JP3310020B2 - 車両用多重伝送装置 - Google Patents

車両用多重伝送装置

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JP3310020B2 JP20733592A JP20733592A JP3310020B2 JP 3310020 B2 JP3310020 B2 JP 3310020B2 JP 20733592 A JP20733592 A JP 20733592A JP 20733592 A JP20733592 A JP 20733592A JP 3310020 B2 JP3310020 B2 JP 3310020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用多重伝送、特に、
複数の制御ユニットが共通の多重伝送路に接続されて該
多重伝送路を介して各制御ユニット間で信号の授受が行
われる多重伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車においては、エレクトロニ
クス技術の急激な進歩に伴って各種制御の電子化が進め
られていると共に、ユーザの要求や付加価値を高めるた
めに新たな電装品がより多く搭載される傾向にある。こ
の場合、各機器に対して多数の電気配線が束ねられたワ
イヤハーネスを用いて制御信号を伝達するようになって
いるが、エレクトロニクス化が進むにつれてワイヤハー
ネスが肥大化し、その配設スペースの確保やレイアウト
が困難となる傾向にあった。
【0003】そこで、上記のような不具合を解決するた
めに、例えば特開平2−121436号公報に示されて
いるように、多重通信技術を自動車に応用した車両用多
重伝送装置が開発されている。この種の装置は、各種の
電気負荷等を制御する複数の制御ユニットを共通の多重
伝送路で互いに接続することにより、該多重伝送路を介
して各制御ユニット間において信号の授受を行い、これ
に基づいて各種電気負荷等の作動を制御するようにした
ものである。これによれば、複数の制御ユニットが共通
の多重伝送路によって接続されることにより、従来に比
べて信号線が削減されることになって、これらを束ねる
ワイヤハーネスの肥大化が抑制され、該ワイヤハーネス
が簡素化されることになり、その配設スペースを確保す
ることが可能となると共に、該ワイヤハーネスを適切に
レイアウトすることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な自動車用の多重伝送装置においては、車両に搭載され
た各種電気負荷(電装品)等を制御する制御ユニットや
各種のセンサ類が設けられた制御ユニットが共通の多重
伝送路を介して接続され、センサ類が設けられた制御ユ
ニットから送信される信号に基づいて他の制御ユニット
が各種電気負荷等を制御することが行われるが、自動車
においては、通常、速度計やエンジン回転計等の各種メ
ータ類の種類は、車種、グレードの相違もしくは仕向地
等に対応させて変更される。この場合、各種のメータ類
を制御する制御ユニットの交換に伴って、該ユニットか
ら送信される信号に基づいて電気負荷等を制御する制御
ユニットについても同時に交換しなければならないこと
になる。このため、車種、グレードの相違もしくは仕向
地毎に対応させて多くの制御ユニットを交換する必要が
あり、この種の多重伝送装置のコストアップを招くこと
になる。
【0005】そこで本発明は、複数の制御ユニットが共
通の多重伝送路に接続されて該多重伝送路を介して各制
御ユニット間で信号の授受が行われる多重伝送装置にお
いて、上記複数の制御ユニットのうち所定の制御ユニッ
トを除く他の制御ユニットを車種、仕様の相違もしくは
仕向地等にかかわりなく共通化させることにより、当該
多重伝送装置全体のコストを低減させることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】即ち、複数の制御ユニットが共通の多重伝
送路に接続されて該多重伝送路を介して各制御ユニット
間で信号の授受が行われる多重伝送装置において、上記
複数の制御ユニットのうち車種等により仕様の異なる所
定の制御ユニットに、自身の仕様を示す信号を送信す
る送信手段を設けると共に、上記複数の制御ユニットの
うち上記所定の制御ユニット以外の制御ユニットに、そ
の所定の制御ユニットの仕様を示す信号に基づいて自身
の動作を選択する動作選択手段を設け、上記所定の制御
ユニット以外の制御ユニットのうち特定の制御ユニット
は、該制御ユニット以外の制御ユニットに対し起動信号
を送信し、該起動信号に対する受信確認信号を受信する
と、上記所定の制御ユニットの仕様を示す信号に基づい
て、上記動作選択手段により自身の動作を選択した後
に、上記特定の制御ユニット以外の制御ユニットに対し
起動完了信号を送信するよう構成され、上記特定の制御
ユニットおよび所定の制御ユニット以外の制御ユニット
は、上記起動完了信号を受信した後に、上記所定の制御
ユニットの仕様を示す信号に基づいて、上記動作選択手
段により自身の動作を選択することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、車種等により仕様の異な
る所定の制御ユニットは、自身の仕様を示す信号を送信
し、一方、該所定の制御ユニット以外の制御ユニット
は、その所定の制御ユニットの仕様を示す信号に基づい
て自身の動作を選択する。即ち、車種、グレードの相違
もしくは仕向地等により仕様の異なる所定の制御ユニッ
トを交換した場合に、その所定の制御ユニット以外の他
の制御ユニットにおいては、交換された所定の制御ユニ
ットの仕様に応じて自動的に自己のソフトウェア等を変
更し、その上で、両制御ユニット間での信号の授受が行
われることになる。
【0009】従って、上記のように車種等により仕様が
異なる制御ユニットを除く他の制御ユニットについて
は、車種、グレードの相違もしくは仕向地等にかかわり
なく共通化することが可能となると共に、これに伴っ
て、当該多重伝送装置全体のコストが低減されることに
なる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は車両用多重伝送装置の全体概略構成
図であって、この多重伝送装置1は、ループ状に構成さ
れた1本まはた2本のツイストペア線等でなる多重伝送
路(多重通信線)2に複数の制御ユニット、例えば、第
1から第6の6つの制御ユニット3〜8がそれぞれ接続
されており、各制御ユニット3〜8間で信号の授受を行
うものである。
【0012】そして、上記第1制御ユニット3は、例え
ば燃料噴射量や燃料噴射時期、あるいは吸入空気量等の
制御を始めとするエンジンの作動に関する制御を行う制
御ユニット、第2制御ユニット4は、制動性を向上させ
るアンチスキッド制御を行う制御ユニットであり、また
第3制御ユニット5は、インストルメントパネルに設け
られた水温計等の各種インジケータ類を制御する制御ユ
ニットである。更に、第4制御ユニット6は、車体前部
に設けられたランプ系統および警報機等の作動を制御す
るための制御ユニットであり、第5制御ユニット7は、
車体後部に設けられたランプ系統の作動を制御するため
の制御ユニットであって、第6制御ユニット8は、スピ
ードメータ、エンジン回転計等の各種メータ類や各種セ
ンサ類を制御する制御ユニットである。
【0013】上記第1制御ユニット3には、エアフロメ
ータやエンジン回転センサまたは水温センサ等のセンサ
類が接続されていると共に、燃料噴射量、燃料噴射時期
あるいは吸入空気量等を制御するアクチュエータとして
の各種電気負荷が接続されており、第2制御ユニット4
には、車両制動時における減速度を検出する加速度等が
接続されていると共に、アンチスキッド制御を行うため
のブレーキ用油圧回路に設けられた油圧制御弁等を始め
とする各種アクチュエータとしての電気負荷が接続され
ている。また、第3制御ユニット5には、水温計等の各
種インジケータ類が接続されており、第4制御ユニット
6には、車体前部に設けられたフロントターンシグナル
ランプ、フォグランプ、スモールランプやそれらを点灯
ないし点滅させるためのスイッチ類が接続されていると
共に、第5制御ユニット7には、車体後部に設けられた
テールランプやブレーキランプやそれらを点灯させるた
めのスイッチ類が接続されている。更に、第6制御ユニ
ット8には、スピードメータ、エンジン回転計等の各種
メータ類や各種センサ類が接続されている。
【0014】そして、上記第1〜第6制御ユニット3〜
8には、バッテリーからの電源電圧が直接に、あるいは
アクセサリースイッチまたはイグニッションスイッチの
投入に伴って供給されるように構成されて、各制御ユニ
ットが起動されるようになっている。
【0015】なお、本実施例においては、上記多重伝送
路2に第1ないし第6の6つ制御ユニット3〜8が接続
されているが、多重伝送路2に接続される制御ユニット
の数は6つの限定されるものではなく、上記第1〜第6
制御ユニット3〜8以外に、例えば操縦性を向上させる
ための4輪操舵制御を行うための制御ユニット等を必要
に応じて接続することも可能である。
【0016】ここで、上記第1ないし第6制御ユニット
3〜8の具体的な構成を、図2に基づいて説明する。な
お、図2は第1制御ユニット3の具体構成を示すもので
あるが、他の制御ユニット4〜8についても該第1制御
ユニット3と同様の構成とされているので、該第1制御
ユニット3の構成について詳しく説明し、他の制御ユニ
ット4〜8についてはその具体的な構成の説明を省略す
る。
【0017】図2に示すように、第1制御ユニット3
は、上記多重伝送路2にコネクタ10を介して接続され
ており、多重伝送路2を介して送信される他の制御ユニ
ット4ないし8からの情報信号が多重インターフェイス
モジュールでなる受信制御部11aで受信され、この受
信制御部11aで変換された信号がコントローラ12に
入力されて論理演算処理されると共に、該コントローラ
12から多重インターフェイスモジュールでなる送信制
御部11bに出力された信号が該送信制御部11bで変
換されて、多重伝送路2を介して他の制御ユニット4〜
8に送信されるようになっている。更に、上記コントロ
ーラ12には、入出力インターフェイス13を介して各
種スイッチやセンサ類14および各種の電気負荷15が
接続されており、各種スイッチやセンサ類14からの信
号がコントローラ12に入力されると共に、該コントロ
ーラ12からは各種の電気負荷15を制御する信号が出
力されるようになっている。
【0018】ところで、本実施例においては、上記第1
ないし第6制御ユニット3〜8より送信される情報信号
として、図3に示すような構成のフレームFごとに各種
情報を伝送することが行われている。このフレームF
は、SOMコード、プライオリティ/宛先アドレスコー
ド、IDコード、VALID/INVALIDコード、
データ領域、EODコード、ACK領域およびEOMコ
ードを有するフレーム構成とされている。
【0019】上記SOMコードは、フレームFの開始を
示すコードであり、各制御ユニット3〜8は、このSO
Mコードを受信することによりフレームFの開始を認知
するようになっている。また、プライオリティ/宛先ア
ドレスコードのうち、プライオリティは、各制御ユニッ
ト3〜8のうち複数のユニットから同時に送信されて信
号が衝突した場合に、どの信号を優先して処理するかを
指示する優先順位を示すものである。一方、宛先アドレ
スは、信号を送信すべき送信先の制御ユニットを示すも
のである。更に、IDコードは、当該フレームFのデー
タの内容を示すコードであって、このIDコードにより
各制御ユニット3〜8はそのフレームFのデータ領域の
内容を知ることができる。また、VALID/INVA
LIDコードは、送信すべきデータの有効、無効を示す
コードである。そして、データ領域には、各種データの
数、各データ内容等が示されており、EODコードは、
データの終わりを示すコードである。更に、ACK領域
は各制御ユニット3〜8間で信号の授受が正確に行われ
たか否かを判別する領域であり、また、EOMコード
は、フレームFの終了を示すコードである。
【0020】そして、上記ACK領域は、複数のビッ
ト、例えば16ビットからなり、各制御ユニット3〜8
に対応させてそれぞれのユニットに対して予め設定され
たビット領域が割り当てられており、各ビットにより各
制御ユニット3〜8は正常受信の確認を行う。即ち、送
信元の制御ユニットは、16ビットのACK領域の自身
のユニットに対応する位置のビットのみを“0”とし、
他のビットの全てを“1”にして、1個の“0”と15
個の“1”ビットを送信する。一方、受信側の制御ユニ
ットにおいては、受信したフレームFの内容に誤りがな
いかをチェックし、誤りがなければ、自身のユニットに
ついて予め設定された位置のビット領域に、それぞれの
制御ユニットに固有の受信確認信号(以下、ACK信号
と記載する)を“0”として送信元の制御ユニットに返
送するようになっている。従って、上記ACK領域にお
けるビット領域が“0”になっている制御ユニットは、
正常にフレームFを受信したことを示す。
【0021】なお、受信側の制御ユニットからACK信
号が返送されてこない場合は、受信エラーが発生したも
のとして、送信元の制御ユニットは所定の周期で繰り返
しフレームFを再送信するが、所定の回数以上、例えば
3回以上繰り返し送信してもACK信号が返送されてこ
ない場合には、その制御ユニットが何らかの原因でシス
テムダウンしたものとして当該多重伝送システムから取
り除かれるようになっている。
【0022】そして、本実施例においては、上記第1な
いし第6制御ユニット3〜8のうち、第6制御ユニット
の仕様が車種、グレードの相違もしくは仕向地等に応じ
て変更される。即ち、該第6制御ユニット8に接続され
る各種メータ類の種類が車種等に応じて変更され、例え
ば、A〜Cの3つのタイプの第6制御ユニット8が予め
用意されることになる。
【0023】次に、上記第1ないし第6制御ユニット3
〜8の起動時における制御動作を図4のフローチャート
に従って説明する。
【0024】図4に示すように、上記第1ないし第6ユ
ニット3〜8のうちの特定の制御ユニット、例えば、第
1制御ユニット3のコントローラ12は、まず、ステッ
プS1でイニシャルチェックを行い、ステップS2にお
いてエンジン回転がアイドル状態であるか否かを判定す
る。そして、YESと判定したとき、即ち、エンジン回
転がアイドル状態となり、発電機の作動状態が安定した
ときには、ステップS3で、他の制御ユニット4〜8に
対して、それらのユニットを起動させるための信号とし
ての起動フレームを送信する。
【0025】次いで、ステップS4でタイマをクリアす
ると共に、ステップS5においては他の制御ユニット4
〜8よりACK信号が返送されてきたか否かを判定し、
YESの場合、即ち、各制御ユニット4〜8よりのAC
K信号を受信した場合には、ステップS6で各制御ユニ
ット4〜8の起動を確認し、ステップS7において、予
め設定された所定時間が経過したか否かを判定し、所定
時間が経過したときにステップS8に進む。なお、ステ
ップS5でNOと判定したき、即ち、いずれかの制御
ユニットがACK信号を返送しない場合には、所定時間
が経過するまで、ステップS5〜ステップS7を繰り返
し実行し、所定時間が経過しても特定の制御ユニットよ
りACK信号が返送されてこない場合には、その特定の
制御ユニットがシステムダウンしているものとしてステ
ップS6で起動状態にある制御ユニットを確認する。
【0026】そして、ステップS8においては、起動が
完了して多重通信可能な状態にある制御ユニットを判別
すると共に、ステップS9では、車種等に応じて変更さ
れた第6制御ユニット8から送信される該第6制御ユニ
ット8の仕様を示すフレームに基づいて該第6制御ユニ
ット8の仕様がAタイプであるか否かを判定し、YES
の場合には、ステップS10においてAタイプの仕様に
応じた自身の制御動作を選択する。また、上記ステップ
S9でNOと判定した場合には、ステップS11で第6
制御ユニットの仕様がBタイプであるか否かを判定し、
YESの場合には、ステップS12においてBタイプの
仕様に応じた自身の制御動作を選択する。更に、上記ス
テップS11でNOと判定した場合には、ステップS1
3においてCタイプの仕様に応じた自身の制御動作を選
択したのち、ステップS14で起動完了したことを示す
起動完了フレームを送信する。
【0027】即ち、図5に示すように、第1制御ユニッ
ト3からの起動フレームFの送信(ON状態)に呼応し
て、第2ないし第6の各制御ユニット4〜8はフレーム
F(ACK信号)を返送(ON状態)し、全ての制御ユ
ニット3〜8の起動完了を第1制御ユニット3において
確認した場合には、該第1制御ユニット3から起動完了
フレームFaの送信(ON状態)後に、点線aで示すよ
うに、多重通信状態に入る。
【0028】また、上記第2ないし第5制御ユニット4
〜7のコントローラは、図6に示すように、まず、ステ
ップS20でイニシャルチェックを行い、ステップS2
1において上記第1制御ユニットからの起動フレームを
受信したか否かを判定し、受信した場合(YESの場
合)には、ステップS22で上記第1制御ユニットに対
してACK信号を送信し、次いで、ステップS23で上
記第1制御ユニットからの起動完了フレームを受信した
か否かを判定する。そして、受信した場合(YESの場
合)には、ステップS24で起動状態にある制御ユニッ
トを判別すると共に、ステップS25では、車種等に応
じて変更された第6制御ユニット8からの送信される該
第6制御ユニット8の仕様を示すフレームに基づいて該
第6制御ユニット8の仕様がAタイプであるか否かを判
定し、YESの場合には、ステップS26においてAタ
イプの仕様に応じた自身の制御動作を選択する。また、
上記ステップS25でNOと判定した場合には、ステッ
プS27で第6制御ユニットの仕様がBタイプであるか
否かを判定し、YESの場合には、ステップS28にお
いてBタイプの仕様に応じた自身の制御動作を選択す
る。更に、上記ステップS27でNOと判定した場合に
は、ステップS29においてCタイプの仕様に応じた自
身の制御動作を選択する。
【0029】このように、本実施例においては、車種等
により仕様が変更される第6制御ユニット8は、自身の
仕様を示す信号を送信し、一方、該第6制御ユニット8
以外の第1ないし第5制御ユニット3〜7は、上記第6
制御ユニット8の仕様を示す信号に基づいて自身の動作
を選択することになる。即ち、車種、グレードの相違も
しくは仕向地等により仕様が変更される第6制御ユニッ
ト8を交換した場合に、他の第1ないし第5制御ユニッ
ト3〜7においては、交換された第6制御ユニット8の
仕様に応じた自己のソフトウェアを自動的に選択し、こ
れにより、第1ないし第6制御ユニット3〜8間で信号
の授受が正しく行われることになる。
【0030】従って、上記のように車種等により仕様が
異なる第6制御ユニット8を除く他の制御ユニット3〜
7については、車種、グレードの相違もしくは仕向地等
にかかわりなく共通化することが可能となると共に、こ
れに伴って、当該多重伝送装置1の全体のコストを低減
させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、車種、
グレードの相違もしくは仕向地等により仕様の異なる所
定の制御ユニットを交換した場合に、その所定の制御ユ
ニット以外の他の制御ユニットは、交換された所定の制
御ユニットの仕様に応じて自動的に自己の動作、即ち、
自身のソフトウェアを変更し、その上で、各制御ユニッ
ト間での信号の授受が行われることになる。従って、上
記のように車種等により仕様が異なる制御ユニットを除
く他の制御ユニットについては、車種、グレードの相違
もしくは仕向地等にかかわりなく共通化することが可能
となると共に、これに伴って、当該多重伝送装置全体の
コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用多重伝送装置の全体概略
システム図。
【図2】 車両用多重伝送装置を構成する制御ユニット
の具体的な構造を示すシステム図。
【図3】 信号フレームの具体的な構成の一例を説明す
る説明図。
【図4】 起動時における第1制御ユニットの制御動作
を示すフローチャート図。
【図5】 起動時における各制御ユニットの送信状態を
示すタイムチャート図。
【図6】 起動時における第2ないし第5制御ユニット
の制御動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 車両用多重伝送装置 2 多重伝送路 3〜8 第1〜第6制御ユニット 11a 受信制御部 11b 送信制御部 12 コントローラ 14 スイッチ、センサ 15 電気負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 誠治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−243426(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 100 H04L 12/40 H04L 12/42 H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 321

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御ユニットが共通の多重伝送路
    に接続されて該多重伝送路を介して各制御ユニット間で
    信号の授受が行われる多重伝送装置であって、上記複数
    の制御ユニットのうち車種等により仕様の異なる所定の
    制御ユニットに、自身の仕様を示す信号を送信する送信
    手段が設けられていると共に、上記複数の制御ユニット
    のうち上記所定の制御ユニット以外の制御ユニットに
    、その所定の制御ユニットの仕様を示す信号に基づい
    て自身の動作を選択する動作選択手段が設けられ、上記
    所定の制御ユニット以外の制御ユニットのうち特定の制
    御ユニットは、該制御ユニット以外の制御ユニットに対
    し起動信号を送信し、該起動信号に対する受信確認信号
    を受信すると、上記所定の制御ユニットの仕様を示す信
    号に基づいて、上記動作選択手段により自身の動作を選
    択した後に、上記特定の制御ユニット以外の制御ユニッ
    トに対し起動完了信号を送信するよう構成され、上記特
    定の制御ユニットおよび所定の制御ユニット以外の制御
    ユニットは、上記起動完了信号を受信した後に、上記所
    定の制御ユニットの仕様を示す信号に基づいて、上記動
    作選択手段により自身の動作を選択することを特徴とす
    る車両用多重伝送装置。
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