JPH0743300Y2 - 斜線対応金物 - Google Patents

斜線対応金物

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JPH0743300Y2
JPH0743300Y2 JP86790U JP86790U JPH0743300Y2 JP H0743300 Y2 JPH0743300 Y2 JP H0743300Y2 JP 86790 U JP86790 U JP 86790U JP 86790 U JP86790 U JP 86790U JP H0743300 Y2 JPH0743300 Y2 JP H0743300Y2
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diagonal
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rising
building
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JP86790U
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JPH0392206U (ja
Inventor
芳男 小林
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は斜線対応金物、特に建物建築における法規制
斜線に対応する傾斜外壁パネル部と屋上床パネル部との
接合部用金物に関するものである。
〔従来の技術〕 例えば、都市部における2種高度地区においては、道路
または北側に面した建物は、規定の斜線高さを超えない
よう建築基準法により規制されている。第2図に、例え
ば3階建家屋に対する規制斜線A,B2例を示す。Aは道路
に面している場合の斜線で、地上高5000mm点より1:1.25
の勾配線、Bは北側に面している場合の前記A規制以外
の0.6:1の勾配を有する斜線を示し、これらの法規制に
よりそれぞれ道路上の交通障害あるいは北側の他家屋へ
の日照権障害等を生じないように制定されたものであ
る。
周知のように、都市部における土地事情等により、最近
は家屋も3階建等に高層化する傾向にあり、これら法斜
線規制を受ける事例が増加しつつある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、例えば鉄骨構造の家屋の場合、例えば第
2図に示したような斜線制限に対応しようとする場合、
規制された傾斜外壁パネル部と屋上床パネル部との交点
の突合わせ部におけるそれぞれのパネル、例えばセメン
ト系軽量外壁パネル材は、従来それぞれ建物鉄骨として
の中空角柱等上に固設されたアングルまたはチャンネル
材等の上にボルトを用いて取付られていたため、その突
合わせ接合部には明確な基準点(線)がないため施工が
難しかった。また、その隅角部のすきまも不整となりが
ちであった。従来はその突合わせ部にモルタルを充填し
て防水処理を行っていたが、上記不規則性のため、外観
的にも劣り、雨仕舞も不完全となり勝ちで信頼性が薄か
った。
この考案は、以上のような従来局面にかんがみてなされ
たもので、法規制斜線に対応して、簡単な施工で上記接
合隅角部を正確かつ確実な防水処理が可能に施工し得る
斜線対応金物の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このため、この考案においては、この斜線対応金物を、
建物の法規制斜線と平行の第1の脚辺と、この第1の脚
辺の端部より垂直上方より延びる立上り辺と、この立上
り辺の端部から前記斜線方向に延びる傾斜辺と、この傾
斜辺の端部より水平に延びる水平辺と、この水平辺の端
部より垂直下方に延びる垂下辺と、この垂下辺の端部よ
り水平に延びる第2の脚辺とを有する変形ハット形断面
を備えた直線部材として構成することにより、前記目的
を達成しようとするものである。
〔作用〕
以上のような構成の斜線対応金物の前記第1,第2脚辺
を、それぞれ建物構造部材外側の前記隅角上に固定する
ことにより、前記立上り辺と垂下辺により、それぞれ斜
線対応外壁パネル上端部と屋上床パネル外端部との位置
が規制されるため、それぞれのすきまに確実に防水処理
を施し得る。
〔実施例〕
以下に、この考案を実施例に基づいて説明する。第1図
に、この考案に係る建物外壁の斜線対応部の一実施例の
側面図を示す。
(構成) 第1図は、第2図の法規制斜線Aに対応する図例であ
り、1,2,3は、建物の構造鉄骨部材としての例えば100×
100×4.5tmmの各鋼製中空角柱材のそれぞれ垂直壁部/
斜線(1.25/1)対応壁部/屋上床部(1/100の傾斜を有
する)であり、互に隣接するそれぞれの突合せ角部は、
同一断面を有する接合金具4,5を介して溶接結合されて
いる。また、6,7,8は、それぞれ上記垂直壁部,斜線対
応壁部,屋上床部の各中空角材1,2,3上に固定される各
外壁を構成する例えば厚さ80mmのセメント系軽量外壁パ
ネルである。
この考案は、上記斜線対応壁部パネル7と屋上床部パネ
ル8との突合せ部に斜線対応金物10を設けることによ
り、この角部の施工基準として機能させようとするもの
である。
この斜線対応金物10は、例えば厚さ2.3mmの塩化ビニー
ルに被覆鋼板製の折曲げ成形による直線部材で、この断
面は変形ハット形状を有し、その両脚部10a,10fが接合
金具5の外側角部上面にそれぞれ複数のボルトで固定さ
れている。
斜線対応金物10の変形ハット断面形状は、斜線と平行の
第1の脚辺10aより垂直に立って、斜線対応外壁パネル
7の上端面位置を規制するための立上り辺10bと、この
立上り辺10bの先端部より斜線と平行に延びる傾斜辺10c
と、この傾斜辺10cの端部より水平に屋上床部パネル8
の上面に向って延びる水平辺10dと、この水平辺10d端部
より垂直下方に延びて屋上床部パネル8の外端面位置を
規制するための垂下辺10eと、この垂下辺10eの端部より
水平に延びる第2の脚辺10fとより形成されている。
(作用) この斜線対応金物の第2の脚辺10fの立上り辺10bとの角
部を、接合金物5の外側角部に合わせてこの接合金物5
上にボルト固定することによりそれぞれ各パネル7,8の
突合せ隅角部の各端面位置が立上り10bと垂下辺10eによ
って規制されるため、この接合部ラインやすきま等が整
然となり、各立上り10bと垂下辺10eとの間にはモルタル
11を充填し、その先端部にはそれぞれコーキング12を施
し、さらに各パネル7,8上には防水シート14で被覆する
ことにより雨仕舞が確実となり、外観も向上する。
また13は、斜線対応金物10の断面内部の通風を防止する
ために充填した発泡ウレタン樹脂である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案による斜線対応金物を用
いることにより、斜線対応部外壁および屋上床部の各パ
ネルの相対位置が自動的に規制され、かつ確実な防水処
理を施し得るため、施工が簡単で、外観機能に優れた上
記両パネル接合部が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る斜線対応金物の一実施例を使
用した斜線対応部の要部側面図、第2図は、法規制斜線
説明図である。 1,2,3……鉄骨 4,5……接合金具 7……斜線対応外壁パネル 8……屋上床パネル 10……斜線対応金物 10a,10f……脚辺 10b……立上り辺 10e……垂下辺 10c……傾斜辺 10d……水平辺

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の法規制斜線と平行の第1の脚辺と、
    この第1の脚辺の端部より垂直上方に延びる立上り辺
    と、この立上り辺の端部から前記斜線方向に延びる傾斜
    辺と、この傾斜辺の端部より水平に延びる水平辺と、こ
    の水平辺の端部より垂直下方に延びる垂下辺と、この垂
    下辺の端部より水平に延びる第2の脚辺とを有する変形
    ハット形断面を備えた直線部材として構成したことを特
    徴とする斜線対応金物。
JP86790U 1990-01-11 1990-01-11 斜線対応金物 Expired - Lifetime JPH0743300Y2 (ja)

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JP86790U JPH0743300Y2 (ja) 1990-01-11 1990-01-11 斜線対応金物

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JP86790U JPH0743300Y2 (ja) 1990-01-11 1990-01-11 斜線対応金物

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Publication Number Publication Date
JPH0392206U JPH0392206U (ja) 1991-09-19
JPH0743300Y2 true JPH0743300Y2 (ja) 1995-10-09

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