JPH0744858A - 記録再生用磁気記録媒体及び接触転写マザーテープ用磁気記録媒体 - Google Patents
記録再生用磁気記録媒体及び接触転写マザーテープ用磁気記録媒体Info
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- JPH0744858A JPH0744858A JP5208343A JP20834393A JPH0744858A JP H0744858 A JPH0744858 A JP H0744858A JP 5208343 A JP5208343 A JP 5208343A JP 20834393 A JP20834393 A JP 20834393A JP H0744858 A JPH0744858 A JP H0744858A
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- recording medium
- tape
- magnetic recording
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/86—Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
- G11B5/865—Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"
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- Compounds Of Iron (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高密度記録再生の際、或いは接触転写の際に
優れた電磁変換特性を発揮する。 【構成】 記録再生用磁気記録媒体としては、針状比が
５乃至１５、長軸長が０．０５乃至０．１３μｍ、飽和
磁化量（σs）が１６０乃至２１０emu/gであり、また前
記磁性層の長手方向の保磁力（Ｈc）が１７００乃至２
０００（Ｏe）となるようにし、接触転写マザーテープ
用の磁気記録媒体としては、針状比が５乃至１５、長軸
長が０．０５乃至０．１５μｍ、飽和磁化量（σs）が
１６０乃至２１０emu/gであり、また前記磁性層の飽和
磁束密度（Ｂm）は４０００乃至６０００（Ｇ）で且つ
長手方向の保磁力（Ｈc）が２５００乃至５５００（Ｏ
e）となるようにした。
優れた電磁変換特性を発揮する。 【構成】 記録再生用磁気記録媒体としては、針状比が
５乃至１５、長軸長が０．０５乃至０．１３μｍ、飽和
磁化量（σs）が１６０乃至２１０emu/gであり、また前
記磁性層の長手方向の保磁力（Ｈc）が１７００乃至２
０００（Ｏe）となるようにし、接触転写マザーテープ
用の磁気記録媒体としては、針状比が５乃至１５、長軸
長が０．０５乃至０．１５μｍ、飽和磁化量（σs）が
１６０乃至２１０emu/gであり、また前記磁性層の飽和
磁束密度（Ｂm）は４０００乃至６０００（Ｇ）で且つ
長手方向の保磁力（Ｈc）が２５００乃至５５００（Ｏ
e）となるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は記録再生用磁気記録媒体
及び接触転写マザーテープ用磁気記録媒体に関する。
及び接触転写マザーテープ用磁気記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気記録媒体は、音声信号、映像信号及
びデータ等の信号を記録する媒体であり、具体的にはユ
ーザが自ら記録したり再生したりする場合に使用する記
録再生用の磁気記録媒体、或いは未記録のスレーブテー
プに接触転写によって信号を転写してユーザに提供する
際に用いるマザーテープ用の磁気記録媒体がある。そし
て、この磁気記録媒体として、耐久性、出力安定性にお
いて蒸着法よりも優れた特性が得られる塗布型の磁気記
録媒体が従来から用いられている。また最近では、音質
や映像の向上、記録再生時間の長時間化、媒体の小型化
等を達成するため、記録方式にも数多くのフォーマット
が提案されており、ますます高記録密度になっている。
びデータ等の信号を記録する媒体であり、具体的にはユ
ーザが自ら記録したり再生したりする場合に使用する記
録再生用の磁気記録媒体、或いは未記録のスレーブテー
プに接触転写によって信号を転写してユーザに提供する
際に用いるマザーテープ用の磁気記録媒体がある。そし
て、この磁気記録媒体として、耐久性、出力安定性にお
いて蒸着法よりも優れた特性が得られる塗布型の磁気記
録媒体が従来から用いられている。また最近では、音質
や映像の向上、記録再生時間の長時間化、媒体の小型化
等を達成するため、記録方式にも数多くのフォーマット
が提案されており、ますます高記録密度になっている。
【０００３】即ち、記録再生装置側では磁気ヘッドのコ
ア材として高密度の記録再生に適したものとして、従来
のパーマロイ、フェライト、センダストに代ってアルフ
ェシル（Ａl-Ｓi-Ｆe）を用いるようになっており、そ
の飽和磁束密度（Ｂs）が大きくなってきている。
ア材として高密度の記録再生に適したものとして、従来
のパーマロイ、フェライト、センダストに代ってアルフ
ェシル（Ａl-Ｓi-Ｆe）を用いるようになっており、そ
の飽和磁束密度（Ｂs）が大きくなってきている。
【０００４】また、接触転写方式は記録済のマザーテー
プ（マスターテープ）と未記録のスレーブテープの磁性
層を密着させた状態で、交流バイアス磁界を印加し、マ
ザーテープに記録された磁化パターンをそのままスレー
ブテープに転写する方式であり、この方式ではスレーブ
テープとしてはＶＨＳ（ビデオホームシステム）方式、
ベータ方式用にフォーマットされたものが用いられてい
る。
プ（マスターテープ）と未記録のスレーブテープの磁性
層を密着させた状態で、交流バイアス磁界を印加し、マ
ザーテープに記録された磁化パターンをそのままスレー
ブテープに転写する方式であり、この方式ではスレーブ
テープとしてはＶＨＳ（ビデオホームシステム）方式、
ベータ方式用にフォーマットされたものが用いられてい
る。
【０００５】また、接触転写方式のマザーテープはスレ
ーブテープとの密着部分において外部磁界の作用を受け
るが、この磁界によって記録した信号が消去されること
がないようにしなければならず、このためにはマザーテ
ープの保磁力（Ｈc）を外部磁界の強度の１．５倍程度
にする必要がある。また、転写をスムーズに行うにはス
レーブテープの保磁力（Ｈc）に対して外部磁界の強度
は２倍程度必要になる。これらを考え合わせると、マザ
ーテープの保磁力（Ｈc）はスレーブテープの保磁力
（Ｈc）に対して３倍程度のものが必要になる。
ーブテープとの密着部分において外部磁界の作用を受け
るが、この磁界によって記録した信号が消去されること
がないようにしなければならず、このためにはマザーテ
ープの保磁力（Ｈc）を外部磁界の強度の１．５倍程度
にする必要がある。また、転写をスムーズに行うにはス
レーブテープの保磁力（Ｈc）に対して外部磁界の強度
は２倍程度必要になる。これらを考え合わせると、マザ
ーテープの保磁力（Ｈc）はスレーブテープの保磁力
（Ｈc）に対して３倍程度のものが必要になる。
【０００６】上記の保磁力（Ｈc）を高めたマザーテー
プの提案が特開昭５４−３０００２号公報及び特開平４
−１０３０２０号公報に提案されている。前者において
は、マザーテープとして、飽和磁化量が１００emu/g、
保磁力（Ｈc）が１８００（Ｏe）、最大磁束密度が３５
００Ｇのものが提案されている。また、後者において
は、保磁力（Ｈc）が４００乃至１５００（Ｏe）のスレ
ーブテープに密着せしめるマザーテープとして保磁力
（Ｈc）が１２００乃至３５００（Ｏe）のものが提案さ
れている。
プの提案が特開昭５４−３０００２号公報及び特開平４
−１０３０２０号公報に提案されている。前者において
は、マザーテープとして、飽和磁化量が１００emu/g、
保磁力（Ｈc）が１８００（Ｏe）、最大磁束密度が３５
００Ｇのものが提案されている。また、後者において
は、保磁力（Ｈc）が４００乃至１５００（Ｏe）のスレ
ーブテープに密着せしめるマザーテープとして保磁力
（Ｈc）が１２００乃至３５００（Ｏe）のものが提案さ
れている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気記
録媒体のうち記録再生用の磁気記録媒体としては、磁気
ヘッドのコア材の飽和磁束密度（Ｂs）のと関連性につ
いて何等考慮がなされておらず、高密度記録再生時にお
いて優れた電磁変換特性が発揮されていなかった。
録媒体のうち記録再生用の磁気記録媒体としては、磁気
ヘッドのコア材の飽和磁束密度（Ｂs）のと関連性につ
いて何等考慮がなされておらず、高密度記録再生時にお
いて優れた電磁変換特性が発揮されていなかった。
【０００８】また、従来のマザーテープ用の磁気記録媒
体としては、ある程度飽和磁束密度（Ｂm）や保磁力
（Ｈc）が大きなものが提案されているが、十分とは言
えず、Ｓ／Ｎ比やＣ／Ｎ比に満足のゆくものが得られて
いない。
体としては、ある程度飽和磁束密度（Ｂm）や保磁力
（Ｈc）が大きなものが提案されているが、十分とは言
えず、Ｓ／Ｎ比やＣ／Ｎ比に満足のゆくものが得られて
いない。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
願の第１発明にあっては、コア材の飽和磁化量（Ｂs）
が０．８乃至１．８（Ｔ）の磁気ヘッドによって信号の
書込み及び再生が行われる記録再生用磁気記録媒体にお
いて、この磁気記録媒体は支持体表面にバインダと磁性
粉とを混練した磁性塗料を塗布して磁性層を形成してな
り、前記磁性粉は以下の（数２）にて表されるとともに
針状比が５乃至１５、長軸長が０．０５乃至０．１３μ
ｍ、飽和磁化量（σs）が１６０乃至２１０emu/gであ
り、また前記磁性層の長手方向の保磁力（Ｈc）は１７
００乃至２０００（Ｏe）であるようにした。
願の第１発明にあっては、コア材の飽和磁化量（Ｂs）
が０．８乃至１．８（Ｔ）の磁気ヘッドによって信号の
書込み及び再生が行われる記録再生用磁気記録媒体にお
いて、この磁気記録媒体は支持体表面にバインダと磁性
粉とを混練した磁性塗料を塗布して磁性層を形成してな
り、前記磁性粉は以下の（数２）にて表されるとともに
針状比が５乃至１５、長軸長が０．０５乃至０．１３μ
ｍ、飽和磁化量（σs）が１６０乃至２１０emu/gであ
り、また前記磁性層の長手方向の保磁力（Ｈc）は１７
００乃至２０００（Ｏe）であるようにした。
【数２】
【００１０】また本願の第２発明にあっては、長手方向
の保磁力（Ｈc）が４５０乃至２０００（Ｏe）であるス
レーブテープに接触転写により磁化パターンを転写する
マザーテープ用磁気記録媒体において、この磁気記録媒
体は支持体表面にバインダと磁性粉とを混練した磁性塗
料を塗布して磁性層を形成してなり、前記磁性粉は前記
の（数２）にて表されるとともに針状比が５乃至１５、
長軸長が０．０５乃至０．１５μｍ、飽和磁化量（σ
s）が１６０乃至２１０emu/gであり、また前記磁性層の
飽和磁束密度（Ｂm）は４０００乃至６０００（Ｇ）で
且つ長手方向の保磁力（Ｈc）は２５００乃至５５００
（Ｏe）であるようにした。
の保磁力（Ｈc）が４５０乃至２０００（Ｏe）であるス
レーブテープに接触転写により磁化パターンを転写する
マザーテープ用磁気記録媒体において、この磁気記録媒
体は支持体表面にバインダと磁性粉とを混練した磁性塗
料を塗布して磁性層を形成してなり、前記磁性粉は前記
の（数２）にて表されるとともに針状比が５乃至１５、
長軸長が０．０５乃至０．１５μｍ、飽和磁化量（σ
s）が１６０乃至２１０emu/gであり、また前記磁性層の
飽和磁束密度（Ｂm）は４０００乃至６０００（Ｇ）で
且つ長手方向の保磁力（Ｈc）は２５００乃至５５００
（Ｏe）であるようにした。
【００１１】
【作用】相手方の部材の特性、つまり飽和磁化量（Ｂ
s）や保磁力（Ｈc）に合せて所定の針状比、長軸長、飽
和磁化量（σs）、保磁力（Ｈc）の磁気記録媒体を用い
ることで、記録再生の際のＳ／Ｎ比、Ｃ／Ｎ比等を高め
ることができる。また、このような磁気記録媒体をマザ
ーテープとして使用することにより、スレーブテープの
再生時の特性を向上させることができるばかりか、メタ
ル系磁性粉からなるＨcの高い磁気記録媒体をスレーブ
テープとして使用でき、転写が可能となる。
s）や保磁力（Ｈc）に合せて所定の針状比、長軸長、飽
和磁化量（σs）、保磁力（Ｈc）の磁気記録媒体を用い
ることで、記録再生の際のＳ／Ｎ比、Ｃ／Ｎ比等を高め
ることができる。また、このような磁気記録媒体をマザ
ーテープとして使用することにより、スレーブテープの
再生時の特性を向上させることができるばかりか、メタ
ル系磁性粉からなるＨcの高い磁気記録媒体をスレーブ
テープとして使用でき、転写が可能となる。
【００１２】
【実施例】先ず第１発明について説明する。第１発明に
あっては磁性塗料をポリエステル樹脂支持体に塗布し、
カレンダー処理、スリッティングを施して１／２インチ
幅のテープを作製した。そして、上記の磁性塗料は以下
の組成割合の混合物をサンドミルにより混合・分散して
得た。
あっては磁性塗料をポリエステル樹脂支持体に塗布し、
カレンダー処理、スリッティングを施して１／２インチ
幅のテープを作製した。そして、上記の磁性塗料は以下
の組成割合の混合物をサンドミルにより混合・分散して
得た。
【００１３】（磁性塗料） 磁性粉・・・・・・・・・・・１００重量部 ポリビニルブチラール・・・・ １０重量部 ポリウレタン・・・・・・・・ １０重量部 α−アルミナ・・・・・・・・ ２重量部 カーボン・・・・・・・・・・ ２重量部 パルミチン酸・・・・・・・・ ２重量部 イソシアネート・・・・・・・ ２重量部 シクロヘキサノン・・・・・・１００重量部 メチルエチルケトン・・・・・１００重量部
【００１４】以下の（表１）に上記磁性粉として用いた
ものの特性を、また（表２）に得られた磁気テープの特
性を示す。
ものの特性を、また（表２）に得られた磁気テープの特
性を示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【表２】
【００１７】以上のようにして得られた磁気テープに対
して、以下の記録再生装置によって信号の記録再生を行
った。 （記録再生装置）ビクター製ＭＩＩデッキＫＲ−Ｍ８０
０を改造し、外部にヘッドの特性に適した電気特性を有
するヘッドアンプを設け、ヘッドに任意の信号を入力で
きるようにした。また、回転ドラムに取り付けたヘッド
はテープとのヘッド当りに留意し、デッキに取り付けて
あったヘッドと同形状とした。尚、ヘッドのギャップ長
は０．２５μｍとした。以下の（表３）に取り付けたヘ
ッドの材質と飽和磁化量（σs）との関係を示す。
して、以下の記録再生装置によって信号の記録再生を行
った。 （記録再生装置）ビクター製ＭＩＩデッキＫＲ−Ｍ８０
０を改造し、外部にヘッドの特性に適した電気特性を有
するヘッドアンプを設け、ヘッドに任意の信号を入力で
きるようにした。また、回転ドラムに取り付けたヘッド
はテープとのヘッド当りに留意し、デッキに取り付けて
あったヘッドと同形状とした。尚、ヘッドのギャップ長
は０．２５μｍとした。以下の（表３）に取り付けたヘ
ッドの材質と飽和磁化量（σs）との関係を示す。
【００１８】
【表３】
【００１９】以上の記録再生装置を用いて、各サンプル
に対して１４ＭＨzの正弦波信号の記録再生を行った。
記録電流は各ヘッド、磁気テープに対応した最適記録電
流とした。この時の１４ＭＨzのキャリヤ出力を以下の
（表４）に、また１０ＭＨzのノイズ強度と出力の比
（Ｃ／Ｎ）を以下の（表５）に示す。
に対して１４ＭＨzの正弦波信号の記録再生を行った。
記録電流は各ヘッド、磁気テープに対応した最適記録電
流とした。この時の１４ＭＨzのキャリヤ出力を以下の
（表４）に、また１０ＭＨzのノイズ強度と出力の比
（Ｃ／Ｎ）を以下の（表５）に示す。
【００２０】
【表４】
【００２１】
【表５】
【００２２】（表４）及び（表５）からヘッド２，３，
４，５と磁気テープ１，２，３，４のそれぞれの組み合
わせにおいて、他の組み合わせに比較してキャリア出力
及びＣ／Ｎ比において優れた結果が得られることが分
る。
４，５と磁気テープ１，２，３，４のそれぞれの組み合
わせにおいて、他の組み合わせに比較してキャリア出力
及びＣ／Ｎ比において優れた結果が得られることが分
る。
【００２３】次に第２発明について説明する。第２発明
にあっては第１発明と同様に磁性塗料をポリエステル樹
脂支持体に塗布し、カレンダー処理、スリッティングを
施して１／２インチ幅のマザーテープを作製した。そし
て、上記の磁性塗料は以下の組成割合の混合物をサンド
ミルにより混合・分散して得た。
にあっては第１発明と同様に磁性塗料をポリエステル樹
脂支持体に塗布し、カレンダー処理、スリッティングを
施して１／２インチ幅のマザーテープを作製した。そし
て、上記の磁性塗料は以下の組成割合の混合物をサンド
ミルにより混合・分散して得た。
【００２４】（磁性塗料） 磁性粉・・・・・・・・・・・１００重量部 ポリビニルブチラール・・・・ １０重量部 ポリウレタン・・・・・・・・ １０重量部 α−アルミナ・・・・・・・・ １重量部 パルミチン酸・・・・・・・・ １重量部 イソシアネート・・・・・・・ ３重量部 シクロヘキサノン・・・・・・１００重量部 メチルエチルケトン・・・・・１００重量部
【００２５】以下の（表６）に上記磁性粉として用いた
ものの特性を、また（表７）に得られたマザーテープの
特性を示す。
ものの特性を、また（表７）に得られたマザーテープの
特性を示す。
【００２６】
【表６】
【００２７】
【表７】
【００２８】次いで前記と同様にして磁性塗料をポリエ
ステル樹脂支持体に塗布し、カレンダー処理、スリッテ
ィングを施して１／２インチ幅のスレーブテープを作製
した。そして、上記の磁性塗料は以下の組成割合の混合
物をサンドミルにより混合・分散して得た。
ステル樹脂支持体に塗布し、カレンダー処理、スリッテ
ィングを施して１／２インチ幅のスレーブテープを作製
した。そして、上記の磁性塗料は以下の組成割合の混合
物をサンドミルにより混合・分散して得た。
【００２９】（磁性塗料） 磁性粉・・・・・・・・・・・１００重量部 塩化ビニル・・・・・・・・・ ９重量部 ポリウレタン・・・・・・・・ ９重量部 α−アルミナ・・・・・・・・ ３重量部 ミリスチン酸・・・・・・・・ ２重量部 イソシアネート・・・・・・・ ３重量部 シクロヘキサノン・・・・・・ ９０重量部 メチルエチルケトン・・・・・ ９０重量部
【００３０】また、ここで使用した酸化鉄系磁性粉の磁
気特性と対応する記録フォーマットを以下の（表８）に
示す。
気特性と対応する記録フォーマットを以下の（表８）に
示す。
【００３１】
【表８】
【００３２】更に、以下の組成割合の磁性塗料を作製し
て別のスレーブテープを作製した。 （磁性塗料） 磁性粉・・・・・・・・・・・１００重量部 ポリビニルブチラール・・・・ １０重量部 ポリウレタン・・・・・・・・ １０重量部 α−アルミナ・・・・・・・・ ２重量部 パルミチン酸・・・・・・・・ ２重量部 イソシアネート・・・・・・・ ４重量部 シクロヘキサノン・・・・・・１００重量部 メチルエチルケトン・・・・・１００重量部
て別のスレーブテープを作製した。 （磁性塗料） 磁性粉・・・・・・・・・・・１００重量部 ポリビニルブチラール・・・・ １０重量部 ポリウレタン・・・・・・・・ １０重量部 α−アルミナ・・・・・・・・ ２重量部 パルミチン酸・・・・・・・・ ２重量部 イソシアネート・・・・・・・ ４重量部 シクロヘキサノン・・・・・・１００重量部 メチルエチルケトン・・・・・１００重量部
【００３３】また、ここで使用したメタル磁性粉の保磁
力（Ｈc）と対応する記録フォーマットを以下の（表
９）に示す。
力（Ｈc）と対応する記録フォーマットを以下の（表
９）に示す。
【００３４】
【表９】
【００３５】以上のサンプル１〜１６のうち、サンプル
１ー１１をマザーテープとして、サンプル１２ー１６を
スレーブテープとして使用した。マザーテープの特性と
して、信号が転写されたスレーブテープのＳ／Ｎ比、Ｃ
／Ｎ比及びマザーテープの信号の耐久性を評価した。評
価にあたっては、マザーテープにスレーブテープのフォ
ーマットに応じた映像信号を記録し、ダビング後のスレ
ーブテープの信号のＳ／Ｎについて輝度信号に関するＹ
−Ｓ／Ｎと、クロマ信号に関するＣ−Ｓ／Ｎを評価し
た。また、ホワイトピーク１００％に相当する周波数の
正弦波をマザーテープに記録し、ダビング後のスレーブ
テープＣ／Ｎを評価した。また、マザーテープへの信号
の記録は、先ずマザーテープを交流磁場を利用して完全
に消去し、その後窒化鉄系薄膜積層ヘッドを用いて記録
を行い、保磁力（Ｈc）の高いマザーテープに対する記
録を完全なものとした。また、ダビングに関してはマザ
ーテープ、スレーブテープそれぞれのテープ速度は５ｍ
／ｓ、印加磁場の周波数は３０ＫＨz、磁場強度はスレ
ーブテープの保磁力（Ｈc）の２倍の値とした。更に、
スレーブテープ出力のＳ／Ｎ、Ｃ／Ｎについては１回目
のダビング品を、マザーテープの信号の耐久性について
は１０回ダビング後のＣ／Ｎ測定用信号の出力によって
評価した。
１ー１１をマザーテープとして、サンプル１２ー１６を
スレーブテープとして使用した。マザーテープの特性と
して、信号が転写されたスレーブテープのＳ／Ｎ比、Ｃ
／Ｎ比及びマザーテープの信号の耐久性を評価した。評
価にあたっては、マザーテープにスレーブテープのフォ
ーマットに応じた映像信号を記録し、ダビング後のスレ
ーブテープの信号のＳ／Ｎについて輝度信号に関するＹ
−Ｓ／Ｎと、クロマ信号に関するＣ−Ｓ／Ｎを評価し
た。また、ホワイトピーク１００％に相当する周波数の
正弦波をマザーテープに記録し、ダビング後のスレーブ
テープＣ／Ｎを評価した。また、マザーテープへの信号
の記録は、先ずマザーテープを交流磁場を利用して完全
に消去し、その後窒化鉄系薄膜積層ヘッドを用いて記録
を行い、保磁力（Ｈc）の高いマザーテープに対する記
録を完全なものとした。また、ダビングに関してはマザ
ーテープ、スレーブテープそれぞれのテープ速度は５ｍ
／ｓ、印加磁場の周波数は３０ＫＨz、磁場強度はスレ
ーブテープの保磁力（Ｈc）の２倍の値とした。更に、
スレーブテープ出力のＳ／Ｎ、Ｃ／Ｎについては１回目
のダビング品を、マザーテープの信号の耐久性について
は１０回ダビング後のＣ／Ｎ測定用信号の出力によって
評価した。
【００３６】評価の結果を以下の（表１０）、（表１
１）及び（表１２）に示す。尚、評価においては、サン
プル１１をマザーテープとして用いて各フォーマットに
おいて得られた測定値を基準（リファレンス）とし、他
のサンプルをマザーテープとして用いた時の評価結果を
示す。また表中◎はリファレンスに対して２ｄＢ以上優
れているもの、○はリファレンスに対して±２ｄＢ以内
にあるもの、△はリファレンスに対して２〜５ｄＢ劣る
もの、×はリファレンスに対して５ｄＢ以上劣るものを
示す。
１）及び（表１２）に示す。尚、評価においては、サン
プル１１をマザーテープとして用いて各フォーマットに
おいて得られた測定値を基準（リファレンス）とし、他
のサンプルをマザーテープとして用いた時の評価結果を
示す。また表中◎はリファレンスに対して２ｄＢ以上優
れているもの、○はリファレンスに対して±２ｄＢ以内
にあるもの、△はリファレンスに対して２〜５ｄＢ劣る
もの、×はリファレンスに対して５ｄＢ以上劣るものを
示す。
【００３７】
【表１０】
【００３８】
【表１１】
【００３９】
【表１２】
【００４０】（表１０）、（表１１）及び（表１２）か
らも明らかなように、第２発明に係る磁気記録媒体（マ
ザーテープ）は保磁力（Ｈc）の高いメタルテープを用
いるフォーマットのみならず、従来より広く接触転写が
行われているものに対し、優れた結果が得られた。
らも明らかなように、第２発明に係る磁気記録媒体（マ
ザーテープ）は保磁力（Ｈc）の高いメタルテープを用
いるフォーマットのみならず、従来より広く接触転写が
行われているものに対し、優れた結果が得られた。
【００４１】
【発明の効果】以上に説明したように本願の第１発明に
よれば、コア材の飽和磁化量（Ｂs）が０．８乃至１．
８（Ｔ）の磁気ヘッドに組み合わせて用いる磁気記録媒
体として、針状比が５乃至１５、長軸長が０．０５乃至
０．１３μｍ、飽和磁化量（σs）が１６０乃至２１０e
mu/gであり、また前記磁性層の長手方向の保磁力（Ｈ
c）が１７００乃至２０００（Ｏe）のものを用いたの
で、高密度記録再生において優れたキャリヤ出力、Ｓ／
Ｎ比、Ｃ／Ｎ比を達成することができる。
よれば、コア材の飽和磁化量（Ｂs）が０．８乃至１．
８（Ｔ）の磁気ヘッドに組み合わせて用いる磁気記録媒
体として、針状比が５乃至１５、長軸長が０．０５乃至
０．１３μｍ、飽和磁化量（σs）が１６０乃至２１０e
mu/gであり、また前記磁性層の長手方向の保磁力（Ｈ
c）が１７００乃至２０００（Ｏe）のものを用いたの
で、高密度記録再生において優れたキャリヤ出力、Ｓ／
Ｎ比、Ｃ／Ｎ比を達成することができる。
【００４２】また本願の第２発明によれば、長手方向の
保磁力（Ｈc）が４５０乃至２０００（Ｏe）であるスレ
ーブテープに接触転写により磁化パターンを転写するマ
ザーテープ用磁気記録媒体として、針状比が５乃至１
５、長軸長が０．０５乃至０．１５μｍ、飽和磁化量
（σs）が１６０乃至２１０emu/gであり、また前記磁性
層の飽和磁束密度（Ｂm）は４０００乃至６０００
（Ｇ）で且つ長手方向の保磁力（Ｈc）が２５００乃至
５５００（Ｏe）のものを用いたので、接触転写におい
て優れた特性を発揮し、ソフトテープの生産性が向上す
る。
保磁力（Ｈc）が４５０乃至２０００（Ｏe）であるスレ
ーブテープに接触転写により磁化パターンを転写するマ
ザーテープ用磁気記録媒体として、針状比が５乃至１
５、長軸長が０．０５乃至０．１５μｍ、飽和磁化量
（σs）が１６０乃至２１０emu/gであり、また前記磁性
層の飽和磁束密度（Ｂm）は４０００乃至６０００
（Ｇ）で且つ長手方向の保磁力（Ｈc）が２５００乃至
５５００（Ｏe）のものを用いたので、接触転写におい
て優れた特性を発揮し、ソフトテープの生産性が向上す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１１Ｂ 5/714 7215−5Ｄ 5/86 １０１ Ｂ Ｈ０１Ｆ 1/047
Claims (2)
- 【請求項１】 コア材の飽和磁束密度（Ｂs）が０．８
乃至１．８（Ｔ）の磁気ヘッドによって信号の書込み及
び再生が行われる記録再生用磁気記録媒体において、こ
の磁気記録媒体は支持体表面にバインダと磁性粉とを混
練した磁性塗料を塗布して磁性層を形成してなり、前記
磁性粉は以下の（数１）にて表されるとともに針状比が
５乃至１５、長軸長が０．０５乃至０．１３μｍ、飽和
磁化量（σs）が１６０乃至２１０emu/gであり、また前
記磁性層の長手方向の保磁力（Ｈc）は１７００乃至２
０００（Ｏe）であることを特徴とする記録再生用磁気
記録媒体。 【数１】 - 【請求項２】 長手方向の保磁力（Ｈc）が４５０乃至
２０００（Ｏe）であるスレーブテープに接触転写によ
り磁化パターンを転写するマザーテープ用磁気記録媒体
において、この磁気記録媒体は支持体表面にバインダと
磁性粉とを混練した磁性塗料を塗布して磁性層を形成し
てなり、前記磁性粉は前記の（数１）にて表されるとと
もに針状比が５乃至１５、長軸長が０．０５乃至０．１
５μｍ、飽和磁化量（σs）が１６０乃至２１０emu/gで
あり、また前記磁性層の飽和磁束密度（Ｂm）は４００
０乃至６０００（Ｇ）で且つ長手方向の保磁力（Ｈc）
は２５００乃至５５００（Ｏe）であることを特徴とす
る接触転写マザーテープ用磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208343A JPH0744858A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 記録再生用磁気記録媒体及び接触転写マザーテープ用磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208343A JPH0744858A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 記録再生用磁気記録媒体及び接触転写マザーテープ用磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0744858A true JPH0744858A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16554708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5208343A Pending JPH0744858A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 記録再生用磁気記録媒体及び接触転写マザーテープ用磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744858A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000026904A1 (fr) * | 1998-10-29 | 2000-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Support d'information pilote et procede d'enregistrement d'information pilote |
| US6347016B1 (en) | 1996-07-22 | 2002-02-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, process for producing the carrier, and method and apparatus for recording master information signal on magnetic recording medium by using the carrier |
| US6611388B1 (en) | 1998-03-23 | 2003-08-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information magnetic recorder |
| US6858328B1 (en) | 1998-03-20 | 2005-02-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information support |
| JP6819836B1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-01-27 | ソニー株式会社 | 磁気記録媒体 |
| WO2021199453A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | ソニーグループ株式会社 | 磁気記録媒体 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP5208343A patent/JPH0744858A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6347016B1 (en) | 1996-07-22 | 2002-02-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, process for producing the carrier, and method and apparatus for recording master information signal on magnetic recording medium by using the carrier |
| US6567227B2 (en) | 1996-07-22 | 2003-05-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, method for producing the carrier, method and apparatus for writing information into magnetic record medium using the carrier |
| US6587290B2 (en) | 1996-07-22 | 2003-07-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, method for producing the carrier, and method apparatus for writing information into magnetic record medium using the carrier |
| US6590727B2 (en) | 1996-07-22 | 2003-07-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, method for producing the carrier, method and apparatus for writing information into magnetic record medium using the carrier |
| US6606209B2 (en) | 1996-07-22 | 2003-08-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, method for producing the carrier, method and apparatus for writing information into magnetic record medium using the carrier |
| US6606208B2 (en) | 1996-07-22 | 2003-08-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, method for producing the carrier, method and apparatus for writing information into magnetic record medium using the carrier |
| US6961196B2 (en) | 1996-07-22 | 2005-11-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, method for producing the carrier, method and apparatus for writing information into magnetic record medium using the carrier |
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| WO2021199453A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | ソニーグループ株式会社 | 磁気記録媒体 |
| JP2021163515A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | ソニーグループ株式会社 | 磁気記録媒体 |
| JP2021163513A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | ソニーグループ株式会社 | 磁気記録媒体 |
| JP2021163514A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | ソニーグループ株式会社 | 磁気記録媒体 |
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