JP3027223U - 交通標示板の取り付けポール - Google Patents

交通標示板の取り付けポール

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JP3027223U
JP3027223U JP1996000739U JP73996U JP3027223U JP 3027223 U JP3027223 U JP 3027223U JP 1996000739 U JP1996000739 U JP 1996000739U JP 73996 U JP73996 U JP 73996U JP 3027223 U JP3027223 U JP 3027223U
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Japan
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pole
traffic sign
coil spring
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root
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Application number
JP1996000739U
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English (en)
Inventor
周一 川上
Original Assignee
周一 川上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は交通標示板の取り付けポールに関し、
特に自動車などの衝突によりポールが傾いた場合でもま
た元の状態に戻る復元性を持ち、そして、復元不能の状
態となりポールを交換しなければならない場合には、交
換作業を容易に実施することができる交通標示板の取り
付けポールを提供することを目的とする。 【解決手段】道路に埋設固定される交通標示板の取り付
けポールに於いて、ポール1の本体部11と根元部12
とをコイルスプリング3及び固定金具4を用いて接続
し、本体部11と根元部12とを着脱自在としたもので
ある。これにより、衝撃を受けて傾いてもコイルスプリ
ング3の復元力でポール1がまた元の状態に戻ることも
でき、また、復元不能となった場合でも根元部12の基
礎部51を壊すことなく本体部11のポールのみの交換
で修復できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、道路に埋設固定され運転者に対し注意や指示を伝えるための交通標 示板を取り付けるポールに係わり、特に外力によりポールが傾いた時でも元の状 態に戻る復元性と、ポール交換時の作業の容易性を併せ持つ交通標示板の取り付 けポールに関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】
交通標示板の取り付けポールは、運転者に対し注意や指示を伝えるための文字 やマークを標示した交通標示板を取り付けるための金属製ポールであり、設置す るための作業も容易にでき、また、設置に要する費用も低額であることから従来 より数多く用いられている。 このポールが道路に設置されている時の状態を図5で示すと、ポール80の埋 設部81の周囲にコンクリートで固めた基礎部82があり、さらに、その上部を 道路83の舗装84が覆っているものである。 このため、道路に設置されているポールは強固であり、人の力や風の力などで は傾いたり抜けたりすることもなく、設置された状態を保つことができる。
【0003】 しかし、この交通標示板を取り付けたポールは道路に設置されているため、自 動車などの衝突によりポールが傾いてしまったり、時には倒されてしまったりす ることもある。 そして、このような状態では通行する人や自動車に危険を及ぼすため、傾きの 多少に係わりなくポールが傾いただけで交換作業を実施するのであるが、ポール は上述のような状態で道路に設置されていることから、道路の舗装面やポールの 基礎部を壊さなければ交換することができず、これにより、ポールの交換を実施 するためには、多くの時間や費用を要してしまうという欠点がある。 また、強固に設置されていることで、小さな衝突でも相手に与えるダメージが 大きく、安全面でも不利となっている。
【0004】 このことから、ゴムをポール本体の一部に介在させて元の状態に復元するよう にしたスキーの回転競技で用いられているスキー用ポールの利用も考えられたが 、ゴムの劣化による接着部の剥離、または、ポールの傾きや切断などの発生もあ り、長期間に渡る使用が困難であることが判明した。そして、ポールが傾いた時 などは従来のポールのように、道路の舗装部やポールの基礎部を壊さなければ交 換することができず、結局、ポールの交換を実施するためには多くの時間や費用 を要してしまい、その欠点を改善するまでには至っていない。
【0005】
【目的】
本考案は上述した問題点に鑑みてなされたもので、自動車などが衝突した場合 にはポールが自在に傾き、そして、傾いたポールが自力で元の状態に復元するこ とができ、また、復元不能の状態となりポールを交換しなければならない場合に は、交換作業を容易に実施することができる交通標示板の取り付けポールを提供 することを目的とするものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本考案の要旨とするところは、道路に埋設固定される交通標示板の取り付けポ ールに於いて、ポールの本体部と根元部とをコイルスプリング及び固定金具を用 いて接続し、ポールの本体部と根元部とを着脱自在としたことを特徴とする交通 標示板の取り付けポールである。
【0007】 交通標示板を取り付けるポールの本体部と根元部は、内側が空洞となっている 中空パイプとすることが望ましく、パイプの全長・太さなどの寸法は特に限定す るものではなく、最適な寸法のものを用いればよい。 また、本体部や根元部のパイプ内に雨水などが侵入することがないように、パ イプの端部に金属板を溶接したり樹脂製の蓋などを設けてもよい。 さらに、根元部のポールの部分にほぼ水平方向に突起を設け、埋設固定される 部分がより強固に固定できるようにしてもよい。 さらには、根元部のパイプ内にピッチなどを詰めて、埋設部のポールにかかる 圧力を一定にするようにしてもよい。
【0008】 ポールの本体部と根元部とを接続するためのコイルスプリングは、上述の中空 パイプの内径とほぼ同じ外径のコイルスプリングを用いるのが望ましい。
【0009】 コイルスプリングの材質は、ステンレスなど錆に強いものが望ましく、コイル スプリングの全長・線材の太さなどの寸法は特に限定するものではなく、衝撃の 力の強さに合わせ最適な寸法のものを用いればよい。
【0010】 また、ポールとコイルスプリングとを固定すための固定金具は、強固に接続す ることができるものであれば特に限定するものではないが、ポールの本体部と根 元部の内径が同一であり、前記コイルスプリングがこれら本体部と根元部に共通 して挿入されており、ポールの外側に臨んでいるボルトを締めることにより、固 定金具がコイルスプリングをポールの内壁に押し付け固定することができる構造 のものが望ましい。 更に、根本部には、ピッチを詰めておくことが望ましい。
【0011】
【作用】
本考案の交通標示板の取り付けポールは以上のように構成されているので、自 動車などが衝突した場合には、ポールの本体部と根元部とを接続しているコイル スプリングの所から本体部のポールが傾。そして、衝突している自動車を取り除 けばコイルスプリングの復元力により、傾いた本体部のポールが自力で元の状態 に復元する。
【0012】 また、自力での復元が不可能となってしまった場合には、破損したポールを本 体部と根元部の接続部で取外し新しいポールと交換する。
【0013】
【実施例】 以下図面に従って説明すると、1は交通標示板7を取り付けるポール、2は本 考案にかかるコイルスプリング3及び固定金具4を用いて接続した接続部、3は ポール1の本体部11と根元部12の接続子となるコイルスプリング、4は接続 子となるコイルスプリング3を固定するための固定金具である。
【0014】 図1は、ポール1の接続部2の構造を示したものであり、本体部11と根元部 12の接続子となるコイルスプリング3の固定は、ボルト41を固定金具4の雌 螺子に螺進させることにより固定金具4がコイルスプリング3側に引き寄せられ 、これにより固定金具4とポール1の本体部11または根元部12の内壁14で コイルスプリング3が挟持され固定することができる。 そして、根元部12には蓋部16と突起15が設けられており、さらに、パイ プ内部にはピッチ17が詰められている。 図2は、本考案のポール1が道路に設置されている状態を示したものであり、 接続部2が道路面6の上方に位置するような状態で根元部12が地中5に埋設さ れて、その回りがコンクリートの基礎部51となっている。 図3は、ポール1のA−A断面(図1)を示したものである。また、図4は、 自動車が本考案のポールに衝突して、ポール1が傾いた時の状態を示したもので ある。
【0015】
【効果】
本考案の交通標示板の取り付けポールは以上のように、ポールの本体部と根元 部とをコイルスプリング及び固定金具を用いて接続し、そして、本体部と根元部 とを着脱自在としていることにより、衝撃により傾いてもコイルスプリングの復 元力でポールがまた元の状態に戻ることができる。また、復元不能となった場合 でも根元部の基礎を壊すことなく本体部のポールのみを交換すればよく、この交 換作業も容易かつ簡単に短時間の作業で交換することができる。 これらのことから、ポール交換は復元不能となった場合のみ実施すればよく、 また、この作業も容易にできることでポールの交換作業にかかる費用を節約する ことができる。 さらに、金属部品を用いて接続していることにより、長期間に渡り使用するこ とができる。
【0016】 そして、ポールが自在に傾くことにより衝突時の衝撃吸収効果もあり、自動車 やバイクそれらの運転者などに与えるダメージも低く押さえられ、安全面におい ても優れた効果を発揮するものでその実用的価値は高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のポールの接続部の構造を示す拡大図
【図2】 本考案のポールの設置状態を示す図
【図3】 接続部のA−A断面図
【図4】 本考案のポールが傾いた時の状態を示す図
【図5】 従来のポールの設置状態を示す図
【符号の説明】
1−ポール,11−本体部,12−根元部,13−空
洞,14−内壁,15−突起,16−蓋部,17−ピッ
チ,2−接続部,3−コイルスプリング,4−固定金
具,41−ボルト,5−地中,51−基礎部,6−道路
面,61−舗装,7−交通標示板,80−ポール,81
−埋設部,82−基礎部,83−道路,84−舗装

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路に埋設固定される交通標示板の取り付
    けポールに於いて、ポールの本体部と根元部とをコイル
    スプリング及び固定金具を用いて接続し、ポールの本体
    部と根元部とを着脱自在としたことを特徴とする交通標
    示板の取り付けポール
  2. 【請求項2】ポールの本体部と根元部の内径が同一であ
    り、前記コイルスプリングがこれら本体部と根元部に共
    通して挿入されており、ポールの外側に臨んでいるボル
    トを締めることにより、固定金具がコイルスプリングを
    ポールの内壁に押し付け固定することを特徴とする請求
    項1の交通標示板の取り付けポール
  3. 【請求項3】 根本部にピッチが詰められていることを
    特徴とする請求項1の交通標示板の取り付けポール
JP1996000739U 1996-01-26 1996-01-26 交通標示板の取り付けポール Expired - Lifetime JP3027223U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107524101A (zh) * 2017-08-24 2017-12-29 哈尔滨工业大学 一种撞击后定向倾倒的交通标志杆结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107524101A (zh) * 2017-08-24 2017-12-29 哈尔滨工业大学 一种撞击后定向倾倒的交通标志杆结构
CN107524101B (zh) * 2017-08-24 2023-05-23 东北林业大学 一种撞击后定向倾倒的交通标志杆结构

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