JPH0743092Y2 - 印刷機の排紙装置における紙規正装置 - Google Patents

印刷機の排紙装置における紙規正装置

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JPH0743092Y2
JPH0743092Y2 JP1989083416U JP8341689U JPH0743092Y2 JP H0743092 Y2 JPH0743092 Y2 JP H0743092Y2 JP 1989083416 U JP1989083416 U JP 1989083416U JP 8341689 U JP8341689 U JP 8341689U JP H0743092 Y2 JPH0743092 Y2 JP H0743092Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、枚葉印刷機の排紙装置における紙規正装置に
関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来、枚葉印刷機の排紙装置においては、紙積台上に積
載された紙を印刷機を停止させることなく取り出した
り、あるいは、未乾燥印刷物による裏移り防止のために
印刷紙が所定量積載されるごとに板取り作業(簀子取り
作業)を行っている。
この種の板取り作業の代表例について説明すると、第5
図は枚葉印刷機の排紙装置の正面図を示すもので、同図
において、両側のサイドフレーム1,1間で走行する1対
のチェーン37,37が架設された軸39にはグリッパー38が
設けられ、このグリッパー38により印刷された紙の端部
はくわえられて排紙装置Aまで搬送される。そして、こ
の排紙装置Aでは印刷紙は順次紙積台34上に積載され、
この紙積台34はその積載にしたがって自動的に下降して
行く。
かかる際、印刷紙が紙積台34上の板取り板32に所定量積
載されると、印刷機を停止させることなく印刷紙を取り
出すためには次のような作業が行われている。すなわ
ち、排紙装置Aの上方に設置されている左右1対の板取
り板用のガイドレール31,31をハンドル(不図示)によ
って互いに近接するよう内側へ移動させるとともに、紙
積台34を若干下降させ、別に用意した板取り板32をこの
ガイドレール31に沿って人手により手早く挿入し、順次
落下してくる印刷紙を受けとめ、次いで、紙積台34を更
に下降させた後、その四隅に枕33を置き、仮受中の板取
り板32にこれらの枕33が当るまで紙積台34を上昇させ
る。
次いで、前記のハンドル(不図示)によってガイドレー
ル31を外側へ移動させる。そして、再び印刷紙の積載を
継続して行く。
かかる板取り作業を行う際、紙積台34を下降させるとき
に、落下途中の印刷紙やすでに積載ずみの印刷紙を規正
する紙押え板がないため、これらの印刷紙が流れ落ちた
り、不揃いになったりする。
これを防止するために現在では1〜2名の作業者が人手
により落下中ないし積載ずみの印刷紙を規正しているの
で、手間のかかる作業であった。
そのため、落下中ないし積載ずみの印刷紙を機械的に整
えることにより、板取り作業の能率を上げようとした提
案がなされている(例えば、特公昭60-11676号公報、実
公昭63-12128号公報などを参照)。
例えば、実公昭63-12128号公報では、両サイドに真空車
に連動され、且つ互いに近接・離反するアングル状の紙
押え板を1対設け、この紙押え板を積載ずみの印刷紙の
角部に接当させたままで、板取り板を挿入するようにし
た紙規正装置(または紙流れ防止装置ともいう)が提案
されている。
しかしながら、かかる紙規正装置では紙押え板をすでに
積載されている印刷紙の角部に接当するには、作業者の
目視によりハンドル操作で行うので、紙端部を傷めるこ
とがあり、また、その作業性も悪く、勿論無人化にはな
らない。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、かかる問題点を解決するために案出さ
れたもので、その要旨とするところは、左右1対のチェ
ーンが架設された軸にグリッパーを設け、該グリッパー
により印刷された紙の端部をくわえて順次紙積台上に積
載し、所定量積載されると、紙積台を所定量下降させる
とともに、落下中および積載ずみの印刷紙を、シリンダ
ーで作動させる左右1対の移動ラックにそれぞれ設けら
れた紙押え板により規正しながら、板取り板を挿入する
ようにした枚葉印刷機の排紙装置における紙規正装置に
おいて、前記移動ラックに積載ずみの印刷紙に当接する
検出体を設けるとともに、該移動ラックに噛合う大径ピ
ニオンと、前記シリンダーを取付けた部材に固定された
固定ラックに噛合う小経ピニオンとを、一体化して、ブ
ラケットを介して、前記シリンダーのピストンロッドの
先端側に設けた軸に、遊転自在に装着し、しかも、これ
らの大、小経ピニオンを前記移動ラックと固定ラックと
で挟んだことを特徴とする印刷機の排紙装置における紙
規正装置にある。
〔実施例〕
本考案の構成を作用とともに、添付図面に示す実施例に
より詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例の平面図、第2図は第1図のX
矢視断面図、第3図は第2図のY矢視底面図、第4図は
第3図のZ矢視断面図であり、従来例を示す第5図と共
通する部分は省略ないし同一符号を付してある。
本実施例は枚葉印刷機(シート印刷機)の排紙装置Aに
おける板取り板用のガイドレール31,31の下方に設けら
れた紙規正装置であって、1,1は両側に設けられたサイ
ドフレーム(以下、左右対称につき片側のみ述べる)、
2,2はこのサイドフレーム1の外側において前後方向
(第1図中上下方向)に固着された内ブラケット、3,3
はこの内ブラケット2,2を囲むように設けられた外ブラ
ケット、5は真空車(図示せず)を駆動するねじ軸で、
サイドフレーム1の内側に設けられている。4,4は外ブ
ラケット3,3によりそれぞれ支持されたベアリングで、
これらのベアリング4,4でねじ軸9が支持されている。
6はこのねじ軸9に基部が螺合しているレバーで、その
先端は本体ブラケット(エアシリンダー16の取付けた部
材をいう)10に固着されている。
7はブロックで、本体ブラケット10の上面に固着されて
いる。8はレールで、このブロック7とボールを介在さ
せた転がり接触により組合されている。また、このレー
ル8は、前記した内ブラケット2に固着されている。
11,12はともにプーリで、前記ねじ軸4および9のそれ
ぞれの軸端に固着され、これらのプーリ11,12にはタイ
ミングベルト13が張架されている。14は移動ラックで、
本体ブラケット10内にボルト35,35で固着されたガイド2
5に案内されて摺動するようになっている。
15,15は本体ブラケット10内に固着された支持バンド
で、これらの支持バンド15により、ロック装置17付きの
エアシリンダー16が支持されている。したがって、この
ロック装置17付きのエアシリンダー16は本体ブラケット
10と一体化している。そして、このロック装置17は、エ
アシリンダー16のピストンロッド18を同軸上のブレーキ
ピストンによってブレーキアーム(いずれも不図示)が
作動してロックするようになっており、図示しないがポ
ートに空気を供給することにより、ロック装置17が作動
され、同時にエアシリンダー16のポートにも空気圧が供
給される空気圧回路になっている。
前記のピストンロッド18はU字形ブラケット19に連結さ
れ、このU字形ブラケット19には軸30が挿通され、この
軸30には大径ピニオン26とこれを挟んで2個の小経ピニ
オン29が遊転自在に挿入されている。したがって、軸30
はピストンロッド18の先端側に設けられている。これら
のピニオン26,29は図示しないスプリングピンで結合さ
れている。大径ピニオン26は前記の移動ラック14と噛合
い、小経ピニオン29はコ字形の固定ラック24と噛合って
いる。このコ字形の固定ラック24は本体ブラケット10の
内側に固着されている。
この移動ラック14の先端には、印刷紙41の天地方向を整
える紙押え板21が皿ビス40によって取付けられ、この紙
押え板21は皿ビス40を中心に回動できるようになってい
る。また、この移動ラック14の中間位置には、印刷紙41
の天地および左右方向を整えるL字形押え板20が皿ビス
36,36によって固着されている。このL字形押え板20に
は、取付台22を介して検出体23が取付けられている(第
3図参照)。
なお、この検出体23はリミットスイッチと触感素子とか
らなり、第3図の触感素子はローラで構成され、このロ
ーラが印刷紙41に当接すれば、図示しないばね力に抗し
てリミットスイッチを作動させるようになっている。ま
た、このローラの代り、ソリ板状ドックを用いてもよ
い。
次に、本実施例の作用を述べれば、本実施例のL字形押
え板20および紙押え板21は左右1対配設され、各々エア
シリンダー16と検出体23とで作動されるが、片方の作用
について説明する。
紙積台34上に所定量の印刷紙41が積載されると、板取り
板32をガイドレール31に沿って挿入するために、不図示
のスイッチを作動させ紙積台34を所定量下降させる。そ
の際、印刷機本体(図示せず)とタイミングをとって、
エアシリンダー16およびロック装置17の各ポート(図示
せず)に前進用空気圧を供給しロック装置17を解放し
て、ピストンロッド18を前進させる。その結果、U字形
ブラケット19→軸30→小経ピニオン29,29→固定ラック2
4によって小経ピニオン29は進む方向に逆に転動しなが
ら前進する。同時に大径ピニオン26も小経ピニオン29と
同じ回転数で転動し、かつ、移動ラック14と固定ラック
24とで、大、小経ピニオン26,29を挟んでいるので、そ
の大径の分だけ進む方向に移動ラック14は迅速に前進す
る(例えば、エアシリンダー16のシリンダーストローク
の約3倍のストロークで移動ラック14は前進する)。
その結果、紙押え板21とL字形押え板20は積載ずみ印刷
紙41の方向に移動する。次いで、L字形押え板20に付設
されている検出体23の先端部が積載ずみ印刷紙41に当接
すれば、スイッチ(図示せず)が作動し、エアシリンダ
ー16およびロック装置17の他の各ポートに空気圧が供給
され、移動ラック14は停止し、紙押え板21によって落下
してくる印刷紙41の天地や左右方向の規正が行われる。
次に、板取り板32をガイドレール31に挿入し終わると、
不図示の検出体が作動し、エアシリンダー16およびロッ
ク装置17に後退用空気圧が供給され、移動ラック14を後
退させ、L字形押え板20や紙押え板21を元の位置に復帰
させる。そして、板取り板32の四隅に枕33をセットした
後、紙積台34を上昇させて各枕33の上面が上方にある板
取り板32の下面に接触すれば停止させる。次いで、左右
に1対のガイドレール31,31を外側に移動させ、板取り
板32を解放する。その後、紙積台34の昇降を手動から自
動に切替えて、従来通りの積載作業を行う。
〔考案の効果〕
本考案によれば、 紙押え板を設けた左右1対の移動ラックに検出体を
設け、この検出体で移動ラックを作動させるシリンダー
に信号を与えて、移動ラックを停止させるので、自動的
に紙押え板による印刷紙の規正ができる。したがって、
不慣れな作業者も容易に取扱いができるとともに、印刷
紙を傷めることがない。
しかも、移動ラックを進退させるには、大径ピニオ
ンと、該大径ピニオンを回転させる小経ピニオンとをシ
リンダーにより進退させるので、シリンダーのピストン
ロッドのストロークを、たとえ、小のストロークでその
まま小経ピニオンの転動に変えても、大径ピニオンによ
り、移動ラックを速やかに大きく進退させることがで
き、したがって、紙押え板の作動を迅速化することがで
きるので、従来のシリンダーで直接移動させる移動ラッ
ク機構に比べ、タイミングがよくなり印刷紙を傷めるこ
とがない。
その上、ピストンロッドの先端側に設けた軸に、移
動ラックと噛合う大径ピニオンと、固定ラックと噛合う
小経ピニオンを遊転自在に設けた構成であるので、既存
の装置にそのまま適用でき、更に、前進時、ピストンロ
ッド先端側が揺れることがなく前進し、ひいては、検出
体が印刷紙に正確に当接することから、前記の板取り
作業時における自動的な紙規正が良好に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の平面図、第2図は第1図のX
矢視断面図、第3図は第2図のY矢視底面図、第4図は
第3図のZ矢視断面図、第5図は従来例の正面図であ
る。 14……移動ラック、16……エアシリンダー、20……L字
形押え板、21……紙押え板、23……検出体、26,29……
ピニオン、32……板取り板、34……紙積台、37……チェ
ーン、38……グリッパー、39……軸、41……印刷紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右1対のチェーンが架設された軸にグリ
    ッパーを設け、該グリッパーにより印刷された紙の端部
    をくわえて順次紙積台上に積載し、所定量積載される
    と、紙積台を所定量下降させるとともに、落下中および
    積載ずみの印刷紙を、シリンダーせ作動させる左右1対
    の移動ラックにそれぞれ設けられた紙押え板により規正
    しながら、板取り板を挿入するようにした枚葉印刷機の
    排紙装置における紙規正装置において、 前記移動ラックに積載ずみの印刷紙に当接する検出体を
    設けるとともに、該移動ラックに噛合う大径ピニオン
    と、前記シリンダーを取付けた部材に固定された固定ラ
    ックに噛合う小経ピニオンとを、一体化して、ブラケッ
    トを介して、前記シリンダーのピストンロッドの先端側
    に設けた軸に、遊転自在に装着し、しかも、これらの
    大、小経ピニオンを前記移動ラックと固定ラックとで挟
    んだことを特徴とする印刷機の排紙装置における紙規正
    装置。
JP1989083416U 1989-07-14 1989-07-14 印刷機の排紙装置における紙規正装置 Expired - Lifetime JPH0743092Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63298595A (ja) * 1987-05-29 1988-12-06 株式会社東芝 紙葉類の取込集積装置

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