JPH0744082A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH0744082A
JPH0744082A JP5185196A JP18519693A JPH0744082A JP H0744082 A JPH0744082 A JP H0744082A JP 5185196 A JP5185196 A JP 5185196A JP 18519693 A JP18519693 A JP 18519693A JP H0744082 A JPH0744082 A JP H0744082A
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JP
Japan
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image forming
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Application number
JP5185196A
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English (en)
Inventor
Toshio Shida
寿夫 志田
Toshiya Sato
俊也 佐藤
Naoki Otomo
直樹 大友
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラムシェル型画像形成装置において、簡単
な構造で上部本体を通常の開放角度より広角度に開き、
メインテナンス・組立を容易にする。また、自動原稿送
り装置と上部本体の同時開放を規制して、画像形成装置
の転倒を防止する。 【構成】 クラムシェル型画像形成装置の上部本体40を
開方向に付勢する押圧部材のうち、少なくとも1つの押
圧部材34を、圧縮ばね36を有し、前記上部本体および下
部本体に係脱可能な棒状支持部材35となし、前記上部本
体40を揺動開放して、通常の第1の開位置よりも更に広
角度(θ2)の第2の開位置に開放させる場合には、前
記棒状支持部材35の一端を第1の係止位置から第2の係
止位置に位置づけして上部本体40を支持するようにした
ことを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上部本体が下部本体
に対して揺動中心軸を中心として閉位置と開位置との間
を揺動自在に装着されたクラムシェル型画像形成装置に
関し、特に、自動原稿送り装置を搭載したクラムシェル
型画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、主に事務用として使用される複
写機やプリンタ等の画像形成装置は、その使用の頻度が
極めて高く、しかも取扱いに不慣れな使用者が扱うこと
が多いので、日常的な紙づまり等のトラブルとか、機構
各部の簡単な修理・点検や清掃等はユーザー側で容易に
行なえるような構造であることが望まれている。
【0003】そのような目的のため、画像形成装置の本
体を主として紙搬送装置の機構部を内蔵する下部本体
と、主として画像形成プロセス装置の機構部を内蔵する
上部本体の2つのブロックに分ち、上部本体を必要に応
じて、揺動中心軸を中心として下部本体から開放できる
ようにし、上下各本体の機構部を容易に取扱えるよう構
成したクラムシェル型(2分割式)画像形成装置が提供
されている。さらに、このような画像形成装置には、原
稿を自動的に送る自動原稿送り装置が備えられるものが
ある。
【0004】このような従来のクラムシェル型画像形成
装置においては、上部本体は下部本体に対して所定の開
放角度位置でしか確実に位置決め固定させることができ
ず、上記揺動中心軸近傍に配置された画像形成装置の構
成要素を保守・点検・修理することが困難である等の欠
点を生じていた。
【0005】さらに、画像形成装置の組立・調整時にお
いても、上部本体と下部本体を合体させる際の作業が、
上部本体が所定の開放位置でしか位置決め固定されない
という欠点を有し、作業性が低下する欠点を有してい
た。
【0006】上記の問題点を改善する従来技術として、
特開昭60-16691号公報に開示されたものは、クラムシェ
ル開放用のガススプリングから成る上部本体支持部材を
支点位置変更可能にして、開角の変更を可能にしたもの
である。しかし、この技術は、第2の開放角度を充分
大きくとれない、第2の開放角度を大きくすると、ク
ラムシェル開止時にガススプリングにより上下本体に水
平方向のズレが発生する等の欠点がある。
【0007】特開昭60-83045号公報に開示された技術
は、クラムシェルの開放用付勢手段を備え、二つの開放
角度に対応した固定手段を各々に設けたものである。し
かし、この技術は、第2の開放位置まで開放用付勢手
段により開放するため、該付勢手段の設計の自由度がな
くなる、クラムシェル閉止時の閉動作荷重が重く、操
作性に支障を来す等の欠点がある。
【0008】次に、自動原稿送り装置を搭載したクラム
シェル型画像形成装置の先行技術としては、同一出願人
の特願平4-118133号明細書および図面に提示したもので
ある。この技術は、クラムシェルの開閉と自動原稿送り
装置の開閉とを相互に規制するものである。しかし、自
動原稿送り装置とクラムシェルの上部本体とを同時開放
するようなユーザーの誤操作を行なうと、画像形成装置
が転倒して、装置の破損や人身障害等の重大な危機が発
生するおそれがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述のよ
うな実状に鑑みてなされたもので、クラムシェル型画像
形成装置において、上部本体の第2の開放角度を大きく
とり、画像形成装置の組立・保守点検・修理を容易確実
にするとともに、簡単な構造で達成する画像形成装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】またこの発明は、自動原稿送り装置を搭載
した画像形成装置において、自動原稿送り装置とクラム
シェルの上部本体を同時開放するという誤操作にも対応
可能な確実な転倒防止機構を備えた画像形成装置を提供
することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、主として用紙搬送装置の機
構部を内蔵する下部本体と、主として画像形成プロセス
装置の機構部を内蔵する上部本体とを有し、該上部本体
が前記下部本体に対して付勢力によって揺動開放可能で
あるクラムシェル型画像形成装置において、前記上部本
体を開方向に付勢する少なくとも1つの押圧部材を、前
記上部本体および前記下部本体に係脱可能な棒状支持部
材とし、前記上部本体を揺動開放して、第1の開位置よ
りも更に広角度の第2の開位置に開放させる場合には、
前記棒状支持体部材の一端を前記第1の係止位置から前
記第2の係止位置に位置づけして前記上部本体を支持す
るようにしたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の前記棒状支持部材が、圧縮ばねを備え、前記上
部本体を前記第1の開位置に開放させる付勢手段である
ことを特徴としている。
【0013】また、請求項3記載の発明は、前記第2の
開位置を、水平から30°ないし90°の範囲に設定したこ
とを特徴としている。
【0014】また、請求項4記載の発明は、主として用
紙搬送装置の機構部を内蔵する下部本体と、主として画
像形成プロセス装置の機構部を内蔵する上部本体とを有
し、該上部本体が下部本体に対して付勢力によって揺動
開放可能であり、かつ上部本体に対して自動原稿送り装
置が同じ方向へ揺動開放可能であり、さらに本体前面側
を開放可能にする前扉を備えたクラムシェル型画像形成
装置において、前記画像形成装置本体前面側に、前記前
扉の開放に連動して移動可能な規制部材を有する規制手
段を設け、前記自動原稿送り装置側に、前記規制部材に
係合する係合手段を設けた構成となし、前記前扉開放状
態では、前記規制部材が係合手段に係合して、前記自動
原稿送り装置の開放を阻止し、前記前扉閉止状態では前
記自動原稿送り装置の開放を可能にしたことを特徴とし
ている。
【0015】また、請求項5記載の発明は、上部本体
に、ばね付勢されて揺動可能な係止爪部材と、前記自動
原稿送り装置の開閉に連動して上下動可能な棒状の規制
部材とを設け、前記下部本体に、前記係止爪に掛脱可能
でかつ前記規制部材に連動するロック手段を設けた構成
となし、前記自動原稿送り装置の開放状態においては、
前記係止爪部材が前記ロック手段に係止されて前記上部
本体の開放を阻止し、前記原稿送り装置の閉止状態にお
いては、前記上部本体の開放を可能にしたことを特徴と
している。
【0016】さらに、請求項6記載の発明は、画像形成
装置本体前面側に、前記前扉の開放に連動して移動可能
な規制部材を有する規制手段を設け、前記自動原稿送り
装置側に、前記規制部材に係合する前記係合手段を設け
た構成となし、前扉開放状態では、前記規制部材が係合
手段に係合して、前記自動原稿送り装置の開放を阻止
し、前記前扉閉止状態では前記自動原稿送り装置の開放
を可能にするとともに、上部本体に、ばね付勢されて揺
動可能な係止爪部材と、前記自動原稿送り装置の開閉に
連動して上下動可能な棒状の規制部材とを設け、前記下
部本体に、前記係止爪に掛脱可能でかつ前記規制部材に
連動するロック手段を設けた構成となし、原稿送り装置
の開放状態においては、前記係止爪部材が前記ロック手
段に係止されて前記上部本体の開放を阻止し、前記原稿
送り装置の閉止状態においては、前記上部本体の開放を
可能にしたことを特徴としている。
【0017】
【実施例】以下、この発明の画像形成装置の実施例を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る画像形成
装置の一例である自動原稿送り装置を備えた複写機の正
面断面図である。
【0018】図において、図示のほぼ中央部に回転可能
に設けた感光体ドラム1の周囲で上方には帯電器2、黒
枠除去除電部材3、除電用光源4が、図示右側には現像
器5が、図示下方には転写器6、分離器7、分離爪8
が、図示左にはクリーニング装置9が配置されている。
10は原稿露光走査部で、原稿画像を感光体ドラム1の周
面に投影結像させ潜像を形成する。上記原稿露光走査部
10上部の原稿台ガラス11の上方には、開閉自在に支持さ
れた自動原稿送り装置20が搭載されている。
【0019】現像器5の下方にはローラ対から成る中間
給紙手段12が配置され、画像形成装置本体下部の給紙カ
セット13、または装置右側方の手差し給紙手段14から送
り出された記録紙をタイミング調整して転写部へ給送す
る。
【0020】前記分離器7の下流側には定着器15、排紙
手段16が設けられ、画像形成された記録紙を定着したの
ち、排紙トレイ部17に排出する。
【0021】図2は本発明に係る画像形成装置の右側面
図であり、下部本体30に蝶番された前扉31を操作前面側
に倒して、画像形成装置の前面側内部を開放状態にした
図である。この開放状態において、トナー補給、帯電ワ
イヤの清掃等の操作が可能となる。
【0022】図3は本発明に係るクラムシェル型の画像
形成装置の上部本体を上方に揺動させ、開放状態にした
右側面図である。この上下本体開放時には、先ず前扉31
を前述のように前方に側し、次に図示しない操作レバー
を操作すれば、上部本体40の係止爪(フック)41は、下
部本体30の係止部32から離脱して係止が解除され、上部
本体40は枢支軸42を中心にして、左右の本体開放部材3
3,34によりばね付勢されて、上方に揺動して図示のよ
うな傾斜姿勢になる。この開放状態において、記録紙の
搬送径路は上下に分割されて開放状態になるから、ユー
ザーは搬送経路内のジャム記録紙を取り出すことがで
る。
【0023】図4は、上部本体40を、前扉を除いた下部
本体30に対して閉止状態にしたクラムシェル型の画像形
成装置の正面図、図5はその右側面図である。
【0024】図において、正面右方には、本体開放部材
(A)33の上下端部が上部本体40と下部本体30にそれぞ
れ枢支されている。該本体開放部材(A)33は、例えば
圧搾空気を内封したガススプリング装置であり、上部本
体40を上方に揺動させるよう付勢し、伸縮自在である。
また正面左方には、本体開放部材(B)34の棒状部材35
が上部本体40の上部支持板43と下部本体30の下部支持板
37にそれぞれ枢支されている。該本体開放部材(B)
は、棒状部材35に外装したした圧縮ばね36の付勢力によ
って上部本体40を上方に揺動させるように作用する。
【0025】前記本体開放部材(B)34は画像形成装置
の標準仕様では1本でよいが、上部本体40上に自動原稿
送り装置20を搭載したオプション仕様の場合には、両者
の重量が増大するから、前記本体開放部材(B)34を複
数本に増設して、上記重量を支持する押上力を増加させ
る。
【0026】このようにして、係止爪41の係止を解除す
ると、上部本体40は、本体左右の本体開放部材(A)33
と本体開放部材(B)34との付勢力によって上方に開放
され、上部本体の自重と均衡して所定の第1の開角θ1
を形成する(図6参照)。
【0027】図6は上部本体40の上記第1の開角θ1に
保持した状態の右側面図である。この開角状態におい
て、ユーザーは搬送路内のジャム紙の除去やプロセスカ
ートリッジの挿脱を行なうことができる。
【0028】前記第1の開角θ1は10°〜40°の範囲に
設定され、通常20°〜30°に設定してある。この開角θ
1が10°以上ないと、搬送路内の記録紙のジャム処理を
するためのスペースが不足する。また、上記開角θ1を
充分大きくするためには、前記本体開放部材33,34の伸
縮ストロークを大きくしなければならず、開放機構が複
雑・大型化してコスト高になる欠点がある。
【0029】しかし、搬送路の奥側にある構成部品のト
ラブルによる部品取り出しや交換取り付け等のメンテナ
ンス・修理を行なう場合、上記第1の開角θ1では、作
業が困難である。このため上部本体40を30°以上開放状
態にする必要がある。
【0030】図7は上部本体40を第2の開角θ2に保持
した状態の画像形成装置の右側面図である。前記第1の
開角θ1から第2の開角θ2に移行させるためには、先
ず、本体開放部材(A)33の下端部を下部本体30の下部
支持軸38から取り外して、上部本体40との係合を解除す
る。
【0031】次に、本件開放部材(B)34を、上部本体
40に固設された上部支持板43から抜き取って自由にした
のち、該本体開放部材(B)34の棒状部材35の上端部
を、上部本体40の上部支持部44に係合させることによ
り、上部本体40の重量を受けて心張り棒(支え棒)の役
割をさせる。上記第2の開角θ2は、30°〜90°の範囲
に設定してある。この開角θ2は、上部本体40を30°以
上開放させなければ、通常作業で部品取り出し取り付け
が困難であり、また、90°以上開くと複写機本体の姿勢
が不安定になり、転倒するおそれがある。
【0032】なお、前記上部本体40を第2の開角θ2に
したとき、前記本体開放部材(B)34の取付位置は、画
像形成装置の構成部品の配置およびメンテナンス操作に
支障ないような適宜な位置に設定される。
【0033】次に、自動原稿送り装置20を搭載したクラ
ムシェル型画像形成装置の開放安全機構について説明す
る。本発明の画像形成装置は、自動原稿送り装置20と上
部本体40とを同時に開放することが不可能にした構成に
なっており、ユーザーに対しより安全性の高いフェイル
セーフを提供することができるものである。
【0034】図8は自動原稿送り装置(ADF)20を搭
載した画像形成装置の使用状態を示す右側面部分断面図
である。前扉31を閉止した状態では、上部本体40の前面
側に設けたADF開放ロック装置50のロックレバー51
は、自動原稿送り装置20に設けたレバー係止用ピン52か
ら離脱して、自動原稿送り装置20は原稿台ガラス11面か
ら開放させることができる。
【0035】図9は上記ADF開放ロック装置50を示
し、図9(A)は平面図、図9(B)は正面図、図9
(C)は右側面図である。また、図10は該ロック装置50
の要部斜視図である。
【0036】上部ADF開放ロック装置50は、基板53、
該基板53に水平状態に植設されたロック軸(A)54、該
ロック軸(A)54に嵌合し揺動自在のロッキングアーム
55、前記基板53に垂直状態に植設されたロック軸(B)
56、該ロック軸(B)に嵌合し揺動自在なロックレバー
51、ロッキングアーム55とロックレバー51間を弾性接続
しばね付勢するばね(A)57、ロックレバー51と基板間
に係止さればね付勢するばね(B)58とから構成されて
いる。
【0037】図9において、実線は前扉31を開放した状
態を示し、ロックレバー51は起立してレバー係止用ピン
52に係合して、自動原稿送り装置20の開放を阻止してい
る。なお、この状態ではロッキングアーム55に係合する
ばね(A)の付勢力は少なく、ばね(B)の付勢力によ
ってロックレバー51はレバー係止用ピン52に当接してい
る。
【0038】破線は前扉31を閉じた使用状態を示す。前
扉31を閉じると、前扉31の内側に一体形成された押圧板
39の先端部がロッキングアーム55の小アーム部55Aに圧
接して、ばね(A)57の付勢力に抗してロッキングアー
ム55はロック軸(A)54を中心にして反時計方向に揺動
される。このロッキングアーム55の揺動により、ばね
(A)57は引張られてロックレバー51をロック軸(B)
56を中心にして時計方向に揺動させる。ロックレバー51
の揺動によりロックレバー51とピン52との係止が解除さ
れ、原稿自動送り装置20を開放させることができるよう
になる。従って前扉31の開放時(図示実線)にはロック
レバー51が自動原稿送り装置20の開放を阻止し、前扉31
を閉止状態(図示破線)にしたときに、ロックレバー51
がロックを解除して自動原稿送り装置20の開放を可能に
する。
【0039】図11には前扉31を開放した状態の画像形成
装置の右側面部分断面図である。図示のようにこの状態
ではロックレバー51はピン52に係止して自動原稿送り装
置の開放を阻止している。
【0040】図12は、本発明の請求項4ないし6に記載
した自動原稿送り装置を搭載したクラムシェル型画像形
成装置の上部本体開放ロック装置60の部分断面図を示
し、図12(A)は正面部分断面図、図12(B)は右側面
部断面図である。
【0041】前記上部本体40の水平支軸45には捩りばね
46によりばね付勢された係止爪41が揺動可能に支持さ
れ、下部本体30の係止部32に係脱自在になっている。47
は該係止爪41と一体をなす係止解除レバーである。
【0042】また、上部本体40の原稿台ガラス11の近傍
から垂直下方には、ストッパ軸48がほぼ垂直方向に移動
可能に支持されている。
【0043】下部本体30には、上部本体開放ロック装置
60が設けてある。該ロック装置60は、枠体61に植設され
た支軸62、該支軸62に嵌合して揺動可能なV字形状をな
すストッパレバー63、該ストッパレバーを付勢するばね
64、ばね付勢されたストッパレバー63を所定位置に停止
させるストッパピン65から構成されている。図示実線は
自動原稿送り装置20を開放した状態のストッパレバー63
およびばね64の位置を示し、破線は自動原稿送り装置20
を閉じた状態を示す。
【0044】自動原稿送り装置20を開いた状態では、ス
トッパレバー63が、ばね64により付勢されて時計方向に
揺動されてストッパピン65に圧接して停止状態を保って
いる。ストッパレバー63の斜面部63Aには、前記ストッ
パ軸48の下端部が当接して上昇位置に保持されている。
【0045】この状態では、ストッパレバー63の先端背
面部63Bが係止爪41の背面部41Aに当接して、係止爪41
の揺動を阻止している。即ち、係止解除レバー47を把持
して係止爪41を係止部32が離脱させ、上部本体を開放し
ようとしても、係止爪41はストッパレバー63に阻止され
て移動不可能であり、上部本体40を開放させることはで
きない。
【0046】自動原稿送り装置20を閉じて原稿台ガラス
11に原稿搬送ベルト22を密着させると、前記突起部材21
は前記ストッパ軸48の上端部を押圧して、ストッパ軸48
を押し下げる。該ストッパ軸48の下端部はストッパレバ
ー63をばね64の付勢力に抗して押し下げる。ストッパレ
バー63は支軸62を中心にして反時計方向に揺動されて、
図12(A)に示す破線位置にくる。これによってストッ
パレバー63の先端背面部63Bは、係止爪41の背面部41A
から離脱する。この係止離脱状態で、係止解除レバー47
を把持して水平支軸45を中心にして揺動させれば、係止
41は下部本体30に設けられた係止部32から離脱し下部本
体30と上部本体40との係止が解除され、上部本体40を上
方に持ち上げて搬送路を開放することができる。
【0047】このように、自動原稿送り装置20を上部本
体40から開いた状態では、上部本体40は係止爪41にスト
ッパレバー63の係止により下部本体30に対して開放不可
能であり、自動原稿送り装置20を閉じたときのみ、上部
本体40を開放することができるから、自動原稿送り装置
20と上部本体40とを同時に開放することは阻止される。
【0048】
【発明の効果】前記したように、請求項1の発明は、ク
ラムシェル型の画像形成装置の上部本体を通常の開位置
から互いに広角度に開放させて支持することが、本体開
放部材の着脱変更により容易・確実に実施することが可
能であり、別途に開放用専用部材を要せず構造が簡単で
あり、部材の管理も容易である。
【0049】また、請求項4の発明は、前扉開放状態で
は、自動原稿送り装置の開放を規制するものであるか
ら、前扉を開いて上部本体開放させて画像形成装置の転
倒させる危険は防止される。
【0050】また、請求項5の発明では、自動原稿送り
装置の開放状態において、上部本体と下部本体とは係止
手段によってロックされているから、上部本体と自動原
稿送り装置の両方を同時に開いて装置を転倒させてしま
う事故は解消される。
【0051】さらに請求項6の発明では、前扉の開放時
には自動原稿送り装置の開放を規制し、かつこの自動原
稿送り装置の閉止状態でのみ上部本体の開放に可能にす
る。また前扉の閉止して上部本体を閉止した状態でのみ
自動原稿送り装置を開放可能にするものであるから、上
部本体と自動原稿送り装置の両方を同時に開放すること
は不可能であり、装置の転倒は完全に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動原稿送り装置を備えた画像
形成装置の正面断面図。
【図2】上記画像形成装置の右側面図。
【図3】上部画像形成装置の上部本体開放状態を示す右
側面図。
【図4】上部画像形成装置の閉止状態の正面図。
【図5】上記画像形成装置の閉止状態の右側面図。
【図6】上記画像形成装置の通常の開放状態を示す右側
面図。
【図7】上部本体を広角度に開放して支持した状態を示
す右側面図。
【図8】自動原稿送り装置の使用可能状態を示す右側面
部分断面図。
【図9】ADF開放ロック装置の平面図、正面図、右側
面図。
【図10】上記ADF開放ロック装置の要部斜視図。
【図11】前扉開放時の自動原稿送り装置の閉位置ロッ
ク状態を示す右側面部分断面図。
【図12】自動原稿送り装置開放時の上部本体ロック状
態を示す右側面部分断面図。
【符号の説明】
11 原稿台ガラス 20 自動原稿送り装置 21 突起部材 30 下部本体 31 前扉 32 係止部 33 本体開放部材(A) 34 本体開放部材(B) 35 棒状部材 39 押圧板 40 上部本体 41 係止爪(フック) 42 枢支軸 47 係止解除レバー 50 ADF開放ロック装置 51 ロックレバー 55 ロッキングアーム 60 上部本体開放ロック装置 63 ストッパレバー 64 ばね θ1 第1の開角 θ2 第2の開角

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として用紙搬送装置の機構部を内蔵す
    る下部本体と、主として画像形成プロセス装置の機構部
    を内蔵する上部本体とを有し、該上部本体が前記下部本
    体に対して付勢力によって揺動開放可能であるクラムシ
    ェル型画像形成装置において、前記上部本体を開方向に
    付勢する少なくとも1つの押圧部材を、前記上部本体お
    よび前記下部本体に係脱可能な棒状支持部材とし、前記
    上部本体を揺動開放して、第1の開位置よりも更に広角
    度の第2の開位置に開放させる場合には、前記棒状支持
    体部材の一端を前記第1の係止位置から前記第2の係止
    位置に位置づけして前記上部本体を支持するようにした
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記棒状支持部材は、圧縮ばねを備え、
    前記上部本体を前記第1の開位置に開放させる付勢手段
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の開位置を、水平から30°ない
    し90°の範囲に設定したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 主として用紙搬送装置の機構部を内蔵す
    る下部本体と、主として画像形成プロセス装置の機構部
    を内蔵する上部本体とを有し、該上部本体が下部本体に
    対して付勢力によって揺動開放可能であり、かつ上部本
    体に対して自動原稿送り装置が同じ方向へ揺動開放可能
    であり、さらに本体前面側を開放可能にする前扉を備え
    たクラムシェル型画像形成装置において、前記画像形成
    装置本体前面側に、前記前扉の開放に連動して移動可能
    な規制部材を有する規制手段を設け、前記自動原稿送り
    装置側に、前記規制部材に係合する係合手段を設けた構
    成となし、前記前扉開放状態では、前記規制部材が係合
    手段に係合して、前記自動原稿送り装置の開放を阻止
    し、前記前扉閉止状態では前記自動原稿送り装置の開放
    を可能にしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 主として用紙搬送装置の機構部を内蔵す
    る下部本体と、主として画像形成プロセス装置の機構部
    を内蔵する上部本体とを有し、該上部本体が下部本体に
    対して付勢力によって揺動開放可能であり、かつ上部本
    体に対して自動原稿送り装置が同じ方向へ開放可能であ
    り、さらに本体前面側を開閉可能にする前扉を備えたク
    ラムシェル型画像形成装置において、前記上部本体に、
    ばね付勢されて揺動可能な係止爪部材と、前記自動原稿
    送り装置の開閉に連動して上下動可能な棒状の規制部材
    とを設け、前記下部本体に、前記係止爪に掛脱可能でか
    つ前記規制部材に連動するロック手段を設けた構成とな
    し、前記自動原稿送り装置の開放状態においては、前記
    係止爪部材が前記ロック手段に係止されて前記上部本体
    の開放を阻止し、前記原稿送り装置の閉止状態において
    は、前記上部本体の開放を可能にしたことを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 主として用紙搬送装置の機構部を内蔵す
    る下部本体と、主として画像形成プロセス装置の機構部
    を内蔵する上部本体とを有し、該上部本体が下部本体に
    対して付勢力によって揺動開放可能であり、かつ上部本
    体に対して自動原稿送り装置が同じ方向へ開閉可能であ
    り、さらに本体前面側を開放可能にする前扉を備えたク
    ラムシェル型画像形成装置において、前記画像形成装置
    本体前面側に、前記前扉の開放に連動して移動可能な規
    制部材を有する規制手段を設け、前記自動原稿送り装置
    側に、前記規制部材に係合する係合手段を設けた構成と
    なし、前記前扉開放状態では、前記規制部材が前記係合
    手段に係合して、前記自動原稿送り装置の開放を阻止
    し、前扉閉止状態では前記自動原稿送り装置の開放を可
    能にするとともに、前記上部本体に、ばね付勢されて揺
    動可能な係止爪部材と、前記自動原稿送り装置の開閉に
    連動して上下動可能な棒状の規制部材とを設け、前記下
    部本体に、前記係止爪に掛脱可能でかつ前記規制部材に
    連動するロック手段を設けた構成となし、前記原稿送り
    装置の開放状態においては、前記係止爪部材が前記ロッ
    ク手段に係止されて前記上部本体の開放を阻止し、前記
    原稿送り装置の閉止状態においては、前記上部本体の開
    放を可能にしたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000005627A1 (fr) * 1998-07-21 2000-02-03 Copyer Co., Ltd. Dispositif de formation d'image

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