JPH0558812B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0558812B2
JPH0558812B2 JP62127327A JP12732787A JPH0558812B2 JP H0558812 B2 JPH0558812 B2 JP H0558812B2 JP 62127327 A JP62127327 A JP 62127327A JP 12732787 A JP12732787 A JP 12732787A JP H0558812 B2 JPH0558812 B2 JP H0558812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flanges
pair
caulking
short tube
short
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62127327A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63290630A (ja
Inventor
Jiro Sasaki
Hideki Nakaji
Yoshimitsu Watabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yutaka Giken Co Ltd
Original Assignee
Yutaka Giken Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yutaka Giken Co Ltd filed Critical Yutaka Giken Co Ltd
Priority to JP12732787A priority Critical patent/JPS63290630A/ja
Publication of JPS63290630A publication Critical patent/JPS63290630A/ja
Publication of JPH0558812B2 publication Critical patent/JPH0558812B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の懸架装置におけるアツパア
ーム又はロアアームのように、他部材に回動自在
に連結されるリンク及びその製造方法に関する。
(従来の技術) 前記のリンクにおいて、断面コ字状のアーム本
体のフランジに開口を設け、該開口に軸受筒を挿
通して溶接により固着することは、例えば、特開
昭59−202915により知られている。また、板体に
設けた開口に筒体をかしめ結合するために、筒体
に段管部とビードを形成して段管部を板体開口に
挿通し、段管部のかしめ部とビードにより板体を
固着するものは、例えば特開昭58−84621により
知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記の従来技術において、前者は、溶接時の加
熱により溶接部に錆が生じるため、防錆処理加工
前に錆落としを行なう必要があり、また後者は、
段管部、ビード等の形成のためのプレス工程が複
雑であり、コスト高になる難点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、錆の発生を伴う溶接手段を用いるこ
となく、また複雑なプレス加工をすることを必要
としないリンクとその製造方法に関するもので、
その手段は、リンクについては、ウエブと該ウエ
ブの両側に連結したフランジとをもつ断面コ字状
のアーム本体に、両フランジの一端側を通して軸
受筒を連結したリンクにおいて、両フランジにバ
ーリング加工による一対の短管を一線上に設け、
該短管内に挿通した軸受筒を、該短管の周方向に
沿つて対向して設けた互いに連続しない一対のか
しめ部により結合したことを特徴とするものであ
り、また製造方法については、板材をコ字形に曲
げてウエブ及びフランジからなるアーム本体を形
成し、両フランジにバーリング加工を施して両フ
ランジからのびる一対の短管を一線上に形成し、
両短管内に一本の軸受筒を挿通し、該短管の周方
向に沿う一対の対向する金型で、該短管を両側か
ら押圧し、押圧部分の両側に非かしめ部を残して
一対のかしめ部を形成させることを特徴とするも
のである。
(作用) 前記の手段により、リンク本体の短管と軸受筒
が、両側に非かしめ部を残して一対のかしめ部で
結合されるから、全周をかしめる場合に比べて該
非かしめ部の存在により短管の変形が容易に行な
われ、良好なかしめ結合が得られる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示し、
リンク1は、アーム本体2と軸受筒3から形成さ
れ、アーム本体2は、第3図に明らかなようにウ
エブ4の両側に1対のフランジ6をもち、その端
縁に補強リブ7が形成されている。このアーム本
体2の一方の端部近くにおいて、両フランジ6の
それぞれにバーリング加工による円形の輪郭をも
つ開口8と短管9が同一線上に設けられている。
またウエブ4には二個のスリツト10が設けられ
る。
軸受筒3は、円筒状で第4図に示すように軸受
孔11と両端外周のかしめ溝12,12を備えて
おり、これをアーム本体2の短管9の開口8に挿
通し、第2図に矢印Fで示すように上下から円弧
状の金型で押圧することにより、かしめ溝12内
に短管9の一部をかしめる。上下の金型の左右両
端はストローク終点においても間隔を保ちこれに
より矢印Fに直交する部分は非かしめ部13とし
て残り、かしめ部13aが上下に形成される。こ
のようにかしめることにより、かしめ部13aは
容易に変形してかしめ溝12に密着して強固なか
しめ結合を得ることができる。そしてこのかしめ
結合は、2方向から単純な加圧によるものである
から金型及びかしめ作業は著しく簡単なものとな
る。
次に、第6図乃至第8図は別の溝形状をもつ実
施例を示し、この実施例における軸受筒15は、
第7図に示すようにかしめ溝16が両側に至るに
従つて漸次浅くなり、溝底部分の断面形状は略楕
円になつている。このかしめ溝16に上下方向か
ら矢印Fで示すように短管9をかしめると、両側
に非かしめ部17を残して非円形のかしめ部17
aが形成される。
このかしめ構造により、軸受筒15には強固な
まわり止め作用が与えられる。
以上の各実施例は、いずれも軸受筒3,15に
かしめ溝11,16を設けているが、このかしめ
溝を設けることなくかしめることもできる。第9
図に示すように短管9内に円筒状で外周に溝のな
い軸受筒20を挿入し、短管9を外周から金型で
上下方向から強圧すると、第10図に示すように
短管のかしめ部21は軸受筒20の管内を変形さ
せてくい込み一体にかしめ結合する。かしめ部2
1は、前記第2図又は第6図のように不連続の同
心円弧又は非円形にする。
この実施例におけるかしめ作業には、軸受孔2
2内に丸棒状のマンドレルを挿入して軸受筒の変
形を防止することが好ましい。
これらの実施例において、リンク1は軸受筒中
心の軸受孔に挿入される軸を介して一つの部材に
枢着され、スリツト10又はフランジに設けた連
結部によつて他の部材に係合され、これにより二
つの部材を相対移動回転に連結する。
(発明の効果) 本発明のリンクは、以上のようにアーム本体の
短管に軸受筒を挿入し、該短管の周方向に沿つて
対向して設けた互いに連続しない一対のかしめ部
で結合されているから、全周をかしめるものに比
べて容易に変形してかしめ部が密着すると共に、
無理な変形を行なわないため残留応力が少ない利
点を有し、また溶接を行なわないため錆が生じる
ことはなく、防錆処理加工前に錆落としをする必
要がない。
また、本発明の製造方法によれば、一対の金型
で一度押圧するだけでかしめられ、かつ非かしめ
部の存在により押圧力が小さくてもかしめ成形が
できるから、小規模のプレス機で能率的に生産で
きる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のリンクの1実施例の正面図、
第2図は側面図、第3図はアーム本体の縦断面
図、第4図aは軸受筒の縦断面図、同図bは同じ
く端面図、第5図はかしめ後の縦断面図、第6図
は別の実施例の側面図、第7図はこの実施例に用
いる軸受筒の端面図、第8図は第6図の−線
断面図、第9図は更に別の実施例のかしめ前の縦
断面図、第10図は同実施例のかしめ後の縦断面
図である。 2……アーム本体、3,15……軸受筒、4…
…ウエブ、6……フランジ、9……短管、13,
17……非かしめ部、13a,17a……かしめ
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ウエブと該ウエブの両側に連結したフランジ
    とをもつ断面コ字状のアーム本体に、両フランジ
    の一端側を通して軸受筒を連結したリンクにおい
    て、両フランジにバーリング加工による一対の短
    管を一線上に設け、該短管内に挿通した軸受筒
    を、該短管の周方向に沿つて対向して設けた互い
    に連続しない一対のかしめ部により結合したこと
    を特徴とするリンク。 2 板材をコ字形に曲げてウエブ及びフランジか
    らなるアーム本体を形成し、両フランジにバーリ
    ング加工を施して両フランジからのびる一対の短
    管を一線上に形成し、両短管内に一本の軸受筒を
    挿通し、該短管の周方向に沿う一対の対向する金
    型で、該短管を両側から押圧し、押圧部分の両側
    に非かしめ部を残して一対のかしめ部を形成させ
    ることを特徴とするリンク製造方法。
JP12732787A 1987-05-25 1987-05-25 リンク及びその製造方法 Granted JPS63290630A (ja)

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JP12732787A JPS63290630A (ja) 1987-05-25 1987-05-25 リンク及びその製造方法

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JP32668389A Division JPH0684125B2 (ja) 1989-12-16 1989-12-16 リンク

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JPS63290630A JPS63290630A (ja) 1988-11-28
JPH0558812B2 true JPH0558812B2 (ja) 1993-08-27

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Families Citing this family (2)

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JP5229980B2 (ja) * 2006-05-25 2013-07-03 株式会社ニチダイ 金属部材の固定方法及びフランジ付軸部材
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JPS58135735A (ja) * 1982-02-05 1983-08-12 Hitachi Ltd 金属板に金属管を固着する方法
JPS59202915A (ja) * 1983-05-02 1984-11-16 Hiruta Kogyo Kk 自動車のロ−アア−ムの工作方法
JPS60174223A (ja) * 1983-10-22 1985-09-07 Sankei Giken Kogyo Kk 消音器等の板材と管材の固着結合方法

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JPS63290630A (ja) 1988-11-28

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