JPH0743345Y2 - 配線用フロア - Google Patents

配線用フロア

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JPH0743345Y2
JPH0743345Y2 JP1989134009U JP13400989U JPH0743345Y2 JP H0743345 Y2 JPH0743345 Y2 JP H0743345Y2 JP 1989134009 U JP1989134009 U JP 1989134009U JP 13400989 U JP13400989 U JP 13400989U JP H0743345 Y2 JPH0743345 Y2 JP H0743345Y2
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floor
wiring
board
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gap
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遼子 河野
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中央建材工業株式会社
有限会社ウイル
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は、運搬及び床下配線の容易化を図った配線用フ
ロアに関するものである。
従来の技術 従来、電話コード、延長コード等の配線をする場合、床
面及び壁面上に露出配線していた為、非常に見苦しいと
共に、足等が接続コードに引っ掛かることによる接続コ
ードの抜脱及び断線等の人為的事故が発生したり、又第
19図に図示する様に、高強度のボードaの下部四隅部に
伸縮自在に螺合した脚部体b、b′…を装着し、床スラ
ブcの不陸(凹凸)に対応する様に脚部体b、b′…を
調節してボードa上面を水平とする配線用フロアに於い
ては床スラブc上に碁盤目状に配設してボードaと床ス
ラブc間の空間を利用して電話コード、延長コード等の
配線をするが、ボードaが大きく且つ脚部体b、b′…
を螺合して長さ調節が出来る様にする為にはボードaを
非常に厚くしなければならず、よって部屋高を確保する
為にボードa上面の高さを床スラブc上面に対して低く
すると床下空間が狭くなって、配線量が少なくなる欠点
を有している。
又、配線工事をする場合にボードaを取り外さなければ
配線工事が出来ない為、甚だ面倒であり、且つボードa
自体が非常に重く大きい為、現場への搬入及び配線工事
時のボードaの着脱作業等が非常に困難であるという欠
点を有している。
又、第20図に図示する様に、脚部体b,b′…を床スラブ
c上面に規律的に固設すると共に、脚部体b、b′…の
上部に装着した載置板d、d′…上にボードaの角部を
載置して該ボードaを碁盤目状に配設し、該ボードa上
面を水平とする様に脚部体b、b′…を伸縮自在とした
配線用フロアに於いては、ボードaと床スラブc間の空
間を利用して電話コード、延長コード等の配線をする
が、予め脚部体b、b′…を床スラブc上に固設した後
にボードaを配設するという二度手間となり、よって甚
だ面倒であり、又ボードaが大きいので該ボードaに強
度を持たせる為にはボードaを非常に厚くしなければな
らず、よってボードa上面の高さを床スラブc上面に対
して低くする床下空間が狭くなって、配線量が少なくな
る欠点を有している。
又、配線工事をする場合にボードaを取り外さなければ
配線工事が出来ない為、甚だ面倒であり、且つボードa
自体が非常に重く大きい為、現場への搬入及び配線工事
時のボードaの着脱作業等が非常に困難であり、又、第
21図及び第22図に図示する様にPVC(ポリ塩化ビニル)
フィルムeを被覆して所定位置に設けた切取部fにて切
取可能なALC(軽量コンクリート)ブロックg、g′…
を床スラブc上に碁盤目状に接着敷設し、該ALCブロッ
クg、g′…間に配線溝h、h′…を設け、該配線溝
h、h′…上部にカバー体i、i′…を着脱自在に載置
した配線用フロアに於いては、配線溝h、h′…に電話
コード、延長コード等の配線を施すものであり、カバー
体i、i′…を取り外すだけで配線が可能であると共
に、ALCブロックg、g′…の厚みと略同寸の深さの配
線溝h、h′…である為、ALCブロックg、g′…の厚
みを出来るだけ薄く出来るが、床スラブcに接着してい
る為に改修工事で上記配線用フロアを剥離する際に該配
線用フロア及び床スラブc上面が破損してしまい再利用
出来ないと共に、PVCフィルムeで被覆されている為に
漏電等の事故の際に燃焼する可能性も有り得るという欠
点を有している。
又、将来配線されるであろう光ファイバーケーブルの許
容曲半径は光ファイバーケーブルの直径の約20〜30倍が
必要であり、よって十字状に交差している配線溝h、
h′…への配線は不可能であり、又ALCブロックg、
g′…の集合体がワンピースで而も非常に大きい為、工
事現場への搬入が非常に困難であるという欠点を有して
いる。
又、周縁部に載置部を設けると共に、該載置部上面に接
離自在テープの一方を貼着したボード材に支持脚部を垂
下固設してフロア材を形成し、該フロア材を所定間隔を
有して配設し、隣接するフロア材の間に、裏面に接離自
在テープの他方を貼着したカバー体を載置固定させてフ
ロア材の間隔を維持するものもあるが、かかる配線用フ
ロアでは接離自在テープを使用することにより歩行時の
クッションとなるとしても、反面コスト高を招来する欠
点を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は、床下配線することにより見栄えが良いと共
に、人為的事故を防止出来、又床スラブの不陸によるフ
ロア面の不陸を最小限に抑え、又配線量の多量化を図る
と共に、配線工事且つ現場への搬入の容易化を図り、又
フロアの改修工事後にも再利用出来ると共に不燃性であ
り、又光ファイバーケーブルの配線が可能であり、又コ
ストダウンが可能な配線用フロアを提供せんとするもの
である。
〔考案の構成〕
課題を解決するための手段 本考案は、上記欠点を解消するために、方形状又は直角
二等辺三角形状のボード材の各隅部に、上方部にリブを
膨出形成した支持脚部を垂下固設して成る4枚のフロア
材を、中央に十字状の間隙部を形成する様に配置し、か
かる4枚のフロア材をプラスチック製の連結具により1
組にし、該連結具は四方放射方向に突片を形成すると共
に該突片に支持脚部を挿通する取付孔を貫設し、而もボ
ード材裏面とリブ間の寸法と突片の厚みを同寸とし、間
隙部にカバー体を載置して方形状のブロック体を形成し
た配線用フロアであり、上記ボード材は不燃性材料より
二等辺三角形状或いは方形状に形成すると共に、小型化
し、又連結具は取付孔をリブの最大寸法部より若干小と
し、ブロック体運搬時には、強制的にリブ及びボード材
間に押し込んでボード材と一体化し、敷設時には降下さ
せて床スラブに固定し、又カバー体はプラスチック製と
し、又ブロック体は4枚のフロア材、連結具及びカバー
体により方形状に形成すると共に、床スラブ上に碁盤目
状に配置する。
作用 本考案は取付孔に支持脚部を挿嵌すると共に、支持脚部
上部のリブとボード材の間に連結具の突片を押し込んで
ブロック体を形成し、多数のブロック体を碁盤目状に配
置した後に連結具を降下させてブロック体を床スラブ上
に固設し、フロア材間の間隙部及びフロア材の下方空間
を利用して配線を施した後にカバー体を隣接するフロア
材間に載置するのである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は本考案に係る配線用フロアの一単位である方形状の
ブロック体であり、二等辺三角形状の4個のフロア材
2、2a…を十字状に形成したプラスチック製の連結具3
に装着固定すると共に、十字状に形成したプラスチック
製のカバー体4を隣接するフロア材2、2a…間に着脱自
在に載置してブロック体1を形成している。
先ず、フロア材2、2a…について説明すると、 5は不燃性且つ高強度なるボード材であり、該ボード材
5は略二等辺三角形状に形成すると共に、長辺部以外の
側縁部にカバー体4の載置片6、6a…を突設しており、
ボード材5の三隅部直近には支持脚部7、7a…を垂下固
設すると共に、直角部に垂下固設した支持脚部7の上部
にはリブ8を膨出形成している。
又、ボード材5にはスリット(図示せず)を規則的に設
けても良い。
9は嵌合突部であり、該嵌合突部9はリブ8を形成した
支持脚部7の近傍でボード材5裏面に突設している。
10はフロア材2、2a…と同様のフロア材であるが、該フ
ロア材10は矩形の切込部11をボード材5の一辺部中央に
設けると共に、切込部11の側縁部にも載置片6e、6f、6g
を突設し、切込部11を塞ぐカバー部材12を切込部11の載
置片6e、6f、6gに着脱自在に載置してフロア材10を成し
ている。
次に、連結具3について説明すると、 13はリブ8を膨出形成した支持脚部7を挿嵌する取付孔
であり、該取付孔13は連結具3の四方への突片14、14a
…の夫々に貫設している。
15は固定突起9の嵌合孔であり、該嵌合孔15は取付孔13
と同様に突片14、14a…の夫々の対応する位置に貫設し
ている。
又、ボード材5裏面と支持脚部7のリブ8間の寸法は、
連結具3の突片14、14a…の厚みと同寸にしている。
次に、フロア材2、2a…、10を連結具3に装着すること
により生じるフロア材2、2a…、10間の十字状の間隙部
20に載置するカバー体4は、十字板状にして四方へ突出
した突片部材17、17a…の夫々の基端部両側に切込部1
6、16aを形成し、かかるカバー体4を間隙部20に沿って
有るボード材5の載置片6、6a…に載置している。
尚、カバー体4は十字板状に限定せず、第6図に図示す
る様に突片部材17、17a…の幅と4辺部を同寸とした方
形状のカバー体18であったり、幅及び長さを突片部材1
7、17a…と同寸とした矩形状のカバー体19であっても良
く、かかるカバー体19の中間部両側にカバー体4と同様
の切込部16、16aを形成しても良い。
尚、本実施例に於いてはボード材5を略二等辺三角形状
に形成しているが、かかる形状に限定されず、第4図に
図示する様に、ボード材5を略方形状に形成すると共
に、該ボード材5の側縁部にカバー体4の載置片6、6a
…を設け、四隅部に支持脚部7、7a…を垂下固設し、該
支持脚部7、7a…のうち少なくとも一本の支持脚部7、
7a…の上部にリブ8を膨出形成し、かかる支持脚部7、
7a…近傍のボード材5裏面に固定突起9を突設してフロ
ア材2、2a…とすることも可能である。
又、第10図及び第11図に図示する様に、上記ボード材5
の一辺中央部に矩形の切込部11を設けると共に、該切込
部11の側縁部にも載置片6e、6f、6gを設け、切込部11に
はカバー部材12を着脱自在に載置してフロア材10と成し
ても良い。
尚、本実施例においてボード材5裏面に固定突起9を突
設しているが、かかる方式に限定されず、例えば第5図
に図示する様に、支持脚部7、7a…の断面形状を楕円状
とすると共に、取付孔13を支持脚部7、7a…の断面形状
と同形にするなど、要するに連結具3に装着固定したフ
ロア材2、2a…、10の支持脚部7を中心とする横揺動が
防止出来れば良い。
又、ブロック体1は一体のカバー体4を間隙20に載置し
ているが、かかるものに限定されず、第3図に図示する
様に、隣接するフロア材2、2a…、10間にカバー体19を
載置すると共に、間隙部20の中央部にカバー体18を載置
しても良い。
又、フロア材2、2a…、10により形成されたブロック体
1のカバー体4は、十字状の間隙部20全体に渉って載置
するが、第7図に図示する様に、カバー体4の突片部材
17、17a…夫々の長さを三角状のボード材5の短辺部の
半分と成したカバー体21を間隙部20中央部に載置してブ
ロック体1を形成しても良い。
22は上記カバー体21の突片部材23、23a…と幅及び長さ
が同寸なる矩形状のカバー体である。
又、フロア材2、2a…、10に於いて、方形状のボード材
5であれば四辺部に、そして第9図に図示する様に、三
角状のボード材5であれば長辺部に蟻型突部24及び蟻型
切欠部25を設けても良い。
26は強電線Eと弱電線Fの交叉部に設けるブリッジであ
り、該ブリッジ26は両端部が下方に傾斜している。
27は樋状の配線受承体であり、該配線受承体27は断面U
型に形成した受承部28の端縁部全体に渉って外方へ水平
に掛止片29、29aを突設している。
30は配線受承体27を十字状に配置して一体形成した配線
受承体である。
31はプラスチック、塩化ビニル等の可撓性材料にて底浅
なる樋状に形成された配線受承体であり、該配線受承体
31は底浅なる断面U型に形成した受承部32の端縁部全体
に渉って外方へ水平に固定片33、33aを突設している。
34、34aは配線受承体31の支持脚部7、7a…への嵌合部
であり、該嵌合部34、34aは所定間隔に支持脚部7、7a
…と略同径の嵌合孔35、35aを固定片33、33aに貫設する
と共に、嵌合孔35、35aより外側方へ切込部36、36aを形
成している。
37は支持脚部7、7a…に嵌め込む配線受承体31のストッ
パーであり、該ストッパー37はリング体の側方に切込部
を設けている。
次に本考案に係る配線用フロアの作用について説明する
と、 先ず、連結具3の取付孔13にフロア材2、2a…、10の支
持脚部7を挿嵌すると共に、ボード材5裏面と支持脚部
7のリブ8との間に連結具3の突片14、14a…を押し込
むと同時に、嵌合突部9を連結具3の嵌合孔15に嵌入し
てブロック体1を形成すると、フロア材2、2a…が横揺
動せずにブロック体1の方形形態を維持するため、従来
のフロア材の様にフロア材の間隔を維持するためにボー
ド材とカバー体の接触面に設けた接離自在テープが不要
に成りコストダウンを図る様にしている。
次に、多数のブロック体1を床スラブA上に碁盤目状に
載置した後、連結具3を上方より下方へ押圧して、ボー
ド材5裏面とリブ8間から突片14、14a…を外し、そし
て連結具3を床スラブA上迄降下させてヒルティ打等の
手段により固定して、ブロック体1を床スラブA上に固
設する。
そして、第12図に図示する様に、間隙部20下部の空間及
びボード材5の下方空間を利用して電話コードB、延長
コードC、強電線E、弱電線F等を配線すると共に、強
電線Eと弱電線Fが交差する場合には混触を防止する為
に交差部にブリッジ26を載置し、一方をブリッジ26の下
方を通すと共に他方をブリッジ26の上部を通し、又光フ
ァイバーケーブルDを配線する場合には必要枚数のフロ
ア材2、2a…、10を取り外して光ファイバーケーブルD
の許容曲半径にて曲げて配線を施し、取り外したフロア
材2、2a…、10を元に戻す。
又、矩形の切込部11を欠切したフロア材10を自由なる位
置に於いて連結具3の突片14、14a…に装着すれば、配
線を自由に取り出せると共に、切込部11にアップコンセ
ント等を取付けることが出来、配線量の多い配線同士の
交叉の場合には、第13図に図示する様に、フロア材10を
少なくとも1枚装着した二体のブロック体1を切込部11
が連結する様に配設し、該切込部11の連結部下方にブリ
ッジ26を配設して交叉させる様にしている。
その後、カバー体4を間隙部20に載置すると共に、カバ
ー体4によりカバーされていない部分にカバー体18、19
を適宜載置してカーペットG等を全面に渉って敷設し、
特にカバー体4がプラスチック製であれば、カバー体4
とボード材5との摩擦音が無く快適な住空間に成る。
又、第7図に図示する様なブロック体1を床スラブA上
に敷設する際には、第8図に図示する様に、多数のブロ
ック体1を床スラブA上に碁盤目状に配置固設し、間隙
部20下部の空間及びボード材5の下方空間を利用して配
線を施し、 間隙部20にカバー体21を載置し、該カバー体21によりカ
バーされていない部分にカバー体22を載置してカーペッ
トG等を全面に渉って敷設する。
又、間隙部20に切込部16、16aを欠切したカバー体4を
載置すれば、支持脚部7、7a…間が狭い為に上記段差が
生じても小さくなると共に、間隙部20にカバー体4を載
置することにより切込部16、16aでカバー体4の突片部
材17、17a…夫々がフロア材2、2a…夫々の傾斜に対応
して捻れ、床スラブA表面の不陸(凹凸)による段差を
最小限に抑えることが出来るため、支持脚部7、7a…の
長さ調節を不要にする様にしている。
又、第9図に図示する様な蟻型突部24及び蟻型切欠部25
を有するフロア材2、2a…、10により形成されたブロッ
ク体1の場合には、隣接するフロア材2、2a…、10の蟻
型突部24を蟻型切欠部25に嵌合してブロック体1を相互
連結して床スラブA上に敷設して、床スラブA上のブロ
ック体1全てが一体化して床面が安定する。又、支持脚
部7、7a…が高い場合には間隙部20下方の床スラブA上
に配線することが困難であるが、第16図に図示する様
に、間隙部20に沿ってある載置片6、6a…上に掛止片2
9、29aを載置することにより上記間隙部20に配線受承体
27及び十字型の配線受承体30を適宜配置し、該配線受承
体27及び十字型の配線受承体30の受承部28に配線する。
或いは、第18図に図示する様に、フロア材2、2a…、10
の間隙部20に面した支持脚部7、7a…の所定高さにスト
ッパー37を嵌合固定すると共に、上記フロア材2、2a
…、10と隣接するフロア材2、2a…、10の間隙部20に面
した支持脚部7、7a…にもストッパー37を嵌合固定し、
次に配線受承体31を屈曲させながら一方の固定片33の嵌
合部34、34aを一方のフロア材2、2a…、10の上記支持
脚部7、7a…に嵌合すると共に、配線受承体31の屈曲状
態を開放しながら他方の固定片33aの嵌合部34、34aを他
方のフロア材2、2a…、10の上記支持脚部7、7a…に嵌
合して配線受承体31を所定位置に保持し、該配線受承体
31の受承部32に配線する様にして、配線工事を容易化す
る様にしている。
又、フロア材2、2a…、10を不燃性にすることで、漏電
等による火災の発生を防止している。
〔考案の効果〕
要するに本考案は、方形状又は直角二等辺三角形状のボ
ード材5の各隅部に、上方部にリブ8を膨出形成した支
持脚部7、7a…を垂下固設して成る4枚のフロア材2、
2a…を、中央に十字状の間隙部20を形成する様に配置
し、かかる4枚のフロア材2、2a…をプラスチック製の
連結具3により1組にし、該連結具3は四方放射方向に
突片14、14a…を形成すると共に該突片14、14a…に貫設
した取付孔13に支持脚部7、7a…を挿通し、而もボード
材5裏面とリブ8間の寸法と突片14、14a…の厚みを同
寸とし、間隙部20にカバー体4を載置して方形状のブロ
ック体1を形成したので、ブロック体1を床スラブA上
に敷設する際の支持脚部7、7a…下部に連結具3を配置
した状態にてブロック体1を形成すれば、ブロック体1
の両端部を持って運搬するとフロア材2、2a…が傾斜し
てブロック体1が中央部にて折れた状態となるか、或い
は連結具3が落下するため、ブロック体1の運搬が困難
となるが、連結具3はプラスチック製で、取付孔13が若
干拡径可能で、連結具3の突片14、14a…をボード材5
とリブ8との間に強制的に押し込むことが出来、而も連
結具3は平板状で各突片14、14a…はボード材5裏面と
リブ8間に固定されて、連結具3とボード材5があたか
も一体化するがごとく直線状に配列固定出来るため、ブ
ロック体1の両端部を持っても、中央部で折れたり、連
結具3が落下することを防止出来、ブロック体1を確実
に両手で運搬出来る。
又、配線用フロアの一単位であるブロック体1を四枚の
フロア材2、2a…により形成した為にフロア材2、2a…
自体を従来のフロア材より極度に小さくすることが出
来、よって支持脚部7、7a…の間隔が狭くなる為、床ス
ラブA表面の不陸(凹凸)による傾斜面積が小さくな
り、従ってフロア面の不陸(凹凸)を最小限にすること
が出来る。
又、フロア材2、2a…が非常に軽量となると共に、フロ
ア材2、2a…、連結具3及びカバー体4が夫々独立した
単体である為、運搬及び搬入作業の容易化を図ることが
出来る。
又、改修工事の際に床スラブA、フロア材2、2a…、連
結具3及びカバー体4が破損しない為に再利用出来、又
連結具3にて四枚のフロア材2、2a…の位置決めが出来
る為、地震等によるフロア材2、2a…のズレがなく、耐
震性の向上を図ると共に、該フロア材2、2a…を同時に
設置出来る為、施工性の向上をも図ることが出来る。
又、ボード材5と床スラブA間の空間及び間隙部20と床
スラブA間の空間、つまりボード材5下部空間全面に渉
って電話コードB、延長コードC、及び許容曲半径大な
る光ファイバーケーブルD等の配線が出来る為、配線量
の多量化を図り、床面及び壁面上に露出配線することが
無く見栄えが良いと共に、人為的事故が防止出来、又仮
に事故が発生したとしても従来の配線用フロアの様に重
くて大きいフロア材を取り外すことなく、不良箇所の小
型で軽量なフロア材2、2a…及びカバー体4を取り外す
だけで良い為、修理作業が非常に容易に出来る等その実
用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第1図はブロック体の平面図、第2図は同上X−X断面
図、第3図は第1図のブロック体を敷設した状態を示す
平面図、第4図乃至第7図は他の実施例のブロック体の
平面図、第8図は第7図のブロック体を敷設した状態を
示す平面図、第9図は他の実施例のブロック体を敷設し
た状態を示す平面図、第10図及び第11図はフロア材に切
込部を設けたフロア材の平面図、第12図はカーペット及
びカバー体を取り外した状態に於ける配線状態を示す平
面図、第13図は同上Y−Y断面図、第14図は配線受承体
の斜視図、第15図は十字型の配線受承体の斜視図、第16
図は配線受承体を間隙部に載置した状態の要部断面図、
第17図は他の実施例の配線受承体の斜視図、第18図は第
17図の配線受承体を支持脚部に装着した状態の要部断面
図、第19図は従来の脚部体付フロア材を使用した配線用
フロアの概略断面図、第20図は従来の脚部を床スラブに
固設してボード材を載置する配線用フロアの概略断面
図、第21図は従来のALCブロックを利用した配線用フロ
アの平面図、第22図は同上Z−Z要部断面図である。 1ブロック体、2、2a…フロア材、3連結具、4カバー
体、5ボード材、7、7a…支持脚部、8リブ、13取付孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形状又は直角二等辺三角形状のボード材
    の各隅部に、上方部にリブを膨出形成した支持脚部を垂
    下固設して成る4枚のフロア材を、中央に十字状の間隙
    部を形成する様に配置し、かかる4枚のフロア材をプラ
    スチック製の連結具により1組にし、該連結具は四方放
    射方向に突片を形成すると共に該突片に貫設した取付孔
    に支持脚部を嵌入し、而もボード材裏面とリブ間の寸法
    と突片の厚みを同寸とし、間隙部にカバー体を載置して
    方形状のブロック体を形成したことを特徴とする配線用
    フロア。
JP1989134009U 1989-11-17 1989-11-17 配線用フロア Expired - Lifetime JPH0743345Y2 (ja)

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JP1989134009U JPH0743345Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 配線用フロア

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