JP3179037B2 - 車両通信ネットワークシステム - Google Patents

車両通信ネットワークシステム

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JP3179037B2 JP28861996A JP28861996A JP3179037B2 JP 3179037 B2 JP3179037 B2 JP 3179037B2 JP 28861996 A JP28861996 A JP 28861996A JP 28861996 A JP28861996 A JP 28861996A JP 3179037 B2 JP3179037 B2 JP 3179037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、故障診断用のシリ
アルデータラインを用いて安価かつ簡単な構成からなる
車両通信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には複数のユニットが搭
載されており、これら各ユニットの故障の有無を診断す
るために自動車には診断装置が搭載されている。
【0003】例えば、図4に示すように、各ユニット3
a1〜3anを、故障診断用のシリアルデータライン1
に接続する。このシリアルデータライン1は診断装置の
国際規格であるキーワードプロトコル2000(以下、
KWP2000と略称する。)に基づいたラインなどで
ある。
【0004】そして、診断装置であるダイアグテスタ7
はKWP2000に基づいた通信方式によってKWP2
000ライン1を通して各ユニット3a1〜3anにテ
スト信号をシリアルに送出し、各ユニット3a1〜3a
nから送られてくる応答信号によって故障の有無を診断
している。
【0005】なお、KWP2000においては、図5に
示すように、ダイアグテスタ7をシリアルデータライン
1を通して他の1つのユニット3anに接続する。ダイ
アグテスタ7内のトランジスタTR1のコレクタにプル
アップ抵抗R0(例えば510オーム)を接続し、ユニ
ット3an内のトランジスタTR2のコレクタにプルア
ップ抵抗R0(例えば、510オーム)を接続する。
【0006】そして、制御部11からの制御信号がトラ
ンジスタTR1のベースに入力され、トランジスタTR
1がオンし、制御部13からの制御信号がトランジスタ
TR2のベースに入力され、トランジスタTR2がオン
する。これにより、KWP2000ライン1が510オ
ームで+12Vにプルアップされる。
【0007】また、自動車等の車両にはエンジン制御ユ
ニット,ブレーキ制御ユニット,サスペンション制御ユ
ニット等の各種の電子制御ユニットが搭載されており、
図4に示すように、これら複数のユニット3b1〜3b
nをバス4に接続してローカルエリアネットワーク(L
AN)を構成し、これらのユニット3b1〜3bn相互
間でデータの送受信を行なっている。この場合、メータ
5aはバス4を通して、各々のユニット3b1〜3bn
とデータの共有化を行なっている。
【0008】また、ダイアグテスタ7は、図4に示すよ
うに、メータ5aのLAN機能を利用して、各ユニット
3b1〜3bnの故障診断を行なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メータ
5aが、各ユニット3a1〜3anと情報を共有するた
めには、点線で示すようにバス4を各ユニット3a1〜
3anまで拡張してLANを構成しなければならなかっ
た。
【0010】この場合には、各ユニット3a1〜3an
の内部には夫々個別にLAN 集積回路(IC)を追加
しなければならず、システムとしてコストがかなり高く
なるという問題があった。
【0011】本発明は、故障診断用のシリアルデータラ
インを流用して安価かつ簡単な構成からなる車両通信ネ
ットワークシステムを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の手段を採用した。請求項1の発明は、
複数の被診断対象の故障の有無を診断する診断装置と、
バスに接続され相互間でデータの送受信を行なう複数の
通信ユニットと、前記バスに接続され前記複数の通信ユ
ニットから入力されるデータを指針または数値で表すメ
ータと、前記各被診断対象を診断するとき、前記診断装
置をシリアルデータラインを通して各被診断対象に接続
し、前記メータ及び各被診断対象の間で通信を行なうと
き、前記メータを前記シリアルデータラインを通して各
被診断対象に接続する接続手段とを備えることを要旨と
する。
【0013】この発明によれば、接続手段は、各被診断
対象を診断するとき、診断装置をシリアルデータライン
を通して各被診断対象に接続し、メータ及び各被診断対
象の間で通信を行なうとき、メータをシリアルデータラ
インを通して各被診断対象に接続するので、診断装置が
各被診断対象の故障の有無を診断できると共にメータが
被診断対象のデータを共有することができ、既存のシリ
アルデータラインを利用して低速であるが、安価なネッ
トワークシステムを構築することができる。
【0014】請求項2の発明は、前記診断装置が前記シ
リアルデータラインに接続されているか否かを判定する
接続判定手段を備え、前記接続手段は、前記診断装置が
前記シリアルデータラインに接続されているとき、前記
診断装置をシリアルデータラインを通して各被診断対象
に接続し、前記診断装置が前記シリアルデータラインに
接続されていないとき、前記メータを前記シリアルデー
タラインを通して各被診断対象に接続することを要旨と
する。
【0015】この発明によれば、接続判定手段は、診断
装置がシリアルデータラインに接続されているか否かを
判定し、接続手段は、診断装置がシリアルデータライン
に接続されているとき、診断装置をシリアルデータライ
ンを通して各被診断対象に接続し、診断装置がシリアル
データラインに接続されていないとき、メータをシリア
ルデータラインを通して各被診断対象に接続するので、
診断装置が各被診断対象の故障の有無を診断する故障診
断モードと、メータと被診断対象とのデータ交換モード
とを切り替え選択することができる。
【0016】請求項3の発明において、前記接続判定手
段は、前記診断装置側のシリアルデータラインと大地と
の間に接続されたプルダウン抵抗を有し、前記接続手段
が前記メータを前記シリアルデータラインを通して各被
診断対象に接続したとき、前記プルダウン抵抗の両端に
かかる電圧の大きさによって前記診断装置が前記シリア
ルデータラインに接続されているか否かを判定すること
を要旨とする。
【0017】この発明によれば、接続手段がメータをシ
リアルデータラインを通して各被診断対象に接続したと
き、接続判定手段は、プルダウン抵抗の両端にかかる電
圧の大きさによって診断装置がシリアルデータラインに
接続されているか否かを判定することができる。
【0018】請求項4の発明において、前記メータは、
前記各被診断対象及び前記各通信ユニットの間で通信を
行なうとき、前記シリアルデータライン及びバスを通し
て前記各被診断対象のデータと前記各通信ユニットのデ
ータとのデータ交換の中継を行なうことを要旨とする。
【0019】この発明によれば、メータは、シリアルデ
ータライン及びバスを通して各被診断対象のデータと各
通信ユニットのデータとのデータ交換の中継を行なうの
で、各被診断対象及び各通信ユニットの間で通信を行な
うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両通信ネットワ
ークシステムの実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】<実施の形態1>図1に実施の形態1の車
両通信ネットワークの構成図を示す。図1において、診
断装置としてのダイアグテスタ7はデータをシリアルに
転送するためのシリアルデータラインからなるKWP2
000ライン1を通してメータ5に接続され、このメー
タ5はKWP2000ライン1を通して被診断対象とし
てのユニット3anに接続される。
【0022】なお、ここでは、KWP2000ライン1
にユニット3anのみが接続されるとしたが、KWP2
000ライン1に被診断対象である複数のユニット3a
1〜3anを接続してもよい。
【0023】ダイアグテスタ7はKWP2000ライン
1及びメータ5を介してユニット3anの故障の有無を
診断するもので、トランジスタTR1及び制御部11を
有する。
【0024】このトランジスタTR1のコレクタと電源
+12Vとの間にはプルアップ抵抗R0(例えば、51
0オーム)が接続され、トランジスタTR1のコレクタ
にはKWP2000ライン1が接続される。なお、トラ
ンジスタTR1のエミッタは接地される。
【0025】制御部11は、トランジスタTR1のベー
ス及びコレクタに接続され、トランジスタTR1をオン
またはオフさせるための制御信号をトランジスタTR1
のベースに出力する。
【0026】また、ユニット3anもダイアグテスタ7
の構成に対応して構成される。すなわち、ユニット3a
nは、トランジスタTR2及び制御部13を有する。こ
のトランジスタTR2のコレクタと電源+12Vとの間
にはプルアップ抵抗R0(例えば、510オーム)が接
続される。
【0027】トランジスタTR2のコレクタにはKWP
2000ライン1が接続され、トランジスタTR2のエ
ミッタは接地される。
【0028】制御部13は、トランジスタTR2のベー
ス及びコレクタに接続され、トランジスタTR2をオン
またはオフさせるための制御信号をトランジスタTR2
のベースに出力する。
【0029】一方、メータ5は、車両運転データ、例え
ば、走行距離データ、バッテリ電圧データ、エンジンの
回転数データ、スピードデータ、燃料残量データ、温度
データ等を指針で示すものである。
【0030】このメータ5は、バス4に接続されるLA
Nインターフェイス(LANI/F)21と、このLA
NI/F21に接続される中央処理装置(CPU)2
3、トランジスタTR4〜TR5、第1のコンパレータ
25、接続手段としてのリレー27、第2のコンパレー
タ29を有する。
【0031】メータ5は、リレー27をオフし、CPU
23の入力ポートI0 の”L”レベルまたは”H”レベ
ルをモニタすることにより、ダイアグテスタ7がKWP
2000ライン1に接続されているか否かを判定する。
【0032】ダイアグテスタ7がKWP2000ライン
1に接続されている場合には、抵抗R1の値がプルアッ
プ抵抗R0(510オーム)よりも非常に大きいため、
第1のコンパレータ25の入力が約12Vとなる。
【0033】この入力は、第1のコンパレータ25のス
レッショルドレベル(例えば、6V)を越えるため、第
1のコンパレータ25の出力、すなわち、CPU23の
入力ポートI0 には”L”レベルが入力される。
【0034】ダイアグテスタ7がKWP2000ライン
1から切り離されている場合には、KWP2000ライ
ン1に接続されるプルダウン抵抗R1により第1のコン
パレータ25の入力が約0Vとなる。
【0035】この入力は、第1のコンパレータ25のス
レッショルドレベル(例えば、6V)より小さいため、
第1のコンパレータ25の出力、すなわち、CPU23
の入力ポートI0 には”H”レベルが入力される。プル
ダウン抵抗R1及び第1のコンパレータ25は、接続判
定手段を構成する。
【0036】ダイアグテスタ7がKWP2000ライン
1に接続されている場合には、ダイアグテスタ7からの
故障診断要求を受信する故障診断モードとなる。ダイア
グテスタ7がKWP2000ライン1から切り離されて
いる場合には、メータ5とユニット3an間でKWP2
000に基づく低速なデータ交換を行なうデータ送受信
モードとなる。
【0037】このCPU23の入力ポートI0 とKWP
2000ライン1との間には第1のコンパレータ25が
接続され、KWP2000ライン1とアースとの間には
プルアップ抵抗R0の抵抗値よりもはるかに大きい抵抗
値をもつ抵抗R1が接続される。
【0038】CPU23の出力ポートθ0 にはトランジ
スタTR4のベースが接続され、トランジスタTR4の
コレクタにはトランジスタTR3のベースが接続され
る。なお、トランジスタTR4のエミッタは接地され
る。
【0039】トランジスタTR3のエミッタには電源+
12Vが印加されており、トランジスタTR3のコレク
タとトランジスタTR5のコレクタとの間にはプルアッ
プ抵抗R0(例えば510オーム)が接続される。
【0040】出力ポートθ0 が”H”レベルになると、
トランジスタTR4,TR5がオンして、メータ5内部
のKWP2000のライン1がプルアップ抵抗R0で+
12Vにプルアップされるようになっている。
【0041】CPU23の出力ポートθ1 からはリレー
27を切り替えるための切替信号がリレー27に出力さ
れる。リレー27の端子aはダイアグテスタ7からのK
WP2000ライン1に接続され、リレー27の端子b
はユニット3anからのKWP2000ライン1に接続
され、接片26が切替信号の値に応じて端子aに接した
り、離れるようになっている。
【0042】トランジスタTR4,TR5のオンによ
り、KWP2000ライン1がプルアップ抵抗R0で+
12Vにプルアップされたときには、CPU23の出力
ポートθ1 の切替信号はオフ(Lレベル)となり、リレ
ー27をオフさせる。このとき、ダイアグテスタ7はK
WP2000ライン1から切り離される。
【0043】トランジスタTR5のベースはCPU23
の出力ポートO2に接続され、トランジスタTR5のコ
レクタはユニット3an側のKWP2000ライン1及
び第2のコンパレータ29の入力端子に接続される。第
2のコンパレータ29の出力端子はCPU23のKWP
2000用の入力ポートI1 に接続される。なお、トラ
ンジスタTR5のエミッタは接地される。
【0044】次に、このように構成された車両用ローカ
ルエリアネットワークシステムの動作を図2に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0045】まず、CPU23は、出力ポートθ0 から
の信号によりトランジスタTR3及びトランジスタTR
4をオフすると共に、出力ポートθ1 からの信号により
リレー27をオフする(ステップS11)。
【0046】次に、CPU23は、第1のコンパレータ
25の出力により入力ポートI0 をモニタし(ステップ
S13)、ダイアグテスタ7がKWP2000ライン1
に接続されているか否かを判定する(ステップS1
5)。
【0047】ここで、ダイアグテスタ7がKWP200
0ライン1に接続されている場合には、抵抗R1の値が
プルアップ抵抗R0よりも非常に大きいため、第1のコ
ンパレータ25の入力が約12Vとなる。
【0048】この入力は、第1のコンパレータ25のス
レッショルドレベルを越えるため、第1のコンパレータ
25からCPU23の入力ポートI0 には”L”レベル
が入力される。
【0049】CPU23は、”L”レベルの入力によ
り、ダイアグテスタ7がKWP2000ライン1に接続
されていると判定し、出力ポートθ1 から切替信号をリ
レー27に出力するので、リレー27がオンして、接片
26が端子aに接続される(ステップS17)。
【0050】なお、ダイアグテスタ7では、制御部11
からの信号によりトランジスタTR1がオンして、KW
P2000ライン1がプルアップ抵抗R0で+12Vに
プルアップされる。また、ユニット3anでは、制御部
13からの信号によりトランジスタTR2がオンして、
KWP2000ライン1がプルアップ抵抗R0で+12
Vにプルアップされる。
【0051】これにより、KWP2000ライン1を介
してダイアグテスタ7とユニット3anとが接続される
ので、ダイアグテスタ7による故障診断モードとなる
(ステップS19)。
【0052】このときには、ダイアグテスタ7からテス
ト信号をKWP2000ライン1を介してユニット3a
nに送り、ユニット3anからの応答信号によりユニッ
ト3anの故障の有無を診断することができる。
【0053】一方、ステップS15において、ダイアグ
テスタ7がKWP2000ライン1から切り離されてい
る場合には、KWP2000ライン1に接続されるプル
ダウン抵抗R1により第1のコンパレータ25の入力が
約0Vとなる。
【0054】この入力は、第1のコンパレータ25のス
レッショルドレベルより小さいため、第1のコンパレー
タ25からCPU23の入力ポートI0 に”H”レベル
が入力される。
【0055】CPU23は、”H”レベルの入力によ
り、ダイアグテスタ7がKWP2000ライン1から切
り離されていると判定し、CPU23の出力ポートθ0
からの信号により、トランジスタTR3,トランジスタ
フTR4をオンさせる(ステップS21)。
【0056】このとき、メータ5では、トランジスタT
R3がオンして、KWP2000ライン1がプルアップ
抵抗R0で+12Vにプルアップされる。
【0057】また、出力ポートθ1 からの切替信号によ
りリレー27をオフさせるので、ダイアグテスタ7は、
KWP2000ライン1から切り離される(ステップS
23)。
【0058】これにより、KWP2000ライン1を介
してメータ5とユニット3anとが接続されるので、メ
ータ5とユニット3anとの間でKWP2000に基づ
く低速な情報のやり取りを行なうことができる(ステッ
プS25)。
【0059】さらに、メータ動作が行なわれ(ステップ
S27)、処理が終了しない場合には、ステップS11
の処理に戻る。
【0060】このように、リレー27により、ダイアグ
テスタ7を既存のシリアルデータラインであるKWP2
000ライン1から切り離し、メータ5とユニット3a
nとをKWP2000ライン1で接続すれば、メータ5
がユニット3anの情報を共有することができる。
【0061】その結果、既存のシリアルデータラインを
利用して、低速であるが、安価なLANシステムを構築
することができる。
【0062】<実施の形態2>図3に実施の形態2の車
両通信ネットワークの構成図を示す。図3に示す車両通
信ネットワークシステムにおいては、LANI/F21
にバス4が接続され、このバス4に複数のユニット3b
1〜3bnが接続されてLANを構成し、各ユニット3
b1〜3bn相互間でデータの送受信を行なうようにな
っている。
【0063】複数のユニット3b1〜3bnは、例え
ば、車両に搭載されたエンジン制御ユニット、ブレーキ
制御ユニット、サスペンション制御ユニット、ミッショ
ン制御ユニットなどである。
【0064】各ユニット3b1〜3bnは、CPU3
1、このCPU31に接続されるCAN(コントロール
エリアネットワーク)33を備えている。CAN33
は、各ユニット3b1〜3bn相互間でデータの送受信
を行なうものである。
【0065】メータ5は、各ユニット3b1〜3bnか
らの車両運転データを入力し、その車両運転データを指
針または数値により表すようになっている。
【0066】その他の構成は図1に示す実施の形態1の
車両通信ネットワークシステムの構成と同一であるの
で、同一部分には同一符号を付して説明する。
【0067】このような構成によれば、リレー27がオ
ンしたときには、ダイアグテスタ7によりユニット3a
nの故障の有無を診断できると共に、メータ5を介し
て、LAN上のユニット3b1〜3bnの故障の有無を
診断することができる。
【0068】また、リレー27がオフしたときには、メ
ータ5とユニット3anとが接続されるので、メータ5
とユニット3anとの間で情報をやり取りが行なえると
共に、必要に応じてメータ5及びバス4を通して、ユニ
ット3anとユニット3b1〜3bnとの間で情報を交
換することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、接続手段は、各被診断
対象を診断するとき、診断装置をシリアルデータライン
を通して各被診断対象に接続し、メータ及び各被診断対
象の間で通信を行なうとき、メータをシリアルデータラ
インを通して各被診断対象に接続するので、診断装置が
各被診断対象の故障の有無を診断できると共にメータが
被診断対象のデータを共有することができ、既存のシリ
アルデータラインを利用して低速であるが、安価なネッ
トワークシステムを構築することができる。
【0070】また、接続判定手段は、診断装置がシリア
ルデータラインに接続されているか否かを判定し、接続
手段は、診断装置がシリアルデータラインに接続されて
いるとき、診断装置をシリアルデータラインを通して各
被診断対象に接続し、診断装置がシリアルデータライン
に接続されていないとき、メータをシリアルデータライ
ンを通して各被診断対象に接続するので、診断装置が各
被診断対象の故障の有無を診断する故障診断モードと、
メータと被診断対象とのデータ交換モードとを切り替え
選択することができる。
【0071】また、接続手段がメータをシリアルデータ
ラインを通して各被診断対象に接続したとき、接続判定
手段は、プルダウン抵抗の両端にかかる電圧の大きさに
よって診断装置がシリアルデータラインに接続されてい
るか否かを判定することができる。
【0072】また、メータは、シリアルデータライン及
びバスを通して各被診断対象のデータと各通信ユニット
のデータとのデータ交換の中継を行なうので、各被診断
対象及び各通信ユニットの間で通信を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両通信ネットワークシステムの実施
の形態1の構成図である。
【図2】実施の形態1の車両通信ネットワークシステム
の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の車両通信ネットワークシステムの実施
の形態2の構成図である。
【図4】従来の車両通信ネットワークシステムの一例を
示す構成図である。
【図5】図4に示す車両通信ネットワークシステムのダ
イアグテスタとユニットとの接続を示す図である。
【符号の説明】
1 KWP2000ライン 3a1〜3an,3b1〜3bn ユニット 5 メータ 7 ダイアグテスタ 11,13 制御部 21 LANI/F 23,31 CPU 25 第1のコンパレータ 27 リレー 29 第2のコンパレータ 33 CAN R0,R1 抵抗 TR1〜TR5 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/277 B60R 16/02 G01M 17/007 H04L 12/40 H04Q 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被診断対象の故障の有無を診断す
    る診断装置と、 バスに接続され相互間でデータの送受信を行なう複数の
    通信ユニットと、 前記バスに接続され前記複数の通信ユニットから入力さ
    れるデータを指針または数値で表すメータと、 前記各被診断対象を診断するとき、前記診断装置をシリ
    アルデータラインを通して各被診断対象に接続し、前記
    メータ及び各被診断対象の間で通信を行なうとき、前記
    メータを前記シリアルデータラインを通して各被診断対
    象に接続する接続手段と、を備えることを特徴とする車
    両通信ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記診断装置が前記シリアルデータライ
    ンに接続されているか否かを判定する接続判定手段を備
    え、 前記接続手段は、前記診断装置が前記シリアルデータラ
    インに接続されているとき、前記診断装置をシリアルデ
    ータラインを通して各被診断対象に接続し、前記診断装
    置が前記シリアルデータラインに接続されていないと
    き、前記メータを前記シリアルデータラインを通して各
    被診断対象に接続することを特徴とする請求項1記載の
    車両通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記接続判定手段は、前記診断装置側の
    シリアルデータラインと大地との間に接続されたプルダ
    ウン抵抗を有し、前記接続手段が前記メータを前記シリ
    アルデータラインを通して各被診断対象に接続したと
    き、前記プルダウン抵抗の両端にかかる電圧の大きさに
    よって前記診断装置が前記シリアルデータラインに接続
    されているか否かを判定することを特徴とする請求項2
    記載の車両通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記メータは、前記各被診断対象及び前
    記各通信ユニットの間で通信を行なうとき、前記シリア
    ルデータライン及びバスを通して前記各被診断対象のデ
    ータと前記各通信ユニットのデータとのデータ交換の中
    継を行なうことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項記載の車両通信ネットワークシステム。
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