JPH0743720Y2 - 立体カメラ - Google Patents

立体カメラ

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JPH0743720Y2
JPH0743720Y2 JP1988117295U JP11729588U JPH0743720Y2 JP H0743720 Y2 JPH0743720 Y2 JP H0743720Y2 JP 1988117295 U JP1988117295 U JP 1988117295U JP 11729588 U JP11729588 U JP 11729588U JP H0743720 Y2 JPH0743720 Y2 JP H0743720Y2
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JP
Japan
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convex lens
lens
recording medium
stereoscopic
focal length
Prior art date
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JP1988117295U
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JPH0239242U (ja
Inventor
誠 岩原
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシリンドリカル凸レンズアレイを被覆した立体
写真用記録媒体に立体写真を撮影するための立体カメラ
に関するものである。
[従来の技術] 第8図は従来の立体写真撮影法の一例(可動カメラ・横
ずれ移動法)を示す説明図であり、図において、1は被
写体、2はこの被写体に対向して配置された可動カメラ
である。可動カメラ2の前部には凸レンズを備えたレン
ズ部3が設けられ、底部にはシリンドリカル凸レンズア
レイを被覆した立体写真用記録媒体4が取り付けられて
いる。
このようなカメラによる立体写真の撮影は例えば、ま
ず、可動カメラ2を図面の左側位置にセットして被写体
1を撮影し、次に、可動カメラ2を矢印Aに示すように
図面の右側に移動させ、右側位置にセットして被写体1
を再度撮影することにより行なう。ここで、可動カメラ
2の移動の際は、被写体1とレンズ部3の凸レンズと記
録媒体4とが常に一直線になるように、レンズ部3の凸
レンズと記録媒体4との位置関係を平行移動させながら
調節する。
このような撮影において、被写体1を左θ°から見た映
像は記録媒体4に左θ°だけ傾いた状態で焼き込まれ、
被写体1を右θ°から見た映像は記録媒体4に右θ°だ
け傾いた状態で焼き込まれる。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の立体カメラでは、移動させて撮影す
る際にレンズと記録媒体との位置関係を平行移動させな
がら被写体と凸レンズと記録媒体とが常に一直線になる
ように調節しなければならないので、撮影のためのカメ
ラ操作が複雑で面倒であるという問題点があった。
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、レンズと記録媒体との相対関係を考えなくても立体
写真を簡単に撮影できるようにした立体カメラを得るこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1の考案に係る立体カメラは、立体写真用記録媒
体に対して平行に配置された第1の凸レンズと、この第
1の凸レンズの前記立体写真用記録媒体側に配置された
第2の凸レンズとを備え、この第2の凸レンズを前記第
1の凸レンズの焦点距離の略2倍の位置に設け、前記第
2の凸レンズの焦点距離を前記第1の凸レンズの焦点距
離よりも短いか等しくして上記課題を解決したものであ
る。
また、請求項2の考案に係る立体カメラは、立体写真用
記録媒体に対して平行に配置された第1の凸レンズと、
この第1の凸レンズの前記立体写真用記録媒体側に配置
された第2の凸レンズと、この第1の凸レンズの被写体
側に配置された第3の凸レンズとを備え、この第2,第3
の凸レンズを前記第1の凸レンズの焦点距離の略2倍の
位置に設け、前記第2,第3の凸レンズの焦点距離を前記
第1の凸レンズの焦点距離の2倍よりも短いか等しくし
て上記問題点を解決したものである。
[作用] 請求項1の考案においては、第1の凸レンズへ入射した
平行光は第2の凸レンズの焦点位置で焦点を結び、第2
の凸レンズから平行光となって出て行き、第1の凸レン
ズの面を対称面として入射光と射出光が逆に傾き、レン
ズ部が横に移動した場合も、被写体の像は常に記録媒体
の同一位置に形成される。
請求項2の考案においては、第3の凸レンズへ入射した
平行光は第1の凸レンズの位置に焦点を結び、第1の凸
レンズを通って第2の凸レンズに拡がり、平行光となっ
て出て行き、第1の凸レンズのレンズの面を対称面とし
て入射光と射出光が逆に傾き、レンズ部が横に移動した
場合も、被写体の像は常に記録媒体の同一位置に形成さ
れる。
[実施例] 第1実施例 第1図は本考案の第1実施例を示す説明図であり、図に
おいて、1は被写体、2はこの被写体に対向した状態で
被写体1の前方位置に配置された立体カメラである。立
体カメラ2の前部にはレンズ部3が形成され、底部には
シリンドリカル凸レンズアレイを被覆した立体写真用記
録媒体4が取り付けられている。
同図に於いて、立体カメラ2は実線表示の状態から矢印
A方向に破線表示の状態までレンズ部3を記録媒体4に
対して平行移動して撮影する事が示されている。
レンズ部3は、第2図に示すように、前後して配置され
た凸レンズL1と凸レンズL2とからなり、凸レンズL1の焦
点距離fL1と凸レンズL2の焦点距離fL2は、 fL1=fL2=f の関係にあり、両者は等しくなっている。また、凸レン
ズL1と凸レンズL2の間隔は焦点距離fの2倍、すなわち
2fになっている。
次に、この立体カメラの要部であるレンズ部3の作用に
ついて説明する。
第2図において、凸レンズL2の中心を通って左側へ抜け
る光はどんな角度の光も凸レンズL1により凸レンズL1の
左側へ2fだけ離れた光軸上の点を通る。
つまり、凸レンズL1に対して入射光と射出光が対称にな
り、凸レンズL1と凸レンズL2との距離が2fなので、凸レ
ンズL1により凸レンズL2の像が凸レンズL1の左側へ2fだ
け離れた位置に等倍像を結ぶ。
また、凸レンズL2の右側から入射した平行光は凸レンズ
L2の左側へfだけ離れた焦点面に像を結ぶ、この面は凸
レンズL1の焦点面であるから凸レンズL1の左側から平行
光として射出する。この平行光中心光は前述のように凸
レンズL1に対して対称であり、入射光と射出光は凸レン
ズL1に対して対称な平行光となる(逆に傾く)。
勿論、光は可逆であるから凸レンズL1の左側から入射す
る光に対しても入射光と射出光は凸レンズL1に対して対
称な平行光となる。
また、左側から凸レンズL1へ入射した平行光は凸レンズ
L1から右側へfだけ離れた位置に焦点を結ぶが、この焦
点は凸レンズL2の焦点でもあるので、この焦点を結んだ
光は凸レンズL2から右側へ平行光となって出て行く。結
果として、凸レンズL1のレンズの面を対称面として入射
光と射出光が逆に傾くことになる。
従って、第1図のカメラでは、この光学系は正立等倍像
を作り、しかも、レンズ部3が矢印Aの方向に移動して
も、被写体1の像は常に記録媒体4上の同一位置に形成
される。そして、被写体1を右θ°の角度から見た映像
は記録媒体4に左θ°の角度から焼き込まれ、被写体1
を左θ°の角度から見た映像は記録媒体4に右θ°の角
度から焼き込まれる。得られた像は本考案では左右が逆
に焼き込まれるが、奥行きは反転する事のない立体像が
得られる。
このように、この立体カメラは1個のレンズ部3を平行
移動するだけで立体写真を撮影することができるので、
撮影操作を簡単にすることができる。
なお、この第2図に示すレンズ部3はピントが無限遠に
合っていることに相当するので、凸レンズL2を十分に絞
って使用すれば実用上問題はないが。第3図に示すよう
に凸レンズL2の焦点距離を若干短くして、物体及びフィ
ルムにピントを合わせた方がより実用的である。ここ
で、凸レンズL2の焦点距離fL2はaL2,bL2を満足するよ
うに決める。
なお、上記した立体カメラの光学系は第2図及び第3図
から明らかなように、凸レンズL1のレンズの面を中心に
対称になるから、被写体と像面とを逆にしたものでもま
ったく同じ効果を得ることができる。
第2実施例 第4図は本考案の第2実施例を示す説明図であり、図に
おいて、1は被写体、2はこの被写体に対向した立体カ
メラである。立体カメラ2の前部にはレンズ部3が形成
され、底部にはシリンドリカル凸レンズアレイを被覆し
た立体写真用記録媒体4が取り付けられている。
同図に於いて、立体カメラ2は実線表示の状態から矢印
A方向に破線表示の状態までレンズ部3を記録媒体4に
対して平行移動して撮影する事が示されている。
レンズ部3は、第5図に示すように、凸レンズL1と、凸
レンズL1の前後に配置された凸レンズL2及び凸レンズL3
とからなり、凸レンズL2の焦点距離fL2及び凸レンズL3
の焦点距離fL3は凸レンズL1の焦点距離fL1の2倍になっ
ている。また、凸レンズL2及び凸レンズL3は凸レンズL1
から両側にその焦点距離fL1の2倍の距離だけ間隔を空
けて配置されている。
次に、この立体カメラの要部であるレンズ部3の作用に
ついて説明する。
第5図において凸レンズL3の中心を通る光は凸レンズL1
の2fL1の位置からの光なので、すべてL2の中心を通る。
すなわち、凸レンズL1と凸レンズL2、凸レンズL1と凸レ
ンズL3の距離はともに2fL1なので、凸レンズL2と凸レン
ズL3は凸レンズL1による等倍像の関係にある。
また、左側から凸レンズL3へ入射した平行光は凸レンズ
L3からfL3の距離、すなわち凸レンズL1の位置に焦点を
結び、凸レンズL1を通って凸レンズL2に拡がり、また、
平行光となって右側へ出て行く。結果として、凸レンズ
L1のレンズの面を対称面として入射光と射出光が逆に傾
くことになる。
従って、第4図のカメラでは、この光学系は正立等倍像
を作り、レンズ部3が矢印Aの方向に移動しても、被写
体1の像は常に記録媒体4上の同一位置に形成される。
そして、被写体1を右θ°の角度から見た映像は記録媒
体4に左θ°の角度から焼き込まれ、被写体1を左θ°
の角度から見た映像は記録媒体4に右θ°の角度から焼
き込まれる。
得られた像は第1実施例と同様に左右が逆に焼き込まれ
るが、奥行きは反転する事のない立体像が得られる。
このように、この立体カメラは1個の光学系を平行移動
するだけで立体写真を撮影することができるので、撮影
操作が簡単になる。
なお、この第5図の光学系はピントが無限遠に合ってい
ることに相当するので、凸レンズL2又は凸レンズL3を充
分に絞って使用すれば実用上問題はないが、第6図に示
すように凸レンズL2、L3の焦点距離を若干短くして、被
写体及び記録媒体にピントを合わせた方がより実用的で
ある。
ここで、凸レンズL2(凸レンズL3)の焦点距離f
L2(fL3)はbL2(=bL3)を満足するようにして決め
る。
なお、第7図に示すように、この実施例においては記録
媒体4の手前に反射鏡5を置いて像が左右反転するのを
防ぐこともできる。
[考案の効果] 本考案は以上説明したとおり、1個の光学系を平行移動
させるだけで立体写真を撮影することができるようにし
たので、移動させて撮影する際に被写体と凸レンズと記
録媒体の相対関係を調節しなくてもよく、従って、立体
写真を撮影する際の操作が簡単になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す説明図、第2図は第
1実施例のレンズ系を説明するための説明図、第3図は
第1実施例のレンズ系の他の例を示す説明図、第4図は
本考案の第2実施例を示す説明図、第5図は第2実施例
のレンズ系を説明するための説明図、第6図は第1実施
例のレンズ系の他の例を示す説明図、第7図は第2実施
例の変形例を示す説明図、第8図は従来の立体カメラで
撮影する状態を示す説明図である。 1……被写体、2……カメラ、3……レンズ部、4……
記録媒体、5……反射鏡。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立体写真用記録媒体に撮像する立体カメラ
    において、第1の凸レンズとこの第1の凸レンズと焦点
    距離が略等しい第2の凸レンズとを備え、この第1の凸
    レンズと第2の凸レンズとは、光軸を同一にして前記焦
    点距離の略2倍の距離を隔てて組合わせレンズとし、前
    記組合わせレンズは、前記光軸が前期記録媒体の記録平
    面に対して垂直かつ距離を保持した状態で記録平面に対
    して平行移動させるようにしたことを特徴とする立体カ
    メラ。
  2. 【請求項2】立体写真用記録媒体に撮像する立体カメラ
    において、第1の凸レンズとこの第1の凸レンズの略2
    倍の焦点距離を有する第2および第3の凸レンズとを備
    え、この第2の凸レンズと第3の凸レンズとは、第1の
    凸レンズの光軸と同一にして第1の凸レンズに対して互
    いに前記略2倍の焦点距離を隔てて対称に位置する組合
    わせレンズとし、前記組合わせレンズは、前記光軸が前
    期記録媒体の記録平面に対して垂直かつ距離を保持した
    状態で記録平面に対して平行移動させるようにしたこと
    を特徴とする立体カメラ。
JP1988117295U 1988-09-06 1988-09-06 立体カメラ Expired - Lifetime JPH0743720Y2 (ja)

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JPH0239242U JPH0239242U (ja) 1990-03-15
JPH0743720Y2 true JPH0743720Y2 (ja) 1995-10-09

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ID=31360630

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988117295U Expired - Lifetime JPH0743720Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06 立体カメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50147942A (ja) * 1974-05-20 1975-11-27

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