JPH0744494A - 自動車用通信システム - Google Patents

自動車用通信システム

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JPH0744494A
JPH0744494A JP5191231A JP19123193A JPH0744494A JP H0744494 A JPH0744494 A JP H0744494A JP 5191231 A JP5191231 A JP 5191231A JP 19123193 A JP19123193 A JP 19123193A JP H0744494 A JPH0744494 A JP H0744494A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用通信システムで、各種の通信方式に
柔軟に対応できるようにする。 【構成】 中央局100は複数の端末局と通信によりデ−
タを授受し、ボディ制御を統括する。中央局100のマイ
クロコンピュ−タ110は、CPU111の他にサブプロセッサ1
12を内蔵する。CPU111はROM115に格納されたボディ制御
プログラムを実行する。この実行結果や実行に必要な端
末側のデータを端末局との間で通信する必要があるが、
この通信処理は、サブプロッセサ112がCPU111とは独立
にROM116に格納されたプログラムに従い処理し、入出力
回路113を制御して当該端末局と所定通信方式で実行す
る。専用通信LSIを使用すること無く、任意の通信方式
をサブプロセッサのプログラムで実行するため、性能を
劣化させること無く多種多様な自動車用通信システムを
柔軟に構成できる。また、本体CPUのソフト負担少な
く、電波放射、コストの点で有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリアルデ−タ伝送技術
を利用した自動車用通信システムに係り、特に、電磁放
射量が少なくしかも各種の通信方式に柔軟に対応するの
に好適な自動車用通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車ではシリアルデ−タ伝送技
術を利用した各種の通信システムが実用化されている。
例えば、特開昭59−230345号公報には、多数の
制御信号配線を1本もしくは数本の信号伝送線に置き換
え、制御信号をシリアル多重デ−タ伝送技術を用いて伝
送することにより、電装機器を制御する自動車用通信シ
ステムが述べられている。このような自動車のボディ電
装機器制御を対象とした通信システムは、近年では分類
上「クラスA」と呼ばれている。自動車における通信技
術の応用は上記のクラスAのみならず、エンジン機器等
の故障診断のために制御ユニットと外部診断機とをシリ
アル通信で接続する「クラスB」がある。また、エンジ
ン制御やトランスミッション制御、あるいはサスペンシ
ョン制御等の個々のマイクロコンピュ−タ制御ユニット
間をシリアルデ−タ伝送で結合し、総合的なリアルタイ
ム分散制御系を実現する通信システムは「クラスC」と
呼ばれている。このような各種の具体的な自動車用通信
システムについては、米国自動車技術会エス・エ−・イ
−・ペ−パ第920228号(SAE Paper9202
28)に詳しく報告されている。
【0003】このような自動車用通信システムでは、シ
リアルデ−タ伝送を実現する通信処理装置としてLSI
技術が広く利用されている。上記の米国自動車技術会エ
ス・エ−・イ−・ペ−パ第920228号(SAE Pa
per920228)には、各種の通信用LSIについて
も詳細な解説がある。同報告にあるように、クラスA,
B,C用途に各種の自動車用通信方式が提案されてお
り、かつこれを実現するための専用LSIが開発されて
いる。
【0004】以下、専用LSIを用いた通信処理装置の
構成方法という観点から、従来技術を整理して述べる。 〈第1の従来技術〉非同期シリアル通信インタフェ−ス
ACIA(AsynchronousCommunicationInterface A
dapter)を通信処理装置として用いた自動車用通信シス
テムである。ACIAには日立製HD6350等の汎用
LSIがあり、パ−ソナルコンピュ−タ間の通信等で
も、通信処理装置として広く利用されている。近年のシ
ングルチップマイクロコンピュ−タでは、H8/532
(日立製HD6475328)等のようにACIAを内蔵した
ものが各種製作されている。マイクロコンピュ−タ内蔵
ACIAを通信処理装置として利用することはコスト的
に有利であり、自動車用通信システムでもしばしば採用
されている。しかしながら、ACIAでは1回のデ−タ
伝送で送信できるデ−タが1バイトに限定される。ま
た、伝送によるデ−タ誤り検出・誤り訂正機能について
も1ビットのパリティチェック機能しかなく、電磁ノイ
ズの多い自動車環境では不十分なことが多い。
【0005】以上の問題点は、本体のマイクロコンピュ
−タが通信処理制御の一部をソフトウェアで実行するこ
とにより、ある程度は軽減できる。しかしこの場合、制
御システムによってはマイクロコンピュ−タの本来の制
御機能に支障をきたすことがあり、限定した用途でしか
ACIAは活用されていない。
【0006】〈第2の従来技術〉特開昭59−2303
45号公報で述べられているように、マイクロコンピュ
−タを使用せずに通信処理装置として専用LSIを用
い、更にこの専用LSIに負荷制御機能を持たせた自動
車用通信システムである。この構成では、マイクロコン
ピュ−タを使用しないため、複雑な負荷制御は実現でき
ない。従って、パワ−ウィンドウやドアロックドア等の
ボディ制御のように比較的単純なシステムに有効な通信
処理装置である。
【0007】〈第3の従来技術〉インテル社製AN82
526等の自動車応用向けに開発された専用LSIを通
信処理装置として用いた自動車用通信システムである。
マイクロコンピュ−タ外部に専用LSIを設置した場
合、上述したACIAでのデ−タ長,伝送誤り制御ある
いは本体マイクロコンピュ−タのソフトウェア負荷とい
った問題はほぼ解決できる。しかしながら、通信処理装
置としてのLSI規模が大きくなり、コスト高となる別
の問題が発生する。
【0008】〈第4の従来技術〉通信処理装置として専
用機能をマイクロコンピュ−タに内蔵した自動車用通信
システムである。フィリップス社製PCA82C200
はこの例である。この従来技術では、通信処理装置の機
能の一部をマイクロコンピュ−タで実行しており、この
ため通信を実行する処理回路のハ−ドウェア規模がある
程度抑制されている。この従来技術は、第3の従来技術
の外部専用LSI方式に比べてコスト的に有利である。
しかし、マイクロコンピュ−タで一部の通信処理を負担
するため、マイクロコンピュ−タの本来の制御機能の負
担となる。また、マイクロコンピュ−タのソフトウェア
処理のため、伝送速度を高速化する上で障害がある。
【0009】〈第5の従来技術〉通信処理装置として第
2の従来技術と第3の従来技術とを混在した自動車用通
信システムであり、特開昭59−230345号公報に
詳しく述べられている。この第5の従来技術では、制御
ユニットを中央局と端末局に分類し、通信処理装置とし
て中央局では外部専用LSIを設置し、端末局では通信
処理装置である専用LSIが負荷制御機能も持つ。外部
専用LSIのみを用いた第3の従来技術と異なり、端末
局が専用LSIのみから構成されるためコスト的に有利
である。またこの場合、マイクロコンピュ−タを有する
中央局が負荷制御命令を発行するため、第2の従来技術
に比べてはるかに複雑な制御動作を実現でき、適用範囲
が広い。しかし、この第5の従来技術でも、中央局にお
ける外部専用LSIに起因したコスト上昇の問題は残
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した様に、従来の
自動車用通信システムには、専用LSIを用いた種々の
構成がある。しかしながら、いずれの方式も上記述べた
通り個々に問題点を残しているほか、更に下記の問題も
ある。
【0011】自動車用通信システムには多種多様の応用
があり、各種応用に適した通信方式が用いられている。
このため、各通信方式毎に通信処理装置を構成する専用
LSIが製作されているが、異なる通信方式間では当然
のことながら通信はできない。従って、自動車内の各種
制御ユニット間で自在にデ−タを交換するには複数の通
信処理装置を各制御ユニットに備える必要がある。これ
は制御ユニットのコストアップをきたすのみならず、異
なる通信方式を備えた制御ユニットが新規に発生する毎
に、他の従来制御ユニットについても通信処理装置の見
直しが必要となり、自動車全体の通信システム構成上、
柔軟性を欠くことになる。
【0012】また一方、マイクロコンピュ−タ外部に通
信処理装置として専用LSIを設置することは、通信処
理装置の性能確保の観点からは不可欠である反面、コス
トアップのみならず、電磁放射を増加する点で好ましく
ない。近年、電磁放射に対する規制は環境保護の観点か
ら強く求められているが、マイクロコンピュ−タ外部に
周辺装置を接続することによって電磁放射が増加する虞
がある。なぜなら、ワンチップマイクロコンピュ−タで
は高速のコンピュ−タバスがLSIチップ内部にしかな
いため電磁放射は発生しにくい。しかし、周辺装置をマ
イクロコンピュ−タにバス接続するには、マイクロコン
ピュ−タ外部のプリント基板上にコンピュ−タバスを配
線せざるを得ない。このバス配線はLSI内部とは異な
り、配線長が長く、また大きな高周波の電流が流れるた
め、電磁放射をきたしてしまう。
【0013】本発明の目的は、各種の通信方式に柔軟に
対応でき、誤り制御や伝送速度等の性能を劣化すること
なく実現でき、かつコスト的に有利であり、更に制御ユ
ニットからの電磁放射を軽減できる通信処理装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、マイクロコ
ンピュ−タの中央処理装置(Central ProcessingUni
t:CPU)とは別個にプログラム制御可能なサブプロ
セッサを内蔵したマイクロコンピュ−タを使用し、入出
力回路を用いサブプロセッサに通信処理をプログラム制
御させることで、達成される。
【0015】
【作用】サブプロセッサは、入出力端子の論理状態を制
御・判別できる。すなわち、デ−タ送信はサブプロセッ
サの出力制御命令を用いて送信デ−タのビットパタ−ン
に応じて1または0(HighまたはLow)の論理状態を
出力する。また、デ−タ受信ではサブプロセッサの入力
判別命令を用いて受信デ−タビットパタ−ンの1または
0(HighまたはLow)の論理状態を判別する。このサ
ブプロセッサ動作はCPU動作とは独立に、並行して実
行される。従って、CPUの通信制御処理はCPUのソ
フトウェア負荷とはならない。また、サブプロセッサの
通信処理動作はプログラムにより定まる。従って、プロ
グラム変更により種々の通信方式を実現できる。更にサ
ブプロセッサは複数の入出力回路を同時並行して制御・
判別処理できる。従って、複数の通信方式を1個のサブ
プロセッサで同時処理することができる。CPUとサブ
プロセッサはマイクロコンピュ−タ内部で接続されてお
り、通信処理のためコンピュ−タバスをマイクロコンピ
ュ−タ外部のプリント基板上に出力する必要がない。こ
のため、コンピュ−タバスからの電磁放射を抑制するこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1〜図3は、本発明の第1実施例に係る自動
車用通信システムの構成図である。本実施例は、特開昭
59−230345号公報、あるいは米国自動車技術会
エス・エ−・イ−・ペ−パ第920229号(SAE
Paper920229)記載の自動車用通信システムと同
様に、ドアのウィンドウ上下・パワ−ロック、ヘッドラ
イトや方向指示器等のランプ類、あるいはパワ−シ−ト
等を制御するボディ電装用の通信システム、つまりクラ
スAの通信システムである。
【0017】図1は本実施例に係る自動車用通信システ
ムの全体構成図である。中央局100は、通信線200
を介して、端末局300,400,500と接続されて
いる。中央局100と端末局400はインストルメント
パネル背後に、端末局300はステアリングカラム付近
に、また端末局500はヘッドライト近くに各々配置さ
れる。
【0018】中央局100は、自動車用通信システムの
総ての入力情報を取得する。すなわち、中央局100に
入力するキ−スイッチ101の状態を直接読み込み、ま
た端末局300に入力されるヘッドライトスイッチ30
1の状態は通信線301を介して検知する。中央局10
0はこれらの入力情報に基づき、自動車用通信システム
の総ての出力状態を制御する。すなわち、中央局100
に接続されている表示器102への制御信号を直接出力
し、また端末局400,500に接続されているブザ−
401およびヘッドライト501への制御信号は、通信
線200を介して伝達する。
【0019】端末局300,400,500は、各種ス
イッチやセンサ情報を検知し中央局100に向けて送信
し、逆に中央局100から各種負荷への制御信号を受信
しこれを負荷に供給する。
【0020】図2は、中央局100の構成図である。本
実施例では、中央局100には、ボディ制御処理のた
め、CPU111(Central Processing Unit)とサ
ブプロセッサ112を内蔵したマイクロコンピュ−タ1
10(例えば、日立製H8/570,HD6475708)を
使用している。サブプロセッサ112は、CPU111
とは独立に入出力回路113を制御可能である。上記の
日立製H8/570のサブプロセッサはISP(Intel
igent Sub Processor)と命名されているが、ここで
はサブプロセッサと呼ぶ。CPU111とサブプロセッ
サ112は共用メモリ114を介してデ−タを授受可能
である。共用メモリ114は汎用レジスタおよびRAM
(Random Access Memory)で構成される。また、C
PU111およびサブプロセッサ112は、夫々ROM
(Read Only Memory)115,116に格納された
プログラムに従い動作する。
【0021】マイクロコンピュ−タ110の外部に専用
アナログIC120を設置し、マイクロコンピュ−タの
入出力回路113と接続してある。専用アナログIC1
20は、シリアル伝送用のアナログドライバ121,ア
ナログレシ−バ122およびレベルコンバ−タ123で
構成されている。アナログドライバ121,アナログレ
シ−バ122は、通信線200に接続される。アナログ
ドライバ121は入出力回路113から出力される送信
信号を通信線200を駆動できる信号レベルに変換し、
かつ余分な高調波周波数成分を除去する。また、アナロ
グレシ−バ122は通信線に伝達される信号を受信し、
伝送歪を除去しかつ入出力回路113が論理判別可能な
信号レベルに変換する。
【0022】一方、レベルコンバ−タ123はこれに入
力するスイッチ101の信号レベルをバッテリ電圧(+
VB)から入出力端子113が論理判別できるロジック
レベルに変換する。この際、スイッチ101の出力に混
入したサ−ジ,スパイク電圧を除去する。また、レベル
コンバ−タ123は入出力端子113の出力状態に応じ
て表示器102をON/OFFし、表示器102を動作
させるに十分な電流を供給する。
【0023】図3は、端末局300の構成図である。通
信処理回路311と負荷インタフェ−ス回路312を一
体化した専用LSI310を用いて構成してある。端末
局400,500についても同様である。本実施例の専
用LSIの構成は、米国自動車技術会エス・エ−・イ−
・ペ−パ第920229号(SAE Paper92022
9)記載のLCU(Local Control Unit)の専用L
SIと同様である。
【0024】以下、本実施例の自動車用通信システムの
動作について説明する。ここでは1例として、端末局3
00に接続されたヘッドライトスイッチに基づいたヘッ
ドライトの点灯制御について述べる。
【0025】中央局100のマイクロコンピュ−タ11
0において、CPU111は先に述べたようにROM1
15に格納されたボディ制御処理プログラムに従い動作
する。CPU111は、各端末局に対し負荷を制御する
制御デ−タを送信し、また各端末局からスイッチ/セン
サ状態を示すモニタデ−タを受信する。ここで使用した
通信方式は、米国自動車技術会エス・エ−・イ−・ペ−
パ第920229号(SAE Paper920229)に
記載のものと全く同一であり、まず中央局から制御デ−
タを送信し、この返信としてモニタデ−タを受信する。
送受信相手の端末局の選択にはアドレスデ−タを用い、
アドレスデ−タを制御デ−タとともに送信することによ
り、端末局側で送受信相手として識別される。送受信の
順番はROM115中のアドレステ−ブルに記載の順番
通りであり、本実施例では各端末局を順次送受信相手と
する。
【0026】以下、デ−タ送受信について概要を説明す
る。送受信を開始するために、まず図2に示すCPU1
11は、共通メモリ114にアドレスデ−タと制御デ−
タを書き込む。次いでサブプロセッサ112に対し、送
信要求を発生する。サブプロセッサ112はこの送信要
求を受け、デ−タ送信を開始する。すなわち共通メモリ
114に書き込まれたアドレスデ−タと制御デ−タとを
参照し、入出力回路113の出力論理状態を制御するこ
とによって、送信信号の信号波形系列を生成する。この
送信信号はアナログドライバ121によって通信線20
0に送出される。サブプロセッサ112は、このデ−タ
送信と並行して、通信線の信号状態をアナログレシ−バ
122と入出力回路113を介してモニタする。万一、
送信信号とモニタした信号が不一致の場合は送信エラ−
と判定し、共通メモリ114の所定の位置に送信エラ−
フラッグをセットする。。
【0027】送信がエラ−なく終了すると、サブプロセ
ッサ112はデ−タ受信に移る。デ−タ受信では上記と
同様にサブプロセッサ112は通信線の信号状態をアナ
ログレシ−バ122と入出力回路113を経てモニタ
し、受信デ−タのデ−タビット系列を再生する。更にサ
ブプロセッサ112はアドレスデ−タ一致とパリティ誤
り無しを確認した後、受信したデ−タをモニタデ−タと
して共通メモリ114に書き込む。同時にCPU111
に対して受信終了割込みを発生する。アドレス不一致ま
たはパリティ誤りが検出された場合、共通メモリ114
の所定の位置に受信エラ−フラッグをセットする。CP
U111は受信終了割込みに対し、受信エラ−フラッグ
を判定した後、誤り発生がなければ、受信したモニタデ
−タを使用してボディ制御処理を行う。
【0028】図7は、サブプロセッサ3の別実施例に係
る詳細構成図である。本実施例では、サブプロセッサ3
の内部に、送信先,送信元を格納するレジスタ11a,
11bと、制御データ,モニタデータを格納するレジス
タ12a,12bと、実際の送信データを格納するシフ
トレジスタ13a,13bと、タイマカウンタに使用す
るレジスタ14と、エラー検出,通信制御に使用するレ
ジスタ19を備える。サブプロセッサはこれらのレジス
タを使い、伝送制御用プログラムとタイマカウンタ用プ
ログラムを実行して伝送制御を行う。サブプロセッサ
は、受信信号の開始を認識した場合、タイマカウンタ用
レジスタ14をカウントアップし、一定の時間で伝送信
号を検出し、ビット“1”,“0”を判定する。受信信
号の終了を認識した場合、送信先の端末とモニタデータ
がレジスタ11b,12bに書き込まれる。この時にエ
ラーが検出されなかった場合、CPUにレジスタ11
b,12aのデータが読み取られ、モニタデータに応じ
た送信先,制御データがレジスタ11a,12aに書き
込まれる。サブプロセッサ3は、このレジスタデータよ
り、送信データを作成してレジスタ13aに格納し、タ
イマカウンタで同期をとりながら、送信を開始する。そ
の後、サブプロセッサ3は、再び受信待ちの状態とな
る。
【0029】本実施例の場合、端末局300に接続され
ているヘッドライトスイッチ301の状態は上記のよう
にしてモニタデ−タとしてCPU111で処理される。
すなわち、CPU111はヘッドライトスイッチ301
の状態を示すモニタデ−タに応じて、ヘッドライト50
1の点灯または消灯を指示する制御デ−タを端末局50
0に向けて送信する。同時にヘッドライト状態表示器1
02のON/OFFを制御する。更に、キ−スイッチ1
01の状態を判別し、キ−が抜かれている状態であれ
ば、端末局400に向けて、アラ−ムブザ−401を駆
動するための制御デ−タを送信する。
【0030】以上説明したように、本実施例では、ボデ
ィ制御処理はROM115に格納したプログラムに従
い、CPU111によって実行され、このボディ制御処
理に必要となる通信処理は、ROM116に格納したプ
ログラムに従い、サブプロセッサ112によって実行さ
れる。
【0031】本実施例では、中央局のサブプロセッサ1
12が通信系統を集中制御するものであるが、本発明は
集中制御に限るものではなく、分散処理方式の通信方式
を採用することも可能である。例えば、中央局と端末局
の両方にサブプロセッサを内蔵したマイクロコンピュ−
タを使用し、分散処理方式の通信方式である米国SAE
のJ1850通信方式を中央局と端末局のサブプロセッ
サで実行しても良い。
【0032】図4は、本発明の第2実施例に係る通信シ
ステムの構成図である。本実施例では、エンジン制御ユ
ニット600から通信線610を介してパワ−モジュ−
ル620に制御信号を伝送する。本実施例では、エンジ
ン制御ユニット600を車室内に、またパワ−モジュ−
ルはエンジン付近のエンジンル−ム内に設置し、両者を
通信線で結合する。エンジン制御ユニット600は、パ
ワ−モジュ−ル620に対して点火並びに燃料噴射タイ
ミングデ−タおよび噴射燃料量デ−タをシリアル伝送に
よって送信し、遠隔操作によりエンジンを制御する。こ
のため、エンジン制御ユニット600に、サブプロセッ
サ内蔵のマイクロコンピュ−タ601とアナログ専用I
C602を設け。これは第1実施例の中央局100と同
様である。すなわち、マイクロコンピュ−タ601のC
PU603はエンジン制御処理を実行し、サブプロセッ
サ604は入出力回路605を制御しつつ、通信処理を
分担する。また、アナログ専用IC602は通信線およ
び周辺負荷とのアナログ接続を行ない、信号レベルを調
整する。
【0033】一方、パワ−モジュ−ル620は、第1実
施例における端末局300と同様の機能を持つ通信処理
回路623並びに負荷インタフェ−ス回路624、およ
び燃料噴射・点火制御回路625を集積化した専用LS
I621を使用する。本実施例における通信方式は、特
開昭59−230345号公報に述べられている1対1
伝送と同じである。燃料噴射・点火制御回路625はエ
ンジン制御ユニット600からの伝送デ−タを受信し、
燃料噴射インジェクタおよび点火プラグに与える制御信
号に変換する。この制御信号は負荷インタ−フェ−ス回
路624を通して出力される。パワ−素子622は負荷
インタフェ−ス回路624からの制御出力をパワ−増幅
し、燃料噴射インジェクタ626および点火プラグ62
7を駆動する。また、パワ−素子622の故障状態は負
荷インタフェ−ス回路624により読み込まれ、通信処
理回路623によってエンジン制御ユニット側に返信さ
れる。
【0034】本実施例によれば、従来はエンジン制御ユ
ニットに内蔵されているパワ−素子をエンジンル−ム内
に置くことが可能となり、エンジン制御用マイクロコン
ピュ−タや車室内機器を燃料噴射・点火に伴う強力な電
波ノイズから保護することが容易となる。また、従来方
式では燃料噴射および点火制御のために多数配線が必要
であったが、本実施例によれば少数の通信線で置き換え
られ、エンジン制御ユニット構成、および自動車内配線
を大きく簡略化できる。
【0035】なお、本実施例では、制御用アクチュエ−
タである点火プラグおよび燃料噴射イグナイタに対する
制御信号をサブプロセッサを用いたシリアル通信を介し
て送信したが、この逆も可能である。すなわち、空気流
量を計測する熱線式流量計等のセンサ信号をエンジン制
御ユニットにシリアル伝送する場合に、エンジン制御ユ
ニットのサブプロセッサで通信処理を実行することによ
って、このセンサ信号を受信しても良い。同様にエンジ
ン制御に限らず、例えばナビゲ−ションシステム等にお
いてセンサ信号を本発明に基づいて本体制御ユニットに
シリアル伝送するに際して、本体処理ユニットのサブプ
ロセッサで通信処理を実行し、センサ信号を受信するこ
とも可能である。
【0036】図5は、本発明の第3実施例に係る通信シ
ステムの構成図である。本実施例では、エンジン制御ユ
ニット700、パワ−モジュ−ル710、トランスミッ
ション制御ユニット720、および外部診断器730を
通信線740,741,742を介して接続している。
エンジン制御ユニット700の構成は第2実施例のエン
ジン制御ユニットとほぼ同様である。すなわち、サブプ
ロセッサ内蔵マイクロコンピュ−タ701を使用し、こ
の外部に通信用アナログ専用IC705を設置してい
る。マイクロコンピュ−タ701では、CPU702が
エンジン制御を実行し、サブプロセッサ703が入出力
回路704を制御して、通信処理を分担することは第2
実施例と全く同様である。本実施例の場合、通信線が3
本あり、このため通信用アナログ専用IC705が3回
路分のアナログドライバ、レシ−バを有する点が第2実
施例とは異なる。
【0037】パワ−モジュ−ル710の構成は第2実施
例のパワ−モジュ−ル620と全く同様である。トラン
スミッション制御ユニット720は、トランスミッショ
ン制御用のマイクロコンピュ−タ721と、通信処理装
置としてクラスC用の通信LSI722(インテル社製
AN82526)を備える。また、外部診断器730は
診断用のコンピュ−タ731と通信処理装置としてAC
IA732(日立製HD6350)を有する。
【0038】3本の通信線740,741,742にお
いて使用する通信方式は上記のように各々異なる。すな
わち、通信線740を用いたエンジン制御ユニット70
0とパワ−モジュ−ル710との通信では特開昭59−
230345号公報記載の通信方式を使用する。通信線
741を用いたエンジン制御ユニット700とトランス
ミッション制御ユニット720との通信ではインテル社
AN82526を用いたクラスC通信方式を使用する。
また通信線742を用いたエンジン制御ユニット700
と外部診断器720との通信ではACIAを用いたIS
O9141規格に準拠した通信を行う。
【0039】マイクロコンピュ−タ701内蔵のサブプ
ロセッサ703は上記3種類の通信方式をプログラムに
より並行して実行する。本実施例で使用したマイクロコ
ンピュ−タ701(日立製H8/570,HD6475
708)の場合、サブプロセッサは最大12個のプログ
ラムを同時並行して実行可能であるから、本実施例のよ
うに3種類の通信処理であれば、それほど伝送速度を犠
牲にすることなくマルチプログラム実行が可能である。
【0040】本実施例によれば、エンジン制御ユニット
700に通信方式の異なる他の制御ユニットが各種の通
信方式により接続されても、通信処理装置をエンジン制
御ユニット700に追加することなく、サブプロセッサ
のプログラム変更だけで柔軟に対応可能である。
【0041】なお、エンジン制御ユニット700とトラ
ンスミッション制御ユニット710および外部診断器7
20との通信は、異なる2種類の通信方式を時分割に実
行することにより、通信線741と742を一本化して
も良い。この場合、配線が軽減されると同時に、通信用
アナログ専用IC705のアナログドライバ、レシ−バ
は2回路分に削減できる。
【0042】更に、本実施例ではエンジン制御ユニット
とトランスミッション制御ユニットによるエンジン・パ
ワ−トレィン制御システム、および外部診断器間のシリ
アルデ−タ通信を説明したが、これに限らず、トラクシ
ョン制御ユニットを含めても良い。また、アンチロック
ブレ−キシステムやサスペンション制御、あるいは4輪
駆動制御、または4輪ステアリング等の車両制御システ
ムの制御ユニットとの間のシリアル通信に適用しても良
い。また、サブプロセッサによる通信処理はJ1850
方式のような分散制御方式の通信制御でデ−タ送信権利
を調停する必要のあるコンテンションバス方式に限るこ
となく、ト−クン方式や、ポ−リングによる集中バス方
式に適用しても良い。本実施例によれば、サブプロセッ
サのプログラム処理で通信処理を実現するため、任意の
通信方式が適用可能である。
【0043】図6は、本発明の第4実施例に係る通信シ
ステムの構成図である。図6において、中央局800は
ディスプレイ制御ユニット810および端末局820,
821,822と通信線830,831により通信で接
続されている。中央局800は第1実施例の中央局10
0とほぼ同様の構成であり、マイクロコンピュ−タ80
1はCPU802、サブプロセッサ803、入出力端子
804を有する。本実施例では、中央局800は2本の
通信線830,831を駆動するため、通信用専用IC
805においてアナログドライバ、レシ−バを2回路分
有する点が第1実施例とは異なる。
【0044】ディスプレイ制御ユニット810は、ディ
スプレイ813を制御するものであり、テレビ映像受信
回路814の画像、ナビゲ−ションユニット815が出
力する地図と車両の現在位置、およびエアコン816、
オ−ディオ装置817の動作設定のための画面が、操作
入力信号によって切り替わり表示される。操作入力信号
は、ディスプレイ813の画面上に設置されたタッチパ
ネル818から入力される。更に、中央局800から通
信によって与えられるボディ制御の状態または電装機器
の故障情報もディスプレイ813に表示する。このた
め、ディスプレイ制御ユニット810は、マイクロコン
ピュ−タ811および通信用LSI812を有する。通
信用LSI812は、米国自動車技術会エス・エ−・イ
−ペ−パ第920229号(SAE Paper92022
9)記載の通信方式に対応した通信処理機能とマイクロ
コンピュ−タインタフェ−スを集積化したものである。
また、端末局820,821,823は第1実施例の端
末局300,400,500と全く同様である。
【0045】中央局800のサブプロセッサ803は、
ディスプレイ制御ユニット800および端末局820,
821,822との通信のため、第1実施例で説明した
通信方式を2回線分、同時並行してプログラムにより実
行する。すなわち、同一の通信処理プログラムが2個
分、サブプロセッサによって同時並行して実行される。
当然、サブプロセッサが使用する内部メモリは2つのプ
ログラムにおいて区別され、混同されることが無いのは
言うまでもない。
【0046】本実施例によれば、ボディ制御を実行する
中央局800を簡単にディスプレイ制御ユニット810
に通信で接続できるため、ボディ制御の状態、または電
装機器の故障情報等を容易にディスプレイ表示すること
が可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、通信処理装置をマイク
ロコンピュ−タに内蔵されたサブプロセッサで実行する
ため、各種の通信方式に柔軟にプログラムで対応可能に
なる。また、外付けの通信用LSIが不要となり、コス
トおよび電波放射の点で有利となる。更に、マイクロコ
ンピュ−タ内蔵CPUソフトの負担が軽くなり、かつ誤
り制御機能や伝送速度性能を劣化することなく通信処理
が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るボディ制御用自動車
用通信システムの全体構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るボディ制御用の自動
車用通信システムの中央局の構成図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るボディ制御用の自動
車用通信システムの端末局の構成図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るエンジン制御用の自
動車用通信システムの構成図である。
【図5】本発明の第3実施例に係るエンジン制御ユニッ
ト,トランスミッション制御ユニットおよび外部診断器
を接続する自動車用通信システムの構成図である。
【図6】本発明の第4実施例に係るボディ制御とディス
プレイ制御を接続する自動車用通信システムの構成図で
ある。
【図7】サブプロセッサの詳細構成図である。
【符号の説明】
100…中央処理装置、200…通信線、300,40
0,500…端末局、110…サブプロセッサ内蔵マイ
クロコンピュ−タ、1,111…CPU、3,112…
サブプロセッサ、113…入出力回路、114…共通メ
モリ、115,116…ROM、120…専用アナログ
IC、121…アナログドライバ、122…アナログレ
シ−バ、123…レベルコンバ−タ、310…専用LS
I、311…通信処理回路、312…負荷インタフェ−
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 晃蔵 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 吉田 龍也 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUとサブプロセッサを内蔵したマイ
    クロコンピュ−タを使用し、前記CPUにより自動車の
    機器を制御するデータをプログラム演算により求め、前
    記サブプロセッサがプログラム制御することで前記機器
    との間で前記データの通信処理を行い、前記機器をシリ
    アル通信を介して制御することを特徴とする自動車用通
    信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロコンピュータを
    有する第1制御ユニットと、自動車のボディ電装機器を
    駆動する第2制御ユニットと、前記第1制御ユニットと
    前記第2制御ユニットとを接続する通信線とを備え、前
    記CPUが前記ボディ電装機器を制御するデータをプロ
    グラム演算により求め、前記サブプロセッサがプログラ
    ム制御により前記データを前記第2制御ユニットとの間
    で通信処理することを特徴とする自動車用通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、第1制御ユニットが
    通信処理系統を集中制御し、第2制御ユニットが第1制
    御ユニットとの間でシリアル通信を介して送受信するデ
    −タに基づいて自動車のボディ電装機器を制御すること
    を特徴とする自動車用通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、第2制御ユニットが
    通信処理機能と負荷入出力機能とを集積化した集積回路
    を用いて構成されていることを特徴とする自動車用通信
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項2において、第1制御ユニットと
    第2制御ユニットとが通信系統を対等に分散制御するこ
    とを特徴とする自動車用通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のマイクロコンピュータを
    有する第1制御ユニットと、自動車のエンジン・パワ−
    トレイン機器を駆動する第2制御ユニットと、前記第1
    制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続する通信
    線とを備え、前記CPUが前記エンジン・パワ−トレイ
    ン機器を制御するデータをプログラム演算により求め、
    前記サブプロセッサがプログラム制御により前記データ
    を前記第2制御ユニットとの間で通信処理することを特
    徴とする自動車用通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、第1制御ユニットが
    通信処理系統を集中制御し、第2制御ユニットが第1制
    御ユニットとの間でシリアル通信を介して送受信するデ
    −タに基づいて自動車のエンジン機器を制御することを
    特徴とする自動車用通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、第2制御ユニットが
    通信処理機能と負荷入出力機能とを集積化した集積回路
    を用いて構成されていることを特徴とする自動車用通信
    システム。
  9. 【請求項9】 請求項7において、第2制御ユニットが
    点火プラグのイグニッションを制御することを特徴とす
    る自動車用通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項7において、第2制御ユニット
    が燃料噴射器のインジェクションを制御することを特徴
    とする自動車用通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項6において、第2制御ユニット
    がトランスミッション制御ユニットであることを特徴と
    する自動車用通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項6において、第2制御ユニット
    がトラクション制御ユニットであることを特徴とする自
    動車用通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項6において、第1制御ユニット
    と第2制御ユニットが対等に通信系統を分散制御するこ
    とを特徴とする自動車用通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、第2制御ユニッ
    トがトランスミッション制御ユニットであることを特徴
    とする自動車用通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項13において、第2制御ユニッ
    トがトラクション制御ユニットであることを特徴とする
    自動車用通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項1記載のマイクロコンピュータ
    と自動車のエンジン・パワートレイン機器とが通信線で
    接続され該パワートレイン機器が前記マイクロコンピュ
    ータで制御される構成と、前記サブプロセッサは前記パ
    ワートレイン機器の制御データを外部診断器にも出力す
    る手段とを備えることを特徴とする自動車用通信システ
    ム。
  17. 【請求項17】 請求項1記載のマイクロコンピュータ
    と自動車のエンジン・パワ−トレイン機器とが通信線で
    接続され該パワートレイン機器が前記マイクロコンピュ
    ータで制御される構成と、前記サブプロセッサが通信処
    理機能によりエンジン・パワ−トレイン制御用センサの
    検知デ−タを取得する手段とを備えることを特徴とする
    自動車用通信システム。
  18. 【請求項18】 請求項1記載のマイクロコンピュータ
    と自動車の車輌制御用機器とが通信線で接続され該車輌
    制御用機器が前記マイクロコンピュータで制御される構
    成と、前記サブプロセッサが通信処理機能により前記車
    輌制御用センサの検知デ−タを取得する手段とを備える
    ことを特徴とする自動車用通信システム。
  19. 【請求項19】 請求項1記載のマイクロコンピュータ
    と自動車ナビゲーション機器とが通信線で接続され自動
    車の位置決めが前記マイクロコンピュータで制御される
    構成と、前記サブプロセッサが通信処理機能によりナビ
    ゲーションセンサの検知デ−タを取得する手段とを備え
    ることを特徴とする自動車用通信システム。
  20. 【請求項20】 請求項1記載のマイクロコンピュータ
    と自動車ボディ電装機器及びディスプレイシステムとが
    夫々別の通信線で接続され、前記CPUがボディ制御プ
    ログラムを実行し前記サブプロセッサが第1通信処理を
    実行してボディ電装機器との間で通信を行って該ボディ
    電装機器を制御すると共に、前記CPUはディスプレイ
    制御プログラムを実行し前記サブプロセッサが第2通信
    処理を実行してボディ電装機器の制御状態を前記ディス
    プレイシステムの画面に表示する構成としたことを特徴
    とする自動車用通信システム。
  21. 【請求項21】 請求項1記載のマイクロコンピュータ
    と自動車のエンジン・パワートレイン機器及びディスプ
    レイシステムとが夫々別の通信線で接続され、前記CP
    Uがエンジン・パワートレイン制御プログラムを実行し
    前記サブプロセッサが第1通信処理を実行してエンジン
    ・パワートレイン機器との間で通信を行って該エンジン
    ・パワートレイン機器を制御すると共に、前記CPUは
    ディスプレイ制御プログラムを実行し前記サブプロセッ
    サが第2通信処理を実行してエンジン・パワートレイン
    機器の制御状態を前記ディスプレイシステムの画面に表
    示する構成としたことを特徴とする自動車用通信システ
    ム。
  22. 【請求項22】 自動車に搭載された各種機器の夫々の
    制御を各機器用制御プログラムを実行処理するCPU
    と、該CPUが前記各機器用制御プログラムの実行で求
    めた各制御用データを前記各機器との間で夫々のプログ
    ラム通信処理にて実行するサブプロセッサとを有するマ
    イクロコンピュータを用いたことを特徴とする自動車用
    通信システム。
  23. 【請求項23】 請求項22において、サブプロセッサ
    は各プログラム通信処理を時分割で行うことを特徴とす
    る自動車用通信システム。
  24. 【請求項24】 請求項22において、各プログラム通
    信処理は、各機器の種類毎に予め決められた通信方式で
    行うことを特徴とする自動車用通信システム。
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