JPH074412Y2 - 冷暖房装置を組み込んだ窓 - Google Patents

冷暖房装置を組み込んだ窓

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JPH074412Y2
JPH074412Y2 JP1987118092U JP11809287U JPH074412Y2 JP H074412 Y2 JPH074412 Y2 JP H074412Y2 JP 1987118092 U JP1987118092 U JP 1987118092U JP 11809287 U JP11809287 U JP 11809287U JP H074412 Y2 JPH074412 Y2 JP H074412Y2
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JP
Japan
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frame
air
cooling
opening
window
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JP1987118092U
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JPS6422928U (ja
Inventor
昭夫 池村
実 梶木
晴雄 堀
Original Assignee
ワイケイケイ株式会社
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は断熱枠材で枠組みされた開口部を仕切って、
一方を窓とし、他方に冷暖房装置を組み込み、開口枠を
利用して外気の吸入と内気の排出とを行なえるようにし
た冷暖房装置を組み込んだ窓に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、冷暖房装置ユニット等を建物の窓部に近接させて
設置するための構造としては、例えば実開昭55−50212
号公報および特開昭50−41341号公報記載のものなどが
ある。
実開昭55−50212号公報記載の断熱サッシは開口部を上
下に仕切る無目と窓台との間に放熱器を設置し、温風が
窓サッシの室内側に沿って流れるようにするとともに、
外付け形のサッシの上枠と無目の間に障子を嵌め込み、
無目と下枠の間に外装パネルを取りつけたものである。
また、特開昭50−41341号公報にはサッシの下框と中棧
の間に定型の空調機を挿入できるようにしたものが示さ
れている。
また、出願人は先に特開昭59−74443号公報記載の建物
の冷暖房装置を開発している。この装置は窓の横枠を形
成する腰無目と下枠との間の室内側空間に換気装置を配
し、窓枠には温水または冷水が通る熱媒体流通路と空気
が通る空気流通路とを隣接して設けるとともに、外壁パ
ネルと腰無目とを貫通して外気の取入口と内気の排出口
を形成し、外気を窓枠を通る温水または冷水で温度調整
して室内を冷暖房するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
実開昭55−50212号公報記載の断熱サッシは、サッシ枠
自体は断熱枠ではなく、放熱器で発生し、窓サッシの室
内側に沿って流れる温風により断熱を図ったもので、暖
房効率は悪い。また、外気の取入口および内気の排出口
を外装パネル等を貫通させて設ける必要がある。
また、特開昭50−41341号公報記載のものは、単に定型
の空調機をサッシ内に組み込めるようにしたもので、断
熱性や冷暖房効率については特に考慮されていない。
また、特開昭59−74443号の装置も上述したものと同
様、外気の取入口と内気の排出口を外壁パネル等を貫通
して設けてあるため、次のような欠点がある。
(1)外壁パネルに貫通口を設けることが難しく断熱性
能を阻害することにもなる。
(2)風雨の強い時には腰無目の空気取入口、排出口か
ら雨水が侵入するため雨仕舞いが悪く、ほこりも入って
くる。
さらに、以上述べたものはいずれも、開口部を上下に仕
切るものであり、窓を開口高さいっぱいにとることがで
きない。
この考案は上述のような問題点を解決することを目的と
したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案では建物の壁に取りつけた開口枠を縦に仕切っ
て、隣接する左右2つの開口部を形成し、一方の開口部
を窓部4とし、他方の開口部に冷暖房装置5を組み込ん
でいる。開口枠は室内側枠体1と室外側枠体2を断熱材
3を介して一体とした断熱構造になっている。室内側枠
体1の下枠1bは冷暖房装置5の吹出口と連通し、該下枠
1bに室内側吹出口6を形成してある。また、室外側枠体
2には吸排気口7,8が設けられ、冷暖房装置5の吸排気
口17,18と連通している。
〔作用〕
上述の構成により、窓部4の側方に位置する冷暖房装置
5への外気の取り入れは、室外側枠体2の下枠2b、上枠
2aあるいは中棧2e等を通して行われ、冷暖房装置5で冷
やされまたは暖められた空気は室内側枠体1の下枠1bに
送られ、下枠1bに形成された室内側吹出口6より室内へ
均一に吹き出される。また、冷暖房装置5よりの排気
は、やはり室外側枠体2の下枠2b、上枠2aあるいは中棧
2e等を通して行われる。なお、室外側枠体2内において
は、仕切り板を設けるなどして給気路と排気路を仕切る
ことが望ましい。また、冷暖房装置5内を通過する空気
は断熱材3を介して連結された室内側枠体1または室外
側枠体2を経由するため、断熱枠材としての断熱性を損
なうことがない。
〔実施例〕
次に、図示した実施例について説明する。
第4図はこの考案の第1実施例における窓の内観図であ
り、第1図はそのI−I線断面図すなわち冷暖房装置5
設置位置の鉛直断面図、第2図はII−II線断面図すなわ
ち障子16b位置の鉛直断面図、第3図はIII−III線断面
図すなわち開口部の水平断面図である。なお、第1図〜
第3図において、冷暖房装置5の室外側のパネル9,9′
および障子16a,16b部分は中間を省略して示してある。
この考案の窓では窓の室内側については、まぐさ10a、
窓台10bおよび左右の柱10cで囲まれた内側に室内側枠体
1の上枠1a、下枠1bおよび左右の縦枠1cを取り付けて枠
組みし、また室外側については外付け状に室外側枠体2
の上枠2a、下枠2bおよび左右の縦枠2cを取り付けて枠組
みし、これらを予め断熱材3で連結しておくことによ
り、断熱枠材による開口部を形成している。
この開口部は室内側および室外側において、それぞれ中
骨1d,2dで縦に仕切られ、隣接する左右2つの開口部を
形成し、中骨1d,2d間も断熱材3で連結されている。
第4図における左側の開口部には障子16a,16bを引違い
に嵌め込み窓部4本体を形成している。また、右側の開
口部はその室外側が室外側枠体2を構成する中棧2eによ
り上下に仕切られ、上枠2aと中棧2eおよび中棧2eと下枠
2bの間にそれぞれパネル9,9′を嵌め込み、その室内側
に冷暖房装置5を設置している。
この実施例において、室外側枠体2の中棧2eには、下方
へ向かって3つの中空部21,22,23が形成され、第1中空
部21を形成する中棧2eの室内側面において、冷暖房装置
5の吸排気口17,18が貫入している。そして、第1中空
部21と第2中空部22間、第2中空部22と第3中空部23間
の仕切壁部分および腰パネル9′の上部室外側に位置す
る第3中空部23の下面には複数の透孔24,25,26が形成さ
れ、冷暖房装置5と室外を連通させる室外側吸排気口7,
8を形成している。このように中空部21,22,23を下向き
に連設し、さらに中空部21,22,23を連通させる透孔24,2
5,26の位置を互いにずらせておくことにより、雨水やほ
こりの冷暖房装置5への侵入防止効果を高めることがで
きる。なお、各中空部21,22,23には仕切板を設けるなど
して、各中空部21,22,23の吸気用透孔と排気用透孔との
間で吸排気が混らないようにする。なお、この例では第
2中空部22の下部および第3中空部23部分について、中
棧2eの第1中空部21部分と別体に形成したグリル材20を
用いている。。また、第3中空部23下面の透孔26部分に
は防虫網を取り付けたガラリ27を取り付けてある。さら
に、これらの中空部21,22,23の両側端は端部キャップを
取り付けるなどして塞ぐ。
第1実施例において冷暖房装置5の吹出口と連通する室
内側枠体1の下枠1bは、第1図および第2図に示すよう
に、上下2つの中空部11,12を有し、冷暖房装置5の吹
出口から下側の第1中空部11に送りこまれた空気は下枠
1bの長手方向に複数設けられた透孔13を通って、上側の
第2中空部12に送りこまれる。そして、つまり15で切換
え板14を操作することにより、夏期は冷風が実線で示す
ように第2中空部12上面の吹出孔6aより上方へ吹き出
し、冬期は点線で示すように温風が第2中空部12室内側
面のガラリ6bより下方へ吹き出す。
下枠1b内で長手方向に均一化された冷風または温風はこ
のようにして、室内側吹出口6としての吹出孔6aまたは
ガラリ6bより吹き出し、窓の下枠1b位置から冷暖房が行
なわれることにより、室内の温度分布の均一化が図れる
が、断熱枠材を使用していることにより、さらにその効
果が高められている。なお、下枠1bのガラリ6bは下枠1b
長手方向全長にわたって延びているが、吹出孔6aは冷暖
房装置5が設置されているため、中骨1dで仕切られた窓
部4側のみに形成されている。
また、この実施例では腰パネル9′とグリル材20との間
等にもそれぞれ断熱材30を配して断熱性の向上を図って
いる。なお、第1図中29は冷暖房装置5の結露排水パイ
プである。
第5図は第2実施例を示したもので、上述の第1実施例
では冷暖房装置5の吸排気口17,18が室外側枠体2の中
棧2eに貫入しているのに対し、この実施例では冷暖房装
置5の吸排気口17,18が室外側枠体2の上枠2aに貫入し
ている。そして、第1実施例と同様に、上枠2aに下方へ
向かって3つの中空部21,22,23が形成され、冷暖房装置
5と室外を連通させる室外側吸排気口7,8を形成してい
る。
第9図はこの考案の第3実施例における窓の内観図であ
り、第6図はそのVI−VI線断面図すなわち冷暖房装置5
設置位置の鉛直断面図、第7図はVII−VII線断面図すな
わち障子16b位置の鉛直断面図、第8図はVIII−VIII線
断面図すなわち開口部の水平断面図である。
窓の室内側については、第1実施例と同様まぐさ10a、
窓台10bおよび左右の柱10cで囲まれた内側に室内側枠体
1の上枠1a、下枠1bおよび左右の縦枠1cを取り付けて枠
組みし、また室外側については外付け状に室外側枠体2
の上枠2a、下枠2bおよび左右の縦枠2cを取り付けて枠組
みし、これらを予め断熱材3で連結しておくことによ
り、断熱枠材による開口部を形成している。
この開口部は室内側および室外側において、それぞれ中
骨1d、2dで縦に仕切られ、隣接する左右2つの開口部を
形成し、中骨1d、2d間も断熱材3で連結されている。
第9図における左側の開口部には障子16a,16bを引違い
に嵌め込み窓部4本体を形成している。また、右側の開
口部にはパネル9を嵌め込み、その室内側に冷暖房装置
5を設置している。
第3実施例では、室外側枠体2の下枠2bに、下方へ向か
って3つの中空部21′,22′,23′が形成され、第1中空
部21′を形成する下枠2bの室内側面において、冷暖房装
置5の吸排気口17,18が貫入している。そして、第1中
空部21′と第2中空部22′間、第2中空部22′と第3中
空部23′間の仕切壁部分および第3中空部23′の下面に
は複数の透孔24′,25′,26′が形成され、冷暖房装置5
と室外を連通させる室外側吸排気口7,8を形成してい
る。
第3実施例において冷暖房装置5の吹出口と連通する室
内側枠体1の下枠1bは、第6図および第7図に示すよう
に、上下2つの中空部11′,12′を有し、冷暖房装置5
の吹出口から下側の第1中空部11′に送りこまれた冷風
または温風は第1中空部11′内で均一化され、室内側吹
出口6としての第1中空部11′室内側面のガラリより室
内へ吹き出す。
〔考案の効果〕
(1)開口枠内に窓部と冷暖房装置組込みスペースを形
成してあるため、室内に特別な冷暖房装置据付け場所を
確保する必要がなく、壁等に取付けブラケットを固定す
る必要もない。また冷暖房装置と開口枠とを連結し、下
枠に吹出口を設けてあるので、空気は室内に均一に吹き
出される。
(2)開口枠を左右に仕切り、一方を窓部とするため、
窓を開口枠の高さいっぱいにとることができる。また、
冷暖房装置が窓部に出てこないので、意匠的にも優れて
いる。
(3)開口枠は断熱枠材で形成され、吹出口は室内側枠
体の下枠に形成してあるため、冷暖房効率が外気に影響
されて落ちることがない。
(4)外気の吸排気口も開口枠に設けてあるので外壁に
貫通孔を設ける等の工事を必要としない。
(5)内気、外気の吸排気口、冷暖房装置をすべて窓と
一体にユニット化することができ、特別な設置工事を行
うことなく、窓ユニットの取りつけだけで冷暖房装置を
設置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例における第4図のI−I
線断面図、第2図は同じくII−II線断面図、第3図は同
じくIII−III線断面図、第4図は開口部を室内側から見
た正面図、第5図は第二実施例における冷暖房装置位置
の開口枠の鉛直断面図、第6図は第3実施例における第
9図のVI−VI線断面図、第7図は同じくVII−VII線断面
図、第8図は同じくVIII−VIII線断面図、第9図は開口
部を室内側から見た正面図である。 1…室外側枠体、1a…上枠、1b…下枠、1c…縦枠、1d…
中骨、2…室外側枠体、2a…上枠、2b…下枠、2c…縦
枠、2d…中骨、2e…中棧、3…断熱材、4…窓部、5…
冷暖房装置、6…室内側吹出口、6a…吹出孔、6b…ガラ
リ、7…室外側吸気口、8…室外側排気口、9…パネ
ル、10a…まぐさ、10b…窓台、10c…柱、11…第1中空
部、12…第2中空部、13…透孔、14…切換え板、15…つ
まみ、16a,16b…障子、17…吸気口、18…排気口、20…
グリル材、21…第1中空部、22…第2中空部、23…第3
中空部、24…透孔、25…透孔、26…透孔、27…ガラリ、
28…冷温水供給パイプ、29…結露排水パイプ、30…断熱

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内側枠体1と室外側枠体2を断熱材3を
    介して一体とした断熱枠材により四方枠組みしてなる開
    口枠を縦に仕切って、隣接する左右2つの開口部を形成
    し、一方の開口部を窓部4とし、他方の開口部には冷暖
    房装置5を組み込み、前記室内側枠体1の下枠1bと冷暖
    房装置5の吹出口を連通させ、該下枠1bに室内側吹出口
    6を形成するとともに、冷暖房装置5の吸排気口17,18
    と連通する室外側の吸排気口7,8を室外側枠体2に設け
    たことを特徴とする冷暖房装置を組み込んだ窓。
JP1987118092U 1987-07-31 1987-07-31 冷暖房装置を組み込んだ窓 Expired - Lifetime JPH074412Y2 (ja)

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JPS6422928U JPS6422928U (ja) 1989-02-07
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