JP2008286959A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、且つ作業性に優れた、画像形成装置本体の回転のロック及び解除を行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】開閉カバー40の内面には、ロック用押圧部60が、装置本体には、支持部61に揺動可能に軸支され、前面側端部62aがロック用押圧部60に押圧され、背面側端部62dがロック用係合ピン63を押圧するアーム62が設けられている。また、ロック用係合ピン63は、コイルバネ65により上方に付勢され、回転台51には、ロック用係合ピン63と係合するロック用係合穴66が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、デジタル複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に関し、特に装置本体の外装面の一部に開閉可能なカバーを備えた画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置の構成を図9に示す。画像形成装置(例えばプリンタ)100では、画像形成動作を行う場合、帯電ユニット4により図中時計回りに回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザ走査ユニット等)7からのレーザビームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピュータ(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)がクリーニング装置19の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙カセット10又は手差しトレイ11から用紙搬送路12及びレジストローラ対13を経由して搬送され、転写ローラ14(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着ローラ対15aを有する定着部15に搬送されてトナー像が定着される。定着部15を通過した用紙は、用紙搬送路16により装置上部に搬送され、排出ローラ対17より排出トレイ18に排出される。
このような画像形成装置においては、例えばジャムが発生したときに用紙を除去する必要があり、またトナーカートリッジや現像カートリッジ、感光体ドラムユニット、帯電ユニット、或いはプロセスカートリッジ等の交換部品を交換したり、これらの清掃や保守点検等を行ったりする必要がある。そのため、装置の外装面の一部に開閉カバーが設けられている。
この開閉カバーの多くは、左又は右側面に設けられているため、開閉カバーを開閉し、交換部品の交換を行うためには、交換部品等を装置へ挿入するためのスペースが必要となる。また、作業者が交換作業や、清掃、保守点検等を行うための作業空間も必要となるため、画像形成装置の設置場所が制限されてしまう。更に、作業空間を確保できなければ、メンテナンス時には、画像形成装置を持ち上げたり、台車に乗せたりして、作業可能な場所へ移動しなければならなかった。
そこで、画像形成装置を回転させ、開閉カバーが設けられた側面を作業可能な場所に向ける技術が提案されている。例えば、特許文献1には、画像形成装置本体の底面に設けた複数の支持体を、本体を回転可能に載置させる台座に設けたガイド部に沿って移動させることによって、本体を壁等に衝突することなく回転させる技術、及び、支持体と台座の間に解除板を設け、解除板を移動させて当該板に支持体を乗せることによって本体を回転可能にする解除機構が開示されている。
また、特許文献2には、天板と下板とからなる載置台に画像形成装置を載置し、天板と下板との間に転動部材と、当該転動部材が移動する同心円状の案内溝とを設け、更に、案内溝の所定の位置に支持体を固定させる凹部を設けることによって、画像形成装置を回転させ、所定位置で固定する技術、及び、支持体を持ち上げて装置の固定状態を解除するための足踏みバーが開示されている。
特開2000−118083号公報 特開2004−138843号公報
しかし、特許文献1の技術では、画像形成装置本体を回転可能とするために、解除板を追加する必要がある。また、支持体を持ち上げて、解除板に載せるための力が必要となる。このため、装置の構成が複雑化し、作業も煩雑になるおそれがある。また、特許文献2の技術でも、支持体を固定する凹部から案内溝へ支持体を移動させるための力が必要となり、このために装置を持ち上げるための手段を用いると、装置が大型化及び複雑化するおそれがあり、作業も煩雑になるおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構成で、且つ作業性に優れた、画像形成装置本体の回転のロック及び解除を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置本体の外装面の一部を構成する開閉カバーと、前記装置本体を回転可能に載置する回転台と、を備えた画像形成装置において、前記回転台と前記装置本体との間に設けられ、前記装置本体の回転をロックする第1の位置と、前記装置本体の回転を許容する第2の位置とに選択配置されるロック手段と、前記開閉カバー内面側に設けられ、前記開閉カバーを閉じた時、前記ロック手段を前記第1の位置に配置し、前記開閉カバーを開けた時、前記ロック手段を前記第2の位置に配置するロック用押圧手段と、を備えたことを特徴としている。
また本発明は、前記ロック手段が、前記本体下面部を貫通して突出可能な棒状部材と、前記回転台上面部に設けられた係合穴とで構成されることを特徴としている。
また本発明は、前記棒状部材を、前記ロックを解除する方向に付勢する付勢手段が設けられたことを特徴としている。
また本発明は、前記ロック用押圧手段が下方から当接可能な第1の端部と、前記棒状部材に上方から当接可能な第2の端部とを有し、中央部が軸支されたロック用揺動部材が設けられ、前記ロック用揺動部材は、前記開閉カバーを閉じた時、前記第1の端部が前記ロック用押圧手段に下方から押圧されて、前記第2の端部が前記付勢手段からの付勢力に抗して前記棒状部材を前記係合穴に係合させ、前記開閉カバーを開けた時、前記ロック用押圧手段からの押圧が解除されて、前記付勢手段からの付勢力により前記棒状部材と係合穴との係合を解除することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、装置本体の回転をロックする第1の位置と、前記装置本体の回転を許容する第2の位置とに選択配置されるロック手段と、開閉カバーの内面側にロック用押圧手段とを設け、開閉カバーを閉めると、ロック用押圧手段が直接、ロック手段を第1の位置に配置し、装置本体の回転をロックすることができる。一方、開閉カバーを開けると、ロック用押圧手段が離間することにより、ロック手段を上記第2の位置に配置し、回転ロックを解除することができる。
従って、通常は装置本体が不必要に回転せず、作業中のみ装置本体が回転可能となるため、簡単な構成で、且つ作業性に優れた、画像形成装置本体の回転のロック及び回転ロック解除を行うことが可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、ロック手段として、本体下面部を貫通して突出可能な棒状部材と、前記回転台上面部に設けられた係合穴とを用いることによって、部材点数の増加を抑制すると共に、複雑な機構等を用いる必要性を回避することができる。従って、より簡単な構成で、上記回転ロック及び回転ロック解除を行うことができる。また、作業性もより向上する。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像形成装置において、上記棒状部材を、回転ロックを解除する方向に付勢することによって、より確実に、上記回転ロックの解除を行うことが可能となる。従って、誤作動等により、装置本体や周辺部材等を破損したりするおそれを、より回避することが可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の画像形成装置において、ロック用押圧手段からの押圧により揺動し、上記棒状部材を押圧可能なロック用揺動部材を設け、開閉カバーを閉めると、ロック用押圧手段がロック用揺動部材の第1の端部に下方から当接し、これを押圧することによりロック用揺動部材が揺動し、第2の端部が上記棒状部材を上方から押圧する。その結果、上記棒状部材は、上記係合穴と係合し、装置本体の回転をロックすることができる。
一方、開閉カバーを開けると、ロック用押圧手段が離間することにより、ロック用押圧手段からロック用揺動部材への押圧が解除され、上記棒状部材への押圧を解除する方向にロック用揺動部材が揺動する。その結果、上記棒状部材と係合穴との係合が解除され、装置本体の回転ロックを解除し、装置本体の回転を可能とすることができる。すなわち、開閉カバーを開閉するだけで、ロック用押圧手段が、間接的にロック手段を上記第1の位置と第2の位置に配置し、回転ロック及び回転ロック解除を行うことが可能となる。
よって、ロック用押圧手段とロック手段とを直接接触させることなく、離れた位置に配設することができ、装置本体の構成の自由度を増加させることができる。従って、より装置構成の複雑化を回避し、簡単な構成で、上記回転ロック及び回転ロック解除を行うことが可能となり、作業性も向上する。また、例えば、上記支軸を、上記揺動部材の長手方向に対し、上記第1の端部側に配設すれば、上記第1の端部の移動量が小さくても、上記第2の端部及びロック手段の移動量を大きくすることができ、より容易に、より確実に、上記回転ロック及び回転ロック解除を行うことが可能となる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の外観斜視図である。従来例の図9と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。プリンタ100の外装は、装置前面に配置されるカセットカバー35、手差しトレイカバー36、装置側面に配置される左側面カバー37a、右側面カバー37b、装置上面に配置される上面カバー38a、38b、図示しない背面カバー、底面部50で構成されている。また、装置下側には装置を回転可能に軸支する回転台51が配設されている。
カセットカバー35は給紙カセット10(図9参照)に装着されており、その表面側が外部に露出して画像形成装置100本体の外装面の一部(ここでは装置前面)を構成する。手差しトレイカバー36は手差しトレイ11(図9参照)の外側に装着され、下端部を支点として上下に開閉可能となっており、下方向に回動させて開放した状態では手差しトレイ11が使用可能となり、上方向に回動させて閉鎖した状態(図1の状態)ではカセットカバー35と共に装置前面の外装面を構成している。
上面カバー38aには排出トレイ18が形成されており、上面カバー38bの右端には操作ボタンや表示パネル等が搭載された操作部39が配置されている。左側面カバー37aには開閉カバー40が設けられている。
図2及び図3は、左側面カバー37aの斜視図であり、図2は開閉カバー40を閉じた状態、図3は開閉カバー40を開けた状態を示している。また、開閉カバー40は、上側の回動支点41(第1の回動支点)と下側の回動支点42(第2の回動支点)により左側面カバー37aに支持されており、回動支点41及び42を結ぶ回動軸43を中心として水平方向に開閉可能となっている。
また、左側面カバー37aの略中央部には開口部44が形成されている。図2のように開閉カバー40を閉じた状態では開口部44は開閉カバー40に覆われており、図3のように開閉カバー40を開放し、開口部44を介して装置内部の部品交換等のメンテナンスを行う。開口部44の近傍には吸気口45が形成され、開閉カバー40の吸気口45と重なる位置には吸気スリット46が設けられており、図示しない冷却ファンにより吸気スリット46及び吸気口45を介して装置内部に外気が送り込まれる。
開閉カバー40の回動側端部には裏面側に突出して左側面カバー37aの係合部48に係合する係合用突起47が設けられており、開閉カバー40の表面側に設けられた開閉用ツマミ49を操作することにより、係合用突起47と係合部48との係合が外れて開閉カバー40の開閉ロックが解除される仕組みになっている。
そして、開閉カバー40の回動側端部下面側には、後述する画像形成装置100本体の回転をロックするためのアーム62を介してロック用係合ピン63を押圧する、ロック用押圧部60(ロック用押圧手段)が設けられている。ロック用押圧部60は開閉カバー40から装置本体内部に向かって突出した細長く平坦な直方体であり、先端は、面取りされ、開閉カバー40を閉めたときに、後述するアーム62の装置本体前面側端部63a(図4参照)に下方から当接し、上面でアーム62を支持する。
なお、ここでは、ロック用押圧部60は、開閉カバーと一体成型としたが、ロック用押圧部60を別部材として開閉カバー40に取り付けることもできる。また、ロック用押圧部60の形状も、本実施形態で用いた直方体に限られず、その他の棒状とすることもでき、特に限定されない。
図4は開閉カバー周辺を内部から見た概略斜視図であり、図5は、ロック用押圧部、ロック用揺動部材及びロック用係合ピン付近の部分拡大図(図5の円S1内)である。また、図6は、開閉カバーを閉じたときに回転がロックされた状態を示す、ロック用押圧部、ロック用揺動部材及びロック用係合ピン付近の右側面部分拡大図であり、図7は、開閉カバーを開けたときに回転のロックが解除された状態を示す、ロック用押圧部、ロック用揺動部材及びロック用係合ピン付近の右側面部分拡大図である。
図4及び図5に示すように、装置本体下面部の左側面側且つ背面側寄りに、ロック用係合ピン63(ロック手段)が設けられている。ロック用係合ピン63は、棒状部材からなり、上方側端部63aは、アーム62(ロック用揺動部材)の背面側端部62dと係合するよう、開口部が上向きである、断面コの字状に切り欠かれている。また、上方側端部63aの装置本体左右両側面側に突起部63bが2つ設けられている。ロック用係合ピン63の下方側端部は装置底面部50に形成された貫通穴64を通過し、画像形成装置100の下方に突出することができる。
図6及び図7に示すように、回転台51には、ロック用係合ピン63と係合可能な位置に、ロック用係合穴66(ロック手段)が設けられている。ロック用係合ピン63がロック用係合穴66と係合すると装置本体の回転はロックされ、上記係合が解除されると、上記回転のロックは解除される。
ロック用係合ピン63には、コイルバネ65(付勢手段)が摺動自在に外挿されている。コイルバネ65の上端はロック用係合ピン63の突起部63bに係止され、下端は回転台51の上面に圧接している。これによって、コイルバネ65は、ロック用係合ピン63に鉛直上方向の付勢力を付与している。
従って、ロック用係合ピン63は、図6に示すように、後述するアーム62の背面側端部62dによって下方に押圧されると、コイルバネ65の付勢力に抗して下方(矢印方向)に移動し(第1の位置)、ロック用係合穴66に係合する。一方、図7に示すように、アーム62からの押圧が無い場合には、ロック用係合穴66から離間して上方(矢印方向)に移動し(第2の位置)、係合が解除されている。
なお、ここでは、ロック用係合ピン62及びロック用係合穴63の位置を装置本体の左側面側且つ背面側寄りに配設することによって、これら部材と開閉カバー40との距離が近くなり、回転ロック及び解除を容易に行うことができ、上記部材がメンテナンス時の障害となる、或いは装置構成上の自由度を制限すること等を回避できる。しかし、例えば、装置左側面側中央部に設置することもでき、特に限定されるものではない。
また、ここではロック用係合ピン63及びロック用係合穴66を用い、ロック用係合ピン63を、貫通穴64を通過させてロック用係合穴66と係合及び係合解除することによって、部材点数の増加を抑制することができると共に、複雑な機構を用いる必要を回避することができる。従って、更に簡単な構成で、上記回転ロック及びロック解除を行うことが可能となり、作業性も更に向上する。
しかし、例えば、回転台51の上面に係合穴を有する別部材を設けたり、また例えば、ロック用係合ピン63の下方先端に係合穴を設け、回転台51上面に係合突起を設けたり、その他の手段を用いることもでき、特に限定されない。
また、ここでは、コイルバネ65を1本としたが、例えばコイルバネを2本以上用いることもできる。更に、突起部63bと装置本体底面部50とにコイルバネ65を係止させ、上記付勢をすることもでき、これらの構成は、特に限定されない。
図4及び図5に示すように、装置本体の底面部50の、開閉カバー40側中央部には、支持部61が立設され、支持部61の先端部には、開口部が上向きである、断面コの字状の切り欠き部が形成されている。また、かかる切り欠き部には、支軸61aが設けられ、アーム62が揺動可能に軸支されている。
アーム62は、長手方向に対し、中央部が角柱状部材からなり、当該部材部分において、アーム62の長手方向に対し前面側端部62a寄り部分は断面円形に形成され、この断面円形部の中心部に、図示しない軸穴が設けられている。かかる軸穴に、支軸61aが貫通している。また、長手方向に対し、前面側端部62a(第1の端部)は、開閉カバー40に向かって突出するフランジ部を形成し、前面側端部62aの底面は、右側面側の平坦部62bと、平坦部62bから開閉カバー40に向かって断面高さが小さくなるよう上方に傾斜された、傾斜部62cとから形成されている。
前面側端部62aは、図6に示すように、開閉カバーを閉じた状態で、平坦部62bがロック用押圧部60の先端部上面で接触支持される位置に配設されている。また、前面側端部62aは、前述したロック用係合ピン63からの付勢により下方に付勢されており、開閉カバーを開けた状態では、図7に示すように、平坦部62bがロック用押圧部60より下方であり、且つ傾斜部62cがロック用押圧部60と接触可能な高さに配設されている。そして、開閉カバー40を閉めると、図6に示すように、ロック用押圧部60は傾斜部62cに当接し、これを押し上げながら装置内側へ移動し、その結果、平坦部62bがロック用押圧部60によって下方から支持され、且つ上方に押圧される。
アーム62の、長手方向に対し、背面側端部62d(第2の端部)は、側面断面が六角形であり、上記アーム62の中央部より断面が大きく形成されている。背面側端部62dは、ロック用係合ピン63の上方端部63aに係合し、ロック用係合ピン63と共に移動可能であり、且つ、ロック用係合ピン63からの押し上げ力を受けて、上方に付勢されている。これにより、前述のように、アーム62の前面側端部62aは、下方に付勢される。
次に、開閉カバー40を開閉することによって、画像形成装置100の回転がロック及び解除される動作について、図3、図4及び図5を参照しながら、図6、図7、及び図8を用いて説明する。図8は、回転ロックが解除されて画像形成装置が回転する状態を示す概略斜視図である。
まず、図3の状態から、開閉カバー40を閉めると、ロック用押圧部60の先端部が、アーム62の前面側端部62aの傾斜部62cと接触し、これを押し上げながら内側へ移動する。そして、ロック用押圧部60の先端部上面が平坦部62bと当接し、ロック用押圧部60は前面側端部62aを下方から支持し、これを押圧する(図4、図5参照)。前面側端部62aが押し上げられると、アーム62は、支軸61aを中心に開閉カバー40方向に見て時計回りに揺動する。すると、アーム62の背面側端部62dがロック用係合ピン63を下方に押圧し、押し下げられたロック用係合ピン63は、コイルバネ65の付勢に抗して装置本体の下方に移動し、回転台51に設けられたロック用係合穴66と係合する。
その結果、図6に示すように、装置本体は回転がロックされ、通常の使用時には、装置本体が回転方向に揺動することなく、安定して画像形成を行うことができる。
ここで、メンテナンス等を行うため、画像形成装置100を回転することとする。この場合、開閉カバー40を開けると、ロック用押圧部60は、アーム62から離間する。ロック用押圧部60による支持及び押圧を解除されたアーム62は、上述したロック用係合ピン63から背面側端部62dに与えられる付勢力により、支軸61aを中心に反時計回りに揺動する。すなわち、前面側端部62aは下方に移動し、背面側端部62dは上方に移動する。アーム62の背面側端部62dからの押圧が解除されたロック用係合ピン63は、コイルバネ65から突起部63bに加わる上方向への付勢力により、上方に移動する。
その結果、図7に示すように、ロック用係合ピン63は、ロック用係合穴66から離間し、これらの係合が解除され、装置本体の回転ロックが解除される。そして、図8に示すように、当該装置を回転させて開閉カバーを所望の方面に向けることにより、作業者は、十分な作業空間のもと、メンテナンス等が可能となる。
一方、メンテナンス等が終了した後、装置本体を回転させて上記通常の使用時における所定の位置(元の位置)に戻した後、開閉カバー40を閉めることによって、画像形成装置100の回転がロックされる動作は、上述した通りである。
また、開閉カバー40を閉めた後、装置本体を回転させて上記元の位置に戻すこともできる。この場合、上記の通り、開閉カバー40を閉めると、ロック用係合ピン63が下方に押圧され、ロック用係合ピン63の下方側端部が下方に移動し、回転台51の上面と接触する。この状態で、装置本体を回転させると、ロック用係合ピン63は、下方に押圧されているため、回転台51の上面を、円軌道を描きながら摺動する。ロック用係合穴66の位置まで到達すると、ロック用係合穴66に押し込まれ、これと係合する。その結果、装置本体の回転はロックされる。
このように、装置本体に、ロック用係合ピン63を、回転台51にロック用係合穴66を、開閉カバー40の内面部にはロック用押圧部60を設け、開閉カバー40を閉じることによって、ロック用押圧部60の押圧によりロック用係合ピン63を押し下げ、ロック用係合穴66と係合させて、画像形成装置100の回転をロックすることができる。一方、開閉カバー40を開けると、上記ロック用押圧部60からの押圧が解除され、ロック用係合ピン63が上方に移動し、ロック用係合穴66との係合が解除されて、上記回転ロックを解除することができる。
よって、開閉カバーを開閉するという簡単な構成で、装置本体の回転のロック及び解除を行うことができる。従って、本発明の構成とすることにより、簡単な構成で、且つ作業性に優れた、画像形成装置100本体の回転のロック及び解除を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、コイルバネ65を用いて、ロック用係合ピン63を、上方向、すなわち、上記係合及び回転ロックを解除する方向に付勢することによって、より確実に、上記回転ロック解除を行うことができる。従って、誤作動等により、装置本体や周辺部材等を破損したりするおそれを、より回避することが可能となる。しかし、付勢手段としては、その他、例えば、つるまきバネ等を用い、上方から突起部63bを引っ張ることもでき、特に限定されない。
また、本実施形態では、支持軸61aを支軸として揺動し、前面側端部62aがロック用押圧部60に押圧され、背面側端部62dがロック用係合ピン63を押圧するアーム62を設けることによって、開閉カバー40を閉じると、ロック用押圧部60が前面側端部62aを押し上げ、アーム62が揺動し、背面側端部62dがコイルバネ65からの付勢力に抗してロック用係合ピン63を押し下げ、ロック用係合穴66と係合させることができ、一方、開閉カバーを開けることによって、上記ロック用押圧部60による押圧を解除された前面側端部62aが下方に移動すると共に、背面側端部62dの押圧が解除され、コイルバネ65の付勢力によりロック用係合ピン63が上方へ移動し、上記係合を解除することができる。
かかる構成により、ロック用押圧部60とロック用係合ピン63とを直接係合させることなく、両者を離れた位置に配設することができ、装置本体の構成の自由度を増加させることができる。従って、より装置構成の複雑化を回避し、簡単な構成で、上記回転ロック及び回転ロック解除を行うことが可能となり、作業性も向上する。
また、本実施形態では、支軸61aを、アーム62の長手方向に対し、ロック用押圧部60側に配設したため、前面側端部62aの移動量が小さくても、背面側端部62d及びロック用係合ピン63の移動量を大きくすることができる。従って、より容易に、より確実に、上記回転ロック及び解除を行うことが可能となり、作業性もより向上する。
アーム62の形状は、本実施形態に特に限定されず、例えば、前面側端部62aの底面部を平坦にする構成とすることもできる。かかる構成として、例えば、ロック用押圧部60の先端部上面部に、画像形成装置100本体内部に向けて断面が小さくなるよう下方に傾斜を設け、開閉カバー40を閉じると、上記傾斜に沿って、アーム62の前面側端部62aの底面部が押し上げられる構成等が挙げられる。
尚、本実施形態では、アーム62を用いることによって、このような作用効果を得ることができるが、本発明では、ロック用押圧部60をロック用係合ピン63と直接係合させ、ロック用係合穴66との係合及び当該係合を解除させることもできる。かかる構成として、例えば、ロック用押圧部60をロック用係合ピン63の上方側端部63aと当接するよう配設し、上方側端部63aにロック用押圧部60の移動方向に開放する断面コの字状の切り込み部を設け、当該切り込み部の底部において、装置右側面側を平坦に形成し、当該平坦部から装置左側面側に向かって下方に傾斜する構成等が挙げられる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、アーム62の背面側端部62dを上方向に付勢する構成としたが、前面側端部62aを下方に付勢する構成とすることもできる。この場合、例えば、背面側端部62dとロック用係合ピン63の上方側端部63aとを軸等で連結しておき、つるまきバネ等を用い、アーム62の前面側端部62aと装置本体の内側下面部とを係止する構成等が挙げられる。
また、本発明はプリンタに限らず、アナログ及びデジタル方式のモノクロ複写機、カラー複写機やファクシミリ等の、種々の画像形成装置に適用することができる。また、例えば、上記実施形態では、開閉カバー40を左側面カバー37aに設け、これに応じて上記構成としたが、開閉カバー40は右側面カバー37bに設けても良いし、装置前面或いは背面に設け、これらに応じた構成としても良い。尚、ロック用押圧部60を前面カバーに設けた場合には、例えば、装置背面に設けられた配線等の部材のメンテナンスを行うために装置を回転させる場合に有用である。
本発明は、装置本体の外装面の一部を構成する開閉カバーと、前記装置本体を回転可能に載置する回転台と、を備えた画像形成装置において、前記回転台と前記装置本体との間に設けられ、前記装置本体の回転をロックする第1の位置と、前記装置本体の回転を許容する第2の位置とに選択配置されるロック手段と、前記開閉カバー内面側に設けられ、前記開閉カバーを閉じた時、前記ロック手段を前記第1の位置に配置し、前記開閉カバーを開けた時、前記ロック手段を前記第2の位置に配置するロック用押圧手段と、を備えたものである。
これにより、開閉カバーを閉めると、画像形成装置本体の回転のロックが可能となり、開けると、ロックが解除され、回転可能となる。従って、簡単な構成で、且つ作業性に優れた、画像形成装置本体の回転のロック及び回転ロック解除を行うことが可能となる。
また、ロック手段として装置本体下面部を貫通して突出可能な棒状部材と回転台上面部に設けられた係合穴とを用いることによって、複雑な機構とすることをより回避できる。更に、上記棒状部材を、上記ロックを解除する方向に付勢することによって、より確実に、上記回転ロック及び解除を行うことが可能となる。そして、揺動部材を用い、その一端を上記ロック用押圧部で押圧及び押圧解除することによって、他端で上記棒状部材を上記係合穴と係合及び係合解除させれば、上記回転ロック及び解除を、より装置構成の複雑化を回避し、簡単な構成で行うことが可能となり、作業性も向上する。
は、本発明の画像形成装置の外観斜視図である。 は、開閉カバーを閉じた状態を示す左側面カバーの斜視図である。 は、開閉カバーを開けた状態を示す左側面カバーの斜視図である。 は、開閉カバー周辺を内部から見た概略斜視図である。 は、ロック用押圧部、ロック用揺動部材及びロック用係合ピン付近の部分拡大図(図4の円S1内)である。 は、開閉カバーを閉じたときに回転がロックされた状態を示す、ロック用押圧部、ロック用揺動部材及びロック用係合ピン付近の右側面部分拡大図である。 は、開閉カバーを開けたときに回転のロックが解除された状態を示す、ロック用押圧部、ロック用揺動部材及びロック用係合ピン付近の右側面部分拡大図である。 は、回転ロックが解除されて画像形成装置が回転する状態を示す概略斜視図である。 は、従来の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
符号の説明
35 カセットカバー
36 手差しトレイカバー
37a 左側面カバー
37b 右側面カバー
38a 上面カバー
38b 上面カバー
40 開閉カバー
47 係合用突起
48 係合部
50 底面部
51 回転台
60 ロック用押圧部(ロック用押圧手段)
61 支持部
62 アーム(ロック用揺動部材)
62a 前面側端部
62b 平坦部
62c 傾斜部
62d 背面側端部
63 ロック用係合ピン(ロック手段)
63a 上方側端部
63b 突起部
64 貫通穴
65 コイルバネ(付勢手段)
66 ロック用係合穴(ロック手段)
100 プリンタ

Claims (4)

  1. 装置本体の外装面の一部を構成する開閉カバーと、前記装置本体を回転可能に載置する回転台と、を備えた画像形成装置において、
    前記回転台と前記装置本体との間に設けられ、前記装置本体の回転をロックする第1の位置と、前記装置本体の回転を許容する第2の位置とに選択配置されるロック手段と、
    前記開閉カバー内面側に設けられ、前記開閉カバーを閉じた時、前記ロック手段を前記第1の位置に配置し、前記開閉カバーを開けた時、前記ロック手段を前記第2の位置に配置するロック用押圧手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ロック手段が、前記本体下面部を貫通して突出可能な棒状部材と、前記回転台上面部に設けられた係合穴と、で構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記棒状部材を、前記ロックを解除する方向に付勢する付勢手段が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ロック用押圧手段が下方から当接可能な第1の端部と、前記棒状部材に上方から当接可能な第2の端部とを有し、中央部が軸支されたロック用揺動部材が設けられ、
    前記ロック用揺動部材は、
    前記開閉カバーを閉じた時、前記第1の端部が前記ロック用押圧手段に下方から押圧されて、前記第2の端部が前記付勢手段からの付勢力に抗して前記棒状部材を前記係合穴に係合させ、前記開閉カバーを開けた時、前記ロック用押圧手段からの押圧が解除されて、前記付勢手段からの付勢力により前記棒状部材と前記係合穴との係合を解除することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014026239A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Sharp Corp 画像形成装置用支持台および画像形成装置
JP2018045162A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 キヤノンファインテックニスカ株式会社 外装取外し構成、外装装着構成及び画像形成装置

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