JP3709257B2 - 接触式温度計 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばアルミホイルの製造工程やガラスの製造工程、あるいは各種のシート状物の製造工程等において移動する材料あるいは製品に直接に接触して測定するのに好適な接触式温度計の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、アルミ薄板やアルミホイルの製造工程においては、アルミ板が圧延されて薄くなると次第にその移動速度が増加すると共にその表面が鏡面となる。このようなアルミ薄板やアルミホイルの製造工程においては、圧延工程において移動しているアルミ板の温度や移動速度等を管理することによって、厚さが一定でピンホール等のない品質の優れたアルミ薄板やアルミホイルを製造できる。
【0003】
移動しない物体の温度を測定する場合は、小型で測定精度が良い上に耐久性があり、更に安価であることから熱電対を感温体として使用した接触式の温度計が一般的に使用される。
また、例えば溶鉱炉のように高温で、接近して実際の温度を測定することができないような危険な物体や、高圧送電線のガイシのように高所で、しかも高電圧がかかっている送電線があるような危険な場所に配置されている物体の温度を測定する場合にはその物体から放射される赤外線エネルギーを検出する放射温度計が使用される。
【0004】
【解決すべき課題】
熱電対を使用した接触式温度計は、測温部の先端部に接触板を配置し、その裏面に熱電対線の感温部(接点)を固定した形式のものが多く使用されており、前記感温部のある測温部を物体に軽く押付ける方法で測定されるものである。この測定の際は被測温体の表面に対して測温部を直角に押付けることによって、接触板をその表面に沿わせた状態に保持し、その背後に設けた熱電対の感温部に被測温体の温度を正確に伝達するように構成されている。
【0005】
このように、接触式温度計を使用して正確な温度を測定する場合は、被測温体が静止していることが条件であり、これが移動している場合は接触板がこの移動する被測温体との接触による摩擦抵抗でその移動方向に移動させようとする力が作用したり、あるいは前側が引張られて後方が浮き上がって傾いたりして不安定な状態になる。
【0006】
この接触板が被測温体に引張られて移動すると、これに取付けてある熱電対も引きずられて同方向に移動すると共に、この接触板が凹形に変形して接触状態が不安定になり易く、従ってこの接触板の中央部の背後に固定された感温部が被測温体の表面より浮いた状態になる。このように被測温体の表面より接触板が浮くと、この感温部と被測温体の表面との間に薄い空気層が形成されることになり、この空気層によって温度誤差を生じて正確な温度を測定することが困難となる。
【0007】
このようなことから熱電対を使用した接触式温度計は移動表面用としては適しておらず、移動する物体のおおまかな温度を測定するような場合を除いてあまり使用することができない。
一方、放射温度計は非接触式で被測温度体の表面から放射される赤外線エネルギーを測定するものであることから、静止している物体は勿論、移動している物体でもその温度を測定することは可能である。
【0008】
しかしながら、この放射温度計は熱電対式のものに比較して著しく高価である上に、その測定値が物体の色やアルミホイルのように光沢の有無、更にガラス製品のように光を透過する性質があるかどうかによって測定値に誤差を生ずる。
また、物体より放射される赤外線が透過する経路の雰囲気、例えば測定場所に蒸気や煙やガスが充満しているかどうか、そしてその蒸気等の濃度の程度等によって測定値が大きく影響を受けるという、接触式温度計にはない本質的な問題があり、そのために正確な温度を測定するためには、かなり補正が必要である上に操作にも熟練を必要とする。
【0009】
従って、この放射温度計を使用して温度を測定する場合は、被測温体の放射率、反射率、あるいは透過率を予め知った上で、測定値を予め補正するようにしなければならない。また、使用中に放射率や反射率、あるいは赤外線が透過する空間の状態(蒸気や煙の発生等)がしばしば変化することから、時間の経過と共にその測定値を補正しなければならないという問題がある。
【0010】
本発明は、前記アルミホイルの製造工程におけるアルミホイルのように、光沢がある上にその表面に傷を付け易いと言う問題を解消しながら、正確な温度を測定することができ、更に取扱いが容易な接触式温度計を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決する手段】
前記目的を達成するための本発明に係る接触式温度計は、次のように構成されている。
1) 弾性板2Aの両端を接続して形成した環状弾性部材2に、両端に支持バー5を設けた接触板1を固定し、更に前記環状弾性部材2と接触板1との間に感温部Sを配置し、前記環状弾性部材2の前記接触板1が取付けられている部分と反対側を支持体3に保持させ、更に前記支持バー5を、前記接触板1が接触する被測温体に平行するようにホルダー10に開口した長孔からなるガイド孔6内に遊嵌させ、前記環状弾性部材2をやや偏平になるように弾性変形させた状態で、前記接触板1の背面に弾性力を作用させて支持するように構成されている。
【0012】
2)前記接触板1を被測温体に接触させた状態において、該接触板1の両端に設けてある前記支持バー5がガイド孔6の中間位置にあり、該ガイド孔6はホルダー10の上端縁に沿って開口した長孔であり、前記支持バー5とガイド孔6の両端部との距離は、環状弾性部材2側の内側距離aが、反対側の外側距離bより短くなるように形成されている。
【0013】
3)前記支持体3とホルダー10とは一体として構成されている。
4)前記環状弾性部材2は、前記接触板1を被測温体に接触させた状態で、マユ形ないしは小判形で対称的に変形するように構成されている。
5)前記感応部Sは熱電対で形成されている。
6)前記感温部部Sはサーミスタで形成されている。
【0014】
7)環状弾性部材2は2つの長辺部2a,2aと、これらの長辺部2a,2aの間を所定の間隔で連結する短辺部2b・・によって梯子形に形成された弾性板2Aの両端を連結して形成されている。
8)弾性板2Aの両端を接続して形成した環状弾性部材2に、両端に支持バー5を設けた接触板1を固定し、更に前記環状弾性部材2と接触板1との間に感温部Sを配置し、前記環状弾性部材2の前記接触板1が取付けられている部分と反対側を支持体3上に保持させており、前記環状弾性部材2を支持体3に固定する際に、該環状弾性部材2を支持体の支持面3cに平面的に押圧して固定し、更に前記支持体3の両側部にホルダー10の側壁10b,10cが延長され、該側壁10b,10cの上端縁に沿って形成した長孔からなるガイド孔6,6に前記支持バー5,5を遊嵌させ、前記環状弾性部材2が偏平な状態を保持するように規制されている。
【0015】
9)支持体3の上面に、2枚の円弧状の突起壁3a,3aを形成し、該突起壁3a,3aの間に円板状の固定体4を嵌入して前記突起壁3a,3aの間に形成されている支持面3cと前記固定体4の下面との間に前記環状弾性部材2の一部を挟持させて平面状に固定されている。
10)前記感温部Sが熱電対で形成されている。
【0016】
11)前記固定体4は円板状であり、該固定体4の側面に傾斜面が形成され、前記突起壁3a,3a側から突出させた止め具の先端を前記傾斜面に当接させ、該固定体4を支持面3c側に移動させるように構成されている。
12)環状弾性部材2は2つの長辺部2a,2aと、これらの長辺部2a,2aの間を所定の間隔で連結する短辺部2b・・によって梯子形に形成された弾性板2Aの両端を連結して形成されている。
【0017】
本発明は、金属平板を使用して弾性板2Aを製造し、これの両端を接続して環状弾性部材2の原形を形成し、接触板1の裏面に弾性部材2を固定した上でこの環状弾性部材2を弾性変形させて長径と短径を有するマユ形ないしは小判形に変形させ、この状態を測定中に保持させることによってこの弾性部材2全体に曲げ応力を発生させている。
【0018】
従って、測温に際してこの環状弾性部材2が長径方向に変形するように外力が作用した場合は、2つの円弧部に発生する相反する方向の曲げ応力によって、自動的に元のマユ形ないし小判形に復元する弾性力を発生させており、これによって接触板1が被測温体の表面に沿って安定して被測温体と接触するよう作用するようになっている。
【0019】
前記環状弾性部材2は支持体3に固定する際に局部的な応力が発生しないように配慮されることが重要である。即ち、マユ形ないし小判形の環状弾性部材2が測温操作に伴なって長径方向に変形する際に、反対向に両側に形成されている円弧部は長径方向に場所を変えながら変形していく。この際、この円弧部の変形は元の形を保持しながら長径方向に横移動し、それに伴なって接触板は背面から元の状態と変わりなく弾性的に保持され、被測温体の表面に押圧される。
【0020】
環状弾性部材2上に支持されている接触板1は、僅かであるが被測温体の長径方向の横移動に伴なって横移動するが、この動きを接触板1の両端に設けた支持バー5,5によって動きを規制することが必要である。
しかし、測温状態においてはこの接触板1が環状弾性部材2の弾性力によって元の位置に復元するように作用することが必要であり、更に最も横移動した際でも、接触板1が被測温体の表面に沿い、エアーギャップを発生するような異常変形を発生しないように移動することが必要である。
【0021】
後述する実施の形態においては測温体として熱電対を使用しているが、この熱電対は安価で丈夫な点で有利である。しかし、他の形式の測温体、例えばサーミスターその他の温度測定センサー等、測定する温度範囲を考慮して各種のものを採用することができる。
また、環状弾性部材2を支持体3上に固定体4を使用して固定し、更に別体のホルダー10を組合わせて構成しているが、要するに、環状弾性部材2の着脱が容易であり、更に接触板の両端に設けてある支持バー5,5を被測温体の移動方向に平行する横移動を許容できる手段、例えば横長のガイド孔6,6を使用するのが最も適しているが、これに代わってガイドレールやガイド溝を使用することもできる。
【0022】
前記のように支持体3とホルダー10を別体としたように、各部材を複数に分割するか、一体とするかは製作上、製作コスト、検査や修理等の作業性等の各種の問題を考慮して適宜選定されるものである。
本発明は、下記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、接触板1を環状弾性部材2によって支持し、この環状弾性部材2を長径と短径を持ち、マユ形ないしは小判形に弾性変形させた状態で前記接触板1を支持させ、この環状弾性部材2の長径方向の2つの反対向きに形成された曲面部分に発生する相反する弾性力を発生させ、この弾性力を利用して接触板1を元の位置に引き戻すように作用させるように構成した装置は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれるものである。従って、この技術的思想の範囲内で部材の一部を省略することもできるし、更に別の部材を追加したり、変更することもできるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に本発明に係る移動表面の温度を測定するのに適した接触式温度計の作動原理について説明する。
図1は移動表面の温度を測定する接触式温度計の主要部品の「第1組立工程」を示す側面図であって、両端部1a,1aを円弧状に形成したステンレス板等の金属板からなる接触板1の中央部1bの下方に、ステンレス板等の弾力性のある薄い金属板をリング状に曲げて両端を溶接して形成した環状弾性部材2を配置し、この接触板1の中央部に図5に示すように2点(複数点)をスポット溶接wして固定している。また、前記両端部1a,1aに直交するように支持バー5,5を溶接しておく。なお、後述する理由から、前記接触板1と環状弾性部材2との間に熱電対線Nが配置されている。
【0024】
前記接触板1を弾性的に支持する環状弾性部材2は重要な部材であり、厚さが0.5〜1.0mm、好ましくは0.7mm程度の薄いステンレス板をエッチング加工あるいは精密プレス加工によって図3に示すように梯子形に形成した弾性板2Aを使用している。
この弾性板2Aは、両側に配置された長辺部2a,2aと、これら長辺部2a,2aの間に所定の間隔で短辺部2b・・を配置して全体として梯子形に形成している。これら短辺部2b・・のうち、熱電対線N(図5)の感温部Sを固定する部分については面積を大きくした感温部固定部2cを設けている。
【0025】
また、前記長辺部2a,2aの端部に連結辺2d,2eを設け、この弾性板2Aを丸めてリング状(円形)にした状態で対向する連結辺2d,2e同志をスポット溶接あるいはロー付けによって接合して図1等に示す環状弾性部材2を形成する。
前記弾性板2Aを梯子形にした理由は、通常使用できる厚さの金属板をリング状に形成しただけでは、弾性力が接触式温度計の接触板を弾性支持するのには大きすぎる。一方、この金属板を薄くすると正確な円形に形成し、これを押圧してマユ形ないしは小判形に変形することが困難で極めて不安定な状態となる。そこで本発明においては、前記のように弾性板2Aを梯子形に形成することによって全体の面積に比較して弾性力を低下させることによって、これを変形させた際に安定したマユ形ないしは小判形に変形するようにしている。
【0026】
なお、この弾性部材2が図1の如く円形の状態における直径は約30mm、図2及び図3の如く接触板1を支持バー5を介してガイド孔6に係止させた場合における長径は50mm、短径は約20mm程度であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
図3に示す梯子形の弾性板2Aをリング状に組立てる際には、長辺部2a,2aの中間位置に、図5に示すように両端にリード線を連結した熱電対線Nを配置し、その感温部Sを弾性板2Aの中央部に形成されている感温部固定部2c上に載置する。そしてその上に接触板1を配置積層し、そして前記感温部固定部2cと感温部Sの両側の接触板1と短辺部2bとの間をスポット溶接wで固定する。
【0027】
従って図5に矢印Cで示す部分は、感温部固定部2cを形成した短辺部2bの中央部に熱電対線Nを配置し、更にこの熱電対線Nの上に接触板1を積層し、更にこの接触板1と短辺部2bとの間の複数箇所をスポット溶接wして連結している。従って、この熱電対線Nは溶接等で固定されることなく、感温部固定部2cを設けた短辺部2bと接触板1とによって挟持されていることになる。
【0028】
そして図3に示す弾性板2Aを丸め、その両端の連結部2d,2e同士をスポット溶接あるいはロウ付け等で連結して図1等に示した環状弾性部材2と接触板1との組立体Tを形成する。
なお、感温部固定部2c上に熱電対線Nの感温部Sをスポット溶接する場合も考えられるが、本発明者の多数の実験から判断すると、前記のようにこの感温部Sを接触板1の背面に押圧して接触させる方法を採用する方が測温精度と耐久性に優れており、この意味で熱電対線Nを環状弾性部材2上にスポット溶接によって固定しない方が良いようである。
【0029】
前記「第1組立工程」によって接触板1と環状弾性部材2とを結合した組立際Tが形成されたならば、下記の「第2組立工程」を行うことになる。
この「第2組立工程」においては、図1、図2及び図5に示すように環状弾性部材2の中央下部を、支持体3の上部の両側に形成した2つの円弧状の突出壁3a,3aの間に配置する。
【0030】
次いで、これらの突出壁3a,3aの間に円板状の固定体4を環状弾性部材2の中央部下面が位置するように嵌入し、そして前記2つの突出壁3aの中央部に設けたネジ孔3bにビスを螺入してその先端部を、固定体4の側面に鉢巻き状に形成した溝部4a内に突出させて2つの突出壁3aの間の所定の位置に固定体4を固定し、この固定体4と突出壁3aとの間に形成されている支持面3cとの間に環状弾性部材2の下面を挟持固定して組立体Tを形成する。
【0031】
前記溝部4aはこの実施例においては2等辺のV形断面に形成してあり、ネジ孔3bに螺合したビスの先端は下側の傾斜面Dの中途部に接触して押圧することによって、この固定体4を支持体3側に押下げる力を発生し、この支持体3の支持面3cと前記固定体4の下面との間に、環状弾性部材2の下面中央部を押圧して支持するようになっている。
【0032】
また、図面にはV形断面の溝部4aを設けた場合を示したが、下側の傾斜面Dを長くしたり、更に大部分を下側の傾斜面Dの異角斜面に形成してビスの前後移動で固定体4の押下げる距離を長くしたものであっても良い。前記のように支持体3の上端に形成した突出壁3a,3aの間の支持面3c上に配置した弾性部材2は、固定体4によって押圧されて支持体3上に固定される。
【0033】
このような環状弾性部材2の固定方法を採用した理由は、原形が円形ないしリング状であった環状弾性部材2に対して、局部的な変形を与えたり、取付孔をあけて弾性力の弱い部分を形成することなく、弾性板2Aを環状に形成し、組立体Tに組立て、マユ形ないし小判形に変形させた際に、左右の曲面部に等しい弾性力を発生させ、接触板1を安定して支持させるためである。
【0034】
図6は接触式温度計の主要部を示す側面図、図7は同縦断面図、図8は正断面図であり、図5に示した組立体Tを下記する「第3組立工程」において前記図面の構造に組立てるのである。また、図4はガイド孔6と支持バー5との関係を示す図である。
ホルダー10は底板部10aの一方に側板部10bを、他方に側板部10cを配置して断面がコ字形に組上げるようになっている。また、底板部10aと側板部10bあるいは10cの何れか一方を一体に形成して断面L形のホルダー体を形成し、これに残りの側板部を組付けるようにしても良い。そして前記側板部10b,10cの上縁の近傍に、この上縁に沿わせた長孔からなるガイド孔6が設けてあり、このガイド孔6に接触板1の両端部に設けた支持バー5を遊嵌するようになっている。この支持バー5はガイド孔6内において5a〜5bの距離内で移動できるようになっている。
【0035】
なお、このガイド孔6は前記実施例においては側板10b,10cを貫通して開口されているが、側板10b,10cの表面側の肉の一部を残すように長溝部を形成しても同様に作用させることができる。
このホルダー10の材質は、被測温体の温度範囲等を考慮して選定するが、通常は合成樹脂成形品が使用され、高温用としてセラミックスが使用される。
【0036】
また、前記底板部10aに図7及び図8に示すように支持体3のフランジ部3eを嵌合する凹部10dと貫通孔10eが形成してあり、図5に示した組立体Tの支持体3の取付部を前記貫通孔10eに通し、更にフランジ部3eを凹部10dに嵌合して組上げ、図示していないビスによって固定している。
そして図6に示すように、前記組立体Tにホルダー10を組立てたものを筒状のホルダー12の先端部に固定し、このホルダー12内を熱電対線Nに接続したリード線を導出して接触式温度計の測定部に接続する。なお、この測定部は熱電対線Nの起電力を測定する測定装置と表示装置に連結されて温度を表示するようになっている点は従来の装置と同様である。なお、図6〜図8に示したホルダー10の幅は約30mm、長さは約60mm、高さは約25〜30mmの大きさに設計されている。
【0037】
次に図9〜図13を参照して本発明に係る接触式温度計の作用を説明する。
図9は、被測温体20に接触板1が当接しない状態、即ち図8と同様な状態を示す概略図であって、この状態では環状弾性部材2の円形になろうとする弾性力で接触板1の中央部が被測温体20に対して弓形に盛上がって膨らんでいる。この状態においては、支持バー5,5はガイド孔6,6の内側に寄って接触板1がそれ以上膨出しないように規制されている。
【0038】
図10は被測温体20に接触板1が接触長Lで接触している状態を示している。この状態は前記被測温体20が移動していないか、あるいは遅い速度で移動している場合を示しており、感温部Sは接触式温度計(組立体T)の中心部に位置しており、この感温部Sより計った接触長L1 とL2 とは等しい距離であり、ガイド孔6内における支持バー5の位置は環状弾性部材2側の内側距離をa、遠い側の外側距離をbとすると、(a<b)の状態である。
【0039】
前記感温部Sが接触している被測温体20の表面とガイド孔6の中心との偏心距離cは、なるべく小さい方が接触板1の中心部を被測温体20より浮き上がらせないで案内することができる。しかし、この偏心距離cは実用上ゼロとすることができないので、温度計を設計する際はこの距離cをなるべく小さくするように配慮する。
【0040】
図11は、被測温体20が接触板1に対して矢印M方向(右方向)に移動している場合の環状弾性部材2の変形状態と支持バー5とガイド孔6との関係を示している。この場合は接触板1が被測温体20の動きに伴なって摩擦力でひきずられ、遂に左側の支持バー5がガイド孔6の右端に接触している。
この場合は、支持体3の中心線Uに対して感温部Sが矢印M方向に距離mだけずれており、接触長Lは前記矢印M側にずれ、それに伴なって接触長(L1 <L2 )となっている。そして右側の支持バー5とガイド孔6の右端との間隙は(b−a)となっている。即ち、左側の支持バー5がガイド孔6の右端に係止された状態において右側の支持バー5はガイド孔6の右端との間に、なお、前記遊びの間隙を有しており、接触板1が異常に変形することを防止し、図10の状態を保持しようとしているのである。
【0041】
なお、被測温体20の表面、即ち感温部Sとガイド孔6の中心との間の偏心距離cが大きくなると、接触長L1 が小さくなり、それに伴って接触面積が小さくなる点に注目すべきである。
図12は、被測温体20が矢印Hの方向(左方向)に移動する場合の状態を示しているが、この図は図11の反対方向に対応するものである。
【0042】
図11と図12を参照して分かるように、接触板1の動きによって環状弾性部材2はマユ形ないしは小判形に矢印Mあるいは矢印Hの方向に変形しているが、この環状弾性部材2がフランジ部3eと固定体4との間に挟持されている原点Pは環状弾性部材2が極端に変形することなく、従ってこの原点Pに応力が集中することがなく、環状弾性部材2の本質的な形状は図10の場合と実質的に変わりがない。
【0043】
図12においては支持バー5とガイド孔6の右端との間に間隙(b−a)が形成されている。一方、図13は前記間隙(b−a)が無くなった場合を示しており、この場合は左側の支持バー5がガイド孔6の左端に接触しており、接触板1が矢印Hの方向への動きを阻止されることになり、図10における支持バー5とガイド孔6との距離が(a>b)の状態であり、接触板1は図示のように異常に変形し、接触板1と被測温部20との間にδの間隙が発生し、それに伴って接触板1の中央部に設けた感温部Sが浮き上がり、温度の測定が不能となることが理解されよう。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の発明により、環状(原形が円形)に形成した弾性部材2を押圧して長径と短径を持つマユ形ないしは小判形に変成させた状態で接触板1をガイド孔6を介して支持させているので、接触板1が移動する物体の表面に接触して横移動されようとしても、弾性部材2の側部に反向きに形成される曲面に発生する弾性力によってこの接触板1を元の位置に保持するように作用し、しかもこの接触板1の中央部分を常時、被測温体側に膨出するように凸状に押圧するので、移動する物体の表面に感温部Sを正確に押付けることができ、その結果、その温度を正確に測定することができる。
【0045】
請求項2の発明により、支持バー5,5がガイド孔6,6内で横移動する範囲で規制され、その結果、この被測温体の移動方向に横移動させ、接触板1と被測温体との間にエアーギャップを形成して測温結果に誤差を発生することがない。
請求項3に発明により、接触式温度計の強度を高めることができる。
請求項4の発明により、弾性部材2の長径方向に反対向きに曲面を形成し、この部分に発生する応力によって接触板1に復元力を与えることができる。
【0046】
請求項5と6の発明により、感温部Sとして各種の温度センサーを使用することがてき、安価で耐久性に優れた接触式温度計を提供することができる。
請求項7の発明により、環状弾性部材2の弾性力を容易に調節することができる上に、製作と取扱い性に優れた接触式温度計を提供することができる。
請求項8の発明により、組立性に優れ、製作し易い接触式温度計を提供することができる。
【0047】
請求項9の発明により、環状弾性部材2に局部的な応力を発生させず、その結果、左右の曲面部を実質的に同一な形状とすることができ、接触板1を被測温体の表面に正確に沿わせ、正確な温度を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1組立工程の測温部の部品を示す組立体の正面図である。
【図2】第1組立工程を完了した組立体の正面図である。
【図3】環状弾性部材の原形の平板の正面図である。
【図4】支持バーとガイド孔との関係を示す図である。
【図5】第1組立工程を完了した組立体の斜視図である。
【図6】第2組立工程を完了した測温部の正面図である。
【図7】図6の測温部の横断面図である。
【図8】図6の測温部の正断面図である。
【図9】環状弾性部材と接触板の作用を示す説明図である。
【図10】環状弾性部材と接触板の作用を示す説明図である。
【図11】環状弾性部材と接触板の作用を示す説明図である。
【図12】環状弾性部材と接触板の作用を示す説明図である。
【図13】環状弾性部材と接触板の作動不良の状態の作用を示す説明図である。
【記号の簡単な説明】
1 接触板 1a 端部 2 環状弾性部材 2a 長辺部
2b 短辺部 2c 感温部固定部 2d,2e 連結部
3 支持体 3a 突出壁 3b ネジ孔 4 固定体
4a 溝部 5 支持バー 6 ガイド孔 10 ホルダー
10a 底板部 10b,10c 側板部 10d 凹部
10e 貫通孔 12 ホルダー
N 熱電対線 S 感温部 D 傾斜面
Claims (12)
- 弾性板2Aの両端を接続して形成した環状弾性部材2に、両端に支持バー5を設けた接触板1を固定し、更に前記環状弾性部材2と接触板1との間に感温部Sを配置し、前記環状弾性部材2の前記接触板1が取付けられている部分と反対側を支持体3に保持させ、
更に前記支持バー5を、前記接触板1が接触する被測温体に平行するようにホルダー10に開口した長孔からなるガイド孔6内に遊嵌させ、前記環状弾性部材2をやや偏平になるように弾性変形させた状態で、前記接触板1の背面に弾性力を作用させて支持するようにした接触式温度計。 - 前記接触板1を被測温体に接触させた状態において、該接触板1の両端に設けてある前記支持バー5がガイド孔6の中間位置にあり、該ガイド孔6はホルダー10の上端縁に沿って開口した長孔であり、前記支持バー5とガイド孔6の両端部との距離は、環状弾性部材2側の内側距離aが、反対側の外側距離bより短くなるように形成されている請求項1記載の接触式温度計。
- 前記支持体3とホルダー10とは一体として構成されている請求項1記載の接触式温度計。
- 前記環状弾性部材2は、前記接触板1を被測温体に接触させた状態で、マユ形ないしは小判形で対称的に変形するように構成されている請求項1記載の接触式温度計。
- 前記感応部Sは熱電対で形成されている請求項1記載の接触式温度計。
- 前記感温部部Sはサーミスタで形成されている請求項1記載の接触式温度計。
- 環状弾性部材2は2つの長辺部2a,2aと、これらの長辺部2a,2aの間を所定の間隔で連結する短辺部2b・・によって梯子形に形成された弾性板2Aの両端を連結して形成した請求項1記載の接触式温度計。
- 弾性板2Aの両端を接続して形成した環状弾性部材2に、両端に支持バー5を設けた接触板1を固定し、更に前記環状弾性部材2と接触板1との間に感温部Sを配置し、前記環状弾性部材2の前記接触板1が取付けられている部分と反対側を支持体3上に保持させており、前記環状弾性部材2を支持体3に固定する際に、該環状弾性部材2を支持体の支持面3cに平面的に押圧して固定し、更に前記支持体3の両側部にホルダー10の側壁10b,10cが延長され、該側壁10b,10cの上端縁に沿って形成した長孔からなるガイド孔6,6に前記支持バー5,5を遊嵌させ、前記環状弾性部材2が偏平な状態を保持するように規制した接触式温度計。
- 支持体3の上面に、2枚の円弧状の突起壁3a,3aを形成し、該突起壁3a,3aの間に円板状の固定体4を嵌入して前記突起壁3a,3aの間に形成されている支持面3cと前記固定体4の下面との間に前記環状弾性部材2の一部を挟持させて平面状に固定してなる請求項8記載の接触式温度計。
- 前記感温部Sが熱電対で形成されている請求項8記載の接触式温度計。
- 前記固定体4は円板状であり、該固定体4の側面に傾斜面が形成され、前記突起壁3a,3a側から突出させた止め具の先端を前記傾斜面に当接させ、該固定体4を支持面3c側に移動させるように構成した請求項8記載の接触式温度計。
- 環状弾性部材2は2つの長辺部2a,2aと、これらの長辺部2a,2aの間を所定の間隔で連結する短辺部2b・・によって梯子形に形成された弾性板2Aの両端を連結して形成した請求項8記載の接触式温度計。
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