JP2502562Y2 - 溶接ワイヤ切断装置 - Google Patents
溶接ワイヤ切断装置Info
- Publication number
- JP2502562Y2 JP2502562Y2 JP65495U JP65495U JP2502562Y2 JP 2502562 Y2 JP2502562 Y2 JP 2502562Y2 JP 65495 U JP65495 U JP 65495U JP 65495 U JP65495 U JP 65495U JP 2502562 Y2 JP2502562 Y2 JP 2502562Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- welding wire
- fixed
- movable blade
- fixed blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Wire Processing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アーク溶接ロボットの
トーチの溶接ワイヤを切断する切断装置に関するもので
ある。
トーチの溶接ワイヤを切断する切断装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、アーク溶接ロボットによって自動
溶接するに際して、溶接開始点の位置ずれを検出し、自
動的に修正するようにすることが行なわれている。前記
溶接開始点の位置ずれは溶接ワイヤの先端で検出される
ようになっていることから、連続して溶接を行うことに
よって溶接ワイヤの先端部に形成される酸化被膜により
正確な溶接開始点が得難くなり、これによって、良好な
アークスタートができなくなり、溶接欠陥を生じる。そ
こで、正確な溶接開始点を得るべく、トーチノズルから
の溶接ワイヤの突き出し長さが一定寸法となるように該
溶接ワイヤの先端部を切断する切断装置が提供されてい
る。この切断装置として、一対の切断刃を一本の枢軸で
回動自在に支持して開閉自在とし、該切断刃をバネで開
状態に付勢すると共に、圧縮エアの供給により作動され
る作動体で閉操作するように構成した所謂エアニッパを
組込んだものがある。
溶接するに際して、溶接開始点の位置ずれを検出し、自
動的に修正するようにすることが行なわれている。前記
溶接開始点の位置ずれは溶接ワイヤの先端で検出される
ようになっていることから、連続して溶接を行うことに
よって溶接ワイヤの先端部に形成される酸化被膜により
正確な溶接開始点が得難くなり、これによって、良好な
アークスタートができなくなり、溶接欠陥を生じる。そ
こで、正確な溶接開始点を得るべく、トーチノズルから
の溶接ワイヤの突き出し長さが一定寸法となるように該
溶接ワイヤの先端部を切断する切断装置が提供されてい
る。この切断装置として、一対の切断刃を一本の枢軸で
回動自在に支持して開閉自在とし、該切断刃をバネで開
状態に付勢すると共に、圧縮エアの供給により作動され
る作動体で閉操作するように構成した所謂エアニッパを
組込んだものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、構造が複雑で、組付が困難であり、また、高価で
もあった。また、一本の枢軸廻りに回動する一対の切断
刃で挟圧して溶接ワイヤを切断する構成であるので、溶
接ワイヤを挟圧する際、該ワイヤと切断刃の刃縁との間
にすべりが生じ、切断刃が摩耗し易く、寿命が短かいも
のであった。
ては、構造が複雑で、組付が困難であり、また、高価で
もあった。また、一本の枢軸廻りに回動する一対の切断
刃で挟圧して溶接ワイヤを切断する構成であるので、溶
接ワイヤを挟圧する際、該ワイヤと切断刃の刃縁との間
にすべりが生じ、切断刃が摩耗し易く、寿命が短かいも
のであった。
【0004】そこで本考案は、組付及び構造が簡単で、
安価に提供でき、且つ切断刃の耐久性の向上を企図した
溶接ワイヤの切断装置を提供することを目的とする。
安価に提供でき、且つ切断刃の耐久性の向上を企図した
溶接ワイヤの切断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、アーク溶接ロボットの
溶接ワイヤ2 の先端側を切断する装置であって、固定刃
6 と、該固定刃6 に接近するようにモータ7 によって回
転駆動されて前記固定刃6 とで溶接ワイヤ2 を挟圧して
切断する可動刃8 とを備えると共に、可動刃8 の刃縁19
は固定刃6 の刃縁20に対して平行移動するように構成さ
れている点にある。
するために講じた技術的手段は、アーク溶接ロボットの
溶接ワイヤ2 の先端側を切断する装置であって、固定刃
6 と、該固定刃6 に接近するようにモータ7 によって回
転駆動されて前記固定刃6 とで溶接ワイヤ2 を挟圧して
切断する可動刃8 とを備えると共に、可動刃8 の刃縁19
は固定刃6 の刃縁20に対して平行移動するように構成さ
れている点にある。
【0006】
【作用】アーク溶接ロボットの溶接ワイヤを切断するに
際し、溶接ワイヤ2 を固定刃6の刃縁20に直交するよう
に配置して該ワイヤ2 の所望の切断部位を前記刃縁20に
接当させる。そして、電動モータ7 によって可動刃8 を
回転駆動して固定刃6 に接近させる。すると該可動刃8
と固定刃6 とで溶接ワイヤ2 が挟圧されて切断される。
このとき、可動刃8 の刃縁19は固定刃6 の刃縁20に対し
て平行移動して接近するので、溶接ワイヤ2 が挟圧され
る際、該ワイヤ2 と固定刃6 及び可動刃8の刃縁20,19
との間にすべりは生じない。また、固定刃6 は装置の固
定側にビス等で固定し、可動刃8 はモータ7 の出力軸に
固定すればよく、組付、構成が簡単で安価に提供できる
ものである。
際し、溶接ワイヤ2 を固定刃6の刃縁20に直交するよう
に配置して該ワイヤ2 の所望の切断部位を前記刃縁20に
接当させる。そして、電動モータ7 によって可動刃8 を
回転駆動して固定刃6 に接近させる。すると該可動刃8
と固定刃6 とで溶接ワイヤ2 が挟圧されて切断される。
このとき、可動刃8 の刃縁19は固定刃6 の刃縁20に対し
て平行移動して接近するので、溶接ワイヤ2 が挟圧され
る際、該ワイヤ2 と固定刃6 及び可動刃8の刃縁20,19
との間にすべりは生じない。また、固定刃6 は装置の固
定側にビス等で固定し、可動刃8 はモータ7 の出力軸に
固定すればよく、組付、構成が簡単で安価に提供できる
ものである。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図6は本考案の一実施例を示し、図2、
図3及び図4は、アーク溶接ロボットのトーチノズル1
の中心に配置され且つトーチノズル1 から突出する溶接
ワイヤ2 を切断する溶接ワイヤ切断装置3 の正面図、平
面図及び断面図を示している。該切断装置3 は、4個の
密着コイルバネ4 により下方から遊動自在に支持された
可動の支持台5 と、該支持台5 に固定状に取付けられた
固定刃6 と、支持台5 に取付けられた電動モータ7 と、
該電動モータ7 によって回転駆動され、前記固定刃6 と
で溶接ワイヤ2 を挟圧して切断する可動刃8 とを備えて
いる。密着コイルバネ4 の下部は箱体10の底部に突設状
とされた雄ネジ軸11に螺合締結され、上部は支持台5 の
下面に突設状とされた雄ネジ軸12に螺合締結されてお
り、各密着コイルバネ4 は四角錐台状に配置され、支持
台5 を所定位置に復帰させるように構成している。これ
により、溶接ワイヤ切断装置3 が密着コイルバネ38で遊
動自在に下側から支持され、トーチノズル1 の設定位置
が多少ずれた場合であっても、溶接ワイヤ切断装置3 の
前後、左右への遊動によってそのずれが修正できると共
に溶接ワイヤ切断装置3 とトーチノズル1 との接触によ
る衝撃が緩衝され、相互の損傷が有効に防止でき、良好
な切断が得られる。
する。図1乃至図6は本考案の一実施例を示し、図2、
図3及び図4は、アーク溶接ロボットのトーチノズル1
の中心に配置され且つトーチノズル1 から突出する溶接
ワイヤ2 を切断する溶接ワイヤ切断装置3 の正面図、平
面図及び断面図を示している。該切断装置3 は、4個の
密着コイルバネ4 により下方から遊動自在に支持された
可動の支持台5 と、該支持台5 に固定状に取付けられた
固定刃6 と、支持台5 に取付けられた電動モータ7 と、
該電動モータ7 によって回転駆動され、前記固定刃6 と
で溶接ワイヤ2 を挟圧して切断する可動刃8 とを備えて
いる。密着コイルバネ4 の下部は箱体10の底部に突設状
とされた雄ネジ軸11に螺合締結され、上部は支持台5 の
下面に突設状とされた雄ネジ軸12に螺合締結されてお
り、各密着コイルバネ4 は四角錐台状に配置され、支持
台5 を所定位置に復帰させるように構成している。これ
により、溶接ワイヤ切断装置3 が密着コイルバネ38で遊
動自在に下側から支持され、トーチノズル1 の設定位置
が多少ずれた場合であっても、溶接ワイヤ切断装置3 の
前後、左右への遊動によってそのずれが修正できると共
に溶接ワイヤ切断装置3 とトーチノズル1 との接触によ
る衝撃が緩衝され、相互の損傷が有効に防止でき、良好
な切断が得られる。
【0008】固定刃6 は刃物受台13に固着されており、
該刃物受台13が支持台5 の立上り片14前面側に固定され
たブロック体15にネジ16締結されている。電動モータ7
は減速機を備え、支持台5 の立上り片14の後面側に取付
けられている。そのモータ7の出力軸17に立上り片14の
前面側より可動刃支持ブロック18が取付け固定され、該
可動刃支持ブロック18に可動刃8 が固着されている。そ
して、図1及び図3で明らかなように、可動刃8 は刃縁
19が固定刃6 の刃縁20に対して平行移動するようにモー
タ7 により回転駆動され、該モータ7 の正転駆動により
可動刃8 が固定刃6 に接近する方向に回転駆動され、溶
接ワイヤ2 を可動刃8 と固定刃6 とで挟圧して切断す
る。
該刃物受台13が支持台5 の立上り片14前面側に固定され
たブロック体15にネジ16締結されている。電動モータ7
は減速機を備え、支持台5 の立上り片14の後面側に取付
けられている。そのモータ7の出力軸17に立上り片14の
前面側より可動刃支持ブロック18が取付け固定され、該
可動刃支持ブロック18に可動刃8 が固着されている。そ
して、図1及び図3で明らかなように、可動刃8 は刃縁
19が固定刃6 の刃縁20に対して平行移動するようにモー
タ7 により回転駆動され、該モータ7 の正転駆動により
可動刃8 が固定刃6 に接近する方向に回転駆動され、溶
接ワイヤ2 を可動刃8 と固定刃6 とで挟圧して切断す
る。
【0009】また立上り片14にはトーチノズル1 を検出
するリミットスイッチよりなる第1スイッチ21と、可動
刃8 を検出するリミットスイッチよりなる第2スイッチ
22とを備えている。第1スイッチ21はトーチノズル1 に
よって押動されるコイルスプリングよりなる感知杆24を
有し、第2スイッチ22は可動刃支持ブロック18より突設
されたカムブロック24によって作動される感知ローラ25
を有している。
するリミットスイッチよりなる第1スイッチ21と、可動
刃8 を検出するリミットスイッチよりなる第2スイッチ
22とを備えている。第1スイッチ21はトーチノズル1 に
よって押動されるコイルスプリングよりなる感知杆24を
有し、第2スイッチ22は可動刃支持ブロック18より突設
されたカムブロック24によって作動される感知ローラ25
を有している。
【0010】図6はガイドローラ26を示し、溶接ワイヤ
2 を所定位置に案内すべく、切欠部27が切欠形成されて
おり、立上り片14前面側に、固定刃6 及び可動刃8 を覆
って取付けられる。また各スイッチ21,22 やモータ7 を
覆って、適宜カバー体28が装着される。次に溶接ワイヤ
切断装置3 の作動を図5に示す電気回路図に基づき説明
する。同図において、SW1 は第1スイッチ21、SW2
は第2スイッチ22で、Nc、No接点を有する。Tはタ
イマー29でb接点Tb 30 を有する。R1 、R2 はリレ
ー31,32 で接点R1 a 33 、R1 b 34 、R2 a1 35、
R2 a2 36を有する。Mは電動モータ7 で、正逆転自在
とされている。そして、電源を入れるとTb 30を介し
てR1 31が励磁され、そのa接点R1 a 33 がオンし、
b接点R1 b 34がオフする。
2 を所定位置に案内すべく、切欠部27が切欠形成されて
おり、立上り片14前面側に、固定刃6 及び可動刃8 を覆
って取付けられる。また各スイッチ21,22 やモータ7 を
覆って、適宜カバー体28が装着される。次に溶接ワイヤ
切断装置3 の作動を図5に示す電気回路図に基づき説明
する。同図において、SW1 は第1スイッチ21、SW2
は第2スイッチ22で、Nc、No接点を有する。Tはタ
イマー29でb接点Tb 30 を有する。R1 、R2 はリレ
ー31,32 で接点R1 a 33 、R1 b 34 、R2 a1 35、
R2 a2 36を有する。Mは電動モータ7 で、正逆転自在
とされている。そして、電源を入れるとTb 30を介し
てR1 31が励磁され、そのa接点R1 a 33 がオンし、
b接点R1 b 34がオフする。
【0011】また、トーチの溶接ワイヤ2 はガイドロー
ラ26の切欠部27より所定位置に案内され、トーチノズル
1 が所定位置にセットされて、SW1 21がオンすると、
SW2 22がNo側にあるため、これらを介してモータ7
に通電され、モータ7 が正転する。モータ7 が僅かに正
転すると、カムブロック24が感知ローラ25から外れ、S
W2 22がNo側からNc側に切換わり、T29、R2 32が
励磁され、R2 a1 35がオンし、自己保持する。また、
R2 a2 36がオンするため、R1 a 33 を介してモータ
7 に通電され、モータ7 が正転を続け、固定刃6 と可動
刃8 とでワイヤ2 が挟圧されて切断される。切断後可動
刃8 が固定刃6 を通りすぎ、1回転して元の位置にもど
ってくれば、可動刃支持ブロック18のカムブロック24が
感知ローラ25に接触することによりSW2 22が作動さ
れ、該SW2 22はNc側からNo側に戻る。この間に、
トーチノズル1 がSW1 21オン位置より退出されていれ
ば、T29、R2 32が共に消磁し、R2 a1 35、R2 a2
36がオフするため、モータ7が止まる。なお、T29が励
磁されていても、T29の設定時間内ではTb 30 はオン
のままである。
ラ26の切欠部27より所定位置に案内され、トーチノズル
1 が所定位置にセットされて、SW1 21がオンすると、
SW2 22がNo側にあるため、これらを介してモータ7
に通電され、モータ7 が正転する。モータ7 が僅かに正
転すると、カムブロック24が感知ローラ25から外れ、S
W2 22がNo側からNc側に切換わり、T29、R2 32が
励磁され、R2 a1 35がオンし、自己保持する。また、
R2 a2 36がオンするため、R1 a 33 を介してモータ
7 に通電され、モータ7 が正転を続け、固定刃6 と可動
刃8 とでワイヤ2 が挟圧されて切断される。切断後可動
刃8 が固定刃6 を通りすぎ、1回転して元の位置にもど
ってくれば、可動刃支持ブロック18のカムブロック24が
感知ローラ25に接触することによりSW2 22が作動さ
れ、該SW2 22はNc側からNo側に戻る。この間に、
トーチノズル1 がSW1 21オン位置より退出されていれ
ば、T29、R2 32が共に消磁し、R2 a1 35、R2 a2
36がオフするため、モータ7が止まる。なお、T29が励
磁されていても、T29の設定時間内ではTb 30 はオン
のままである。
【0012】次に、固定刃6 と可動刃8 による溶接ワイ
ヤ2 の切断が円滑に行なわれず、かみ込み等が発生した
場合にあっては、かみ込み状態で、T29の設定時間をこ
えると、Tb 30 がオフするため、R1 31が消磁され、
その接点R1 a 33 がオフすると共にR1 b 34 がオン
し、R1 b 34 を介してモータ7 に通電され、モータ7
が逆転する。そして初期位置に復帰すると、カムブロッ
ク24が感知ローラ25に接触してSW2 22がNc側からN
o側に戻り、T 29 が消磁され、Tb 30 が直ちにオン
し、R1 31が消磁してR1 b 34 がオフすると共にR1
a 33 がオンし、再度、モータ7 が正転する。従って、
かみ込みが有効に解除され、かみ込み状態での無理な負
荷が有効に防止できる。
ヤ2 の切断が円滑に行なわれず、かみ込み等が発生した
場合にあっては、かみ込み状態で、T29の設定時間をこ
えると、Tb 30 がオフするため、R1 31が消磁され、
その接点R1 a 33 がオフすると共にR1 b 34 がオン
し、R1 b 34 を介してモータ7 に通電され、モータ7
が逆転する。そして初期位置に復帰すると、カムブロッ
ク24が感知ローラ25に接触してSW2 22がNc側からN
o側に戻り、T 29 が消磁され、Tb 30 が直ちにオン
し、R1 31が消磁してR1 b 34 がオフすると共にR1
a 33 がオンし、再度、モータ7 が正転する。従って、
かみ込みが有効に解除され、かみ込み状態での無理な負
荷が有効に防止できる。
【0013】なお、前記構成のものにあっては、電動モ
ータ7 が正逆転する構造のものを示しているが、図7に
示される如く、正転のみの構造であってもよい。また、
可動刃8 及び固定刃6 の調整や交換も容易に行なえる。
また、可動刃8 及び固定刃6の刃部を超硬合金チップで
構成することで、半永久的寿命となる。図8乃至図10
は、溶接ワイヤ切断装置3 の設計変形例を示しており、
前記支持台5 の立上り片14に相当する部分37が下方に向
けて折曲されて形成されている。38はシュートである。
また、前記実施例と相当する部分は同一符号を付して説
明を省略する。
ータ7 が正逆転する構造のものを示しているが、図7に
示される如く、正転のみの構造であってもよい。また、
可動刃8 及び固定刃6 の調整や交換も容易に行なえる。
また、可動刃8 及び固定刃6の刃部を超硬合金チップで
構成することで、半永久的寿命となる。図8乃至図10
は、溶接ワイヤ切断装置3 の設計変形例を示しており、
前記支持台5 の立上り片14に相当する部分37が下方に向
けて折曲されて形成されている。38はシュートである。
また、前記実施例と相当する部分は同一符号を付して説
明を省略する。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、固定刃6 は装置の固定
側にビス等で固定し、可動刃8 はモータ7 の出力軸に固
定すればよく、組付、構成が簡単で安価に提供できるも
のであり、また、可動刃8 の刃縁19が固定刃6 の刃縁20
に対して平行移動するように可動刃8 が回転駆動され
て、固定刃6 と可動刃8 とで溶接ワイヤ2 を挟圧して切
断するので、ワイヤ2 と固定刃6 及び可動刃8 の刃縁2
0,19 との間にすべりは生じなく、各刃6,8 の耐久性が
向上し、寿命が長いものである。
側にビス等で固定し、可動刃8 はモータ7 の出力軸に固
定すればよく、組付、構成が簡単で安価に提供できるも
のであり、また、可動刃8 の刃縁19が固定刃6 の刃縁20
に対して平行移動するように可動刃8 が回転駆動され
て、固定刃6 と可動刃8 とで溶接ワイヤ2 を挟圧して切
断するので、ワイヤ2 と固定刃6 及び可動刃8 の刃縁2
0,19 との間にすべりは生じなく、各刃6,8 の耐久性が
向上し、寿命が長いものである。
【0015】また、前記効果を有した上で、なおかつ、
溶接ワイヤ2 を良好に切断できる。すなわち、溶接ワイ
ヤ2 の径方向一側をバックアップしておき、ワイヤ2 の
径方向他側から可動刃のみでワイヤ2 を径方向に切断す
るものでは、ワイヤ2 にバリが生じ、該ワイヤ2 の正確
な溶接開始点が得られないものであるが、本考案のもの
では、固定刃6 と可動刃8 とでワイヤ2 を挟圧して切断
するので、前記のようなバリは生じない。
溶接ワイヤ2 を良好に切断できる。すなわち、溶接ワイ
ヤ2 の径方向一側をバックアップしておき、ワイヤ2 の
径方向他側から可動刃のみでワイヤ2 を径方向に切断す
るものでは、ワイヤ2 にバリが生じ、該ワイヤ2 の正確
な溶接開始点が得られないものであるが、本考案のもの
では、固定刃6 と可動刃8 とでワイヤ2 を挟圧して切断
するので、前記のようなバリは生じない。
【図1】要部の拡大正面図である。
【図2】装置の全体平面図である。
【図3】装置の全体平面図である。
【図4】装置の全体側面図である。
【図5】電気回路図である。
【図6】ガイドカバーの斜視図である。
【図7】他の例の回路図である。
【図8】変形例を示す全体正面図である。
【図9】変形例を示す全体平面図である。
【図10】変形例を示す全体側面図である。
2 溶接ワイヤ 6 固定刃 7 モータ 8 可動刃 19 刃縁 20 刃縁
Claims (1)
- 【請求項1】 アーク溶接ロボットの溶接ワイヤ(2) の
先端側を切断する装置であって、固定刃(6) と、該固定
刃(6) に接近するようにモータ(7) によって回転駆動さ
れて前記固定刃(6) とで溶接ワイヤ(2) を挟圧して切断
する可動刃(8) とを備えると共に、可動刃(8) の刃縁(1
9)は固定刃(6) の刃縁(20)に対して平行移動するように
構成されていることを特徴とする溶接ワイヤ切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP65495U JP2502562Y2 (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 溶接ワイヤ切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP65495U JP2502562Y2 (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 溶接ワイヤ切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744456U JPH0744456U (ja) | 1995-11-21 |
JP2502562Y2 true JP2502562Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=11479713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP65495U Expired - Lifetime JP2502562Y2 (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 溶接ワイヤ切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502562Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102120698B1 (ko) * | 2017-12-19 | 2020-06-09 | 주식회사 포스코 | 용접와이어 절단장치 |
CN108421938B (zh) * | 2018-04-20 | 2024-08-13 | 佛山市顺德区君胜电器实业有限公司 | 一种自动送丝焊接设备 |
-
1995
- 1995-02-15 JP JP65495U patent/JP2502562Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0744456U (ja) | 1995-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1197819A3 (en) | Method and apparatus for controlling movement of cutting blade and workpiece | |
CA1196413A (en) | Apparatus for and method of controlling lathed contact lens thickness | |
JP2502562Y2 (ja) | 溶接ワイヤ切断装置 | |
KR890011664A (ko) | 절삭 가공기의 자동작동정지 장치 | |
US3733952A (en) | Automatic contour machine | |
US6329624B1 (en) | Measuring device on a machine for machining workpieces with cutting teeth, especially saw blades | |
CA2145210A1 (en) | Miter saw with switched reluctance motor | |
JPH071226A (ja) | 鋳物品押湯切断装置 | |
JPH0411103B2 (ja) | ||
JP2000202629A (ja) | 半自動溶接法及びそれに用いる半自動溶接機 | |
JPH06335818A (ja) | 溶接ワイヤ切断装置 | |
WO1997039275A3 (en) | Armature manufacturing method and apparatus | |
JP3485582B2 (ja) | 切断機の自動スタート方法および切断機 | |
JPH065061Y2 (ja) | 鋸盤の切削終了検出装置 | |
JPH0426194Y2 (ja) | ||
JP3430828B2 (ja) | 切断機の切断刃物制御装置 | |
JPH061291Y2 (ja) | 拘束状態解除装置付き丸鋸式切断機 | |
JPH11343134A (ja) | 石英ガラス管の切断方法及び装置 | |
JP2000107930A (ja) | 切断機 | |
DE59405063D1 (de) | Schleifmaschine | |
JPH0343079B2 (ja) | ||
PT873205E (pt) | Maquina de dobrar | |
KR19980014526A (ko) | 아크 용접 로봇의 스팃 아웃 조정 방법(method for controlling stick-out of arc welding robot) | |
JPH1034438A (ja) | 鋸盤とこの鋸盤における鋸刃のクイックアプローチ方法 | |
JPS62218025A (ja) | 放電加工装置 |