JPH0745060A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH0745060A
JPH0745060A JP5208662A JP20866293A JPH0745060A JP H0745060 A JPH0745060 A JP H0745060A JP 5208662 A JP5208662 A JP 5208662A JP 20866293 A JP20866293 A JP 20866293A JP H0745060 A JPH0745060 A JP H0745060A
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JP
Japan
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hole
magnetic disk
sealing member
base
circuit board
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Kozo Tada
耕三 多田
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Citizen Watch Co Ltd
HP Inc
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Citizen Watch Co Ltd
Hewlett Packard Co
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    • G11B33/14—Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • G11B33/1446—Reducing contamination, e.g. by dust, debris

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路基板をディスクエンクロージャー外部に
ネジ固定する際、内部への塵の進入を完全に防ぐことが
できる磁気ディスク装置を提供することを目的とする。 【構成】 情報を記録するための磁気ディスクとこの磁
気ディスクを回転駆動する回転駆動機構、磁気ディスク
に対し情報の記録再生を行うための磁気ヘッド、この磁
気ヘッドを磁気ディスクの径方向の任意の位置に移動位
置決めするための位置決め機構と、これらを収納し密閉
するためのディスクエンクロージャーを有する磁気ディ
スク装置において、ディスクエンクロージャーの内部と
外部を貫通する孔に、挿入方向と同じ方向にネジ受孔を
持つ封止部材を挿入し固定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置の機構
構造に関するものであり、より詳しくはディスクエンク
ロージャー（以下ＤＥと言う）の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術における磁気ディスク装置の第
１の例を図４、第２の例を図５、第３の例を図６に断面
図で示す。図４、図５、図６において、ベース１０１ａ
とカバー１０１ｂからなるＤＥ１０１内にはメカ部品で
ある磁気ディスク１０２とスピンドルモータ（以下ＳＰ
Ｍと言う）１０３と位置決め機構１０４そしてボイスコ
イルモータ（以下ＶＣＭと言う）１０５とがベース１０
１ａを基準として取り付けられている。磁気ディスク１
０２はＳＰＭ１０３にクランプされ所定の速度で回転駆
動されるように構成されている。位置決め機構１０４は
磁気ヘッド１０６、サスペンション１０７、アーム体１
０８、揺動軸１０９、軸受１１０より構成されている。
磁気ヘッド１０６はサスペンション１０７の一端に支持
され磁気ディスク１０２を上下から挟持し、磁気ディス
ク１０２の回転に伴う空気流による揚力とサスペンショ
ン１０７の負荷力との釣合によって磁気ディスク１０２
の表面上に適当な高さで浮上し情報の記録再生を行う。
アーム体１０８は磁気ヘッド１０６を持つサスペンショ
ン１０７を保持し揺動軸１０９に固定されている。揺動
軸１０９は軸受１１０によりベース１０１ａに揺動自在
に支持されているため、アーム体１０８は揺動軸１０９
と共に揺動し磁気ヘッド１０６を磁気ディスク１０２上
の径方向の所定の全領域にアクセスすることを可能とし
ている。ＶＣＭ１０５は上ヨーク１１１、下ヨーク１１
２、永久磁石１１３、コイル１１４より構成されてい
る。コイル１１４は位置決め機構１０４のアーム体１０
８に固定されている。したがって、コイル１１４への通
電によりＶＣＭ１０５が付勢されると、アーム体１０８
がコイル１１４の受ける力により揺動し、磁気ヘッド１
０６を磁気ディスク１０２の径方向の任意の位置に位置
決めする。
【０００３】メカ部品を収納するためのベース１０１ａ
とカバー１０１ｂとで形成される空間は常に清浄である
ことが要求されＤＥ１０１は密閉構造となっている。そ
の理由は磁気ヘッド１０６が磁気ディスク１０２の表面
を飛行する高さが０．１μｍ以下と非常に小さく、タバ
コの煙程度の粒子径の塵でも、それが磁気ディスク１０
２と磁気ヘッド１０６との間に進入すると磁気ヘッド１
０６が磁気ディスク１０２の表面と接触してクラッシュ
を起こし、磁気ディスク１０２上に記憶されている貴重
な情報を破壊してしまう恐れがあるからである。このた
め、特開平３−１７１４９１で開示されている様にベー
ス１０１ａとカバー１０１ｂとは接着テープ１１５によ
りその隙間を完全に封止するよう接合されている。１１
６はＳＰＭ１０３とＶＣＭ１０５の駆動回路を含む回路
基板であり止めネジ１１７と回路基板取付用ネジ受孔１
１８とによりベース１０１ａの底部に固定されている。
回路基板１１６をＤＥ内部に収納しない理由は、洗浄に
より回路基板１１６に付着している塵の全てを除去する
ことが困難であり、また相当量の発熱がありメカ部品の
温度補償が難しくなることと、内部の部品とは数本の信
号線で接続すれば良く封止が容易であることによる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては以下に示す問題があった。図４に示す第１の
従来例では、回路基板１１６を固定するためにベース１
０１ａの底部に設けられた回路基板取付用ネジ受孔１１
８が貫通孔であるため、図７で示すようにネジの嵌合の
隙間から塵がＤＥ内部に進入してしまう問題がある。ネ
ジの嵌合部は完全に封止されてはいなく、矢印Ａで示す
進入経路が存在し、塵はネジと基板の接触面に存在する
隙間から止めネジ１１７と回路基板取付用ネジ受孔１１
８の山と谷の間に形成された隙間を通しＤＥ１０１内部
に進入する。図５に示す第２の従来例では、貫通ネジ受
孔を非貫通としているため塵の進入問題は解決される
が、ネジ部を形成するためのタップ作業がベース１０１
ａの表側と裏側の両面から行わなければならず、加工工
程が増えコストが上昇する問題がある。図６に示す第３
の従来例はＤＥ１０１の外形寸法を大きくして回路基板
取付用ネジ受孔１１８を設けることで前記第１の実施例
と第２の実施例における問題を解決している。しかし、
近年磁気ディスク装置はノートブック型のワープロやパ
ソコンの記憶装置として普及し、その軽薄短小化の要求
は益々強まっており装置の外形寸法を大きくすることは
極力避けたいのが実情である。
【０００５】本発明は以上示した従来の問題点を解決す
るものであり、メカ部品を収納したＤＥ内部への塵の進
入を完全に防ぐと共に加工工程の増加によるコストの上
昇や外形寸法の増大をまねくことなく、回路基板を含む
外付け部品をＤＥにネジ固定することが可能な磁気ディ
スク装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における磁気ディスク装置は情報を記録する
ための磁気ディスクとこの磁気ディスクを回転駆動する
回転駆動機構、磁気ディスクに対し情報の記録再生を行
うための磁気ヘッド、この磁気ヘッドを磁気ディスクの
径方向の任意の位置に移動位置決めするための位置決め
機構と、これらを収納し密閉するためのディスクエンク
ロージャーとを有する磁気ディスク装置において、ディ
スクエンクロージャーの外部と内部を貫通する孔に、挿
入方向と同じ方向にネジ受孔を持つ封止部材を挿入し固
定したことを特徴とする。
【０００７】
【作用】従って、本発明の磁気ディスク装置によれば、
回路基板を含む外付け部品をＤＥにネジ固定する際に、
挿入と同じ方向のネジ受孔を持つ封止部材をＤＥの貫通
孔に挿入し固定するため、ＤＥ内部への塵の進入を完全
に防止する。また、封止部材を貫通孔の途中まで挿入す
ることで組立加工時の位置決め孔を簡単にＤＥ外表面に
設けることを可能とする。
【０００８】
【実施例】本発明の最も適切な一実施例を図１と図２に
示し、他の実施例を図３に示す。図１と図３は本発明の
磁気ディスク装置の断面図、図２は本発明の要部の詳細
な構成図である。
【０００９】まず図１と図２に基づいて第１の実施例に
ついて説明する。尚、図４、図５、図６及び図７の従来
例と同一または相当する部分は同一符号を付し説明を省
略する。 １は封止部材、２はベース１０１ａに開けら
れた貫通孔、３は本発明に係る段付き止めネジである。
これらを図２の要部の断面構成図において詳しく説明す
る。封止部材１は鍔状部分４と挿入部５より成り挿入方
向と同じ方向にネジ受孔６を持ち、回路基板を固定する
ためにベース１０１ａに開けられた貫通孔２に圧入また
は挿入後に接着により固定される。段付き止めネジ３は
ネジ受孔６と嵌合するネジ部７とベース１０１ａの貫通
孔２と回路基板１１６の取付孔とを位置決めするため両
者の孔径と一致する位置決め部８より成り、回路基板１
１６をベース１０１ａの適当な位置に固定する。封止部
材１はベース１０１ａの貫通孔２に圧入または挿入後に
接着により固定されるため、貫通孔２は完全に封止され
ＤＥ内部への塵の進入は完全に防止される。また、封止
部材１はＤＥ１０１内部に組み込まれたＳＰＭ１０３、
位置決め機構１０４、ＶＣＭ１０５等のメカ部品と干渉
しない空き空間を利用して配置され、回路基板を固定す
るためだけに装置の外形寸法を増やす必要がない。
【００１０】次に、図３に基づいて本発明の第２の実施
例について説明する。尚、第１の実施例と同様に図４、
図５、図６及び図７の従来例と同一または相当する部分
は同一符号を付し説明を省略する。磁気ディスク装置は
ワープロやパソコンの低価格化に伴い低コストでの生産
が要求されておりベース１０１ａへのメカ部品の組み込
みは自動化が主流となっている。図３において、２０は
固定治具でありベース１０１ａを自動組立機に装着する
ためのもので、ベース１０１ａの貫通孔２と同じ径寸法
を有し嵌合する。封止部材１の挿入部５の長さはベース
１０１ａの底部肉厚より短く、貫通孔２へ圧入または挿
入接着されたとき位置決め孔２２を形成する。この位置
決め孔２２を固定治具２０の位置決めピン２１と嵌合す
ることで正確な位置出しができ自動組立が可能となる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば回
路基板を含む外付け部品をＤＥにネジ固定する際に、封
止部材でＤＥの取り付け用の孔を完全に封止でき、ＤＥ
内部への塵の進入を防ぎ装置の故障を防止することがで
きる。また、封止部材はＤＥ内部に組み込まれたＳＰＭ
や位置決め機構そしてＶＣＭなどのメカ部品と干渉しな
い空き空間に配置されるため、装置の外形寸法を増やさ
ずに回路基板を含む外付け部品をＤＥに固定することが
できる効果がある。ＤＥのベースへの取り付け用の孔は
貫通孔で良いために、ベースを両面から加工する必要が
無く加工工程を減らし生産コストを低減する効果もあ
る。更に、封止部材をＤＥの貫通孔の途中まで圧入また
は挿入後に接着により固定することで、組立加工時にお
いてＤＥを固定治具に固定するための位置決め孔を形成
することが可能で、ＤＥに専用の位置決め孔を設ける必
要がなく磁気ディスク装置を小型とし組立加工性を良く
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す断面図。
【図２】本発明の要部の断面構成図。
【図３】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図４】従来の磁気ディスク装置の第１の例の断面図。
【図５】従来の磁気ディスク装置の第２の例の断面図。
【図６】従来の磁気ディスク装置の第３の例の断面図。
【図７】従来の磁気ディスク装置の第１の例の要部断面
図。
【符号の説明】
１ 封止部材 ２ 貫通孔 ３ 段付き止めネジ ４ 鍔状部分 ５ 挿入部 ６ ネジ受孔 ７ 取り付け孔 ８ 位置決め部 ２０ 固定治具 ２１ 位置決めピン ２２ 位置決め孔 １０１ ディスクエンクロージャー １０１ａ ベース １０１ｂ カバー １０２ 磁気ディスク １０３ スピンドルモータ １０４ 位置決め機構 １０５ ボイスコイルモータ １０６ 磁気ヘッド １０７ サスペンション １０８ アーム体 １０９ 揺動軸 １１０ 軸受 １１１ 上ヨーク １１２ 下ヨーク １１３ 永久磁石 １１４ コイル １１５ 接着テープ １１６ 回路基板 １１７ 止めネジ １１８ 回路基板取付用ネジ受孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 情報を記録するための磁気ディスクとこ
    の磁気ディスクを回転駆動する回転駆動機構、磁気ディ
    スクに対し情報の記録再生を行うための磁気ヘッド、磁
    気ヘッドを磁気ディスクの径方向の任意の位置に移動位
    置決めするための位置決め機構と、これらを収納し密閉
    するためのディスクエンクロージャーを有する磁気ディ
    スク装置において、ディスクエンクロージャーの外部と
    内部を貫通する孔に、挿入方向と同じ方向にネジ受孔を
    持つ封止部材を挿入し固定したことを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
  2. 【請求項２】 ディスクエンクロージャーの外部と内部
    を貫通する孔の途中まで、挿入方向と同じ方向にネジ受
    孔を持つ封止部材を挿入し固定したことを特徴とする請
    求項１記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項３】 封止部材をディスクエンクロージャーの
    外部と内部を貫通する孔に圧入により固定したことを特
    徴とする請求項１及び請求項２記載の磁気ディスク装
    置。
  4. 【請求項４】 封止部材をディスクエンクロージャーの
    外部と内部を貫通する孔に挿入し接着により固定したこ
    とを特徴とする請求項１及び請求項２記載の磁気ディス
    ク装置。
JP5208662A 1993-07-30 1993-07-30 磁気ディスク装置 Pending JPH0745060A (ja)

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DE69410612T DE69410612T2 (de) 1993-07-30 1994-07-29 Magnetplattenvorrichtung
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PCT/JP1994/001252 WO1995004354A1 (fr) 1993-07-30 1994-07-29 Dispositif a disques magnetiques
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