JPH0744987Y2 - 測温ロール用熱電対装置 - Google Patents

測温ロール用熱電対装置

Info

Publication number
JPH0744987Y2
JPH0744987Y2 JP1990049562U JP4956290U JPH0744987Y2 JP H0744987 Y2 JPH0744987 Y2 JP H0744987Y2 JP 1990049562 U JP1990049562 U JP 1990049562U JP 4956290 U JP4956290 U JP 4956290U JP H0744987 Y2 JPH0744987 Y2 JP H0744987Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermocouple
roll
temperature measuring
temperature
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990049562U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH048931U (ja
Inventor
康久 中島
博之 小川
浩之 芹生
康二 柴崎
Original Assignee
大昌エンジニアリング株式会社
川崎製鉄株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大昌エンジニアリング株式会社, 川崎製鉄株式会社 filed Critical 大昌エンジニアリング株式会社
Priority to JP1990049562U priority Critical patent/JPH0744987Y2/ja
Publication of JPH048931U publication Critical patent/JPH048931U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0744987Y2 publication Critical patent/JPH0744987Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は金属板の圧延工程や連続焼鉄炉等に使用される
測温ロール用熱電対装置に係り、特に、温度測定の応答
性および機械的強度に優れた測温ロール用熱電対装置に
関する。
[従来の技術および考案が解決すべき課題] 第5図に示されるように、圧延工程において、被圧延素
材である鋼片等の金属板9は、通常複数対のロール50
(50a、50b、…)間を通過する間に順次圧延され、所望
の断面積になる。
特に熱間圧延では移動する金属板9の表面温度を測定
し、その測定値に基づいて鋼片加熱炉の温度制御をして
いる。金属板9の表面温度測定には、輻射温度計あるい
は接触温度計が使用されている。このうちの輻射温度計
は、測定対象物が黒体ならば正しい温度が得られるが、
黒体でない場合には真の温度より低い値となり、正確と
はいえない。接触温度計の一種である測温ロール用熱電
対装置は、測温ロール50に熱電対を取り付けたもので、
ロール50本体を熱媒体とし、金属板9の表面温度を算出
している。
第6図に示されるように、従来の測温ロール用熱電対装
置10は、シース型熱電対60の先端部分61を、金属パッド
8に溶接により取り付け(溶接部7d)、この金属パッド
8を測温ロール50本体の内周面51に溶接することにより
固定していた(溶接部7c)。しかしながらこの方法で
は、測温ロール50の温度は、溶接部7cおよび金属パッド
8を経由した熱伝導により間接的にしか温度計測ができ
なかった。このため、計測温度は、溶接線の長さ、金属
パッド8の性質等に左右されていた。また、金属パッド
8にシース型熱電対60の先端部分61を溶接固定する際、
シース型熱電対60は0.5mm程度と薄いため、肉厚な金属
パッド8との溶接部7d近辺のシース型熱電対60の機械的
強度が弱められ、破断が生じることもあった。
[考案の目的] 本考案は上記の難点を解決するためになされたもので、
シース型熱電対を測温ロール内周面に直接圧接固定さ
せ、かつ、シース型熱電対本体には溶接部を設けず、温
度測定の応答性および機械的強度に優れた測温ロール用
熱電対装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案による測温ロール
用熱電対装置は、金属板を圧延するロールの内周面に凹
部を有し、凹部の温度を測定する熱電対と、熱電対を固
定しフランジを有するパイプと、ロールの内周面に溶接
部により固定されるソケットと、ソケット内に挿入され
熱電対が固定されたパイプのフランジをソケットにねじ
止めして溶接部により固定するねじとから構成される。
[実施例] 以下、本考案による測温ロール用熱電対装置が金属板の
圧延ロールに用いられた実施例を、図面を用いて詳述す
る。
第1図に示されるように、本考案による測温ロール用熱
電対装置1においては、金属板9(第5図)を圧延する
ロール5の内周面51に凹部52が設けられている。ロール
内周面51にはソケット3が溶接により固定されている
(溶接部7b)。ロール5における凹部52の温度から金属
板9の温度を測定するシース型熱電対6は、かしめ機能
を有しフランジ21を備えたパイプ2にかしめられて固定
されている。パイプ2に固定されたシース型熱電対6は
ソケット3内に挿入される。パイプ2のフランジ21がね
じ4で押圧されてシース型熱電対6はソケット3に固定
される。
第2図に示されるように、測温ロール5の内周面51には
直径3.3mm、深さ7mmの凹部52が穿設される。
ソケット3は、第2図に示されるように、上述の凹部52
を中心にして設置され、内周面51とソケット3の接触す
る周囲が溶接される(溶接部7b)。第3図に示されるよ
うに、ロール5における凹部52の温度から金属板9の温
度を測定するシース型熱電対6は、フランジ21を有する
パイプ2に挿着される。このとき、熱電対先端部61が、
測温ロール5の内周面51に穿設された凹部52に嵌合する
長さ(約7mm)になるまでフランジ21を貫通するようパ
イプ2に矢印Aのように挿着する。次いで、かしめ機能
を有するパイプ2の2箇所を矢印Bのようにかしめ、シ
ース型熱電対6とフランジ21を有するパイプ2とを一体
的に固定する。第4図に示されるように、シース型熱電
対6と一体的に固定されたパイプ2を、測温ロール5の
内周面51に固定されたソケット3内に装着し、熱電対先
端部61を、測温ロール5の内周面51に穿設された凹部52
に嵌合させ、押えタイプのねじ4でパイプ2のフランジ
21を測温ロール5の内周面51およびソケット3に固定す
る。フランジ21が測温ロール5の内面に確実に固定され
たことを確認後、内周面51とは反対側のソケット3の端
部32と、ねじ4の頭部41を溶接して(溶接部7a)廻り止
め加工を行なう。
パイプ2にかしめ固定されたシース型熱電対6には従来
のような溶接部がなくなり、シース型熱電対6本体が直
接測温ロール5の内周面51に穿設された凹部52に固定さ
れるので温度測定の応答性が向上した。また、シース型
熱電対6は、パイプ2と一体的に固定されて支持される
ので、その熱電対先端部61近傍の機械的強度が強化され
た。更に、ソケット3の測温ロール5近傍には、空気抜
き穴31が穿設されているので、放熱が可能で、熱電対先
端部61近傍に、測温ロール5の熱がこもることはなく、
正確な温度測定が可能である。
[考案の効果] 以上の説明からも明らかなように本考案の測温ロール用
熱電対装置は、金属板を圧延するロールの内周面に凹部
を有し、凹部の温度を測定する熱電対と、熱電対を固定
しフランジを有するパイプと、ロールの内周面に溶接部
により固定されるソケットと、ソケット内に挿入され熱
電対が固定されたパイプのフランジをソケットにねじ止
めして溶接部により固定するねじとから構成されている
ので、熱電対が測温ロール内周面の凹部に直接圧接さ
れ、かつ熱電対本体には溶接部がなくなり、このため温
度測定の応答性および機械的強度が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による測温ロール用熱電対装置の構成を
説明する図、第2図乃至第4図はその構成過程を説明す
る図、第5図は金属板の圧延工程の部分説明図、第6図
は従来の測温ロール用熱電対装置の構成を説明する図で
ある。 1……測温ロール用熱電対装置 2……パイプ 21……フランジ 3……ソケット 4……ねじ 5……ロール 51……内周面 52……凹部 6……熱電対 7a、7b……溶接部 9……金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 芹生 浩之 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)考案者 柴崎 康二 千葉県千葉市南町3―2―1 大昌電機株 式会社千葉支店内 (56)参考文献 特開 昭54−119280(JP,A) 特開 昭56−21028(JP,A) 実開 昭62−84725(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板(9)を圧延するロール(5)の内
    周面(51)に凹部(52)を有し、前記凹部の温度を測定
    する熱電対(6)と、前記熱電対を固定しフランジ(2
    1)を有するパイプ(2)と、前記ロールの前記内周面
    に溶接部(7b)により固定されるソケット(3)と、前
    記ソケット内に挿入され前記熱電対が固定された前記パ
    イプの前記フランジを前記ソケットにねじ止めして溶接
    部(7a)により固定するねじ(4)とから成ることを特
    徴とする測温ロール用熱電対装置。
JP1990049562U 1990-05-11 1990-05-11 測温ロール用熱電対装置 Expired - Lifetime JPH0744987Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990049562U JPH0744987Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 測温ロール用熱電対装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990049562U JPH0744987Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 測温ロール用熱電対装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH048931U JPH048931U (ja) 1992-01-27
JPH0744987Y2 true JPH0744987Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=31567358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990049562U Expired - Lifetime JPH0744987Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 測温ロール用熱電対装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744987Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101149144B1 (ko) * 2009-07-24 2012-06-01 현대제철 주식회사 압연재의 온도 측정 장치

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6284725U (ja) * 1985-11-19 1987-05-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH048931U (ja) 1992-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2166956A1 (en) Thermal Conductivity Measuring Device
US4023411A (en) Temperature measuring device
JPH0744987Y2 (ja) 測温ロール用熱電対装置
JPH0693345A (ja) 熱処理制御方法および温度制御装置
JP3709257B2 (ja) 接触式温度計
CA1141987A (en) Surface thermocouple assembly and method of making same
JP3015877B2 (ja) 溶接部の動的ひずみ測定方法
KR850007484A (ko) 내압튜브의 열응력 예측장치
JP3271861B2 (ja) スポット溶接部のナゲット測定方法
JPH0691286B2 (ja) 熱電対組立体
CN2264905Y (zh) 热电偶测头
JP2005233790A (ja) 鋼板の温度測定方法および装置
JPS5920656Y2 (ja) 炉内管壁温度測定用熱電対
JPH0738836Y2 (ja) 傍熱型感温センサ
KR100507606B1 (ko) 접촉식 표면온도계의 교정장치
CN108036866A (zh) 一种轧钢加热炉圆坯加热温度跟踪测试装置
JPH0521008Y2 (ja)
JPH02255219A (ja) 板圧延における板温度測定装置
JPS6122252Y2 (ja)
JP3026915B2 (ja) 冷温水配管取付温度計用アタッチメント
JP2927203B2 (ja) 連続鋳造における鋳片表面温度測定装置
JPS6172647U (ja)
JPH0439605B2 (ja)
JPH07280665A (ja) 温度分布検出方法
JP2006220587A (ja) 放射温度計の光軸位置決め装置および方法