JPH0742822A - 車両用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JPH0742822A
JPH0742822A JP19043893A JP19043893A JPH0742822A JP H0742822 A JPH0742822 A JP H0742822A JP 19043893 A JP19043893 A JP 19043893A JP 19043893 A JP19043893 A JP 19043893A JP H0742822 A JPH0742822 A JP H0742822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back pressure
accumulator
value
acc
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19043893A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Hanebuchi
良司 羽渕
Hiroshi Ito
寛 伊藤
Shinya Nakamura
信也 中村
Katsumi Kono
克己 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP19043893A priority Critical patent/JPH0742822A/ja
Publication of JPH0742822A publication Critical patent/JPH0742822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シフト操作体が走行位置から非走行位置へ操
作された直後に再び走行位置へ操作されても、シフト感
が損なわれることのない車両用自動変速機の油圧制御装
置を提供する。 【構成】 復帰判定手段130によりアキュムレータA
C2の段付ピストンが元位置へ復帰していると判定された
場合には、背圧制御手段132によりアキュム背圧制御
弁100から出力される背圧PACC は所定の第1の値P
ACC (DR1)とされるが、アキュムレータAC2の段付
ピストンが元位置へ復帰していないと判定された場合に
は、背圧制御手段132によりアキュムレータAC2の背
圧PACC は上記第1の値PACC (DR1)よりも低い第
2の値PACC (DR2)とされる。アキュムレータAC2
の段付ピストンが元位置へ復帰しない状態でN→R操作
が行われても、アキュムレータの背圧が通常の第1の値
ACC (DR1)よりも低い第2の値PACC (DR2)
とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速機の油
圧制御装置に関し、特にシフト操作体が走行レンジから
非走行レンジへ操作された直後に再び走行レンジへ操作
されたときのシフトショックを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の摩擦係合装置が係合させられるこ
とによって所定の動力伝達経路が形成される車両用自動
変速機において、シフト操作体が所定の走行レンジに操
作されたときに前記摩擦係合装置に作動油を供給し、非
走行レンジに操作されたときにその摩擦係合装置から作
動油を排出させる切換弁と、ピストンによって形成され
る可変容積室を有し、その可変容積室が前記摩擦係合装
置に接続されたアキュムレータとを備えた油圧制御装置
が知られている。たとえば、特開平4−366065号
公報に記載された油圧制御装置がそれである。
【0003】そして、上記のような従来の油圧制御装置
の一種に、該アキュムレータのピストンの裏側に作用さ
せる背圧を出力する背圧制御弁を更に備え、シフト操作
体がNレンジからRレンジへ操作された場合には、エン
ジン系および変速機の入力系の回転慣性や、エンジン出
力トルクに応じた係合を行ってシフト感を向上させるた
めに、エンジン回転速度に応じた係合を行うようにアキ
ュムレータの背圧指令値が出力されるものが提案されて
いる。そして、通常、このような従来の油圧制御装置で
は、シフト操作体がRレンジからNレンジへ操作された
ときには、切換弁が切り換えられて摩擦係合装置および
それに接続されたアキュムレータの可変容積室から作動
油が排出されて動力伝達装置が開放される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の油圧制御装置では、シフト操作体がRレンジからN
レンジへ操作された直後に再びRレンジへ操作された場
合には、アキュムレータのピストンが元位置へ復帰しな
い状態で再び摩擦係合装置へ作動油が供給されるので、
背圧制御開始時における摩擦係合装置の伝達トルク容量
が通常時に比較して高くなり、駆動トルクの立ち上がり
時の変化が大きくなってシフト感が損なわれる欠点があ
った。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、シフト操作体が
走行位置から非走行位置へ操作された直後に再び走行位
置へ操作されても、シフト感が損なわれることのない車
両用自動変速機の油圧制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、所定の摩擦係合装置
が係合させられることによって所定の動力伝達経路が形
成される車両用自動変速機において、シフト操作体が所
定の走行レンジに操作されたときに前記摩擦係合装置に
作動油を供給し、非走行レンジに操作されたときにその
摩擦係合装置から作動油を排出させる切換弁と、ピスト
ンによって形成される可変容積室を有し、その可変容積
室が前記摩擦係合装置に接続されたアキュムレータと、
そのアキュムレータのピストンの裏側に作用させる背圧
を出力する背圧制御弁とを備えた油圧制御装置であっ
て、(a) 前記シフト操作体が前記走行レンジへ操作され
たときに、前記アキュムレータのピストンが元位置へ復
帰しているか否かを判定する復帰判定手段と、(b) その
復帰判定手段により前記アキュムレータのピストンが元
位置へ復帰していると判定された場合には、前記背圧制
御弁から出力される背圧を所定の第1の値とするが、そ
の復帰判定手段により前記アキュムレータのピストンが
元位置へ復帰していないと判定された場合には、その背
圧を第1の値よりも低い第2の値とする背圧制御手段と
を、含むことにある。
【0007】
【作用】このようにすれば、復帰判定手段によりアキュ
ムレータのピストンが元位置へ復帰していると判定され
た場合には、背圧制御手段により背圧制御弁から出力さ
れる背圧は所定の第1の値とされるが、復帰判定手段に
より前記アキュムレータのピストンが元位置へ復帰して
いないと判定された場合には、背圧制御手段によりアキ
ュムレータの背圧は上記第1の値よりも低い第2の値と
される。
【0008】
【発明の効果】このため、シフト操作体がRレンジから
Nレンジへ操作された直後に再びRレンジへ操作される
ことにより、アキュムレータのピストンが元位置へ復帰
しない状態で再び摩擦係合装置へ作動油が供給されて
も、アキュムレータの背圧が通常の第1の値より低い第
2の値とされる結果、背圧制御開始時における摩擦係合
装置の伝達トルク容量が抑制されるので、駆動トルクの
立ち上がり時の変化が小さくされてシフト感が損なわれ
ることが好適に防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例が適用された車
両用自動変速機およびその変速制御装置の構成を説明す
る図である。図において、エンジン10の動力はロック
アップクラッチ付トルクコンバータ12、3組の遊星歯
車ユニットなどから構成された有段式自動変速機14、
および図示しない差動歯車装置などを経て駆動輪へ伝達
されるようになっている。
【0011】上記トルクコンバータ12は、エンジン1
0のクランク軸16と連結されているポンプ翼車18
と、上記自動変速機14の入力軸20に固定され、ポン
プ翼車18からのオイルを受けて回転させられるタービ
ン翼車22と、一方向クラッチ24を介して非回転部材
であるハウジング26に固定されたステータ翼車28
と、ダンパ30を介して上記入力軸20に連結されたロ
ックアップクラッチ32とを備えている。トルクコンバ
ータ12内の係合側油室35よりも解放側油室33内の
油圧が高められると、ロックアップクラッチ32が非係
合状態とされるので、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される。しか
し、解放側油室33よりも係合側油室35内の油圧が高
められると、ロックアップクラッチ32が係合状態とさ
れるので、トルクコンバータ12の入出力部材、すなわ
ちクランク軸16および入力軸20が直結状態とされ
る。
【0012】自動変速機14は、同軸上に配設された3
組のシングルピニオン型遊星歯車装置34,36,38
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置38のリングギヤ
とともに回転する出力歯車39と前記差動歯車装置との
間で動力を伝達するカウンタ軸(出力軸)40とを備え
ている。それら遊星歯車装置34,36,38の構成要
素の一部は互いに一体的に連結されるだけでなく、3つ
のクラッチC0 ,C1,C2 によって互いに選択的に連
結されている。また、上記遊星歯車装置34,36,3
8の構成要素の一部は、4つのブレーキB0 ,B1 ,B
2 ,B3 によってハウジング26に選択的に連結される
とともに、さらに、構成要素の一部は2つの一方向クラ
ッチF1 ,F2 によってその回転方向により相互に若し
くはハウジング26と係合させられるようになってい
る。なお、上記トルクコンバータ12および自動変速機
14は、軸線に対して対称的に構成されているため、第
1図においては入力軸20の回転軸線の下側およびカウ
ンタ軸40の回転軸線の上側を省略して示してある。
【0013】上記クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキ
0 ,B1 ,B2 ,B3 は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成され、それぞれ油圧アクチュエ
ータによって作動させられるようになっており、電子制
御装置42によりそれ等の油圧式摩擦係合装置の作動が
それぞれ制御されることにより、図2に示されているよ
うに、前進4段且つ後進1段の変速段が得られる。な
お、図2において、「1st」,「2nd」,「3rd」,
「O/D(オーバドライブ)」は、それぞれ前進側の第1速
ギヤ段,第2速ギヤ段,第3速ギヤ段,第4速ギヤ段を
表しており、変速比(=入力軸回転速度/出力軸回転速
度)は第1速ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従って
順次小さくなる。
【0014】上記電子制御装置42は、CPU、RO
M、RAM、図示しないインターフェースなどから成る
所謂マイクロコンピュータであって、スロットルセンサ
46aにより検出されるスロットル弁開度θth、エンジ
ン回転速度センサ46bにより検出されるエンジン回転
速度Ne (ポンプ翼車回転速度NP )、入力軸回転速度
センサ46cにより検出される入力軸回転速度Nin(タ
ービン翼車回転速度NT)、出力軸回転速度センサ46
dにより検出される出力軸回転速度Nout 、操作位置セ
ンサ46eにより検出されるシフトレバー58の操作位
置Ps などに基づいて、上記の変速ギヤ段を自動的に切
り換える変速制御の他、変速ショックを緩和するアキュ
ムレータ背圧制御、ロックアップクラッチ32の係合状
態を切り換えるロックアップクラッチ係合制御、ロック
アップクラッチ32のスリップ制御などを実行する。
【0015】図1の油圧制御回路44は、ソレノイドN
o.1およびNo.2によりそれぞれオンオフ駆動される第1
電磁弁48および第2電磁弁50を備えており、それら
第1電磁弁48および第2電磁弁50の作動の組み合わ
せによって前記図2に示すようにクラッチおよびブレー
キが選択的に作動させられて前記第1速ギヤ段乃至第4
速ギヤ段のうちのいずれかが成立させられるようになっ
ている。また、ソレノイドNo.3により駆動される第3電
磁弁52の作動により、ロックアップクラッチ32が開
放状態とされたり係合状態とされたりするようになって
いる。また、リニアソレノイドSLU により駆動されるリ
ニアソレノイド弁54により、上記ロックアップクラッ
チ32の半係合領域においてスリップ制御が実行される
ようになっている。そして、リニアソレノイドSLN によ
り駆動されるリニアソレノイド弁56により、クラッチ
1 のアキュムレータAC1の背圧、クラッチC2 のアキ
ュムレータAC2の背圧、ブレーキB0 のアキュムレータ
BOの背圧、ブレーキB2 のアキュムレータAB2の背圧
がそれぞれ制御されるようになっている。
【0016】図3は、上記油圧制御回路44の要部を示
している。図において、マニュアル弁60は、シフトレ
バー58と機械的に連結されたスプール弁子62を備
え、図示しない調圧弁によりスロットル弁開度に応じて
増大するように調圧されたライン圧PL を元圧として用
いることにより、シフトレバー58がDレンジに操作さ
れているときはDレンジ圧PD を発生し、Sレンジに操
作されているときはDレンジ圧PD およびSレンジ圧P
S を発生し、Lレンジに操作されているときはDレンジ
圧PD 、Sレンジ圧PS およびLレンジ圧PL を発生
し、R(後進)レンジに操作されているときはRレンジ
圧PR を発生するが、非走行レンジであるNレンジ或い
はPレンジに操作されているときは、出力圧を何等発生
させない。
【0017】前記第1電磁弁48は、絞り64を介して
ライン油路66に接続された開閉弁であり、オン状態で
は絞り64よりも下流側を開放するが、オフ状態では絞
り64よりも下流側にもライン圧PL と同じ大きさのパ
イロット圧を発生させて、2−3シフト弁68の油室7
0に作用させる。2−3シフト弁68は、上記Rレンジ
圧PR が供給されるRレンジ圧ポート72と、クラッチ
2 およびアキュムレータAC2に絞付一方向弁74を介
して接続された出力ポート76と、それらRレンジ圧ポ
ート72と出力ポート76との間を開閉するスプール弁
子78と、そのスプール弁子78を閉弁方向に付勢する
スプリング80とを備えており、上記油室70に作用さ
せられるパイロット圧に従って切り換えられる。すなわ
ち、後進ギヤ段、第1速ギヤ段、第2速ギヤ段であると
きには、スプール弁子78が図の左側に示す位置に切り
換えられるが、第3速ギヤ段、第4速ギヤ段であるとき
には、スプール弁子78が図の右側に示す位置に切り換
えられる。
【0018】第2電磁弁50は第1電磁弁48と同様に
構成されており、1−2シフト弁82にパイロット圧を
作用させる。1−2シフト弁82も2−3シフト弁68
と同様に構成されており、後進ギヤ段、第2速ギヤ段、
第3速ギヤ段、第4速ギヤ段であるときには、実線の斜
線に示すように油路を連通させるが、第1速ギヤ段であ
るときには破線に示すように油路を切り換える。したが
って、第1電磁弁48および第2電磁弁50が共にオフ
状態とされているときに、シフトレバー58がRレンジ
へ操作されると、Rレンジ圧PR がブレーキB3 、クラ
ッチC2 およびアキュムレータAC2に供給される。この
とき、ブレーキB3 にはアキュムレータが設けられてい
ないため速やかに係合させられるのに対し、エンジン
系、入力軸20系の回転慣性やエンジントルクに応じた
緩やかな係合をさせるために、クラッチC2 にはアキュ
ムレータAC2が設けられているのである。
【0019】上記アキュムレータAC2は、段付シリンダ
ボア88内に摺動可能に嵌合された段付ピストン90
と、この段付ピストン90により段付シリンダボア88
内の大径側に形成された可変容積室92と、段付シリン
ダボア88内の大径側であって段付ピストン90の裏側
に形成された背圧室94と、段付ピストン90を可変容
積室92に向かって付勢するスプリング96とを備えて
いる。なお、可変容積室92内には、所定長の小径スプ
リング98が収容されている。
【0020】リニヤソレノイドSLN により駆動されるリ
ニアソレノイド弁56は、たとえば図4に示す特性に従
って出力圧PSLN をアキュム背圧制御弁100の油室1
02に出力する。アキュム背圧制御弁100は、ライン
圧PL が供給されるライン圧ポート104と、アキュム
レータAC2の背圧室94に作用させる背圧PACC を出力
する出力ポート106と、ドレンポート108と、出力
ポート106をライン圧ポート104およびドレンポー
ト108に選択的に接続するスプール弁子110と、ス
プール弁子110を油室102側に付勢するスプリング
112と、スプール弁子110に当接可能に設けられた
プランジャ114と、スプール弁子110を油室102
側に付勢するためのスロットル圧PTHを受け入れるため
にプランジャ114により形成された油室116と、ス
プール弁子110を油室116側に付勢するために背圧
ACC を導入するフィードバック油室118とを備えて
いる。スプール弁子110は、油室102側に移動させ
られる程背圧PACC を高く調圧するので、図5の出力特
性にしたがって出力圧PSLN およびスロットル圧P TH
基づいて背圧PACC を出力する。
【0021】図6は、電子制御装置42の制御機能の要
部を説明する機能ブロック線図である。図において、復
帰判定手段130によりアキュムレータAC2の段付ピス
トン90が元位置へ復帰していると判定された場合に
は、背圧制御手段132によりアキュム背圧制御弁10
0から出力される背圧PACC は所定の第1の値P
ACC (DR1)とされるが、復帰判定手段130により
アキュムレータAC2の段付ピストン90が元位置へ復帰
していないと判定された場合には、背圧制御手段132
によりアキュムレータAC2の背圧PACC は上記第1の値
ACC (DR1)よりも低い第2の値PACC (DR2)
とされる。このため、シフトレバー58がRレンジから
Nレンジへ操作された直後に再びRレンジへ操作される
ことにより、アキュムレータAC2の段付ピストン90が
元位置へ復帰しない状態で再びクラッチC 2 へ作動油が
供給されても、アキュムレータの背圧が通常の第1の値
ACC (DR1)よりも低い第2の値PACC (DR2)
とされる結果、N→R操作時における摩擦係合装置の伝
達トルク容量が抑制されて、駆動トルクの立ち上がり時
の変化が小さくされてシフト感が損なわれることが好適
に防止される。
【0022】図7は、電子制御装置42の制御作動の要
部すなわちシフトレバー58がRレンジへ操作されたと
きに係合させられるクラッチC2 の係合制御ルーチンを
説明するフローチャートである。図において、ステップ
SS1では、シフトレバー58がRレンジからNレンジ
へ操作されたか否かが、操作位置センサ46eにより検
出されるシフトレバー58の操作位置Ps に基づいて判
断される。このステップSS1の判断が否定された場合
にはステップSS7において経過時間タイマーTがクリ
アされた後、本制御ルーチンが終了させられる。しか
し、ステップSS1の判断が肯定された場合には、ステ
ップSS2において、所定の期間たとえば後述の判断基
準値TM2と同様に設定された期間内に制御値SLNとし
て設定値DR3が出力されるとともに、経過時間タイマ
ーTの計時作動が開始される。この経過時間タイマーT
の内容は、図示しない初期処理においてクリアされる。
【0023】続くステップSS3では、シフトレバー5
8がRレンジへ操作されたか否かが判断され、その判断
が否定された場合は、ステップSS7において経過時間
タイマーTの内容がクリアされた後、本ルーチンが終了
させられる。このステップSS3の判断が肯定されるま
では、以上のステップが繰り返し実行されることによ
り、経過時間タイマーTにより経過時間tELPSが計測さ
れ続ける。
【0024】シフトレバー58がRレンジへ操作される
と、上記ステップSS3の判断が肯定されるので、続く
ステップSS4において、それ以前のシフトレバー58
によるR→N操作からの経過時間tELPSが所定の判断基
準値TM2以内であるか否かが判断される。この判断基準
値TM2は、予め実験的に求められた値であって、クラッ
チC2 に接続されたアキュムレータAc2のピストン90
がクラッチC2 の完全係合状態における作動位置から元
位置へ復帰する時間に相当する時間と略同等の値が採用
される。すなわち、上記ステップSS4は、アキュムレ
ータAc2のピストン90がその元位置に復帰したか否か
を判定する図6の復帰判定手段130に対応している。
【0025】シフトレバー58のRレンジへの操作が、
それ以前のシフトレバー58のR→N操作からの経過時
間tELPSが所定の判断基準値TM2を超えた状態で行われ
ると、上記ステップSS4の判断が否定されるので、ス
テップSS5において、従来と同様の通常のN→R制御
ルーチンが実行された後、ステップSS7において経過
時間タイマーTがクリアされてから本ルーチンが終了さ
せられる。このN→R制御ルーチンは、前記ステップS
S3の条件に加えて、所定の車速以上の前進走行中にシ
フトレバー58がRレンジへ操作されても後進ギヤ段の
成立を阻止するリバース禁止制御の実行中ではなく、出
力軸回転速度Nout から算出される車速Vがたとえば9
km/h程度の所定の判断基準値以下であり、しかもエンジ
ン回転速度Ne がたとえば2000rpm 程度の所定の判
断基準値より低いと判断されたときに開始される。ま
た、このN→R制御ルーチンは、その制御開始からの経
過時間が所定の判断基準値TM1を超えたとき、車速Vが
たとえば9km/h程度の所定の判断基準値を超えたとき、
スロットル弁開度θthが所定の判断基準値θ0Lを超え
たとき、或いは、リバース禁止制御の実行中であるとき
に、終了させられる。ここで、上記判断基準値TM1は、
たとえば2.5秒程度の値が採用される。
【0026】そして、上記N→R制御ルーチンでは、た
とえば32ms程度の所定の周期で順次サンプリングされ
たエンジン回転速度Ne のうちの最大値Nemaxが記憶さ
れる一方、制御開始から終了までは制御値SLNとして
前記DR3よりも小さく設定されたDR1が出力される
が、その途中でエンジン回転速度Ne が2000rpm程
度の所定の判断基準値以上となるとそれ以後は制御値S
LNが零に設定される。また、制御値SLNは、DR1
に設定されるに先立って、たとえば32ms程度の制御開
始期間内には一時的に最大値( 100%値)とされる。こ
れにより、リニヤソレノイド弁56の応答性が促進され
る利点がある。上記制御値SLNは、電子制御装置42
からリニヤソレノイド弁56への駆動電流ISLN に対応
しており、上記設定値DR1は後進ギヤ段を成立させる
クラッチC2 の係合がエンジン系、自動変速機14の入
力軸系の回転慣性やエンジントルクに応じて滑らかに行
われるように設定されている。図4および図5に示す関
係から、上記制御値SLNが大きくなるほど、アキュム
背圧制御弁100から出力される背圧PACC は小さくさ
れる。
【0027】シフトレバー58のRレンジへの操作が、
それ以前のシフトレバー58のR→N操作からの経過時
間tELPSが所定の判断基準値TM2以内で行われると、上
記ステップSS4の判断が肯定されるので、前記ステッ
プSS5と共に背圧制御手段132に対応するステップ
SS6においてR→N→R制御ルーチンが実行された
後、ステップSS7において経過時間タイマーTがクリ
アされてから本ルーチンが終了させられる。このR→N
→R制御ルーチンは、前記N→R制御ルーチンと同様の
制御開始条件に従って開始されるが、シフトレバー58
のR→N操作からの経過時間tELPSが前記判断基準値T
M2以内である状態でN→R操作されたことによる制御開
始からの経過時間が所定の判断基準値TM3を超えたと
き、車速Vがたとえば9km/h程度の所定の判断基準値を
超えたとき、スロットル弁開度θthが所定の判断基準値
θ0Lを超えたとき、或いは、リバース禁止制御の実行
中であるときに、終了させられる。そして、上記R→N
→R制御ルーチンでは、前記制御値SLNとして前記D
R1よりも小さい設定値DR2が制御開始当初から制御
終了まで出力されるとともに、その途中でエンジン回転
速度Ne が2000rpm程度の所定の判断基準値以上と
なるとそれ以後は制御値SLNが零とされる。ここで、
上記判断基準値TM3は、たとえば3秒程度の値が採用さ
れる。また、上記判断基準値θ0Lは、急発進時のため
の値であり、たとえば7%程度の値が採用される。
【0028】図8は、シフトレバー58によるR→N操
作からの経過時間tELPSが判断基準値TM2を超えてから
N→R操作された場合に、上記の制御ルーチンによって
設定される制御値SLNとそれに関連して制御される背
圧PACC の変化を示している。すなわち、シフトレバー
58によるR→N操作時には、制御値SLNの内容はD
R3に設定されるので、その設定値DR3に対応する背
圧PACC (DR3)が背圧室94に作用され、クラッチ
2 の開放が行われる。このときの背圧PACC(DR
3)は、アキュムレータAC2のドレン速度は比較的遅い
けれどもクラッチC2 の持つトルク容量が可及的に低く
なるように設定されている。上記R→N操作からの経過
時間tELPSが判断基準値TM2を超えると、アキュムレー
タAC2のドレンが完了して段付ピストン90が元位置へ
復帰するが、その後にシフトレバー58によるN→R操
作が行われると、前記ステップSS5によりN→R制御
が選択されることから、制御値SLNの内容はDR1に
設定されるので、その設定値DR1に対応した背圧P
ACC (DR1)が背圧室94に作用され、クラッチC2
の係合が滑らかに行われる。このとき、クラッチC2
係合圧(伝達トルク)、段付ピストン90の移動ストロ
ーク、自動変速機14の出力軸トルクは、上記R→N操
作時以後において図9に示すように変化する。このとき
の設定値DR1に対応する背圧PACC (DR1)は、エ
ンジン系、自動変速機14の入力軸系の回転慣性に拘わ
らず、クラッチが滑らかに行われるように設定されてい
る。
【0029】図10は、シフトレバー58によるR→N
操作からの経過時間tELPSが判断基準値TM2を超える前
にN→R操作された場合に、上記の制御ルーチンによっ
て設定される制御値SLNとそれに関連して制御される
背圧PACC の変化を示している。すなわち、シフトレバ
ー58によるN→R操作が行われると、制御値SLNの
内容はそれまでのDR3に替えてDR2が設定されるの
で、その設定値DR2に対応する背圧PACC (DR2)
が背圧室94に作用され、クラッチC2 の係合が行われ
る。このとき、クラッチC2 の係合圧(伝達トルク)、
段付ピストン90の移動ストローク、自動変速機14の
出力軸トルクは、上記R→N操作時以後において図11
に示すように変化するが、本実施例では、上記設定値D
R2は図8のDR1よりも大きく、背圧PACC (DR
2)は図8の場合の背圧PACC (DR1)よりも低くさ
れるので、図11の破線に示すように、実線に示す背圧
AC C (DR1)の場合に比較して、クラッチC2 の係
合によるトルク変動が小さくなってシフト感が向上す
る。
【0030】前記アキュムレータAC2では、図12に示
すように、その背圧PACC が高くなるほど、クラッチC
2 の係合圧(トルク容量)が高くなり、ドレン時におけ
る段付ピストン90の移動が速やかとなる特性がある。
このため、シフトレバー58のR→N操作により背圧P
ACC (DR3)に従って段付ピストン90が元位置へ復
帰する過程で、図12のA点に示す時点でN→R操作が
行われたとすると、従来では、直ちに背圧PACC (DR
1)に切り換えられてクラッチC2 の係合圧が図12の
B点に示す位置に変化するのでトルク変化ΔT1 が発生
し、そのトルク変化ΔT1 によってシフト感が損なわれ
ていた。しかし、本実施例では、背圧P ACC (DR1)
よりも低い背圧PACC (DR2)に切り換えられること
から、クラッチC2 の係合圧が図12のC点に示す位置
に変化するので、トルク変化ΔT 2 が上記トルク変化Δ
1 よりも小さくなり、シフト感が損なわれることが好
適に防止されるのである。
【0031】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0032】たとえば、前述の実施例では、R→N操作
が行われてからの経過時間tELPSが判断基準値TM2を超
える前にN→R操作された場合にR→N→R制御が実行
されることにより、N→R操作時のシフト感が改善され
ていたが、D→N操作が行われてからの経過時間tELPS
が所定判断基準値を超える前にN→D操作された場合に
D→N→D制御が実行されることにより、N→D操作時
のシフト感が改善されるようにしてもよい。要するに、
シフトレバー58が走行レンジへ操作されることにより
作動する摩擦係合装置のアキュムレータのピストンが元
位置へ復帰する前に再びその走行レンジへ操作されたと
きには、前記背圧制御弁からアキュムレータに出力され
る背圧を通常の値よりも低くするようにすればよいので
ある。
【0033】また、前述の実施例の復帰判定手段130
は、R→N操作が行われてからの経過時間tELPSが予め
実験的に求められた判断基準値TM2を超えたことを以
て、アキュムレータAC2の段付ピストン90が元位置に
復帰したことを判定しているが、その段付ピストン90
の位置を直接的に検出するピストン位置センサを設ける
とともに、そのピストン位置センサからの信号に基づい
て段付ピストン90が元位置に復帰しているか否かを判
定してもよい。このピストン位置センサは、たとえば、
元位置にある段付ピストン90に直接または間接的に接
触することにより作動させられるリミットスイッチや、
元位置にある段付ピストン90を非接触で検出する近接
スイッチなどにより構成される。
【0034】前述の実施例では、制御値SLNが増加す
ると、それに従ってアキュム背圧制御弁100から出力
される背圧PACC が減少する特性が採用されていたが、
反対に増加する特性が採用されていても全く差支えな
い。
【0035】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々
の変更が加えられ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、車両用自動変速機の
変速制御装置を示す図である。
【図2】図1の自動変速機の摩擦係合装置の作動の組合
わせとそれにより成立させられるギヤ段との関係を示す
図表である。
【図3】図1の油圧制御回路の要部を説明する油圧回路
図である。
【図4】図3のリニヤソレノイド弁56の駆動電流I
SLN と出力圧PSLN との関係を示す出力特性図である。
【図5】図3のアキュム背圧制御弁100の出力特性を
説明する図である。
【図6】図1の電子制御装置の制御機能を要部を説明す
る機能ブロック線図である。
【図7】図1の電子制御装置の制御作動を要部を説明す
るフローチャートである。
【図8】図7の制御作動において、R→N操作、および
それ以後の期間TM2を超えてからのN→R操作が行われ
たときの制御値SLNおよび背圧PACC の変化を示すタ
イムチャートである。
【図9】図8に示すN→R操作以後における、クラッチ
2 の係合圧、アキュムレータAC2内の段付ピストン9
0の移動ストローク、自動変速機14の出力軸トルクの
変化を示すタイムチャートである。
【図10】図7の制御作動において、R→N操作、およ
びそれ以後の期間TM2以内N→R操作が行われたときの
制御値SLNおよび背圧PACC の変化を示すタイムチャ
ートである。
【図11】図10に示すN→R操作以後における、クラ
ッチC2 の係合圧、アキュムレータAC2内の段付ピスト
ン90の移動ストローク、自動変速機14の出力軸トル
クの変化を示すタイムチャートである。
【図12】図3のアキュムレータAC2において、背圧P
ACC が異なる場合の段付ピストン90の移動ストローク
とクラッチC2 の係合圧の変化特性を示す図である。
【符号の説明】
14:自動変速機 58:シフトレバー(シフト操作体) 60:マニュアル弁(切換弁) 100:アキュム背圧制御弁 130:復帰判定手段 132:背圧制御手段 C2 :クラッチ(摩擦係合装置) AC2:アキュムレータ PACC (DR1):背圧(第1の値) PACC (DR2):背圧(第2の値)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 克己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の摩擦係合装置が係合させられるこ
    とによって所定の動力伝達経路が形成される車両用自動
    変速機において、シフト操作体が所定の走行レンジに操
    作されたときに前記摩擦係合装置に作動油を供給し、非
    走行レンジに操作されたときに該摩擦係合装置から作動
    油を排出させる切換弁と、ピストンによって形成される
    可変容積室を有し、該可変容積室が前記摩擦係合装置に
    接続されたアキュムレータと、該アキュムレータのピス
    トンの裏側に作用させる背圧を出力する背圧制御弁とを
    備えた油圧制御装置であって、 前記シフト操作体が前記走行レンジへ操作されたとき
    に、前記アキュムレータのピストンが元位置へ復帰して
    いるか否かを判定する復帰判定手段と、 該復帰判定手段により前記アキュムレータのピストンが
    元位置へ復帰していると判定された場合には、前記背圧
    制御弁から出力される背圧を所定の第1の値とするが、
    該復帰判定手段により前記アキュムレータのピストンが
    元位置へ復帰していないと判定された場合には、該背圧
    を該第1の値よりも低い第2の値とする背圧制御手段
    と、 を、含むことを特徴とする車両用自動変速機の油圧制御
    装置。
JP19043893A 1993-07-30 1993-07-30 車両用自動変速機の油圧制御装置 Pending JPH0742822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19043893A JPH0742822A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両用自動変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19043893A JPH0742822A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両用自動変速機の油圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742822A true JPH0742822A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16258143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19043893A Pending JPH0742822A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両用自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742822A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428191B1 (ko) * 2002-04-09 2004-04-28 현대자동차주식회사 차량용 자동 변속기의 매뉴얼 변속 지연 제어방법
JP2004270946A (ja) * 2004-05-24 2004-09-30 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置
JP2006300227A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Tcm Corp 油圧多板クラッチの制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428191B1 (ko) * 2002-04-09 2004-04-28 현대자동차주식회사 차량용 자동 변속기의 매뉴얼 변속 지연 제어방법
JP2004270946A (ja) * 2004-05-24 2004-09-30 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置
JP2006300227A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Tcm Corp 油圧多板クラッチの制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4363486B2 (ja) 無段変速機の制御装置および制御方法
JP4655434B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP4971967B2 (ja) 自動変速機のロックアップクラッチ制御装置
US10641384B2 (en) Transmission control method and transmission control device for continuously variable transmission
US7044886B2 (en) Shift control apparatus for automatic transmission
JP2917601B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
US5209332A (en) Control system for a clutch of a motor vehicle
JPH0742822A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3453986B2 (ja) 無段自動変速機の変速制御装置
JP2864921B2 (ja) 車両用直結クラッチのスリップ制御装置
JP2780448B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPH10318288A (ja) 自動クラッチ制御装置
JPS6343052A (ja) 自動車のスリツプ制御装置
JP4696398B2 (ja) 自動変速機の直結クラッチ制御装置
JP3476278B2 (ja) 自動変速機の変速制御方法
JP2936958B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
KR19990050716A (ko) 자동 변속기의 변속 제어방법
JPH0155693B2 (ja)
JP3873906B2 (ja) 変速機の制御装置
JPH05231530A (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
KR100313793B1 (ko) 자동변속기의정지전4→3다운쉬프트변속제어방법
JP2979448B2 (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JPH07119821A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP2950311B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP2517958B2 (ja) 車両用変速装置の制御装置