JPH0743561Y2 - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JPH0743561Y2
JPH0743561Y2 JP1988014758U JP1475888U JPH0743561Y2 JP H0743561 Y2 JPH0743561 Y2 JP H0743561Y2 JP 1988014758 U JP1988014758 U JP 1988014758U JP 1475888 U JP1475888 U JP 1475888U JP H0743561 Y2 JPH0743561 Y2 JP H0743561Y2
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JP
Japan
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spool
port
output
pressure
torque motor
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JP1988014758U
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JPH01118266U (ja
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弘克 阪本
雅夫 大橋
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、方向流量制御弁のスプール切換量や可変容量
形油圧ポンプの吐出量などを遠隔制御する4ポート圧力
制御弁に関する。
〔従来の技術〕
この種の圧力制御弁として例えば本出願人が昭和61年3
月に頒布したカタログに掲載されているものがある。こ
れは、第4図に示すように4ポートA,B,P,T及び2つの
減圧手段102,102′を有する減圧弁101にソレノイド103,
103′を配設する。出力ポートBの出力圧はソレノイド1
03と一方の減圧手段102とによつて調整される。即ち、
減圧手段102のスプール104は内部に設けた油路105を介
して出力ポートBに接続する周溝106を備え、ソレノイ
ド103に制御電流が与えられないとき、該スプール104は
ばね107によつて図示状態からソレノイド103側に押付け
られて周溝106がタンクポートTに開口するため、ポー
トBはタンクポートTと接続している。
ソレノイド103に制御電流が与えられると、可動鉄心108
が吸引され、この可動鉄心に固定されたプッシュロッド
109によりスプール104はばね107に抗して左動し、ポー
トBは図示の如く油路105、周溝106を経てポンプポート
Pと連通し出力圧が増大する。
ポートBの油圧はスプール104のばね107側の端面に作用
しているから、この油圧によるスプール押付力とばね10
7のスプール押付力の合力がソレノイド103の吸引力と対
抗し、ソレノイド103の吸引力の方が小さくなつた場合
には、スプール104が右動して、ポートBとタンクポー
トTとを連通させ、ポートBの出力圧をソレノイド103
の吸引力に見合うところまで低下させる。従つて、ポー
トBの出力圧はソレノイド103の吸引力、即ち入力電流
に比例する。
同様に、他方のソレノイド103′及び減圧手段102′によ
つて調圧されるポートAの出力圧はソレノイド103′の
入力電流に比例する。
〔考案が解決しようとする課題〕
この種の圧力制御弁における2つの出力ポートA,Bに
は、2組の減圧手段102,102′と2組のソレノイド103,1
03′とを備えている。このため、部品点数が多く構造的
にも複雑でしかも形状も大きくなつて不経済であつた。
さらに、第5図においてスプールのストロークとソレノ
イドの吸引力との関係を示す特性線図で明らかなよう
に、吸引力はスプールのストローク位置により大巾に変
化する区間l1,l3と、殆ど変化しない区間l2とがあり、
圧力制御弁においては、入力電流の制御領域における最
小値から最大値に至る各々の入力電流に対して、殆ど変
化しないストローク区間(l2)でスプールが作動するよ
うに調整する必要があるため、その調整手段及び調整が
煩雑となる不具合があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る圧力制御弁においては、2つの出力ポー
ト、供給ポート及びタンクポートを備えたケーシング内
に単一のスプールの往復動で2つの出力ポートを交互に
供給ポートとタンクポートに接続するようにしたスプー
ル弁と、スプールに入力電流値に比例したスプール押付
力を作用させるスプール駆動手段と、出力ポートの出力
圧をスプールを介して前記スプール押付力と対抗せしめ
る手段を含む圧力制御弁において、前記スプール駆動手
段は、単一のトルクモータと、このトルクモータの出力
軸を単一のスプールに連結し且つ2つの出力ポートの調
圧に必要なスプールストロークとトルクモータの出力軸
支回転角を比例させるカム機構とで構成すると共に、単
一のスプールの両端に当接するセンタリング用のばねを
収容したばね室と出力ポートとを常時連通せしめたこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
トルクモータ2に入力電流を与えると、トルクモータ2
はその入力電流値に応じたトルクでスプール3をストロ
ークさせ、そのスプール押付力と出力圧によるスプール
押付力とがバランスする位置でスプール3が停止し所定
出力圧が得られる。この場合、カム機構4により2つの
出力ポートA,Bの調圧に必要なスプールストロークとト
ルクモータ2の出力軸回転角とを比例させているので、
トルクモータ2に正又は負の入力電流を与えることによ
つて、両出力ポートA,Bには入力電流値に応じた出力圧
が得られる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図にお
いて、この圧力制御弁はスプール弁1とトルクモータ2
とこのトルクモータをスプール弁1のスプール3に連結
するカム機構4からなる。
スプール弁1のケーシング5内の弁孔6にはスプール3
が軸方向に移動可能に嵌挿され、弁孔6の両端寄りにポ
ンプポートPに連なるポンプポート溝7a,7bが設けら
れ、弁孔6の軸方向中央部にはタンクポートTに連なる
タンクポート溝8が設けられ、一方のポンプポート溝7a
とタンクポート溝8との間には出力ポートAに連なるA
ポート溝9が設けられ、他方のポンプポート溝7bとタン
クポート溝8との間には出力ポートBに連なるBポート
溝10が設けられている。
又、スプール3には、図示中立位置において一方のポン
プポート溝7aを塞ぐランド11と、他方のポンプポート溝
7bを塞ぐランド12と、タンクポート溝8を塞ぐランド13
とが形成されており、スプール3を図において左動させ
ると、ポンプポートPと出力ポートAとがポンプポート
溝7a、周溝21を介して連通すると共に、タンクポートT
と出力ポートBとがタンクポート溝8、周溝22を介して
連通し、スプール3を図において右動させると、タンク
ポートTと出力ポートAとが連通すると共に、ポンプポ
ートPと出力ポートBとが連通する。
スプール3の両端部は、弁孔6につながる油室(ばね
室)14a,14bに臨み、この油室に設けられた中立復帰用
ばね15a,15bで挟持されている。又、スプール3の両端
部には、油室14aと出力ポートAとを連通するパイロッ
ト油路16a及び油室14bと出力ポートBとを連通するパイ
ロット油路16bが設けられている。尚、このパイロット
油路16a,16bはケーシング5に設けるようにしてもよ
い。
スプール弁1のケーシング5の一側部にはトルクモータ
2をその出力軸17がスプール3の軸方向中央位置におい
てスプール3と直交するようにして取付けられ、この出
力軸17はカム機構4を介してスプール3に連結し、出力
軸17の回転方向と回転量に応じてスプール3を左方若し
くは右方へ所定量移動させるようにしている。カム機構
4は、本実施例では第2図に示すように、出力軸17の先
端より突き出て出力軸17に対し偏心したカム軸18とこの
カム軸に装着したころがり軸受19とスプール3の中央の
ランド12に周設されてころがり軸受19を嵌着するカム溝
20からなる。
今スプール3が図において左動した場合、出力ポートA
はポンプポートPと接続し出力ポートBはタンクポート
Tと接続する。このため出力ポートAの油圧が上昇し、
この油圧はパイロット油路16aを経て油室14aに導かれて
スプール3に作用し、このスプール押付力とばね15aの
押付力との合力でトルクモータ2のスプール押付力と対
抗する。スプール3は双方の押付力が釣合う位置で停止
し、出力ポートAの圧力はスプール3のランド11とポン
プポート溝7aとの間に形成される絞り部によつて減圧さ
れた圧力となる。
この場合のスプール3のストロークSは、カム軸18の偏
心量をe、出力軸17の回転角をθとすれば、第3図に示
すようにS=e sinθであるが、カム機構4により出力
ポートの調圧に必要なスプールストロークとトルクモー
タ2に与える入力電流値に応じた出力軸17の回転角とを
比例させているので、入力電流値に応じた出力ポートA
の出力圧が得られる。
出力ポートBの圧力圧は、トルクモータ2に出力ポート
Aの場合とは逆回転となる入力電流を与え、スプール3
を図において右動させて調整する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、単一のトルクモー
タと、トルクモータの出力軸と単一のスプールとを連結
する所定のカム機構とでスプール駆動手段を構成すると
共に、単一のスプールの両端に当接するセンタリング用
のばねを収容したばね室と出力ポートとを常時連通する
ようにしたので、2組のソレノイド及び2組の減圧手段
を備える従来装置に比べ小型、軽量で且つ簡潔な構成に
よって、両出力ポートにはトルクモータに与える入力電
流値に応じた出力圧を得ることができる。又、従来装置
では入力電流の制御領域における最小値と最大値に至る
各入力電流に対してソレノイドの吸引力の変化率の少な
い領域でスプールが作用するように調整する必要があつ
たが、本考案ではかかる煩雑な調整が不要となるため製
作時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は同実施例
のカム機構の平面図、第3図はカム回転角とスプールス
トロークとの関係を示す特性図、第4図は従来装置の要
部断面図、第5図は同装置のスプールストロークとソレ
ノイドの吸引力との関係を示す特性図である。 1……スプール弁、2……トルクモータ、3……スプー
ル、4……カム機構、5……ケーシング、16a,16b……
パイロット油路、17……トルクモータの出力軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−274171(JP,A) 特開 昭62−113974(JP,A) 特開 昭62−224776(JP,A) 実開 昭53−109595(JP,U) 実開 昭55−181072(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの出力ポート、供給ポート及びタンク
    ポートを備えたケーシング内に単一のスプールの往復動
    で2つの出力ポートを交互に供給ポートとタンクポート
    に接続するようにしたスプール弁と、スプールに入力電
    流値に比例したスプール押付力を作用させるスプール駆
    動手段と、出力ポートの出力圧をスプールを介して前記
    スプール押付力と対抗せしめる手段を含む圧力制御弁に
    おいて、前記スプール駆動手段は、単一のトルクモータ
    と、このトルクモータの出力軸を単一のスプールに連結
    し且つ2つの出力ポートの調圧に必要なスプールストロ
    ークとトルクモータの出力軸回転角を比例させるカム機
    構とで構成すると共に、単一のスプールの両端に当接す
    るセンタリング用のばねを収容したばね室と出力ポート
    とを常時連通せしめたことを特徴とする圧力制御弁。
JP1988014758U 1988-02-05 1988-02-05 圧力制御弁 Expired - Lifetime JPH0743561Y2 (ja)

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JP1988014758U JPH0743561Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 圧力制御弁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988014758U JPH0743561Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 圧力制御弁

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JPH01118266U JPH01118266U (ja) 1989-08-10
JPH0743561Y2 true JPH0743561Y2 (ja) 1995-10-09

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JP1988014758U Expired - Lifetime JPH0743561Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 圧力制御弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5220485B2 (ja) * 2008-06-11 2013-06-26 株式会社ワイ・ジェー・エス. 弁構造とこれを用いた二方弁及び三方弁

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JPS62113974A (ja) * 1985-11-11 1987-05-25 Kayaba Ind Co Ltd 切換弁
JPS62274171A (ja) * 1986-05-22 1987-11-28 Toyoda Mach Works Ltd ステツプモ−タを用いた流量制御装置

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