JPH0325483Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0325483Y2 JPH0325483Y2 JP3326086U JP3326086U JPH0325483Y2 JP H0325483 Y2 JPH0325483 Y2 JP H0325483Y2 JP 3326086 U JP3326086 U JP 3326086U JP 3326086 U JP3326086 U JP 3326086U JP H0325483 Y2 JPH0325483 Y2 JP H0325483Y2
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- electromagnetic
- pilot
- valve
- valves
- spool
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- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Multiple-Way Valves (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は建設機械等に適用するのに好適な電磁
パイロツト制御弁に関する。
パイロツト制御弁に関する。
(従来の技術及びその問題点)
従来油圧回路等における圧油の流量又は流れ方
向を制御するため電磁油圧サーボ弁、デイジタル
制御弁、比例電磁制御弁等が用いられ、これらは
それぞれ種々の特徴を有するが、いずれも構造が
複雑で、部品点数が多く、かつ、高精度が要求さ
れるので高価となるのみならず建設機械等の劣悪
な環境下では所期の性能を発揮できないという問
題があつた。
向を制御するため電磁油圧サーボ弁、デイジタル
制御弁、比例電磁制御弁等が用いられ、これらは
それぞれ種々の特徴を有するが、いずれも構造が
複雑で、部品点数が多く、かつ、高精度が要求さ
れるので高価となるのみならず建設機械等の劣悪
な環境下では所期の性能を発揮できないという問
題があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記に鑑み、構造が簡単で安価であ
り、しかも、劣悪な環境下でも所期の性能を発揮
することができ、保守取扱が容易で、信頼性に富
む電磁パイロツト制御弁を提供しようとするもの
であつて、その要旨とするところは、作動流体の
流量又は流れ方向を制御するスプールの両端に形
成されパイロツト圧が導入されるパイロツト室に
順次又は同時に開閉される複数組の電磁開閉弁を
並列に連通したことを特徴とする電磁パイロツト
制御弁にある。
り、しかも、劣悪な環境下でも所期の性能を発揮
することができ、保守取扱が容易で、信頼性に富
む電磁パイロツト制御弁を提供しようとするもの
であつて、その要旨とするところは、作動流体の
流量又は流れ方向を制御するスプールの両端に形
成されパイロツト圧が導入されるパイロツト室に
順次又は同時に開閉される複数組の電磁開閉弁を
並列に連通したことを特徴とする電磁パイロツト
制御弁にある。
(作用)
本考案においては、上記構成を具えているた
め、複数組の電磁開閉弁をを順次又は同時に開閉
してパイロツト室内のパイロツト圧を段階的に変
化させることによつてスプールを移動させ作動流
体の流量又は流れ方向を制御する。
め、複数組の電磁開閉弁をを順次又は同時に開閉
してパイロツト室内のパイロツト圧を段階的に変
化させることによつてスプールを移動させ作動流
体の流量又は流れ方向を制御する。
(実施例)
以下、本考案を図示の実施例を参照しながら具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図には部分的縦断面図が示され、弁本体1
内にはスプール2がその軸方向に油密摺動自在に
嵌挿され、その両端のランド部3,4と弁本体1
とによつてスプール2の両端にパイロツト室5,
6がそれぞれ形成されている。そして、このパイ
ロツト室5,6にはパイロツト用ポンプ13から
吐出されたパイロツト圧がパイロツト入口P2か
らパイロツトライン14,15及びこれに介装さ
れた固定絞り7,8を経て導入される。また、パ
イロツト室5には複数(図には2個)の電磁開閉
弁A,Bが並列に連通せしめられ、パイロツト室
6にも複数(図には2個)の電磁開閉弁C,Dが
並列に連通せしめられている。これら電磁開閉弁
A,B,C,Dは同じ構造を具え、ボルト28に
よつて弁本体1に締結されており、コイル27
と、このコイル27に通電することによつて進出
せしめられる可動鉄片26と、可動鉄片26の先
端に配設されたばね受け25と、このばね受け2
5と弁本体1の端面との間に圧縮状態で介装され
た復帰ばね24と、ばね受け25に一端が当接す
るプツシユロツド23と、このプツシユロツド2
3の他端に当接するボール22と、このボール2
2を押進する押えばね21からなつている。
内にはスプール2がその軸方向に油密摺動自在に
嵌挿され、その両端のランド部3,4と弁本体1
とによつてスプール2の両端にパイロツト室5,
6がそれぞれ形成されている。そして、このパイ
ロツト室5,6にはパイロツト用ポンプ13から
吐出されたパイロツト圧がパイロツト入口P2か
らパイロツトライン14,15及びこれに介装さ
れた固定絞り7,8を経て導入される。また、パ
イロツト室5には複数(図には2個)の電磁開閉
弁A,Bが並列に連通せしめられ、パイロツト室
6にも複数(図には2個)の電磁開閉弁C,Dが
並列に連通せしめられている。これら電磁開閉弁
A,B,C,Dは同じ構造を具え、ボルト28に
よつて弁本体1に締結されており、コイル27
と、このコイル27に通電することによつて進出
せしめられる可動鉄片26と、可動鉄片26の先
端に配設されたばね受け25と、このばね受け2
5と弁本体1の端面との間に圧縮状態で介装され
た復帰ばね24と、ばね受け25に一端が当接す
るプツシユロツド23と、このプツシユロツド2
3の他端に当接するボール22と、このボール2
2を押進する押えばね21からなつている。
しかして、コイル27の非通電時には図示の状
態を占めているが、コイル27へ通電すると、可
動鉄片26が進出してばね受け25、プツシユロ
ツド23を介してボール22を離座させる。する
と、パイロツト室5,6内のパイロツト圧油はボ
ール22と弁座との隙間及びプツシユロツド23
の外囲の隙間を通つて絞られパイロツトドレンラ
イン16,17を経てタンクポートT2に排出さ
れる。主ポンプ11から吐出された圧油は入力ポ
ートP1から弁本体1内に入り、スプール2の軸
方向移動に応じて流量又は流れ方向を制御されて
入出力ポートC1又はC2からアクチユエータ12
内に入りこれを作動させる。アクチユエータ12
の作動によつてこれから排出された戻り油は入出
力ポートC2又はC1から弁本体1内に戻り、戻り
油路18を経てタンクポートT1から排出される。
パイロツト室5,6内にそれぞれ介装されたスプ
リング8,9はスプール2を中央に向かつて押進
している。
態を占めているが、コイル27へ通電すると、可
動鉄片26が進出してばね受け25、プツシユロ
ツド23を介してボール22を離座させる。する
と、パイロツト室5,6内のパイロツト圧油はボ
ール22と弁座との隙間及びプツシユロツド23
の外囲の隙間を通つて絞られパイロツトドレンラ
イン16,17を経てタンクポートT2に排出さ
れる。主ポンプ11から吐出された圧油は入力ポ
ートP1から弁本体1内に入り、スプール2の軸
方向移動に応じて流量又は流れ方向を制御されて
入出力ポートC1又はC2からアクチユエータ12
内に入りこれを作動させる。アクチユエータ12
の作動によつてこれから排出された戻り油は入出
力ポートC2又はC1から弁本体1内に戻り、戻り
油路18を経てタンクポートT1から排出される。
パイロツト室5,6内にそれぞれ介装されたスプ
リング8,9はスプール2を中央に向かつて押進
している。
上記制御弁の作動原理説明図が第2図に示され
ている。電磁開閉弁AないしDが全て閉の場合、
パイロツト室5,6内のパイロツト圧Pc1,Pc2
はパイロツト用ポンプ13の吐出圧P2と等しい
が、これら電磁開閉弁AないしDを順次又は同時
に開閉することにより第3図に示すようにPc1と
Pc2との間に7種類の差圧を得ることができ、こ
の差圧とスプリング8及び9の押圧力が平衡する
位置までスプール2が変位して静止し、このスプ
ール2の位置によつて主ポンプ11から吐出され
た圧油の流量及び流れ方向が規制される。
ている。電磁開閉弁AないしDが全て閉の場合、
パイロツト室5,6内のパイロツト圧Pc1,Pc2
はパイロツト用ポンプ13の吐出圧P2と等しい
が、これら電磁開閉弁AないしDを順次又は同時
に開閉することにより第3図に示すようにPc1と
Pc2との間に7種類の差圧を得ることができ、こ
の差圧とスプリング8及び9の押圧力が平衡する
位置までスプール2が変位して静止し、このスプ
ール2の位置によつて主ポンプ11から吐出され
た圧油の流量及び流れ方向が規制される。
この制御弁をシステムに組込んだ1例が第4図
に示され、操作レバー50を軸51まわりに角度
θ回動させると回転ポテンシヨンメータ52が回
転し、この回転角Θに対応する電圧信号をコント
ローラ53に出力する。すると、コントローラ5
3は第5図に示すようにその横軸に示す入力電圧
に対応して縦軸に示す制御電流を各電磁開閉弁A
ないしDに出力する。即ち、入力電圧が1/3V
のとき電磁開閉弁Aが開で電磁開閉弁Bが閉、
2/3Vのとき電磁開閉弁Bが開で電磁開閉弁A
が閉、2/3Vのとき電磁開閉弁A及びBが共に
開となる。入力電圧が−1/3Vのとき電磁開閉
弁Cが開で電磁開閉弁Dが閉、−2/3Vのとき電
磁開閉弁Dが開で、電磁開閉弁Cが閉、−3/3V
のとき電磁開閉弁C及びDが共に開となる。電磁
開閉弁AないしDの開閉とパイロツト室5及び6
内のパイロツト圧の差圧Δ(=|Pc1−Pc2|)と
の対応関係が第6図に示されている。また、電磁
開閉弁AないしDの開閉と、スプール2の作動速
度との対応関係が第7図に示され、電磁開閉弁A
又はCを開としたときの速度はV1、電磁開閉弁
B又はDを開としたときの速度はV2、電磁開閉
弁AとB又はCとDを同時に開としたときの速度
はV3となる。なお、スプール2の変位に伴うポ
ート面積の変化割合は第8図に示すように比例
形、2次形、平行根形その他任意に選定できる。
かくして、スプール2の作動速度及びポート面積
の変化割合を適宜選定すれば、電磁開閉弁Aない
しDを順次又は同時に開閉することによつて適正
な応答性を得ることができる。
に示され、操作レバー50を軸51まわりに角度
θ回動させると回転ポテンシヨンメータ52が回
転し、この回転角Θに対応する電圧信号をコント
ローラ53に出力する。すると、コントローラ5
3は第5図に示すようにその横軸に示す入力電圧
に対応して縦軸に示す制御電流を各電磁開閉弁A
ないしDに出力する。即ち、入力電圧が1/3V
のとき電磁開閉弁Aが開で電磁開閉弁Bが閉、
2/3Vのとき電磁開閉弁Bが開で電磁開閉弁A
が閉、2/3Vのとき電磁開閉弁A及びBが共に
開となる。入力電圧が−1/3Vのとき電磁開閉
弁Cが開で電磁開閉弁Dが閉、−2/3Vのとき電
磁開閉弁Dが開で、電磁開閉弁Cが閉、−3/3V
のとき電磁開閉弁C及びDが共に開となる。電磁
開閉弁AないしDの開閉とパイロツト室5及び6
内のパイロツト圧の差圧Δ(=|Pc1−Pc2|)と
の対応関係が第6図に示されている。また、電磁
開閉弁AないしDの開閉と、スプール2の作動速
度との対応関係が第7図に示され、電磁開閉弁A
又はCを開としたときの速度はV1、電磁開閉弁
B又はDを開としたときの速度はV2、電磁開閉
弁AとB又はCとDを同時に開としたときの速度
はV3となる。なお、スプール2の変位に伴うポ
ート面積の変化割合は第8図に示すように比例
形、2次形、平行根形その他任意に選定できる。
かくして、スプール2の作動速度及びポート面積
の変化割合を適宜選定すれば、電磁開閉弁Aない
しDを順次又は同時に開閉することによつて適正
な応答性を得ることができる。
(考案の効果)
本考案においては、作動流体の流量又は流れ方
向を制御するスプールの両端に形成されパイロツ
ト圧が導入されるパイロツト室に順次又は同時に
開閉される複数組の電磁開閉弁を並列に連通した
ため、操作、取扱及び構造が簡単で、安価であ
り、しかも、劣悪な環境下でも長寿命で、信頼性
の高い電磁パイロツト制御弁を得ることができ
る。
向を制御するスプールの両端に形成されパイロツ
ト圧が導入されるパイロツト室に順次又は同時に
開閉される複数組の電磁開閉弁を並列に連通した
ため、操作、取扱及び構造が簡単で、安価であ
り、しかも、劣悪な環境下でも長寿命で、信頼性
の高い電磁パイロツト制御弁を得ることができ
る。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は制御弁
の部分的縦断面図、第2図は作動原理説明図、第
3図は電磁開閉弁の開閉とパイロツト室内圧との
対応関係を示す図、第4図は制御弁を組込んだシ
ステム構成図、第5図は同上システムのコントロ
ーラの出力と電磁開閉弁の開閉との対応関係を示
す図、第6図は電磁開閉弁の開閉とスプールの両
端に作用するパイロツト圧相互間の差圧との関係
を示す図、第7図は電磁開閉弁の開閉とスプール
の移動速度との関係を示す線図、第8図はスプー
ルの変位とポート面積との関係を示す線図であ
る。 2……スプール、5,6……パイロツト室、
A,B,C,D……電磁開閉弁。
の部分的縦断面図、第2図は作動原理説明図、第
3図は電磁開閉弁の開閉とパイロツト室内圧との
対応関係を示す図、第4図は制御弁を組込んだシ
ステム構成図、第5図は同上システムのコントロ
ーラの出力と電磁開閉弁の開閉との対応関係を示
す図、第6図は電磁開閉弁の開閉とスプールの両
端に作用するパイロツト圧相互間の差圧との関係
を示す図、第7図は電磁開閉弁の開閉とスプール
の移動速度との関係を示す線図、第8図はスプー
ルの変位とポート面積との関係を示す線図であ
る。 2……スプール、5,6……パイロツト室、
A,B,C,D……電磁開閉弁。
Claims (1)
- 作動流体の流量又は流れ方向を制御するスプー
ルの両端に形成されパイロツト圧が導入されるパ
イロツト室に順次又は同時に開閉される複数組の
電磁開閉弁を並列に連通したことを特徴とする電
磁パイロツト制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3326086U JPH0325483Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3326086U JPH0325483Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62146069U JPS62146069U (ja) | 1987-09-14 |
JPH0325483Y2 true JPH0325483Y2 (ja) | 1991-06-03 |
Family
ID=30840706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3326086U Expired JPH0325483Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0325483Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP3326086U patent/JPH0325483Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62146069U (ja) | 1987-09-14 |
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