JPS6140530A - 動釣合試験機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 この発明は、ロータなどの試験体を動釣合試験する動釣
合試験機に関するものである。

（ロ）従来技術 動釣合試験機として、エアノズルによってロータなどの
試験体を回転するようにしたものが一般に使用されてい
る。エアノズルは試験体に対向するよう配置され〜エア
源に接続される。したがって、エア源のエアをエアノズ
ルに供給すると、エアノズルによって試験体を回転させ
ることができる。

ところで、動釣合試験機によって試験体を動釣合試験す
るには、所定の回転数で試験体を回転させ、所定の回転
数のとき試験体の不釣合量を測定する必要がある。この
ため、従来はエア源とエアノズル間に流量調整弁を設け
、この流量調整弁によってエアの流量を制限していた。

そして、所定の回転数で試験体が回転するようエアの流
量を調整していた。しかしながら、エアの流量を制限す
ると、試験体を始動させるとき、その回転数を迅速に上
昇させることがてきない。したがって、回転数が上昇す
るまでの所要時間が長く、能率が悪いという問題があっ
た。また、エアの流量を制限しても、試験体の不釣合量
を測定するとき、種々の要因で試験体の回転数が変動し
、これを安定させることができないという問題もあった
。

（ハ）目　　　的 したがって、この発明は、エアノズルによってロータな
どの試験体を回転させるようにした動釣合試験機におい
て、試験体の回転数を迅速に上昇させ、その所要時間を
短くすること、および試験体の回転数を安定させること
を目的としてなされたものである。

（ニ）構　成 この発明は、試験体の回転数を検出する検出器を比較回
路に接続し、比較回路に回転数の上限値および下限値を
与えるとともに、この比較回路をエア源とエアノズル間
の電磁弁に接続する。そして、試験体の回転数が比較回
路の上限値に達したとき電磁弁を閉じ、試験体の回転数
が比較回路の下限値に達したとき電磁弁を開くようにし
たことを特徴とするものである。

（ポ）実施例 以下、この発明の実施例を図面について説明する。

図において、試験体はロータ（１）からなる。ロータ（
１）は回転基準マーク（２）をもち、回転可能に支持さ
れている。また、この試験機はエアノズル（３）を有し
、エアノズル（３）はロータ（１）に対向するよう配置
され、エア源（４）に接続されている。

この実施例では、一対の電磁弁（ＳｏＱ　＋）、　（Ｓ
。

Ｌ２）および一対の流量調整弁（Ｓ、）、（３２）が使
用され、各電磁弁（ＳｏＱ　＋）、　（ＳｏＱ　２）お
よび流量調整弁（Ｓ、）、（Ｓ２＞がエア源（４）とエ
アノズル（３）間に設けられている。一方の電磁弁（Ｓ
ｏＱ＋）および流量調整弁（Ｓｌ〉はロータ（１）の回
転数を上昇させるためのもので、流量調整弁（Ｓ、）の
開度は相当大きく調整されている。他方の電磁弁（Ｓｏ
Ｑ２）および流量調整弁（Ｓ２）はロータ（１）を定速
で回転させるためのもので、流量制御弁（Ｓ２）の開度
は相当小さく調整されている。

さらに、エアノズル（３）の反対側にエアノズル（５）
が配置され、このエアノズル（５）もエア源（４）に接
続されている。そして、電磁弁（Ｓｏλ３）および流量
調整弁（Ｓ３）がエア源（４）とエアノズル（５）間に
設けられている。エアノズル（５）はロータ（１）を減
速および停止させるためのものである。

第２図に示すように、ロータ（１）の回転数を検出する
検出器としてホトセル〈６）が使用され、ホトセル（６
）はロータ（１）に対向するよう配置されている。また
、第３図に示すようにホトセル（６）はＤＣ変換器（７
）および比較回路（８）に接続されている。さらに、回
転数設定器（９）が比較回路（８）に接続されている。

回転数設定器（９）は２種類の基準電圧を生じさせる。

各基準電圧はロータ（１）の回転数の上限値（ｎ、）お
よび下限値（ｎ２）に対応するよう選定されている。こ
れによって比較口路（８）に回転数の上限値（ｎ、）お
よび下限値（ｎ２）が与えられている。比較回路（８）
はエア源（４）とエアノズル（３）間の電磁弁（ＳＯ９
，、）、（Ｓｏｕ　２＞に接続されている。

前記のように構成された動釣合試験機において、エア源
（４）とエアノズル（３）間の電磁弁＜ＳＯ’ｌ　、）
を動作させ、これを開くと、エア源（４）のエアが流量
調整弁（Ｓ、）を通り、エアノズル（３）に供給される
。エアはエアノズル（３）から噴出し、ロータ（１）に
衝突する。したがって、ロータ（１）が始動され、回転
し、その回転数が上昇する。また、流量調整弁（Ｓ、）
の開度は大きく、エアの流量は制限されない。したがっ
て、ロータ（１）の回転数を迅速に上昇させることがで
きる。その所要時間は短い。

ロータ（１）が回転すると、ホトセル（６）によってロ
ータ（１）の回転数が検出され、その検出信号はＤＣ変
換器（７）に与えられる。ＤＣ変換器（７）はホトセル
（６）の検出信号をＤＣ変換する。そして、その変換信
号が比較回路（８）に与えられ、比鮫回路（８）によっ
てＤＣ変換器（７）の変換信号と回転数設定器（９）の
基準電圧が比較される。

第４図はロータ（１）の回転数と時間の関係を示す。ロ
ータ（１）の回転数は比較回路（８）の」−限値（ｎｌ
）まで上昇する。そして、ロータ（１＞の回転数が比較
回路（８）の上限値（ｎｌ）、すなわち回転数設定器（
９）の基準電圧に対応する値に達すると、比較回路（８
）が出力信号を生じさせる。これによって電磁弁（Ｓｏ
９．＋）が動作し、閉じられる。これと同時に、電磁弁
（ＳＯＱ２）が動作し、開かれる。したがって、エア源
（４）のエアが流量調整弁（Ｓ２）を通り、エアノズル
（３）に供給される。しかしながら、流量調整弁（Ｓ２
）の開度は小さい。したがって、流量調整弁（Ｓ２）に
よってエアの流量が制限され、ロータ（１）の回転数は
減少する。ロータ（１）の回転数は直線的に減少する。

ロータ（１）の回転数は比較回路（８）の下限値（ｎ２
）まで減少する。そして、ロータ（１）の回転数が比較
回路（８）の下限値、すなわち回転数設定器（９）の基
準電圧に対応する値に達すると、比較回路（８）が出力
信号を生じさせ、電磁弁（ＳＯＱ２）が閉じられ、電磁
弁（Ｓｏ９．＋）は開かれる。したかって、再びエア源
（４）のエアが流量調整弁（Ｓ、）を通り、エアノズル
（３）に供給される。したがって、ロータ（１）の回転
数が上昇する。ロータ（１）の回転数は急激に上昇する
。

その後、ロータ（１）の回転数が比較回路（８）の上限
値（ｎｌ）まで上昇すると、電磁弁（Ｓｏｕｌ）が閉し
られ、電磁弁（ＳＯＱ２）が開かれ、ロータ（１）の回
転数は減少する。これが順次交互に繰り返される。

したがって、ロータ（１）の回転数は比較回路（８）の
上限値（ｎ、）と下限値〈ｎ２）の範囲に保たれ、この
範囲で安定する。したがって、ロータ（１）を的確に動
釣合試験することができる。所定の回転数でロータ（１
）の不釣合量を測定するには、ロータ（１）の回転数が
直線的に下降する領域でトタ　　　　　　　　　　　１
（１）の不釣合量を測定すればよい。その操作は比較的
容易である。

なお、この実施例では、一対の電磁弁（Ｓｏｕｌ）。

（ＳＯ’２２）および一対の流量調整弁（Ｓ、）、　（
Ｓ２）を使用したものについて説明したが、場合によっ
ては一方の電磁弁（Ｓ燵、）および流量調整弁（Ｓ、）
だけを使用し、他方の電磁弁（ＳＯＱ２）および流量調
整弁（Ｓ２）についてはこれを除去してもよい。

この場合も、電磁弁（Ｓｏｌｉｄ＞を開くと、エア源（
４）のエアを流量調整弁（Ｓ、）に通し、エアノズル（
３）に供給することができる。したがって、ロータ（１
）を始動させるとき、その回転数を迅速に上昇させるこ
とができ、その所要時間を短くすることができる。そし
て、ロータ（１）の回転数が比較回路（８）の上限値（
ｎ、）に達したとき、電磁弁（Ｓｏ！２＋）を閉じると
、エアノズル（３）にエアが供給されず、ロータ（１）
の回転数は減少する。第５図に示すように、電磁弁（Ｓ
ｏｕｌ）を閉じると、ロータ（１）の回転数は放物線を
描いて下降する。さらに、ロータ（１）の回転数が比較
回路（８）の下限値（ｎ２）に達したとき、電磁弁（Ｓ
ｏｕｌ）を開くと、ロータ（１）の回転数は急激に上昇
する。したがって、ロータ（１）の回転数を比較回路（
８）の上限値（ｎ、）と下限値（ｎ２）の範囲に保つこ
とができ、この範囲で安定させることができる。所定の
回転数でロータ（１）の不釣合量を測定するには、ロー
タ（１）の回転数が放物線を描いて下降する領域でロー
タ（１）の不釣合量を測定すればよく、その操作は比較
的容易である。

くべ）効　果 以上説明したように、この発明は、ロータなどの試験体
の回転数を迅速に上昇させ、その所要時間を短くするこ
とができ、能率を向上させることができる。さらに、ロ
ータの回転数を一定範囲に保ち、一定範囲で安定させる
ことができ、所期の目的を達成することができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す説明図、第２図は第
１図のロータとホトセルの側面図、第３図は第１図の電
磁弁の制御回路を示すブロック図、第４図は第１図のロ
ータの回転数と時間の関係を示すグラフ、第５図は第４
図の変形例を示すグラフである。 （１）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロ
ータ（３）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・エアノズル（４）・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・エア源（ＳｏＩｌ＋）・・・・・・・・・・
・・・・・電磁弁（６）・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・ホトセル（８）・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・比較回路特許出願人　株式会社島津
製作所 箒２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エアノズルをエア源に接続し、前記エアノズルによって
   ロータなどの試験体を回転させ、前記試験体を動釣合試
   験するようにした試験機において、前記試験体の回転数
   を検出する検出器を比較回路に接続し、前記比較回路に
   回転数の上限値および下限値を与えるとともに、前記比
   較回路を前記エア源と前記エアノズル間の電磁弁に接続
   し、前記試験体の回転数が前記比較回路の上限値に達し
   たとき前記電磁弁を閉じ、前記試験体の回転数が前記比
   較回路の下限値に達したとき前記電磁弁を開くようにし
   たことを特徴とする動釣合試験機。