JP3067839U - 道路標識等の支柱における衝撃緩和装置 - Google Patents

道路標識等の支柱における衝撃緩和装置

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JP3067839U JP1999007454U JP745499U JP3067839U JP 3067839 U JP3067839 U JP 3067839U JP 1999007454 U JP1999007454 U JP 1999007454U JP 745499 U JP745499 U JP 745499U JP 3067839 U JP3067839 U JP 3067839U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は道路標識等の支柱における衝撃緩和
装置に関し、例えば道路際に設置される視線誘導標、距
離標、規制標等を支持する支柱を支持し、衝撃が加わる
必要時には屈折されて緩衝し、その後正位置に復帰し、
特に雪寒地において支柱が積雪に隠れる個所にて最適に
使用される。 【解決手段】 道路標識2等の支柱1を支持する支持パ
イプ3内に介挿する弾性部材5の上端部5aを係止ボル
ト6の上方部に装着した係止部材7に当接するとともに
弾性部材の下端部5bを支持パイプ3内に突設した係止
鍔部4に当接することにより弾性部材の弾性復元力に抗
して係止ボルトを揺動可能に挿入し、組付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は道路標識等の支柱における衝撃緩和装置に関し、例えば道路際に設置 される視線誘導標、距離標、さらには駐車禁止や停止標等の規制標等を掲載する 支柱を支持し、衝撃等の外力が加わる必要時には屈曲されることにより衝撃を緩 衝し、外力が除かれると復帰して特に雪寒地において支柱が積雪により隠れる個 所にて最適に使用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路際には自動車を安全走行させるために、視線誘導標、距離標、さら には駐車禁止や停止標等の規制標が設けられる。これらの標識は路肩に下方部が 埋込まれた支柱を用いて支持されたり、ガードレールを支持する支柱部に取付け られた支柱に掲載される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
道路際に設けられる視線誘導標、距離標、各種の規制標は、路肩に下方部が埋 込まれた支柱を用いて支持されたり、ガードレールを支持する支柱部に取付けら れる支柱に掲載されるので、例えば自動車や人が不用意に衝突すると、大きな衝 撃を受けて大怪我をしたり、支柱自体が折損したり、損壊する等の不都合を生ず ることがあった。特に雪寒地等の積雪が多い個所においては、道路標識を支持す る支柱自体が積った雪に完全に覆い隠されるので、衝突事故が頻繁に引き起こさ れる傾向がある。 そこで本考案は所定の道路標識を支持する支柱に自動車や人が不用意に衝突し て所定の大きさ以上の衝撃が加わった場合に、弾性部材の弾性復元力に抗して道 路標識等の支柱が折曲がることにより衝撃を緩和し、大怪我をしたり、支柱自体 が折損したり、損壊する等の不都合を防止し、特に雪寒地等の雪が多く積ること により道路標識を支持する支柱自体が雪で覆い隠される場合に最適に使用される ようにした。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1は、道路標識等の支柱を支持する支持パイプ内に係止鍔部を 突設し、弾性部材を前記支持パイプ内に介挿し、係止ボルトの上方部に装着した 係止部材に前記弾性部材の上端部を当接するとともに弾性部材の下端部を前記係 止鍔部に当接することにより該弾性部材内にその弾発力に抗して係止ボルトを挿 入し支持パイプ内に揺動可能に取付けたという手段を採用した。
【0005】 また本考案の請求項2は、請求項1において支持パイプは、上方半体部と下方 半体部とに区分され、前記弾性部材は前記上方半体部と下方半体部との内部に分 担して第1弾性部材と第2弾性部材とが係止鍔部を介して対向して収容され、前 記係止ボルトは第1弾性部材と第2弾性部材内に対向して挿入される第1係止ボ ルトと第2係止ボルトにより形成されるとともに該第1係止ボルトと第2係止ボ ルトとは対向する先端部相互に設けた連繋部を介して屈曲可能に連結されるとい う手段を採用した。
【0006】 また本考案の請求項3は、請求項2において支持パイプの上方半体部と下方半 体部とは二重管構造に形成され、支持パイプの外側部は可撓性を有するフレキシ ブル管にて覆われるという手段を採用した。
【0007】 また本考案の請求項4は、請求項2において第1係止ボルトと第2係止ボルト の先端部相互を連結する連繋部はフック部に形成され、該フック部は垂直軸回り に略90度変位して係合されることにより第1係止ボルトと第2係止ボルトとを 自在に屈曲可能に連結することを特徴とするという手段を採用した。
【0008】 また本考案の請求項5は、請求項1または請求項2の何れかにおいて弾性部材 はゴムまたは合成ゴムにより形成されることを特徴とするという手段を採用した 。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下図面に従って本考案の実施の形態の具体例を説明する。 図1ないし図4は本考案の一実施例を示し、1は例えば視線誘導標、距離標、 さらには駐車禁止や停止標のような規制標等の道路標識2を掲載する支柱であり 、この支柱1の下方部1aは支持パイプ3に嵌入されることにより支持される。 4は支持パイプ3内に突設された係止鍔部であり、この係止鍔部4には後記弾 性部材5の下端部5bが当接される。この係止鍔部4は例えば溶接により固着さ れてもよいし型枠を用いて一体に成形されてもよい。 5は前記支持パイプ3内に介挿される弾性部材であり、この弾性部材5は例え ばウレタンゴムやクロロプレンゴムのように弾性復元性、防錆性、非凍結性、断 熱性、耐候性が優れた材料により略円筒形に形成され、その上端部5aは係止ボ ルト6の上方部に装着した係止部材7に当接するとともに弾性部材5の下端部5 bは支持パイプ3内に突設された前記係止鍔部4に当接することにより該弾性部 材5内にその弾性復元力に抗して係止ボルト6は挿入され、支持パイプ3内に係 止ボルト6は揺動可能に取付けられる。なお、図示の弾性部材5は略円筒形に形 成されているが、図示するものに限ることなく例えば三角筒形、四角筒形、五角 筒形、六角筒形等の多角筒形に形成されてもよい。
【0010】 前記支持パイプ3は、この実施例では図1および図2に示すように上方半体部 3Aと下方半体部3Bとに区分されるとともに上方半体部3Aと下方半体部3B とは衝合される。この支持パイプ3の上方半体部3Aと下方半体部3Bとは、短 く大径な外パイプ3A1 ,3B1 と長く小径な内パイプ3A2 ,3B2 とよりな る二重管構造に形成される。3a1 ,3b1 は大径な外パイプ3A1 ,3B1 の 衝合端に形成された小径な差込縁部であり、この差込縁部3a1 ,3b1 はその 内周および外周に配設した大径または小径なガイドリングG1 ,G2 内に上下か ら衝合可能に挿入される。この外パイプ3A1 ,3B1 と内パイプ3A2 ,3B 2 とは、図に示すものは円筒状に形成されているが、その形状はこれに限ること なく三角筒状やそのほかの多角筒状に形成されてもよい。Vは外パイプ3A1 , 3B1 と内パイプ3A2 ,3B2 とを結合して一体化するためのボルト・ナット である。また外パイプ3A1 ,3B1 と内パイプ3A2 ,3B2 とはボルト・ナ ットV,Vを用いて一体に結合して支持パイプ3を形成するのに限らず、支持パ イプ3は成形型を用いて一体に形成されてもよい。
【0011】 8は上方半体部3Aと下方半体部3Bとからなる二重管構造の支持パイプ3の 外側部を必要に応じて覆うフレキシブル管であり、このフレキシブル管8は下方 半体部3Bに対して支柱1を支持する上方半体部3Aが衝撃等の所定の大きさ以 上の外力Fが加わることにより屈曲された場合に上方半体部3Aと下方半体部3 Bとの連結部分を保護するためのものである。
【0012】 前記弾性部材5は、この実施例では第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとに 区分される。そして、この第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとは支持パイプ 3の上方半体部3Aと下方半体部3Bとの内部に分担して係止鍔部4,4を介し て対向して収容される。すなわち、第1弾性部材5Aの上端部5aは後記第1係 止ボルト6Aの上方部に装着した一方の係止部材7に当接し、第1弾性部材5A の下端部5bは一方の前記係止鍔部4に当接されることによりその弾発力に抗し て第1係止ボルト6Aは第1弾性部材5A内に挿入される。また第2弾性部材5 Bの下端部5bは後記第2係止ボルト6Bの下方部に装着した他方の係止鍔部4 に当接し、第2弾性部材5Bの上端部5aは他方の係止鍔部4に当接されること によりその弾発力に抗して第2係止ボルト6Bは第2弾性部材5B内に挿入され る。
【0013】 前記係止ボルト6は、第1弾性部材5Aと第2弾性部材5B内に対向して挿入 される第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bとにより形成されるとともに第 1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bとは対向する先端部相互に設けた連繋部 9を介して屈曲可能に連結される。 この連繋部9は、第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bとの先端部に設け たフック部6A1 ,6B1 が垂直軸I回りに略90度変位して係合されることに より第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bとを自在に屈曲可能に連結する。
【0014】 このように、第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bとの先端部に連繋部9 としてフック部6A1 ,6B1 を形成し、そしてこのフック部6A1 ,6B1 を 略90度変位して係合することにより第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6B とを連結するようにしたのは、支持パイプ3の管構造の上方半体部3Aと下方半 体部3B内に第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとを圧縮することにより容易 に組込むためである。また第1弾性部材5Aと第2弾性部材5B内に挿入される 第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bとの相互の組付けを容易に行なうとと もに第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとの弾性復元力により対向して設けた 係止鍔部4,4相互が対向して押付けられることにより下方半体部3Bに対して 上方半体部3Aを垂直軸Iに一致して衝合し支持するのと、所定の大きさ以上の 外力Fが支柱1に加わった場合に第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとの弾性 復元力に抗して下方半体部3Bに対して上方半体部3Aが如何なる方向へも自在 に屈曲可能にするためである。
【0015】 係止ボルト6、すなわち本実施例においては第1係止ボルト6Aと第2係止ボ ルト6Bの上方部または下方部に装着した係止部材7,7としては、第1係止ボ ルト6Aと第2係止ボルト6Bとに形成したねじ部10a,10aに螺合される ナット10b,10bに対してワッシャリング11を介して係止される座金12 ,12が使用される。
【0016】 図4は道路標識2を掲載する支柱1を取付けるための他例を示し、13はガー ドレール14を支持する支柱部であり、この支柱部13に前記支持パイプ3は緊 締バンド15,15を用いて取付けられることもある。
【0017】 本考案の一実施例は以上の構成からなり、視線誘導標、距離標、各種の規制標 等の道路標識2が掲載される支柱1は、下方半体部3Bの下方部が道路際に埋設 された支持パイプ3の上方半体部3Aの内パイプ3A2 に嵌入する等して取付け られる。こうして道路標識2に掲載された表示内容が自動車の運転者や通行人に 表示され、安全運転に寄与される。 また支柱1のほかの取付手段としては、図4に示すようにガードレール14を 支持するための支柱部13に緊締バンド15,15を用いて支持パイプ3を取付 け、この支持パイプ3を介して道路標識2を掲載する支柱1を取付けることもあ る。
【0018】 この際、支持パイプ3の上方半体部3Aおよび下方半体部3B内に対向して設 けた係止鍔部4,4と、第1係止ボルト6Aおよび第2係止ボルト6Bの上方部 および下方部に係合される係止部材7,7とに上端部5a,5aおよび下端部5 b,5bとが当接された第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとが管構造の上方 半体部3Aと下方半体部3B内に弾発力に抗して圧縮されることにより収容され ている。しかもこの第1弾性部材5Aと第2弾性部材5B内には、該第1弾性部 材5Aと第2弾性部材5Bとを係止部材7,7により弾性復元力に抗して圧縮す る状態にて対向して挿入される第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bが、先 端に形成される連繋部9としてのフック部6A1 ,6B1 相互を係合して連結さ れるので、第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとの弾発力により係止鍔部4, 4相互が対向して押付けられることにより下方半体部3Bに対して上方半体部3 Aは垂直軸Iに一致して支持される(図1参照)。
【0019】 そして、管構造をなして内部の収容空間が狭い上方半体部3Aおよび下方半体 部3B内への第1弾性部材5Aおよび第2弾性部材5Bの組付と、この第1弾性 部材5Aおよび第2弾性部材5B内への第1係止ボルト6Aおよび第2係止ボル ト6Bの組付けを行うには、先ず上方半体部3Aと下方半体部3B内に突設した 係止鍔部4,4に下端部5bまたは上端部5aを当接することにより第1弾性部 材5Aと第2弾性部材5Bとを上方半体部3Aおよび下方半体部3B内に圧縮し ながら収容させる。 次いで、第1係止ボルト6Aの上方部と第2係止ボルト6Bの下方部に装着し ている係止部材7,7により第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとを弾性復元 力に抗して圧縮した状態で第2係止ボルト6Bの先端に設けたフック部6B1 に 第1係止ボルト6Aの先端に設けたフック部6A1 を係止することにより第1係 止ボルト6Aと第2係止ボルト6B相互を連結して容易且つ確実に組付が行える 。
【0020】 そして道路標識2を支持する支柱1に自動車や人が不用意に衝突して所定の大 きさ以上の衝撃等の外力Fが図2に示すように加わると、支持パイプ3の上方半 体部3Aと下方半体部3B内に下端部5bまたは上端部5aが係止鍔部4,4に 当接するとともに上端部5aまたは下端部5bが第1係止ボルト6Aと第2係止 ボルト6Bとに装着した係止部材7,7に当接している第1弾性部材5Aと第2 弾性部材5Bとは外力Fが加わる反対側は弾性復元力に抗して縮むとともに外力 Fが加わる側は伸長することにより下方半体部3Bに対して上方半体部3Aは衝 合個所において屈曲される。
【0021】 この際、第1弾性部材5Aと第2弾性部材5Bとを圧縮するための係止部材7 ,7が装着されている第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bとは、それぞれ の先端に形成したフック部6A1 ,6B1 が垂直軸I回りに略90度変位して係 合されることにより相互に連結されているので、如何なる方向から外力Fを受け ても、フック部6A1 ,6B1 を介して自在に屈曲する第2係止ボルト6Bと第 1係止ボルト6Aとの外周に保持した第2弾性部材5Bと第1弾性部材5Aとの 弾発力を受けながら下方半体部3Bに対して上方半体部3Aは自在に屈曲される 。しかも、上方半体部3Aと下方半体部3Bの大径な外パイプ3A1 ,3B1 の 衝合端に形成した小径な差込縁部3a1 ,3b1 はその内周および外周に配設し た大径または小径なガイドリングG1 ,G2 内に衝合可能に挿入されているので 、大径または小径なガイドリングG1 ,G2 が差込縁部3a1 ,3b1 を案内す ることにより下方半体3Bに対する上方半体部3Bの屈曲作業を円滑かつ確実に 行う。 このように、支柱1に所定の大きさ以上の外力Fが加わった場合には、支持パ イプ3の下方半体部3Bに対して上方半体部3Aが屈折して衝撃を緩和するので 、大きな衝撃を受けて支柱1自体が折損したり、損壊することなくなり、しかも 衝撃により大怪我をしないで済む。 従って、特に雪寒地において道路標識2を掲載する支柱1が積雪により完全に 覆い隠されてしまう場合に不用意に支柱1に衝突して支柱1が折損したり、損壊 することなく、事故を軽微にできる等有意義である。
【0022】 また自動車や人の支柱1に対する衝撃等の外力Fが除かれると、第1弾性部材 5Aと第2弾性部材5Bとの対向する方向への弾性復元力、すなわち外力Fが加 わる反対側において縮んだ方は弾性復元力により復元し、外力Fが加わり伸長し た方は弾性復元力により縮小することにより係止鍔部4,4は対向して押付けら れるため、下方半体部3Bに対して上方半体部3Aは旧位に自動的に復帰し、道 路標識2の表示内容を掲載する。
【0023】 図1ないし図4に示す上記実施例においては、支柱1を支持する支持パイプ3 が、上方半体部3Aと下方半体部3Bとに区分され、しかもこの上方半体部3A と下方半体部3B内に収容される弾性部材5も第1弾性部材5Aと第2弾性部材 5Bとに区分されている。さらにこの第1弾性部材5Aと第2弾性部材5B内に 挿入される係止ボルト6も第1係止ボルト6Aと第2係止ボルト6Bとに区分さ れて連繋部9を介して屈曲可能に連結されているが、これは代表的な例示であり 、本考案の支柱における衝撃緩和装置としてはこれに限られない。 例えば、図5に示す第2実施例のように支持パイプ3内に突設した係止鍔部4 と、支持パイプ3内に先端部がユニバーサルジョイントUを介して揺動可能に支 持される係止ボルト6に装着される係止部材7との間に上端部5aまたは下端部 5bが当接する弾性部材5を介装した場合にも衝撃等の外力Fが支柱1に加わる と、弾性部材5の弾性復元力に抗して支持パイプ3を下方半体部3Bに対して屈 曲することができるとともに外力Fが除かれると、弾性部材5の弾性復元力によ り支持パイプ3を復帰することができる。
【0024】 なお上記各実施例では、道路標識2等の支柱1の下方部1aを支持パイプ3に 嵌入して支持するようにしているが、これに限ることなく図には示さないが支持 パイプ3の外パイプ3A1 ,3B1 自体を長くして道路標識2等を支持するため の支柱1として用いることもできる。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案は、道路標識等の支柱を支持する支持パイプ内に係止鍔部 を突設し、弾性部材を前記支持パイプ内に介挿し、係止ボルトの上方部に装着し た係止部材に弾性部材の上端部を当接するとともに弾性部材の下端部を係止鍔部 に当接することにより弾性部材内にその弾性復元力に抗して係止ボルトを挿入し 支持パイプ内に揺動可能に取付けたので、所定の道路標識を支持する支柱に自動 車や人が不用意に衝突して所定の大きさ以上の衝撃等の外力が加わった場合に、 弾性部材の弾性復元力に抗して道路標識等の支柱が折曲がることにより衝撃を緩 和し、大怪我をしたり、支柱自体が折損したり、損壊する等の不都合が防止され る。そして特に雪寒地等の積雪が多く積ることにより道路標識を支持する支柱自 体が雪で覆い隠される場合に最適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の道路標識等の支柱における衝撃緩和装
置の第1実施例を示す拡大断面図である。
【図2】同じく外力が加わって道路標識を掲載するため
の支柱を支持する支持パイプの上方半体部が屈曲した状
態の拡大断面図である。
【図3】同じく道路標識を掲載するための支柱を支持す
る支持パイプの取付方法の一例を示す説明的な断面図で
ある。
【図4】同じく道路標識を掲載するための支柱を支持す
る支持パイプの取付方法の他例を示す説明的な断面図で
ある。
【図5】本考案の第2実施例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 道路標識 3 支持パイプ 3A 上方半体部 3B 下方半体部 4 係止鍔部 5 弾性部材 5A 第1弾性部材 5B 第2弾性部材 5a 上端部 5b 下端部 6 係止ボルト 6A 第1係止ボルト 6A1 フック部 6B1 フック部 6B 第2係止ボルト 7 係止部材 9 連繋部 10a ねじ部 10b ナット I 垂直軸

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路標識等の支柱を支持する支持パイプ
    内に係止鍔部を突設し、弾性部材を前記支持パイプ内に
    介挿し、係止ボルトの上方部に装着した係止部材に前記
    弾性部材の上端部を当接するとともに弾性部材の下端部
    を前記係止鍔部に当接することにより該弾性部材内にそ
    の弾性復元力に抗して係止ボルトを挿入し支持パイプ内
    に揺動可能に取付けたことを特徴とする道路標識等の支
    柱における衝撃緩和装置。
  2. 【請求項2】 支持パイプは、上方半体部と下方半体部
    とに区分され、前記弾性部材は前記上方半体部と下方半
    体部との内部に分担して第1弾性部材と第2弾性部材と
    が係止鍔部を介して対向して収容され、前記係止ボルト
    は第1弾性部材と第2弾性部材内に対向して挿入される
    第1係止ボルトと第2係止ボルトにより形成されるとと
    もに該第1係止ボルトと第2係止ボルトとは対向する先
    端部相互に設けた連繋部を介して屈曲可能に連結された
    ことを特徴とする請求項1に記載の道路標識等の支柱に
    おける衝撃緩和装置。
  3. 【請求項3】 支持パイプの上方半体部と下方半体部と
    は二重管構造に形成され、支持パイプの外側部には可撓
    性を有するフレキシブル管にて覆われることを特徴とす
    る請求項2に記載の道路標識等の支柱における衝撃緩和
    装置。
  4. 【請求項4】 第1係止ボルトと第2係止ボルトの先端
    部相互を連結する連繋部はフック部に形成され、該フッ
    ク部は垂直軸回りに略90度変位して係合されることに
    より第1係止ボルトと第2係止ボルトとを自在に屈曲可
    能に連結することを特徴とする請求項2に記載の道路標
    識等の支柱における衝撃緩和装置。
  5. 【請求項5】 弾性部材はゴムまたは合成ゴムにより形
    成されることを特徴とする請求項1または請求項2の何
    れかに記載の道路標識等の支柱における衝撃緩和装置。
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