JPH0744456U - 溶接ワイヤ切断装置 - Google Patents

溶接ワイヤ切断装置

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JPH0744456U
JPH0744456U JP65495U JP65495U JPH0744456U JP H0744456 U JPH0744456 U JP H0744456U JP 65495 U JP65495 U JP 65495U JP 65495 U JP65495 U JP 65495U JP H0744456 U JPH0744456 U JP H0744456U
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fixed blade
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付、構成が簡単で、安価に提供できると共
に、判断刃の耐久性向上を企図したアーク溶接ロボット
の溶接ワイヤ切断装置を提供する。 【構成】 アーク溶接ロボットの溶接ワイヤ2 の先端側
を切断する装置であって、固定刃6 と、該固定刃6 に接
近するようにモータによって回転駆動されて前記固定刃
6 とで溶接ワイヤ2 を挟圧して切断する可動刃8 とを備
えると共に、可動刃8 の刃縁19は固定刃6 の刃縁20に対
して平行移動するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アーク溶接ロボットのトーチの溶接ワイヤを切断する切断装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、アーク溶接ロボットによって自動溶接するに際して、溶接開始点の位置 ずれを検出し、自動的に修正するようにすることが行なわれている。前記溶接開 始点の位置ずれは溶接ワイヤの先端で検出されるようになっていることから、連 続して溶接を行うことによって溶接ワイヤの先端部に形成される酸化被膜により 正確な溶接開始点が得難くなり、これによって、良好なアークスタートができな くなり、溶接欠陥を生じる。そこで、正確な溶接開始点を得るべく、トーチノズ ルからの溶接ワイヤの突き出し長さが一定寸法となるように該溶接ワイヤの先端 部を切断する切断装置が提供されている。この切断装置として、一対の切断刃を 一本の枢軸で回動自在に支持して開閉自在とし、該切断刃をバネで開状態に付勢 すると共に、圧縮エアの供給により作動される作動体で閉操作するように構成し た所謂エアニッパを組込んだものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のものにあっては、構造が複雑で、組付が困難であり、また、高価で もあった。また、一本の枢軸廻りに回動する一対の切断刃で挟圧して溶接ワイヤ を切断する構成であるので、溶接ワイヤを挟圧する際、該ワイヤと切断刃の刃縁 との間にすべりが生じ、切断刃が摩耗し易く、寿命が短かいものであった。
【0004】 そこで本考案は、組付及び構造が簡単で、安価に提供でき、且つ切断刃の耐久 性の向上を企図した溶接ワイヤの切断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、アーク溶接ロボット の溶接ワイヤ2 の先端側を切断する装置であって、固定刃6 と、該固定刃6 に接 近するようにモータ7 によって回転駆動されて前記固定刃6 とで溶接ワイヤ2 を 挟圧して切断する可動刃8 とを備えると共に、可動刃8 の刃縁19は固定刃6 の刃 縁20に対して平行移動するように構成されている点にある。
【0006】
【作用】
アーク溶接ロボットの溶接ワイヤを切断するに際し、溶接ワイヤ2 を固定刃6 の刃縁20に直交するように配置して該ワイヤ2 の所望の切断部位を前記刃縁20に 接当させる。そして、電動モータ7 によって可動刃8 を回転駆動して固定刃6 に 接近させる。すると該可動刃8 と固定刃6 とで溶接ワイヤ2 が挟圧されて切断さ れる。このとき、可動刃8 の刃縁19は固定刃6 の刃縁20に対して平行移動して接 近するので、溶接ワイヤ2 が挟圧される際、該ワイヤ2 と固定刃6 及び可動刃8 の刃縁20,19 との間にすべりは生じない。また、固定刃6 は装置の固定側にビス 等で固定し、可動刃8 はモータ7 の出力軸に固定すればよく、組付、構成が簡単 で安価に提供できるものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1乃至図6は本考案の一 実施例を示し、図2、図3及び図4は、アーク溶接ロボットのトーチノズル1 の 中心に配置され且つトーチノズル1 から突出する溶接ワイヤ2 を切断する溶接ワ イヤ切断装置3 の正面図、平面図及び断面図を示している。該切断装置3 は、4 個の密着コイルバネ4 により下方から遊動自在に支持された可動の支持台5 と、 該支持台5 に固定状に取付けられた固定刃6 と、支持台5 に取付けられた電動モ ータ7 と、該電動モータ7 によって回転駆動され、前記固定刃6 とで溶接ワイヤ 2 を挟圧して切断する可動刃8 とを備えている。密着コイルバネ4 の下部は箱体 10の底部に突設状とされた雄ネジ軸11に螺合締結され、上部は支持台5 の下面に 突設状とされた雄ネジ軸12に螺合締結されており、各密着コイルバネ4 は四角錐 台状に配置され、支持台5 を所定位置に復帰させるように構成している。これに より、溶接ワイヤ切断装置3 が密着コイルバネ38で遊動自在に下側から支持され 、トーチノズル1 の設定位置が多少ずれた場合であっても、溶接ワイヤ切断装置 3 の前後、左右への遊動によってそのずれが修正できると共に溶接ワイヤ切断装 置3 とトーチノズル1 との接触による衝撃が緩衝され、相互の損傷が有効に防止 でき、良好な切断が得られる。
【0008】 固定刃6 は刃物受台13に固着されており、該刃物受台13が支持台5 の立上り片 14前面側に固定されたブロック体15にネジ16締結されている。電動モータ7 は減 速機を備え、支持台5 の立上り片14の後面側に取付けられている。そのモータ7 の出力軸17に立上り片14の前面側より可動刃支持ブロック18が取付け固定され、 該可動刃支持ブロック18に可動刃8 が固着されている。そして、図1及び図3で 明らかなように、可動刃8 は刃縁19が固定刃6 の刃縁20に対して平行移動するよ うにモータ7 により回転駆動され、該モータ7 の正転駆動により可動刃8 が固定 刃6 に接近する方向に回転駆動され、溶接ワイヤ2 を可動刃8 と固定刃6 とで挟 圧して切断する。
【0009】 また立上り片14にはトーチノズル1 を検出するリミットスイッチよりなる第1 スイッチ21と、可動刃8 を検出するリミットスイッチよりなる第2スイッチ22と を備えている。第1スイッチ21はトーチノズル1 によって押動されるコイルスプ リングよりなる感知杆24を有し、第2スイッチ22は可動刃支持ブロック18より突 設されたカムブロック24によって作動される感知ローラ25を有している。
【0010】 図6はガイドローラ26を示し、溶接ワイヤ2 を所定位置に案内すべく、切欠部 27が切欠形成されており、立上り片14前面側に、固定刃6 及び可動刃8 を覆って 取付けられる。また各スイッチ21,22 やモータ7 を覆って、適宜カバー体28が装 着される。 次に溶接ワイヤ切断装置3 の作動を図5に示す電気回路図に基づき説明する。 同図において、SW1 は第1スイッチ21、SW2 は第2スイッチ22で、Nc、N o接点を有する。Tはタイマー29でb接点Tb 30 を有する。R1 、R2 はリレ ー31,32 で接点R1 a 33 、R1 b 34 、R2 1 35、R2 2 36を有する。M は電動モータ7 で、正逆転自在とされている。そして、電源を入れるとTb 30 を介してR1 31が励磁され、そのa接点R1 a 33 がオンし、b接点R1 b 34 がオフする。
【0011】 また、トーチの溶接ワイヤ2 はガイドローラ26の切欠部27より所定位置に案内 され、トーチノズル1 が所定位置にセットされて、SW1 21がオンすると、SW 2 22がNo側にあるため、これらを介してモータ7 に通電され、モータ7 が正転 する。モータ7 が僅かに正転すると、カムブロック24が感知ローラ25から外れ、 SW2 22がNo側からNc側に切換わり、T29、R2 32が励磁され、R2 1 35 がオンし、自己保持する。また、R2 2 36がオンするため、R1 a 33 を介し てモータ7 に通電され、モータ7 が正転を続け、固定刃6 と可動刃8 とでワイヤ 2 が挟圧されて切断される。切断後可動刃8 が固定刃6 を通りすぎ、1回転して 元の位置にもどってくれば、可動刃支持ブロック18のカムブロック24が感知ロー ラ25に接触することによりSW2 22が作動され、該SW2 22はNc側からNo側 に戻る。この間に、トーチノズル1 がSW1 21オン位置より退出されていれば、 T29、R2 32が共に消磁し、R2 1 35、R2 2 36がオフするため、モータ7 が止まる。なお、T29が励磁されていても、T29の設定時間内ではTb 30 はオ ンのままである。
【0012】 次に、固定刃6 と可動刃8 による溶接ワイヤ2 の切断が円滑に行なわれず、か み込み等が発生した場合にあっては、かみ込み状態で、T29の設定時間をこえる と、Tb 30 がオフするため、R1 31が消磁され、その接点R1 a 33 がオフす ると共にR1 b 34 がオンし、R1 b 34 を介してモータ7 に通電され、モータ 7 が逆転する。そして初期位置に復帰すると、カムブロック24が感知ローラ25に 接触してSW2 22がNc側からNo側に戻り、T 29 が消磁され、Tb 30 が直 ちにオンし、R1 31が消磁してR1 b 34 がオフすると共にR1 a 33 がオンし 、再度、モータ7 が正転する。従って、かみ込みが有効に解除され、かみ込み状 態での無理な負荷が有効に防止できる。
【0013】 なお、前記構成のものにあっては、電動モータ7 が正逆転する構造のものを示 しているが、図7に示される如く、正転のみの構造であってもよい。また、可動 刃8 及び固定刃6 の調整や交換も容易に行なえる。また、可動刃8 及び固定刃6 の刃部を超硬合金チップで構成することで、半永久的寿命となる。 図8乃至図10は、溶接ワイヤ切断装置3 の設計変形例を示しており、前記支 持台5 の立上り片14に相当する部分37が下方に向けて折曲されて形成されている 。38はシュートである。また、前記実施例と相当する部分は同一符号を付して説 明を省略する。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、固定刃6 は装置の固定側にビス等で固定し、可動刃8 はモー タ7 の出力軸に固定すればよく、組付、構成が簡単で安価に提供できるものであ り、また、可動刃8 の刃縁19が固定刃6 の刃縁20に対して平行移動するように可 動刃8 が回転駆動されて、固定刃6 と可動刃8 とで溶接ワイヤ2 を挟圧して切断 するので、ワイヤ2 と固定刃6 及び可動刃8 の刃縁20,19 との間にすべりは生じ なく、各刃6,8 の耐久性が向上し、寿命が長いものである。
【0015】 また、前記効果を有した上で、なおかつ、溶接ワイヤ2 を良好に切断できる。 すなわち、溶接ワイヤ2 の径方向一側をバックアップしておき、ワイヤ2 の径方 向他側から可動刃のみでワイヤ2 を径方向に切断するものでは、ワイヤ2 にバリ が生じ、該ワイヤ2 の正確な溶接開始点が得られないものであるが、本考案のも のでは、固定刃6 と可動刃8 とでワイヤ2 を挟圧して切断するので、前記のよう なバリは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の拡大正面図である。
【図2】装置の全体平面図である。
【図3】装置の全体平面図である。
【図4】装置の全体側面図である。
【図5】電気回路図である。
【図6】ガイドカバーの斜視図である。
【図7】他の例の回路図である。
【図8】変形例を示す全体正面図である。
【図9】変形例を示す全体平面図である。
【図10】変形例を示す全体側面図である。
【符号の説明】
2 溶接ワイヤ 6 固定刃 7 モータ 8 可動刃 19 刃縁 20 刃縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク溶接ロボットの溶接ワイヤ(2) の
    先端側を切断する装置であって、固定刃(6) と、該固定
    刃(6) に接近するようにモータ(7) によって回転駆動さ
    れて前記固定刃(6) とで溶接ワイヤ(2) を挟圧して切断
    する可動刃(8) とを備えると共に、可動刃(8) の刃縁(1
    9)は固定刃(6) の刃縁(20)に対して平行移動するように
    構成されていることを特徴とする溶接ワイヤ切断装置。
JP65495U 1995-02-15 1995-02-15 溶接ワイヤ切断装置 Expired - Lifetime JP2502562Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108421938A (zh) * 2018-04-20 2018-08-21 佛山市顺德区君胜电器实业有限公司 一种自动送丝焊接设备
KR20190073842A (ko) * 2017-12-19 2019-06-27 주식회사 포스코 용접와이어 절단장치

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KR20190073842A (ko) * 2017-12-19 2019-06-27 주식회사 포스코 용접와이어 절단장치
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