JPH0743362U - かしめ治具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】丸棒軸を軸溝を有するアルミフレームにかしめ
固定する際に、作業時間を短縮し、かつ、かしめ強度を
向上することができる。 【構成】コの字型溝を有したアルミフレームに丸棒軸を
はめ込み、溝角部をかしめるかしめ治具において、外周
に断面がくさび形状をした２個のかしめツメを持ったか
しめローラーを使い、丸棒軸をアルミフレームに固定す
ることを特徴としたかしめ治具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、アルミフレームに丸棒軸をかしめ固定する際の治具に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、溝の両側を別個にかしめる、定寸のかしめ幅を持ったかしめ治具が あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

アルミフレーム溝角部をかしめて丸棒軸を固定する際、定寸のかしめ幅を 持つかしめ治具で片側づつ、また一定間隔をあけて数度に渡り溝角部をかし めていた。 本考案は上記作業を簡素化するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、外周に断面がくさび形状をした２個のかしめツメ（６）（７） を持ったかしめローラー（３）とローラーに圧力をかける機構により構成さ れるかしめ治具である。

【０００５】

【作用】

コの字型溝を有したアルミフレーム（２）に丸棒軸（１）をはめ込み、か しめローラー（３）を、アルミフレーム（２）の溝角部（４）（５）に押し 当て圧力をかけることで、丸棒軸（１）をアルミフレーム（２）に固定する 。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の一実施例を添付図に基づいて詳述する。 コの字型溝を有したアルミフレーム（２）に丸棒軸（１）をはめ込み、か しめローラー（３）を、外周の断面がくさび形状をした２個のかしめツメ（ ６）（７）を介して、アルミフレーム（２）の溝角部（４）（５）に押し当 て圧力をかける。かしめツメ（４）（５）の圧力によりアルミフレーム（２ ）の溝角部を塑性変形させ、丸棒軸（１）をアルミフレーム（２）に固定す る。さらに、かしめローラー（３）を圧力を保ったまま丸棒軸（１）軸方向 に移動させることで、丸棒軸（１）を全長にわたりかしめ固定する。 なお、かしめローラ（３）のかしめツメ（６）（７）は全周がツメでなく 、一定ピッチでツメとなっていてもよい。。

【０００７】

【考案の効果】

丸棒軸を軸溝を有するアルミフレームにかしめ固定する際に、作業時間を 短縮し、かつ、かしめ強度を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の要部詳細断面図である。

【符号の説明】

１ 丸棒軸 ２ アルミフレーム ３ かしめローラー ４ 右溝角部 ５ 左溝角部 ６ 右かしめツメ ７ 左かしめツメ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】コの字型溝を有したアルミフレームに丸棒
   軸をはめ込み、溝角部をかしめるかしめ治具において、
   外周に断面がくさび形状をした２個のかしめツメを持っ
   たかしめローラーを使い、丸棒軸をアルミフレームに固
   定することを特徴としたかしめ治具。