JP2640961B2 - オフィスオートメーション用二重床 - Google Patents

オフィスオートメーション用二重床

Info

Publication number
JP2640961B2
JP2640961B2 JP6902288A JP6902288A JP2640961B2 JP 2640961 B2 JP2640961 B2 JP 2640961B2 JP 6902288 A JP6902288 A JP 6902288A JP 6902288 A JP6902288 A JP 6902288A JP 2640961 B2 JP2640961 B2 JP 2640961B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
wiring
equipment
office
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6902288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01244061A (ja
Inventor
正晴 久林
昇純 有角
滋 久保田
行雄 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Boseki Co Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Boseki Co Ltd, Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Nitto Boseki Co Ltd
Priority to JP6902288A priority Critical patent/JP2640961B2/ja
Publication of JPH01244061A publication Critical patent/JPH01244061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2640961B2 publication Critical patent/JP2640961B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、オフィスオートメーション化(以下OA化
と略す)が高度に進み各種のOA機器が所狭しと並べられ
る事務所ビルの床を、OA機器の設置あるいは配置転換に
適する構造にするため実施されるOA用二重床に係り、さ
らにいえば、レベル出しが容易で床下に配線空間が形成
される床ブロックを敷きつめて形成され、OA用配線の床
上への立ち上げ(口出し)もフレキシブルに出来る構成
のOA用二重床に関するものである。
従来の技術 最近、事務所のOA化が顕著に進み、事務所内には各種
のOA機器が所狭しと多数並べられ高頻度に使用されてお
り、OA機器は事務処理になくてはならないものとなって
いる。
このため、OA機器を使用するに(の机)の配置はOA機
器の配置と併せて複合的に慎重に検討する必要に迫られ
ている。というのも、OA機器には電力線のほかに通信回
線や信号線などが多数接続されるし、パーソナル型機器
は特定使用者の配置転換と共に移動させる必要があるた
めである。
しかるに従来、事務所ビルの構造を上述した事務所の
OA化の進行に対応できるように建築し又は改築、改修さ
れたものは極めて少なく、旧態依然のまま各種のOA機器
を必要の都度適当な空スペースを見つけて据付け、配線
類は止むなく床面上を長々と引き回して使用しているの
が実情である。
本発明が解決しようとする課題 従来のようにOA機器の配線類を床面上に長々と引き回
した据付け状態では、事務所内の景観が雑然としてだら
しがないばかりでなく、そうした配線が歩行する人の足
に引っ掛ったりからまったりして危ない。また、人や運
搬台車等が通行する際に配線類は踏みつけられ、あるい
は重い物の下敷きになって押しつぶされたりして損傷す
るおそれが多分にあり、OA機器にとっての環境は甚だ悪
かった。
さらに、人やOA機器の配置転換の際には、OA機器は活
きた配線を引きずりつつ移動されるのが普通であり、そ
うした配線の移動処理のため事務所内が大さわぎになる
のが通例であった。逆に云えば、OA機器の配線移動が可
能な範囲にしか人やOA機器の移動ができないという制約
を受ける始末であった。
とりわけ、事務所内に間仕切りが有ると、配線類の移
動は一層難しいこととなる。即ち、間仕切りを取り除く
か、又はOA機器の移設を間仕切りの中に限ることでがま
んするかの二者択一を余儀なくされることも少なくない
というのが実情であり、これらが解決すべき課題となっ
ている。
課題を解決するための手段 上記従来技術の問題点を解決するための手段として、
この発明に係るOA用二重床は、図面の第1図〜第7図に
好適な実施例を示したとおり、 イ) 平面形状が矩形をなし、少なくとも平行2辺の略
対称位置に同形、同大の切欠き部2、2を有し、複数の
レベル出し機構付き脚部3を有する床ブロック1を、建
物のコンクリート床4上に、隣り合う床ブロック1、1
の前記切欠き部2、2同士が対峙する配置で敷きつめ
た。
ロ) 即ち、前記切欠き部2…のうち要所要所に位置す
る切欠き部2内に対峙する切欠き部2の口縁2aを押える
構造の押え金具5を設置し、該押え金具5はコンクリー
ト床4のインサート6へボルト8で締付け、もって床ブ
ロック1…の全体を固定した。
ハ) そして、床ブロック1とコンクリート床4との間
に生じた空隙を配線空間7となし、前記切欠き部2が配
線の引出し部としたこと、 を特徴とする構成した。
また、上記のオフィスオートメイション用二重床にお
いて、間仕切り14は、その下枠14aを押え金具5にねじ
込んだボルト16で固定し設置した構成を特徴とする。
作用 床ブロック1…を敷きつめる作業に際しては、左右の
切欠き部2、2が手掛け部となり、敷込み作業を容易に
できる。
床ブロック1…は、コンクリート床4上にレベル出し
機構10付きの脚部3、3で立つので、該床ブロック1と
コンクリート床4との間には前記脚部3の高さに基いて
幅広い配線空間7が形成される。よって、この配線空間
7内に床上のOA機器に必要とされる配線群を縦横に布設
することができる。
また、床ブロック1…を敷きつめると、隣り合う切欠
き部2、2同士が合致されて1個の矩形孔が形成され、
この矩形孔2を通じて床下の配線を床上へ引き出しOA機
器と接続することができる。とりわけ、1個の床ブロッ
クの左右両側に1個ずつの割合で矩形孔(切欠き部2、
2)が形成されるので、床上のOA機器が事務所内のいず
れの位置に据付けられようとも、配線は直近の矩形孔2
から引き出し最短距離で接続することができるる。よっ
て、配線類が床上に長々と引回されるようなことはな
い。
床ブロック1…は、要所要所の切欠き部2、2が形成
する矩形孔2内へはめ込み設置した押え金具5を、コン
クリート床4のインサート6へボルト8で締付けて全体
が一枚板状に固定される。また、無用の矩形孔は蓋9で
塞がれる。
事務所内に必要とされる間仕切り14(ローパーティー
ション、天井まで届くハイパーティーション)は、前記
押え金具5へねじ込んだボルト16で固定して設置され
る。
実施例 次に、図面に示したこの発明の実施例を説明する。
第1図と第2図は、床ブロック1の構造詳細を示して
いる。これは、第1図のように平面的に見た場合のA、
B寸法が例えば530×530mm位の大きさの正方形をなすグ
ラスファイバー強化コンクリート成形板であり、その平
均的な板厚は20〜25mm位である。裏面(下面)の四隅位
置には厚さ45mm位の半球状に盛り上った脚部3を有し、
該脚部3の中心部に垂直なレベル出し機構10が付設され
ている。レベル出し機構10は、床ブロック1中に垂直に
埋め込まれたスリーブナット10a内にφ12位のスタッド
ボルト10bをねじ込んだ構成であり、該スタッドボルト1
0bの下端部にはすべり及び騒音防止用の足ゴム10cが付
設されている。
つまり、この床ブロック1は、4箇所のレベル出し機
構10により高さを調整して建物のコンクリート床4上に
きっちり水平に、かつ室内全体の床面が一平面を形成す
るように敷き込まれているのである。ちなみに、床ブロ
ック1で形成される床面は、建物のコンクリート床4か
らの高さが約55mm以下の低床型である。よって、既存の
事務所ビルの床の改修、改築であったとしても、階高へ
の悪影響はさして生じない。
一方、コンクリート床4と床ブロック1との間には、
脚部3の位置を除いて最大35mm程度の空隙が配線空間7
として幅広く形成される。よって、床上のOA機器に必要
な配線類はこの配線空間7を通じて縦横に必要十分に自
在に行なうことができる。
次に、第1図の床ブロック1における左右の平行2辺
の中央部には、開口幅が約85mm,深さが35mm位の同形、
同大の切り欠き部2、2が略左右対称に形成されてい
る。したがって、この床ブロック1を上述したように敷
き込むに際しては、作業者は左右の切り欠き部2、2を
当該床ブロック1を手でつかむ手掛け部として利用で
き、敷込み作業に便利である。
また、第3図に示したように、隣合う床ブロック1,1
の切り欠き部2、2同士が一つに合致されて矩形孔を形
成すると共に、この矩形孔2…は床面全体に約530mmピ
ッチの規則的な配列で多数形成されているる。よって、
上述したように床下の配線空間7に通したOA機器配線類
は、床上のOA機器が据付けられた場所に直近の矩形孔2
から床上へ引き出し、最短距離でそのOA機器と接続する
ことができる。従って、床上に配線類が長々と横たわる
光景は解消されるのである。
なお、床下の配線空間7内の配線群を例えば電源ライ
ン、信号ライン、電話ラインのように区分してまとめて
整理整頓する目的で、第2図及び第3図のように配線ダ
クト11を設置するとより好都合となる。
上述したようにコンクリート床4上へ敷き込まれた床
ブロック1は、やはり前記切欠き部2を利用して床コン
クリート4へアンカーして取付け固定されている。即
ち、第4図〜第6図に例示したように、隣り合う2個の
切欠き部2、2が合致されて形成される矩形孔2…のう
ち、要所要所に位置するいくつかの矩形孔2内に、略U
形状(第5図)の押え金具5がはめ込まれ設置されてい
る。該押え金具5は、左右対称形に形成された掛爪5a、
5aを有し、この掛爪5a、5aが相対峙する左右両側の切欠
き部2、2において一段低く形成された口縁部2a上に掛
止められている。そして、コンクリート床4に予め埋設
されているインサート6へねじ込んだボルト8で押え金
具5を締付け、もって床ブロック1…の全体が一枚板状
に強固に固定されている。つまり、全ての床ブロック1
…を押え金具5及びインサート6で固定する必要はない
にであって、床全面のうちの要所要所の位置を固定すれ
ば、床機能に支障はない。その余の矩形孔2…について
は、盲蓋9(第7図)をするなどして塞ぎ、その上にカ
ーペット12を敷いて仕上げが行なわれる。
また、OA機器配線の引き出しを予定し、又は都合によ
り引き出しが無用となった矩形孔2の処理としては、第
7図に示したように、矩形孔2内に逆さストッパ13aを
有するスタッド13をはめ込んで止め、カーペット12の上
から蓋板9で孔を塞ぎ、ビス15、15で固定して仕上げら
れている。
さらに、間仕切り14を立てる必要があるときは、第4
図〜第6図に示したように押え金具5を利用して設置さ
れている。即ち、押え金具5の底板部にねじ孔を設け、
このねじ孔へねじ込んだボルト16、16で間仕切り14の下
枠14aが強固に固定されている。したがって、切欠き部
2の並びに沿う配置にするかぎり、間仕切り14の設置又
は撤去は自由自在にできるのである。
本発明が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この
発明に係るオフィスオートメーション用二重床は、建物
が新設であるか既設であるかの別を問わず、事務所ビル
の床コンクリート4上へモジュール化されたプレキャス
トの床ブロック1…を敷き込むことにより簡単、迅速に
施工して事務所のOA化に対処することができる。
即ち、OA機器の配線類は全て床下の配線空間7内に広
々と縦横に布設することができ、事務所内のOA機器据付
け場所に制限を生じさせない。したがって、事務所内の
人及びOA機器類の配置計画を単に機能面等を考慮して自
由に実行することができる。
また、事務所内の任意所望の位置に据付けたOA機器に
対しては、直近の矩形孔2から配線を引き出して最短距
離に接触することができ、床上に配線類を長々と横たわ
らせないので、事務所内の景観を整然とできるほか、人
の歩行や運搬車などの通行に障害をなからしめる。他
方、OA配線類の損傷によるトラブルも未然に防止でき、
良好な事務環境を作ることに寄与するのである。
さらに、OA機器の移設や新設も配線との分断又は接続
作業として、何の制約を受けることもなく容易に実行で
きる。また、必要があれば間仕切り14の設置やその配置
変更や撤去等も自由に行なえる便利さがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は床ブロックの平面図、第2図は第1図のII−II
矢視断面図、第3図は施工された床の平面図、第4図〜
第6図は床ブロックの固定及び間仕切りの設置に関する
構造の要部を示した平面図と正面及び側面方向の断面
図、第7図は配線引出口部分の納まりを示した断面図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 滋 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 原 行雄 東京都中央区日本橋富沢町9番10号 日 東紡績株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イ) 平面形状が矩形をなし、少なくとも
    平行2辺の略対称位置に同形、同大の切欠き部(2)
    (2)を有し、複数のレベル出し機構付き脚部(3)を
    有する床ブロック(1)を、建物のコンクリート床
    (4)上に、隣り合う床ブロック(1)(1)の前記切
    欠き部(2)(2)同士が対峙する配置で敷きつめてあ
    り、 ロ) 前記切欠き部(2)…のうち要所要所に位置する
    切欠き部(2)内に対峙する切欠き部(2)の口縁(2
    a)を押える構造の押え金具(5)を設置し、該押え金
    具(5)はコンクリート床(4)のインサート(6)へ
    ボルト(8)で締付けて床ブロック(1)…を固定して
    あり、 ハ) 床ブロック(1)とコンクリート床(4)との間
    に生じた空隙を配線空間(7)となし、前記切欠き部
    (2)が配線の引出し部とされていることを特徴とする
    オフィスオートメーション用二重床。
  2. 【請求項2】間仕切り(14)は、その下枠(14a)が、
    押え金具(5)のねじ孔へねじ込んだボルト(16)によ
    り固定して設置されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載したオフィスオートメーション用二重
    床。
JP6902288A 1988-03-23 1988-03-23 オフィスオートメーション用二重床 Expired - Fee Related JP2640961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6902288A JP2640961B2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 オフィスオートメーション用二重床

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6902288A JP2640961B2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 オフィスオートメーション用二重床

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01244061A JPH01244061A (ja) 1989-09-28
JP2640961B2 true JP2640961B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=13390541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6902288A Expired - Fee Related JP2640961B2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 オフィスオートメーション用二重床

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2640961B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01244061A (ja) 1989-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6254206B1 (en) Wire manager
US2867301A (en) False flooring system
US3131512A (en) Underfloor blind electrical terminal box
JP2506712B2 (ja) フリ−アクセス床
US4996810A (en) Access flooring
US4698945A (en) Panel assembly and a method of installing same
EP0245375A1 (en) FLOORING SYSTEM.
JP2640961B2 (ja) オフィスオートメーション用二重床
WO1990010966A1 (en) Trunking for use in a raised floor and a raised floor incorporating said trunking.
JP2640962B2 (ja) オフィスオートメーション用床通線方式
AU577038B2 (en) A panel assembly
JPH0510100Y2 (ja)
JPH082305Y2 (ja) フリーアクセスフロア
JP2589234B2 (ja) フリーアクセスフロアーのアクセス路形成方法
JP2919560B2 (ja) 櫓型二重床用床材、それを用いた施工方法およびそれにより構成された二重床
JP2594338Y2 (ja) 簡易型フリーアクセス床ユニット用ピース
JPH0736434Y2 (ja) 配線用フロアパネル装置のブリッジ
JPH071373Y2 (ja) 二重床用間仕切り係止金具
JPH0436350Y2 (ja)
JP3123701B2 (ja) オフィス構造
JPS62220647A (ja) 床装置
JP2514878Y2 (ja) 配線用フロア
KR920006958Y1 (ko) 조립식 이중 마루판
JPS636358Y2 (ja)
JPH0743345Y2 (ja) 配線用フロア

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees