JPH074320A - 排気ガス還流制御装置 - Google Patents

排気ガス還流制御装置

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JPH074320A
JPH074320A JP5146262A JP14626293A JPH074320A JP H074320 A JPH074320 A JP H074320A JP 5146262 A JP5146262 A JP 5146262A JP 14626293 A JP14626293 A JP 14626293A JP H074320 A JPH074320 A JP H074320A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気ガス還流装置(EGR)の異常判定を正
確に行うこと。 【構成】 制御回路8は、まず、EGRバルブ13を開
から閉へ、または、閉から開へと変化させるようにステ
ップモータ15を制御し、吸気管圧力センサ2によりこ
のときの圧力の変化量を検出する。次に、この圧力の変
化量が所定値以上であるかを判定する。この変化量が所
定値以上のときには正常と判定し、変化量が所定値未満
のときは、EGRバルブ13の開度を大きくしてから、
再び、EGRバルブ13を開から閉へ、または、閉から
開へと変化させるようにステップモータ15を制御し、
吸気管圧力センサ2により圧力の変化量を検出する。こ
こで、この変化量が所定値以上であれば正常と、所定値
未満であれば異常と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自己診断装置を備
えた排気ガス還流制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気ガスの一部を再度
内燃機関の吸気管へ還流させる排気ガス還流装置(以
下、EGRとする)は、排気ガス中の窒素酸化物(NO
X )を低減させる手段として、自動車用内燃機関等で広
く利用されている。ところで、EGRのバルブの作動不
良やEGR配管の不良によりEGRに故障が生じた場合
には、NOX が著しく増加しやすくなる。しかし、EG
Rの故障は運転性能自体に影響が少ないために運転者が
異常に気づきにくい。このため、NOX を多量に排出
し、大気を汚染するおそれがある。
【0003】この対策として、従来、EGRの故障を検
出する手段として、例えば、特開昭56−60912号
公報に記載されているように、EGRの配管に流量セン
サ等を設ける手段がある。しかし、上記従来の技術で
は、流量センサを必要とするため構成が複雑となり、さ
らに、コストアップをまねくという問題があった。これ
を解決するために、定常運転時にEGRをオンからオフ
に切り替えたときの吸気管圧力の変化量(ΔP=PON
OFF )を求めて、該圧力の変化量が所定値以下の場合
に異常と判定し、この結果を警告するものが特開昭62
−51746号公報で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、EGRバルブを全開状態から全閉状態に変化させる
ため一時的にエミッションが悪化してしまう。さらに、
上記方法をEGRバルブの開度を制御するEGRに用い
ると、定常運転時には低EGR率で内燃機関を運転して
いる場合が多いので、異常判定のためにEGRのバルブ
をオン,オフしても、吸気管圧力の変化量ΔPが小さい
ため、EGRが異常であると誤検出する可能性がある。
【0005】本発明は、エミッションの悪化を最小限に
抑えつつ、誤検出を防止することができ、しかも、構成
が簡単でコストも安価なEGR制御装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、図7に
示したように、内燃機関の排気ガスを吸気管へ還流させ
る還流管と、前記還流管を開閉する開閉手段と、前記吸
気管内を流れる空気の状態を検出する吸気状態検出手段
と、前記開閉手段を第1の開度とこの第1の開度より閉
じ側の第2の開度とに変化させる第1の制御手段と、前
記開閉手段を前記第1の制御手段により変化させたとき
に、前記吸気管内を流れる空気の状態の変化量を検出す
る第1の変化量検出手段と、前記第1の変化量検出手段
の検出結果が所定値未満であるかを判定する第1の判定
手段と、この第1の判定手段より前記第1の変化量検出
手段により検出された変化量が所定値未満であると判定
されたときには、前記第1の制御手段により変化させた
開度差より大きな開度差で前記開閉手段の開度を変化さ
せる第2の制御手段と、前記開閉手段を前記第2の制御
手段により変化させたときに、前記吸気管内を流れる空
気の状態の変化量を検出する第2の変化量検出手段と、
前記第2の変化量検出手段の検出結果が所定値未満であ
れば異常と判定する第2の判定手段とを備えることを特
徴とする排気ガス還流制御装置を提供する。
【0007】
【作用】内燃機関の排気ガスを吸気管へ還流させる還流
管には、これを開閉する開閉手段が備えられている。ま
た、吸気管内にはこの中を流れる空気の状態を検出する
吸気状態検出手段が備えられている。そして、第1の制
御手段は、前記開閉手段を第1の開度とこの第1の開度
より閉じ側の第2の開度とに変化させる。このとき、第
1の変化量検出手段は、前記吸気管内を流れる空気の状
態の変化量を検出する。さらに、第1の判定手段は、前
記第1の変化量検出手段の検出結果が所定値未満である
かを判定する。
【0008】また、第2の制御手段は、この第1の判定
手段より前記第1の変化量検出手段により検出された変
化量が所定値未満であると判定されたときに、前記第1
の制御手段により変化させた開度差より大きな開度差で
前記開閉手段の開度を変化させる。そして、第2の変化
量検出手段は、前記第2の制御手段により弁開度を変化
させたときに、前記吸気管内を流れる空気の状態の変化
量を検出する。この結果、前記第2の変化量検出手段の
検出結果が所定値未満であれば、第2の判定手段は異常
と判定する。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の実施例に適用される内燃機
関(エンジン)とその制御系統の概略構成図を示したも
のである。図1において、1は6気筒の車両用エンジン
の1つのシリンダ、2はシリンダに接続されるインテー
クマニホールド3内の圧力を検出する吸気管圧力センサ
であって、半導体型の圧力センサにより構成される。4
はインテークマニホールド3の各シリンダ吸気ポート付
近に設けられた電磁作動式の燃料噴射弁、6はディスト
リビュータである。このディストリビュータ6のロータ
はエンジン回転数の1/2回転数で回転駆動され、内部
にはエンジン回転数、燃料噴射時期を示す信号と気筒判
別信号を出力する回転センサ7が配設される。
【0010】9はスロットルバルブ、10はスロットル
ポジションセンサ、11はエンジンの冷却水温を検出す
るサーミスタ式の水温センサ、12は吸入空気温度を検
出する吸気温センサである。13はインテークマニホー
ルド3とエキゾーストマニホールド16との間に接続さ
れた排気ガス循環路17に装着された排気ガス再循環制
御用バルブ(以下、EGRバルブとする)であり、15
はEGRバルブ13の開度を調節することによりEGR
率を制御するアクチュエータとしてのステップモータで
あり、30はEGRの異常を警告する警告ランプであ
る。
【0011】また、EGR率は、エンジン回転とエンジ
ン負荷とにより基本ステップを求め、エンジンの運転状
態に対応したステップ数だけステップモータを回転さ
せ、EGRバルブの開度を調節することにより適切に制
御される。図2はエンジンの燃料噴射量制御を行って空
燃比を制御する電子制御回路8と各センサなどのブロッ
ク図を示し、電子制御回路8とマイクロコンピュータと
を中心に構成される。
【0012】制御回路8は、吸気管圧力センサ2,回転
センサ7,スロットルポジションセンサ10,水温セン
サ11,吸気温センサ12からの各検出信号を取り込
み、これらの検出データに基づいて燃料噴射量を算出
し、燃料噴射弁4の開弁時間を制御して空燃比制御を行
う。100は所定のプログラムによって演算処理を実行
するMPU(マイクロプロセッサユニット)、101は
MPU100に割り込み信号を出力する割り込み制御
部、102は回転センサ7からの回転角度信号をカウン
トし、エンジン回転速度を算出するカウンタ部、104
は吸気管圧力センサ2,水温センサ11,吸気温センサ
12からの検出信号(アナログ信号)を選択的に入力し
てデジタル信号に変換するA/D変換部である。105
はプログラムや演算に使用するマップデータ等が予め記
憶された読み出し専用メモリであるROM,106は書
き込み読み出し可能な不揮発性メモリであるRAMであ
り、キースイッチのオフ後も記憶内容を保持する。
【0013】107はステップモータ15に接続された
出力ポート、108はレジスタを含む燃料噴射量(時
間)制御信号出力用の出力カウンタ部であって、MPU
100から送られる燃料噴射量データを入力し、このデ
ータに基づいて燃料噴射弁4の開弁時間を制御する制御
パルス信号のデューティ比を決定し、噴射量制御信号を
出力する。なお、出力用のカウンタ部108から出力さ
れる制御信号は電力増幅器110を介して各気筒毎の燃
料噴射弁4に印加される、また、上記制御回路8内にお
いて、MPU100,割り込みカウンタ部108はそれ
ぞれコモンバス111に接続され、必要なデータの転送
がMPU100の指令により行われる。
【0014】上記構成において、制御回路8において実
行されるEGR異常検出処理について、図3に示したフ
ローチャートにしたがって説明する。このフローチャー
トは所定時間毎に実行される。まず、ステップ301に
おいて、EGR異常検出条件が成立しているかを判定す
る。この異常検出条件の判定は図4に示したフローチャ
ートに基づいて実行される。詳細は後述する。ステップ
301において条件が成立していないときにはこのルー
チンを抜ける。条件が成立しているときにはステップ3
02に進む。
【0015】ステップ302において、この時のEGR
率からEGR制御を停止したときに生じる吸気管圧力の
第1の変化量ΔP1 を図5に示したフローチャートより
求める。図5については後述する。次にステップ303
に進み、ステップ302で求めた第1の変化量ΔP1
所定値k以上であるかを判定する。ここで、第1の変動
量ΔP1 が所定値k以上であればステップ308に進
み、EGRは正常であるとしてこのルーチンを抜ける。
【0016】ステップ303で、第1の変動量ΔP1
所定値kより小さかったときには、ステップ304に進
み、EGR率をあげるために、エンジン回転数とエンジ
ン負荷とにより求められる基本ステップ量に所定ステッ
プオフセットしたステップ量をステップモータに制御信
号として送る。そして、次のステップ305で、この時
のEGR率からEGR制御を停止したときに生じる吸気
管圧力の第2の変化量ΔP2 を図5のフローチャートを
実行することにより検出する。
【0017】次のステップ306では、ステップ305
で求めた第2の変化量ΔP2 が所定値k以上であるかを
判定する。なお、このとき用いられる所定値は必ずしも
kである必要はなくk以外の値でもよい。ここで、第2
の変化量ΔP2 が所定値k以上であったときにはステッ
プ308に進み、EGRは正常であるとしてこのルーチ
ンを抜ける。第2の変化量ΔP2が所定値k未満であっ
たときにはステップ307に進み、EGRに異常がある
としてからこのルーチンを抜ける。
【0018】以上の処理により、EGR作動時の吸気管
圧力とEGR停止時の吸気管圧力との間に差がなく、E
GRが正常であると判定されなかったときには、EGR
率を高くする。そして、再びEGR率を高くしたときの
EGR作動時の吸気管圧力とEGR停止時の吸気管圧力
との差を検出し、両者間に差がないときにはEGRに異
常が生じていると判定することができる。
【0019】次に、異常検出条件判定処理を、図4に示
したフローチャートにしたがって説明する。まず、ステ
ップ401において、EGR制御中であるかを判定す
る。EGR制御中であればステップ402に進む。ステ
ップ402ではエンジン回転数NeがN1 (例えば本実
施例では、1000rpm)<Ne<N2 (2500)
の関係を満たしているかを判定する。エンジン回転数N
eがこの条件を満たしているときにはステップ403に
進む。
【0020】ステップ403では吸気管圧力Pm が、P
3 (250mmHg)<Pm <P4(600mmHg)
の関係を満たしているかを判定する。吸気管圧力Pm
この条件を満たしているときには次のステップ404に
進む。ステップ404では大気圧PA があらかじめ定め
られている所定値P5 (700mmHg)より大きいか
を判定する。大きければ、ステップ405に進む。さら
に、ステップ405では、所定期間内の吸気管圧力の変
化量ΔPm を検出して、この値があらかじめ定められて
いる所定値P6 (100mmHg)より小さいかを判定
する。小さければ図3のステップ302に進み、EGR
異常検出を行う。
【0021】以上に述べた条件のうち、一つでも当ては
まらないものがあるときには、良好にEGRの異常検出
が行われない運転状態にあるとして、EGR異常検出を
行わずにこのルーチンを抜ける。次に、図3のステップ
302,ステップ304において吸気管圧力変動量ΔP
1 ,ΔP2 を検出するときに実行される処理を図5に示
したフローチャートにしたがって説明する。このフロー
チャートは、図4で示した異常検出条件判定ルーチンに
より、異常検出条件が成立していると判定されたときに
所定時間毎に実行される。さらに、このフローチャート
の実行中に検出条件からはずれたときには、EGRバル
ブ13の開度等をこのフローチャート実行前の状態に戻
し(例えば、EGR制御を停止しているときには、EG
R制御を開始する)、カウンタC1をクリアしてから処
理を終了する。
【0022】まず、ステップ501において、カウンタ
1 の値が所定時間t1 (本実施例では0秒)であるか
を判定する。所定時間t1 でなかったときにはステップ
503に進む。所定時間t1 であればテップ502に進
む。そしてステップ502において、この時の吸気管圧
力PaON を読み込み、ステップ503に進む。ステップ
503ではカウンタC2 の値が所定時間t2 (本実施例
では1秒)であるかを判定する。所定時間t2 でなかっ
たときにはステップ505に進む。所定時間t2 であれ
ばテップ504に進む。そしてステップ504におい
て、この時の吸気管圧力PbON を読み込み、ステップ5
05に進む。
【0023】ステップ505では、PaON とPbON とが
ほぼ等しいかを判定する。これは誤検出を防ぐために、
所定時間内に吸気管圧力が変化しているときには異常判
定を行わないようにするための処理である。よって、こ
こで等しくないと判定されると、ステップ506におい
て、カウンタC1 をクリアしてからステップ501に戻
り、以上の処理を繰り返す。ここで、ほぼ等しいと判定
されたときには、ステップ507以降の処理に進む。
【0024】ステップ507ではEGR制御を停止させ
る。そして、ステップ508ではカウンタC1 の値が所
定時間t3 (本実施例では2秒)であるかを判定する。
所定時間t3 でなかったときにはステップ511に進
む。所定時間t3 であればステップ509に進む。そし
てステップ509において、この時の吸気管圧力PcOFF
を読み込み、ステップ510に進む。ステップ510で
は、再びEGR制御を開始し、ステップ511に進む。
【0025】ステップ511では、カウンタC1 の値が
所定時間t4 (本実施例では3秒)であるかを判定す
る。所定時間t4 でなかったときにはステップ515に
進み、カウンタC1 を一つインクリメントしてこのルー
チンを抜ける。所定時間t4 であればテップ512に進
む。そしてステップ512において、この時の吸気管圧
力PdON を読み込み、ステップ513に進む。ステップ
513では吸気管圧力変動量ΔP1 ,またはΔP2 を次
式より求める。
【0026】
【数1】 そして、ステップ514に進む。ステップ514ではカ
ウンタC1 をクリアし、このルーチンを抜ける。
【0027】次に、以上の吸気管圧力変動量を検出する
処理を図6に示したタイムチャートにしたがって説明す
る。図6において、EGR異常検出条件を満たしている
とき、まず、時間t1 において吸気管圧力PaON を検出
する。そして、時間t1 から所定時間(1秒)経過した
時間t2 において吸気管圧力PbON を検出する。PbON
検出後、PaON とP bON とがほぼ等しいとき、EGR制
御を停止する。次に、時間t3 (時間t1 から2秒経
過)において、吸気管圧力PcOFFを検出する。さらに、
時間t1 から所定時間(3秒)経過した時間t4 におい
て、吸気管圧力PdON を検出する。
【0028】これらの検出結果より、吸気管圧力変動量
を数式1によって算出する。本実施例において、排気ガ
ス循環路17が還流管に、EGRバルブ13が開閉手段
に、ステップ507が第1の制御手段に、吸気管圧力セ
ンサ2が吸気状態検出手段に、ステップ302と1度目
に実行されるステップ504,ステップ507〜ステッ
プ513とが第1の変化量検出手段に、ステップ303
が第1の判定手段に、ステップ304が第2の制御手段
に、ステップ305と2度目に実行されるステップ50
4,ステップ507〜ステップ513とが第2の変化量
検出手段に、ステップ306,ステップ307が第2の
判定手段にそれぞれ相当し、機能する。
【0029】なお、本実施例において図3に示したフロ
ーチャートの実行周期および実行回数は、例えば、エン
ジン始動後からエンジン停止迄に1度、EGRの異常判
定が行われるまで、20ms周期で行う等のエンジンの
運転状態に影響しない程度の実行周期,実行回数であれ
ばよい。さらに、本実施例では、吸気管圧力の変化量を
検出する方法として、EGRバルブ13の開閉制御前後
の吸気管圧力の平均値と、EGRバルブ13の閉制御時
の吸気管圧力との差を検出しているが、EGRバルブ1
3開制御時(閉制御前でも後でもよい)の吸気管圧力と
閉制御時との差を検出するようにしてもよい。また、本
実施例では、EGRバルブ13を閉制御するときに全閉
状態にしているが、ステップモータにより所定の開度差
が生じるように閉弁側にEGRバルブ13を制御しても
よい。
【0030】他にも、EGRバルブ13の開制御時と閉
制御時との吸気管圧力の差が検出される方法であればよ
く、例えば、EGR制御を行っていないときに所定開度
だけEGR弁を開き、全閉から開制御したときに生じる
吸気管圧力の差を検出し、このとき、差が検出されなか
ったときにはさらに開度を大きくして、同様に吸気管圧
力の差を検出するようにしてもよい。
【0031】また、その他の実施例として、上記実施例
では、インテークマニホールド3に吸気管圧力センサ4
を備え、EGR系の異常検出を吸気管圧力Pm のEGR
の作動状態の変化に基づく変化により行っていたが、ス
ロットルバルブ9の上流に空気量Qを検出するエアフロ
メータを吸気管圧力センサ4に変えて設け、エアフロメ
ータで検出される空気量QのEGRの作動状態の変化に
基づく変化により、EGR系の異常検出を行ってもよ
い。
【0032】同様に、EGR配管の吸気管との合流部の
下流に温度センサを設けているようなシステムでは、温
度センサにより検出される温度のEGRの作動状態の変
化に基づく変化によりEGR系の異常検出を行ってもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上の構成を採ることにより、本発明に
よれば、EGRが正常に作動しているときには、ほとん
どの場合、第1の判定手段により正常であることが検出
できる。しかしながら、EGR異常検出時に行われてい
るEGR率が小さく、正常であるにもかかわらず、第1
の判定手段で正常でないと判定されたときには、EGR
率を大きくしてから、もう一度、第2の判定手段により
異常検出を行うので、少なくともこのときに、正常であ
ると判定される。これにより、EGRが正常であるにも
かかわらず、異常と判定されることを防ぐことができ
る。
【0034】また、EGRが異常であったときは当然の
ことながら、第2の判定手段で、異常であると確実に検
出できる。さらに、本発明では、第1の判定手段で正常
であると判定されなかったときにのみ、EGR率をあげ
て再判定するので、むやみにEGR率を変更することに
より生じる排気ガスの悪化を最小限に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いた内燃機関およびその
周辺機器の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例に用いた制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】本実施例に用いた制御回路において実行される
EGRの異常検出処理を示したフローチャートである。
【図4】本実施例に用いた制御回路において実行される
EGRの異常検出条件判定ルーチンを示したフローチャ
ートである。
【図5】本実施例に用いた制御回路において実行される
吸気管圧力変動量ΔP1 ,ΔP 2 を検出するフローチャ
ートである。
【図6】本実施例において、吸気管圧力変動量を検出す
るときの処理を示したタイムチャートである。
【図7】本発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】
2 吸気管圧力センサ 3 インテークマニホールド 8 制御回路 13 EGRバルブ 15 ステップモータ 17 排気ガス循環路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気ガスを吸気管へ還流させ
    る還流管と、 前記還流管を開閉する開閉手段と、 前記吸気管内を流れる空気の状態を検出する吸気状態検
    出手段と、 前記開閉手段を第1の開度とこの第1の開度より閉じ側
    の第2の開度とに変化させる第1の制御手段と、 前記開閉手段を前記第1の制御手段により変化させたと
    きに、前記吸気管内を流れる空気の状態の変化量を検出
    する第1の変化量検出手段と、 前記第1の変化量検出手段の検出結果が所定値未満であ
    るかを判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段より前記第1の変化量検出手段によ
    り検出された変化量が所定値未満であると判定されたと
    きには、前記第1の制御手段により変化させた開度差よ
    り大きな開度差で、前記開閉手段の開度を変化させる第
    2の制御手段と、 前記開閉手段を前記第2の制御手段により変化させたと
    きに、前記吸気管内を流れる空気の状態の変化量を検出
    する第2の変化量検出手段と、 前記第2の変化量検出手段の検出結果が所定値未満であ
    れば異常と判定する第2の判定手段とを備えることを特
    徴とする排気ガス還流制御装置。
  2. 【請求項2】前記吸気状態検出手段は、前記吸気管を流
    れる空気量と、前記吸気管内の圧力と、前記吸気管内の
    温度との少なくとも一つを検出することを特徴とする排
    気ガス還流制御装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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