JP2531144Y2 - ケーブルクリート - Google Patents

ケーブルクリート

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JP2531144Y2
JP2531144Y2 JP1990114915U JP11491590U JP2531144Y2 JP 2531144 Y2 JP2531144 Y2 JP 2531144Y2 JP 1990114915 U JP1990114915 U JP 1990114915U JP 11491590 U JP11491590 U JP 11491590U JP 2531144 Y2 JP2531144 Y2 JP 2531144Y2
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JP
Japan
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cable
shaped leaf
leaf spring
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spring
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JP1990114915U
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JPH0472825U (ja
Inventor
信幸 瀬間
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、洞道内などに布設された電力ケーブルを固
定するためにケーブルの長手方向に沿って配置されて使
用されるケーブルクリートに関する。
(従来の技術) 従来のこの種のケーブルクリートとして第3図に示さ
れるものがある。
すなわち、中間部に半円形の凹溝1a、1bを有しかつ両
側縁に相対向するフランジ2a、2bを有する2つの把持体
3a、3bと、これらの把持体3a、3bの各フランジに配設さ
れて2つの把持体を連結する締付ボルト4とを備え、さ
らに一方の把持体3aの両フランジ2aに直立されたガイド
筒体5がそれぞれ設けられ、各ガイド筒体内に締付ボル
ト4に沿うコイルばね6が収納されたものである。
このケーブルクリートを使用する場合は、図に示すよ
うに、固定すべきケーブル7の外周に予めゴムシート8
を巻きつけ、その外側から包被するように把持体3a、3b
を取り付け、締付ボルト4により緊締するようにする。
このようなケーブルクリートにおいては、把持体3aの
両フランジ2aに設けられたコイルばね6がケーブル7を
押さえながら、熱膨脹によるケーブル外径の収縮拡大を
吸収する。またゴムシート8を巻き付けることにより、
ケーブル7を保護すると共にケーブル表面に均一な面圧
が加わるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来のケーブルクリートは、
コイルばね6およびそれを包覆するガイド筒体5を有し
ているため、全体構造が大型であり、またコイルばね6
の一部が使用時に締付ボルト4あるいはガイド筒体5に
引っ掛かってスムーズなばね作用をしなくなることがあ
るという難点がある。
そこで、本考案はこのような従来の難点を解消すべく
なされたもので、コンパクト化が可能であり、常に着実
なばね作用を行いうるケーブルクリートを提供すること
を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のケーブルクリートは、中間にケーブル把持溝
を有しかつ両側縁にフランジを有する複数の把持体と、
これらの把持体のフランジに設けられたボルト挿入孔に
配設されて前記複数の把持体を連結する締付けボルトと
を備えたケーブルクリートにおいて、前記フランジの外
面の、前記ボルト挿入孔と合致する位置に突状を設け、
前記突状に対向してC字状板ばねを配置すると共に、C
字状板ばねの切欠部が前記突状を挟むようにし、前記締
付ボルトを、前記C字状板ばねのばね力を介して締付け
るようにしたことを特徴とするものである。
(作用) このように構成された本考案のケーブルクリートにお
いては、把持体を連結する締付ボルトをC字状板ばねを
介して締付けることによりC字状板ばねが着実に所望の
ばね作用を行ってケーブルの熱伸縮に対応する。C字状
板ばねは1本の締付ボルトにつき両側に2個ずつ配さ
れ、かつ常時ある程度圧縮変形された状態とされてい
る。
したがって本考案によれば、小型のC字状板ばねを使
用することから、第3図に示されたようなガイド筒体5
およびコイルばね6が不要であり、その分コンパクト化
できる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明する。
第1図において本考案のケーブルクリート10は、相対
向する2つの把持体11a、11bと、これらの把持体の両側
縁を連結する締付ボルト12とを備えている。
両把持体11a、11bの中間部に、半円形のケーブル把持
溝が設けられている。これらのケーブル把持溝の内面に
ゴム板13が貼り付けられている。
両把持体11a、11bの両側縁にはそれぞれボルト挿入孔
14a、14bを有するフランジ15a、15bが設けられている。
それらのフランジ外面の、ボルト挿入孔に対向する位置
にそれぞれC字状板ばね16が配置されている。
前記各フランジ15a、15b外面には第2図に示されるよ
うに前記ボルト挿入孔が貫通する突状17が設けられ図示
したようにC字状板ばね16の切欠部が突状17を挟むよう
に配置される。
締付ボルト12はC字状板ばね16のばね力を介して把持
体11a、11bを締め付けている。
把持体11bの下部には取付け用の台座18が設けられて
いる。
このように構成されたケーブルクリートの使用に際し
ては、前述した第3図の場合と同様にケーブルを把持す
るようにして取付けられるが、このとき締付ボルト12に
よる締付けを適宜加減することにより、C字状板ばね16
に適当なばね作用を行わせることができる。
例えば、締付ボルト12を2つの把持体11a、11b間の隙
間δがなくなるまで締め付けたときC字状板ばね16が所
定の弾性変形しケーブルを常時適度なばね力で押圧する
ような大きさ、長さとされる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、フランジ外面
の、前記ボルト挿入孔に合致する位置に突状を設け、C
字状板ばねを、その切欠部が前記突状を挟むように配置
し、前記締付ボルトを、前記C字状板ばねのばね力を介
して締付けるようにしたことにより、C字状板ばねが常
時着実なばね作用を行ってケーブルの熱伸縮にスムーズ
に対応することができる。また小型かつ簡単な構造であ
り、前記従来のものに比べて安価に製造しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のケーブルクリートの一実施例を示す一
部縦断正面図、第2図は本考案の実施例の要部を拡大し
た斜視図、第3図は従来のケーブルクリートを示す一部
縦断正面図である。 10……ケーブルクリート 11a、11b……把持体 12……締付ボルト 13……ゴム板 14a、14b……ボルト挿入孔 15a、15b……フランジ 16……C字状板ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間にケーブル把持溝を有しかつ両側縁に
    フランジを有する複数の把持体と、これらの把持体のフ
    ランジに設けられたボルト挿入孔に配設されて前記複数
    の把持体を連結する締付けボルトとを備えたケーブルク
    リートにおいて、前記フランジの外面の、前記ボルト挿
    入孔と合致する位置に突状を設け、前記突状に対向して
    C字状板ばねを配置すると共に、C字状板ばねの切欠部
    が前記突状を挾むようにし、前記締付ボルトを、前記C
    字状板ばねのばね力を介して締付けるようにしたことを
    特徴とするケーブルクリート。
JP1990114915U 1990-10-31 1990-10-31 ケーブルクリート Expired - Lifetime JP2531144Y2 (ja)

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JPH0472825U JPH0472825U (ja) 1992-06-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5883944U (ja) * 1981-12-02 1983-06-07 昭和電線電纜株式会社 スプリング付ケ−ブルクリ−トのボルト締付装置

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JPH0472825U (ja) 1992-06-26

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