JP2021067497A - 光ファイバー検出装置、及び光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法 - Google Patents

光ファイバー検出装置、及び光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法 Download PDF

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洋樹 武田
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Abstract

【課題】より安定的に敷設できるとともに、より高精度で検出を行うことが可能な光ファイバー検出装置を提供する。【解決手段】光ファイバー検出装置は、測定対象物の表面に接触して延びるように設けられた光ファイバーと、光ファイバーの延在方向の一部を、測定対象物の外方から覆うように設けられた金属カバーと、金属カバーの内面と光ファイバーとを固定する固定部と、光ファイバーを延在方向に交差して挟む位置で金属カバーを前記測定対象物に固定する溶接部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、光ファイバー検出装置、及び光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法に関する。
例えばガスタービンのように内部に高温の作動流体が流通する機械装置では、運転に伴う入熱によって、各部にひずみ(熱変形)が生じることが知られている。このようなひずみを定量的に検出するための技術として、光ファイバーを用いる方法(OFDR法、FBG法)がこれまでに実用化されている。一例としてOFDR法では、光ファイバーを測定対象物(タービンの翼や車室)に貼り付けて用いる。測定対象物の温度が上昇すると、光ファイバー自身の熱膨張・屈折率の変化とともに、タービンの伸び(熱膨張・機械的ひずみ)に基づいて光ファイバー自身が伸縮する。光ファイバーには、長手方向の一端からレーザーが入射され、この光ファイバーの各部分から、レイリー散乱光が発生する。このレイリー散乱光を各部分からの反射光として検出する。この時、基準となる参照光と散乱光とを比較することで、光ファイバーの各部分における波長シフト量が求められる。この波長シフト量(光ファイバーによる検出値)は、光ファイバー自身の温度による影響成分と測定対象物の伸びとの関係を表す関数となる。この関数に基づいて、測定対象物の温度から伸び(ひずみ)を得ることができる。従来、光ファイバーは測定対象物の表面に接着剤を用いて固定されることが一般的であった。
特開2006−276187号公報
しかしながら、ガスタービンのように高温となる機械装置の表面に対して安定的に接着性能を発揮するような接着剤は、現状では実現されていないか、又は入手性に難がある。その結果、検出精度の維持に困難が生じる場合があった。したがって、接着剤に代わる固定手段としてより安定的な技術が求められるとともに、検出装置としてより高精度で検出を行うことが可能な技術に対する要請が高まっていた。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、より安定的に敷設できるとともに、より高精度で検出を行うことが可能な光ファイバー検出装置、及び光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る光ファイバー検出装置は、測定対象物の表面に接触して延びるように設けられた光ファイバーと、該光ファイバーの延在方向の一部を、前記測定対象物の外方から覆うように設けられた金属カバーと、該金属カバーの内面と前記光ファイバーとを固定する固定部と、前記光ファイバーを延在方向に交差して挟む位置で前記金属カバーを前記測定対象物に固定する溶接部と、を備える。
本開示によれば、より安定的に敷設できるとともに、より高精度で検出を行うことが可能な光ファイバー検出装置、及び光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法を提供することができる。
本開示の第一実施形態に係る光ファイバー検出システムの構成を示す模式図である。 本開示の第一実施形態に係る光ファイバー検出装置の構成を示す断面図である。 本開示の第二実施形態に係る光ファイバー検出装置の構成を示す断面図である。 本開示の第三実施形態に係る光ファイバー検出装置の構成を示す平面図である。 本開示の第四実施形態に係る光ファイバー検出装置の構成を示す平面図である。 本開示の第四実施形態に係る光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法の各工程を示すフローチャートである。 光ファイバーの物理特性と温度との関係を表すグラフである。 本開示の第五実施形態に係る光ファイバー検出装置の構成を示す平面図である。
<第一実施形態>
(光ファイバー検出システムの構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る光ファイバー検出システム100について、図1と図2を参照して説明する。この光ファイバー検出システム100は、例えばガスタービンの燃焼器やタービンを含む高温部材に生じるひずみを検出するために用いられる。図1に示すように、光ファイバー検出システム100は、光源1と、分光器2と、光ファイバー3を含む光ファイバー検出装置70と、検出器80と、を備えている。光源1は、レーザーLを発生させる。レーザーLの経路上には分光器2が設けられている。分光器2の内部には、複数のガルバノミラーが設けられている。さらに、分光器2には光ファイバー3が接続されており、レーザーLは分光器2を経てこの光ファイバー3内を進行する。
詳しくは後述するが、光ファイバー3は、測定対象物90としてのガスタービンの任意の部位(高温部品)に敷設されている。この測定対象物90の表面温度が変化した場合、光ファイバー3内部では、レイリー散乱による散乱光Lrが生じる。散乱光Lrは、光ファイバー3内部を経て分光器2に戻る。分光器2内で上記のガルバノミラーを経て方向を変えた後、散乱光Lrは検出器80に到達する。また、この散乱光Lrと同様に、光ファイバー3に進入する前のレーザーLの一部が他のガルバノミラーによって方向を変え、参照光Lcとして検出器80に到達する。検出器80では、これら散乱光Lrと参照光Lcの物理特性を比較することによって、散乱光Lrにおける波長シフト量が得られる。この波長シフト量は、光ファイバー自身の温度変化による影響や、測定対象物90の伸び(ひずみ)等を変数とする関数となる。即ち、波長シフト量に基づいて、測定対象物90のひずみが求められる。
(光ファイバー検出装置の構成)
次いで、図2を参照して、光ファイバー検出装置70の構成について説明する。同図に示すように、光ファイバー検出装置70は、上記の光ファイバー3と、金属カバー5と、固定部4と、溶接部6と、を有している。光ファイバー3は、測定対象物90の表面90Sに接触した状態で任意の長さだけ延びている。金属カバー5は、薄板状に形成された金属部品であり、光ファイバー3の延在方向の一部を、測定対象物90(表面90S)の外方から覆っている。固定部4は、金属カバー5の内面と、光ファイバー3とを固定している。光ファイバー3の外面は金などの金属皮膜によって覆われている。固定部4は、この金属皮膜と金属カバー5の内面とを、ロウ付けや半田付けによって固定する。つまり、固定部4は、溶融したロウや半田が凝固することによって形成されている。また、金属カバー5の端縁(つまり、表面90Sに当接する部分)は、スポット溶接等によって形成された溶接部6によって表面90Sに固定されている。言い換えれば、溶接部6は、光ファイバー3の延在方向に交差する方向において、当該光ファイバー3を両側から挟む位置にそれぞれ設けられている。
(作用効果)
上記構成によれば、金属カバー5の内面と光ファイバー3とが固定部4によって固定され、さらに金属カバー5は測定対象物90に対して溶接部6によって固定されている。これにより、測定対象物90の表面90Sに光ファイバー3を押し付けるようにしてより強固に固定することができる。一方で、従来この種の装置では、光ファイバーは測定対象物に対して接着剤によって固定されることが一般的であった。上記構成によれば、このような接着剤を用いた場合よりもさらに強固かつ安定的に光ファイバー3を測定対象物90に対して固定することができる。その結果、光ファイバー検出装置70、及び光ファイバー検出システム100によるひずみの検出をより高い精度で実現することができる。
<第二実施形態>
次いで、本開示の第二実施形態について、図3を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。同図に示すように、本実施形態では、金属カバー51の内側に、主ファイバー31としての光ファイバー3に加えて、他の光ファイバー(線膨張計測用光ファイバー32)がさらに敷設されている。この線膨張計測用光ファイバー32は、金属カバー51によって、伝熱性を有する材料で筒状に形成された伝熱性保持部7を介して外側から覆われている。なお、この他、伝熱性保持部7として、伝熱性を高めるために伝熱性セメントを用いたり、外気の影響を低減するために断熱セメントを用いたりすることも可能である。また、この線膨張計測用光ファイバー32は、主ファイバー31と平行となるように測定対象物90の表面90S上に敷設されている。なお、ここで言う「平行」とは実質的な平行を意味するものであって、設計上の公差や製造上の誤差は許容されるものとする。この伝熱性保持部7は、線膨張計測用光ファイバー32に対して固定されていない。つまり、線膨張計測用光ファイバー32は、伝熱性保持部7の内側で、自身の延在方向に熱伸びすることが可能とされている。
ここで、光ファイバー検出装置70は、以下のような物理量を検出する。まず、光ファイバー3(主ファイバー31)には、延在方向の一端に設けられた光源1からレーザーLが入射する。このレーザーLによって、光ファイバー3の各部でレイリー散乱光Lrが生じる。この散乱光Lrを検出器80によって検出し、基準となる参照光Lcと比較することで、光ファイバー3の各部における波長シフト量が求められる。この波長シフト量は、光ファイバー3自身の温度変化による線膨張や、測定対象物90の伸び(ひずみ)等を変数とする関数となる。より具体的には、波長シフト量は、以下A〜Cを含む。
A.測定対象物と光ファイバーの線膨張差に基づく応答変化量
B.光ファイバーの温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバーの熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)
C.測定対象物の機械ひずみ
光ファイバー3が測定対象物90に固定されている場合、上記のA、B、及びCを合算したものが波長シフト量として検出される。つまり、C.機械ひずみのみを求めることが難しい。そこで、本実施形態に係る光ファイバー検出装置70は、主ファイバー31としての光ファイバー3に加えて、線膨張計測用光ファイバー32をさらに備えている。この線膨張計測用光ファイバー32は、その少なくとも一部が測定対象物90の温度変化に基づく自身の熱伸びのみ(つまり、上記のB)を許容する状態で取り付けられている。具体的には上記のように、線膨張計測用光ファイバー32は、伝熱性保持部7の内側で自在に熱伸びすることが可能とされている。
ここで、当該線膨張計測用光ファイバー32への入力が温度のみであれば、波長シフト量は、温度のみの関数となる。そのため、この関数を用いて、上記のBから測定対象物90の温度を取得することができる。さらに、光ファイバー3に入力されたA.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量も、温度に基づいて算出可能である。このように求められたAとBの応答変化量の和を、光ファイバー3によって得られた波長シフト量(A、B、及びCの和)から減算することで、C.測定対象物の機械ひずみを求めることができる。つまり、光ファイバー3自身の温度変化による影響(熱伸び)を除外した上で、測定対象物90の機械ひずみのみを正確に求めることが可能となる。これにより、測定精度をより一層向上させることができる。
<第三実施形態>
次に、本開示の第三実施形態について、図4を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。同図に示すように、本実施形態では、上述の第二実施形態で説明した線膨張計測用光ファイバー32の固定の敷設の態様が第二実施形態とは異なっている。具体的には、本実施形態では、金属カバー5としての金属箔52が測定対象物90の表面90S上に貼付されている。また、この金属箔52は、一例として測定対象物90と同一の材料によって形成されている。なお、金属箔52と測定対象物90は、必ずしも同一の材料である必要はなく、両者の線膨張係数が同等であればよい。
この金属箔52上には、上述の主ファイバー31としての光ファイバー3が溶接部6を介して溶接固定されている。さらに、金属箔52上であって、主ファイバー31に対して当該主ファイバー31の延在方向に交差する方向に間隔をあけて上述の線膨張計測用光ファイバー32が敷設されている。金属箔52における線膨張計測用光ファイバー32が固定される部分は、平面視でC字状をなす切り込み部Cによって外側から覆われることで、遊離部52Fとされている。この遊離部52Fは、金属箔52の他の部分と異なり、測定対象物90の表面90Sに対して固定されておらず、変位可能な状態で当該表面90Sに接触している。線膨張計測用光ファイバー32は、遊離部52Fに対して溶接部61によって固定されている。
ここで、上述の第二実施形態と同様に、A.測定対象物90と光ファイバー3(主ファイバー31)の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみとする。上記構成によれば、金属箔52における線膨張計測用光ファイバー32と測定対象物90との間に介在する部分(遊離部52F)は、測定対象物90の表面90Sに対して変位可能な状態で接触している。したがって、この線膨張計測用光ファイバー32は、測定対象物90の温度変化に基づく自身の熱伸びのみが許容された状態となっている。ここで、測定対象物90と金属箔52の線膨張差による応答変化量をA1とし、金属箔52と光ファイバー3の線膨張差による応答変化量をA2とする。すると、線膨張計測用光ファイバー32への入力は、このA2と、B.光ファイバーの温度変化による応答変化量との和となる。一方で、光ファイバー3への入力は、A.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみの和となる。つまり、以下の(1)式、及び(2)式の関係が成立する。
(光ファイバーへの入力)=A+B+C ・・・(1)
(線膨張計測用光ファイバーへの入力)=A2+B ・・・(2)
ここで、(1)式と(2)式の差分を求めると、以下の(3)式のようになる。
(1)式―(2)式=(A+B+C)−(A2+B)
=C+(A−A2) ・・・(3)
上記の定義により、A−A2=A1であることから、(4)式の関係が成立する。
C+(A−A2)=C+A1 ・・・(4)
上記の構成では、金属箔52と測定対象物90とが同一の材料で形成されているため、
A1(測定対象物と金属カバーの線膨張差による応答変化量)は0となる。つまり、上記のように(1)式と(2)式の差分を求めることによって、(4)式からCの値を求めることができる。このように、線膨張計測用光ファイバー32による応答量と光ファイバーに3よる応答量を比較することで、測定対象物90の機械ひずみのみを正確に求めることができる。
<第四実施形態>
続いて、本開示の第四実施形態について、図5から図7を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図5に示すように、本実施形態では、光ファイバー3の延在方向に間隔をあけて複数(一例として2つ)の溶接部6が設けられている。これら溶接部6によって、金属カバー5としての金属箔52に光ファイバー3が固定されている。光ファイバー3の延在中途におけるこれら溶接部6同士の間の部分では、当該光ファイバー3の張力が負となる状態である撓み部3Pとされている。一方で、溶接部6を挟んでこの撓み部3Pの反対側の部分は延長部3Sとされている。延長部3Sは、撓み部3Pと同様又は撓み部2Pよりも撓んだ状態であることが望ましい。
ここで、上記第二実施形態と同様に、A.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみとする。光ファイバー3が撓んでいない状態(つまり、張力が0以上である状態)では、測定対象物90の温度が上がると、光ファイバー3への入力は、A+B+Cとなる。一方で、上記構成のように、光ファイバー3に予め撓みが与えられている場合には、測定対象物90の温度上昇とともに当該測定対象物90に熱伸びが生じることで、撓みが次第に解消され、ある基準温度T0(図7参照)に達した時点で上述の張力が0以上となる。その後、検出されるひずみ量は、図7に示す曲線Aのようになる。(一方で、光ファイバー3に予め撓みが与えられていない場合には、検出されるひずみ量は、図7に示すよう曲線Cのようになる。)つまり、この基準温度T0に達する前の状態では、光ファイバー3には、上記のBのみが入力され、A、Cは入力されない。基準温度T0に達した後の状態では、上記A、B、及びCが入力された状態となる。その結果、比較的高い温度でも光ファイバーの測定限界に達することなく測定を行うことが可能となる。
次いで、図6を参照して、上記の光ファイバー検出装置70を用いた機械ひずみの検出方法について説明する。この方法では、上述した光ファイバー検出装置70を、実環境への投入に先立って校正する。図6に示すように、この方法は、第一取付工程S1と、試験片加熱工程S2と、補正曲線取得工程S3と、第二取付工程S4と、物理特性取得工程S5と、減算工程S6と、を含む。
第一取付工程S1では、光ファイバー検出装置70を、測定対象物90と同一の材料で形成された試験片に取り付ける。試験片加熱工程S2では、光ファイバー3の撓みが解消し、熱伸びが生じた状態となるまで、試験片の温度を上げる。補正曲線取得工程S3では、試験片の温度と、光ファイバー3の物理特性(上述のA+B)との関係(補正曲線)を得る。その後、試験片から光ファイバー検出装置70を試験片から取り外して、測定対象物90の表面に取り付ける(第二取付工程S4)。次いで、測定対象物90の温度、及び光ファイバー3の物理特性(上述のA+B+C)を検出する(物理特性取得工程S5)。最後に、測定対象物90上で検出された光ファイバー3の物理特性から、試験片上で検出された光ファイバー3の物理特性を減算することで、測定対象物に生じた機械ひずみ(上述のC)を得る(減算工程S6)。
上記方法では、まず試験片に対して光ファイバー検出装置70を取り付け、この試験片を光ファイバー3の撓みが解消し、熱伸びが生じた状態となるまで、試験片の温度を上げる。この状態で、試験片の温度と、光ファイバー3の物理特性との関係を得る。試験片には機械ひずみが生じないか、又は無視できる程度にわずかであることから、この工程によって上記のA+Bの値が求められる。次いで、光ファイバー検出装置70を測定対象物90に取り付け、測定対象物90の温度、及び光ファイバー3の物理特性を検出する。測定対象物90では機械ひずみが生じることから、この工程によって、上記A+B+Cが求められる。最後に、このA+B+Cから、上記の試験片によって得られたA+Bの値を減算することによって、C(機械ひずみ)を求めることができる。このように、当該方法によれば、光ファイバー3自身の線膨張(熱伸び)による影響を予め除外した状態で、測定対象物90の機械ひずみを正確かつ容易に検出・測定することができる。
<第五実施形態>
次いで、本開示の第五実施形態について、図8を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。同図に示すように、本実施形態では、主ファイバー31としての光ファイバー3に加えて、第四実施形態で説明したものと線膨張計測用光ファイバー32が併設されている。この線膨張計測用光ファイバー32は、金属箔52に対して、溶接部62によって1点のみで固定されるとともに、当該固定部分(溶接部62)の両側が撓んだ状態で敷設されている。
ここで、上述の第二実施形態と同様に、A.測定対象物と光ファイバーの線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバーの温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバーの熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物の機械ひずみとする。上記構成のように光ファイバー3に予め撓みが与えられている場合には、測定対象物90の温度上昇とともに当該測定対象物90に熱伸びが生じることで、撓みが次第に解消され、ある基準温度に達した時点で上述の張力が0以上となる。つまり、この基準温度に達する前の状態では、光ファイバー3には、上記のBのみが入力され、A、Cは入力されない。基準温度に達した後の状態では、上記A、B、及びCが入力された状態となる。つまり、基準温度よりも高い領域では、A+B+Cが求められる。ここで、線膨張計測用光ファイバー32の検出結果によってBの値は与えられていることから、このBに対応する測定対象物90の温度が関数によって求められる。さらに、この温度と測定対象物90の物性によってAが求められる。したがって、Cの値を算出することができる。このように、上記構成によれば、光ファイバー3自身の線膨張(熱伸び)による影響を予め除外した状態で、測定対象物90の機械ひずみを正確かつ容易に検出・測定することができる。
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記の各実施形態では、測定対象物90としてガスタービンの高温部材を例に説明した。しかしながら、測定対象物90はガスタービンに限定されず、高温となることでひずみを生じる機械装置であればいかなるものも測定対象物90として適用することが可能である。
<付記>
各実施形態に記載の光ファイバー検出装置、及び光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る光ファイバー検出装置70は、測定対象物90の表面90Sに接触して延びるように設けられた光ファイバー3と、該光ファイバー3の延在方向の一部を、前記測定対象物90の外方から覆うように設けられた金属カバー5と、該金属カバー5の内面と前記光ファイバー3とを固定する固定部4と、前記光ファイバー3を延在方向に交差して挟む位置で前記金属カバー5を前記測定対象物に固定する溶接部6と、を備える。
上記構成によれば、金属カバー5の内面と光ファイバー3とが固定部によって固定され、さらに金属カバー5は測定対象物90に対して溶接部6によって固定されている。これにより、測定対象物90の表面90Sに光ファイバー3を押し付けるようにしてより強固に固定することができる。
(2)第2の態様に係る光ファイバー検出装置70は、前記光ファイバー3に併設され、前記測定対象物90の表面90Sに対して、少なくとも一部が前記測定対象物90の温度変化に基づく自身の熱伸びのみを許容する状態で取り付けられている線膨張計測用光ファイバー32をさらに備える。
ここで、光ファイバー検出装置70は、以下のような物理量を検出する。まず、光ファイバー3には、延在方向の一端に設けられた光源1からレーザーLが入射する。このレーザーLによって、光ファイバー3の各部でレイリー散乱光Lrが生じる。このレイリー散乱光Lrを検出器80によって検出し、基準となる参照光Lcと比較することで、光ファイバー3の各部における波長シフト量が求められる。この波長シフト量は、光ファイバー3自身の温度変化による影響や、測定対象物90の伸び(ひずみ)等を変数とする関数となる。より具体的には、波長シフト量は、A.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみを含んでいる。
光ファイバー3が測定対象物90に固定されている場合、上記のA、B、及びCを合算したものが波長シフト量として検出される。つまり、C.機械ひずみのみを求めることが難しい。そこで、上記の構成では、線膨張計測用光ファイバー32をさらに備えている。この線膨張計測用光ファイバー32は、その少なくとも一部が測定対象物90の温度変化に基づく自身の熱伸びのみ(つまり、上記のB)を許容する状態で取り付けられている。ここで、当該線膨張計測用光ファイバー32への入力が温度のみであれば、波長シフト量は、温度のみの関数となる。そのため、この関数を用いて、上記のBから測定対象物90の温度を取得することができる。さらに、光ファイバー3に入力されたA.測定対象物と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量も、温度に基づいて算出可能である。このように求められたAとBの応答変化量の和を、光ファイバー3によって得られた波長シフト量(A、B、及びCの和)から減算することで、C.測定対象物の機械ひずみを求めることができる。つまり、光ファイバー3自身の温度変化による影響を除外した上で、測定対象物90の機械ひずみのみを正確に求めることが可能となる。
(3)第3の態様に係る光ファイバー検出装置70では、前記線膨張計測用光ファイバー32は、該線膨張計測用光ファイバー32と前記金属カバー5の内面との間に設けられ、該線膨張計測用光ファイバー32の延在方向における変位を許容する伝熱性保持部7によって保持されている。
上記構成によれば、伝熱性保持部7によって、線膨張計測用光ファイバー32の延在方向における変位が許容されている。したがって、この線膨張計測用光ファイバー32は、測定対象物90の温度変化に基づく自身の熱伸びが許容された状態となっている。これにより、線膨張計測用光ファイバー32による応答量と光ファイバー3による応答量を比較することで、測定対象物90の機械ひずみのみを正確に求めることができる。
(4)第4の態様に係る光ファイバー検出装置70では、前記金属カバー5は、前記測定対象物90と同一の金属材料によって形成され、前記金属カバー5における前記線膨張計測用光ファイバー32と前記測定対象物90との間に介在する部分(遊離部52F)は、該測定対象物90の表面90Sに対して変位可能な状態で接触している。
ここで、A.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみとする。上記構成によれば、金属カバー5における線膨張計測用光ファイバー32と測定対象物90との間に介在する部分は、測定対象物90の表面に対して変位可能な状態で接触している。したがって、この線膨張計測用光ファイバー32は、測定対象物90の温度変化に基づく自身の熱伸びのみが許容された状態となっている。ここで、測定対象物90と金属カバー5の線膨張差による応答変化量をA1とし、金属カバー5と光ファイバー3の線膨張差による応答変化量をA2とする。すると、線膨張計測用光ファイバー32への入力は、このA2と、B.線膨張計測用光ファイバー32の温度変化による応答変化量との和となる。一方で、光ファイバー3への入力は、A.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみの和となる。つまり、以下の(1)式、及び(2)式の関係が成立する。
(光ファイバーへの入力)=A+B+C ・・・(1)
(線膨張計測用光ファイバーへの入力)=A2+B ・・・(2)
ここで、(1)式と(2)式の差分を求めると、以下の(3)式のようになる。
(1)式―(2)式=(A+B+C)−(A2+B)
=C+(A−A2) ・・・(3)
上記の定義により、A−A2=A1であることから、(4)式の関係が成立する。
C+(A−A2)=C+A1 ・・・(4)
上記の構成では、金属カバー5と測定対象物90とが同一の材料で形成されているため、A1(測定対象物90と金属カバー5の線膨張差による応答変化量)は0となる。つまり、上記のように(1)式と(2)式の差分を求めることによって、(4)式からCの値を求めることができる。このように、線膨張計測用光ファイバー32による応答量と光ファイバー3による応答量を比較することで、測定対象物90の機械ひずみのみを正確に求めることができる。
(5)第5の態様に係る光ファイバー検出装置70は、前記光ファイバー3の延在方向に間隔をあけて配列された複数の前記溶接部6を有し、前記光ファイバーにおける前記溶接部6同士の間の部分は撓んだ状態で取り付けられている。
ここで、A.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみとする。光ファイバー3が撓んでいない状態(つまり、張力が0以上である状態)では、測定対象物90の温度が上がると、光ファイバー3への入力は、A+B+Cとなる。一方で、上記構成のように、光ファイバー3に予め撓みが与えられている場合には、測定対象物90の温度上昇とともに当該測定対象物90に熱伸びが生じることで、撓みが次第に解消され、ある基準温度に達した時点で上述の張力が0以上となる。つまり、この基準温度に達する前の状態では、光ファイバー3には、上記のBとCのみが入力され、Aは入力されない。基準温度に達した後の状態では、上記A、B、及びCが入力された状態となる。その結果、比較的高い温度でも光ファイバー3の測定限界に達することなく、幅広い温度領域で測定を行うことが可能となる。
(6)第6の態様に係る光ファイバー検出装置70は、前記光ファイバー3に併設され、前記金属カバー5に対して1点のみで固定されるとともに、当該固定箇所の両側が撓んだ状態で取り付けられている線膨張計測用光ファイバー32をさらに有する。
ここで、A.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみとする。上記構成のように光ファイバー3に予め撓みが与えられている場合には、測定対象物90の温度上昇とともに当該測定対象物90に熱伸びが生じることで、撓みが次第に解消され、ある基準温度に達した時点で上述の張力が0以上となる。つまり、この基準温度に達する前の状態では、光ファイバー3には、上記のBとCのみが入力され、Aは入力されない。基準温度に達した後の状態では、上記A、B、及びCが入力された状態となる。一方で、線膨張計測用光ファイバー32には、常時Bのみが入力された状態となる。したがって、光ファイバー3による検出結果から、線膨張計測用光ファイバー32の検出結果を減算することによって、基準温度よりも低い領域では、Cが求められる。一方で、基準温度よりも高い領域では、A+Cが求められる。ここで、線膨張計測用光ファイバー32の検出結果によってBの値は与えられていることから、このBに対応する測定対象物90の温度が関数によって求められる。さらに、この温度と測定対象物90の物性によってAが求められる。したがって、Cの値を算出することができる。
(7)第7の態様に係る光ファイバー検出装置70を用いた機械ひずみの検出方法は、第5の態様に係る光ファイバー検出装置70を用いた機械ひずみの検出方法であって、前記光ファイバー検出装置70を、前記測定対象物90と同一の材料で形成された試験片に取り付ける工程S1と、前記光ファイバー3の撓みが解消し、熱伸びが生じた状態となるまで、前記試験片の温度を上げる工程S2と、前記試験片の温度と、前記光ファイバー3の物理特性との関係を得る工程S3と、前記光ファイバー検出装置70を前記試験片から取り外して、前記測定対象物90の表面90Sに取り付ける工程S4と、前記測定対象物90の温度、及び前記光ファイバー3の物理特性を検出する工程S5と、前記測定対象物90上で検出された前記光ファイバー3の物理特性から、前記試験片上で検出された前記光ファイバー3の物理特性を減算することで、前記測定対象物90に生じた機械ひずみを得る工程S6と、を含む。
ここで、A.測定対象物90と光ファイバー3の線膨張差に基づく応答変化量、B.光ファイバー3の温度変化による応答変化量(つまり、光ファイバー3の熱伸びによる応答変化量と、屈折率変化による応答変化量の和)、及びC.測定対象物90の機械ひずみとする。上記方法では、まず試験片に対して光ファイバー検出装置70を取り付け、この試験片を光ファイバー3の撓みが解消し、熱伸びが生じた状態となるまで、前記試験片の温度を上げる。この状態で、試験片の温度と、光ファイバー3の物理特性との関係を得る。試験片には機械ひずみが生じないか、又は無視できる程度にわずかであることから、この工程によって上記のA+Bの値が求められる。次いで、光ファイバー検出装置70を測定対象物90に取り付け、測定対象物90の温度、及び光ファイバー3の物理特性を検出する。測定対象物90では機械ひずみが生じることから、この工程によって、上記A+B+Cが求められる。最後に、このA+B+Cから、上記の試験片によって得られたA+Bの値を減算することによって、C(機械ひずみ)を求めることができる。
100 光ファイバー検出システム
1 光源
2 分光器
3 光ファイバー
31 主ファイバー
32 線膨張計測用光ファイバー
3P 撓み部
3S 延長部
4 固定部
5,51 金属カバー
52 金属箔
52F 遊離部
6,61,62 溶接部
7 伝熱性保持部
70 光ファイバー検出装置
80 検出器
90 測定対象物
90S 表面
C 切込み部
L レーザー
Lc 参照光
Lr 散乱光

Claims (7)

  1. 測定対象物の表面に接触して延びるように設けられた光ファイバーと、
    該光ファイバーの延在方向の一部を、前記測定対象物の外方から覆うように設けられた金属カバーと、
    該金属カバーの内面と前記光ファイバーとを固定する固定部と、
    前記光ファイバーを延在方向に交差して挟む位置で前記金属カバーを前記測定対象物に固定する溶接部と、
    を備える光ファイバー検出装置。
  2. 前記光ファイバーに併設され、前記測定対象物の表面に対して、少なくとも一部が前記測定対象物の温度変化に基づく熱伸びのみを許容する状態で取り付けられている線膨張計測用光ファイバーをさらに備える請求項1に記載の光ファイバー検出装置。
  3. 前記線膨張計測用光ファイバーは、該線膨張計測用光ファイバーと前記金属カバーの内面との間に設けられ、該線膨張計測用光ファイバーの延在方向における変位を許容する伝熱性保持部によって保持されている請求項2に記載の光ファイバー検出装置。
  4. 前記金属カバーは、前記測定対象物と同一の金属材料によって形成され、
    前記金属カバーにおける前記線膨張計測用光ファイバーと前記測定対象物との間に介在する部分は、該測定対象物の表面に対して変位可能な状態で接触している請求項2に記載の光ファイバー検出装置。
  5. 前記光ファイバーの延在方向に間隔をあけて配列された複数の前記溶接部を有し、
    前記光ファイバーにおける前記溶接部同士の間の部分は撓んだ状態で取り付けられている請求項1に記載の光ファイバー検出装置。
  6. 前記光ファイバーに併設され、前記金属カバーに対して1点のみで固定されるとともに、当該固定箇所の両側が撓んだ状態で取り付けられている線膨張計測用光ファイバーをさらに有する請求項5に記載の光ファイバー検出装置。
  7. 請求項5に記載の光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法であって、
    前記光ファイバー検出装置を、前記測定対象物と同一の材料で形成された試験片に取り付ける工程と、
    前記光ファイバーの撓みが解消し、熱伸びが生じた状態となるまで、前記試験片の温度を上げる工程と、
    前記試験片の温度と、前記光ファイバーの物理特性との関係を得る工程と、
    前記光ファイバー検出装置を前記試験片から取り外して、前記測定対象物の表面に取り付ける工程と、
    前記測定対象物の温度、及び前記光ファイバーの物理特性を検出する工程と、
    前記測定対象物上で検出された前記光ファイバーの物理特性から、前記試験片上で検出された前記光ファイバーの物理特性を減算することで、前記測定対象物に生じた機械ひずみを得る工程と、
    を含む光ファイバー検出装置を用いた機械ひずみの検出方法。
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