この場合には更にポール本体とボルト頭部及びポール本体とナットとの間にシール材を挟み込んでおくのが望ましい。これによりボルト通し孔への雨水侵入防止効果をより一層高めることができる。
なお、ボルトとナットを樹脂製とする場合、両者は硬質材であればよく、同じ材質であっても異なった材質であってもよい。
固定手段が支持ポール外周面に形成される突起である場合、支持ポールはポール端を叩くなどして少しの力を加えて押し込むだけでポール本体から容易に分離することができる。なお、ポール本体の内周面への突起の食い込みは、ポール本体の外周面に変形を生じさせない程度で十分である。
固定手段が異形断面の支持ポール下端を拡開させた拡開部である場合、拡開部がポール本体内面に圧着することによって固定されるが、この場合も支持ポール端に少しの力を加えて押し込むだけでポール本体から容易に分離することができる。
固定手段が押し潰し部である場合、押し潰し部を地中又はコンクリートに埋設したときにポールの抜け止めと回転止めを行うことができる。
参考発明は、下端部が地中又はコンクリートに埋設して固定されて地上に設置されるか、或いは地中又はコンクリートより立設されるアンカー部材に固定されて上向きに突出するポールにおいて、合成樹脂からなる中空のポール本体と、ポール本体の全長にわたって、該本体内にルーズに遊嵌される金属製の支持ポールと、ポール本体の上下の両端のうち、その一端、好ましくは下端、より好ましくは上下両端にそれぞれ着脱可能に嵌着されるキャップよりなるものである。
キャップの材質としては、例えばゴム、樹脂、金属等を用いることができる。このキャップは、ポール本体に単に嵌着されているだけでもよいし、強制嵌合したり、接着剤により接着し、或いはヒータにより溶着して固定してもよい。
またキャップの内側に楔を突設してキャップをポール本体に押込んで嵌着したとき、楔が支持ポールに下端より押込まれ、支持ポール下端を径方向に拡開させるようにしてもよい。これにより支持ポールはポール本体内にキャップにより保持されると共に、支持ポール下端が楔により径方向に拡開してポール本体に圧着し、固定されるようになる。
キャップには更にシール性を高めるためにポール本体との接合面にoリング等のシール材を装着してもよい。
参考発明で用いる中空のポール本体及び支持ポールも上述する発明と同様のものを用いることができる。
上記参考発明のポールにおいて、支持ポールはポール本体より短めで、ポール本体のほぼ全長に挿入され、ポールが撓んだとき、支持ポールがポール本体より突出しないような長さに形成されているのが望ましい。これにより車両等が衝突してポールが撓むようなことがあっても支持ポールがポール本体より突出してキャップを突き出し、キャップを外すようなことがなくなる。
本発明のポールによると、合成樹脂からなるポール本体の全長にわたって金属製の支持ポールが遊嵌されるため、ポールの自立性が確保される。そしてポールが地面又はコンクリートより突出する箇所或いはアンカー部材での固定箇所より上方では、ポール本体と支持ポールはルーズに遊嵌されて固定されておらず、互いにフリーであるため、車両等が衝突して撓んだとき、ポール本体と支持ポールが互いにずれを生じるので、ポール本体の内周側や外周側で裂け難くなり、車両等がぶつかって多少曲がったとしても真直ぐ元の状態に戻すことで交換せずにそのまま再利用することが可能となる。またポール本体と支持ポールに分離したのち、それぞれを粉砕したり、溶融することによりリサイクル原料として再利用できること、内側の支持ポールはポール本体内に納まっているので殆んど劣化せず、そのためポールの寿命が大幅に伸び、リサイクルする場合もそのまま再利用することができて、リサイクルがきわめて容易であること、ポール本体と支持ポールが分離可能に固着されることによって、がたつきもなく、不必要に分離することもないため、設置場所への運搬や施工が容易であること等の効果を奏する。
これに対して特許文献1に開示されるポール本体とポール本体に嵌挿されてポール本体上部まで延びる支持ポールは、下端部が地中又はコンクリート或いは地中又はコンクリートより立設されるアンカー部材にボルトとナットにより固定されるほか、上端部において標識などを取付けるために固定され、固定箇所が、上下で距離がはなれた(曲がる可能性がある部分を挟んで)二箇所以上あるため、車両等がぶつかってポールが撓むとき、固定部間のポール本体と、支持ポールは一体となって撓むようになり、強度の弱い樹脂製のポール本体が外周側でことに裂け易くなり、多少の曲がりであったとしても、ポール本体を交換しなければならなくなる。
図1に示すポール1は、ポリエチレン製のパイプよりなる中空のポール本体2と、外径がポール本体2の内径よりφ0.2mm小さく、ポール本体2の全長にわたってポール本体内にルーズに遊嵌されるアルミニウム合金製のパイプよりなる支持ポール3とよりなり、ポール本体2と支持ポール3に長手方向と直交する直径方向にあけられた孔4、5に固定手段としてのナイロン製(PA66)のロッド6が、その両側部をポール1より突出させて差し込まれ、両端から挿入されたゴム輪7によって抜け止めされている。
ポール1の上端において、道路標識8がポール1に巻き付けられるバンド(抱き締め金具)9によりポールと固定されている。図中、10はポール1をその下端部Aにおいて固定するコンクリートである。
本実施形態のポール1によると、ポール本体2と支持ポール3は、コンクリート10内の一箇所においてのみロッド6により連結され、それより上方部分は互いにフリーであるため、車両等がポール1に衝突して撓むようなことがあってもポール本体2と支持ポール3は互いにずれて、樹脂製のポール本体2の内外周で裂けが生じにくくなり、また車両等がぶつかって多少曲がったとしても真直ぐに元の状態に戻すことでそのまま再利用することができる。更にロッドが樹脂製であることにより金属製支持ボールにあけられた孔との電解による腐食を防ぐことができること、ポール本体と支持ポールに分離したのち、それぞれを粉砕したり、溶融することによりリサイクル原料として再利用できること、内側の金属製の支持ポールはポール本体内に納まっているので殆んど劣化せず、そのためポールの寿命が大幅に伸び、リサイクルする場合もそのまま再利用することができて、リサイクルがきわめて容易であること、ポール本体と支持ポールを分離可能に固着することによってがたつきもなく、不必要に分離することもないため、持ち運びや施工が容易であること等の効果を奏する。
図2に示すポール12は、上述するポール本体2と支持ポール3にあけられた孔4、5にナイロン樹脂製のボルト13を通したのち、その突出部分に同じくナイロン樹脂製をなすナット14を捩込み、ポール本体2と支持ポール3を連結している。
図3に示すポールは、下端部Aが地中に埋設した鋼製の円筒体16に差込まれ、ポールと円筒体の間の隙間には土砂17を充填して固定されるようになっている。図中、18は接続材である。この場合、ポール本体2と、ポール本体とルーズに遊嵌された支持ポール3との固定は、円筒体16の中に収まる位置に設けられた孔(図示せず)に、図1に示すようにロッド6を通すことによって行ってもよいし、図2に示すようにボルト13とナット14によって行ってもよい。また円筒体16や接続材18との固定を行う際には、ロッド、ボルト−ナットやプラグを用いてよい。
図4に示すポール19は、その下端部Aにおいて、地面に突設される支柱よりなるアンカー部材21にバンド22にて上下で固定し、ポール本体23と、該ポール本体23にルーズに遊嵌される支持ポール24とを下側のバンド22に通したボルト25にて連結したものである。
図示する例では、ポール19は、アンカー部材21にバンド22にて二箇所で固定されているが、バンド22−22の間であれば、ボルト25による固定は一箇所であってもよいし、複数箇所であってもよい。 また設置される都合上、図4に示すようにバンド22(下側)より下に位置するポール19は短くなっており、車両等が衝突しても曲がる可能性がないことから、バンド22(下側)より更に下側の部分で固定してもかまわない。
図5は、アンカー部材を地面又はコンクリートに固定した金属製若しくは樹脂製の差込部材20とし、ポール19の下端部Aを差込部材20に差込んでボルト25により一ないし複数箇所で固定するようにしたものである。
図6に示すポール27は、ポリエチレン樹脂製のパイプよりなるポール本体28内にその全長にわたってポール本体内にルーズに遊嵌されるように、アルマイト処理されたアルミニウム合金製のパイプよりなる支持ポール29を挿入したのち、ポンチ31により固定手段である楔状の突起32を支持ポールの外周面に形成したものである。図示する例では、突起32はポール本体内周面に食い込むようにして同一周面上の対称位置に突出形成されている。ここでは、突起32は、同一円周の対称位置に形成されているが、一箇所にのみ形成してもよいし、同一円周上に三箇所以上又は異なった円周上に複数箇所形成してもよい。
本実施形態のポールでは、支持ポール29の下端を図の矢印方向に叩いて押込むことにより支持ポール29をポール本体28より分離させることができる。
本実施形態のポールによると、ボルトやロッドを通すための孔があけられていないため、孔を通して雨水が浸入したり、電触を生じないようにボルトやロッドの材質に配慮する必要もない。
図7に示すポール34は、合成樹脂製のポール本体35内に、その全長にわたって金属製のパイプよりなる支持ポール36をルーズに遊嵌したのち、地中又はコンクリートに埋設される部分を押し潰して扁平部37を形成してなるものである。
図8に示すポール38は、下端部に扁平部39を形成してなるもので、これらの扁平部37、39が支持ポール36とポール本体35の固定手段となるものである。
図9に示すポール40は、ポリエチレン製のポール本体41内に、その全長にわたって断面が十字形をなすアルミニウム合金製の支持ポール42をルーズに遊嵌してなるものであり、ポール本体41と支持ポール42とを固定する手段は、図10に示すように、支持ポール42の下端に楔を打ち込んで拡開させた拡開部43により支持ポール42をポール本体41に固定してなるものである。この支持ポール42は、断面が十字形をなすものに代え、断面がH形、T形、Y形、星印形、歯車状、長円形、三角形等の多角形、或いは内歯車のように内周面を凹凸にしたもの等を用いることができ、また二つ以上の部材を組合せたものを用いることもできる。
図11に示すポール45は、上述するポール本体2、23、35と同じ合成樹脂製のポール本体46内に、ポール本体より若干短いアルミニウム合金製のパイプよりなる支持ポール47を全長にわたってルーズに遊嵌されるように挿入したのち、両端にキャップ48、49を嵌着して密封し、下端部Aをコンクリート51に埋設して固定してなるものである。
参考形態のポールによると、ポール本体が密封されるため支持ポールの腐食が確実に防止される。また支持ポール47はポール本体46より若干短いために、立設したときには、その自重により上端がポール本体46より僅かに引っ込んだ状態となる。この状態で車両等が衝突してポール45が撓んだとしても、支持ポール47はポール本体より突出することなく、上端のキャップ48を突き上げて該キャップ48を外すようなことがなくなる。
キャップを用いる場合、図12に示すように、キャップ53の内側に楔54を突設したものを用いれば、キャップ53を強く押込んでポール本体46に嵌着したとき、楔54が支持ポール47下端を内側より径方向外方に押し拡げて拡開し、支持ポール下端をポール本体46に圧着して固定することができる。
本発明のポールは、道路標識を取付けるためのポールのみならず、街路灯を取付けるためのポール、防護柵用のポール等、道路付帯設備に用いることができる。
本発明に係わるポールの一使用例を示す縦断面図。 本発明に係わるポールの別の例を示す要部の縦断面図。 本発明に係わるポール基部の一固定例を示す縦断面図。 本発明に係わるポールの別の使用例を示す部分断面正面図。 ポールの取付けの別の態様を示す概略図。 本発明に係わるポールの要部の縦断面図。 本発明に係わるポールの別の例の要部の縦断面図。 本発明に係わるポールの更に別の例の要部の縦断面図。 本発明に係わるポールの別の例の横断面図。 図9に示すポールの下端部の縦断面図。 キャップにより支持ポールを固定した参考発明の例を示す縦断面図。 参考発明の別の例の要部の縦断面図。
符号の説明
1、12、15、19、27、38、40、45・・ポール
2、23、35、41、46・・ポール本体
3、24、36、42、47・・支持ポール
4、5・・孔
6・・ロッド
7・・ゴム輪
8・・道路標識
9、22・・バンド
10、51・・コンクリート
13、25・・ボルト
14・・ナット
16・・円筒体
17・・土砂
18・・接続材
20・・差込部材
21・・アンカー部材
31・・ポンチ
32・・突起
37、39・・扁平部
43・・拡開部
48、49、53・・キャップ
54・・楔
A・・・パイプ本体と支持ポールの固定が可能な範囲例

Claims (9)

  1. 下端部を地中又はコンクリートに埋設して地上に設置されるポールにおいて、合成樹脂からなる中空のポール本体と、ポール本体の全長にわたってポール本体内にルーズに遊嵌される金属製の支持ポールと、ポール本体と支持ポールを分離可能に固定する固定手段よりなり、該固定手段によるポール本体と支持ポールの固定が地上に露出する部分では行われず、地中又はコンクリートへの埋設部分においてのみ行われるようにしたことで、車両等が衝突して撓んだとき、ポール本体と支持ポールが互いにずれを生じる構成としたことを特徴とするポール。
  2. 地中又はコンクリートより立設されるアンカー部材に1ないし複数か所で固定されて地上に設置されるポールにおいて、合成樹脂からなる中空のポール本体と、ポール本体の全長にわたってポール本体内にルーズに遊嵌される金属製の支持ポールと、ポール本体と支持ポールを分離可能に固定する固定手段よりなり、該固定手段によるポール本体と支持ポールの固定が、ポールをアンカー部材に固定する箇所より上方では行われず、ポールをアンカー部材に固定する箇所又はそれよりも下方においてのみ行なわれるようにしたことで、車両等が衝突して撓んだとき、ポール本体と支持ポールが互いにずれを生じる構成としたことを特徴とするポール。
  3. ポール本体の合成樹脂には、帯電防止剤及び若しくは光触媒が添加されることを特徴とする請求項1又は2記載のポール。
  4. 上記支持ポールが断面H形、T形、十字形、星印形、歯車形、長円形或いは多角形などの異形断面をなすことを特徴とする請求項1ないし3記載のポール。
  5. 上記固定手段が中空のポール本体と支持ポールの直径方向にあけられた孔に通される硬質樹脂製のボルトと、ボルト端に捩込まれる同じく硬質樹脂製のナットよりなることを特徴とする請求項1ないし記載のポール。
  6. 上記固定手段が中空のポール本体と支持ポールの直径方向にあけられた孔に通され、少なくとも一側をポールより側方に突出させた金属または樹脂製のロッドよりなることを特徴とする請求項1ないし記載のポール。
  7. 支持ポールが中空体であり、上記固定手段が支持ポールの内側から治具を打ち込んでポール本体内周面に食い込むようにして突出させた1ないし複数の突起よりなることを特徴とする請求項1ないし記載のポール。
  8. 上記固定手段が支持ポールの端部より打ち込んだ楔により拡開され、ポール本体内周面に圧着する、支持ポール端部の拡開部であることを特徴とする請求項1ないし記載のポール。
  9. 上記固定手段がポール本体と支持ポールのうち、少なくともポール本体を押し潰して形成される扁平部であることを特徴とする請求項1ないし記載のポール。
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