JPH0743630Y2 - バランシングマシン - Google Patents
バランシングマシンInfo
- Publication number
- JPH0743630Y2 JPH0743630Y2 JP1988015124U JP1512488U JPH0743630Y2 JP H0743630 Y2 JPH0743630 Y2 JP H0743630Y2 JP 1988015124 U JP1988015124 U JP 1988015124U JP 1512488 U JP1512488 U JP 1512488U JP H0743630 Y2 JPH0743630 Y2 JP H0743630Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbine
- air
- turbine rotor
- rotor
- balancing machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Of Balance (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はタービンロータのバランシングマシン、特にア
ンバランス量を精密(0.1gmm)に検出するバランシング
マシンに関する。
ンバランス量を精密(0.1gmm)に検出するバランシング
マシンに関する。
〔従来の技術〕 第5図に従来のバランシングマシンの側面図、第6図に
第5図のVI-VI断面図を示す。
第5図のVI-VI断面図を示す。
図において、支持ローラ(2)により回転自在に支持さ
れたタービンロータ(1)を駆動モータ(4)によりベ
ルト(3)を介して回転させる。
れたタービンロータ(1)を駆動モータ(4)によりベ
ルト(3)を介して回転させる。
従来のバランシングマシンでは、タービンロータ(1)
に直接ベルト(3)を掛けて駆動モーター(4)の回転
をタービンロータ(1)に伝導させるので、ロータに対
するベルトの摩擦抵抗、回転時のベルトの叩き現象及び
重量加圧等がアンバランス検出にノイズとして加算さ
れ、検出精度を低下させており、0.1g・mm以下のアンバ
ランス量検出が可能なバランシングマシンは全くなかっ
た。そのためタービンロータのエンジン実機組込み運転
によりアンバランスの良否を直接決定していた。(アン
バランス否の時はエンジン実機運転にトラブルあり) 本考案は、上記ノイズを回避し、0.1gmm以下のアンバラ
ンス量を検出できるバランシングマシンを提案すること
を目的とする。
に直接ベルト(3)を掛けて駆動モーター(4)の回転
をタービンロータ(1)に伝導させるので、ロータに対
するベルトの摩擦抵抗、回転時のベルトの叩き現象及び
重量加圧等がアンバランス検出にノイズとして加算さ
れ、検出精度を低下させており、0.1g・mm以下のアンバ
ランス量検出が可能なバランシングマシンは全くなかっ
た。そのためタービンロータのエンジン実機組込み運転
によりアンバランスの良否を直接決定していた。(アン
バランス否の時はエンジン実機運転にトラブルあり) 本考案は、上記ノイズを回避し、0.1gmm以下のアンバラ
ンス量を検出できるバランシングマシンを提案すること
を目的とする。
本考案は前記課題を解決するために、タービンのロータ
を回転自在に支持する手段、上記タービンの動翼の外方
かつ同タービンの回転軸に対して、軸対称の位置に設け
られ同タービンの回転方向に空気を噴出する1対の空気
ノズル、および上記タービンの動翼の外方かつ同タービ
ンの回転軸に対して軸対称の上記とは異なる位置に設け
られ上記回転方向と逆方向に空気を噴出する上記とは別
の1対の空気ノズルを具備したことを特徴とするバラン
シングマシンを提案するものである。
を回転自在に支持する手段、上記タービンの動翼の外方
かつ同タービンの回転軸に対して、軸対称の位置に設け
られ同タービンの回転方向に空気を噴出する1対の空気
ノズル、および上記タービンの動翼の外方かつ同タービ
ンの回転軸に対して軸対称の上記とは異なる位置に設け
られ上記回転方向と逆方向に空気を噴出する上記とは別
の1対の空気ノズルを具備したことを特徴とするバラン
シングマシンを提案するものである。
本考案においては、2本1組のノズルから空気をタービ
ンロータ・ブレード部に吹き付けることにより、ロータ
の回転駆動及び制動を行う。タービンロータは、エンジ
ン実機組込時、高圧ガスをロータ・ブレードに吹き付け
ることにより回転させる。したがって本考案によれば、
バランシング計測時も実機運転同様の回転となるので、
精度上真値に近い値が出力される。
ンロータ・ブレード部に吹き付けることにより、ロータ
の回転駆動及び制動を行う。タービンロータは、エンジ
ン実機組込時、高圧ガスをロータ・ブレードに吹き付け
ることにより回転させる。したがって本考案によれば、
バランシング計測時も実機運転同様の回転となるので、
精度上真値に近い値が出力される。
本考案ではまた、空気をタービンの回転方向に噴出する
空気ノズルと上記回転方向と逆方向に噴出する空気ノズ
ルが、いずれも1対ずつタービンの回転軸線に対して軸
対象に設けられているので、タービンのロータをどちら
向きに回転賦勢する時にも、噴出した空気はタービンの
ロータに対して偶力として作用し、回転シャフトに曲げ
モーメントを与えず、回転力のみを与える。したがって
回転時の振動ノイズが発生せず、高精度のバランシング
量(タービンロータそれ自体のバランシング量)を検出
することができる。
空気ノズルと上記回転方向と逆方向に噴出する空気ノズ
ルが、いずれも1対ずつタービンの回転軸線に対して軸
対象に設けられているので、タービンのロータをどちら
向きに回転賦勢する時にも、噴出した空気はタービンの
ロータに対して偶力として作用し、回転シャフトに曲げ
モーメントを与えず、回転力のみを与える。したがって
回転時の振動ノイズが発生せず、高精度のバランシング
量(タービンロータそれ自体のバランシング量)を検出
することができる。
また、タービンの回転方向に空気を噴出する空気ノズル
だけでなく、減速制動機構として空気を逆方向に噴出す
る空気ノズルをも具備しているので、リニヤで振動が発
生しない回転の加減速反復動作が可能であり、高精度タ
ービンロータに要求される回転加減速過程でのバランシ
ング量検出に対応できる。
だけでなく、減速制動機構として空気を逆方向に噴出す
る空気ノズルをも具備しているので、リニヤで振動が発
生しない回転の加減速反復動作が可能であり、高精度タ
ービンロータに要求される回転加減速過程でのバランシ
ング量検出に対応できる。
本考案の一実施例を第1図ないし第4図により説明す
る。第1図は側面図、第2図は正面図、第3図は空気ノ
ズルの配管制御系を示す系統図、第4図はタービンロー
タ動翼部の斜視図である。
る。第1図は側面図、第2図は正面図、第3図は空気ノ
ズルの配管制御系を示す系統図、第4図はタービンロー
タ動翼部の斜視図である。
第1図および第2図に示されるように、本実施例のバラ
ンシングマシンは、船型架台(14),タービンロータ用
軸受(15),アンバランス検出用ピックアップ(16),
船型架台サポート用コイルスプリング(17),ベース架
台(18)等から構成されている。また、実施例における
空気吹き出し装置はバランシングマシンにセットされた
タービンロータ・ブレード部外周に空気ノズル(9a),
(9b)を図示のように4か所配置し、ノズル配管は、船
型架台(14)に無接触なるようベース架台(18)から直
立させている(バランシング計測にノイズを与えないた
め)。
ンシングマシンは、船型架台(14),タービンロータ用
軸受(15),アンバランス検出用ピックアップ(16),
船型架台サポート用コイルスプリング(17),ベース架
台(18)等から構成されている。また、実施例における
空気吹き出し装置はバランシングマシンにセットされた
タービンロータ・ブレード部外周に空気ノズル(9a),
(9b)を図示のように4か所配置し、ノズル配管は、船
型架台(14)に無接触なるようベース架台(18)から直
立させている(バランシング計測にノイズを与えないた
め)。
ここで第2図に示された空気ノズル(9a)、(9b)の配
置について詳述する。タービンロータ(1)の左上と右
下に描かれた1対の空気ノズル(9a)はいずれも回転駆
動・加速用であって、タービンロータ(1)の回転軸線
に対して互いに軸対称(三次元空間における線対称)に
設けられ、タービンロータ(1)の回転方向に空気を噴
出する。またタービンロータ(1)の左下と右上に描か
れた一対の空気ノズル(9b)はいずれも減速制動・停止
用であって、これらもタービンロータ(1)の回転軸線
に対して互いに軸対称に設けられ、上記回転方向と逆方
向に空気を噴出する。
置について詳述する。タービンロータ(1)の左上と右
下に描かれた1対の空気ノズル(9a)はいずれも回転駆
動・加速用であって、タービンロータ(1)の回転軸線
に対して互いに軸対称(三次元空間における線対称)に
設けられ、タービンロータ(1)の回転方向に空気を噴
出する。またタービンロータ(1)の左下と右上に描か
れた一対の空気ノズル(9b)はいずれも減速制動・停止
用であって、これらもタービンロータ(1)の回転軸線
に対して互いに軸対称に設けられ、上記回転方向と逆方
向に空気を噴出する。
また各空気ノズルは第3図のように2本1組として、流
量制御弁(10),減圧弁(11),電磁弁(12)を介して
エアー配管されている。
量制御弁(10),減圧弁(11),電磁弁(12)を介して
エアー配管されている。
上記のような装置において、第4図図示のようなタービ
ンロータ・ブレード部に空気ノズル(9a)から空気を吹
き付けることにより、タービンロータ(1)は第2図の
時計方向に高速回転し、バランシング計測が可能とな
る。また空気ノズル(9a)からの吹き付けを止めると、
タービンロータ(1)は惰性で回転するが、空気ノズル
(9b)から短時間吹き付けることにより、逆方向に賦勢
し制動停止を行なう。
ンロータ・ブレード部に空気ノズル(9a)から空気を吹
き付けることにより、タービンロータ(1)は第2図の
時計方向に高速回転し、バランシング計測が可能とな
る。また空気ノズル(9a)からの吹き付けを止めると、
タービンロータ(1)は惰性で回転するが、空気ノズル
(9b)から短時間吹き付けることにより、逆方向に賦勢
し制動停止を行なう。
本考案においては、タービンロータ・ブレード部に対し
て空気を吹き付けタービンロータを回転させるという簡
単な構造により、従来のベルト回転方式で不可避だった
ノイズ発生を防止でき、高精密なアンバランス計測が可
能となる。
て空気を吹き付けタービンロータを回転させるという簡
単な構造により、従来のベルト回転方式で不可避だった
ノイズ発生を防止でき、高精密なアンバランス計測が可
能となる。
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は同じく正
面図、第3図は同じく空気ノズルの配管制御系を示す系
統図、第4図はタービンロータ動翼部の斜視図、第5図
は従来のバランシングマシンの側面図、第6図は第5図
のVI-VI断面図である。 (1)……タービンロータ、(2)……支持ローラ、
(3)……ベルト、(4)……駆動モータ、(9a)(9
b)……空気ノズル、(10)……流量制御弁、(11)…
…減圧弁、(12)……電磁弁、(14)……船型架台、
(15)……タービンロータ用軸受、(16)……アンバラ
ンス検出用ピックアップ、(17)……船型架台サポート
用コイルスプリング、(18)……ベース架台。
面図、第3図は同じく空気ノズルの配管制御系を示す系
統図、第4図はタービンロータ動翼部の斜視図、第5図
は従来のバランシングマシンの側面図、第6図は第5図
のVI-VI断面図である。 (1)……タービンロータ、(2)……支持ローラ、
(3)……ベルト、(4)……駆動モータ、(9a)(9
b)……空気ノズル、(10)……流量制御弁、(11)…
…減圧弁、(12)……電磁弁、(14)……船型架台、
(15)……タービンロータ用軸受、(16)……アンバラ
ンス検出用ピックアップ、(17)……船型架台サポート
用コイルスプリング、(18)……ベース架台。
Claims (1)
- 【請求項1】タービンのロータを回転自在に支持する手
段、上記タービンの動翼の外方かつ同タービンの回転軸
に対して軸対称の位置に設けられ同タービンの回転方向
に空気を噴出する1対の空気ノズル、および上記タービ
ンの動翼の外方かつ同タービンの回転軸に対して軸対称
の上記とは異なる位置に設けられ上記回転方向と逆方向
に空気を噴出する上記とは別の1対の空気ノズルを具備
したことを特徴とするバランシングマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988015124U JPH0743630Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | バランシングマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988015124U JPH0743630Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | バランシングマシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01120639U JPH01120639U (ja) | 1989-08-16 |
JPH0743630Y2 true JPH0743630Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31226903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988015124U Expired - Lifetime JPH0743630Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | バランシングマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743630Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019132197B3 (de) * | 2019-11-27 | 2020-10-29 | Schenck Rotec Gmbh | Vorrichtung zum pneumatischen Antrieb eines Rotors in einer Auswuchtmaschine und Auswuchtmaschine mit einer solchen Vorrichtung |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6376288B2 (ja) * | 2015-05-19 | 2018-08-22 | 株式会社Ihi | バランス検査装置 |
JP6453739B2 (ja) * | 2015-10-05 | 2019-01-16 | トヨタ自動車東日本株式会社 | 嵌合機構、バランス測定装置、嵌合方法、バランス測定方法、及び、バランス修正方法 |
JP6763586B2 (ja) * | 2019-08-30 | 2020-09-30 | 国際計測器株式会社 | 動釣合い試験機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59107233A (ja) * | 1982-12-11 | 1984-06-21 | Toyota Motor Corp | ターボチャージャの回転体の動バランス調整装置 |
JPS6140530A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Shimadzu Corp | 動釣合試験機 |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP1988015124U patent/JPH0743630Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019132197B3 (de) * | 2019-11-27 | 2020-10-29 | Schenck Rotec Gmbh | Vorrichtung zum pneumatischen Antrieb eines Rotors in einer Auswuchtmaschine und Auswuchtmaschine mit einer solchen Vorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01120639U (ja) | 1989-08-16 |
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