JPH0744904B2 - 電気コーヒ沸し器 - Google Patents

電気コーヒ沸し器

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JPH0744904B2
JPH0744904B2 JP62311499A JP31149987A JPH0744904B2 JP H0744904 B2 JPH0744904 B2 JP H0744904B2 JP 62311499 A JP62311499 A JP 62311499A JP 31149987 A JP31149987 A JP 31149987A JP H0744904 B2 JPH0744904 B2 JP H0744904B2
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英夫 小幡
利男 中村
基 三好
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コーヒを抽出する電気コーヒ沸し器に関する
ものである。
従来の技術 従来のこの種のコーヒ沸し器は、第7図および第8図に
示すような構成になっていた。
すなわち、本体1に内蔵されたモータ2により回転駆動
されるカッター3を具備した材料粉砕室4と、この材料
粉砕室4の側壁部の一部を構成する多孔板5を介して並
設された濾過室6とを有しており、前記材料粉砕室4で
カッター3により適度の大きさに粉砕されたコーヒ粉
は、多孔板5を通過して濾過室6へ集積される。その
後、タンク7内に収容された水は、通水管8を通り、加
熱装置9により加熱されて、流路切換装置10に送られ
る。
一方、この流路切換装置10は、回転自在で、下方に通水
口11を有した受水部12と、前記通水口11と対峙する位置
に設けられ、かつタンク7に連通するパイプA13および
濾過室6へ連通するパイプB14とを有しており、当初、
受水部12に設けた通水口11はパイプA13に連通するよう
になっており、そして加熱された水は、タンク7へ戻る
ようにしている。
上記動作過程が繰り返され、タンク7内の水温が、ある
程度まで上昇すると、前記通水管8に設けられた感温素
子15が作動し、これと連動した電磁弁(図示せず)が働
き、前記受水部12を回転移動させる。これにより、受水
部12に設けられた通水口11がパイプB14と対峙する位置
にくる。
このようにして、流路切換装置10は、濾過室6側へと切
り換わり、これにより、タンク7内の水は吐出口16より
濾過室6へと滴下し、コーヒ液を抽出する。
なお、初期段階において、タンク7内の水を循環させて
高温になった時点で、濾過室6へ送るのは、加熱循環の
過程で、水に含まれる不良成分(例えば塩素成分等)を
除去し、おいしいコーヒを抽出するためである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような構成のものでは、次のような
問題点を有していた。
すなわち、流路切換装置10での湯の流れは、上から下へ
の自然落下方式であるため、吐出口16から濾過室6へ流
れ込む湯のもつ運動エネルギーは小さく、したがって、
コーヒ粉への湯の衝突エネルギーも小さい。
一方、コーヒの抽出理論から見た場合、コーヒ粉からコ
ーヒ成分の抽出を効率良く行なわせるためには、コーヒ
粉と湯の衝撃エネルギーが大きい程良いと言われてい
る。まつり速度の大きい湯とコーヒ粉とが衝撃すると、
その衝突エネルギーによってコーヒ粉のもつコーヒ成分
が極めて短時間のうちに湯の中に抽出され、その結果、
コーヒ成分の変質のないおいしいコーヒが得られる。
この観点から見た時、従来例のように、湯の運動エネル
ギーが小さいものでは、コーヒ粉からコーヒ成分を抽出
するのに長い時間が必要となり、その結果、成分的に変
質したまずいコーヒした得られない。
本発明は上記の問題点に鑑み、吐出口から出てくる湯の
運動エネルギーを高め、コーヒの抽出理論に沿ったおい
しいコーヒが得られるようにすると同時に、構成面での
信頼性を高めることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、コーヒを抽出す
る濾過室と、水を収容するタンクと、水を加熱する加熱
装置と、前記タンクに連通し、かつ途中に設けられた流
路切換装置を介してタンクもしくは濾過室へと分岐する
通水装置とを有し、前記流路切換装置は、内部に複数個
の空間室を構成した密閉構造であって、それぞれの空間
室を連通もしくは閉塞する可動シールパッキンと各空間
室に接続される夫々略水平方向に配備された通水管とを
具備し、これらの通水管のうち、少なくとも流路切換装
置内へ沸騰水を導く側の通水管の前部に抵抗体を設けた
ものである。
作用 上記構成による作用は次のようになる。すなわち、流路
切換装置を密閉構造としているため、タンク内の水が、
加熱装置によって沸騰する時に発生する蒸気圧を外部に
逃がすことがない。つまり蒸気圧のエネルギーは沸騰水
の流速を高めることになるため、コーヒ粉と沸騰水は勢
い良く衝突することになり、その結果、短時間のうちに
効率良く、コーヒ粉の可溶成分を溶出させることができ
るため、成分的に変質のないおいしいコーヒを得ること
ができる。
一方、流路切換装置内へ沸騰水を導く側の通水管の前部
に抵抗体を設けているため、例えば加熱装置の入力電圧
の上昇等により、沸騰水の流速が極めて大きくなったと
しても、この抵抗体により適度に減速されるため、流路
切換装置の内部に構成された複数個の空間室を連通もし
くは閉塞する可動シールパッキンを変形させてしまうと
いう不具合も防止でき、その結果、構成面での信頼性を
高めることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図〜第6図において、21は本体22内に設けら
れ、かつ内部にカッター23を内装した材料粉砕室、24は
前記カッター23を駆動するモータで、このモータ24は略
水平方向に、防振ゴム25を介して設けられている。26は
モータ軸27のシール部材である。
前記材料粉砕室21は、コーヒ豆を貯えるためのストック
室28と、コーヒ豆をカッター23で粉砕するためのミル室
29とで構成されており、ストック室28に収容されたコー
ヒ豆は、順次ミル室29へ送られ、断続的に粉砕される。
ミル室29で粉砕され、適度の大きさの粒度になったコー
ヒ豆は、材料粉砕室21の下方に具備された多孔板30を通
過し、この多孔板30に併設された濾過室31に集積され
る。
32は本体22に着脱自在に装着され、かつ水を収容するた
めのタンクで、このタンク32の下面には排水口33が具備
し、かつこの排水口33に連接して通水装置34が設けられ
ている。
前記通水装置34は、その一部を空間室35としており、こ
の空間室35の内側部分には、感温部36を露出させたサー
モスタット等の感温素子37が固着されている。また前記
空間室35には引続き、ヒータ等の加熱装置38に隣接して
設けた通水管A39と、2方向に流路を切換える流路切換
え装置40が接続され、この流路切換装置40から2分され
た一方の通水管B41はタンク32の上方に、かつ他方の通
水管C42は濾過室31にそれぞれ連通している。つまり、
タンク32に設けた排水口33に連通して設けられた通水装
置34は、空間室35,通水管A39,流路切換装置40,通水管B4
1もしくは通水管C42で構成されている。
前記流路切換装置40は、全体を密閉構造にするととも
に、内部は3つの空間室(部屋A43,部屋B44,部屋C45)
に区切られており、部屋A43には通水管A39が、部屋B44
には通水管B41が、部屋C45には通水管C42がそれぞれ連
接されている。なお、通水管A39、通水管B41、通水管C4
2は夫々略水平方向に配備されている。39a,39bは前記通
水管A39の前部に設けられた適宜な形状の抵抗体、46は
流路切換装置40の内部に設けられ、かつ上下方向に可動
自在な可動シールパッキンで、この可動シールパッキン
46はゴム等で成型され、かつ通水管A39から流入してき
た湯の流路を、通水管B41もしくは通水管C42へ切り換え
る作用をなすものである。
47は前記可動シールパッキン46を一方向に付勢するため
のバネ部材、48は流路切換装置40の上方開口部を閉塞す
るように設けられたシール部材である。
49は前記感温素子37の作動に関連して動くモータタイマ
ーで、このモータタイマー49からの出力は、作動レバー
A50およびカム51を介して、作動レバーB52および作動レ
バーC53に伝達され、この作動レバーC53に装着された可
動シールパッキン46が変動することにより、流路切換装
置40での流路切換えが可能となるものである。
上記構成において、次にその動作を説明する。まず、蓋
54を開けて、コーヒ豆をストック室28に入れ、電源を入
れると、モータ24が回転し、ストック室28からミル室29
へ誘導されたコーヒ豆は、カッター23で粉砕され、多孔
板30を通過して濾過室31へ集積される。
その後、加熱装置38に通電され、そしてこの加熱装置38
に隣接して設けられた通水管A39も加熱され、この通水
管A39の内部の水が沸騰する。この時、水の沸騰による
蒸気圧により、通水管A39内の沸騰水は、流路切換室40
に送られる。これにより、通水管A39の内部は負圧にな
ってしまうため、タンク32内の水は空間室35を通り、再
び通水管A39内へ導入されて、再び加熱される。
なお、沸騰水のタンク32への逆流は、逆止弁55の作用に
より防止される。
一方、流路切換装置40内の可動シールパッキン46は、当
初下方に位置しているため、部屋A43と、部屋B44とが連
通状態となっている。(第5図(a)の状態)この時、
通水管A39から部屋A43に流入した沸騰水は、部屋B44へ
と流れ、通水管B41を介して再びタンク32内へ戻る。
上記動作が順次繰り返されることにより、タンク32の水
温は、50〜60℃程度まで上昇し、この過程において、タ
ンク32内の水の不良成分(例えば塩素成分等)が除去さ
れる。
タンク32内の水温が、50〜60℃になると感温素子37が作
動するように設定されており、この感温素子37が作動す
ると、モータタイマー49に通電され、作動レバーA50,カ
ム51および作動レバーB52を介して作動レバーC53が上方
に引き上げられる。これにより、可動シールパッキン46
が移動するため、部屋A43と部屋B44との連通は遮断さ
れ、それと同時に部屋A43と部屋C45とが連通状態となる
(第5図(b)の状態) そのため、通水管A39から部屋A43に流入した沸騰水は、
部屋C45へと流れ、通水管C42へ導びかれる。この通水管
C42は、材料粉砕室21に設けられた吐出口56に連通して
おり、したがって沸騰水は材料粉砕室21に流れ込み、濾
過室31へと導かれ、そしてこの濾過室31に集積されたコ
ーヒ粉の間を通過しながら、コーヒ成分を抽出し、コー
ヒ液となってコーヒ容器57へ滴下する。
上記構成および動作の中でのポイントは、吐出口56から
流出する沸騰水が、いかに多くの運動エネルギーを持っ
ているかという点である。
すなわち、沸騰水の運動エネルギーが高いと、コーヒ粉
との衝突エネルギーが大きく、短時間のうちに十分多く
のコーヒ成分を抽出することができるもので、つまりコ
ーヒ粉からのコーヒ成分の抽出効率を十分高めることが
できる。また短時間に抽出するため、成分の変質も少な
く、おいしいコーヒを得ることができる。
また本発明においては、流路切換装置を密閉構造とし、
加熱装置38で、通水管A39内の水を沸騰させる時に発生
する蒸気圧をそのまま沸騰水に与えることができるた
め、沸騰水の流速は極めて大きくなり、その結果、コー
ヒ粉からのコーヒ成分の抽出効率はきわめて高くなるも
のである。
そしてまた、流路切換装置40内へ沸騰水を導く通水管A3
9の前部に抵抗体39a,39bを設けているため、例えば加熱
装置38の入力電圧の上昇等により、沸騰水の流速が極め
て大きくなったとしても、この抵抗体39a,39bにより、
適度に減速される。これにより、ゴム等で成型された可
動シールパッキン16が、沸騰水の流速により変形してし
まうという不具合も防止でき、構成面での信頼性を高め
ることができるものである。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
流路切換装置を密閉構造にしていることと、流路切換装
置に接続される通水管をそれぞれ略水平方向に配備して
いるため、水を加熱する際に発生する蒸気エネルギーを
外に逃がすことがなくなり、また、流路切換装置内での
流路抵抗によるエネルギーの損失も少なく、その結果、
沸騰水の流速を高めることができるため、沸騰水とコー
ヒ粉とは勢い良く衝突し、極めて短時間のうちにコーヒ
成分を抽出することができる。これにより、コーヒ成分
の変質のないおいしいコーヒが得られる。また流路切換
装置内へ沸騰水を導く側の通水管の前部に抵抗体を設け
ているため、構成面での信頼性も高めることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気コーヒ沸し器の材
料粉砕室まわりの要部拡大縦断面図、第2図は同電気コ
ーヒ沸し器のタンクから通水装置の要部拡大縦断面図、
第3図は同電気コーヒ沸し器の要部下面図、第4図は同
電気コーヒ沸し器の要部平面図、第5図(a),(b)
は同電気コーヒ沸し器の流路切換装置の縦断面図、第6
図は同電気コーヒ沸し器の全体斜視図、第7図は従来の
電気コーヒ沸し器を示す縦断面図、第8図は同電気コー
ヒ沸し器の動作を示す部分断面図である。 31……濾過室、32……タンク、34……通水装置、38……
加熱装置、39……通水管A、39a,39b……抵抗体、40…
…流路切換装置、41……通水管B、42……通水管C、43
〜45……部屋A〜C(空間室)、46……可動パッキン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コーヒを抽出する濾過室と、水を収容する
    タンクと、水を加熱する加熱装置と、前記タンクに連通
    し、かつ途中に設けられた流路切換装置を介してタンク
    もしくは濾過室へと分岐する通水装置とを有し、前記流
    路切換装置は、内部に複数個の空間室を構成した密閉構
    造であって、それぞれの空間室を連通もしくは閉塞する
    可動シールパッキンと各空間室に接続される夫々略水平
    方向に配備された通水管とを具備し、これらの通水管の
    うち、少なくとも流路切換装置内へ沸騰水を導く側の通
    水管の前部に抵抗体を設けてなる電気コーヒ沸し器。
JP62311499A 1987-12-09 1987-12-09 電気コーヒ沸し器 Expired - Fee Related JPH0744904B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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